JPH0644625Y2 - テープ巻物の寸断装置 - Google Patents
テープ巻物の寸断装置Info
- Publication number
- JPH0644625Y2 JPH0644625Y2 JP1988012813U JP1281388U JPH0644625Y2 JP H0644625 Y2 JPH0644625 Y2 JP H0644625Y2 JP 1988012813 U JP1988012813 U JP 1988012813U JP 1281388 U JP1281388 U JP 1281388U JP H0644625 Y2 JPH0644625 Y2 JP H0644625Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はテープ巻物の寸断装置に関するものである。
[従来の技術] 冷暖房用配管の外側に当てた保温材を被覆する断熱テー
プは、補強用繊維または不織布に金属箔または合成樹脂
フイルムを熱圧着などにより結合してなり、一面に接着
剤を塗布したものと塗布しないものとがある。このよう
な断熱テープはテープ幅1〜2mに製造され、巻芯(紙
管)に巻き取られるが、現場での使用の都合上、数cmに
寸断して市販される。従来の巻物の寸断装置は巻芯に長
い回転軸を貫通するか巻物の両端部を回転軸に支持し、
1個または複数のカツタにより巻物を回転させながら所
定幅に寸断している。
プは、補強用繊維または不織布に金属箔または合成樹脂
フイルムを熱圧着などにより結合してなり、一面に接着
剤を塗布したものと塗布しないものとがある。このよう
な断熱テープはテープ幅1〜2mに製造され、巻芯(紙
管)に巻き取られるが、現場での使用の都合上、数cmに
寸断して市販される。従来の巻物の寸断装置は巻芯に長
い回転軸を貫通するか巻物の両端部を回転軸に支持し、
1個または複数のカツタにより巻物を回転させながら所
定幅に寸断している。
単に巻物の両端をチヤツクにより駆動軸に回転結合する
従来の寸断装置では、長い巻物の場合に、巻物全体が曲
りやすく、正確な長さ(テープ幅)に寸断できない。長
期保管の内に曲つてしまつた(軸方向に真直ぐでない)
巻物の寸断は一層難しくなる。
従来の寸断装置では、長い巻物の場合に、巻物全体が曲
りやすく、正確な長さ(テープ幅)に寸断できない。長
期保管の内に曲つてしまつた(軸方向に真直ぐでない)
巻物の寸断は一層難しくなる。
特開昭60−118494号公報に開示されるテープ巻物の寸断
装置では、1対の受けロールの上に巻物を支持し、巻物
の下側に配設した無端チエーンコンベヤにより送られる
台車に、挿入軸を遊回転可能に支持し、挿入軸を巻物の
後端の巻芯へ挿入し、挿入軸のフランジにより押して、
巻物の前端を回転ドラムから所定量だけ突出させる。一
方、固定台に遊回転可能に支持した挿入軸を、アクチユ
エータにより巻物の前端部の巻芯へ挿入する。回転ドラ
ムに配設した4片のチヤツクにより、巻物を外周側から
挟持し、回転ドラムをモータに回転しつつ、モータによ
り回転駆動される円板カツタを、アクチユエータにより
横方向へ移動させ、巻物を切断する。
装置では、1対の受けロールの上に巻物を支持し、巻物
の下側に配設した無端チエーンコンベヤにより送られる
台車に、挿入軸を遊回転可能に支持し、挿入軸を巻物の
後端の巻芯へ挿入し、挿入軸のフランジにより押して、
巻物の前端を回転ドラムから所定量だけ突出させる。一
方、固定台に遊回転可能に支持した挿入軸を、アクチユ
エータにより巻物の前端部の巻芯へ挿入する。回転ドラ
ムに配設した4片のチヤツクにより、巻物を外周側から
挟持し、回転ドラムをモータに回転しつつ、モータによ
り回転駆動される円板カツタを、アクチユエータにより
横方向へ移動させ、巻物を切断する。
しかし、上述のの寸断装置でも、巻物を外周側からチヤ
ツクにより挟んで回転させるものであるから、トイレツ
ト紙のように軟弱な巻物の場合は、巻物が変形したり、
巻物とチヤツクの間で相対回転が生じ、巻物が損傷する
などの恐れがある。
ツクにより挟んで回転させるものであるから、トイレツ
ト紙のように軟弱な巻物の場合は、巻物が変形したり、
巻物とチヤツクの間で相対回転が生じ、巻物が損傷する
などの恐れがある。
巻物はチヤツクにより回転ドラムに固定されるものであ
るから、巻物の回転駆動機構が大型になり、多数の回転
