JPH0644351U - 車両用発電機の制御装置 - Google Patents

車両用発電機の制御装置

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JPH0644351U
JPH0644351U JP7634092U JP7634092U JPH0644351U JP H0644351 U JPH0644351 U JP H0644351U JP 7634092 U JP7634092 U JP 7634092U JP 7634092 U JP7634092 U JP 7634092U JP H0644351 U JPH0644351 U JP H0644351U
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淳 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バッテリ電圧の安定化を図りつつ、エンジンの
力行時よりも減速時に発電割合を増加させる。 【構成】コンデンサを切り離し(S1)、エンジン回転
数を検出し(S2)、エンジン負荷率を計算し(S
3)、エンジンの運転状態を判定し(S4)、バッテリ
電圧と標準値とを比較し(S5)、コンデンサ電圧が低
いか高いかを判定し(S6)、フィールド電流を増大制
御して(S7)、フィールドコイルにこのフィールド電
流を出力して発電を行い(S8)、所定時間経過後(S
9)、エンジン停止状態であるか否かを判定し(S1
0)、コンデンサを切り離す(S11)。コンデンサを
放電状態にし(S12)、フィールド電流を減少制御す
る(S13)。バッテリ電圧と標準値とを比較する(S
14)。コンデンサ電圧が低いか高いかを判定し(S1
5)、コンデンサを充電状態にする(S16)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用発電機の制御装置に関し、特に、発電割合の制御によりエン ジンの燃費を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車においては、車載バッテリに電力を供給する発電機が装備されている。 図4は従来の発電回路を示しており、車載バッテリ1には電流計3を介して負 荷4が接続され、車載バッテリ1と負荷4との間に発電機2が接続される。発電 機2には、フィールドコイル5と、車載バッテリ1への充電電圧を一定に保つた め、抵抗を増減して前記フィールドコイル5へのフィールド電流(界磁電流)を 調整して出力電圧を制御するボルテージレギュレータ(電圧調整装置)6と、ス テータコイル及び整流器7とが備えられている。
【0003】 前記フィールドコイル5とボルテージレギュレータ6とは直列の関係で、電流 計3と負荷4との間に接続され、ステータコイル及び整流器7も、電流計3と負 荷4との間に接続される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来の発電機の制御構造にあっては、上記のように、ボルテー ジレギュレータ6により、フィールドコイル5へのフィールド電流を調整して発 電機2からの出力電圧を制御する構成であるため、エンジンが発生する機械的エ ネルギを有効利用できないところのエンジンの力行時に発電する場合や、逆にエ ンジンが発生する機械的エネルギを有効利用できるところの減速時に発電を行わ ない場合等があり、エンジンが発生する機械的エネルギが有効に発電に使用され ず、エンジンの燃費を悪化させる要因となる。特に、近年は、車載電装部品が増 加し、これに伴って発電機出力も大きくなっているため、上記燃費の悪化はより 顕著なものとなる。
【0005】 又、エンジンの負荷状態のみを検出して力行時の発電割合を小さくする方法も あるが、これではバッテリ電圧変動が大きくなるという不都合がある。 尚、従来、特開昭54−121910号公報には、ジェネレータをプーリで増 速させて発電機出力を増大する技術が、実開昭56−174929号公報には、 ジェネレータのフィールドコイルに電流を多く流して発電機出力を増大する技術 が夫々開示されている。
【0006】 又、本出願人は、先にカットオフポイントを電圧の高い方に移動して、発電機 の形状を同一のままその出力を増大する技術を提案している(実願平4−301 0号参照)。 そこで、本考案は上記に鑑みてなされたものであり、バッテリ電圧変動を抑え てバッテリ電圧を安定に保ちつつ、エンジンの力行時よりも減速時に発電割合を 増加させて燃費の改善を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、図1に示すように、車載バッテリに電力を供給する車両 用発電機において、電力エネルギ平準化用コンデンサを前記車載バッテリと車両 用発電機との間に該コンデンサの充・放電とコンデンサの切離しを制御するコン デンサ制御回路を介して接続し、エンジン運転状態を検出するエンジン運転状態 検出手段と、車載バッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出手段と、前記コン デンサ電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段と、前記エンジン運転状態検出手 段、バッテリ電圧検出手段及びコンデンサ電圧検出手段からの検出信号に基づい て前記発電機のフィールドコイルへのフィールド電流を制御すると共に、前記コ ンデンサ制御回路を制御する制御手段とを設けた。
