JPH0644710U - 開袋機 - Google Patents

開袋機

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JPH0644710U
JPH0644710U JP7872792U JP7872792U JPH0644710U JP H0644710 U JPH0644710 U JP H0644710U JP 7872792 U JP7872792 U JP 7872792U JP 7872792 U JP7872792 U JP 7872792U JP H0644710 U JPH0644710 U JP H0644710U
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岡野信孝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で、切り屑の発生がなく、袋の内
容物を全量排出でき、掃除が容易な開袋機を提供する。 【構成】 開袋機は、本体フレーム1と分断装置2と搬
送装置4とエアブロー装置5とを具える。本体フレーム
1は、排出室6と、これを下方に開口する取出口7とを
有する。分断装置2は、刃10を走行させる走行部材8
と、押上げ部材3で上下動するプッシャ14とを有す
る。搬送装置4は、駆動部材17、22と、この駆動に
より起立可能な第1コンベア15および第2コンベア2
0とで形成する。エアブロー装置5は、袋28の半部を
掛止可能な吹上部30を有し、エアを吹き上げる。袋2
8は、所定の位置で分断されたのち、搬送装置4の起立
により落下して吹上部30に掛止し、内容物を排出す
る。そして袋28内にエアを吹き出すことにより、残留
物が強制的に排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は開袋機に関し、特に、粉粒状の原料等が詰められた袋を切り開いて 、内容物を袋から排出する開袋機に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
一般に、開袋して内容物を取り出すような開袋機にあっては、袋を切り開く際 に切り口がシャープで切り屑がでないこと、また、袋に詰められた内容物を全量 排出できること、さらに、掃除が容易であること等の要求を満たすことが重要で ある。
【0003】 しかしながら、これらの種々の条件を全て満たすのは困難であり、また、実現 させようとしても構造が複雑になってしまうのが現状である。
【0004】 この考案は上記のような問題点を解消し、簡単な構成によって、切り口をシャ ープにして切り屑の発生を防止するとともに、内容物の全量排出を可能とするこ とができる開袋機を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記の問題点を解決するために、第1の考案として、排出室を有し 、この排出室の底部に設けられる取出口を有する本体フレームと、袋を分断する 分断装置と、前記排出室の上方で前記分断装置を挟んで隣接して設けられ、各々 が水平状態と起立状態との間を切換可能な一対の搬送部材を有する搬送装置と、 前記排出室内に設けられ、一対の吹上部を有するエアブロー装置とを具え、前記 搬送装置で分断すべき袋を一対の搬送部材間に位置して停止したのち前記分断装 置で分断し、分断された袋の各半部が、前記搬送部材の起立状態への切り換えに より落下して前記エアブロー装置の吹上部にそれぞれ掛止し、内容物が排出され たのち、空袋を前記エアブロー装置のエアにより前記搬送部材上に移動し、この のち、搬送部材を水平状態に切り換えて空袋を外部へ搬出するという構成を有し ているものである。 また、第1の考案を含む第2の考案として、前記分断装置は、刃を前記袋の分 断部に沿って走行させる走行部材と、前記刃に対向して位置され、押上げ部材に よって前記袋を前記刃の分断部に押し上げるプッシャとを有するという構成を有 しているものである。
【0006】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、搬送装置による袋の搬入工程、 分断装置による袋の分断工程、袋の内容物の排出工程、搬送装置による袋の搬出 工程を順次経て、この結果、自動的に、袋が開袋され、その内容物が排出され、 取出口から内容物のみが取り出せることとなる。
