JPH0645485A - 高放熱性集積回路パッケージ - Google Patents

高放熱性集積回路パッケージ

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JPH0645485A
JPH0645485A JP5041835A JP4183593A JPH0645485A JP H0645485 A JPH0645485 A JP H0645485A JP 5041835 A JP5041835 A JP 5041835A JP 4183593 A JP4183593 A JP 4183593A JP H0645485 A JPH0645485 A JP H0645485A
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metal plate
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Yasuyuki Nakamura
恭之 中村
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 熱膨張係数と熱伝導率を任意に選定でき、チ
ップや封止樹脂等の接着相手材の熱膨張係数との整合性
にすぐれ、かつ熱伝導性が良好で、受熱の均一化、熱拡
散効果の向上を図ったヒートスプレッダなどの放熱機能
を要する部材を有する高放熱性集積回路パッケージの提
供。 【構成】 銅板に厚み方向に多数の貫通孔を有するコバ
ール板を圧接一体化し、前記貫通孔から銅をコバール板
表面に露出させた芯材の両面にAl箔を圧接した5層構
造の熱伝導複合材料26は、チップ34を収納できるよ
うに舟形に成形してあり、中央凹部にチップ34をろう
付け載置し、周縁部に金属キャップ37を載置し封着す
る際に、リードフレーム35を挟みガラス36封着して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高集積化、高速化に
対応できる高放熱性集積回路パッケージに係り、金属、
セラミックス、Si等の半導体、プラスチックス等の被
着相手材との熱膨張係数の整合性と良好な熱伝導性を両
立できるように、熱膨張係数及び熱伝導率を任意に変化
させ、かつ相手材との接合性並びに表面性状のすぐれた
熱伝導複合材料を用いた高放熱性集積回路パッケージ係
り、高熱膨張金属板に厚み方向に所要の貫通孔を有する
低熱膨張金属板を一体化し、前記貫通孔から高熱膨張金
属を低熱膨張金属板表面に露出させた芯材の両面に高熱
膨張金属箔を圧接し、これら金属板の厚さ比や貫通孔面
積比を適宜選定することにより、熱膨張係数、熱伝導率
を可変となし、受熱の均一化、熱拡散効果の向上をはか
り、表面微細孔がなくめっきやろう材など薄膜の被着性
にすぐれた5層構造の熱伝導複合材料をヒートスプレッ
ダなどの放熱機能を要する部材に用いた高放熱性集積回
路パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体パッケージの集積回路チップ以下
チップ、とりわけ、大型コンピューター用のLSIやU
LSIは、高集積度化、演算速度の高速化の方向に進ん
でおり、作動中における消費電力の増加に伴う発熱量が
非常に大きくなっている。すなわち、チップは大容量化
して、発熱量が大きくなっており、基板材料の熱膨張係
数がチップ材料であるシリコンやガリウムヒ素等と大き
な差があると、チップが剥離あるいは割れを生ずる問題
がある。これに伴ない、半導体パッケージの設計も、熱
放散性を考慮したものとなり、チップを搭載する基板に
も放熱性が要求されるようになり、基板材料の熱伝導率
が大きいことが求められている。
【0003】従って、基板には、チップと熱膨張係数が
近く、かつ熱伝導率が大きいことが要求されている。従
来の半導体パッケージとしては、種々の構成が提案され
ているが、例えば、図9a,bに示す構成のものが知ら
れている。図9aの場合は、チップ1の熱膨張係数に近
いMo材2と、パッケージ基板を構成するアルミナ材3
の熱膨張係数に近いコバール合金材4をろう付け積層
し、Mo2材にチップを搭載し、コバール合金材4を介
してパッケージ基板に接合し、さらに放熱フィン5を付
設した構成がある。かかる構成において、アルミナ材3
とコバール合金材4とは熱膨張係数が近いため、剥離や
割れを生ずる危険は少ないが、放熱性を支配する材料が
熱伝導率の低いコバール合金材4であるため、放熱フィ
ン5を付設しても、充分な放熱性が得られない問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、チップの熱膨
張係数との整合性を有し、熱伝導率が大きいという、相
反する要求を満足する材料として、クラッド板やCu−
MoあるいはCu−W合金等のヒートスプレッダ用複合
材料が提案されている。ヒートスプレッダ用クラッド板
としては、銅板とインバー合金板を積層した材料が使用
されている。すなわち、前記クラッド板は、銅は熱伝導
性が良好であるが熱膨張係数が大きいため、これを抑制
するためにインバー合金を積層圧接することにより、板
の長手方向の熱膨張に関して半導体素子との整合性を得
るものである。また、銅板の両面にインバー合金板を積
層圧接したサンドイッチ構造を取ることにより、温度上
昇によるそりを防ぐ構造となっている。このクラッド板
は、熱膨張係数に関してはチップとほぼ同一にすること
ができるが、板厚方向への熱伝導度は、図9aの構成と
同様に、インバー合金板を介在するため、必ずしも十分
でない。
【0005】また、半導体素子の熱膨張率に近い熱膨張
率を有するNi−Fe製のパンチングメタルを、Cu等
の半導体素子支持面に埋め込んだ半導体素子用支持体も
提案(特公昭58−46073号公報)されている。こ
れは、片面にパンチングメタルを埋め込んだ構成のた
め、バイメタル効果により、そりなどが発生する問題が
あった。
【0006】半導体素子の熱膨張率に近い熱膨張率を有
するNi−Fe製の格子を、Cu等の半導体素子支持内
に埋め込まれるように積層した半導体素子用放熱支持体
