JPH0644672Y2 - ドライラミネート装置 - Google Patents
ドライラミネート装置Info
- Publication number
- JPH0644672Y2 JPH0644672Y2 JP5852492U JP5852492U JPH0644672Y2 JP H0644672 Y2 JPH0644672 Y2 JP H0644672Y2 JP 5852492 U JP5852492 U JP 5852492U JP 5852492 U JP5852492 U JP 5852492U JP H0644672 Y2 JPH0644672 Y2 JP H0644672Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- laminating
- pressure
- base material
- laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はドライラミネート装置に
関し、特に両基材の位置ずれによる不良貼合防止可能な
ドライラミネート装置に関する。
関し、特に両基材の位置ずれによる不良貼合防止可能な
ドライラミネート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来から一般に使用されているド
ライラミネート装置の要部構成図である。ベース基材1
は両端に一定幅だけ残して片面に接着剤3を塗布する。
この接着剤3は例えばトルオール酢酸エチレン等の芳香
族の溶剤で希釈した固形分約30%の接着剤溶液で、ベ
ース基材1の片面に塗布後乾燥工程で一応溶剤を蒸発さ
せてある。
ライラミネート装置の要部構成図である。ベース基材1
は両端に一定幅だけ残して片面に接着剤3を塗布する。
この接着剤3は例えばトルオール酢酸エチレン等の芳香
族の溶剤で希釈した固形分約30%の接着剤溶液で、ベ
ース基材1の片面に塗布後乾燥工程で一応溶剤を蒸発さ
せてある。
【0003】このベース基材1と、同じ幅のラミネート
基材2とを貼合ロール6と加圧ロール7との間を重ね合
わせて通過させ接着剤3でベース基材1とラミネート基
材2とを接着して複合基材5とし、巻取り装置9で巻き
取る。
基材2とを貼合ロール6と加圧ロール7との間を重ね合
わせて通過させ接着剤3でベース基材1とラミネート基
材2とを接着して複合基材5とし、巻取り装置9で巻き
取る。
【0004】上述のベース基材1の両側に接着剤3を塗
布しない部分を残しておく理由は、貼合ロール6と加圧
ロール7で加圧接着する場合、接着剤3がベース基材1
の端からはみ出さないようにするためである。
布しない部分を残しておく理由は、貼合ロール6と加圧
ロール7で加圧接着する場合、接着剤3がベース基材1
の端からはみ出さないようにするためである。
【0005】若し、はみ出した場合には、貼合ロール6
と加圧ロール7に接着剤3が付着してしまい、装置を停
止して清掃する必要があり、作業効率を著しく低下させ
てしまう。
と加圧ロール7に接着剤3が付着してしまい、装置を停
止して清掃する必要があり、作業効率を著しく低下させ
てしまう。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述のように接着剤3
のはみ出しを防止するためにベース側基剤1の両端に接
着剤3を塗布しない部分を設けても、図6に示すように
ベース基材1とラミネート基材2の位置がずれてしまう
と、接着剤3の層が加圧ロール7に付着してしまうの
で、装置を停止して清掃する必要がある。
のはみ出しを防止するためにベース側基剤1の両端に接
着剤3を塗布しない部分を設けても、図6に示すように
ベース基材1とラミネート基材2の位置がずれてしまう
と、接着剤3の層が加圧ロール7に付着してしまうの
で、装置を停止して清掃する必要がある。
【0007】本考案は上述の問題を解決して、ベース基
材1とラミネート基材2の位置ずれが発生した場合には
加圧ロール7を後退させて貼合ロール6から離すと共
に、装置を停止させ、直ちに位置修正が可能な状態とす
ることを課題とする。
材1とラミネート基材2の位置ずれが発生した場合には
加圧ロール7を後退させて貼合ロール6から離すと共
に、装置を停止させ、直ちに位置修正が可能な状態とす
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】両側を一定幅残して接着
剤3を塗布したベース基材1と、接着剤3を塗布しない
ラミネート基材2とを貼合ロール6と加圧ロール7間で
貼り合わせるドライラミネートにおいて、貼合ロール6
の直前の供給側のベース基材1の両端、及び加圧ロール
7の直前の供給側のラミネート基材2の両端にそれぞれ
端部検出器4を配置し、各端部検出器4の検出出力が規
制範囲内で一致した時のみ加圧ロール7で貼合ロール6
を押圧してベース基材1とラミネート基材2を加圧接着
するように構成したものである。
剤3を塗布したベース基材1と、接着剤3を塗布しない
ラミネート基材2とを貼合ロール6と加圧ロール7間で
貼り合わせるドライラミネートにおいて、貼合ロール6
の直前の供給側のベース基材1の両端、及び加圧ロール
7の直前の供給側のラミネート基材2の両端にそれぞれ
端部検出器4を配置し、各端部検出器4の検出出力が規
制範囲内で一致した時のみ加圧ロール7で貼合ロール6
を押圧してベース基材1とラミネート基材2を加圧接着
するように構成したものである。
【0009】上述の構成はベース基材1の両端の2個の
端部検出器4の検出出力を比較して差を算出する第一減
算器11と、ラミネート基材2の両端の2個の端部検出
器4の検出出力を比較して差を算出する第二減算器12
と、これらの各減算器11、12の出力を比較する比較
器13と、この比較器13の出力によりラミネート装置
