JP2003139606A - 電子秤 - Google Patents

電子秤

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JP2003139606A
JP2003139606A JP2001336433A JP2001336433A JP2003139606A JP 2003139606 A JP2003139606 A JP 2003139606A JP 2001336433 A JP2001336433 A JP 2001336433A JP 2001336433 A JP2001336433 A JP 2001336433A JP 2003139606 A JP2003139606 A JP 2003139606A
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electronic scale
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apparatus main
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JP2001336433A
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Takeshi Yamada
健 山田
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上皿部に載置された測定対象物と操作表示部
との干渉を防止しつつ操作表示部の角度を変えることが
可能な電子秤を提供する。 【解決手段】 電子秤1は、装置本体部50と計量用の
上皿部11と可動式の操作パネル20と連結部60とを
備える。連結部60は、接続部材61と回動支持部材6
3,65とを有しており、操作パネル20と装置本体部
50とを回動軸R1,R2周りの回動動作が可能となる
ように連結する。接続部材61を回動軸R1周りに所定
角度回動させつつ操作パネル20を回動軸R2周りに回
動させて操作パネル20を引き起こすことによって、操
作パネル20の上端部が上皿部11の水平延長面LHよ
り下側に位置し、かつ、操作パネル20の傾斜角度θが
所定の初期角度とは異なる角度を有する状態に移行する
ことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計量用の上皿部を
有する電子秤に関する。
【0002】
【従来の技術】計量用の上皿部を有する電子秤が存在す
る。そして、このような電子秤は、様々な操作入力を行
うとともに様々な情報を表示する操作表示部を有してい
る。
【0003】従来の電子秤においては、この操作表示部
は、装置本体部の側面に固定されて配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この電子秤
においては上述したように操作表示部が固定されている
ため、電子秤の使用態様によっては操作表示部における
表示内容が見にくいなど問題が生じることがある。した
がって、見やすさを確保するためには操作表示部の角度
を操作者が変更できることが望ましい。
【0005】しかしながら、操作表示部の角度が変更さ
れる場合(たとえば斜めに傾けて初期配置された操作パ
ネル20を起こす場合など)には、その角度変更後の操
作表示部が、計量用の上皿部に載置された測定対象物と
ぶつかってしまうことが想定される。このような干渉は
測定不良などの結果を招いてしまうことになるため、干
渉を防止することが望まれる。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、上皿
部に載置された測定対象物と操作表示部との干渉を防止
しつつ操作表示部の角度を変えることが可能な電子秤を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電子秤であって、装置本体部
と、前記装置本体部の上側に設けられた計量用の上皿部
と、前記装置本体部の側面に所定の初期角度で初期配置
される可動式の操作表示部と、前記操作表示部と前記装
置本体部とを連結する連結部と、を備え、前記連結部に
おける回動動作によって、前記操作表示部の上端部が前
記上皿部の水平延長面より下側に位置し、かつ、前記操
作表示部の傾斜角度が前記所定の初期角度とは異なる角
度を有する状態に移行することが可能であることを特徴
とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明に係る
電子秤において、前記連結部は、前記操作表示部と前記
装置本体部とを接続する接続部材と、前記装置本体部の
前記側面に設けられ前記接続部材の一端側を回動可能に
支持する第1の回動支持部材と、前記操作表示部の背面
