JPH0645837U - シートスライド装置 - Google Patents
シートスライド装置Info
- Publication number
- JPH0645837U JPH0645837U JP8250192U JP8250192U JPH0645837U JP H0645837 U JPH0645837 U JP H0645837U JP 8250192 U JP8250192 U JP 8250192U JP 8250192 U JP8250192 U JP 8250192U JP H0645837 U JPH0645837 U JP H0645837U
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- slide device
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アッパーレールに直接シートリクライニング
装置又はシートリフタを直接取付けることができるシー
トスライド装置を提供する。 【構成】 この考案のシートスライド装置Eにあって
は、ロアーレール10は断面略U字状をなし、その両側
にロアーフランジ10b,10cが形成され、またアッ
パーレール20は第1アッパーレール21及び第2アッ
パーレール22から構成され、各下方部に形成したアッ
パーフランジ21a,22aをロアーレール10の各ロ
アーフランジ10b,10cにそれぞれ係合させてスラ
イド部Gを構成させると共に、各アッパーフランジ21
a,22aから上方に延出した延出部21b,22bを
重合して一体的に固定してなり、各延出部21b,22
bの少なくとも一方の延出部、例えば延出部21bにシ
ートリクライニング装置又はシートリフタを直接取付け
ることができるようにしたことを特徴としている。さら
に、スライド部Gの断面形状の横方向の長さLaと高さ
方向の長さLbを略同一に設定したことを特徴としてい
る。
装置又はシートリフタを直接取付けることができるシー
トスライド装置を提供する。 【構成】 この考案のシートスライド装置Eにあって
は、ロアーレール10は断面略U字状をなし、その両側
にロアーフランジ10b,10cが形成され、またアッ
パーレール20は第1アッパーレール21及び第2アッ
パーレール22から構成され、各下方部に形成したアッ
パーフランジ21a,22aをロアーレール10の各ロ
アーフランジ10b,10cにそれぞれ係合させてスラ
イド部Gを構成させると共に、各アッパーフランジ21
a,22aから上方に延出した延出部21b,22bを
重合して一体的に固定してなり、各延出部21b,22
bの少なくとも一方の延出部、例えば延出部21bにシ
ートリクライニング装置又はシートリフタを直接取付け
ることができるようにしたことを特徴としている。さら
に、スライド部Gの断面形状の横方向の長さLaと高さ
方向の長さLbを略同一に設定したことを特徴としてい
る。
Description
【0001】
この考案は、車両用シートのシートスライド装置に関する。
【0002】
この種のシートスライド装置は、図4に示すように車体の前後方向に配置され た左右一対のロアーレール1(一方のみ図示)と、この各ロアーレール1に回転 ローラ2を介して摺動可能に取付けられたアッパーレール3を備えている。
【0003】 ロアーレール1は車体側に固定されており、断面U字状のロアー本体1aと、 このロアー本体1aの両上縁部から外方に延びる一対のロアーフランジ1b,1 cからなっている。アッパーレール3は、ロアーレール1の開口部を被覆するよ うに形成された断面逆U字状のアッパー本体3aと、このアッパー本体3aの両 下縁部から内方に延びる一対のアッパーフランジ3b,3cからなり、この一対 のアッパーフランジ3b,3cはボール4を介して一対のロアーフランジ1b, 1cにそれぞれ係合している。
【0004】 また、アッパーレール3のアッパー本体3a上面には、シート側に取付けられ るシートリクライニング装置又はシートリフタを取付けるための取付ブラケット 5が固定されている。
【0005】 なお、図4において、符号6はローラ2及びボール4を支持するためのリテー ナである。
【0006】
しかしながら、上記従来のシートスライド装置にあっては、シートスライド装 置にシートリクライニング装置又はシートリフタを連結するため、アッパーブラ ケット3に取付ブラケット5を別途取付ける必要がある。このため、部品点数及 び組付工数が多くなりコスト高になると共に、組付性が悪くなるという問題があ った。
【0007】 また、アッパーレール3は横置きに配置されており、その断面形状が略長方形 に形成されているので、アッパーレール3の高さ方向の幅が狭いため上下方向の 曲げ強度が弱い。この曲げ強度を補強するため、従来はアッパーレール3の板厚 を厚くしており、このため重量がかさむと共に、コスト高になるという問題があ った。そこで、この問題を解決するためにアッパーレール3を90゜回転させて 縦置きにしたシートスライド装置が提案されている。この縦置きの場合には、ア ッパーレール3の高さ方向の幅が広くなっているので上下方向の曲げ強度は強い が、横方向の幅が狭く横方向の押えがないため、左右方向のガタが大きくなり、 アッパーレール3の摺動性が低下するおそれがあった。