も提案(U.S.P3,399,332号)されてい
る。これは、製造時にガスやゴミが吸蔵され加熱時にフ
クレを生じることが懸念され、また、Cu等の支持体の
厚みの中央部に、熱膨張調整用のNi−Fe製の格子が
あるため、表面の熱膨張係数を格子程度にするために
は、Cuの厚みを薄くする必要があり、厚み方向には熱
伝達が良いが面平行方向はかなり悪くなる。
【0007】さらに、複数の貫通孔を有する熱源と熱膨
張係数が同等の一対のCo−Ni−FeやNi−Fe板
の間にCuやAlを挟み貫通孔に充填させた熱伝導金属
板が提案(特公昭63−3741号公報)されている。
しかし、上記熱伝導金属板を加工すると、剥がれが生じ
ることが懸念され、また、ろう付け可能にするため表面
にNiめっきなどを被着すると、めっき層と銅が反応し
てめっき層のむらが生じたり、めっき層と材料の界面に
ガスやゴミが吸蔵され加熱時にフクレを生じることが懸
念される。また、上記熱伝導金属板において、発熱体の
熱は局部的に見れば、Cuを下地にした場合とCo−N
i−FeやNi−Fe板を下地にした場合とは異なり、
Co−Ni−FeやNi−Fe上の熱は貯まりやすく均
一に受熱しない問題がある。
【0008】一方、Cu−Mo、Cu−W合金基板は、
チップの熱膨張係数とほぼ等しいMo、W粉を焼結する
ことによって、気孔率の大きい焼結体を作製し、その
後、溶融した銅を含浸させて製造(特開昭59−141
247号公報)するか、あるいはMo、Wの粉末と銅の
粉末を焼結(特開昭62−294147号公報)するこ
とによって得られたMoあるいはWとCuの複合体であ
る。かかる複合体基板6は、パッケージへの装着に際
し、図9bに示す如く、チップ1の搭載面とは反対側
に、パッケージを構成するアルミナ材3と接合するため
のフランジ部7を付設し、同部で放熱する構成からな
る。前記複合体は熱膨張係数、熱伝導度とも実用上満足
すべき条件にかなっているが、Mo、W等が高密度であ
るため重く、所定の寸法を得るには機械的成形加工しな
ければならず、加工費が高く、歩留りが悪くなってい
た。また、上述したヒートスプレッダのほかにリードフ
レームも被着相手材との熱膨張係数の整合、熱伝導度の
向上を同時に図る必要がある。
【0009】図10に示す如き、樹脂封止の半導体パッ
ケージにおいては、リードフレームがチップの外部への
電気的接続の経路となるだけでなく、チップで発生する
熱の放散経路として重要な役割を果している。すなわ
ち、半導体パッケージにおいて、チップ84はリードフ
レーム80の中央部に形成されるアイランド81に載置さ
れ、ろう材や接着材、はんだ等にて固着されるととも
に、ステッチ82インナーリード部とボンディングワイ
ヤ85を介して電気的に接続され、さらに周囲を樹脂86
にて封止されている。チップ84から発生する熱は、ア
イランド81、樹脂86、ステッチ82という経路にてリ
ードフレーム80のリード部83に達し、外部に放散され
ることになる。従って、リードフレーム80には、チッ
プから発生する熱を半導体パッケージの外部に放散する
ために熱伝導率の良い材料が望まれる。
【0010】一方、チップ84とアイランド81との接着
界面の剥離や、樹脂86にみられるクラック等は、チッ
プ84や封止樹脂86とリードフレーム80との熱膨張係
数の差を要因として発生しており、これを防止するため
には、前記チップ84及び樹脂86とリードフレーム80
との熱膨張係数の整合性が不可欠となる。上述したよう
にプラスチックス半導体パッケージにおけるリードフレ
ームには、従来から、熱の放散性の観点から熱伝導率の
良い銅合金からなるリードフレームが多用されている。
ところが、高信頼性を要求される用途には、銅合金は、
機械的強度が低く、チップとの熱膨張係数の整合性が悪
く、チップとアイランドとの接着界面の剥離等が懸念さ
れるため、チップとの熱膨張係数の整合性から42%N
i−Fe合金等の低熱膨張係数を有するNi−Fe系合
金を採用した半導体パッケージも提案されている。
【0011】しかし、Ni−Fe系合金は熱伝導率が悪
いため、現在の要求を満すだけの熱の放散性が得られて
いない。また、チップと封止樹脂との熱膨張差は非常に
大きく、リードフレームとチップとの熱膨張係数の整合
性がよい場合でも、リードフレームと樹脂との間の整合
性が悪く、封止樹脂に発生するクラックを完全に防止す
ることは困難であった。さらに、セラミックス半導体パ
ッケージでは、ガラス封着するために、リードフレーム
には封着位置にAlを設けたNi−Fe系合金が多用さ
れている。しかし、Ni−Fe系合金は上述の如く、熱
放散性が悪く、セラミックスとの熱膨張係数の整合性に
問題があった。
【0012】この発明は、上述した半導体パッケージに
おける熱の放散性の問題の例で明らかにした如く、チッ
プや封止樹脂等の接着相手材の熱膨張係数との整合性に
すぐれ、かつ熱伝導性が良好で、用途や目的に応じて熱
膨張係数と熱伝導率を任意に選定でき、受熱の均一化、
熱拡散効果の向上を図り、表面微細孔がなくめっきやろ
う材など薄膜の被着性にすぐれ、実装に際しての加工性
や製造性にすぐれた高放熱性集積回路パッケージの提供
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、相手材に応
じた熱膨張係数の整合性と放熱性が確保できかつ製造性
にすぐれたヒートスプレッダなどの放熱機能を要する部
材に最適な金属材料を目的に種々検討した結果、高熱膨
張金属板に厚み方向に多数の貫通孔を有する低熱膨張金
属板を圧接一体化し、前記貫通孔から高熱膨張金属を低
熱膨張金属板表面に露出させた芯材の両面に高熱膨張金
属箔を圧接した5層構造の複合材料とすることにより、
芯材の金属板の厚さ比や金属板の露出面積比を適宜選定
して、熱膨張係数、熱伝導率を任意に変化させ得るこ
と、表面の高熱膨張金属箔層により受熱の均一化、熱拡
散効果の向上を図り、表面微細孔がなくめっきやろう材
など薄膜の被着性にすぐれること、および芯材となる高
熱膨張金属板と厚み方向に多数の貫通孔を有する低熱膨
張金属板及び最外層の高熱膨張金属箔とを圧接圧延する
ことにより容易に製造でき、この熱伝導複合材料をヒー