に設けられ前記接続部材の他端側を回動可能に支持する
第2の回動支持部材と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明に係る電子秤において、前記連結部における回
動動作によって、前記操作表示部の下端部は前記装置本
体部の底面よりも下に位置することが可能であることを
特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかの発明に係る電子秤において、前記装置本
体部の上面周辺部の前記操作表示部側に設けられた水準
器、をさらに備えることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4のいずれかの発明に係る電子秤において、前記装置本
体部の第1開口部と前記操作表示部の第2開口部とを通
って前記装置本体部と前記操作表示部とを結ぶ電気配線
コードが、前記第1開口部と前記第2開口部との間に設
けられた蛇腹状部材によって覆われていることを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】<A.構成概要>図1は、本発明に係る電
子秤1の斜視図である。この電子秤1は、いわゆる値付
けハカリであり、対象商品の計量を行うとともに、その
対象商品に貼付すべき商品ラベルを発行する機能を有す
る。また、電子秤1は、商品ラベルを発行することな
く、計量のみを行うこともできる。
【0014】図1の電子秤1は、主として計量部10
と、操作パネル20と、ラベル発行部30とを備えてい
る。操作パネル20は、連結部60(図3などを参照)
によって装置本体部50と連結されており、装置本体部
50に対して相対移動が可能な可動式である。後に詳述
するように、操作パネル20は装置本体部50の前側の
側面FF(図3)に所定の初期角度θ1(図5)で初期
配置されるが、連結部60の回動動作に伴って、操作パ
ネル20の傾斜角度を変更することが可能である。
【0015】また、計量部10は、計量用の上皿部11
を有している。この上皿部11は、装置本体部50の上
側に設けられている。計量部10は、この上皿部11の
上面(以下、上皿面とも称する)UFに載せられた商品
の重量をロードセル(図示省略)によって計量する。
【0016】操作パネル20は、入力キー21およびタ
ッチパネルとしての機能を有する液晶の表示パネル22
によって構成されている。作業者は、表示パネル22に
表示された内容を確認しつつ、必要なデータおよびコマ
ンドを入力キー21やタッチパネルとしての表示パネル
22を介して電子秤1に入力することができる。この操
作パネル20は、種々の操作入力を受け付けるととも
に、種々の情報を表示する、「操作表示部」として機能
する。
【0017】ラベル発行部30は、装置本体部50の内
部に設けられており、ラベル発行口31と印字部32と
搬送部33とラベル収納部34とを備えている。ラベル
収納部34には、複数のラベル用紙が連続貼付されたラ
ベル台紙がロール状に巻き取られて収納されている。搬
送部33は、図示を省略するモータや複数の送給ロール
によって構成されており、ラベル収納部34に収納され
ているラベル台紙をラベル発行口31まで搬送する。印
字部32は、搬送部33によってラベル発行口31まで
の搬送途中にあるラベル用紙(厳密にはラベル台紙に貼
り付けられたラベル用紙)に必要な内容を印字する。ラ
ベル発行口31からは搬送部33によって搬送されたラ
ベル台紙が装置外部に送り出され、作業者はその送り出
されたラベル台紙から印字済の商品ラベルを剥がして使
用することができる。
【0018】また、電子秤1は、その内部に装置全体を
制御するための制御部40をさらに備えている。図2
は、電子秤1の制御部40の概略構成を示す機能ブロッ
ク図である。電子秤1の制御部40は、コンピュータに
よって構成されており、その本体部であるCPU41
と、読み出し専用メモリーであるROM42と、読み書
き自在のメモリーであるRAM43と、制御用ソフトウ
ェアやデータなどを記憶しておく不揮発性メモリ(例え
ば、バッテリーバックアップされたS−RAM)45と
を備えている。CPU41と不揮発性メモリ45等とは
バスライン49を介して電気的に接続されている。ま
た、制御部40のバスライン49には、電子秤1の操作
パネル20、計量部10、印字部32等も電気的に接続
されており、これらは全て制御部40の制御下にて動作
することとなる。
【0019】制御部40は、不揮発性メモリ45内の処
理用ソフトウェアに基づいて、操作パネル20からの入
力に応答して所定の処理を行うとともに、計量部10や
印字部32の動作制御を行う。また、不揮発性メモリ4
5には、商品名とその価格や消費期限等とを関連付けた
データベースおよび合計ラベルに印字するための印字フ
