JPH0645595A - 埋込チャネル型pチャネルmisfet - Google Patents

埋込チャネル型pチャネルmisfet

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JPH0645595A
JPH0645595A JP6162992A JP6162992A JPH0645595A JP H0645595 A JPH0645595 A JP H0645595A JP 6162992 A JP6162992 A JP 6162992A JP 6162992 A JP6162992 A JP 6162992A JP H0645595 A JPH0645595 A JP H0645595A
Authority
JP
Japan
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gate electrode
type
channel
drain
source
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Withdrawn
Application number
JP6162992A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Abiko
仁 安彦
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0645595A publication Critical patent/JPH0645595A/ja
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲート電極長を小さくして、ゲート容量の小さ
い埋込チャネル型PチャネルMISFETを実現する。 【構成】N型シリコン基板1に、素子間分離用のフィー
ルド酸化膜2およびゲート酸化膜3を形成したのち、し
きい値調整用のためのイオン注入を行なってからゲート
電極5を形成する。つぎに酸化シリコン膜からなる側壁
6を形成したのち、P+ 型ソース−ドレイン9を形成す
る。つぎに層間絶縁膜10を堆積したのちコンタクトを
開口し、金属配線11を形成する。 【効果】ゲート電極に側壁を形成して、ソース−ドレイ
ンとの間にオフセットを設けることにより、ゲート電極
長を小さくして、ゲート容量の小さく、動作速度を大幅
に向上した埋込チャネル型PチャネルMISFETを実
現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は埋込チャネル型Pチャネ
ルMISFETに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の埋込チャネル型PチャネルMIS
FETについて、図5を参照して説明する。
【0003】ソース−ドレイン9がゲート電極5端に接
するか、またはゲート電極5下にオーバーラップしてい
る。ゲート電極5を形成したのちイオン注入してソース
−ドレイン9を形成するからである。
【0004】アニール条件によってはイオン注入された
不純物が拡散して、さらにゲート電極5とソース−ドレ
イン9との重なりが大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来はゲート電極とソ
ース−ドレイン間とのオーバーラップ容量が大きくて、
実効チャネル長よりもゲート電極長が大きい。FETの
入力容量が大きくなり、動作速度が低かった。その理由
を詳しく説明する。
【0006】埋込チャネル型PチャネルMISFETに
は、図5に示すようにP型層4が形成されてP+ 型ソー
ス−ドレイン9が電気的に導通している。通常ゲート電
極5にはN型シリコン基板1と同じ導電型のN型ポリシ
リコンが用いられる。ゲート電極5とN型シリコン基板
1との仕事関数の差によって、P型層4を空乏化してP
+ 型ソース−ドレイン9を遮断する。
【0007】このときのエネルギーバンドは図4(b)
に示すように、ゲート電極が形成されていないときは破
線のようになって表面がP型となっている。実際は、N
型シリコン基板とゲート電極との仕事関数の差によって
表面電位が引き下げられ、実線のようにシリコン基板の
浅いところに極大点をもつ。
【0008】ゲート電極の電圧を印加してシリコン基板
表面の電位が上がると、極大点のところからチャネルを
形成するキャリアが現われる。このようにシリコン基板
の内部にチャネルが形成されるので、埋込チャネルと呼
ばれる。
【0009】チャネルがシリコン基板の内部に形成され
るので、ソース−ドレイン近傍でのチャネルのポテンシ
ャルはゲート電極による電界効果のほかに、ソース−ド
レインからの電界効果の影響が大きい。
【0010】図5に示すチャネルのソース−ドレイン
(S−D)近傍12の電位はゲート電極5およびソース
−ドレイン9からの電界効果によりさらに引き下げられ
る。すなわち実効チャネル長よりもゲート電極長が大き
くなる。ゲート電極5とP+ 型ソース−ドレイン9との
オーバーラップ容量は大きく、ミラー効果によって見か
け上大きくなるので、動作速度を大幅に低下させる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の埋込チャネル型
PチャネルMISFETは、半導体基板の一主面上にゲ
ート酸化膜を隔ててゲート電極が形成され、前記ゲート
電極端の直下から20〜80nm離れて、前記半導体基
板表面にソースおよびドレインの拡散層が形成されたも
のである。
【0012】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1(a)
〜(c)を参照して工程順に説明する。
【0013】はじめに図1(a)に示すように、燐を1
×1015cm-3ドープしたN型シリコン基板1に、LO
COS選択酸化法により素子間分離用のフィールド酸化
膜2を形成したのち、厚さ10nmのゲート酸化膜3を
形成する。つぎにしきい値調整用のためイオン注入を行
なう。ここでは燐を注入量(ドース)1×1012cm-2
イオン注入したのち、ボロンを注入量(ドース)1×1
12cm-2イオン注入する。このときシリコン基板1の
深さ方向のキャリア分布は図3(a)に示すように表面
にP型層が形成され、0.1μm弱の深さにP−N接合
が形成される。P型層の不純物濃度は1×1017cm-3
未満なので、ビルトインポテンシャル(内蔵電界)によ
って空乏化している。
【0014】つぎに図1(b)に示すように、燐を1×
1021cm-3ドープしたポリシリコンを堆積したのち、
レジスト(図示せず)をマスクとして異方性エッチング
してゲート電極5を形成する。つぎに減圧CVD法によ
り全面に厚さ70nmの酸化シリコン膜を堆積したの