トスプレッダなどに用いることにより高放熱性集積回路
パッケージが得られることを知見したものである。
【0014】すなわち、この発明は、高熱膨張金属板の
両面に、厚み方向に多数の貫通孔を有する低熱膨張金属
板が一体化されて、前記貫通孔から高熱膨張金属が低熱
膨張金属板表面に露出した構成の芯材と、該芯材の両面
に圧接した芯材の高熱膨張金属と同種または異種の高熱
膨張金属箔層とからなる熱伝導複合材料を放熱機能を要
する部材に用いたことを特徴とする高放熱性集積回路パ
ッケージである。
【0015】また、この発明は、上述の構成において、
芯材の金属板の厚さ比および/または低熱膨張金属板表
面に露出した高熱膨張金属と低熱膨張金属との表面積比
を選定し、熱膨張係数および/または熱伝導率を所要値
に変化させることを特徴とする高放熱性集積回路パッケ
ージである。また、この発明は、上述の構成において、
高熱膨張金属板が、Cu、Cu合金、Al、Al合金、
鋼のうちいずれか、低熱膨張金属板が、Mo、30〜5
0wt%Niを含有するNi−Fe系合金、25〜35
wt%Niと4〜20wt%Coを含有するNi−Co
−Fe系合金、Wのうちいずれか、高熱膨張金属箔層が
Cu、Cu合金、Al、Al合金、Ni、Ni合金のう
ちいずれかからなり、芯材を構成する高熱膨張金属板の
厚みt1、低熱膨張金属板の厚みt2、及び高熱膨張金属
箔の厚みt3が、t1=1t2〜3t2、t3≦1/10t2
を満足することを特徴とする高放熱性集積回路パッケ
ージである。また、この発明は、上述の構成において、
熱伝導複合材料の少なくとも一主面の所要位置に、C
u、Al、Ni、Snのうちいずれかからなる金属めっ
きを被着したことを特徴とする高放熱性集積回路パッケ
ージである。例えば、Cu、Al等の高熱膨張金属板の
両主面に、厚み方向に多数の貫通孔を設けたNi−Fe
系合金、Ni−Co−Fe系合金等の低熱膨張金属板を
一体化して、前記貫通孔から高熱膨張金属を低熱膨張金
属板表面に露出させるとともに、最外層にCu、Al、
Niなどの高熱膨張金属箔を圧接して複合材料となし、
プレス成形、積層、めっきやろう材の被着等の加工を施
した熱伝導複合材料をセラミックスパッケージ、メタル
パッケージなどのチップ搭載用ヒートスプレッダ、リー
ドフレーム、キャップなどの放熱機能を要する部材に用
いることにより、高放熱性集積回路パッケージが得られ
る。
【0016】この発明に用いるヒートスプレッダなどの
放熱機能を要する部材用熱伝導複合材料は、高熱膨張金
属板に厚み方向に多数の貫通孔を有する低熱膨張金属板
を一体化し、前記貫通孔から高熱膨張金属を低熱膨張金
属板表面に露出させた芯材の両面に高熱膨張金属箔を圧
接した5層構造を特長とし、主に芯材金属板の厚さ比の
選定により熱膨張係数を任意に変化させることができ、
芯材の高熱膨張金属に高熱伝導性金属を用い、露出した
高熱膨張金属の低熱膨張金属板表面での面積比を適宜選
定することにより熱伝導率を任意に変化させ得るもの
で、高熱膨張金属板と低熱膨張金属板の材質選定、組合
せ、並びに前記厚さ比と露出面積比の選定により、種々
の用途のパッケージに応じた熱膨張係数及び熱伝導率を
設定できる。目的とするパッケージに応じて選定した最
外層の高熱膨張金属箔層により、受熱の均一化、熱拡散
効果の向上を図り、相手材との接合性にすぐれ、表面性
状がすぐれ微細孔がなくめっきやろう材など薄膜の被着
性にすぐれ、集積回路パッケージ化が容易になる。
【0017】また、この発明に用いる放熱機能を要する
部材用熱伝導複合材料は、高熱膨張金属板の両面の全面
に低熱膨張金属板を積層化するに際し、低熱膨張金属板
の全面あるいは部分的に厚み方向の貫通孔を所要間隔、
パターンで配置し、例えば貫通孔の孔寸法、形状、配置
パターン等を種々変えたり、圧延時の変形を考慮して厚
み方向に貫通あるいは貫通しない切り目を設けるなど、
芯材の金属板の厚さ比および/または低熱膨張金属板表
面に露出した高熱膨張金属と低熱膨張金属との表面積比
を選定するなどの手段を選定組み合せることにより、複
合材料の全体あるいは部分的に、用途、目的に応じた熱
膨張係数及び熱伝導率を設定でき、例えば、所要の金
属、セラミックス、Si等の半導体、プラスチックス等
の相手材の熱膨張係数との整合性を図り、かつ所要の熱
伝導性が得られる。例えば、チップと整合する熱膨張係
数と、封止樹脂と整合する熱膨張係数とが異なる場合、
チップを配設する部分の低熱膨張金属板表面における高
熱膨張金属板の面積占積率や低熱膨張金属板の厚さ等の
条件と、裏面の直接封止樹脂に接触する表面との条件を
前述の如く変えることにより、各主面の熱的特性を要求
する値に近似させることできる。さらに、用途や相手材
料に応じて、最外層の高熱膨張金属箔層の材質を選定す
ることにより、相手材との接合性、被着する薄膜の強度
などを任意に選定できる。また、高熱膨張金属板の両面
に低熱膨張金属板を積層した芯材の構成において、高熱
膨張金属同志の積層板として、低熱膨張金属板の貫通孔
から表面に露出させる高熱膨張金属を異材質とするな
ど、種々の構成を取ることができる。芯材の高熱膨張金
属板と低熱膨張金属板の熱膨張係数差は、必ずしも大き
くとる必要はなく、相互の熱膨張係数が異なれば、用途
に応じていかなる金属板をも組み合せることができる。
【0018】この熱伝導複合材料の熱膨張係数は、芯材
の高熱膨張金属板と低熱膨張金属板の体積比、すなわ
ち、積層板の厚み比により、高熱膨張金属板の熱膨張係
数と低熱膨張金属板との間の任意の値を選択することが
可能である。例えば、既存のチップが熱歪の影響を受け
ないための熱膨張係数αは、30℃〜200℃における
平均熱膨張係数が、3〜8×10-6/℃であることが必
要であり、より好ましくは、4〜6×10-6/℃であ
る。前記チップ搭載用ヒートスプレッダの場合、30℃
〜200℃における平均熱膨張係数が10×10-6/℃
以下のNi−Fe系合金、Ni−Co−Fe系合金等の
低熱膨張金属板と、30℃〜200℃における平均熱膨
張係数が10×10-6/℃を越えるCu、Cu合金等の
高熱膨張金属板を組み合せて用いることができ、特に、
