JPH0645214Y2 - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

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JPH0645214Y2
JPH0645214Y2 JP1988034149U JP3414988U JPH0645214Y2 JP H0645214 Y2 JPH0645214 Y2 JP H0645214Y2 JP 1988034149 U JP1988034149 U JP 1988034149U JP 3414988 U JP3414988 U JP 3414988U JP H0645214 Y2 JPH0645214 Y2 JP H0645214Y2
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JPH01137427U (ja
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正 長岡
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は電子天びんに関する。なお、本考案は、電磁力
平衡機構等を備えてなるいわゆる電子天びんのほか、ロ
ードセル等を荷重センサとして備えたいわゆる電子はか
りにも利用することができる。
〈従来の技術〉 電子天びんもしくは電子はかりにおいては、一般に、ハ
ウジングから突出して設けられた皿に係合する荷重セン
サの出力を、マイクロコンピュータ等のデータ処理部で
処理して質量、重量もしくはこれらから誘導される個数
等の計量値を決定し、その計量値を、ハウジングに埋め
込まれた表示器にデジタル表示する。
表示器の配設位置は、通常、天びん正面から見て、皿の
前方下方か、あるいは皿の後方上方のいずれかであり、
これらはそれぞれ別個のハウジング形状や内部構造を持
っている。
〈考案が解決しようとする課題〉 表示器の最適な配設位置は、その天びんをどのような用
途に使用するかによって異なる。すなわち、例えば通常
の未知質量の測定においては、表示器が皿の前方下方に
ある方が試料による表示器の遮蔽等の虞れが全くなく好
都合であるが、流体や粉体の一定量のはかりとりや、小
物品の一定個数はかりとり作業では、試料を皿上に追加
もしくは除去しつつ表示値を都度確認する必要がある関
係上、皿の前方下方に表示器があったのでは、その都度
首を下に曲げて表示値を読み取る必要が生じ、長時間に
亘る作業では疲労度が高くなる。このような用途では、
皿の後方上方に表示器を設けると、自然の姿勢で表示値
を読み取ることができ、より好都合である。
従来の電子天びんでは、表示器の位置が皿の前方下方も
しくは後方上方に固定されているから、当然のことなが
ら使用者にとってはいずれかの用途では便利ではあるも
のの、別の用途では不便を強いられることになる。この
ようなことから、従来、未知質量の測定作業とはかり取
り作業との双方を行う必要のある部門においては、各作
業の能率の低下を防止するためには、表示器が皿の前方
下方にある天びんと、同じく後方上方にある天びんとの
2種類の天びんを用意し、使用目的に合わせてこれらを
使い分ける必要があり、非経済的であった。
製造者にとっても、全く異なる形状のハウジングや内部
構造の天びんをユーザーニーズに応じて用意しなければ
ならず、そのために製造すべき部品の種類が全体として
多くなり、原価上昇の一因となっている。
本考案はこの点に鑑みてなされたもので、簡単な構成の
もとに、一台で通常の未知質量の測定作業およびはかり
とり作業のいずれにも対応することのできる電子天びん
の提供を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応する
第1図乃至第3図を参照しつつ説明すると、本考案の電
子天びんでは、表示部6を、天びんハウジング1の外部
でこのハウジング1に対して回動変位自在に支承し、か
つ、その表示面6aがハウジング1上面近傍の水平面Pよ
り下方にあってハウジング1の外方(A側)に向く第1
の状態(第2図)と水平面Pよりも上方にあって上記の
向きと反対の向き(B側)を向く第2の状態(第3図)
との少くとも2つの状態でハウジング1に対して固定し
得るよう構成するとともに、第1と第2の状態では表示
部6の表示状態が上下および左右に反転するよう構成し
ている。
〈作用〉 表示部6を第1の状態で固定することにより、第1図A
方向からその表示面6aを視認でき、また、第2の状態で
固定すれば第1図B方向からその表示面6aを視認でき
る。すなわち、第1の状態ではA側を正面として皿2の
