JPH0644761U - フィルターバッグ - Google Patents
フィルターバッグInfo
- Publication number
- JPH0644761U JPH0644761U JP8208492U JP8208492U JPH0644761U JP H0644761 U JPH0644761 U JP H0644761U JP 8208492 U JP8208492 U JP 8208492U JP 8208492 U JP8208492 U JP 8208492U JP H0644761 U JPH0644761 U JP H0644761U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- water
- filter bag
- tea
- resistant material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 耐水溶性材料より構成され微細孔5を設けて
透水性構造を有する袋体1に、開閉自在な開口部2を設
けたものとしている。前記耐水溶性材料は、合成樹脂フ
ィルムとすることができる。この場合、微細孔5の開口
径は0.5〜5mm、微細孔5の開口率は20000〜
30000個/m2 とするのが好ましい。さらに、前記
耐水溶性材料は、不織布としても良い。この場合、微細
孔5はデニールの違った繊維を混合して形成される0.
5〜5mmの繊維間隙とするのが好ましい。 【効果】 開口部2を開いて煎茶、紅茶等の茶葉を袋体
1内に入れ、開口部2を閉じてから熱湯中にそのまま投
入すれば、微細孔5から茶エキスが溶出されると共に茶
の繊維質も透出されるので、エキス溶出に時間がかから
ず、茶の繊維質も風味が良くなる程度に透出されるもの
となる。
透水性構造を有する袋体1に、開閉自在な開口部2を設
けたものとしている。前記耐水溶性材料は、合成樹脂フ
ィルムとすることができる。この場合、微細孔5の開口
径は0.5〜5mm、微細孔5の開口率は20000〜
30000個/m2 とするのが好ましい。さらに、前記
耐水溶性材料は、不織布としても良い。この場合、微細
孔5はデニールの違った繊維を混合して形成される0.
5〜5mmの繊維間隙とするのが好ましい。 【効果】 開口部2を開いて煎茶、紅茶等の茶葉を袋体
1内に入れ、開口部2を閉じてから熱湯中にそのまま投
入すれば、微細孔5から茶エキスが溶出されると共に茶
の繊維質も透出されるので、エキス溶出に時間がかから
ず、茶の繊維質も風味が良くなる程度に透出されるもの
となる。
Description
【0001】
この考案は、煎茶、紅茶等の煮出し用に使用されるフィルターバッグに関する ものである。
【0002】
従来、この種のフィルターバッグは、茶殼の流出を防止し、フィルターとして の作用を効果的に発揮するために、繊維間密度の非常に高い不織布で作成されて いた。
【0003】
しかしながら、上記従来のフィルターバッグは、エキス溶出に時間がかかると いう課題を有していた。さらに、昨今の消費者ニーズの一つとして、煎茶を例に 取れば、微細繊維が透出されていないと風味がなく、色付き湯を飲むようで味気 がないという声も聞かれ、フィルターバッグそのものの機能が見直されている。 すなわち、この種のフィルターバッグには過度のフィルター機能は必要ないとい うことであり、極論すれば口にできない大きさの茶殼を取り除けば良いというこ とである。
【0004】 そこで、この考案は、上記従来のフィルターバッグが有する課題を解決するた めになされたものであり、エキス溶出に時間がかからず、茶の繊維質も風味が良 くなる程度に透出されるフィルターバッグを提供することを目的としている。
【0005】
そのため、この考案のフィルターバッグは、耐水溶性材料より構成され微細孔 5を設けて透水性構造を有する袋体1に、開閉自在な開口部2を設けたものとし ている。前記耐水溶性材料は、合成樹脂フィルムとすることができる。この場合 、微細孔5の開口径は0.5〜5mm、微細孔5の開口率は20000〜300 00個/m2 とするのが好ましい。さらに、前記耐水溶性材料は、不織布として も良い。この場合、微細孔5はデニールの違った繊維を混合して形成される0. 5〜5mmの繊維間隙とするのが好ましい。
【0006】
この考案のフィルターバッグは、開口部2を開いて煎茶、紅茶等の茶葉を袋体 1内に入れ、開口部2を閉じてから熱湯中にそのまま投入すれば、微細孔5から 茶エキスが溶出されると共に茶の繊維質も透出される。
【0007】
以下、この考案のフィルターバッグの構成を、実施例として示した図面に基づ いて説明する。 図1〜3に示したように、この考案のフィルターバッグは、偏平の袋体1の開 口部2の一方の端縁に延設した張出片3を、開口部2の内方に折り返すと共に、 開口部2の他方の端縁に延設した張出片4を、開口部2の外方に折り返して、こ れら張出片3、4のそれぞれの両側縁部を袋体1の両側縁部に接合することによ り、開口部2を開閉自在な構造としている。
【0008】 前記袋体1は、耐水溶性の合成樹脂フィルムあるいは不織布より構成され微細 孔5を設けて透水性構造を有するものとしている。袋体1が合成樹脂フィルムよ り構成される場合には、20μm位の厚さのものに、開口径0.5〜5mmの微 細孔5をm2 当たり20000〜30000個程度開口すれば良い。袋体1が不 織布より構成される場合には、例えば、1.5デニール、35mmカットのコン ジュゲート繊維30%に対し、6デニール、35mmカットのコンジュゲート繊 維70%を混合し、カード機にかけ120〜130°Cの熱風を通過させること により、相互が熱溶融接着され、デニール差により、5〜20g/m2 の状態に おいて、0.5〜5mmの繊維間隙が形成されるので、この繊維間隙を微細孔5 としている。また、1.5デニール、45mmカットのセルロース系レーヨン繊 維20%に対し、6デニール、35mmカットのコンジュゲート繊維70%を混 合し、同上製法において同様なものが得られる。さらに、レーヨン繊維は親水系 であるため、袋体1の材料にレーヨン繊維を採用すれば、沸騰した湯浴中におい て極めてなじみが良く、沈降性が改善されたものとなる。