【0007】 そして、この考案にあっては、袋の内容物を全量排出することができるように なっている。
【0008】 すなわち、袋の内容物の排出工程で袋内にエアを吹き込むエアブロー装置を設 けたことによって、袋内に残留物が残らないようになっている。つまり、内容物 の排出工程においては、分断装置で分断された袋の各半部が、搬送部材の起立状 態への切り換えによって、排出室に落下してエアブロー装置の吹上部に掛止し、 このときの衝撃力によって袋の内容物の大部分が外部に排出されることになるが 、袋の内面には若干の残留物が付着していることがある。そこで、エアブロー装 置の吹上部より袋内にエアを吹き込むことによって、袋内の残留物を強制的に排 出するようになっている。
【0009】 また、この考案にあっては、切り屑の発生を低減することができるようになっ ている。
【0010】 すなわち、袋を分断する分断装置は、刃を走行させる走行部材と、押上げ部材 によって袋を走行部材に押し付けるプッシャとを有したことによって、袋は、走 行部材の刃に密着した状態で分断されるようになるため、刃の走行による袋の切 り口がシャープとなり、この結果、切り屑が発生しないようになっている。
【0011】 さらに、この考案にあっては、袋を分断する開袋方式を採用したので、全体的 な構造が非常に簡単となり、清掃を容易にすることができるようになっている。
【0012】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。
【0013】 図1乃至図4は、この考案による開袋機の一実施例を示す図であり、ぞれぞれ 図1は外観図、図2は内部構造を示す正面図、図3は内部構造を示す平面図、図 4は内部構造を示す側面図である。 すなわち、図1乃至図4に示す開袋機は、排出室6を有し、この排出室6を下 方に開口させる取出口7を有する本体フレーム1と、袋28を分断する分断装置 2と、排出室6の上方で分断装置2を挟んだ状態で隣接して設けられ、各々が水 平状態と起立状態との間を切換可能な一対の搬送部材15、20を有する搬送装 置4と、排出室6内に設けられ、一対の吹上部30、30を有するエアブロー装 置5とを具えたものである。
【0014】 そして、分断すべき袋28が搬送装置4によって所定の位置まで搬入して停止 したのち、分断装置2で袋28が分断され、そして分断された袋28の各半部が 、搬送部材15、20の起立状態への切り換えにより排出室6に落下してエアブ ロー装置5の吹上部30、30に掛止し、このときに袋28の内容物が排出室6 に排出される。こののち、エアブロー装置5の吹上部30、30に掛止している 袋28の各半部内に吹上部30、30からエアが吹き込まれることにより、袋2 8内の残留物が吹き払われて外部に排出されることとなり、結果として袋28の 内容物が全量排出されることとなる。さらに、内容物が排出された空袋28は、 エアブロー装置5のエアにより吹き上げられて搬送装置4上に移動され、このの ち搬送部材15、20が水平状態に切り換えられて復元し、空袋28を外部へ送 り出すようにしている。
【0015】 このとき、分断装置2は、刃10を水平方向に移動させる走行部材8と、この 刃10の走行ラインに対応した部位に位置され、押上げ部材3によって押し上げ て袋28を走行部材8に押し付けるプッシャ14とを有し、搬送装置4は、連動 する一対の駆動部材17、22と、駆動部材17の駆動で切換可能な搬送部材の 一方である第1コンベア15と、駆動部材22の駆動で切換可能な搬送部材の他 方である第2コンベア20とで形成してある。
【0016】 図1乃至図4において、本体フレーム1は、その内部で上方に開口する排出室 6と、この排出室6の底部に設けられて下方に開口する取出口7とを有している もので、図5にも示すように、4本の脚35で支持されている。
【0017】 この本体フレーム1には、分断装置2と搬送装置4とエアブロー装置5とが設 けられる。
