JPH0644584U - パチンコ錠装置 - Google Patents

パチンコ錠装置

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JPH0644584U
JPH0644584U JP8241492U JP8241492U JPH0644584U JP H0644584 U JPH0644584 U JP H0644584U JP 8241492 U JP8241492 U JP 8241492U JP 8241492 U JP8241492 U JP 8241492U JP H0644584 U JPH0644584 U JP H0644584U
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unlocking
wire
pachinko
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frame
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JP8241492U
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佳昭 柳川
慎司 原岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ機の従来の錠装置は、前面枠と同時
にガラス枠が解錠される問題と解錠用のワイヤが摩擦力
により係止されて旧位置に戻らないなどの問題があっ
た。本考案はかかる課題を解決する錠装置を提供するも
のである。 【構成】 機械的に解錠する従来のパチンコ機の施解錠
部Aをそのまま利用し、ガラス枠解錠信号,前面枠解錠
信号を受けて正転,逆転するカム37と、カム37の正
転により移動する第1解錠部材42と、カム37の逆転
により移動する第2解錠部材46とを備えた解錠駆動部
Bを設け、第1解錠部材42に接続したガラス枠解錠ワ
イヤ55,第2解錠部材46に接続した前面枠解錠ワイ
ヤ57を施解錠部Aに連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パチンコ機の表面のガラス枠及び前面枠を、キーを使用しないで施 錠,解錠する錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機の表面に枢着された前面枠,及び前面枠に枢着されたガラス枠は、 1個のシリンダ錠で解錠される型式のものが主流であったが、多数のパチンコ機 を点検,調整する従業員にとっては、1台毎にシリンダ錠にキーを抜き差しする 手間とキーを回動操作する手間は煩わしく、多大の労力が必要であった。 かかる理由から、解錠操作が容易なキーレス型式のパチンコ錠装置が使用され るようになった。(実公平4−33904号公報など参照)。
【0003】 上記の公報に記載されたキーレス型式のパチンコ錠装置は、図12(A)に示 すように、モータが減速機を介して回転板1の軸に連結され、回転板1に固着さ れる連結受板2に軸3,4が形成され、軸3,4に連結部材5,6を介してガラ ス枠解錠用ワイヤ7,前面枠解錠ワイヤ8の一端が係止される。 ガラス枠解錠用ワイヤ7の他端は、ワイヤチューブ9に挿通されてガラス枠解 除レバー(図示しない)に係止され、,前面枠解錠ワイヤ8の他端は、ワイヤチ ューブ9に挿通されて前面枠摺動板のフック(図示しない)に係止される。
【0004】 そして、各パチンコ機の上方に設けられた手動操作部に入力キーを接触させ、 モータを回転させると、回転板1が回転し、ガラス枠解錠用ワイヤ7が引っ張ら れ(図12(B)参照)、ガラス枠解除レバーが作動してガラス枠が解錠し、更 に回転板1が回転すると、前面枠解錠ワイヤ8が引っ張られてフックが作動して 前面枠が解錠し(図12(C)参照)、次に、ガラス枠解錠用ワイヤ7の引張力 が無くなってガラス枠解除レバーが復帰し、更に、前面枠解錠ワイヤ8の引張力 が無くなってフックが復帰し、回転板1が1回転して停止する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように、回転板1の回転に伴って、ガラス枠解錠用ワイヤ7と前面枠解 錠ワイヤ8とがそれぞれ別個に緊張,弛緩され、緊張したときにワイヤチューブ 9から引張り出されて、回転板1と共に回転する連結受板2の方向に屈曲動作を するので、引張り出されたワイヤ7,8の一方が他方のワイヤやワイヤチューブ 9の摩擦力を受けて突出状態に係止され、回転板1が旧位置に復帰した後も解錠 状態のままとなる危険性がある。