高熱膨張金属板の20℃における熱伝導率が140W/
m・k以上であることが望ましい。また、低熱膨張金属
板表面における高熱膨張金属板の面積比率を20〜80
%の範囲で適宜選定することが望ましい。該面積比率の
変更は、例えば、貫通孔の直径、寸法や配置のピッチ等
を変更するなどの手段が適宜選定できる。芯材の高熱膨
張金属板は、圧接や鍛造等にて低熱膨張金属板の貫通孔
内に圧入充填されることから、Cu、Cu合金、Al、
Al合金、鋼等の展延伸性に富む材料を用いることが好
ましい。また、低熱膨張金属板には、展延性のあるM
o、30〜50wt%Niを含有するNi−Fe系合
金、25〜35wt%Ni、4〜20wt%Coを含有
するNi−Co−Fe系合金、Wなどを用いることがで
きる。芯材両面の最外層の高熱膨張金属箔には、Cu、
Cu合金、Al、Al合金、Ni、Ni合金などの材料
が選定でき、用途やさらに被着する薄膜層材質を考慮し
て、芯材の高熱膨張金属板と同材質あるいは異材質を適
宜選定するとよい。さらに、用途などに応じて上記熱伝
導複合材料に、ろう付け性や耐食性を向上させるため、
あるいはAu、Agめっきの被着性を向上させるため、
Cu、Al、Ni、Snなどをめっき、蒸着、イオンプ
レーティング、CVD(chemicalvapord
eposition)等の公知のコーティング技術によ
って被着する他、はんだAgろう材、セラミックス、ガ
ラス層などを被覆、あるいは所要位置に被着することが
できる。
【0019】ヒートスプレッダなどの放熱機能を要する
部材用熱伝導複合材料の製造方法には、例えば、芯材
は、低熱膨張金属板の所要位置に厚み方向の貫通孔を多
数せん孔配置した後、酸洗したり、ブラッシングなどで
被着面を清浄化し、該低熱膨張金属板と高熱膨張金属板
とを冷間または温間圧接し、さらに必要に応じて拡散熱
処理を施して密着性を向上させる等、公知の圧接、圧延
あるいは鍛造技術が採用でき、さらにこの芯材の両面に
高熱膨張金属箔を冷間または温間圧接し、その後必要に
応じて熱処理を施して得るため、工業的規模における量
産に際しても安定した特性を有する複合材料を提供でき
る。また、上述の5層の素材をそれぞれ清浄化した後、
5層の素材を同時に冷間または温間圧接し、さらに熱処
理することができ、圧接時には、5層の材質の組合せ、
低熱膨張金属板の板厚み方向の貫通孔あるいは切り目な
どの寸法や配置パターン等に応じて、冷間または温間の
選定、さらに圧接ロール径、ロール段数及び圧下率を選
定する必要がある。例えば、冷間圧接でも、圧接直前に
芯材の高熱膨張金属を加熱して行うなど、5層の材質の
組合せ、厚みなどの諸条件に応じて、冷間または温間、
さらには、不活性、非酸化、減圧などの種々雰囲気を適
宜選定することもできる。この熱伝導複合材料を工業規
模にて量産するには、上記の如く、圧接ロールを用いて
冷間、温間による圧接圧延を実施することが最も効果的
であるが、特に最終製品の厚さが比較的厚く、1mm程
度以上の個片状で得る場合には、所定の材料をダイス内
に積層して各材料の再結晶温度以下にて圧力を加える温
圧法、または、各材料の融点温度以下にて圧力を加える
熱圧法にて、圧接一体化する方法も採用できる。さら
に、上述の芯材両面に、Cu、Niなどの2〜5μmの
厚いめっきを施したのち、公知の均質化の熱処理し、さ
らに圧延し、拡散焼鈍することにより、最外層に高熱膨
張金属箔層を有する5層構造のヒートスプレッダ等を製
造できる。
【0020】図1a,bの構成からなる複合材料10の
製造方法を説明すると、図7aに示す如く、一対のコバ
ール板12,12は、予めプレスによる打ち抜き加工を
行い、例えば、小さな孔を多数個穿孔して網目状とな
し、さらに、焼鈍後、表面処理を施してコイルに巻き取
ってある。所要寸法、厚みの銅板11コイルを巻き戻
し、上方及び下方より巻き戻した前記コバール板12を
重ねて、冷間または温間で大径の圧延ロール50により
圧延接合する。さらに、必要に応じて、接合後、密着性
を向上させるために拡散焼鈍する。圧接の結果、図1に
示すように、コバール板12の多数個の貫通孔13内に
銅が侵入し、コバール板12の所要位置に銅露出面15
が部分的に配置形成された芯材14が得られる。さら
に、拡散焼鈍し、表面処理を施してコイルに巻き取る。
次に、図7bに示す如く、芯材14コイルを巻き戻し、
上方及び下方より巻き戻したCu、Al等の金属箔1
6,16を重ねて、冷間または温間で圧延ロール51に
より圧接接合する。次に、必要に応じて、この複合材料
を拡散焼鈍し、さらに、所要厚みとなるまで圧延する。
また、図8に示す如く、焼鈍後、表面処理を施してコイ
ルに巻き取った所要寸法、厚みの銅板11コイルを巻き
戻し、予めプレスによる打ち抜き加工を行い、焼鈍後、
表面処理を施してコイルに巻き取ったコバール板12,
12を上方及び下方よりそれぞれ巻き戻して銅板11に
重ね、さらに各コバール板12,12の上方より、表面
処理を施してコイルに巻き取った金属箔16,16を巻
き戻して重ねて、所要段数の圧延ロール52により圧
接、圧延して一体に接合するとよい。上述の如くこの発
明の熱伝導複合材料は、圧延加工及び圧接により所定の
寸法の板状で得られるため、所定の厚みに仕上げるのに
機械的加工等の複雑な加工方法を用いる必要はなく、安
価に製造でき、また、切削加工性にすぐれ、パッケージ
基板やチップに応じて容易に加工できる利点がある。
【0021】この5層構造のヒートスプレッダにおける
低熱膨張金属板の表面に露出する高熱膨張金属の形状や
配列形態は、前述の如く目的に応じあるいは製造方法に
より各種形態を取り得る。例えば、材料幅方向の機械的
強度を均一にするため、同一寸法形状の孔パターンが繰
り返されないように配置したり、圧接、圧延後の芯材の
貫通孔が板厚み方向と一致しないよう傾斜させたり、孔
寸法が表裏で異なるようにテーパー状としかつ隣接孔が
孔寸法の大小の組合せとなるように配置することが望ま
しい。また、貫通孔間隔が狭いほうが製品のばらつきを
低減する上で有利であり、通常3mm以下、好ましくは
1mm以下であり、さらに好ましくは0.5mm以下で