【0018】 搬送装置4は、一対の搬送部材を構成する第1コンベア15および第2コンベ ア20と、連動する一対の駆動部材17、22とで形成され、第1コンベア15 および第2コンベア20が排出室6の上方に位置するように本体フレーム1に設 けられる。搬送部材の一方を形成する第1コンベア15は所謂ベルトコンベアで あって、対向する一対の側板26a、26a間にモータローラ27aおよびロー ラ25aを枢支し、このモータローラ27aおよびローラ25aにベルト19を 懸架して形成したもので、モータローラ27aの駆動によりベルト19を所定の 方向に回転させることができるようにしている。
【0019】 この第1コンベア15は、その側板26a、26aが一対の枢支部材37a、 37aで本体フレーム1に枢支され、枢支部材37a、37aの軸線を中心とし て第1コンベア15が回動自在となっている。このとき、第1コンベア15を枢 支する枢支部材37a、37aの一方には、一端が側板26aと連結されるとと もに、他端が本体フレーム1を貫通して外部に延出している支持軸36aを設け 、さらに、この支持軸36aの外部側の端部には、その軸線の直交方向に延出す るアーム18が一体に設けられている。従って、第1コンベア15は、アーム1 8の回動に伴って、支持軸36aを中心とした一体的な回動が可能となっている 。
【0020】 このアーム18は、本体フレーム1に取り付けられた駆動部材17により連動 される。駆動部材17は、圧力シリンダ16aと、これに出没自在に挿通された ロッド16bとで形成された所謂アクチュエータであって、圧力シリンダ16a に印加される圧力に応じてロッド16bが出没動作をするもので、このロッド1 6bの先端部とアーム18の先端部とが回動自在な状態で連結されることにより 、ロッド16bの出没動作に応じて、アーム18が、本体フレーム1に回動自在 に支持された支持軸36aを中心として回動するようにしている。
【0021】 搬送部材の他方を形成する第2コンベア20は所謂ベルトコンベアであって、 対向する一対の側板26b、26b間にモータローラ27bおよびローラ25b を枢支し、このモータローラ27bおよびローラ25bにベルト24を懸架して 形成したもので、モータローラ27bの駆動によりベルト24を所定の方向に回 転させることができるようにしている。
【0022】 この第2コンベア20は、その側板26b、26bが一対の枢支部材37b、 37bで本体フレーム1に枢支され、枢支部材37b、37bの軸線を中心とし て第2コンベア20が回動自在となっている。このとき、第2コンベア20を枢 支する枢支部材37b、37bの一方には、一端が側板26bと連結されるとと もに、他端が本体フレーム1を貫通して外部に延出している支持軸36bを設け 、さらに、この支持軸36bの外部側の端部には、その軸線の直交方向に延出す るアーム23が一体に設けられている。従って、第2コンベア20は、アーム2 3の回動に伴って、支持軸36bを中心とした一体的な回動が可能となっている 。
【0023】 このアーム23は、本体フレーム1に取り付けられた駆動部材22により連動 される。駆動部材22は、圧力シリンダ21aと、これに出没自在に挿通された ロッド21bとで形成された所謂アクチュエータであって、圧力シリンダ21a に印加される圧力に応じてロッド21bが出没動作をするもので、駆動部材17 と連動するようにしてある。そして、この駆動部材22のロッド21bの先端部 とアーム23の先端部とが回動自在な状態で連結されることにより、ロッド21 bの出没動作に応じて、アーム23が、本体フレーム1に回動自在に支持された 支持軸36bを中心として回動するようにしている。
【0024】 そして、第1コンベア15と第2コンベア20とは、搬送面であるベルト19 の上面とベルト24の上面とを水平状態で面一にするとともに、それぞれの搬送 面の移動方向を一致させ、かつ、互いに所要間隔で離間した状態で縦列に隣接し て配置されて本体フレーム1に設けられ、これにより、搬送面に袋28を載置す ると、袋28が第1コンベア15側から第2コンベア20側へと移動可能となる ようにしている。この場合、第1コンベア15と第2コンベア20との間に形成 された搬送装置4の離間部分は、本体フレーム1に形成された取出口7の軸線上 に位置するようにしておくことが望ましい。