【0008】
【作用】
かかる構成においては、エンジンの運転状態とコンデンサの充電状態とバッテ リ電圧とに基づいて発電機出力とコンデンサの充・放電・切離しが制御され、バ ッテリ電圧を安定に保ちつつ、減速時の発電割合を増加させることで、燃費の改 善を図れる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。 図2は車載バッテリ10と発電機11との関係を示す本考案の一実施例のシス テム図を示しており、車載バッテリ10には電流計12を介して負荷13が接続 され、車載バッテリ10と負荷13との間に後述するスイッチングレギュレータ 14を介して発電機11が接続される。発電機11には、フィールドコイル15 と、ステータコイル及び整流器16とが備えられている。
【0010】 ここで、電力エネルギ平準化用コンデンサ18が設けられ、該コンデンサ18 は前記車載バッテリ10と車両用発電機11との間にコンデンサ18の充・放電 とコンデンサ18の切離しを制御するコンデンサ制御回路19を介して接続され る。 コンデンサ制御回路19には、発電回路にダイオード20を介して接続された 充電側接点aと、発電回路にダイオード21を介して接続された放電側接点bと 、切離し側接点cとが設けられ、これら各接点a〜cに選択的に接続される切換 スイッチ22が前記コンデンサ18に接続されている。
【0011】 尚、前記スイッチングレギュレータ14は、発電機出力電圧,コンデンサ電圧 が大幅に変動してもバッテリ電圧を安定に保つ機能を奏する。 一方、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段としての回転数センサ23 と、エンジンの負荷を検出する負荷検出手段としての負荷センサ24とが設けら れており、これらセンサ23,24から出力される検出信号はコントロールユニ ット25に入力される。
【0012】 そして、コントロールユニット25には、センサ23,24から夫々出力され る回転数信号と負荷信号、バッテリ電圧信号及びコンデンサ電圧信号に基づいて 発電機11のフィールドコイル15へのフィールド電流を制御すると共に、前記 コンデンサ制御回路19を制御する制御手段がソフトウェア的に装備される。 この場合、前記バッテリ電圧はスイッチングレギュレータ14と電流計12と の間からコントロールユニット25に入力される。又、コンデンサ電圧は切換ス イッチ22とコンデンサ18との間からコントロールユニット25に入力される 。コントロールユニット25により制御されたフィールド電流はフィールドコイ ル15に出力される。
【0013】 尚、バッテリ電圧をコントロールユニット25に入力した構成が本考案のバッ テリ電圧検出手段に相当し、コンデンサ電圧をコントロールユニット25に入力 した構成が本考案のコンデンサ電圧検出手段に相当する。 図3は上記制御手段の制御内容を説明するフローチャートであり、このフロー チャートに基づいて制御内容を説明する。
【0014】 ステップ1(図では、S1と略記する。以下同様)では、切換スイッチ22を 切離し側接点cに接続して、コンデンサ18を切り離す。ステップ2では、回転 数センサ23によりエンジン回転数を検出し、ステップ3では、負荷センサ24 により検出されたエンジン負荷に基づいて負荷率を計算する。ステップ4では、 エンジン回転数と負荷率とに基づいてエンジンの運転状態を判定する。
【0015】 エンジンがアイドリング状態或いは力行中(力を出しているとき)であると判 定されると、ステップ5に進む。このステップ5では、バッテリ電圧と標準値と を比較する。バッテリ電圧が標準値未満であると判定されると、負荷電流が大で あるから、ステップ6に進む。このステップ6では、コンデンサ電圧が低いか高 いかを判定し、コンデンサ電圧が低ければ、ステップ7に進み、フィールド電流 を標準値より増大した値に制御して、ステップ8に進み、フィールドコイル15 にこのフィールド電流を出力して発電を行い、ステップ9に進んで、コントロー ルユニット25に内蔵されたタイマに設定された所定時間を経過した後、ステッ プ10に進んで、エンジン停止状態であるか否かを判定する。エンジン停止状態 でないと判定されると、ステップ1に戻り、エンジン停止状態であると判定され ると、ステップ11に進んで、切換スイッチ22を切離し側接点cに接続して、 コンデンサ18を切り離して、制御を終了する。
