JPH0644367U - キャプスタンモータ - Google Patents

キャプスタンモータ

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JPH0644367U
JPH0644367U JP8129192U JP8129192U JPH0644367U JP H0644367 U JPH0644367 U JP H0644367U JP 8129192 U JP8129192 U JP 8129192U JP 8129192 U JP8129192 U JP 8129192U JP H0644367 U JPH0644367 U JP H0644367U
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
bearing holder
bearings
rotating shaft
capstan motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP8129192U
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English (en)
Inventor
義人 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP8129192U priority Critical patent/JPH0644367U/ja
Publication of JPH0644367U publication Critical patent/JPH0644367U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転軸にスラスト方向の荷重や衝撃が加わって
も軸受が移動することはなく、軸受ホルダーにスラスト
受けを別部材として付加する必要がないキャプスタンモ
ータを得る。 【構成】回転軸28を回転自在に支持する軸受24,2
6と、軸受24,26を円筒状の内周部に保持した軸受
ホルダー10と、軸受24,26の端面に当接するとと
もに回転軸28に保持されてなるワッシャー30とを有
し、ワッシャー30で回転軸28のスラスト移動を規制
したキャプスタンモータ。軸受24,26を、軸受ホル
ダー10の内周部に内側へ突出して形成した段部14,
20に配設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャプスタンモータに関するもので、特にその軸受部の構成に関す る。
【0002】
【従来の技術】
テープレコーダ等に用いられるキャプスタンモータは、軸受ホルダーを用いて 軸受を支持し、この軸受によって回転軸(キャプスタン軸)を回転自在に支持し ている。図3は従来のキャプスタンモータにおける軸受部の例を示すもので、円 筒状の軸受ホルダー40の内周部42の両端部にメタル軸受等の軸受44,46 を圧入等によって固定し、軸受44,46の内周面によって回転軸48を回転自 在に支持している。回転軸48にはワッシャ50が嵌められていて、ワッシャ5 0を軸受44の端面に当接させて回転軸48のスラスト方向の移動を規制してい る。図示されていないが、下方に伸び出た回転軸48と一体に、ロータマグネッ トを一体に有するロータケースが取付けられ、軸受ホルダー40の外周には駆動 コイルが巻回されたステータコアが固定される。上記ロータマグネットとステー タコアは間隙をおいて対向し、周知のように上記駆動コイルを通電制御すること によりロータが回転駆動される。
【0003】 上記軸受ホルダー40の材質としては、軽量化、コストの低減等の目的で樹脂 が用いられることがある。軸受ホルダー40を樹脂で作った場合、軸受44,4 6の圧入代を大きくとって軸受44,46の固定強度を高くしようとすると、軸 受ホルダー40に割れが発生する。特に、肉厚の薄い方が割れやすい。そこで、 軸受ホルダー40に割れが発生しないように軸受44,46の圧入代を少なくし て固定強度を低くすると、回転軸48にスラスト方向の荷重や衝撃が加わったと き軸受44が移動する恐れがある。
【0004】 そこで、軸受ホルダー側にスラスト受けを別部材として取付けたものもある。 図4はそのようなものの例を示す。図4に示す例では、軸受ホルダー40の端部 にリング状のスラスト受け52を固定し、回転軸48に嵌められたワッシャ50 を上記スラスト受け52に当接させて回転軸48のスラスト方向の移動を規制し ている。この例によれば、回転軸48にスラスト方向の荷重や衝撃が加わっても 軸受44が移動することはない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図3に示すような従来のキャプスタンモータの軸受部の例によれば、上にも述 べたように、回転軸48にスラスト方向の荷重や衝撃が加わったとき軸受44が 移動する恐れがある。また、図4に示すような従来のキャプスタンモータの軸受 部の例によれば、回転軸48にスラスト方向の荷重や衝撃が加わっても軸受44 が移動することはないものの、軸受ホルダー40側にスラスト受け52を別部材 として付加する必要があるため、部品数が増えるという難点がある。
【0006】 本考案はこのような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、回転 軸にスラスト方向の荷重や衝撃が加わっても軸受が移動することはなく、また、 軸受ホルダーにスラスト受けを別部材として付加する必要がないようにしたキャ プスタンモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、回転軸を回転自在に支持する軸受と、 この軸受を円筒状の内周部に保持した軸受ホルダーと、軸受の端面に当接すると ともに回転軸に保持されてなるワッシャーとを有し、このワッシャーで回転軸の スラスト移動を規制したキャプスタンモータにおいて、上記軸受を、軸受ホルダ ーの内周部に内側へ突出して形成した段部に配設した。
【0008】
【作用】