駆動機構を横に並設するとなれば、寸断装置の全幅が広
くなり、設置に広い床面積を要するなど不利になる。
るから、巻物の回転駆動機構が大型になり、多数の回転
駆動機構を横に並設するとなれば、寸断装置の全幅が広
くなり、設置に広い床面積を要するなど不利になる。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、本考案の目的は上述の問題に鑑み、巻芯に後端
側から回転力を加え、回転する巻物に円板カツタを押し
付けて、軟弱な巻物でも前端側から順次所定長さに円滑
かつ正確に寸断できる、テープ巻物の寸断装置を提供す
ることにある。
側から回転力を加え、回転する巻物に円板カツタを押し
付けて、軟弱な巻物でも前端側から順次所定長さに円滑
かつ正確に寸断できる、テープ巻物の寸断装置を提供す
ることにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は前固定壁と
後固定壁に互いに平行な1対の受けロールと送りねじ軸
とを回転可能に支持し、送りねじ軸に螺合しかつ受けロ
ールに沿つて前後移動可能の可動壁に、1対の受けロー
ラに載置した巻物の巻芯の後端側に摩擦係合する弾性膨
出可能のチヤツクを有する駆動軸を支持し、可動壁のね
じ送りに伴つて巻芯の前端を停止させるストツパを前固
定壁に備え、巻物の巻芯の前端側に挿通される受け軸を
前固定壁のストツパから後方へ突出可能に支持し、巻物
を寸断する円板カツタを前固定壁に昇降可能に支持した
ものである。
後固定壁に互いに平行な1対の受けロールと送りねじ軸
とを回転可能に支持し、送りねじ軸に螺合しかつ受けロ
ールに沿つて前後移動可能の可動壁に、1対の受けロー
ラに載置した巻物の巻芯の後端側に摩擦係合する弾性膨
出可能のチヤツクを有する駆動軸を支持し、可動壁のね
じ送りに伴つて巻芯の前端を停止させるストツパを前固
定壁に備え、巻物の巻芯の前端側に挿通される受け軸を
前固定壁のストツパから後方へ突出可能に支持し、巻物
を寸断する円板カツタを前固定壁に昇降可能に支持した
ものである。
[作用] 可動壁の駆動軸を巻物の後端部の巻芯へ挿通し、膨出チ
ヤツクを係合する。可動壁を軸方向へ移動して、巻物の
前端部を前固定壁のストツパへ当接させ、前固定壁から
受け軸を巻芯へ挿通する。駆動軸により巻物を回転させ
ながら、円板カツタを固定壁に沿つて押し下げると、巻
物が円板カツタにより寸断され、最後に巻芯が切断され
る。
ヤツクを係合する。可動壁を軸方向へ移動して、巻物の
前端部を前固定壁のストツパへ当接させ、前固定壁から
受け軸を巻芯へ挿通する。駆動軸により巻物を回転させ
ながら、円板カツタを固定壁に沿つて押し下げると、巻
物が円板カツタにより寸断され、最後に巻芯が切断され
る。
受け軸を引込めると、所定寸法の巻物が分離され落下す
る。
る。
[考案の実施例] 第1図は本考案に係るテープ巻物の寸断装置の概略構成
を示す正面図である。テープ巻物の寸断装置は基台7に
支持した相対向する前固定壁34aと、後固定壁34bと、可
動壁21とを備えており、前固定壁34aと後固定壁34bの間
に支持した水平軸6に、複数の受けローラ5が遊回転可
能に支持され、1対の受けローラ5の上に巻物2が支持
される(第2図)。巻物2は広幅の断熱テープ4を中空
の巻芯(紙管)3に巻き付けたものであり、巻芯3の前
端は前固定壁34aの受け軸38に、後端は可動壁21の駆動
軸41に支持したチヤツク43に回転結合される。
を示す正面図である。テープ巻物の寸断装置は基台7に
支持した相対向する前固定壁34aと、後固定壁34bと、可
動壁21とを備えており、前固定壁34aと後固定壁34bの間
に支持した水平軸6に、複数の受けローラ5が遊回転可
能に支持され、1対の受けローラ5の上に巻物2が支持
される(第2図)。巻物2は広幅の断熱テープ4を中空
の巻芯(紙管)3に巻き付けたものであり、巻芯3の前
端は前固定壁34aの受け軸38に、後端は可動壁21の駆動
軸41に支持したチヤツク43に回転結合される。
可動壁21は前固定壁34aと後固定壁34bとの間に回転可能
に支持した複数の送りねじ軸36に螺合支持され、図示し
てないモータにより送りねじ軸36が回転駆動されると、
可動壁21が軸方向へ移動する。可動壁21から後方へ突出
する腕33にモータ32が支持される。モータ32の軸に結合