ある。また、低熱膨張金属板の板厚み方向の貫通孔は、
プレス打ち抜き等の機械加工のほか、エッチング等の化
学的加工も採用でき、貫通孔形状も横断面が円、楕円、
多角形状等、縦断面がストレート、テーパー等種々形状
が採用でき、テーパー状の場合、貫通孔内への圧入を容
易にしかつ接合強度を高めることができる。さらに、低
熱膨張金属板の板厚み方向の貫通孔は、圧接、圧延後に
高熱膨張金属板が充填される所要の貫通孔になればよ
く、例えば、圧延前の低熱膨張金属板に、板厚みの所要
方向に貫通するかあるいは貫通直前の切り目を入れた
り、該金属板の両面から切り目方向や種々の切り目の形
状を変えて入れたりして、上述の貫通孔配置となるよう
種々選定でき、切り目の形状も、− + < など種々
の形状が採用でき、また、板厚みの所要方向に例えば、
三角錐の如き楔状の切り目を入れることもできる。
【0022】例えば5層構造のヒートスプレッダは、上
述した構成により、固有の熱膨張係数及び熱伝導率を有
するが、さらに異なる熱膨張係数及び熱伝導率を有する
この発明の複合材料を厚み方向に積層し、任意の熱膨張
係数及び熱伝導率を設定することができる。また、前述
の芯材を複数積層して、最外層に高熱膨張金属箔層を有
する複合材料とすることもできる。この発明において、
最外層の高熱膨張金属箔層は、受熱の均一化、熱拡散効
果、相手材との接合性、薄膜の被着性の向上を図るもの
であり、かかる効果を得るには、2μm以上の厚みが必
要であるが、100μmを越えると熱膨張係数の整合性
が得難くなるため、2〜100μmとする。また、芯材
の厚みは、使用用途により異なるが、少なくとも0.1
mmは必要であり、30mmを越えると圧延による製造
が困難となる。また、芯材の高熱膨張金属と低熱膨張金
属との厚さ比は、図1に示す如く、芯材の高熱膨張金属
厚みをt1、低熱膨張金属厚みをt2、最外層の高熱膨張
金属箔層厚みをt3とすると、 t1=1t2〜3t2、t
3≦1/10t2 が好ましい。この熱伝導複合材料は、
後述する実施例で明らかにする如く、平板に切り出して
ろう付けして用いたり、所要形状に打ち抜きして複数を
積層したりあるいは他の熱伝導材と積層したり、またキ
ャップ状にプレス成形したり、所要形状に折り曲げて弾
性を有する熱伝導複合材料とするなど、種々の加工が可
能で、さらに、前述した金属めっき、あるいはAgろう
材、セラミックス、ガラス層などを加工前後に被覆、被
着できる。
【0023】
【作用】この発明による高放熱性集積回路パッケージの
作用を図面に基づいて詳述する。図1a,bはヒートス
プレッダ用熱伝導複合材料を示す斜視説明図である。図
2a、図3a、図4a、図6はこの熱伝導複合材料を用
いた半導体パッケージの実施例を示す説明図である。図
2b、図3b、図4bはヒートスプレッダ用熱伝導複合
材料の説明図である。図4cは図4aの詳細を示す部分
拡大図、図4d、eは他の熱伝導複合材料の説明図であ
る。図5はこの熱伝導複合材料を用いたハイパワーモジ
ュールの一部を示す説明図である。図7a,b、図8は
この熱伝導複合材料の製造方法の概念を示す斜視説明図
である。以下の説明において、芯材の高熱膨張金属板と
して銅板を、低熱膨張金属板としてコバールFe−Co
−Ni合金板を用いた例を説明する。図1a,bに示す
熱伝導複合材料10は、いずれも銅板11の両面に厚み
方向に多数の貫通孔13を有するコバール板12が圧接
された芯材14と、芯材14の両面に圧接された高熱膨
張金属箔層16とからなる。芯材14の両面には、貫通
孔13を通してコバール板12表面に露出する銅露出面
15が形成され、図1aの場合は、板厚み方向に同一寸
法の貫通孔13が形成されて長楕円状の銅露出面15が
配列されており、図1bの場合は、孔寸法が表裏で異な
るようにテーパー状としかつ隣接孔が孔寸法の大小の組
合せとなるように配置してある。これらのいずれの構成
においても、芯材14における銅板11の両面に圧接さ
れるコバール板12の各々の厚み及び銅露出面15の比
率や分散状態等を選定することにより、各主面の熱的特
性を要求される特性に近似させることできる。さらに、
芯材14の両面に圧接した最外層の高熱膨張金属箔層1
6に、用途やさらに被着する薄膜層材質を考慮してC
u、Cu合金、Al、Al合金、Ni、Ni合金箔など
を選定しているため、受熱の均一化、熱拡散効果、相手
材との接合性、薄膜の被着性の向上効果が得られる。
【0024】構成1 図2a,bに示す例はセラミックスパッケージであり、
ヒートスプレッダーに用いた熱伝導複合材料20は、パ
ッケージに応じた寸法の矩形板に切断され、図示の如く
所要表面部にAgろう32が被着してある。熱伝導複合
材料20は、例えば、図1a,bに示す熱伝導複合材料
10において、芯材14はチップ31と熱的整合が得ら
れるよう、銅板11とコバール板12の厚さ比、コバー
ル板12と銅露出面15の比率が適宜選定され、金属箔
層16にCu箔を選定し、さらにNiめっきしたもの、
あるいは金属箔層16にNi箔を選定した構成からな
り、Agろう32との被着性を良好にして、セラミック
ス30との接合性を高めている。すなわち、熱伝導複合
材料20の表面がCu箔の場合は、Agろう32が溶融
する際に該Cu箔と反応し、この反応面の形成により、
熱伝導の低下を招くため、通常2〜10μm厚程度のN
iめっきが必要となる。特に、Niめっきの被着性を良
好にするためには、熱伝導複合材料20の表面CuにN
iめっきを被着したのち、Ar、N2等の不活性雰囲気
またはH2等の還元性雰囲気の中で750℃〜950
℃、2分〜1時間の均質化処理再結晶化焼鈍を施すこと
が望ましい。
【0025】図2の構成においては、熱伝導複合材料2
0の一方面の所要位置にのみAgろう32を被着した構
成を示したが、用途に応じて、熱伝導複合材料20の一
方面全面、または両面にAgろうを被着してもよく、い
ずれの構成においても熱伝導複合材料20の表面には、
Agろう被着前にNiめっきを施しておくことが望まし
い。Niめっきは前述の如く、AgろうとCuとの反応
を防ぐ効果だけでなく、Agろうの流れ性を良好にし、
パッケージの気密性を向上させることができる。また、