【0025】 このとき、駆動部材17、22は、アーム18、23の回動角度が90°程度 になるようにロッド16b、21bのストロークが設定されていて、これにより 、第1コンベア15および第2コンベア20は、駆動部材17、22の駆動によ り、それぞれの一端が枢支部材37a、37bを中心として回動し、水平状態と 起立状態との間において切り換え動作が可能となっている。
【0026】 この搬送装置4の離間部分に対応する部位には、走行部材8とプッシャ14と 押上げ部材3とで形成されるとともに、本体フレーム1に固定された分断装置2 が設けられる。この分断装置2の一方を形成する走行部材8は、例えばロッドレ スシリンダ等が用いられた往復動形の長尺アクチュエータであって、その内部で 往復動するピストンと連動して外部を移動する作動体に刃10が取り付けられて いるもので、ロッドレスシリンダの作動により、刃10がロッドレスシリンダの 外壁に沿って軸線方向に走行するようにしている。
【0027】 走行部材8は、本体フレーム1に形成された一対の支持部11、11に水平状 態で架設される支持体9で支持される。この支持体9は、図6に示すように、走 行部材8を支持可能な大きさで形成された上方に開口する長尺箱体であって、そ の底面に、走行部材8の刃10が走行可能な状態で位置されるスリット9aが形 成されている。この場合、支持体9のスリット9aは、走行部材8の刃10の走 行範囲に対応させて形成されていて、走行部材8が、その刃10をスリット9a に位置させた状態で支持体9に固定されることにより、走行部材8の作動に応じ て刃10がスリット9aに沿って走行することとなる。
【0028】 このとき、走行部材8は、その軸線が、搬送装置4による袋28の搬送方向に 対して直交するような状態で支持体9に支持され、これにより、刃10が、搬送 面よりも上方の部位において、搬送装置4を横切るようにして走行することとな る。
【0029】 分断装置2の他方を構成するプッシャ14および押上げ部材3のうち、プッシ ャ14は、図7に示すように、走行部材8の刃10を挿入可能な大きさの溝部1 4aが刃10の走行範囲に対応した長さで上方に開口する長尺の板部材であって 、その両端部が、本体フレーム1に固定された一対の押上げ部材3にそれぞれ取 り付けられることにより、押上げ部材3の駆動により、プッシャ14が上下動す るようにしている。
【0030】 そして、押上げ部材3は、圧力シリンダ12、12と、これに出没自在に挿通 されるロッド13、13とからなる対をなした所謂アクチュエータ機構であって 、本体フレーム1の外壁に取り付けられ、圧力シリンダ12、12に印加される 圧力に応じて、ロッド13、13が圧力シリンダ12、12より出没動作を行う もので、このロッド13、13の先端部にプッシャ14の両端部が連結されるこ とにより、ロッド13、13の出没動作に応じてプッシャ14が上下動すること となる。
【0031】 このとき、プッシャ14は、本体フレーム1の排出室6内に配置するとともに 、先端部を第1コンベア15と第2コンベア20との間に位置させ、かつ溝部1 4aを走行部材8の刃10の走行ラインに対応させた状態で設ける。この場合、 常態にあっては、プッシャ14は、搬送装置4の搬送面よりも上方に突出しない ように設け、搬送装置4で搬送される袋28の移動を阻害しないようにすること が大切である。また、これにより、プッシャ14は、搬送装置4の搬送面よりも 下方の位置から走行部材8の刃10の走行ライン上までの間を上下動することと なる。
【0032】 そして、内容物が詰められた袋28を分断する際には、袋28が第1コンベア 15と第2コンベア20との間に位置しているときに、袋28をプッシャ14で 押し上げて走行部材8に押し付けた状態で保持し、この状態で走行部材8の刃1 0を走行させることにより、袋28が刃10の走行ラインに沿って分断されて開 袋されることとなる。
【0033】 本体フレーム1の排出室6内には、エアブロー装置5が設けられる。このエア ブロー装置5は、外部からエアを流通させる例えばパイプ等の配管により形成さ れるもので、その一部分に下方に開くコ字状をなした一対の吹上部30、30が 形成されている。この吹上部30、30は、分断された袋28の半部がそれぞれ 被さる程度の大きさで形成されるとともに、上方に開口するエアの吹出口29が 複数箇所に等配に形成されている。