【0006】 モータに過負荷を防止するために、ガラス枠解錠用ワイヤ7と前面枠解錠ワイ ヤ8の緊張のタイミングをずらしているが、ガラス枠解錠用ワイヤ7の緊張が終 わらないうちに前面枠解錠ワイヤ8の緊張が開始されるので、モータの過負荷を 完全に防止することは出来ない問題がある。 又、ガラス枠と前面枠との何れか一方が解錠されることが望ましいが、回転板 1の回転領域にはガラス扉と前面枠とが同時に解錠される領域があり、従業員が 前面枠のみならずガラス枠まで解錠されていることを見落とす危険性がある。 本考案は、かかる課題を解決することを目的としており、ワイヤが突出状態に 係止される虞がなく、ガラス扉と前面枠とが同時に解錠することのない信頼性の 高いパチンコ錠装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のパチンコ錠装置においては、 パチンコ機の側壁に枢着される前面枠の裏面に機枠を取り付け、上記前面枠に 枢着されるガラス枠に第1係止部材を設け、上記側壁に第2係止部材を設け、上 記機枠に摺動可能に設けられる第1移動片を上記第1係止部材に係合する方向に 付勢するばねを設け、上記機枠に摺動可能に設けられる第2移動片を上記第2係 止部材に係合する方向に付勢するばねを設けた施解錠部と、 パチンコ機内に設けられ、外部信号によりガラス枠解錠信号及び前面枠解錠信 号を発する制御部と、 パチンコ機内に固着される基台に回転体を回動可能に嵌挿し、該回転体に、上 記制御部のガラス枠解錠信号及び前面枠解錠信号により正転及び逆転するアクチ ュエータを取り付け、正転する上記回転体に押動される第1解錠部材と上記回転 体の逆転に押動される第2解錠部材とを上記基台上に摺動可能に設け、上記第1 移動片と第1解錠部材とをガラス枠解錠ワイヤで連結し、上記第2移動片と上記 第2解錠部材とを前面枠解錠ワイヤで連結した解錠駆動部とによりパチンコ錠装 置を構成した。
【0008】 上記回転体は、ほぼ中央に回転軸が設けられ、両側に駆動面が設けられるカム により構成され、上記第1解錠部材には上記カムの正転時に一方の上記駆動面に 押動される非駆動部が設けられ、上記第2解錠部材には上記カムの逆転時に他方 の上記駆動面に押動される非駆動部が設けられる構成とする。
【0009】 或いは、上記回転体は、ほぼ中央部に回転軸が設けられ、外周の約半円周の歯 が切欠され歯車により構成され、上記第1解錠部材及び第2解錠部材は、上記歯 車の両側に配設され上記歯車に噛合可能なラックにより構成とする。
【0010】 或いは、上記回転体は、ほぼ中央部に回転軸が設けられる歯車により構成され 、上記第1解錠部材及び第2解錠部材は、上記歯車の両側に配設され上記歯車に 噛合可能なラックと、該ラックに固着されるばね収容部材と、該ばね収容部材の 中に移動可能に設けられるばね支持片と、該ばね支持片と上記ばね収容部材との 間に挿入されるワイヤ緩み防止用ばねとにより構成され、上記第1解錠部材のば ね支持片をガラス枠解錠ワイヤに連結し、上記第2解錠部材のばね支持片を前面 枠解錠ワイヤに連結する。
【0011】
【作用】
上記のように構成されたパチンコ錠装置は、制御部からアクチュータにガラス 枠解錠信号が送られるとアクチュータと共に回転板が正転し、回転板に押動され た第1解錠部材が基台上を摺動してガラス枠解錠ワイヤを引張し、ガラス枠解錠 ワイヤに連結された第1移動片が第1係止部材から離隔し、ガラス枠が解錠され る。 回転板が正転するときには、第2解錠部材は回転板に押動されないので、前面 枠は解錠されない。