ォーマットが記憶されている。
【0020】また、この電子秤1は、水平な場所に設置
されているか否かを判定するための水準器70をさらに
備えている。この水準器70は、図1および図4に示す
ように、装置本体部50の上面周辺部において操作パネ
ル20側に設けられている。このように、水準器70
は、操作パネル20が様々な位置に移動した際において
も操作者が比較的見やすい位置に配置されている。すな
わち水準器70は視認性が高い位置に配置されている。
【0021】<B.詳細構成>図3は、操作パネル20
が装置本体部50から離反する方向に移動した状態にお
いて、操作パネル20と装置本体部50とを連結する連
結部60付近の状態を電子秤1の斜め上方から見た図で
ある。また、図4は、電子秤1を前側(正面側)から見
た斜視図であり、図示の便宜上、操作パネル20を外し
た状態を示している。なお、図3および図4において
は、ボルトBTおよびナットNT等を適宜省略して示し
ている。
【0022】連結部60は、操作パネル20と装置本体
部50とを接続する接続部材61を有している。この接
続部材61は、中央に中空部分を有する棒状部材61a
と、一対のL字金具61bと、一対のL字金具61cと
を有している。1対のL字金具61bは、棒状部材61
aの装置本体部50側側面F1の両端側に取り付けられ
ており、一対のL字金具61cは、棒状部材61aの操
作パネル20側側面F2の両端側に取り付けられてい
る。これらのL字金具61b,61cは、図示しないボ
ルトおよびナットにより棒状部材61aに固定されてお
り、後述する回動動作においては、これらの棒状部材6
1aおよびL字金具61b,61cは接続部材61とし
て一体となって動作する。
【0023】また、装置本体部50の前側側面FFは、
その中央部に凹部分を有している。そして、装置本体部
50の前側側面FFの凹部分にはL字型の一対の回動支
持部材63が左右方向に所定距離だけ隔てられて固定さ
れている。回動支持部材63は、回動軸R1を中心に接
続部材61が回動可能となるように、接続部材61の一
端側(具体的には装置本体部50側)を支持している。
言い換えれば、接続部材61の各L字金具61bは、こ
の回動支持部材63に支持されている。また、L字金具
61bおよび回動支持部材63は、それぞれ、貫通孔を
有しており、この貫通孔に貫通したボルトBTがナット
NTで締結されている。L字金具61bと回動支持部材
63とは、ボルトBTおよびナットNTを用いて回動軸
R1方向に適宜の押し付け力が付加された状態となって
いるので、接続部材61は、回動軸R1周りに回動可能
であり、かつ、回動後においては静止摩擦力によりその
回動後の姿勢を維持することが可能である。
【0024】さらに、操作パネル20の背面BFには、
L字型の一対の回動支持部材65が左右方向に所定距離
だけ隔てられて固定されている。回動支持部材65は、
回動軸R2を中心に接続部材61が回動可能となるよう
に、接続部材61の他端側(具体的には操作パネル20
側)を支持している。言い換えれば、接続部材61の各
L字金具61cは、この回動支持部材65に支持されて
いる。また、L字金具61cおよび回動支持部材65
は、それぞれ、貫通孔を有しており、この貫通孔に貫通
したボルトBTがナットNTで締結されている。L字金
具61cと回動支持部材65とは、ボルトBTおよびナ
ットNTを用いて回動軸R2方向に適宜の押し付け力が
付加された状態となっているので、接続部材61は、回
動軸R2周りに回動可能であり、かつ、回動後において
は静止摩擦力によりその回動後の姿勢を維持することが
可能である。
【0025】これらの接続部材61、回動支持部材6
3、および回動支持部材65は、連結部60の要素とし
て機能する。具体的には、図5〜図8に示すように、接
続部材61は、回動支持部材63に対して回動軸R1を
中心に回動可能であり、さらに、回動支持部材65は、
接続部材61に対して回動軸R2を中心に回動可能であ
る。ここで、回動支持部材63は装置本体部50に固定
され、回動支持部材65は操作パネル20に固定されて
いるので、接続部材61は、装置本体部50に対して回
動軸R1を中心に回動可能であり、さらに、操作パネル
20は、接続部材61に対して回動軸R2を中心に回動
可能である。したがって、操作パネル20は、装置本体
部50に対してその傾斜角度を変更することができる。
【0026】また、開口部59と開口部29との間に
は、蛇腹状部材67が設けられている。この蛇腹状部材
67と開口部59との間には防水用のゴムシール(図示
せず)が設けられており、同様に、蛇腹状部材67と開
口部29との間にも防水用のゴムシール(図示せず)が
設けられている。また、この蛇腹状部材67は、上記の
回動軸R1,R2周りの回動動作に耐えられるように可
撓性を有している。