回転軸にスラスト方向の荷重や衝撃が加わると、ワッシャーが軸受の端面に当 接して軸受をスラスト方向に押す。軸受は軸受ホルダーの内周部に内側へ突出し て形成された段部に当接しているため、スラスト方向の荷重や衝撃を受け止める ことができるし、軸受がスラスト方向に移動することもない。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本考案にかかるキャプスタンモータの実施例につい て説明する。 図1において、円筒状の軸受ホルダー10の両端部内周には大径の内径部12 ,18を形成することにより、内側へ突出した段部14,20が形成されている 。上記大径の内径部12,18にはメタル軸受等の軸受24,26が圧入等によ って固定されている。各軸受24,26の軸方向内方端はそれぞれ上記段部14 ,20に当接している。各軸受24,26の内周面によって回転軸28が回転自 在に支持されている。回転軸28にはワッシャ30が嵌められていて、ワッシャ 30を軸受24の端面に当接させることにより回転軸28のスラスト方向の移動 を規制している。軸受ホルダー10の上記各大径の内径部12,18と上記各段 部14,20とが交わって形成される隅部にはこの隅部に沿い軸方向から見て円 形の溝16,22が形成されている。軸受24,26が含油メタル軸受の場合、 上記各溝16,22をオイル溜めとして利用することができ、これによって軸受 24,26の耐久性および信頼性を向上させることができる。
【0010】 図示されていないが、下方に伸び出た回転軸28と一体に、ロータマグネット を有するロータケースが取付けられ、軸受ホルダー10の外周には駆動コイルが 巻回されたステータコアが固定される。上記ロータマグネットとステータコアは 間隙をおいて対向し、周知のように上記駆動コイルを通電制御することによりロ ータが回転駆動される。回転軸28は上方に伸び出て、図示されないピンチロー ラと協働してテープを低速で移送するキャプスタン軸となっている。
【0011】 上記実施例によれば、回転軸28にスラスト方向の荷重や衝撃が加わると、ワ ッシャー30が軸受24の端面に当接して軸受24をスラスト方向に押す。軸受 24は軸受ホルダー10の内周部に内側へ突出して形成された段部16に当接し ているため、スラスト方向の荷重や衝撃を受け止めることができるし、軸受24 がスラスト方向にずれることもない。このように、軸受ホルダー10に形成され た段部16で軸受24を受けることによって回転軸28のスラスト方向の荷重や 衝撃を確実に受け止めることができるため、軸受ホルダー10の大径の内径部1 2,18への軸受24,26の圧入代を少なくして軸受24,26の固定強度を 低くしても差し支えがなく、軸受ホルダー10を樹脂で形成しても軸受ホルダー 10に割れを生じることもなくなる。
【0012】 以上説明した実施例では、回転軸28の一端側が軸受24,26で支持された 片持ち型の軸受構造になっていたが、図2に示すような両持ち型の軸受構造とし てもよい。なお、図2では、図1の実施例の構造と対応する部分には同一の符号 を付した。図2において、軸受ホルダー10は軸方向に長く伸びており、中間の 周壁の一部が切除された形に形成されることにより、この切除部から回転軸28 が露呈し、この露呈した回転軸28に図示されないピンチローラが圧接するよう になっている。軸受ホルダー10両端部で保持された軸受24,26によって回 転軸28の両端部が回転自在に支持されている。そのほかの構成は図1の実施例 の構成と同じであるから詳細な説明は省略する。図2に示す実施例も、図1に示 す実施例と同じ効果を奏する。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、軸受ホルダーの内周部に内側へ突出して形成した段部に軸受 を配設したため、回転軸に加わったスラスト方向の荷重や衝撃が回転軸のワッシ ャを介して軸受に加わると、軸受が上記段部に当接していることによって上記ス ラスト方向の荷重や衝撃が確実に受け止められることになり、軸受がスラスト方 向にずれることもない。このように、軸受ホルダーに形成された段部で軸受を受 けることによって回転軸のスラスト方向の荷重や衝撃を確実に受け止めることが できるため、軸受ホルダーへの軸受の圧入代を少なくして軸受の固定強度を低く しても差し支えがなく、軸受ホルダーを樹脂で形成しても軸受ホルダーに割れを 生じることもなくなるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるキャプスタンモータの実施例の
要部を示す正面断面図。
【図2】本考案にかかるキャプスタンモータの別の実施
例の要部を示す正面断面図。
【図3】従来のキャプスタンモータの一例の要部を示す
正面断面図。
【図4】従来のキャプスタンモータの別の例の要部を示
す正面断面図。
【符号の説明】
10 軸受ホルダー 14 段部 20 段部 24 軸受 26 軸受 28 回転軸 30 ワッシャー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を回転自在に支持する軸受と、こ
    の軸受を円筒状の内周部に保持した軸受ホルダーと、上
    記軸受の端面に当接するとともに上記回転軸に保持され
    てなるワッシャーとを有し、上記ワッシャーで上記回転
    軸のスラスト移動が規制されてなるキャプスタンモータ
    であって、上記軸受は、上記軸受ホルダーの内周部に内
    側へ突出して形成された段部に配設されてなるキャプス
    タンモータ。
JP8129192U 1992-11-02 1992-11-02 キャプスタンモータ Pending JPH0644367U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8129192U JPH0644367U (ja) 1992-11-02 1992-11-02 キャプスタンモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8129192U JPH0644367U (ja) 1992-11-02 1992-11-02 キャプスタンモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0644367U true JPH0644367U (ja) 1994-06-10

Family

ID=13742284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8129192U Pending JPH0644367U (ja) 1992-11-02 1992-11-02 キャプスタンモータ

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Country Link
JP (1) JPH0644367U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3106862B2 (ja) * 1994-07-11 2000-11-06 日産自動車株式会社 ボルト締結法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3106862B2 (ja) * 1994-07-11 2000-11-06 日産自動車株式会社 ボルト締結法

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