図2に示す如く、予め熱伝導複合材料20にAgろうを
被着しておく場合は、パッケージとの接合性、作業性等
を考慮すると、Agろうの厚さは30〜120μm程度
が望ましい。なお、図中のチップ31はAu−Siろう
にて着設してある。
【0026】構成2 図3a,bに示す例もセラミックスパッケージであり、
ヒートスプレッダーに用いた熱伝導複合材料21は、図
2a,bの熱伝導複合材料20と同等であるが、さら
に、同様構成の熱伝導複合材料22を中央部にろう付け
にて積層した構成からなり、同部にチップ31をAu−
Siろう付けする。この場合、主体となる熱伝導複合材
料21は、特に、セラミックス30の熱的特性と近似さ
せ、積層した熱伝導複合材料22はチップ31の熱的特
性とより近似させるよう、芯材14の材質や構成、金属
箔層16の材質を考慮するとよい。図3に示す構成にお
いて、一対の熱伝導複合材料21,22をAgろうにて
一体にする場合は、図2に示す構成にて説明した如く、
各熱伝導複合材料の少なくともAgろうを被着面に、N
iめっきを施しておくことが望まれる。しかし、チップ
を載置する面にまでAgろうが被着することは、チップ
載置面に凹凸ができ、チップの位置精度が低下する等の
理由から好ましくなく、チップを載置する側の熱伝導複
合材料22の外周側面は、あえて、Agろうの流れ性を
良好にするNiめっきを施すことなく、Agろうの流れ
を低くすることか望ましい。また、図示の如く熱伝導複
合材料を積層してセラミックスパッケージに配置する場
合、予め一対の熱伝導複合材料21,22をAgろうに
て一体化したのち、再度一方の熱伝導複合材料21とセ
ラミックス30とをAgろうにて一体化する方法が採用
できるが、チップ31の位置精度を確保するための他の
方法として、予め一方の熱伝導複合材料21の一主面に
Agろうを被着し、そのAgろう被着面に他方の熱伝導
複合材料22を機械的な圧着手段等にて仮止めしてお
き、前記熱伝導複合材料21とセラミックス30との接
合時に同時にAgろう付けを完了する方法が採用でき
る。
【0027】構成3 図4a,bに示すセラミックスパッケージに用いた熱伝
導複合材料23は、用上述した図2a,bの熱伝導複合
材料20と同等であり、パッケージに応じた寸法でキャ
ップ状にプレス成形してあり、周縁部でセラミックス3
0とろう付けし、凸部にチップ31をAu−Siろう付
けする。この構成においては、プレス成形にて容易に製
造でき、熱伝導複合材料23が本来有する熱的な特性に
よる効果だけでなく、キャップ状の円筒部231図4c
参照の形成により、セラミックスパッケージ、及びチッ
プと該熱伝導複合材料23との熱膨張差による影響を一
層緩和することができる。この構成を採用するにあたっ
ては、プレス成形が可能な範囲で熱伝導複合材料23の
厚さを選定することが必要である。特に、要求される熱
的特性を満足させるために、熱伝導複合材料23の厚さ
を厚くすると図4cに示す如く、折り曲げ部232のR
が大きくなり、必然的にセラミックスパッケージの穴径
が大きくなってしまうため、セラミックスパッケージの
内径開放端部に切欠き部301を設けることが望まし
い。また、プレス成形性等を考慮して、熱伝導複合材料
23の厚さを薄くすると、チップ接合時の応力により変
形し、チップの適正配置が困難となるだけでなく、要求
される放熱効果、特に面平行方向の放熱効果が得られな
いことが懸念される。このような場合は図4dに示す如
く、キャップ状に成形された熱伝導複合材料23にC
u、Cu合金、Al、Al合金等の高熱伝導材料からな
り、中央部に凸状突起401を有する、補強材40を接
合一体化することが望ましい。この補強材40として、
最適形状、寸法を選定すれば、従来例の図9aに示す如
き放熱フィン5を不要とすることができる。また、この
補強材40が薄く、熱伝導複合材料23とのバイメタル
効果によるソリの発生が懸念される場合は、補強材40
の一方面、すなわち熱伝導複合材料23の被着面と反対
側主面にNiーFe系等の低熱膨張合金を接合すること
が望ましい。また、チップ接合時の変形を防ぐとともに
チップとの熱膨張差を考慮し、図4eに示す如く、熱伝
導複合材料23のチップ載置面に予め所定の厚さを有す
る他の熱伝導複合材料や、Mo、Cu−Mo合金、Cu
−W合金等の補強板材42を接合しておくことも好まし
い構成である。以上に示す如く、本発明者はキャップ状
にプレス成形された熱伝導複合材料23を効果的に使用
する構成を種々提案したが、通常、0.2〜0.3mm
程度の熱伝導複合材料であれば、要求されるキャップ形
状にプレス加工でき、しかも良好なる熱的特性をも得ら
れることを確認した。以上に示したいずれの構成におい
ても、図3の構成と同様に、チップ載置面にAgろうが
被着することは望ましくなく、キャップ状の円筒部やチ
ップ載置面には、Agろうの流れ性を良好にするNiめ
っきを施こすことなく、Cu等の高熱膨張金属箔面がそ
のまま表れている構成が望ましい。
【0028】構成4 図5に示す例はハイパワーモジュールであり、熱伝導複
合材料24は板を折り曲げてコ字型にしてありかつ所要
面にはんだ層が被着してあり、一端にCuリード33が
接続され、他の板状熱伝導複合材料25とでチップ31
を挟むようにろう付けし、全体が樹脂モールドされる。
この構成において、一対の熱伝導複合材料24,25
は、大電流を流すためのリードであるとともに、チップ
31から発生する熱を放散する機能を有し、特に、熱伝
導複合材料24は外部からの振動などの影響を軽減する
ために、コ字型にして弾性体としての機能を有する。熱
伝導複合材料24,25は、図1a,bに示す熱伝導複
合材料10において、芯材14はチップ31および樹脂
との熱的整合が得られるよう、銅板11とコバール板1
2の厚さ比、コバール板12と銅露出面15の比率が適
宜選定され、金属箔層16にCu箔を選定し、さらにN
iめっきしたもの、あるいは金属箔層16にNi箔を選
定した構成からなり、はんだとの被着性を良好にすると
ともにチップ31との接合性を高めている。すなわち、
図5に示す如く、チップ31と熱伝導複合材料24,2