前方下方に表示面6aが位置し、通常の測定作業に適した
配置となり、第2の状態ではB側を正面として皿2の後
方上方に表示面6aが位置し、はかりとり作業に適した配
置となり、表示部6の固定位置を必要に応じて変更する
ことにより、通常の測定作業とはかり取り作業のいずれ
にも適した表示が可能となる。
〈実施例〉 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第1図は本考案実施例の側面図である。
ハウジング1の上面から皿2が突出して設けられてお
り、ハウジング1の内部には、この皿2に係合する電磁
力平衡機構等の荷重センサ3や、その出力をデジタル化
するA−D変換器4,およびそのデジタル化データを処理
して計量値を決定するマイクロコンピュータを主体とす
るデータ処理部5等が配設されている。
表示部6はハウジング1の外方に設けられており、ハウ
ジング1に対してその上面とほぼ同じ高さの水平の軸を
中心に揺動自在に支承されている。すなわち、表示部6
は、例えば多桁日字型セグメント表示器とそのドライバ
等を平偏なケース内に表示器の表示面6aを一面に露呈さ
せた状態で収納してなっており、そのケースにはピン7
が固着されている。一方、ハウジンク1の上面の一辺部
には、例えば2個の軸受装置8a,8bが固着されており、
表示部6はこの軸受装置8a,8bによってピン7を介し
て、第1図に実線で示すような表示面6aの反面側がハウ
ジング1に密着する位置から、少なくとも同図に二点鎖
線で示すようなピン7の中心軸を含む水平面Pより上方
所定位置までの間で、ハウジング1に対して回動自在に
支承されている。そして軸受装置8a,8bには、例えばピ
ン7を締め付け、あるいはステー等をケースにかみ合わ
せる等によって、表示部6をハウジング1に対して任意
の回動位置で固定する固定機構(図示せず)が設けられ
ている。
第2図は表示部6を第1図に実線で示す位置に固定した
状態で示す、第1図のA矢視図であり、第3図は同じく
表示部6を第1図に二点鎖線で示す位置に固定した状態
で示す、第1図のB矢視図である。
表示部6のケースには、その表示面6aと同一の面上に風
袋消去スイッチ9が配設されており、この風袋消去スイ
ッチ9およびケース内の上述したドライバ等は、ケーブ
ル(図示せず)によってハウジング1内のデータ処理部
5に接続されている。
表示部6が第2図に示す状態で固定されているときと、
第3図に示す状態で固定されているときとでは、表示器
の表示が上下および左右に反転するよう構成されてい
る。この表示の反転は、例えば通常の電子天びんにおい
て多用されているように風袋消去スイッチ9を特定の操
作を行うことによってメニュー選択し、使用者が適宜に
データ処理部5に指示を与えることによって行ってもよ
いし、あるいは、軸受装置8a,8bにセンサを設けてお
き、表示部6が水平面Pの上方にあるか下方にあるかに
よって、自動的に表示の向きを変更するよう構成するこ
ともできる。表示の向きを変更する方法としては、最も
単純にはセグメント表示器のドライバとしてそれぞれの
向きに対応する2種類を設けておき、データ処理部5か
らの信号によっていずれかを選択すればよい。あるい
は、1つのドライバを設け、データ処理部5からの指令
によって桁選択信号およびセグメント選択信号をそれぞ
れの向きに合ったものに変更するよう構成してもよい。
以上の本考案実施例を用いるとき、通常の未知質量等の
測定時には第2図の状態で表示部6を固定し、第1図A
側を正面として作業を行えばよい。これにより、計量値
の表示は皿2の前方下方において行われることになり、
その作業に最適の表示位置となる。
また、一定質量または一定個数等のはかりとり作業時に
は第3図の状態で表示部6を固定し、第1図B側を正面
として作業を行えばよい。これにより、計量値の表示は
皿2の後方上方において行われることになり、試料の追
加ごと等に首を曲げて表示値を見る等の不自然な姿勢を
強いられることなく、最も適した表示位置が得られる。
なお、通常の測定時等においては、使用者の目線と天び
ん位置に応じて、例えば第4図に示すような適宜の位置
で表示部6を固定して使用することができる。
第5図は本考案の他の実施例の側面図である。この例で
は、ハウジング51に対して表示部56を、通常の測定作業
およびはかりとり作業にそれぞれ適したIおよびIIの位
置に固定する以外に、ハウジング1の上面を全面的に覆
うIIIの位置にも固定できるようにしている。IIIの位置
に表示部56を固定するこにより、天びんの運搬時や天び
んを使用しないときに表示部56が皿52の周辺を保護する
ことになり、また、長期間使用しないときでも皿52の周
辺にダスト等がつもらず、故障防止に効果がある。