【0027】さらに、操作パネル20と装置本体部50
との間においては、信号の授受および電力供給などのた
めに、操作パネル20と装置本体部50とを結ぶ電気配
線コードCBが設けられている。
【0028】この電気配線コードCBの一端は、装置本
体部50の内部の電気配線基板ないし接続端子等(図示
せず)に接続され、他端は、操作パネル20の内部の電
気配線基盤ないし接続端子等(図示せず)に接続され
る。装置本体部50内部の電気配線基板等から伸びる電
気配線コードCBは、装置本体部50の前側側面FFに
設けられた開口部59を通って、装置本体部50の外部
へと表出し、蛇腹状部材67の内部を通過した後、操作
パネル20の開口部29を通って、操作パネル20内部
の電気配線基板へと至る。
【0029】このように、この電気配線コードCBは蛇
腹状部材67によって覆われているので、水などの液体
や埃(ほこり)などが装置本体部50の内部や操作パネ
ル20の内部に入り込むことを防止できる。したがっ
て、操作パネル20を可動式の構成とする場合にも、防
塵効果および防水効果を得ることができる。
【0030】<C.動作>以下では、操作パネル20の
傾斜角度の変更動作について、図5〜図8の側面図を用
いて説明する。なお、これらの図では、図示の便宜上、
各構成要素を簡略化して示している。
【0031】図5は初期状態を示す側面図である。この
初期状態においては、操作パネル20は、装置本体部5
0の前側の側面FFに略平行となるように初期配置され
ている。したがって、この初期配置時の操作パネル20
の傾斜角度(すなわち初期角度)θは、側面FFとほぼ
同一の傾斜角度を有している。また、このとき、接続部
材61および回動支持部材63,65は、側面FFの凹
部分に収容されている。
【0032】ここで、傾斜角度θを、電子秤1が載置さ
れる水平平面LLと操作パネル20表面の法線とのなす
角度(あるいは、水平平面に対する鉛直線と操作パネル
20の上下方向とのなす角度)で表現するものとすれ
ば、この初期角度θ1は、たとえば40度(deg)から
50度(deg)程度の値となる。このように初期状態に
おいては操作パネル20が所定の初期角度θ1だけ傾い
て配置されているので、操作者が斜め上方からこの操作
パネル20を見る場合には、操作者は操作パネル20が
見やすく使い勝手が良いという利益を得ることができ
る。なお、図5に示す初期配置においては、回動支持部
材63は回動支持部材65よりも下側に位置している。
【0033】図6は、操作パネル20の正面側(図の左
側)に位置する操作者が操作パネル20を手前に(図で
は左側に)引き起こした状態をその側面側から見た様子
を示す図である。図5の状態から、接続部材61を装置
本体部50に対して回動軸R1周りに矢印AR1の向き
に所定角度(たとえば120度)回動させつつ、回動支
持部材65(したがって操作パネル20)を接続部材6
1に対して回動軸R2周りに矢印AR2の向きに所定角
度(たとえば100度)回動させると図6の状態とな
る。このように、操作パネル20の引き起こし動作によ
って、操作パネル20の傾斜角度θは、上記の初期角度
θ1よりも小さな角度θ2(<θ1)に変更される。言
い換えれば、操作パネル20は、より起きた状態(水平
平面LLに対してより垂直に近い状態)へと移行する。
【0034】このとき、接続部材61が回動軸R1周り
に回動している間においては、操作パネル20の上端が
上皿部11の上面(上皿面)UFの延長面(以下、水平
延長面とも称する)LHよりも上側に飛び出すこともあ
り得るが、接続部材61が回動軸R1周りに或る角度以
上回動して操作パネル20が装置本体部50から離反す
る方向に移動した後(すなわち操作パネル20が引き起
こされた後)には、操作パネル20を接続部材61に対
して回動軸R2周りに回動させても、操作パネル20の
上端部が上皿部11の水平延長面LHより常に下側に位
置する。
【0035】すなわち、連結部60のこの回動動作によ
って、操作パネル20の上端部が上皿部11の水平延長
面LHより下側に位置し、かつ、操作パネル20の傾斜
角度θが所定の初期角度とは異なる角度を有する状態に
移行することができるのである。この場合、連結部60
のこの回動動作によって、操作パネル20の上端部が上
皿部11の水平延長面LHより下側に位置しているの
で、上皿部11に載置された計量対象物と操作パネル2
0の上端部とが干渉することを防止しつつ操作表示部の
角度を比較的自由に変更することができる。
【0036】また特に、連結部60のこの回動動作によ
って、電子秤1は、その操作パネル20の傾斜角度θが
小さな状態、言い換えれば、操作パネル20が初期配置
時よりも起きた状態(より垂直に近い状態)の傾斜角度
を有する状態であり、なおかつ、操作パネル20の上端
部が上皿部11の水平延長面LHより下側に位置する状