5とがはんだによって一体化される場合、該熱伝導複合
材料24,25の全表面がCuにて形成されているた
め、はんだの流れがよく良好な接合が得られる。特に、
この発明の熱伝導複合材料と他の部材とを、はんだ等の
低融点の接合剤にて一体にする場合は、図2、図3、図
4に示した構成の如くAgのろう材とCuとの反応を懸
念する必要がなく、あえて、Cu表面にNiめっきを施
す必要はない。また、図5の構成においては、熱伝導複
合材料の所定位置にのみはんだ層を形成した場合を示し
たが、用途に応じて予め熱伝導複合材料の一方主面、ま
たは両面の全体にはんだ層を形成する構成も採用可能で
ある。
【0029】構成5 図6に示す例はメタルパッケージであり、熱伝導複合材
料26はチップ34を収納できるように舟形に成形して
あり、中央凹部にチップ34をろう付け載置し、周縁部
に金属キャップ37を載置し封着する際に、リードフレ
ーム35を挟みガラス36封着してある。熱伝導複合材
料26は、図1a,bに示す熱伝導複合材料10におい
て、芯材14はチップ34と熱的整合が得られるよう、
銅板11とコバール板12の厚さ比、コバール板12と
銅露出面15の比率が適宜選定され、金属箔層16にA
l箔を選定した構成からなり、ガラス36封着性にすぐ
れ、Agろうあるいははんだ等との被着性を良好にして
いる。なお、ヒートスプレッダの金属箔層16にAl箔
を選定しているため、チップ34は絶縁層を介して着設
され、また、封着後の耐食性を向上させるために、金属
箔層16外面にアルミナなどのセラミックスコーティン
グ、あるいはアルマイト処理が施してある。また、前述
の構成1で用いた金属箔層16にCu箔を選定したヒー
トスプレッダに、所要封着部にAlを成膜した構成であ
ってもガラス封着性にすぐれ、Agろうあるいははんだ
等との被着性を良好にできる。
【0030】
【実施例】実施例1 板厚0.5mm、板幅30mmの一対のコバール板29
Ni−16Co−Fe合金に、各々孔径1.0mm、孔
間隔1.5mmで多数の穿孔を施し、さらに、900℃
で焼鈍後、ワイヤーブラッシングした。コバール板の3
0〜200℃における平均熱膨張係数は5.2×10-6
/℃であった。また、板厚1.0mm、板幅30mmの
Cu板に、同様に焼鈍、ワイヤーブラッシングを施し
た。Cu板の30〜200℃における平均熱膨張係数は
17.2×10-6/℃であった。前記コバール板とCu
板を、図7aに示す冷間圧接機により圧接し、板厚0.
85mmの芯材を得た。すなわち、冷間圧接時にコバー
ル板の貫通孔中に銅が侵入し、コバール板表面の所要位
置に銅板表面が部分的に露出した図1に示す芯材が得ら
れた。この芯材を800℃で5分間、拡散焼鈍して接合
一体化した。得られた芯材の主面におけるCu露出面は
圧延方向に長い楕円形となり、孔間隔は圧延方向に1.
0mmであり、コバール板に対するCu露出面の比率は
35%であった。得られた芯材の厚み方向の熱伝導率は
230w/m・K、及び各主面における熱膨張係数は8
×10-6/℃であった。板厚0.85mmの芯材の両面
に、0.05mm厚みのCu箔を、2段の冷間圧接機に
より圧接し、板厚0.37mmの熱伝導複合材料を得
た。この熱伝導複合材料において芯材を構成するCu板
の厚さt1は0.166mm、コバール板の厚さt2はそ
れぞれ0.095mm、表面のCu箔の厚さt3はそれ
ぞれ0.007mmであった(図1a参照)。板厚0.
37mmの熱伝導複合材料を所要寸法に切断して、これ
を図3aに示す如く、2枚積層した放熱基板となした。
【0031】上記放熱基板を用いて、セラミックスパッ
ケージを作製したところ、良好な熱放散性が得られ、熱
的整合性も優れていることを確認できた。さらに、板厚
0.37mmの熱伝導複合材料を焼鈍後、冷間圧延にて
板厚0.15mmに加工した。得られた熱伝導複合材料
において、芯材を構成するCu板の厚さt1は0.06
8mm、コバール板の厚さt2はそれぞれ0.038m
m、表面のCu箔の厚さt3はそれぞれ0.003mm
であった。その後、公知の方法にてリードフレームに加
工し、半導体パッケージを作製したところ、チップとア
イランドとの接着界面の剥離や封止樹脂のクラック等が
発生することなく、また、従来の銅合金を用いたリード
フレームに近似する良好な熱放散性が得られた。
【0032】実施例2 実施例1と同一素材を用いて、芯材の銅板とコバール板
との圧接前に、銅板を加熱してから圧接する以外は、実
施例1と同等の製造方法、条件で、板厚0.37mmの
熱伝導複合材料を製造した。この熱伝導複合材料におい
て、芯材を構成するCu板の厚さt1は0.158m
m、コバール板の厚さt2はそれぞれ0.100mm、
表面のCu箔の厚さt3はそれぞれ0.006mmであ
った。板厚0.37mmの熱伝導複合材料を焼鈍後、板
厚0.25mmに冷間圧延した。得られた熱伝導複合材
料において、芯材を構成するCu板の厚さt1は0.1
06mm、コバール板の厚さt2はそれぞれ0.068
mm、表面のCu箔の厚さt3はそれぞれ0.004m
mであった。この熱伝導複合材料を図4aに示す如く、
キャップ状にプレス成形して放熱基板となしたところ、
種々の深絞りが可能で、プレス成形性にすぐれているこ
とが確認できた。また、上記放熱基板を用いて、セラミ
ックスパッケージを作製したところ、良好な熱放散性が
得られ、熱的整合性もすぐれていることが確認できた。
【0033】実施例3 板厚0.5mm、板幅30mmの一対のコバール板29
Ni−16Co−Fe合金に、各々幅1.0mm、0.
5mmの楔状の多数の切り目を両面に施し、さらに、9
00℃で焼鈍後、ワイヤーブラッシングした。また、板
厚1.0mm、板幅30mmのCu板に、同様に焼鈍、
ワイヤーブラッシングを施した。前記Cu板の両面にコ
バール板を重ね、さらに、表面を清浄化した0.05m
m厚みのAl箔を各コバール板上面より重ね、多段ロー
ルを備えた温間圧接機により圧接し、図1bに示す如き
板厚0.4mmの熱伝導複合材料を得た。この熱伝導複
合材料において、芯材を構成するCu板の厚さt1
0.105mm、コバール板の厚さt2はそれぞれ0.
