JPH0644577A - 光ディスク装置用焦点制御機構 - Google Patents

光ディスク装置用焦点制御機構

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JPH0644577A
JPH0644577A JP19800092A JP19800092A JPH0644577A JP H0644577 A JPH0644577 A JP H0644577A JP 19800092 A JP19800092 A JP 19800092A JP 19800092 A JP19800092 A JP 19800092A JP H0644577 A JPH0644577 A JP H0644577A
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JP
Japan
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holding member
drive coil
control mechanism
axis direction
disk device
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Withdrawn
Application number
JP19800092A
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English (en)
Inventor
Junichi Ichihara
順一 市原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0644577A publication Critical patent/JPH0644577A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光ディスク装置用焦点制御機構に
関し、高速のアクセスを実現することのできる光ディス
ク装置用焦点制御機構を提供することを目的としてい
る。 【構成】 本発明の焦点制御機構は、媒体半径方向にア
クセス可能な位置決め機構部21に、対物レンズ24及
び駆動コイル25を上面及び下面に保持する保持部材2
2を、対物レンズ光軸方向に移動可能に支持させるとと
もに、永久磁石30,31を備えた固定磁気回路23
を、駆動コイル25に下方で対向するように固設して成
り、永久磁石30,31からの磁束と駆動コイル25の
電流との相互作用により駆動力を発生させて保持部材2
2を光軸方向に移動させるようになっている。保持部材
22の上面と下面の間には、光源からの光を光軸方向に
偏向させて対物レンズ24に入射させる反射鏡28が装
着されており、固定磁気回路23は、媒体半径方向に十
分延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置用焦点
制御機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の光ディスク装置用焦点制御
機構の構造説明図で、図中、1は位置決め機構部、2は
固定磁気回路、3は可動体である。固定磁気回路2は、
位置決め機構部1に固定される継鉄4内に永久磁石5を
固定して成る。可動体3は、位置決め機構部1に2枚の
平行板ばね6,7を介し支持される保持部材8に、対物
レンズ9と駆動コイル10を図示のように保持して成
り、駆動コイル10は、永久磁石5の内側の空隙11内
に位置している。保持部材8は、対物レンズ9の光軸の
z軸方向に移動可能である。
【0003】また、位置決め機構部1内には反射鏡12
が配設されており、該反射鏡12には、詳細図示を省略
した光源Sからの光が入射する。入射した光は、反射鏡
12で反射されて対物レンズ9の光軸方向へ偏向され、
対物レンズ9を通して媒体100上へ集光される。焦点
調整時には、駆動コイル10に通電する。この通電と永
久磁石5の磁束との相互作用によりz軸方向の力が発生
し、保持部材8が同方向に所定量移動して焦点が調整さ
れる。すなわち、光束の焦点を媒体記録層と一致させる
ように対物レンズ9のZ軸方向位置が制御される。位置
決め機構部1は、媒体半径方向であるx軸方向に移動す
るようになっている。13はこの移動を可能とする車輪
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成,作
用を有する従来の焦点制御機構では、可動体,固定磁気
回路はすべて位置決め機構部に搭載されていて、該位置
決め機構部の移動によりアクセスを行っていた。このよ
うな系では、特に固定磁気回路の質量が大きいため、固
定磁気回路,位置決め機構部を含む移動部全体の質量も
大きくなり、高速のアクセスは不可能であった。
【0005】本発明は、高速のアクセスを実現すること
のできる光ディスク装置用焦点制御機構を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、反射鏡により上方に偏向された光を透