した歯車31が、駆動軸41に結合した歯車29に噛み合され
る。中空の駆動軸41はロツド42を軸方向摺動可能に支持
し、ロツド42は前端部にチヤツク43を支持される。
に支持した複数の送りねじ軸36に螺合支持され、図示し
てないモータにより送りねじ軸36が回転駆動されると、
可動壁21が軸方向へ移動する。可動壁21から後方へ突出
する腕33にモータ32が支持される。モータ32の軸に結合
した歯車31が、駆動軸41に結合した歯車29に噛み合され
る。中空の駆動軸41はロツド42を軸方向摺動可能に支持
し、ロツド42は前端部にチヤツク43を支持される。
第3図に示すように、ロツド42は駆動軸41に対して軸方
向摺動可能であるが、キー44により駆動軸41と一緒に回
転する。駆動軸41の端壁41aとロツド42の端部フランジ4
2aとの間に、ゴムなどの円筒形のチヤツク43が支持され
る、チヤツク43を巻芯3へ挿通したうえ、ロツド42を図
において右方へ移動すると、チヤツク43が図示のように
太鼓状に膨出変形し、巻芯3の内周面に摩擦係合し、駆
動軸41の回転を巻物2へ伝達する。
向摺動可能であるが、キー44により駆動軸41と一緒に回
転する。駆動軸41の端壁41aとロツド42の端部フランジ4
2aとの間に、ゴムなどの円筒形のチヤツク43が支持され
る、チヤツク43を巻芯3へ挿通したうえ、ロツド42を図
において右方へ移動すると、チヤツク43が図示のように
太鼓状に膨出変形し、巻芯3の内周面に摩擦係合し、駆
動軸41の回転を巻物2へ伝達する。
第1図に示すように、ロツド42は可動壁21のアクチユエ
ータ22により軸方向に駆動される。アクチユエータ22は
シリンダ23の内部にピストン24を嵌合してなり、ピスト
ン24に結合したロツド25は、ピン26によりレバー27の上
端と連結される。レバー27は中央部を支軸28により、可
動壁21から突出する腕37に支持される。レバー27の下端
はピン30によりロツド42に連結される。アクチユエータ
22はピストン24により区画されるシリンダ23の端室の一
方へ圧油(または加圧空気)を供給すると、ロツド25が
所定方向へ移動し、レバー27が支軸28を中心として回動
され、ロツド42が軸方向に移動する。このようなアクチ
ユエータ22とその制御手段は公知のものである。
ータ22により軸方向に駆動される。アクチユエータ22は
シリンダ23の内部にピストン24を嵌合してなり、ピスト
ン24に結合したロツド25は、ピン26によりレバー27の上
端と連結される。レバー27は中央部を支軸28により、可
動壁21から突出する腕37に支持される。レバー27の下端
はピン30によりロツド42に連結される。アクチユエータ
22はピストン24により区画されるシリンダ23の端室の一
方へ圧油(または加圧空気)を供給すると、ロツド25が
所定方向へ移動し、レバー27が支軸28を中心として回動
され、ロツド42が軸方向に移動する。このようなアクチ
ユエータ22とその制御手段は公知のものである。
前固定壁34aは前方へ突出する腕8にアクチユエータ9
を支持する。アクチユエータ9はアクチユエータ22と同
様にシリンダ11にピストン10を嵌合してなり、ピストン
10から突出するロツド12に受け軸38を連結される。受け
軸38を取り囲むように、ストツパ39が前固定壁34aに支
持される。円板カツタ19の軸20を支持する昇降台13は、
前固定壁34aの上下方向の案内溝14に、アクチユエータ1
5により昇降可能に支持される。前固定壁34aに固定され
たアクチユエータ15は、シリンダ16にピストン17を嵌合
してなり、ピストン17から下方へ突出するロツド18を昇
降台13に連結される。ストツパ39は前固定壁34aからの
後方突出量を調整可能であり、寸断される巻物の幅(軸
長)はストツパ39とカツタ19との間隔により決まる。
を支持する。アクチユエータ9はアクチユエータ22と同
様にシリンダ11にピストン10を嵌合してなり、ピストン
10から突出するロツド12に受け軸38を連結される。受け
軸38を取り囲むように、ストツパ39が前固定壁34aに支
持される。円板カツタ19の軸20を支持する昇降台13は、
前固定壁34aの上下方向の案内溝14に、アクチユエータ1
5により昇降可能に支持される。前固定壁34aに固定され
たアクチユエータ15は、シリンダ16にピストン17を嵌合