178mm、表面のAl箔の厚さt3はそれぞれ0.0
06mmであった。得られた芯材の厚み方向の熱伝導率
は230w/m・K、及び各主面における熱膨張係数は
8×10-6/℃であった。この複合材料を冷間圧延にて
板厚0.25mmに加工し、その後公知の方法にて放熱
基板に加工した。得られた熱伝導複合材料において、芯
材を構成するCu板の厚さt1は0.110mm、コバ
ール板の厚さt2はそれぞれ0.067mm、表面のA
l箔の厚さt3はそれぞれ0.003mmであった。半
導体メタルパッケージを作製したところ、良好な熱放散
性が得られ、かつすぐれたガラス封着性が得られた。
【0034】
【発明の効果】この発明による高放熱性集積回路パッケ
ージは、ヒートスプレッダなどの放熱機能を要する部材
に、高熱膨張金属板に厚み方向に多数の貫通孔を有する
低熱膨張金属板を一体化し、前記貫通孔から高熱膨張金
属を低熱膨張金属板表面に露出させた芯材の両面に高熱
膨張金属箔を圧接した5層構造からなり、主に芯材金属
板の厚さ比の選定により熱膨張係数を任意に変化させる
ことができ、芯材の高熱膨張金属に高熱伝導性金属を用
い、露出した高熱膨張金属の低熱膨張金属板表面での面
積比を適宜選定することにより熱伝導率を任意に変化さ
せ得る熱伝導複合材料を使用しているため、高熱膨張金
属板と低熱膨張金属板の材質選定、組合せ、並びに前記
厚さ比と露出面積比の選定により、要求されるパッケー
ジの構造に応じた、例えば、所要の金属、セラミック
ス、Si等の半導体、プラスチックス等の相手材の熱膨
張係数及び熱伝導率を設定でき、受熱の均一化、熱拡散
効果の向上を図り、さらに、用途や相手材料に応じて、
最外層の高熱膨張金属箔層の材質を選定することによ
り、相手材との接合性にすぐれ、表面性状がすぐれ微細
孔がなくめっきやろう材など薄膜の被着性にすぐれてい
る。また、チップと整合する熱膨張係数と、封止樹脂と
整合する熱膨張係数とが異なる集積回路パッケージの場
合、チップを配設する部分の低熱膨張金属板表面におけ
る高熱膨張金属板の面積占積率や低熱膨張金属板の厚さ
等の条件と、裏面の直接封止樹脂に接触する表面との条
件を変えることにより、各主面の熱的特性を要求する値
に近似させることでき、すぐれた熱拡散効果を有する高
放熱性集積回路パッケージを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a,bはこの発明による集積回路パッケージに
用いた熱伝導複合材料を示す斜視説明図である。
【図2】aはこの発明による集積回路パッケージの実施
例を示す説明図であり、bは使用した熱伝導複合材料の
説明図である。
【図3】aはこの発明による他の集積回路パッケージの
実施例を示す説明図であり、bは使用した熱伝導複合材
料の説明図である。
【図4】aはこの発明による他の集積回路パッケージの
実施例を示す説明図であり、bは使用した熱伝導複合材
料の説明図であり、cはaの詳細を示す部分拡大図、
d,eはこの発明の他の実施例における熱伝導複合材料
の説明図である。
【図5】この発明によるハイパワーモジュールの一部を
示す説明図である。
【図6】この発明による集積回路パッケージの実施例を
示す説明図である。
【図7】a,bは複合材料の製造方法の概念を示す斜視
説明図である。
【図8】複合材料の製造方法の概念を示す斜視説明図で
ある。
【図9】a,bは従来のヒートスプレッダを示すパッケ
ージの縦断説明図である。
【図10】半導体パッケージの概略図である。
【符号の説明】
1,31,32,34 チップ 2 Mo材 3 アルミナ材 4 コバール材 5 放熱フィン 6 複合体基板 7 フランジ部 80 リードフレーム 81 アイランド 82 ステッチ 83 リード部 84 チップ 85 ボンディングワイヤ 86 樹脂 10,20,21,22,23,24,25 熱伝導複
合材料 11 銅板 12 コバール板 13 貫通孔 14 芯材 15 銅露出面 16 金属箔層 231 円筒部 232 折り曲げ部 30 セラミックス 301 切欠き部 33 Cuリード 36 ガラス 37 金属キャップ 40 補強材 401 凸状突起 41 補強板材 50,51,52 圧延ロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高熱膨張金属板の両面に、厚み方向に多
    数の貫通孔を有する低熱膨張金属板が一体化されて、前
    記貫通孔から高熱膨張金属が低熱膨張金属板表面に露出
    した構成の芯材と、該芯材の両面に圧接した芯材の高熱
    膨張金属と同種または異種の高熱膨張金属箔層とからな
    る熱伝導複合材料を放熱機能を要する部材に用いたこと
    を特徴とする高放熱性集積回路パッケージ。
  2. 【請求項2】 芯材の金属板の厚さ比および/または低
    熱膨張金属板表面に露出した高熱膨張金属と低熱膨張金
    属との表面積比を選定し、熱膨張係数および/または熱
    伝導率を所要値に変化させることを特徴とする請求項1
    記載の高放熱性集積回路パッケージ。
  3. 【請求項3】 高熱膨張金属板がCu、Cu合金、A
    l、Al合金、鋼のうちいずれか、低熱膨張金属板がM
    o、30〜50wt%Niを含有するNi−Fe系合
    金、25〜35wt%Niと4〜20wt%Coを含有
    するNi−Co−Fe系合金、Wのうちいずれか、高熱
    膨張金属箔層がCu、Cu合金、Al、Al合金、N
    i、Ni合金のうちいずれかからなり、芯材を構成する
    高熱膨張金属板の厚みt1、低熱膨張金属板の厚みt2
    及び高熱膨張金属箔の厚みt3が、t1=1t2〜3t2
    3≦1/10t2 を満足することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の高放熱性集積回路パッケージ。
  4. 【請求項4】 熱伝導複合材料の少なくとも一主面の所
    要位置に、Cu、Al、Ni、Snのうちいずれかから
    なる金属めっきを被着したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2または請求項3記載の高放熱性集積回路パ
    ッケージ。
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