【0008】 この考案は、上記従来技術の問題点を解決すべくなされたもので、その目的と するところは、アッパーレールにシートリクライニング装置又はシートリフタを 直接取付けることができるようにし、またアッパーレールの上下方向に対する曲 げ強度を十分に確保した上で、左右方向のガタを少なくし、アッパーレールの摺 動性を向上させるようにしたシートスライド装置を提供することにある。
【0009】
上記目的を達成するため、この考案の請求項1のシートスライド装置は、車体 側に固定されたロアーレールと、このロアーレールに摺動可能に取付けられたア ッパーレールを備えたシートスライド装置であって、前記ロアーレールは断面略 U字状をなし、その両側にロアーフランジが形成され、またアッパーレールは、 第1アッパーレール及び第2アッパーレールから構成され、各下方部に形成した アッパーフランジを前記ロアーレールの各ロアーフランジにそれぞれ係合させて スライド部を構成させると共に、各アッパーフランジからそれぞれ上方に延出し た延出部を一体的に固定してなり、各延出部の少なくとも一方の延出部にシート リクライニング装置又はシートリフタを直接取付けることができるようにしたこ とを特徴としている。
【0010】 また、請求項2のシートスライド装置では、スライド部の断面形状の横方向と 高さ方向の長さを略同一に設定したことを特徴としている。
【0011】
この考案の請求項1のシートスライド装置によれば、第1及び第2のアッパー レールの各延出部の少なくとも一方の延出部にシートリクライニング装置又はシ ートリフタを直接取付けることができる。これによって、部品点数及び組付工数 が減少してコストを低減させることができると共に、組付性を向上させることが できる。
【0012】 また、請求項2のシートスライド装置によれば、スライド部の断面形状の横方 向と高さ方向の長さを略同一に設定したから、アッパーレールの高さ方向の幅及 び横方向の幅を十分に広くすることができる。この結果、アッパーレールの左右 方向のガタを少なくすることができると共に、上下方向の曲げ強度を向上させる ことができる。したがって、アッパーレールの摺動性を向上させることができる 。
【0013】
以下、この考案に係るシートスライド装置を図面に示す実施例に基づいて説明 する。
【0014】 図1及び図2はこの考案の第1実施例に係り、図1はシートスライド装置の斜 視説明図、図2はロアーレールとアッパーレールの組付状態を示す断面説明図で ある。
【0015】 図において、Eは車両用のシートスライド装置で、車体側に固定されたロアー レール10と、このロアーレール10に摺動可能に取付けられたアッパーレール 20を備えている。
【0016】 そしてこの考案は、特に、ロアーレール10は断面略U字状をなし、その両側 にロアーフランジ10b,10cが形成され、またアッパーレール20は第1ア ッパーレール21及び第2アッパーレール22から構成され、各下方部に形成し たアッパーフランジ21a,22aをロアーレール10の各ロアーフランジ10 b,10cにそれぞれ係合させてスライド部Gを構成させると共に、各アッパー フランジ21a,22aから上方に延出した延出部21b,22bを重合して一 体的に固定してなり、各延出部21b,22bの少なくとも一方の延出部、例え ば延出部21bにシートリクライニング装置又はシートリフタ、この実施例では シートリクライニング装置Fを直接取付けることができるようにしたことを特徴 としている。
【0017】 また、スライド部Gの断面形状の横方向と高さ方向の長さを略同一に設定した ことを特徴としている。
【0018】 さらに、この考案の第1実施例の構造を詳細に説明する。
【0019】 ロアーレール10は、車体のフロアにレッグブラケット11を介して前後方向 に所定の間隔をおいて左右一対(一方のみ図示)で固定されており、フロアに対 向するロアー本体10aと、このロアー本体10aの両側縁を反フロア側に略直 角に折曲した長さの異なる側壁部10d,10eと、この両側壁部10d,10 eの端縁を逆U字状に折曲したロアーフランジ10b,10cとから構成されて いる。そして、左右一対のロアーレール10は、互いに左右を反対にしてフロア に固定されている。
【0020】 第1アッパーレール21は、ロアーフランジ10bと合成樹脂製のスライダ2 3を介して係合するU字状のアッパーフランジ21aと、このアッパーフランジ 21aから上方に延出した延出部21bからなり、本実施例では、この延出部2 1bがシートリクライニング装置Fのベースプレートに適用されている。
【0021】 第2アッパーレール22はロアーフランジ10cとスライダ23を介して係合 するU字状のアッパーフランジ22aと、このアッパーフランジ22aから上方 に略L字状に延出した延出部22bからなっている。そして、スライド部Gの断 面形状の横方向の長さLaと高さ方向の長さLbは略同一に設定されている。第 1及び第2のアッパーレール21,22の各延出部21b,22bは重合してリ ベット24により一体的に固定されており、この実施例では、第1アッパーレー ル21の延出部21bは第2アッパーレール22の延出部22bより上方に突出 している。
【0022】 ロアーレール10及びアッパーレール20で囲まれた空間内には、アッパーレ ール20を摺動させるための回転ローラ25,26が介装されており、各回転ロ ーラ25,26はリテーナ27により支持されている。
【0023】 なお、図1において、符号30はロック機構で、操作レバー31の操作により ロアーレール10に対するアッパーレール20のロック及びロック解除ができる ように構成されており、その詳細な説明は省略する。