してなり、ピストン17から下方へ突出するロツド18を昇
降台13に連結される。ストツパ39は前固定壁34aからの
後方突出量を調整可能であり、寸断される巻物の幅(軸
長)はストツパ39とカツタ19との間隔により決まる。
次に、本考案によるテープ巻物の寸断装置の作動につい
て説明する。巻物2を1対の受けローラ5の上に支持し
たうえ、可動壁21を前方(第1図において左方)へ移動
し、チヤツク43を巻芯3の内部へ挿入する。次いで、ア
クチユエータ22によりロツド42を後方へ引くと、チヤツ
ク43が第3図に示すように太鼓状に膨出変形し、巻芯3
の内周面に強く摩擦係合する。
て説明する。巻物2を1対の受けローラ5の上に支持し
たうえ、可動壁21を前方(第1図において左方)へ移動
し、チヤツク43を巻芯3の内部へ挿入する。次いで、ア
クチユエータ22によりロツド42を後方へ引くと、チヤツ
ク43が第3図に示すように太鼓状に膨出変形し、巻芯3
の内周面に強く摩擦係合する。
次いで、可動壁21と一緒に受けローラ5の上の巻物2を
前方へ移動し、巻物2の前端部をストツパ39に当接させ
る。アクチユエータ9により受け軸38を巻芯3の内部へ
挿通する。
前方へ移動し、巻物2の前端部をストツパ39に当接させ
る。アクチユエータ9により受け軸38を巻芯3の内部へ
挿通する。
モータ32により駆動軸41を回転すると、巻物2が遊回転
可能の1対の受けローラ5の上で回転される。アクチユ
エータ15により円板カツタ19を押し下げると、巻物2が
円板カツタ19により寸断される。円板カツタ19は受け軸
38の周面に当接する直前の位置で停止されるよう、予め
アクチユエータ15の動作量が制御される。
可能の1対の受けローラ5の上で回転される。アクチユ
エータ15により円板カツタ19を押し下げると、巻物2が
円板カツタ19により寸断される。円板カツタ19は受け軸
38の周面に当接する直前の位置で停止されるよう、予め
アクチユエータ15の動作量が制御される。
次いで、アクチユエータ9により受け軸38を巻芯3から
前方へ引き抜くと、所定幅に寸断されたテープ巻物が下
方へ排出される。
前方へ引き抜くと、所定幅に寸断されたテープ巻物が下
方へ排出される。
アクチユエータ15により円板カツタ19を引き上げ、送り
ねじ軸36の駆動により可動壁21と一緒に巻物2を前方へ
移動し、ストツパ39に当接させる。以下、前述と同様に
受け軸38を巻芯3の内部へ挿通し、円板カツタ19を押し
下げて巻物2を寸断する。
ねじ軸36の駆動により可動壁21と一緒に巻物2を前方へ
移動し、ストツパ39に当接させる。以下、前述と同様に
受け軸38を巻芯3の内部へ挿通し、円板カツタ19を押し
下げて巻物2を寸断する。
第4〜8図は3本の巻物を同時に寸断する装置の具体的
構成を示す。第4,5図に示すように、基台7に支持した
前固定壁34aと後固定壁34bの間に、4本の受けローラ5
が遊回転可能に支持され、可動壁21が受けローラ5を跨
ぐように複数の送りねじ軸36に螺合支持される。前固定
壁34aと後固定壁34bは型鋼と厚鋼板を組み合せて構成さ
れる。4本の受けローラ5の間に図示してない3本の巻
物が支持され、各巻物の後端部に摩擦係合されるチヤツ
クを有する駆動軸41は歯車を結合され、かつ油圧モータ
32のウオーム軸67(第7図)と噛み合される。各駆動軸
41に挿通されるロツド42は、互いに横杆27aにより連結
され、単一のアクチユエータ22により前方(図において
左方)へ駆動され、ばねの力により後方へ戻されると、
チヤツク43が膨出する。
構成を示す。第4,5図に示すように、基台7に支持した
前固定壁34aと後固定壁34bの間に、4本の受けローラ5
が遊回転可能に支持され、可動壁21が受けローラ5を跨
ぐように複数の送りねじ軸36に螺合支持される。前固定
壁34aと後固定壁34bは型鋼と厚鋼板を組み合せて構成さ
れる。4本の受けローラ5の間に図示してない3本の巻
物が支持され、各巻物の後端部に摩擦係合されるチヤツ
クを有する駆動軸41は歯車を結合され、かつ油圧モータ
32のウオーム軸67(第7図)と噛み合される。各駆動軸
41に挿通されるロツド42は、互いに横杆27aにより連結
され、単一のアクチユエータ22により前方(図において
左方)へ駆動され、ばねの力により後方へ戻されると、
チヤツク43が膨出する。