態に移行することが可能である。したがって、操作パネ
ル20を起こす場合においても、上皿部11に載置され
た計量対象物と操作パネル20の上端部との干渉を防止
しつつ、操作表示部の角度を比較的自由に変更すること
ができる。
【0037】また、接続部材61が回動軸R1周りに或
る角度以上回動して操作パネル20が装置本体部50か
ら離反する方向に移動した後(操作パネル20が手前に
引き起こされた後)には、次述するように、回動軸R2
周りの回動によって操作パネル20の傾斜角度θを例え
ば0(ゼロ)度から100度程度までの範囲で自由に変
更した場合であっても、操作パネル20の上端部が上皿
部11の水平延長面LHより上に飛び出すことがない。
すなわち、上記の干渉を回避しつつ、この操作パネル2
0の傾斜角度θを広範囲にわたって変更することが可能
である。
【0038】図7は、傾斜角度θがほぼゼロのときの状
態(すなわち操作パネル20が最も起きている状態)を
例示する図である。
【0039】図7の状態は、図6の状態から操作パネル
20を接続部材61に対して回動軸R2周りに矢印AR
3(図7)の向きに回動させることによって実現され
る。
【0040】この状態においては、操作パネル20の下
端部は装置本体部50の底面よりも下に位置しており、
操作パネル20の位置を比較的低くして計量動作を行う
ことなどができる。
【0041】この電子秤1は、たとえば操作者の目の位
置よりも高い位置に載置されることもあるが、そのよう
な使用状況においては、操作者の目の位置に対して比較
的近い位置にまで操作パネル20を下げて使用すること
ができるので、操作パネル20に対する操作性が向上す
る。このように、連結部60における回動動作によっ
て、操作パネル20の下端部が装置本体部50の底面よ
りも下に位置するように操作パネル20を装置本体部5
0に対して相対的に移動させることができるので、使用
時の状況に合わせて操作表示部の位置を変更することが
可能である。
【0042】また、図8は、傾斜角度θが約100度
(=θ3)のときを例示する図である。図8の状態は、
図7の状態から操作パネル20を接続部材61に対して
回動軸R2周りに矢印AR2の向きに回動させることに
よって実現される。この状態は、操作パネル20のう
ち、下辺側が最も上側に位置する状態、言い換えれば、
操作パネル20の下辺側が操作パネル20の上端部にな
っている状態とも表現できる。
【0043】この電子秤1の使用状況によっては、様々
な傾斜角度θが望まれることがあるが、上述したよう
に、上記の干渉を防止しつつ、この操作パネル20の傾
斜角度θを広範囲にわたって変更することができるの
で、電子秤1の使用状況に応じて操作パネル20を見や
すい角度に調節することが可能である。この実施形態の
電子秤1においては、このような調節が可能な傾斜角度
θには、(1)初期角度θ1、(2)初期角度θ1よりも小さ
な角度、(3)および初期角度θ1よりも大きな角度のい
ずれもが含まれている。
【0044】また、この電子秤1に関しては、操作パネ
ル20はその操作性および視認性を確保するため比較的
大きなサイズであることが好ましく、かつ、装置全体の
サイズはコンパクトであることが好ましいという事情が
ある。これに対して、操作パネル20を小さくすること
や、上皿部11をより上方に配置することによれば上記
の干渉を回避することはできるが、操作パネル20のサ
イズが小さくなったり、装置サイズが大きくなってしま
ったりしてしまう。
【0045】一方、この実施形態に係る電子秤1におい
ては、上述したような比較的簡易な構成を用いることに
よって、このような事情にも配慮しつつ、上皿部11に
載置された計量対象物と操作パネル20の上端部とが干
渉することを防止しつつ操作パネル20の角度を比較的
自由に変更することができるという利益を享受すること
が出来るのである。
【0046】また特に、回動支持部材63は、装置本体
部50の前側の側面FFの上下方向における中央部に設
けられており、回動支持部材65は、操作パネル20の
背面BFの上側位置に設けられている。したがって、回
動軸R1を中心に回転する接続部材61の回転半径は、
操作パネル20の縦方向の長さの約半分程度となる。こ
の場合、操作パネル20を手前に引き起こす際の引き起
こし量(前方への移動量)を低減することができるの
で、操作パネル20を引き起こしたとき装置サイズをも
コンパクトなものにすることができる。
【0047】<D.その他>上記実施形態においては、
接続部材61が別個の3種類の部材(具体的には、棒状
部材61a、一対のL字金具61b、および一対のL字
金具61c)を用いて構成されている場合を例示した
が、これに限定されず、接続部材61は、これらの要素
と同様の機能を果たすことができるように一体物として