全体を動作状態を制御する制御装置14を設け、比較器
13の出力が規定値以下の時のみラミネート装置全体を
動作状態とすると共に、加圧ロール7で貼合ロール6に
押圧するように構成したものである。
端部検出器4の検出出力を比較して差を算出する第一減
算器11と、ラミネート基材2の両端の2個の端部検出
器4の検出出力を比較して差を算出する第二減算器12
と、これらの各減算器11、12の出力を比較する比較
器13と、この比較器13の出力によりラミネート装置
全体を動作状態を制御する制御装置14を設け、比較器
13の出力が規定値以下の時のみラミネート装置全体を
動作状態とすると共に、加圧ロール7で貼合ロール6に
押圧するように構成したものである。
【0010】
【作用】上述のように、ベース基材1とラミネート基材
2との位置が規定値以上にずれた場合、ラミネート装置
を停止すると共に、加圧ロール7を貼合ロール6から離
し、接着剤3が加圧ロール7、貼合ロール6へ付着する
ことを防止すると共に、基材の位置調節を容易とする。
2との位置が規定値以上にずれた場合、ラミネート装置
を停止すると共に、加圧ロール7を貼合ロール6から離
し、接着剤3が加圧ロール7、貼合ロール6へ付着する
ことを防止すると共に、基材の位置調節を容易とする。
【0011】
【実施例】図1は本考案のベース基材とラミネート基材
の貼合部分の構成説明図、図2は本考案の端部検出器を
設けたラミネート装置の要部構成図、図3は端部検出器
の取付け位置の説明図、図4は本考案のラミネート装置
の制御系統図である。
の貼合部分の構成説明図、図2は本考案の端部検出器を
設けたラミネート装置の要部構成図、図3は端部検出器
の取付け位置の説明図、図4は本考案のラミネート装置
の制御系統図である。
【0012】端部検出器4は図1、図2に示すように、
ベース基材1とラミネート基材2がそれぞれ貼合ロール
6と加圧ロール7の間に移送される直前の位置で、各基
材1、2の両端部分に配置されている。
ベース基材1とラミネート基材2がそれぞれ貼合ロール
6と加圧ロール7の間に移送される直前の位置で、各基
材1、2の両端部分に配置されている。
【0013】この端部検出器4は図3に示すように投光
器4aと受光器4bとよりなり、投光器4aからの光束
4cは正規位置の各基材1、2の端部で半分が遮蔽され
る位置に配置されている。
器4aと受光器4bとよりなり、投光器4aからの光束
4cは正規位置の各基材1、2の端部で半分が遮蔽され
る位置に配置されている。
【0014】図4に示す制御系統図のように、端部検出
器4の出力(受光器4bの出力)はベース基材1側の2
個は第一減算器11に入力し、ラミネート基材2側の2
個は第二減算器12に入力する。これら第一及び第二減
算器11、12の出力は比較器13に入力し、比較器1
3の出力は制御装置14に入力する。この制御装置14
は比較器13の出力によりラミネート装置の起動又は停
止と加圧ロール7による貼合ロール6への押圧又は押圧
解除を行う。
器4の出力(受光器4bの出力)はベース基材1側の2
個は第一減算器11に入力し、ラミネート基材2側の2
個は第二減算器12に入力する。これら第一及び第二減
算器11、12の出力は比較器13に入力し、比較器1
3の出力は制御装置14に入力する。この制御装置14
は比較器13の出力によりラミネート装置の起動又は停
止と加圧ロール7による貼合ロール6への押圧又は押圧
解除を行う。
【0015】ただし、加圧ロール7がラミネート装置の
起動又は停止により、同時に押圧又は押圧解除するよう
に構成されていれば、制御装置14はラミネート装置の
起動又は停止のみ行うように構成されていて良い。
起動又は停止により、同時に押圧又は押圧解除するよう
に構成されていれば、制御装置14はラミネート装置の
起動又は停止のみ行うように構成されていて良い。
【0016】次に本考案の制御系統の動作を説明する。
ベース基材1又はラミネート基材2が正規の位置にある
時は端部検出器4の光束4cは半分がこれらの基材1、
2で遮断されるような位置に配置されているので、基材
1、2が正規位置であれば端部検出器4の受光器4bの
出力は同じ値になっている。この状態では第一及び第二
減算器11、12の出力は零であり、比較器13の出力
も零である。
ベース基材1又はラミネート基材2が正規の位置にある
時は端部検出器4の光束4cは半分がこれらの基材1、
2で遮断されるような位置に配置されているので、基材
1、2が正規位置であれば端部検出器4の受光器4bの
出力は同じ値になっている。この状態では第一及び第二
減算器11、12の出力は零であり、比較器13の出力
も零である。
【0017】若しベース基材1及びラミネート基材2が
同じ方向に、同じ量だけずれていれば、それぞれの右側
の端部検出器4の出力と左側の端部検出器4の出力は相
違するが、ベース基材1側とラミネート基材2側のずれ
量は同じ(正負方向も)であり、従って第一及び第二減
算器11、12の出力も正負の符号も含めて同じ値とな
り、比較器13の出力は零である。
同じ方向に、同じ量だけずれていれば、それぞれの右側
の端部検出器4の出力と左側の端部検出器4の出力は相
違するが、ベース基材1側とラミネート基材2側のずれ
量は同じ(正負方向も)であり、従って第一及び第二減
算器11、12の出力も正負の符号も含めて同じ値とな
り、比較器13の出力は零である。
【0018】ベース基材1及びラミネート基材2のずれ
量が異なる場合、又は逆方向にずれている場合は、第一
及び第二減算器11、12の出力は異なり、従って、比
較器13はずれ量に応じた出力を発生する。
量が異なる場合、又は逆方向にずれている場合は、第一
及び第二減算器11、12の出力は異なり、従って、比
較器13はずれ量に応じた出力を発生する。
【0019】比較器13の出力が規制値を超過した場合
は、制御装置14はラミネート装置を停止させると共