第7図に示すように、可動壁21に支持したウオーム軸67
に対し、駆動軸41にキー44により結合した歯車66が噛み
合される。駆動軸41は可動壁21に1対の軸受65により支
持され、かつ軸方向に移動しないように、ロツクナツト
68により押えられる。駆動軸41の後端部に衝合するばね
座69と、ロツド42のロツクナツト71に衝合するばね座69
aとの間に、ばね70が介装される。
に対し、駆動軸41にキー44により結合した歯車66が噛み
合される。駆動軸41は可動壁21に1対の軸受65により支
持され、かつ軸方向に移動しないように、ロツクナツト
68により押えられる。駆動軸41の後端部に衝合するばね
座69と、ロツド42のロツクナツト71に衝合するばね座69
aとの間に、ばね70が介装される。
チヤツク43はロツド42に対し交換可能に構成される。す
なわち、駆動軸41の端部に円筒状のナツト63が螺合さ
れ、かつ径方向のボルトとロツクナツト64により固定さ
れる。ナツト63の内部に円筒形のホルダ62が嵌合され
る。軸42bに外嵌した弾性スリーブからなるチヤツク43
は、ホルダ62の円筒形の段部に当接され、かつ端部フラ
ンジ42aを有する軸42bをロツド42に螺合し、径方向の回
止めピン61により結合される。チヤツク43の圧縮変形
は、ばね70の力により調整される。
なわち、駆動軸41の端部に円筒状のナツト63が螺合さ
れ、かつ径方向のボルトとロツクナツト64により固定さ
れる。ナツト63の内部に円筒形のホルダ62が嵌合され
る。軸42bに外嵌した弾性スリーブからなるチヤツク43
は、ホルダ62の円筒形の段部に当接され、かつ端部フラ
ンジ42aを有する軸42bをロツド42に螺合し、径方向の回
止めピン61により結合される。チヤツク43の圧縮変形
は、ばね70の力により調整される。
第5図に示すように、3本の巻物の前端部へ挿通される
受け軸38も横杆38aにより互いに連結され、単一アクチ
ユエータ9により往復動される。
受け軸38も横杆38aにより互いに連結され、単一アクチ
ユエータ9により往復動される。
第4図に示すように、外径が異なる巻物に対応して、受
けローラ5に載置される巻物の軸心と駆動軸41と受け軸
38とが一致するように、受けローラ5を支持する枠は前
固定壁34aと後固定壁34bに昇降可能に支持される。すな
わち、基台7に受けローラ5と平行な水平軸53が支持さ
れ、水平軸53の両端部が傘歯車機構を介して垂直ねじ軸
54a,54bに回転結合される。
けローラ5に載置される巻物の軸心と駆動軸41と受け軸
38とが一致するように、受けローラ5を支持する枠は前
固定壁34aと後固定壁34bに昇降可能に支持される。すな
わち、基台7に受けローラ5と平行な水平軸53が支持さ
れ、水平軸53の両端部が傘歯車機構を介して垂直ねじ軸
54a,54bに回転結合される。
水平軸53の右端部53aを図示してないハンドルにより回
転すると、垂直ねじ軸54a,54bが回転され、垂直ねじ軸5
4a,54bに螺合するナツト63を固定支持する受けローラ5
の枠が昇降し、受けローラ5に支持された巻物の軸心
が、駆動軸41と受け軸38とに一致するように調整され
る。
転すると、垂直ねじ軸54a,54bが回転され、垂直ねじ軸5
4a,54bに螺合するナツト63を固定支持する受けローラ5
の枠が昇降し、受けローラ5に支持された巻物の軸心
が、駆動軸41と受け軸38とに一致するように調整され
る。
送りねじ軸36のプーリ58と前固定壁34aの腕55に支持し
た油圧モータ56の主軸のプーリ57との間に、無端ベルト
59が掛け渡される。3本の巻物を寸断する円板カツタ19
は昇降台13に並設される。昇降台13に支持したアクチユ
エータ15は、シリンダ16から突出するロツド18を、前固
定壁34aに固定した腕8の上壁8aに連結される(第8
図)。
た油圧モータ56の主軸のプーリ57との間に、無端ベルト
59が掛け渡される。3本の巻物を寸断する円板カツタ19
は昇降台13に並設される。昇降台13に支持したアクチユ
エータ15は、シリンダ16から突出するロツド18を、前固
定壁34aに固定した腕8の上壁8aに連結される(第8
図)。
第8図に示すように、腕8のハウジングに1対の軸受74
により回転可能に支持した中空軸75に、受け軸38が挿通
支持され、受け軸38の前端部がアクチユエータ9のロツ
