JPH064593Y2 - 集積回路の冷却構造 - Google Patents
集積回路の冷却構造Info
- Publication number
- JPH064593Y2 JPH064593Y2 JP4063588U JP4063588U JPH064593Y2 JP H064593 Y2 JPH064593 Y2 JP H064593Y2 JP 4063588 U JP4063588 U JP 4063588U JP 4063588 U JP4063588 U JP 4063588U JP H064593 Y2 JPH064593 Y2 JP H064593Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- integrated circuit
- cooling
- cold plate
- cooling pipe
- heat
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、集積回路等の冷却構造に関し、特に、発熱量
の大きな集積回路チップを収容した集積回路ケース等の
集積回路の冷却構造に関する。
の大きな集積回路チップを収容した集積回路ケース等の
集積回路の冷却構造に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の集積回路の冷却構造を第2図を用いて説
明する。
明する。
従来の集積回路の冷却構造では、プリント配線板1上に
固定され、発熱量の大きな集積回路チップを収容した集
積回路ケース2は、その熱放出面4にハンダ付け10に
より固定された冷却パイプ6によって冷却される。冷却
媒体は、冷却パイプ6内に設けられた冷媒流路を通って
流れ、集積回路チップから放出された熱を外部に運び出
す。
固定され、発熱量の大きな集積回路チップを収容した集
積回路ケース2は、その熱放出面4にハンダ付け10に
より固定された冷却パイプ6によって冷却される。冷却
媒体は、冷却パイプ6内に設けられた冷媒流路を通って
流れ、集積回路チップから放出された熱を外部に運び出
す。
[考案が解決しようとする課題] 上述した様に、従来のこの種の集積回路の冷却構造で
は、冷却パイプ6を集積回路ケース2の熱放出面4上に
ハンダ付け10により固定していたため、集積回路の保
守・交換時に多くの時間と労力を要するという欠点を有
していた。また、プリント配線板1上に取付けられた集
積回路ケース2は、その取付けられ方によって高さが相
違しており、複数の集積回路ケース2にハンダ付け10
により固定された冷却パイプ6は、そのハンダ付け10
の部分にストレスが発生していた。
は、冷却パイプ6を集積回路ケース2の熱放出面4上に
ハンダ付け10により固定していたため、集積回路の保
守・交換時に多くの時間と労力を要するという欠点を有
していた。また、プリント配線板1上に取付けられた集
積回路ケース2は、その取付けられ方によって高さが相
違しており、複数の集積回路ケース2にハンダ付け10
により固定された冷却パイプ6は、そのハンダ付け10
の部分にストレスが発生していた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上述の従来の課題を解決し、保守・交換が簡
単で、しかも、過度のストレスを生じさせることなく集
積回路ケースと冷却パイプとの間の熱交換を効率的に行
うことのできる集積回路の冷却構造を提供することを目
的としたもので、上記目的を達成するため、内部に集積
回路チップを収容し、集積回路チップからの発熱を放出
する熱放出面とこの熱放出面に設けられた締結部とを有
する集積回路ケース;集積回路ケースの熱放出面と当接
する平坦な第一の面と、複数の冷却パイプ案内溝を持つ
第二の面とを有するコールドプレート;内部に冷却媒体
を通す流路を持ち、コールドプレートの冷却パイプ案内
溝に装着された複数本の冷却パイプ;複数本の冷却パイ
プを、それぞれコールドプレートの冷却パイプ案内溝に
押圧・保持する弾性押え板;そして、集積回路ケース、
コールドプレート及び押え板を一体的に締結・固定する
締結手段;を備えている。
単で、しかも、過度のストレスを生じさせることなく集
積回路ケースと冷却パイプとの間の熱交換を効率的に行
うことのできる集積回路の冷却構造を提供することを目
的としたもので、上記目的を達成するため、内部に集積
回路チップを収容し、集積回路チップからの発熱を放出
する熱放出面とこの熱放出面に設けられた締結部とを有
する集積回路ケース;集積回路ケースの熱放出面と当接
する平坦な第一の面と、複数の冷却パイプ案内溝を持つ
第二の面とを有するコールドプレート;内部に冷却媒体
を通す流路を持ち、コールドプレートの冷却パイプ案内
溝に装着された複数本の冷却パイプ;複数本の冷却パイ
プを、それぞれコールドプレートの冷却パイプ案内溝に
押圧・保持する弾性押え板;そして、集積回路ケース、
コールドプレート及び押え板を一体的に締結・固定する
締結手段;を備えている。
[実施例] 第1図は、本考案の集積回路の冷却構造の一実施例の縦
断面図である。
断面図である。
プリント配線板1上に固定された集積回路ケース2は、
内部に集積回路チップを収容すると共に集積回路チップ
からの発熱を放出する熱放出面4とこの熱放出面4に設