過させてその光束の焦点を媒体記録層と一致させるため
の対物レンズと駆動コイルとを保持する保持部材を、媒
体の半径方向にアクセス可能な位置決めの機構部に、該
保持部材が該対物レンズの光軸方向に移動可能なように
支持させるとともに、永久磁石を備えた固定磁気回路を
設けて成り、前記永久磁石の磁極面から発せられる磁束
と、前記駆動コイルの電流との相互作用により駆動力を
発生させ、前記保持部材を前記光軸方向に駆動して前記
対物レンズの焦点位置調整を行う光ディスク装置用焦点
制御機構において、前記保持部材の上面に前記対物レン
ズが、下面に前記駆動コイルが前記保持部材の重心に中
心を一致させて、上面と下面の間に前記反射鏡が、それ
ぞれ装着されるとともに、前記固定磁気回路が、前記駆
動コイルに下方で対向するように固設され、しかも、前
記位置決め機構部の媒体半径方向の移動に際し前記駆動
コイルに常に磁束を供給できるように媒体半径方向に長
く延びていることを特徴とする構成(第1の構成)とす
る。
【0007】上記第1の構成の光ディスク装置用焦点制
御機構において、永久磁石の磁極面が垂直であることを
特徴とする構成(第2の構成)とする。
【0008】上記第1の構成の光ディスク装置用焦点制
御機構において、永久磁石の磁極面が水平であることを
特徴とする構成(第3の構成)とする。
【0009】
【作用】固定磁気回路が固設されているため、位置決め
機構部,保持部材,対物レンズ,駆動コイル等から成る
移動部の質量は小さくなる。従って、高速のアクセスを
実現することができる。また、駆動コイルが保持部材の
重心に中心を一致させて装着されているため、駆動コイ
ルに発生する駆動力が保持部材の重心に対し対物レンズ
光軸方向の推進力として作用し、円滑な駆動が実現され
る。また装置を薄型にできるが、この効果は、第3の構
成の場合特に顕著である。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図4に関連して本発明の実施
例を説明する。
【0011】図1及び図2に第1の実施例を示す。
【0012】図1は本例の光ディスク装置用焦点制御機
構の構造を示す斜視図、図2は図1の要部拡大図で、図
中、21は位置決め機構部、22は保持部材、23は固
定磁気回路である。位置決め機構部21は、媒体の半径
方向であるx方向に移動(アクセス)可能である。保持
部材22は、コ字形のもので、その上面の中央部には対
物レンズ24が、下面には駆動コイル25が、それぞれ
装着されている。
【0013】保持部材22は、位置決め機構部21に、
2枚の平行な板ばね26,27を介し、対物レンズ24
の光軸方向であるz軸方向に移動可能に支持されてい
る。また、保持部材22の上下面の間には反射鏡28が
装着されており、該反射鏡28は、図示しない光源から
x軸方向に入射する光をz軸方向に偏向させて対物レン
ズ24を透過させる。
【0014】固定磁気回路23は、中央に突出部29a
を有する継鉄29の両側部内側に、媒体円周方向である
Y軸方向に着磁された永久磁石30,31を固定して成
り、独立して固設されている。保持部材22の下面に固
定された駆動コイル25の両側部25aは突出部29a
を両側から挟んでおり、該両側部25aの中心は保持部
材22の重心に一致している。この固定磁気回路23
は、位置決め機構部21のx軸方向の移動に際し駆動コ
イル25に常に磁束を供給できるようにx軸方向に長く
延びている。
【0015】本例の焦点制御機構は上記のように構成さ
れていて十分薄型化が可能で、これは装置の小型,薄型
化につながる。本機構においては、各永久磁石30,3
1の表面のN極(垂直な磁極面)32,33から発した
磁束は、磁気回路の空隙34,35を通り突出部29a
に至り、その後継鉄29中を通過して永久磁石のS極に
戻るが、空隙34,35中に駆動コイル25が嵌入して
いるため、磁束のy軸方向成分とコイル導体中の電流の
作用によって、フレミングの法則による推力が導体に働
き、保持部材22はz軸方向に移動して焦点調整が行わ
れる。
【0016】本焦点制御機構においては、固定磁気回路
23が、位置決め機構部21から切り離されて独立して
固設されているため、x軸方向に移動する可動部分の質
量は小さくなり、高速アクセスを実現することができ
る。また、駆動コイル25が保持部材22の重心に中心
を一致させて装着されているため、駆動コイル25に発
生する駆動力が保持部材22の重心に対し対物レンズ2
4の光軸方向の推進力として作用するため、円滑な駆動
が実現される。
【0017】図3及び図4に第2の実施例を示す。
【0018】図3は本例の光ディスク装置用焦点制御機
構の要部構造を示す斜視図で、図中、41は前例と同様
に独立して固設された固定磁気回路、42は駆動コイル
である。本例は、前例のものよりより薄型化に適した構
成となっており、固定磁気回路41は、2つの偏平な永
久磁石43,44と継鉄45とより構成され、前例と同