ド12の端部に結合した筒体に軸受73により支持される。
により回転可能に支持した中空軸75に、受け軸38が挿通
支持され、受け軸38の前端部がアクチユエータ9のロツ
ド12の端部に結合した筒体に軸受73により支持される。
第4図に示すように、基台7の上にモータ(電動機)51
と油圧ポンプ52を含む油圧ユニツト50が配設される。油
圧ユニツト50により前述した油圧モータ32、アクチユエ
ータ22,15,9、油圧モータ56が駆動され、4本の受けロ
ーラ5に支持された3本の巻物は、3個の円板カツタ19
により所定寸法に寸断される。その作動については、第
1図に示した装置と同様である。
と油圧ポンプ52を含む油圧ユニツト50が配設される。油
圧ユニツト50により前述した油圧モータ32、アクチユエ
ータ22,15,9、油圧モータ56が駆動され、4本の受けロ
ーラ5に支持された3本の巻物は、3個の円板カツタ19
により所定寸法に寸断される。その作動については、第
1図に示した装置と同様である。
[考案の効果] 本考案は上述のように、前固定壁と後固定壁に互いに平
行な1対の受けロールと送りねじ軸とを回転可能に支持
し、送りねじ軸に螺合しかつ受けロールに沿つて前後移
動可能の可動壁に、1対の受けローラに載置した巻物の
巻芯の後端側に摩擦係合する弾性膨出可能のチヤツクを
有する駆動軸を支持し、可動壁のねじ送りに伴つて巻芯
の前端を停止させるストツパを前固定壁に備え、巻物の
巻芯の前端側に挿通される受け軸を前固定壁のストツパ
から後方へ突出可能に支持し、巻物を寸断する円板カツ
タを前固定壁に昇降可能に支持したものであるから、次
のような効果を奏する。
行な1対の受けロールと送りねじ軸とを回転可能に支持
し、送りねじ軸に螺合しかつ受けロールに沿つて前後移
動可能の可動壁に、1対の受けローラに載置した巻物の
巻芯の後端側に摩擦係合する弾性膨出可能のチヤツクを
有する駆動軸を支持し、可動壁のねじ送りに伴つて巻芯
の前端を停止させるストツパを前固定壁に備え、巻物の
巻芯の前端側に挿通される受け軸を前固定壁のストツパ
から後方へ突出可能に支持し、巻物を寸断する円板カツ
タを前固定壁に昇降可能に支持したものであるから、次
のような効果を奏する。
(a)巻物は受けロールに支持され、前後端を駆動軸と
受け軸に支持されるから、多少長く曲つた巻物の場合に
も安定である。
受け軸に支持されるから、多少長く曲つた巻物の場合に
も安定である。
トイレツト紙のような軟弱な巻物では、円板カツタが押
し下げられると、巻物と受けロールとの摩擦による回転
伝達力が十分でなく、巻物が潰れたりして円滑に切断さ
れないことがある。
し下げられると、巻物と受けロールとの摩擦による回転
伝達力が十分でなく、巻物が潰れたりして円滑に切断さ
れないことがある。
(b)巻物は巻芯をチヤツクにより駆動軸に回転結合さ
せるものであるから、トイレツト紙のように軟弱な巻物
でも、巻物が変形したり、損傷する恐れがある。
せるものであるから、トイレツト紙のように軟弱な巻物
でも、巻物が変形したり、損傷する恐れがある。
(c)巻芯を回転駆動する装置と巻芯に回転力を伝える
チヤツクとが、可動台に一体的に備えられるので、構成
が簡単であり、各部の駆動源を節減できる。
チヤツクとが、可動台に一体的に備えられるので、構成
が簡単であり、各部の駆動源を節減できる。
(d)巻物は巻芯をチヤツクにより駆動軸に回転結合さ
れるものであるから、巻物を外周側からチヤツクにより
回転ドラムに回転結合するものに比べて、巻物の回転駆
動機構が小型になり、多数の回転駆動機構を横に並設し
ても、寸断装置の全幅が広くならず、装置の設置面積を
節減できる。
れるものであるから、巻物を外周側からチヤツクにより
回転ドラムに回転結合するものに比べて、巻物の回転駆
動機構が小型になり、多数の回転駆動機構を横に並設し
ても、寸断装置の全幅が広くならず、装置の設置面積を
節減できる。
第1図は本考案に係るテープ巻物の寸断装置の概略構成
を示す側面断面図、第2図は受けローラに対する巻物の
支持状態を示す正面図、第3図は巻物に回転力を伝達す
るチヤツクの側面断面図、第4図は本考案によるテープ
巻物の寸断装置の具体的構成を示す側面断面図、第5図
は同平面図、第6図は同第4図の左側から見た正面図、
第7図は駆動軸とチヤツクとの関係を示す側面断面図、