けられたメネジ部8とを有する。集積回路ケース2の上
に載置されるコールドプレート3は、集積回路ケース2
の熱放出面4と当接する平坦な第一の面と、複数の冷却
パイプ案内溝7を持つ第二の面とを有している。このコ
ールドプレート3は、熱伝導性の良い材料で製造されて
おり、中央部には、後述する取付けネジ9が通る貫通孔
が設けられている。コールドプレート3の冷却パイプ案
内溝7に装着された複数本の冷却パイプ6は、内部に冷
却媒体を通す流路を持っている。このコールドプレート
3も、熱伝導性の良い材料で製造されている。弾性を有
する押え板5は、その中央部に、後述する取付けネジ9
が通る孔が設けられている。この押え板5は、複数本の
冷却パイプ6を、それぞれコールドプレート3の冷却パ
イプ案内溝7内に押圧・保持するためのものである。プ
リント配線板1上に固定された集積回路ケース2は、そ
の取付けられ方によって高さが相違する場合もあるが、
押え板5が、弾性を有しているため、確実に冷却パイプ
6とコールドプレート3とを所定の接触圧力で結合する
ことができる。そして、取付けネジ9は、コールドプレ
ート3の貫通孔及び押え板5の孔を貫通し、集積回路ケ
ース2のメネジ部8と係合し、それにより、集積回路ケ
ース2、コールドプレート3及び押え板5を一体的に締
結・固定する。
内部に集積回路チップを収容すると共に集積回路チップ
からの発熱を放出する熱放出面4とこの熱放出面4に設
けられたメネジ部8とを有する。集積回路ケース2の上
に載置されるコールドプレート3は、集積回路ケース2
の熱放出面4と当接する平坦な第一の面と、複数の冷却
パイプ案内溝7を持つ第二の面とを有している。このコ
ールドプレート3は、熱伝導性の良い材料で製造されて
おり、中央部には、後述する取付けネジ9が通る貫通孔
が設けられている。コールドプレート3の冷却パイプ案
内溝7に装着された複数本の冷却パイプ6は、内部に冷
却媒体を通す流路を持っている。このコールドプレート
3も、熱伝導性の良い材料で製造されている。弾性を有
する押え板5は、その中央部に、後述する取付けネジ9
が通る孔が設けられている。この押え板5は、複数本の
冷却パイプ6を、それぞれコールドプレート3の冷却パ
イプ案内溝7内に押圧・保持するためのものである。プ
リント配線板1上に固定された集積回路ケース2は、そ
の取付けられ方によって高さが相違する場合もあるが、
押え板5が、弾性を有しているため、確実に冷却パイプ
6とコールドプレート3とを所定の接触圧力で結合する
ことができる。そして、取付けネジ9は、コールドプレ
ート3の貫通孔及び押え板5の孔を貫通し、集積回路ケ
ース2のメネジ部8と係合し、それにより、集積回路ケ
ース2、コールドプレート3及び押え板5を一体的に締
結・固定する。
保守等で、集積回路を交換する場合は、取付けネジ9を
取外す。これにより、集積回路ケース2、コールドプレ
ート3及び押え板5を分解することができ、従って、集
積回路ケース2内の集積回路チップを、簡単に交換する
ことができる。
取外す。これにより、集積回路ケース2、コールドプレ
ート3及び押え板5を分解することができ、従って、集
積回路ケース2内の集積回路チップを、簡単に交換する
ことができる。
次に、本考案の集積回路の冷却構造における熱の伝導に
ついて説明する。
ついて説明する。
集積回路ケース2の内部に収容された集積回路チップか
ら発生した熱は、集積回路ケース2の熱放出面4からコ
ールドプレート3の第一の面に伝えられ、さらに、コー
ルドプレート3の第二の面に設けられた冷却パイプ案内
溝7から冷却パイプ6に伝達される。冷却パイプ6の伝
達された熱は、その内部に形成された冷媒流路を流れる
冷却媒体に伝えられ、外部に運ばれる。
ら発生した熱は、集積回路ケース2の熱放出面4からコ
ールドプレート3の第一の面に伝えられ、さらに、コー
ルドプレート3の第二の面に設けられた冷却パイプ案内
溝7から冷却パイプ6に伝達される。冷却パイプ6の伝
達された熱は、その内部に形成された冷媒流路を流れる
冷却媒体に伝えられ、外部に運ばれる。
[考案の効果] 本考案の集積回路の冷却構造は、上述の様に、冷却パイ
プをコールドプレートの冷却パイプ案内溝内に装着し、
取付けネジと弾性を有する押え板で固定するため、プリ
ント配線板上に固定された集積回路ケースが、その取付
けられ方によって高さが相違してもそれを吸収し、冷却
パイプとコールドプレートとを所定の接触圧力で結合す
ることができる。また、集積回路ケース、コールドプレ
ート及び押え板は、着脱の簡単な取付けネジ等の締結手
段を使用して相互に締結・固定さえているため、保守・
交換が容易である。
プをコールドプレートの冷却パイプ案内溝内に装着し、
取付けネジと弾性を有する押え板で固定するため、プリ
ント配線板上に固定された集積回路ケースが、その取付
けられ方によって高さが相違してもそれを吸収し、冷却
パイプとコールドプレートとを所定の接触圧力で結合す
ることができる。また、集積回路ケース、コールドプレ
ート及び押え板は、着脱の簡単な取付けネジ等の締結手
段を使用して相互に締結・固定さえているため、保守・
交換が容易である。
尚、集積回路の発熱量が少ない場合には、冷却パイプの
本数を例えば1本に減らすことにより、プリント配線板
に実装された集積回路の発熱量に適合した冷却構造を提