【0034】 そして、このエアブロー装置5は、水平状態にある搬送装置4の下部に位置さ れ、さらに、第1コンベア15および第2コンベア20の起立時には、第1コン ベア15および第2コンベア20のそれぞれに載置されている分断された袋28 の各半部の分断開口部が、鉛直下方に吹上部30、30を臨む状態となる部位に 設置される。従って、第1コンベア15および第2コンベア20の起立時には、 分断された袋28の各半部が搬送装置4の搬送面より落下し、吹上部30、30 に袋28の各半部を被せた状態にすることができることとなる。
【0035】 なお、図1乃至図4において、31は本体フレーム1の上部を覆うカバーであ って、図8にも示すように、搬送装置4の第1コンベア15側に形成される袋2 8の入口33と、第2コンベア20側に形成される空袋28の出口34とを有し 、さらに、分断装置2のプッシャ14が上下動する部位には切欠き31a、31 aが形成されていて、押上げ部材3の駆動により上下動するプッシャ14の動作 を阻害しないようにしてある。 また、32a、32bは側カバーであり、それぞれ側カバー32aは、本体フ レーム1の一方の外壁に取り付けられた搬送装置4の駆動部材17、22と、分 断装置2の押上げ部材3の一方とを覆って保護するもので、また側カバー32b は、本体フレーム1の他方の外壁に取り付けられた押上げ部材3の他方を覆って 保護するものである。
【0036】 次に、上記のものの作用を説明する。 この開袋機は、上記のように構成したことにより、例えば粉粒状の原料等が詰 められた袋28を外部から所定の分断位置まで導入したのち、分断装置2で袋2 8を分断して開袋し、内容物を排出室6に排出したのち、空袋28を外部へ送り 出すという一連の工程を自動的に行うようになっている。そして、袋28の内容 物は排出室6を介して取出口7から取り出せることとなる。
【0037】 この開袋過程を図9乃至図17に示す。それぞれ、図9および図10は袋の搬 入工程を示し、図11および図12は袋の分断工程を示し、図13および図14 は内容物の排出工程を示し、図15乃至図17は空袋の搬出工程を示す図である 。
【0038】 まず、常態にあっては、図9に示すように、搬送装置4の搬送部材である第1 コンベア15と第2コンベア20とは水平状態となっている。この状態でモータ ローラ27a、27bを駆動させると、ベルト19、24が同一方向に回転し、 第1コンベア15および第2コンベア20の上面に形成される搬送面が第1コン ベア15から第2コンベア20へ向かって移動するようになる。このとき、第1 コンベア15側にはカバー31に形成された袋28の入口33が、また第2コン ベア20側にはカバー31に形成された空袋28の出口34がそれぞれ位置され ているため、カバー31の入口33より導入された袋28は、搬送装置4のベル ト19、24の移動に伴って、カバー31の出口34側へ向かって搬送され、図 10に示すように、分断装置2が位置する第1コンベア15と第2コンベア20 との間に袋28の中央部が来たところでモータローラ27a、27bが停止し、 袋28の搬送が停止するようになっている。
【0039】 すると、袋28の搬送が停止したところで、図11に示すように、分断装置2 の一対の押上げ部材3が駆動し、この押上げ部材3の駆動により、ロッド13、 13が圧力シリンダ12、12より突出動作し、同時にプッシャ14が第1コン ベア15と第2コンベア20の離間部分から上動し、これに伴ってプッシャ14 が袋28を押上げて、袋28の中央部を走行部材8に押し付け、これにより、袋 28の中央部をプッシャ14と走行部材8とで挟持するようになる。
【0040】 次いで、この図11に示した状態のまま、図12に示すように、走行部材8が 駆動する。すると、この走行部材8の駆動によって、刃10が袋28の搬送方向 と直交する方向に向かって水平走行し、これによって、袋28が中央部で2つに 分断されて開袋されることとなる。