に、加圧ロール7及びバックアップロール8を下げて加
圧ロール7を貼合ロール6から離間させ、図6に示すよ
うな接着剤3が加圧ロール7に付着することを防止す
る。
は、制御装置14はラミネート装置を停止させると共
に、加圧ロール7及びバックアップロール8を下げて加
圧ロール7を貼合ロール6から離間させ、図6に示すよ
うな接着剤3が加圧ロール7に付着することを防止す
る。
【0020】
【考案の効果】上述のように、ベース基材1とラミネー
ト基材2の相互位置がずれ、そのずれ量が規制値を超過
するとラミネート装置は自動停止し、加圧ロール7に接
着剤3の付着が防止出来、加圧ロール7の清掃作業が不
要となり、作業効率の低下を最小限にすることが可能で
ある。
ト基材2の相互位置がずれ、そのずれ量が規制値を超過
するとラミネート装置は自動停止し、加圧ロール7に接
着剤3の付着が防止出来、加圧ロール7の清掃作業が不
要となり、作業効率の低下を最小限にすることが可能で
ある。
【図1】本考案のベース基材とラミネート基材の貼合部
分の構成説明図である。
分の構成説明図である。
【図2】本考案の端部検出器を設けたラミネート装置の
要部構成図である。
要部構成図である。
【図3】端部検出器の取付け位置の説明図である。
【図4】本考案のラミネート装置の制御系統図である。
【図5】従来から一般に使用されているドライラミネー
ト装置の要部構成図である。
ト装置の要部構成図である。
【図6】その加圧部の拡大説明図である。
1 ベース基材 2 ラミネート基材 3 接着剤 4 端部検出器 4a 投光器 4b 受光器 4c 光束 6 貼合ロール 7 加圧ロール 11 第一減算器 12 第二減算器 13 比較器 14 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 両側を一定幅残して接着剤を塗布したベ
ース基材と、接着剤を塗布しないラミネート基材とを貼
合ロールと加圧ロール間で貼り合わせるドライラミネー
トにおいて、貼合ロールの直前の供給側のベース基材の
両端、及び加圧ロールの直前の供給側のラミネート基材
の両端にそれぞれ端部検出器を配置し、各端部検出器の
検出出力が規制範囲内で一致した時のみ前記加圧ロール
で前記貼合ロールを押圧して前記ベース基材と前記ラミ
ネート基材を加圧接着することを特徴とするドライラミ
ネート装置。 - 【請求項2】 前記ベース基材の両端の2個の前記端部
検出器の検出出力を比較して差を算出する第一減算器
と、前記ラミネート基材の両端の2個の前記端部検出器
の検出出力を比較して差を算出する第二減算器と、これ
らの各減算器の出力を比較する比較器と、この比較器の
出力によりラミネート装置全体を動作状態を制御する制
御装置を設け、前記比較器の出力が規定値以下の時のみ
ラミネート装置全体を動作状態とすると共に、加圧ロー
ルで貼合ロールに押圧するように構成したことを特徴と
する請求項1のドライラミネート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5852492U JPH0644672Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ドライラミネート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5852492U JPH0644672Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ドライラミネート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621923U JPH0621923U (ja) | 1994-03-22 |
JPH0644672Y2 true JPH0644672Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=13086822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5852492U Expired - Lifetime JPH0644672Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ドライラミネート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644672Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100429093B1 (ko) * | 1995-07-06 | 2004-07-30 | 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 | 작업기계 |
WO1997002386A1 (fr) * | 1995-07-06 | 1997-01-23 | Komatsu Ltd. | Rouleau-compacteur hydraulique |
TWI417193B (zh) * | 2011-04-29 | 2013-12-01 | Efun Technology Co Ltd | Filming equipment, foil method and traction device |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP5852492U patent/JPH0644672Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621923U (ja) | 1994-03-22 |
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