【0012】 制御部からアクチュータに前面枠解錠信号が送られるとアクチュータと共に回 転板が逆転し、回転板に押動された第2解錠部材が基台上を摺動して前面枠解錠 ワイヤを引張し、前面枠解錠ワイヤに連結された第2移動片が第2係止部材から 離隔し、前面枠が解錠される。 回転板が逆転するときには、第1解錠部材は回転板に押動されないので、ガラ ス枠は解錠されない。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本考案の第1実施 例を示すパチンコ錠装置の要部正面図、図4は前面枠を開いたパチンコ機の正面 図、図5は施解錠部Aの側面図、図6は施解錠部Aの要部斜視図、図7はパチン コ機の横断面図である。 図4及び図7に示すように、パチンコ機は、側壁11に囲繞され、内部にパチ ンコの盤面12が取り付けられ、盤面12の下方に解錠駆動部Bが取り付けられ る。
【0014】 側壁11の前面の端部に設けられたヒンジ13に前面枠14の一端が枢着され 、前面枠14に設けられたヒンジ15にガラス枠16の一端が枢着される(図7 参照)。 前面枠14の裏面に施解錠部Aが取り付けられ、施解錠部Aの上方の側壁11 には、発信機17の信号を受ける受光部18が設けられる(図5参照)。
【0015】 発信機17には、ガラス枠解錠用のボタン19と、前面枠解錠用のボタン20 と、全パチンコ機を一斉に操作する場合のボタン21が設けられ、各ボタン19 ,20,21を操作すると、受光部18から制御部(図示しない)を介して解錠 駆動部Bに信号が送られる。
【0016】 施解錠部Aの構造は、図6に示すように、前面枠14の裏面に固着される機枠 22に第1移動片材23及び第2移動片材24が摺動可能に設けられ、機枠22 と第1移動片材23にばね26が張架される。 従って、第1移動片材23は矢印F方向に付勢され、第1移動片材23の突起 25がガラス枠16に固着された第1係止部材27に係合する。
【0017】 又、機枠22と第2移動片材24にばね29が張架され(図1参照)、第2移 動片材24は矢印Fの反対方向に付勢され、第2移動片材24のフック28が、 側壁11に固着された第2係止部材30に係合する(図6参照)。 本考案のパチンコ錠装置は、シリンダ錠31を備えた従来の機械式パチンコ錠 装置にもそのまま取り付け可能であり、既設のパチンコ錠装置が本考案の施解錠 部Aとしてそのまま利用され、シリンダ錠31で機械的に解錠することも、発信 機17で電気的に解錠することもできる。
【0018】 施解錠部Aを従来のパチンコ錠装置に基づいて説明すると、シリンダ錠31の ロータの先端に回転板32が固着され、回転板32の下面より第1押動軸33が 突出し、上面より第2押動軸34が突出する。 そして、シリンダ錠31に差し込んだキー35を矢印J方向に回動すると、第 1押動軸33が第1移動片23を矢印Fの反対方向に押動し、突起25が第1係 止部材27から離脱するので、ガラス枠16が開かれる。 又、キー35を矢印K方向に回動すると、第2押動軸34が第2移動片24を 矢印F方向に押動し、フック28が第2係止部材30から離脱して前面枠14が 開かれる。
【0019】 解錠駆動部Bは、図1に示すように、パチンコ機に基台36が固着され、基台 36のほぼ中央部に回転体であるカム37の回転軸37aが挿入され、基台36 の裏面(図4では上面となる)に取り付けられるアクチュエータ38の出力軸が 、カム37の回転軸37aに連結される。 カム37は回転軸37aの両側に傾斜面に形成された駆動面39a,39bを 有し、アクチュエータ38には例えば減速機付きモータ等が使用される。
【0020】 基台36にピン40,41が立設され、基台36上を摺動可能な第1解錠部材 42には、軸形状の被駆動部43と長孔44が設けられ、長孔44にはピン40 が挿入される。 そして、アクチュエータ38が正転すると、カム37が矢印R方向に回転し、 駆動面39aに被駆動部43を押動された第1解錠部材42が、矢印G方向に移 動し、移動確認センサ45に当接する。
【0021】 基台36上を摺動可能な第2解錠部材46には、軸形状の被駆動部47と長孔 48が設けられ、長孔48にはピン41が挿入される。 そして、アクチュエータ38が逆転すると、カム37が矢印Rの反対方向に回 転し、駆動面39bに被駆動部47を押動された第2解錠部材46が、矢印G方 向に移動し、移動確認センサ49に当接する。