【0041】 こののち、搬送装置4の駆動部材17、22が駆動することにより、ロッド1 6b、21bが圧力シリンダ16a、21aから突出するように動作し、これと 連動するアーム18、23および支持軸36a、36bが回動し、これによって 、図13に示すように、第1コンベア15および第2コンベア20がそれぞれ水 平状態から起立状態へ切り換えられて保持される。すると、第1コンベア15お よび第2コンベア20のそれぞれの搬送面上に位置している袋28の各半部は、 それぞれ分断開口部が下方に向いた状態で排出室6へ落下し、それぞれの袋28 の半部は、排出室6内に設けられたエアブロー装置5の吹上部30、30に被さ った状態で掛止することとなる。
【0042】 そして、この落下による衝撃で、袋28の内容物はほとんど排出室6で排出さ れることとなる。次いで、図14に示すように、搬送装置4の駆動部材17、2 2を駆動させてロッド16b、21bを圧力シリンダ16a、21aに没入し、 これにより第1コンベア15および第2コンベア20を起立状態から水平状態に 一旦切り換えて戻し、この状態でエアブロー装置5を作動させて吹出口29から エアを吹き出して、吹上部30、30に掛止している袋28の各半部内にエアを 吹き込む。すると、エアブロー装置5のエアの吹出力によって、それぞれの袋2 8内に残っている内容物が吹き払われて下方に落下することとなる。
【0043】 こののち、図15に示すように、搬送装置4の駆動部材17、22を再度駆動 させてロッド16b、21bを圧力シリンダ16a、21aより突出させ、これ により第1コンベア15および第2コンベア20を水平状態から起立状態に切り 換え、さらにこの状態で、エアブロー装置5を作動させると、内容物が全て排出 されて空になった袋28の各半部が、吹出口29から上方へ向けて吹き出すエア の力によって吹き上げられて、それぞれ第1コンベア15および第2コンベア2 0の搬送面上に戻るようになる。
【0044】 そして、図16に示すように、搬送装置4の駆動部材17、22を駆動させて ロッド16b、21bを圧力シリンダ16a、21aに没入し、これにより第1 コンベア15および第2コンベア20を起立状態から水平状態に切り換えると、 各半部の空袋28が搬送装置4の搬送面上に位置して搬送可能な状態となる。
【0045】 こののち、図17に示すように、分断装置2の押上げ部材3を駆動させて、ロ ッド13、13を圧力シリンダ12、12に没入させ、これにより、プッシャ1 4を下動して搬送装置4の搬送面よりも下方に位置させる。そして、この状態で 、第1コンベア15および第2コンベア20のモータローラ27a、27bを駆 動してベルト19、24を回転させると、搬送面上に位置している空袋28の各 半部は、それぞれベルト19、24の移動に伴って、第1コンベア15および第 2コンベア20の搬送面上を移動してカバー31の出口34へ搬出されることと なる。
【0046】 上記の結果、図13および図14に示す排出工程において排出室6に排出され た袋28の内容物は、本体フレーム1の下方に形成された取出口7から取り出さ れることとなり、また、空袋28は、カバー31の出口34から外部へ送り出さ れるようになっている。
【0047】 そして、上記の開袋機にあっては、袋28の分断時における切り屑の発生を抑 えることができるようになっている。
【0048】 すなわち、袋の分断工程を図11および図12に示したように、袋28は、走 行部材8とプッシャ14とで挟持された状態で、走行部材8の刃10を走行させ ることにより分断されるようになっているため、刃10の走行による袋28の切 り口がシャープとなり、切り屑が発生しないようになっている。
【0049】 つまり、切り屑は、袋28の分断の仕方によって大きく左右されて増減するも のであるが、上記の開袋機にあっては、搬送装置4の搬送によって所定の分断位 置に袋28が位置したときに、プッシャ14で袋28を押し上げることによって 、袋28の中央部を走行部材8に押し付けて密着させ、この状態で走行部材8の 刃10を走行させて袋28を分断するようにしたことによって、袋28の分断状 態を良好にするようになっている。
【0050】 また、この場合、袋28の中央部を分断する方式を採用してあるので、搬送装 置4による停止位置での袋28の位置状態が多少ずれていても、袋28の分断が 可能であり、従って、寸法の異なる袋28を連続して分断するような場合でも、 その寸法差に応じて搬送装置4の停止位置を調整したりする必要がなく、柔軟な 対応が可能である。