供することもできる。
本数を例えば1本に減らすことにより、プリント配線板
に実装された集積回路の発熱量に適合した冷却構造を提
供することもできる。
第1図は、本考案の集積回路の冷却構造の一実施例の縦
断面図である。 第2図は、従来の集積回路の冷却構造の縦断面図であ
る。 1:プリント配線板 2:集積回路ケース 3:コールドプレート 4:熱放出面 5:押え板 6:冷却パイプ 7:冷却パイプ案内溝 8:メネジ部 9:取付けネジ 10:ハンダ付け
断面図である。 第2図は、従来の集積回路の冷却構造の縦断面図であ
る。 1:プリント配線板 2:集積回路ケース 3:コールドプレート 4:熱放出面 5:押え板 6:冷却パイプ 7:冷却パイプ案内溝 8:メネジ部 9:取付けネジ 10:ハンダ付け
Claims (1)
- 【請求項1】内部に集積回路チップを収容し、集積回路
チップからの発熱を放出する熱放出面とこの熱放出面に
設けられた締結部とを有する集積回路ケース; 前記集積回路ケースの熱放出面と当接する平坦な第一の
面と、複数の冷却パイプ案内溝を持つ第二の面とを有す
るコールドプレート; 内部に冷却媒体を通す流路を持ち、前記コールドプレー
トの冷却パイプ案内溝に装着された複数本の冷却パイ
プ; 前記複数本の冷却パイプを、それぞれ前記コールドプレ
ートの冷却パイプ案内溝内に押圧・保持する弾性押え
板;そして、 前記集積回路ケース、コールドプレート及び押え板を一
体的に締結・固定する締結手段; を備えてなる集積回路の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063588U JPH064593Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 集積回路の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063588U JPH064593Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 集積回路の冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01145136U JPH01145136U (ja) | 1989-10-05 |
JPH064593Y2 true JPH064593Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31267103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4063588U Expired - Lifetime JPH064593Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 集積回路の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064593Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104272888A (zh) * | 2012-04-27 | 2015-01-07 | 大金工业株式会社 | 冷却器、电气元器件单元及制冷装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3895094B2 (ja) * | 2000-04-27 | 2007-03-22 | 富士通株式会社 | 冷却機構、ヒートシンク、電子装置及び電子装置の組み立て方法 |
JP4764317B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2011-08-31 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
US9784506B2 (en) | 2011-07-20 | 2017-10-10 | Dakin Industries, Ltd. | Refrigerant pipe attachment structure |
JP2013232519A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Daikin Ind Ltd | 冷媒配管の取付構造 |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP4063588U patent/JPH064593Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104272888A (zh) * | 2012-04-27 | 2015-01-07 | 大金工业株式会社 | 冷却器、电气元器件单元及制冷装置 |
CN104272888B (zh) * | 2012-04-27 | 2016-09-28 | 大金工业株式会社 | 冷却器、电气元器件单元及制冷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01145136U (ja) | 1989-10-05 |
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