【0022】 基台36の端部に立設された起立壁50と、施解錠部Aの機枠22に取り付け られた起立片51にワイヤチューブ52の両端部が固着され、起立壁50と、機 枠22に取り付けられた起立片53にワイヤチューブ54の両端部が固着される 。 ワイヤチューブ52に挿通されるガラス枠解錠ワイヤ55の一端は、第1解錠 部材42に固着され、ガラス枠解錠ワイヤ55の他端と施解錠部Aの突起25と にばね56が張架される。
【0023】 ワイヤチューブ52に挿通される前面枠解錠ワイヤ57の一端は、第2解錠部 材46に固着され、前面枠解錠ワイヤ57の他端とフック28とにばね58が張 架される。 次に、以上のように構成されたパチンコ錠装置の作用を図2及び図3を参照しな がら説明する。
【0024】 発信機17のガラス枠解錠用のボタン19を操作すると、発信機17から発せ られた信号を受光部18が受信し、制御部(図示しない)を経由して解錠駆動部 Bのアクチュエータ38にガラス枠解錠信号が送られる。 ガラス枠解錠信号によりアクチュータ38が正転し、回転板であるカム37が 矢印R方向に回動し、カム37の押動面39aに被駆動部43を押動された第1 解錠部材42が矢印G方向に移動する(図2参照)。
【0025】 第1解錠部材42の矢印G方向の移動により、ガラス枠解錠ワイヤ55及びば ね56に引張された突起25が第1係止部材27より離れ、ガラス枠16が解錠 され、ガラス枠16は自重により回動して開かれる。 カム37が矢印R方向に回動しても、第2解錠部材46はカム37に押動され ることなく、停止したままである。
【0026】 矢印G方向に移動した第1解錠部材42が移動確認センサ45に当接すると、 移動確認センサ45の当接信号を受けた制御部が、アクチュータ38を一端停止 した後に逆転し、第1解錠部材42が図1の状態に復帰したときに、復帰確認セ ンサ(図示しない)が作動してアクチュータ38を停止する。 ガラス枠16を閉鎖すると、突起25と第1係止部材27が係合し自動施錠さ れる。
【0027】 発信機17の前面枠解錠用のボタン20を操作すると、発信機17から発せら れた信号を受光部18が受信し、制御部(図示しない)を経由して解錠駆動部B のアクチュエータ38に前面枠解錠信号が送られる。 前面枠解錠信号によりアクチュータ38が逆転し、回転板であるカム37が矢 印Rの反対方向に回動し、カム37の押動面39bに被駆動部47を押動された 第2解錠部材46が矢印G方向に移動する(図3参照)。
【0028】 第2解錠部材46が矢印G方向に移動すると、前面枠解錠ワイヤ57及びばね 58に引張されたフック28が第2係止部材30より離れ、前面枠14が解錠さ れ、自重により開かれる。 カム37が矢印Rの反対方向に回動したときには、第1解錠部材42は停止し たままである。 矢印G方向に移動した第2解錠部材46は移動確認センサ49に当接し、第2 解錠部材46が一端停止した後に図1の状態に復帰する。
【0029】 以上のように、第1解錠部材42はカム37が正転したときに移動し、第2解 錠部材46はカム37が逆転したとき移動するので、両解錠部材42,46が同 時に移動してアクチュータ38に過大な負荷がかかることはない。 又、ガラス枠解除ワイヤ55と前面枠解錠ワイヤ57とが相互に接触して摩擦 を生じることはない。
【0030】 図8は、本考案の第2実施例を示すパチンコ錠装置の要部正面図であり、回転 体にはカム37に代えて歯車37′が使用され、第1解錠部材42,第2解錠部 材46にはラック形状の第1解錠部材42′,第2解錠部材46′が使用される が、その他は第1実施例と同様である。
【0031】 歯車37′は、第1実施例と同様に、基台36に回動可能に挿入された回転軸 37a′にアクチュータ38が連結される。 歯車37′は、外周の約半円周の歯が切欠され、歯車37′が矢印R方向に回 動すると第1解錠部材42′に噛合し、第1解錠部材42′が矢印G方向に移動 してガラス枠16が解錠するが、このとき、第2解錠部材46′は歯車37′と 噛合しないで停止したままである。