【0051】 さらに、上記の開袋機にあっては、袋28の内容物を全量排出することができ るようになっている。
【0052】 すなわち、内容物の排出工程を図13および図14に示したように、分断装置 2で分断された袋28の各半部を搬送装置4から落下させてエアブロー装置5の 吹上部30、30に掛止して、大半の内容物を排出室6内に排出したのち、吹上 部30、30の吹出口29から袋28内にエアを吹き出すことにより、袋28内 に残っている内容物をエアで強制的に排出することができるようになっている。
【0053】 つまり、袋28を分断装置2で分断したのち、搬送装置4を起立させることに より、袋28を排出室6内に落下させて、エアブロー装置5の吹上部30、30 に被さるように袋28の各半部を掛止すると、内容物のほとんどは落下時の衝撃 力で袋28から排出されるが、袋28の内面には付着した残留物が若干存在して いる。従って、袋28が吹上部30、30に被さった状態にあるときに、吹上部 30、30の吹出口29から袋28の内部にエアを吹き出すと、エアの吹出力に よって、袋28内の残留物を吹き払って強制的に外部に排出するようになるため 、この結果、袋28に詰められていた内容物を全て排出することができるように なっている。
【0054】 また、上記の開袋機にあっては、その構成を簡単にすることができるようにな っている。
【0055】 すなわち、上記の開袋機は、内容物が排出された空袋28の搬出を自動的に行 うために、空袋28を回収するための特別な装置を必要としないものである。つ まり、分断された袋28の各半部を第1コンベア15および第2コンベア20か ら落下させてエアブロー装置5の吹上部30、30に掛止することにより内容物 を排出したのち、吹上部30、30の吹出口29より吹き出すエアの力で空袋2 8を吹き上げて搬送装置4の搬送面上に復帰させ、搬送装置4の搬送により空袋 28を外部へ送り出すようにしたため、内容物が排出された空袋28が自動的に 回収されるようになっている。
【0056】 そして、上記の開袋機では、袋を分断して開袋処理するようにしたことによっ て、その開袋機構をコンパクトにすることができるようになるものであって、さ らに、前述したように、空袋28を回収するための特別な装置が不要であること と相まって、開袋機の構成を簡単にすることが可能となっている。
【0057】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、分断装置に、刃を走行させる走行部材と、押 上げ部材で袋を押し上げるプッシャとを有したことによって、袋を開袋する際に は、袋が刃に密着した状態で分断されるようになるため、これによって袋の切り 口がシャープになり、切り屑の発生を抑えることができる。
【0058】 また、袋のほぼ中央部を分断して開袋する方式を採用したので、袋の分断位置 が多少ずれても柔軟に対応することができ、従って、袋の寸法が途中で変わるよ うなことがあっても、分断位置の調整を行う必要がない。
【0059】 さらに、内容物を排出した後に袋の内部にエアを吹き込むエアブロー装置を設 けたことによって、袋内の残留物を全て外部へ排出することができるため、袋に 詰められた内容物の全量を排出することができる。
【0060】 また、袋を2つに分断して開袋処理するために小型化が可能であるとともに、 空袋を回収するための特別な回収装置が不要であり、また、開袋機を構成する部 品点数を減少させることが可能であり、同時に部品の形状も簡単であるために、 構造を非常に簡単にすることができ、従って、洗浄等の清掃作業を容易にするこ とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による開袋機の外観を示す図である。
【図2】図1に示してある開袋機の内部構造を示す正面
図である。
【図3】図1に示してある開袋機の内部構造を示す平面
図である。
【図4】図1に示してある開袋機の内部構造を示す側面
図である。
【図5】この考案による開袋機に用いられる本体フレー
ムを示す図である。