【0009】 以上にように構成されたこの考案のフィルターバッグを使用するには、先ず、 袋体1内に開口部2から煎茶や紅茶を入れる。そして、開口部2の外方に折り返 した張出片4を袋体1の外面側に折り返し(図2、4に示した状態)、このまま 沸騰した湯浴中にに入れて煮出しすればよい。 次に、この考案のフィルターバッグと従来のフィルターバッグを用いて、沸騰 した湯浴中での茶エキスの溶出時間と茶の繊維質の透出量との関係を示す比較試 験を行った。試験結果を表1に示す。 (試料の調製) 本発明品A:開口径0.5mm、開口率30000個/m2 の微細孔を設けた合 成樹脂フィルムより構成した。 本発明品B:開口径1mm、開口率30000個/m2 の微細孔を設けた合成樹 脂フィルムより構成した。 本発明品C:開口径2mm、開口率20000個/m2 の微細孔を設けた合成樹 脂フィルムより構成した。 本発明品D:開口径3mm、開口率20000個/m2 の微細孔を設けた合成樹 脂フィルムより構成した。 本発明品E:繊維間隙約1mmの微細孔を設けたコンジュゲート繊維不織布より 構成した。 本発明品F:繊維間隙約2mmの微細孔を設けたコンジュゲート繊維不織布より 構成した。 本発明品G:繊維間隙約5mmの微細孔を設けたコンジュゲート繊維とレーヨン 繊維との混合繊維不織布より構成した。 従来品 H:不織布より構成された市販のフィルターバッグ(商品名「お茶パッ ク」;株式会社トキワ工業製)を用いた。 (試験方法) 煎茶5gを入れた本発明品A〜G及び従来品Hを、沸騰した湯浴中に投入し、 5分間観察した。 (試験結果)
【0010】
【表1】
【0011】
この考案のフィルターバッグは、以上に述べたように構成されているため、開 口部2を開いて煎茶、紅茶等の茶葉を袋体1内に入れ、開口部2を閉じてから熱 湯中にそのまま投入すれば、微細孔5から茶エキスが溶出されると共に茶の繊維 質も透出されるので、エキス溶出に時間がかからず、茶の繊維質も風味が良くな る程度に透出されるものとなる。
【図1】この考案のフィルターバッグの開口部を開いた
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図2】この考案のフィルターバッグに煎茶や紅茶を入
れ開口部を閉じた状態の斜視図である。
れ開口部を閉じた状態の斜視図である。
【図3】この考案のフィルターバッグの開口部を開いた
状態の断面図である。
状態の断面図である。
【図4】この考案のフィルターバッグに煎茶や紅茶を入
れ開口部を閉じた状態の断面図である。
れ開口部を閉じた状態の断面図である。
1 袋体 2 開口部 5 微細孔
Claims (3)
- 【請求項1】 耐水溶性材料より構成され微細孔(5)
を設けて透水性構造を有する袋体(1)に、開閉自在な
開口部(2)を設けたことを特徴とするフィルターバッ
グ。 - 【請求項2】 耐水溶性材料を合成樹脂フィルムとし、
微細孔(5)の開口径を0.5〜5mm、微細孔(5)
の開口率を20000〜30000個/m2としたこと
を特徴とする請求項1記載のフィルターバッグ。 - 【請求項3】 耐水溶性材料を不織布とし、微細孔
(5)をデニールの違った繊維を混合して形成される
0.5〜5mmの繊維間隙としたことを特徴とする請求
項1記載のフィルターバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208492U JPH0644761U (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | フィルターバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208492U JPH0644761U (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | フィルターバッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644761U true JPH0644761U (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=13764584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8208492U Pending JPH0644761U (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | フィルターバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644761U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011225217A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Subaru Kk | フィルターバッグ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5321683B2 (ja) * | 1973-11-29 | 1978-07-04 | ||
JPH0225938B2 (ja) * | 1981-08-05 | 1990-06-06 | Mitsubishi Chem Ind |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP8208492U patent/JPH0644761U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5321683B2 (ja) * | 1973-11-29 | 1978-07-04 | ||
JPH0225938B2 (ja) * | 1981-08-05 | 1990-06-06 | Mitsubishi Chem Ind |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011225217A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Subaru Kk | フィルターバッグ |
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