ち、異方性エッチングしてゲート電極に厚さ70nmの
酸化シリコン膜からなる側壁6を形成する。つぎにボロ
ンを加速エネルギー10keV、注入量(ドース)5×
1015cm-2イオン注入して、P+ 型ソース−ドレイン
9を形成する。
【0015】こうしてゲート電極5とP+ 型ソース−ド
レイン9との間には片側70nm、両側140nmの側
壁6によるオフセットL0 が生じる。このオフセットL
0 による寄生抵抗はP+ 型ソース−ドレイン9からの電
界効果によって打ち消され、FETの特性には影響しな
い。P+ 型ソース−ドレイン9とゲート電極5との間に
オフセットL0 を与えることにより、実効チャネル長が
大きくなる。そのため同一ソース−ドレイン耐圧の従来
の埋込チャネルFETに比べてゲート電極長は約140
nm小さくなる。
【0016】図3(b)にソース−ドレイン間ブレーク
ダウン電圧のゲート電極長依存性を、図3(c)にON
電流のゲート電極長依存性を示す。実施例は従来の埋込
チャネル型の特性をゲート長の小さい方へ150nmず
らした特性となっている。同じ性能のFETを得るに
は、従来よりも150nm小さいゲート電極長で済むこ
とがわかる。
【0017】本実施例ではゲート電極長が約0.45μ
mのFETが実現したが、従来例の0.6μmに比べ
て、ゲート電極面積を25%縮小して、入力容量も25
%削減できるのでその効果は大きい。
【0018】ゲート電極とソース−ドレイン間のオフセ
ットが大き過ぎると電界効果によってオフセットの寄生
抵抗を緩和することができなくてFETの性能が低下す
る。
【0019】図4(a)に実効チャネル長を0.6μm
一定としてオフセット長を変化させたときのFETのO
N電流を示す。オフセット長がソース−ドレイン両側で
0.15μmを超えるとON電流が下がり始めることが
わかる。したがてオフセット長は片側で80nmまでに
抑えなければならない。製造工程のプロセスマージンか
ら、オフセット長の最小値は20nm程度と考えられ
る。
【0020】このあと図1(c)に示すように、全面に
層間絶縁膜10を堆積したのちコンタクトを開口し、金
属配線11を形成してFETの素子部が完成する。
【0021】このようにしてゲート電極とソース−ドレ
インとのオーバーラップ容量は約10分の1に減少し、
リングオシレータで測定したFETの動作速度は従来に
比べて30%向上した。
【0022】つぎに本発明の第2の実施例として、2重
のソース−ドレインをもつLDD構造のFETについ
て、図2を参照して説明する。
【0023】はじめにN型シリコン基板1に、素子間分
離用のフィールド酸化膜2を形成したのち、ゲート酸化
膜3を形成する。つぎにしきい値調整用のため燐および
ボロンをイオン注入する。つぎに燐ドープポリシリコン
からなるゲート電極5を形成したのち、酸化シリコン膜
からなる厚さ70nmの側壁6を形成する。ここまでは
第1の実施例と同様である。
【0024】つぎにボロンを加速エネルギー10ke
V、注入量(ドース)5×1013cm-2イオン注入して
P型LDD層7を形成したのち、再び酸化シリコン膜か
らなる厚さ0.25μmの側壁8を形成する。つぎにボ
ロンを加速エネルギー10keV、注入量(ドース)5
×1015cm-2イオン注入して、P+ 型ソース−ドレイ
ン9を形成する。
【0025】この2重ソース−ドレイン7,9をもつL
DD構造は、ホットキャリア耐性が大きい。
【0026】このあと第1の実施例と同様に全面に層間
絶縁膜を堆積したのちコンタクトを開口し、金属配線を
形成してFETの素子部が完成する(図示せず)。
【0027】
【発明の効果】ゲート電極に側壁を形成して、ソース−
ドレインとの間にオフセットを設けた。その結果、埋込
チャネル型PチャネルMISFETの短チャネル化を実
現した。ゲート容量およびゲート電極とソース−ドレイ
ンとのオーバーラップ容量を低減して、動作速度を大幅
に向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】(a)は埋込チャネルの深さ方向の不純物分布
を示すグラフである。(b)はしきい値電圧およびソー
ス−ドレイン耐圧のゲート電極長依存性を示すグラフで
ある。(c)はON電流のゲート電極長依存性を示すグ
ラフである。
【図4】(a)はON電流のオフセット長依存性を示す
グラフである。(b)は埋込チャネル型PチャネルMI
SFETのエネルギーバンドを示す模式図である。
【図5】従来の埋込チャネル型PチャネルMISFET
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 P型層 5 ゲート電極 6 側壁 7 P型LDD層 8 側壁 9 P+ 型ソース−ドレイン 10 層間絶縁膜 11 金属配線 12 チャネルのソース−ドレイン近傍 L0 オフセット長

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主面上にゲート酸化膜を
    隔ててゲート電極が形成され、前記ゲート電極端の直下
    から20〜80nm離れて、前記半導体基板表面にソー
    スおよびドレインの拡散層が形成された埋込チャネル型
    PチャネルMISFET。
JP6162992A 1992-03-18 1992-03-18 埋込チャネル型pチャネルmisfet Withdrawn JPH0645595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6162992A JPH0645595A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 埋込チャネル型pチャネルmisfet

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JP6162992A JPH0645595A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 埋込チャネル型pチャネルmisfet

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JPH0645595A true JPH0645595A (ja) 1994-02-18

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JP6162992A Withdrawn JPH0645595A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 埋込チャネル型pチャネルmisfet

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Effective date: 19990518