なお、以上の各実施例において、ハウジングに対する表
示部の支持法は、ピンと軸受による方法に限らず、リン
ク機構やヒンジ機構等の他の公知の支持法を採用するこ
とができ、また、所定の回動位置での固定方法も公知の
適宜のものを使用し得ることは勿論である。
また、表示部には7セグメント表示器のほかに、例えば
640×400ドット程度のマトリクス方式の液晶もしくはプ
ラズマディスプレイ等を使用することができ、この場
合、計量値の表示のほか、インテリジェンス機能を付加
することによってより高度の任意の表示をも行うことが
できる。
更に、表示部に配設する風袋消去スイッチは、通常の測
定時とはかりとり作業時においてその位置が左右に入れ
替わることになるが、表示部の左右両側に同じ風袋消去
スイッチを設けておき、適宜の側のものを使用し得るよ
う、あるいは表示の向きの反転と同期していずれか一方
のみが機能するようにしてもよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、計量値を表示す
るための表示部を、天びんハウジングに対してその外部
で回動変位自在に支承し、かつ、その表示面がハウジン
グ上面近傍の水平面より下方にあってハウジングの外方
に向く第1の状態と、同じ水平面より上方にあって第1
状態とは反対の向きを向く第2の状態との、少なくとも
2つの状態でハウジングに対して固定できるようにする
とともに、第1と第2の状態では表示部の表示状態が上
下および左右に反転するよう構成しているから、使用目
的に応じて、つまり通常の未知質量の測定作業を行うの
か、あるいは液体や粉体等の定量はかり取り作業を行う
のかに応じて、表示部の回動〜固定位置を適宜に選択す
ることによって1台の天びんでいずれの作業にも最適な
表示を行うことが可能となり、従来のように目的別にそ
れぞれ天びんを用意することなく、各作業の能率を維持
することが可能となり、使用者にとっての経済的メリッ
トは大きい。すなわち、本考案は、表示部をハウジング
外部に回動変位自在に支承するといった簡単なメカニズ
ムと、表示状態の上下・左右の反転のための回路を付加
するだけでよく、しかも製造者にとっては、はかり取り
専用の機種等を別途製造する必要がなくなり、この面に
おいてはコスト低減にも繋がることから、本考案の適用
によって天びんのコストがさほどアップすることがな
く、従来のように2種の天びんを用意する場合に比して
その経費を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の側面図、 第2図および第3図はそれぞれ表示部6の位置を互いに
変更した状態で示す第1図のAおよびB矢視図、 第4図は更に表示部6の位置を変更した状態で示す側面
図である。 第5図は本考案の他の実施例の側面図である。 1……ハウジング 2……皿 3……荷重センサ 5……データ処理部 6……表示部 6a……表示面 7……ピン 8a,8b……軸受装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングの外方に突出して設けられた皿
    に係合する荷重センサと、その荷重センサの出力を演算
    処理して計量値を決定するデータ処理部と、その決定さ
    れた計量値を表示する表示部を備えた天びんにおいて、
    上記表示部が、上記ハウジングの外部で当該ハウジング
    に対して回動変位自在に支承され、かつ、その表示面が
    上記ハウジング上面近傍の水平面より下方にあって当該
    ハウジングの外方に向く第1の状態と、上記水平面より
    上方にあって上記第1状態とは反対の向きを向く第2の
    状態との、少なくとも2つの状態で上記ハウジングに対
    して固定し得るよう構成されているとともに、上記第1
    と第2の状態では上記表示部の表示状態が上下および左
    右に反転するよう構成されていることを特徴とする、電
    子天びん。
JP1988034149U 1988-03-14 1988-03-14 電子天びん Expired - Lifetime JPH0645214Y2 (ja)

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JPH01137427U JPH01137427U (ja) 1989-09-20
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JP5847141B2 (ja) * 2013-09-05 2016-01-20 東芝テック株式会社 電子秤装置

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