形成されていても良い。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、連結部における回動動作によって、操作表示部
の上端部が上皿部の水平延長面より下側に位置し、か
つ、操作表示部の傾斜角度が所定の初期角度とは異なる
角度を有する状態に移行することが可能であるので、操
作表示部と計量対象物との干渉を防止しつつ操作表示部
の角度を変更することができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、比較的簡
易な構成で、操作表示部と計量対象物との干渉を防止し
つつ操作表示部の角度を変更することができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、使用時の
状況に合わせて操作表示部の位置を下方に変更できる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、水準器が
見やすい位置に設けられており視認性が高い。
【0052】請求項5に記載の発明によれば、電気配線
コードが蛇腹状部材によって覆われているので、防塵効
果および防水効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子秤1の斜視図である。
【図2】電子秤1の制御部40の概略構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図3】連結部60付近の状態を斜め上方から見た図で
ある。
【図4】電子秤1を前側(正面側)から見た斜視図であ
る。
【図5】初期状態を示す側面図である。
【図6】回動後の状態を示す側面図である。
【図7】操作パネル20が下がった状態を示す側面図で
ある。
【図8】操作パネル20が別の傾斜角度を有する状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 電子秤 10 計量部 11 上皿部 20 操作パネル 29,59 開口部 50 装置本体部 60 連結部 61 接続部材 61a 棒状部材 61b,61c L字金具 63,65 回動支持部材 67 蛇腹状部材 70 水準器 CB 電気配線コード FF (前側)側面 LH 水平延長面 R1,R2 回動軸 θ 傾斜角度

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子秤であって、 装置本体部と、 前記装置本体部の上側に設けられた計量用の上皿部と、 前記装置本体部の側面に所定の初期角度で初期配置され
    る可動式の操作表示部と、 前記操作表示部と前記装置本体部とを連結する連結部
    と、を備え、 前記連結部における回動動作によって、前記操作表示部
    の上端部が前記上皿部の水平延長面より下側に位置し、
    かつ、前記操作表示部の傾斜角度が前記所定の初期角度
    とは異なる角度を有する状態に移行することが可能であ
    ることを特徴とする電子秤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子秤において、 前記連結部は、 前記操作表示部と前記装置本体部とを接続する接続部材
    と、 前記装置本体部の前記側面に設けられ前記接続部材の一
    端側を回動可能に支持する第1の回動支持部材と、 前記操作表示部の背面に設けられ前記接続部材の他端側
    を回動可能に支持する第2の回動支持部材と、を有する
    ことを特徴とする電子秤。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子秤
    において、 前記連結部における回動動作によって、前記操作表示部
    の下端部は前記装置本体部の底面よりも下に位置するこ
    とが可能であることを特徴とする電子秤。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の電子秤において、 前記装置本体部の上面周辺部の前記操作表示部側に設け
    られた水準器、をさらに備えることを特徴とする電子
    秤。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の電子秤において、 前記装置本体部の第1開口部と前記操作表示部の第2開
    口部とを通って前記装置本体部と前記操作表示部とを結
    ぶ電気配線コードが、前記第1開口部と前記第2開口部
    との間に設けられた蛇腹状部材によって覆われているこ
    とを特徴とする電子秤。
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Cited By (5)

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