【0032】 又、歯車37′が矢印Rの反対方向に回動すると、第2解錠部材46′が矢印 G方向に移動して前面枠14が解錠するが、このとき、第1解錠部材42′は歯 車37′と噛合しないで停止したままである。 従って、第1実施例と同様に、アクチュータ38に過負荷が掛かるとがなく、 又、両ワイヤ55,57が接触して摩擦力が働くことがない。
【0033】 図9は、本考案の第3実施例を示すパチンコ錠装置の要部正面図であり、歯車 37′に代えて全周に歯が設けられた歯車37″を使用する。 又、第1解錠部材42′,第2解錠部材46′にばね収容部材59を取り付け 、ばね収容部材59の中にばね支持片60を移動可能に収容し、ばね支持片60 とばね収容部材59との間にワイヤ緩み防止用ばね61を挿入し、第1解錠部材 42′のばね支持片60にガラス枠解錠ワイヤ55を連結し、第2解錠部材46 ′のばね支持片60に前面枠解錠ワイヤ57を連結した。 その他は第2実施例と同様である。
【0034】 以上のように構成された第3実施例の作用を図10及び図11に基づいて説明 すると、ガラス枠解錠信号を受けたアクチュータ38が正転すると歯車37″が 矢印R方向に回動し、第1解錠部材42′が矢印G方向に移動してガラス枠解錠 ワイヤ55を引張すると共に、第2解錠部材46′が矢印Gの反対方向に移動す る。 第2解錠部材46′と共にばね収容部材59が矢印Gの反対方向に移動した場 合、今まで圧縮されていたワイヤ緩み防止用ばね61が弾性力により延びるので 、前面枠解錠ワイヤ57の弛みが防止される(図10参照)。
【0035】 第1解錠部材42′が矢印G方向に移動すると、ガラス枠解錠ワイヤ55及び ばね56が突起25を引張し、ガラス枠16が解錠され、ガラス枠16が開かれ る。 第1解錠部材42′が移動確認用センサ45に当接すると、アクチュータ38 が一時停止した後に逆転して旧位置に復帰することは第1及び第2実施例と同様 である。
【0036】 前面枠解錠信号を受けたアクチュータ38が逆転すると歯車37″が矢印Rの 反対方向に回動し、第2解錠部材46′が矢印G方向に移動して前面枠解錠ワイ ヤ57を引張すると共に、第1解錠部材42′が矢印Gの反対方向に移動する。 第2解錠部材46′の矢印G方向移動により前面枠14が解錠され、第1解錠 部材42′が矢印Gの反対方向に移動すると、今まで圧縮されていたワイヤ緩み 防止用ばね61が弾性力により延びるので、前面枠解錠ワイヤ57の弛みが防止 される(図11参照)。
【0037】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏 する。 (1) 第1解錠部材及び第2解錠部材は回転体の両側に配設され、回転体が正転し たときには第1解錠部材のみが移動し、回転体が逆転したときには第2解錠部 材のみが移動するので、ガラス枠と前面枠とが同時に解錠される虞はない。 (2) 又、同様の理由により、アクチュエータには両方を同時に駆動する大きな負 荷がかかることはない。 (3) ガラス枠解錠ワイヤと前面枠解錠ワイヤとが相互に接触することも、ワイヤ チューブより突出した先端部が屈曲することもないので、摩擦力により係止さ れて復帰しない問題は生じない。 従って、解錠操作を終わった後にガラス枠や前面枠が解錠状態に保持される 故障を発生する危険性はない。 (4) 本パチンコ錠装置は、既設のパチンコ機にも後から簡単に取り付けられる利 点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すパチンコ錠装置の要
部正面図である。
【図2】ガラス枠の解錠動作を説明するパチンコ錠装置
の要部正面図である。
【図3】前面枠の解錠動作を説明するパチンコ錠装置の
要部正面図である。
【図4】前面枠を開いたパチンコ機の正面図である。
【図5】施解錠部の側面図である。
【図6】施解錠部の要部斜視図である。
【図7】パチンコ機の横断面図である。
【図8】本考案の第2実施例を示すパチンコ錠装置の要
部正面図である。
【図9】本考案の第3実施例を示すパチンコ錠装置の要
部正面図である。
【図10】第3実施例におけるガラス枠の解錠動作を説明
するパチンコ錠装置の要部正面図である。