第8図は受け軸と円板カツタとの関係を示す側面断面図
である。 2:巻物、3:巻芯、5:受けローラ、7:基台、9,15,22:アク
チユエータ、19:円板カツタ、21:可動壁、34a,34b:固定
壁、36:送りねじ軸、38:受け軸、41:駆動軸、41a:端
壁、42:ロツド、42a:端部フランジ、43:チヤツク、44:
キー
を示す側面断面図、第2図は受けローラに対する巻物の
支持状態を示す正面図、第3図は巻物に回転力を伝達す
るチヤツクの側面断面図、第4図は本考案によるテープ
巻物の寸断装置の具体的構成を示す側面断面図、第5図
は同平面図、第6図は同第4図の左側から見た正面図、
第7図は駆動軸とチヤツクとの関係を示す側面断面図、
第8図は受け軸と円板カツタとの関係を示す側面断面図
である。 2:巻物、3:巻芯、5:受けローラ、7:基台、9,15,22:アク
チユエータ、19:円板カツタ、21:可動壁、34a,34b:固定
壁、36:送りねじ軸、38:受け軸、41:駆動軸、41a:端
壁、42:ロツド、42a:端部フランジ、43:チヤツク、44:
キー
Claims (1)
- 【請求項1】前固定壁と後固定壁に互いに平行な1対の
受けロールと送りねじ軸とを回転可能に支持し、送りね
じ軸に螺合しかつ受けロールに沿つて前後移動可能の可
動壁に、1対の受けローラに載置した巻物の巻芯の後端
側に摩擦係合する弾性膨出可能のチヤツクを有する駆動
軸を支持し、可動壁のねじ送りに伴つて巻芯の前端を停
止させるストツパを前固定壁に備え、巻物の巻芯の前端
側に挿通される受け軸を前固定壁のストツパから後方へ
突出可能に支持し、巻物を寸断する円板カツタを前固定
壁に昇降可能に支持したことを特徴とする、テープ巻物
の寸断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988012813U JPH0644625Y2 (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 | テープ巻物の寸断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988012813U JPH0644625Y2 (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 | テープ巻物の寸断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01117890U JPH01117890U (ja) | 1989-08-09 |
JPH0644625Y2 true JPH0644625Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31222590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988012813U Expired - Lifetime JPH0644625Y2 (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 | テープ巻物の寸断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644625Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20060031805A (ko) * | 2003-06-05 | 2006-04-13 | 토드 알. 모리슨 | 롤 커팅 장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5330390B2 (ja) * | 1973-04-12 | 1978-08-26 | ||
JPS50118494A (ja) * | 1974-03-07 | 1975-09-17 |
-
1988
- 1988-02-02 JP JP1988012813U patent/JPH0644625Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01117890U (ja) | 1989-08-09 |
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