【0016】 ステップ6において、コンデンサ電圧が高いと判定されると、ステップ12に 進み、切換スイッチ22を放電側接点bに接続して、コンデンサ18を放電状態 にし、ステップ13に進んで、フィールド電流を標準値より減少した値に制御し て、上記と同様に、ステップ8〜11の制御を実行する。 又、ステップ5でバッテリ電圧が標準値以上であると判定されると、負荷電流 が小であるから、ステップ13に進み、フィールド電流を標準値より減少した値 に制御して、上記と同様に、ステップ8〜11の制御を実行する。
【0017】 一方、ステップ4において、エンジンが減速中(下り坂走行、ブレーキを掛け た状態等)であると判定されると、ステップ14に進んで、バッテリ電圧と標準 値とを比較する。バッテリ電圧が標準値未満であると判定されると、負荷電流が 大であるからステップ7に進み、フィールド電流を標準値より増大した値に制御 して、上記と同様に、ステップ8〜11の制御を実行する。
【0018】 ステップ14において、バッテリ電圧が標準値以上であると判定されると、負 荷電流が小であるからステップ15に進み、コンデンサ電圧が低いか高いかを判 定し、コンデンサ電圧が低ければ、ステップ16に進み、切換スイッチ22を充 電側接点aに接続して、コンデンサ18を充電状態にし、ステップ7に進んで、 フィールド電流を標準値より増大した値に制御して、上記と同様に、ステップ8 〜11の制御を実行する。
【0019】 又、コンデンサ電圧が高ければ、ステップ13に進み、フィールド電流を標準 値より減少した値に制御して、上記と同様に、ステップ8〜11の制御を実行す る。 以上のように、エンジンがアイドリング状態又は力行中において、バッテリ電 圧が標準値未満でコンデンサ電圧が高い時には、コンデンサ18を放電状態にし て発電機出力を小さくし、コンデンサ電圧が低い時は、コンデンサ18を切離し たまま発電機出力を増大させると共に、バッテリ電圧が標準値以上のときには、 コンデンサ18を切り離したまま、発電機出力を小さくする一方、エンジンが減 速中において、バッテリ電圧が標準値以上でコンデンサ電圧が低い時には、コン デンサ18を充電状態にして発電機出力を増大させ、コンデンサ電圧が高い時は 、コンデンサ18を切離したまま発電機出力を減少させると共に、バッテリ電圧 が標準値未満のときには、コンデンサ18を切り離したまま、発電機出力を増大 させるようにしたから、バッテリ電圧の安定化を保ちつつ、減速時の発電割合を 増加させてエンジンが発生する機械的エネルギを有効に発電に使用してエンジン の燃費を向上することができる。特に、近年の車載電装部品の増加による発電機 出力の増大傾向にあっては、より有効な作用となる。
【0020】 尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこ れに限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に 添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正 が可能であるとの点に留意すべきである。
【0021】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、エンジンの運転状態とバッテリ電圧と電力エネ ルギ平準化用コンデンサの充電状態とに基づいて発電機出力とコンデンサの充・ 放電及び切離しを制御するようにしたから、バッテリ電圧を安定に保ちつつ、燃 費の向上を図れる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用発電機の制御装置の構成
【図2】 本考案に係る車両用発電機の制御装置の一実
施例を示すシステム図
【図3】 同上実施例の制御内容を説明するフローチャ
ート
【図4】 従来の発電回路図
【符号の説明】
10 車載バッテリ 11 発電機 15 フィールドコイル 18 コンデンサ 19 コンデンサ制御回路 23 回転数センサ 24 負荷センサ 25 コントロールユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載バッテリに電力を供給する車両用発
    電機において、電力エネルギ平準化用コンデンサを前記
    車載バッテリと車両用発電機との間に該コンデンサの充
    ・放電とコンデンサの切離しを制御するコンデンサ制御
    回路を介して接続し、エンジン運転状態を検出するエン
    ジン運転状態検出手段と、車載バッテリの電圧を検出す
    るバッテリ電圧検出手段と、前記コンデンサ電圧を検出
    するコンデンサ電圧検出手段と、前記エンジン運転状態
    検出手段、バッテリ電圧検出手段及びコンデンサ電圧検
    出手段からの検出信号に基づいて前記発電機のフィール
    ドコイルへのフィールド電流を制御すると共に、前記コ
    ンデンサ制御回路を制御する制御手段とを設けたことを
    特徴とする車両用発電機の制御装置。
JP1992076340U 1992-11-05 1992-11-05 車両用発電機の制御装置 Expired - Lifetime JP2591669Y2 (ja)

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