【図11】第3実施例における前面枠の解錠動作を説明す
るパチンコ錠装置の要部正面図である。
【図12】図12(A)〜(C)は従来のパチンコ錠装置
の回転板の動作を説明する正面図である。
【符号の説明】
A 施解錠部 B 解錠駆動部 11 側壁 14 前面枠 16 ガラス枠 22 機枠 23 第1移動片 24 第2移動片 27 第1係止部材 30 第2係止部材 36 基台 37 カム 37a,37a′ 回転軸 37′,37″ 歯車 38 アクチュエータ 42 第1解錠部材 46 第2解錠部材 52,53 ワイヤチューブ 55 ガラス枠解錠ワイヤ 56,58 ばね 57 前面枠解錠ワイヤ 59 ばね収容部材 60 ばね支持片 61 ワイヤ緩み防止用ばね 2

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の側壁に枢着される前面枠の
    裏面に機枠を取り付け、上記前面枠に枢着されるガラス
    枠に第1係止部材を設け、上記側壁に第2係止部材を設
    け、上記機枠に摺動可能に設けられる第1移動片と該第
    1移動片を上記第1係止部材に係合する方向に付勢する
    ばねとを設け、上記機枠に摺動可能に設けられる第2移
    動片と該第2移動片を上記第2係止部材に係合する方向
    に付勢するばねとを設けた施解錠部と、 パチンコ機内に設けられ、外部信号によりガラス枠解錠
    信号及び前面枠解錠信号を発する制御部と、 パチンコ機内に固着される基台に回転体を回動可能に嵌
    挿し、該回転体に、上記制御部のガラス枠解錠信号及び
    前面枠解錠信号により正転及び逆転するアクチュエータ
    を取り付け、正転する上記回転体に押動される第1解錠
    部材と上記回転体の逆転に押動される第2解錠部材とを
    上記基台上に摺動可能に設け、上記第1移動片と第1解
    錠部材とをガラス枠解錠ワイヤで連結し、上記第2移動
    片と上記第2解錠部材とを前面枠解錠ワイヤで連結した
    解錠駆動部とにより構成されることを特徴とするパチン
    コ錠装置。
  2. 【請求項2】 上記回転体は、両側に駆動面が設けられ
    るカムのほぼ中央に回転軸が設けられ、上記第1解錠部
    材には上記カムの正転時に一方の上記駆動面に押動され
    る非駆動部が設けられ、上記第2解錠部材には上記カム
    の逆転時に他方の上記駆動面に押動される非駆動部が設
    けられることを特徴とする請求項1記載のパチンコ錠装
    置。
  3. 【請求項3】 上記回転体は、ほぼ中央部に回転軸が設
    けられ、外周の約半円周の歯が切欠された歯車により構
    成され、上記第1解錠部材及び第2解錠部材は、上記歯
    車の両側に配設され上記歯車に噛合可能なラックにより
    構成されることを特徴とする請求項1記載のパチンコ錠
    装置。
  4. 【請求項4】 上記回転体は、ほぼ中央部に回転軸が設
    けられる歯車により構成され、上記第1解錠部材及び第
    2解錠部材は、上記歯車の両側に配設され上記歯車に噛
    合可能なラックと、該ラックに固着されるばね収容部材
    と、該ばね収容部材の中に移動可能に設けられるばね支
    持片と、該ばね支持片と上記ばね収容部材との間に挿入
    されるワイヤ緩み防止用ばねとにより構成され、上記第
    1解錠部材のばね支持片を上記ガラス枠解錠ワイヤに連
    結し、上記第2解錠部材のばね支持片を上記前面枠解錠
    ワイヤに連結したことを特徴とする請求項1記載のパチ
    ンコ錠装置。
JP8241492U 1992-11-30 1992-11-30 パチンコ錠装置 Pending JPH0644584U (ja)

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JP2005334499A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
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