【0024】 上述したように、この考案の第1実施例によれば、第1アッパーレール21の 延出部21bをシートリクライニング装置Fのベースプレートとして適用するこ とができるので、別途取付ブラケットをアッパーレール20に取付ける必要がな く、第1アッパーレール21の延出部21bに直接シートリクライニング装置F を取付けることができる。これによって、部品点数及び組付工数を減少させるこ とができ、コストを低減させることができると共に、組付性を向上させることが できる。
【0025】 また、スライド部Gの断面形状の横方向の長さLaと高さ方向の長さLbとが 略同一に設定されているから、従来の縦置き式のシートスライド装置に比べてア ッパーレール20の横方向の長さが、また横置き式のシートスライド装置に比べ てアッパーレール20の高さ方向の長さをそれぞれ広く設定することができる。 この結果、アッパーレール20の左右方向のガタを少なくすることができると共 に、上下方向の曲げ強さを向上させることができる。したがって、アッパーレー ル20の摺動性を大幅に向上させることができる。
【0026】 図3はこの考案の第2実施例に係る図2に相当する断面説明図で、この第2実 施例では、第2アッパーレール22の延出部22bがシートリクライニング装置 Fのベースプレートとして適用されている。その他の構成は第1実施例に示すも のと同様である。
【0027】
上述した通り、この考案は、第1及び第2アッパーレールの各延出部の少なく とも一方の延出部にシートリクライニング装置又はシートリフタを直接取付ける ことができる。これによって、部品点数及び組付工数が減少して、コストを低減 させることができると共に、組付性を向上させることができる。
【0028】 また、スライド部の断面形状の横方向と高さ方向の長さを同一に設定したから 、アッパーレールの高さ方向及び横方向の長さを十分に大きくすることができる 。この結果、アッパーレールの左右方向のガタを少なくすることができると共に 、上下方向の曲げ強度を向上させることができる。したがって、アッパーレール の摺動性を大幅に向上させることができる。
【図1】この考案の第1実施例に係るシートスライド装
置の斜視説明図である。
置の斜視説明図である。
【図2】ロアーレールとアッパーレールの取付状態を示
す断面説明図である。
す断面説明図である。
【図3】この考案の第2実施例に係る図2に相当する断
面説明図である。
面説明図である。
【図4】従来例に係るシートスライド装置の図2に相当
する断面説明図である。
する断面説明図である。
E シートスライド装置 F シートリクライニング装置 G スライド部 10 ロアーレール 10b ロアーフランジ 10c ロアーフランジ 20 アッパーレール 21 第1アッパーレール 21a アッパーフランジ 21b 延出部 22 第2アッパーレール 22a アッパーフランジ 22b 延出部
Claims (2)
- 【請求項1】 車体側に固定されたロアーレールと、こ
のロアーレールに摺動可能に取付けられたアッパーレー
ルを備え、シートリクライニング装置又はシートリフタ
に連係されたたシートスライド装置であって、前記ロア
ーレールは断面略U字状をなし、その両側にロアーフラ
ンジが形成され、またアッパーレールは、第1アッパー
レール及び第2アッパーレールから構成され、各下方部
に形成したアッパーフランジを前記ロアーレールの各ロ
アーフランジにそれぞれ係合させてスライド部を構成さ
せると共に、各アッパーフランジからそれぞれ上方に延
出した延出部を一体的に固定してなり、各延出部の少な
くとも一方の延出部に前記シートリクライニング装置又
はシートリフタを直接取付けることができるようにした
ことを特徴とするシートスライド装置。 - 【請求項2】 スライド部の断面形状の横方向と高さ方
向の長さを略同一に設定したことを特徴とする請求項1
記載のシートスライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8250192U JPH0645837U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8250192U JPH0645837U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | シートスライド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645837U true JPH0645837U (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=13776253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8250192U Pending JPH0645837U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | シートスライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645837U (ja) |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP8250192U patent/JPH0645837U/ja active Pending
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