JPH0135554Y2 - - Google Patents

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JPH0135554Y2
JPH0135554Y2 JP19849183U JP19849183U JPH0135554Y2 JP H0135554 Y2 JPH0135554 Y2 JP H0135554Y2 JP 19849183 U JP19849183 U JP 19849183U JP 19849183 U JP19849183 U JP 19849183U JP H0135554 Y2 JPH0135554 Y2 JP H0135554Y2
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JP
Japan
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shaft
motor
commutator
bracket
brush
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JP19849183U
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JPS60108166U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、円筒型モータに関し、特にブラシと
コンミユテータとの接触によつて発生するコンミ
ユテータの異常摩耗を防止したものである。
(従来の技術) 従来の円筒型モータは、第1図の断面図に示す
ように、モータのシヤフト10とコンミユテータ
20とが一体に回転する構造となつており、コン
ミユテータ20にブラシ30が摺接すると共に、
このブラシ30がブラケツト40に対して所定位
置に固定されている。一方、シヤフト10の左端
部は、軸受メタル50によつて支持されており、
この軸受メタル50と接触する位置に油補給用多
孔部材51が設けられている。なお、符号「6
1」はスラストワツシヤ、符号「62」はオイル
ストツパである。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の円筒型モータにおいて、モータ
が回転している状態にあつては、ブラシ30がコ
ンミユテータ20に摺接しこのブラシ30からコ
ンミユテータ20を介して図示しないアマチユア
に電流が常時供給されている。
ここで、ブラシ30とコンミユテータ20との
軸方向の相対位置は変化せず、ブラシ30の摺動
軌跡は常に同じ場所となつている。したがつて、
長時間モータを回転すると、この摺接箇所が異常
摩耗することがあり、この異常摩耗によつてモー
タが振動し騒音の発生原因となる場合がある。
また、スラストガタが増大した場合には、ブラ
シ30の一部分のみがコンミユテータ20と接触
することとなり、このためにモータ性能が変動す
るという問題点がある。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、モータを長時間使用した
場合にあつてもコンミユテータの異常摩耗による
騒音の発生を防止し、またモータ性能が低下する
ことを防止できる円筒型モータを提供することを
目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、モータの
ブラケツト内に当該ブラケツトに取付けられた軸
受に摺動自在に支持されて回転するシヤフトを設
け、当該シヤフトと一体に回転するコンミユテー
タに摺接するブラシを前記ブラケツトに対して所
定位置に固定してなる円筒型モータにおいて、前
記シヤフトの端面と前記ブラケツトとの間に空間
を形成し、当該空間に温度上昇とともに膨脹する
クツシヨン部材を設け、このクツシヨン部材の膨
脹に応じて前記シヤフトの軸方向における位置が
移動することを特徴とする円筒型モータである。
(作用) このように構成した本考案にあつては、モータ
の起動時などモータが低温状態にある場合と、モ
ータを長時間作動させモータが高温状態にある場
合とにおいて、シヤフトの端面とブラケツトとの
間に設けられたクツシヨン部材の体積が変化する
こととなり、シヤフトに固定されたコンミユテー
タとブラシとの接触位置が変化し、これによつて
コンミユテータの異常摩耗を防止することができ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第2図は、本考案の一実施例を示す円筒型モー
タの断面図である。
本図に示すように、シヤフト10の端面11と
ブラケツト40との間には、所定の空間80が形
成されており、この空間80内には、温度変化に
よつてその形状が変化するクツシヨン部材70が
設けられている。このクツシヨン部材70は、例
えば形状記憶金属、あるいはエアークツシヨンな
どから構成することができ、周囲の温度上昇に伴
なつて膨脹するという特性を有している。なお、
エアークツシヨンにあつては温度が下降すると収
縮することとなる。ここで、ブラケツト40の内
面とクツシヨン部材70とが密着するように、ま
たクツシヨン部材70とシヤフト10の端面11
とが密着するように、当該クツシヨン部材70が
設置されている。さらに、シヤフト10は、その
スラスト方向の動きが自由になるように軸受メタ
ル50に支持されている。
次に、このように構成した本実施例の作用を説
明する。
まず、モータの起動時は、図示しない固定子用
永久磁石によつて、図示しないロータ鉄芯を吸引
している。したがつて、クツシヨン部材70に
は、それを押圧する力が作用している。すなわ
ち、この場合シヤフト10には、第2図中、左方
向への力が働いていることとなる。このとき、ブ
ラシ30が仮に符号「20a」の位置でコンミユ
テータ20と接触していたとすると、その後のモ
ータの回転によつてモータ全体の温度が次第に高
くなりクツシヨン部材70の温度も上昇する。こ
れによつてクツシヨン部材70が膨脹し、シヤフ
ト10が第2図中、右方向に力を受けて当該方向
に移動することとなる。そして、このシヤフト1
0の移動に伴なつてコンミユテータ20も右方向
に移動し、ブラシ30は符号「20b」の位置で
コンミユテータ20と摺接する。
このように、モータの温度に応じてブラシ30
がコンミユテータ20と摺接する位置が変化する
ために、コンミユテータ20の一部分のみが常時
摩耗することがないので、コンミユテータ20の
異常摩耗あるいは偏摩耗がなく、これによる振
動、騒音を防止することが可能となる。また、こ
のように構成すれば、シヤフト10に取付けるス
ラストワツシヤ61が不要となるために、当該ス
ラストワツシヤ61によつて発生する騒音も防止
することができる。
なお、温度変化によるシヤフト10の移動量
は、クツシヨン部材70の体積の取り方で変化
し、その移動量を任意に設定することができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、コンミユテ
ータの異常摩耗による騒音の発生を防止すること
ができ、またモータ性能が低下することをも防止
することができ、しかもモータの寿命が長くなる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の円筒型モータを示す断面図、第
2図は本考案の一実施例を示す断面図である。 10……シヤフト、11……端面、20……コ
ンミユテータ、30……ブラシ、40……ブラケ
ツト、50……軸受メタル、70……クツシヨン
部材、80……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータのブラケツト40内に当該ブラケツトに
    取付けられた軸受50に摺動自在に支持されて回
    転するシヤフト10を設け、当該シヤフトと一体
    に回転するコンミユテータ20に摺接するブラシ
    30を前記ブラケツトに対して所定位置に固定し
    てなる円筒型モータにおいて、前記シヤフトの端
    面11と前記ブラケツトとの間に空間80を形成
    し、当該空間に温度上昇とともに膨脹するクツシ
    ヨン部材70を設け、このクツシヨン部材の膨脹
    に応じて前記シヤフトの軸方向における位置が移
    動することを特徴とする円筒型モータ。
JP19849183U 1983-12-26 1983-12-26 円筒型モ−タ Granted JPS60108166U (ja)

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JP19849183U JPS60108166U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 円筒型モ−タ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19849183U JPS60108166U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 円筒型モ−タ

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JPS60108166U JPS60108166U (ja) 1985-07-23
JPH0135554Y2 true JPH0135554Y2 (ja) 1989-10-30

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JP19849183U Granted JPS60108166U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 円筒型モ−タ

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