様に、保持部材22を支持する図示しない位置決め機構
部の移動に際し駆動コイル42に十分な磁束を供給でき
るように、x方向に長く延びている。
【0019】駆動コイル42は、保持部材22の下面に
固定され、その中心は保持部材22の重心に一致してい
る。この駆動コイル42のx方向の両側部42aは上向
きに折れ曲っている。各永久磁石43,44はz軸方向
に着磁されており(磁極面が水平)、該永久磁石43,
44の表面から出た磁束は、空間で略円弧状の磁路を描
いて磁気回路中央部の継鉄の突出部45aに達し、その
後は継鉄45中を通過して各永久磁石43,44のもう
一方の磁極に至る。
【0020】その磁気回路表面に対して図示のように駆
動コイル42を配設すると、空間中の磁束のy軸方向成
分とコイル導体電流の相互作用によってコイル導体にz
軸方向の推力が発生する。この駆動方式は、空間磁路の
長さが比較的大きく磁気抵抗も大きくなるため、あまり
大きい推力を発生することはできないが、駆動部分が薄
型になることから装置を薄型化することができる。
【0021】図4に、図3に示した実施例の応用例(磁
気回路の変形例)を示す。図3に示した磁気回路では、
磁気回路の端部46,47での漏れ磁束48,49が比
較的大きく、この結果効率はあまり良くない。図5の磁
気回路は、このような磁束の漏れを低減してより効率を
高めるものである。
【0022】ここでは、各永久磁石51,52はz軸方
向に着磁されており、その端部の厚さt1 が中央部の厚
さt2 より厚くなっている。この結果、磁気抵抗の高い
永久磁石端部を通過する磁路P1 に対しては大きな起磁
力が働き、また、永久磁石が端部で厚くなっている分、
漏れ磁路P2 の磁気抵抗は大きくなり漏れ磁束は小さく
なる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、固
定磁気回路が固定させて設けられていて移動部の質量が
小さくなるため、高速のアクセスを実現することができ
る。また、駆動コイルが保持部材の重心に中心を一致さ
せて装着されているため、駆動コイルに発生する駆動力
が保持部材の重心に対し対物レンズ光軸方向の推進力と
して作用し、円滑な駆動が実現される。また、装置を薄
型にできるが、この効果は、永久磁石の磁極面を水平に
した場合に特に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光ディスク装置用焦点
制御機構の構造を示す斜視図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明の第2の実施例の光ディスク装置用焦点
制御機構の要部構造を示す斜視図である。
【図4】図3の応用例を示す斜視図である。
【図5】従来の光ディスク装置用焦点制御機構の構造説
明図である。
【符号の説明】
21 位置決め機構部 22 保持部材 23,41 固定磁気回路 24 対物レンズ 25,42 駆動コイル 26,27 板ばね(支持部材) 28 反射鏡 30,31,43,44,51,52 永久磁石 32,33 N極(磁極面)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射鏡により上方に偏向された光を透過
    させてその光束の焦点を媒体記録層と一致させるための
    対物レンズと駆動コイルとを保持する保持部材を、前記
    媒体の半径方向にアクセス可能な位置決め機構部に、該
    保持部材が対物レンズの光軸方向に移動可能なように支
    持させるとともに、 永久磁石を備えた固定磁気回路を設けて成り、 前記永久磁石の磁極面から発せられる磁束と前記駆動コ
    イルの電流との相互作用により駆動力を発生させ、前記
    保持部材を前記光軸方向に駆動して前記対物レンズの焦
    点位置調整を行う光ディスク装置用焦点制御機構におい
    て、 前記保持部材の上面に前記対物レンズが、下面に前記駆
    動コイルが前記保持部材の重心と中心を一致させて、上
    面と下面の間に前記反射鏡が、それぞれ装着されるとと
    もに、 前記固定磁気回路が、前記駆動コイルに下方で対向する
    ように固設され、しかも、前記位置決め機構部の媒体半
    径方向の移動に際し前記駆動コイルに常に磁束を供給で
    きるように媒体半径方向に長く延びていることを特徴と
    する光ディスク装置用焦点制御機構。
  2. 【請求項2】 永久磁石の磁極面が垂直であることを特
    徴とする請求項1記載の光ディスク装置用焦点制御機
    構。
  3. 【請求項3】 永久磁石の磁極面が水平であることを特
    徴とする請求項1記載の光ディスク装置用焦点制御機
    構。
JP19800092A 1992-07-24 1992-07-24 光ディスク装置用焦点制御機構 Withdrawn JPH0644577A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005