【図6】分断装置の走行部材を支持する支持体を示す図
である。
【図7】分断装置のプッシャを示す図である。
【図8】カバーを示す図である。
【図9】搬送装置による袋の搬入第1工程を示す略図で
ある。
【図10】搬送装置による袋の搬入第2工程を示す略図
である。
【図11】分断装置による袋の分断第1工程を示す略図
である。
【図12】分断装置による袋の分断第2工程を示す略図
である。
【図13】袋の内容物の排出第1工程を示す略図であ
る。
【図14】袋の内容物の排出第2工程を示す略図であ
る。
【図15】搬送装置による袋の搬出第1工程を示す略図
である。
【図16】搬送装置による袋の搬出第2工程を示す略図
である。
【図17】搬送装置による袋の搬出第3工程を示す略図
である。
【符号の説明】
1……本体フレーム 2……分断装置 3……押上げ部材 4……搬送装置 5……エアブロー装置 6……排出室 7……取出口 8……走行部材 9……支持体 9a……スリット 10……刃 11……支持部 13、16b、21b……ロッド 12、16a、21a……圧力シリンダ 14……プッシャ 14a……溝部 15……第1コンベア(搬送部材) 17、22……駆動部材 18、23……アーム 19、24……ベルト 20……第2コンベア(搬送部材) 25a、25b……ローラ 26a、26b……側板 27a、27b……モータローラ 28……袋 29……吹出口 30……吹上部 31……カバー 31a……切欠き 32a、32b……側カバー 33……入口 34……出口 35……脚 36a、36b……支持軸 37a、37b……枢支部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出室(6)を有し、この排出室(6)
    の底部に設けられる取出口(7)を有する本体フレーム
    (1)と、袋(28)を分断する分断装置(2)と、前
    記排出室(6)の上方で前記分断装置(2)を挟んで隣
    接して設けられ、各々が水平状態と起立状態との間を切
    換可能な一対の搬送部材(15、20)を有する搬送装
    置(4)と、前記排出室(6)内に設けられ、一対の吹
    上部(30、30)を有するエアブロー装置(5)とを
    具え、前記搬送装置(4)で分断すべき袋(28)を一
    対の搬送部材(15、20)間に位置して停止したのち
    前記分断装置(2)で分断し、分断された袋(28)の
    各半部が、前記搬送部材(15、20)の起立状態への
    切り換えにより落下して前記エアブロー装置(5)の吹
    上部(30、30)にそれぞれ掛止し、内容物が排出さ
    れたのち、空袋(28)を前記エアブロー装置(5)の
    エアにより前記搬送部材(15、20)上に移動し、こ
    ののち、搬送部材(15、20)を水平状態に切り換え
    て空袋(28)を外部へ搬出することを特徴とする開袋
    機。
  2. 【請求項2】 前記分断装置(2)は、刃(10)を前
    記袋(28)の分断部に沿って走行させる走行部材
    (8)と、前記刃(10)に対向して位置され、押上げ
    部材(3)によって前記袋(28)を前記刃(10)の
    分断部に押し上げるプッシャ(14)とを有する請求項
    1記載の開袋機。
JP7872792U 1992-11-16 1992-11-16 開袋機 Expired - Lifetime JPH0650332Y2 (ja)

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JPH0644710U true JPH0644710U (ja) 1994-06-14
JPH0650332Y2 JPH0650332Y2 (ja) 1994-12-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016147689A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 株式会社奥村組 フレキシブルコンテナバッグの破袋装置

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