JP2591669Y2 - 車両用発電機の制御装置 - Google Patents

車両用発電機の制御装置

Info

Publication number
JP2591669Y2
JP2591669Y2 JP1992076340U JP7634092U JP2591669Y2 JP 2591669 Y2 JP2591669 Y2 JP 2591669Y2 JP 1992076340 U JP1992076340 U JP 1992076340U JP 7634092 U JP7634092 U JP 7634092U JP 2591669 Y2 JP2591669 Y2 JP 2591669Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
voltage
generator
vehicle
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992076340U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0644351U (ja
Inventor
淳 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP1992076340U priority Critical patent/JP2591669Y2/ja
Publication of JPH0644351U publication Critical patent/JPH0644351U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591669Y2 publication Critical patent/JP2591669Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用発電機の制御装
置に関し、特に、発電割合の制御によりエンジンの燃費
を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、車載バッテリに電力
を供給する発電機が装備されている。図4は従来の発電
回路を示しており、車載バッテリ1には電流計3を介し
て負荷4が接続され、車載バッテリ1と負荷4との間に
発電機2が接続される。発電機2には、フィールドコイ
ル5と、車載バッテリ1への充電電圧を一定に保つた
め、抵抗を増減して前記フィールドコイル5へのフィー
ルド電流(界磁電流)を調整して出力電圧を制御するボ
ルテージレギュレータ(電圧調整装置)6と、ステータ
コイル及び整流器7とが備えられている。
【0003】前記フィールドコイル5とボルテージレギ
ュレータ6とは直列の関係で、電流計3と負荷4との間
に接続され、ステータコイル及び整流器7も、電流計3
と負荷4との間に接続される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
発電機の制御構造にあっては、上記のように、ボルテー
ジレギュレータ6により、フィールドコイル5へのフィ
ールド電流を調整して発電機2からの出力電圧を制御す
る構成であるため、エンジンが発生する機械的エネルギ
を有効利用できないところのエンジンの力行時に発電す
る場合や、逆にエンジンが発生する機械的エネルギを有
効利用できるところの減速時に発電を行わない場合等が
あり、エンジンが発生する機械的エネルギが有効に発電
に使用されず、エンジンの燃費を悪化させる要因とな
る。特に、近年は、車載電装部品が増加し、これに伴っ
て発電機出力も大きくなっているため、上記燃費の悪化
はより顕著なものとなる。
【0005】又、エンジンの負荷状態のみを検出して力
行時の発電割合を小さくする方法もあるが、これではバ
ッテリ電圧変動が大きくなるという不都合がある。尚、
従来、特開昭54−121910号公報には、ジェネレ
ータをプーリで増速させて発電機出力を増大する技術
が、実開昭56−174929号公報には、ジェネレー
タのフィールドコイルに電流を多く流して発電機出力を
増大する技術が夫々開示されている。
【0006】又、本出願人は、先にカットオフポイント
を電圧の高い方に移動して、発電機の形状を同一のまま
その出力を増大する技術を提案している(実願平4−3
010号参照)。そこで、本考案は上記に鑑みてなされ
たものであり、バッテリ電圧変動を抑えてバッテリ電圧
を安定に保ちつつ、エンジンの力行時よりも減速時に発
電割合を増加させて燃費の改善を図ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、図
1に示すように、車載バッテリに電力を供給する車両用
発電機において、電力エネルギ平準化用コンデンサを前
記車載バッテリと車両用発電機との間に該コンデンサの
充・放電とコンデンサの切離しを制御するコンデンサ制
御回路を介して接続し、エンジン運転状態を検出するエ
ンジン運転状態検出手段と、車載バッテリの電圧を検出
するバッテリ電圧検出手段と、前記コンデンサ電圧を検
出するコンデンサ電圧検出手段と、前記エンジン運転状
態検出手段、バッテリ電圧検出手段及びコンデンサ電圧
検出手段からの検出信号に基づいて前記発電機のフィー
ルドコイルへのフィールド電流を制御すると共に、前記
コンデンサ制御回路を制御する制御手段とを設けた。
【0008】
【作用】かかる構成においては、エンジンの運転状態と
コンデンサの充電状態とバッテリ電圧とに基づいて発電
機出力とコンデンサの充・放電・切離しが制御され、バ
ッテリ電圧を安定に保ちつつ、減速時の発電割合を増加
させることで、燃費の改善を図れる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図2は車載バッテリ10と発電機11との関係を
示す本考案の一実施例のシステム図を示しており、車載
バッテリ10には電流計12を介して負荷13が接続さ
れ、車載バッテリ10と負荷13との間に後述するスイ
ッチングレギュレータ14を介して発電機11が接続さ
れる。発電機11には、フィールドコイル15と、ステ
ータコイル及び整流器16とが備えられている。
【0010】ここで、電力エネルギ平準化用コンデンサ
18が設けられ、該コンデンサ18は前記車載バッテリ
10と車両用発電機11との間にコンデンサ18の充・
放電とコンデンサ18の切離しを制御するコンデンサ制
御回路19を介して接続される。コンデンサ制御回路1
9には、発電回路にダイオード20を介して接続された
充電側接点aと、発電回路にダイオード21を介して接
続された放電側接点bと、切離し側接点cとが設けら
れ、これら各接点a〜cに選択的に接続される切換スイ
ッチ22が前記コンデンサ18に接続されている。
【0011】尚、前記スイッチングレギュレータ14
は、発電機出力電圧,コンデンサ電圧が大幅に変動して
もバッテリ電圧を安定に保つ機能を奏する。一方、エン
ジンの回転数を検出する回転数検出手段としての回転数
センサ23と、エンジンの負荷を検出する負荷検出手段
としての負荷センサ24とが設けられており、これらセ
ンサ23,24から出力される検出信号はコントロール
ユニット25に入力される。
【0012】そして、コントロールユニット25には、
センサ23,24から夫々出力される回転数信号と負荷
信号、バッテリ電圧信号及びコンデンサ電圧信号に基づ
いて発電機11のフィールドコイル15へのフィールド
電流を制御すると共に、前記コンデンサ制御回路19を
制御する制御手段がソフトウェア的に装備される。この
場合、前記バッテリ電圧はスイッチングレギュレータ1
4と電流計12との間からコントロールユニット25に
入力される。又、コンデンサ電圧は切換スイッチ22と
コンデンサ18との間からコントロールユニット25に
入力される。コントロールユニット25により制御され
たフィールド電流はフィールドコイル15に出力され
る。
【0013】尚、バッテリ電圧をコントロールユニット
25に入力した構成が本考案のバッテリ電圧検出手段に
相当し、コンデンサ電圧をコントロールユニット25に
入力した構成が本考案のコンデンサ電圧検出手段に相当
する。図3は上記制御手段の制御内容を説明するフロー
チャートであり、このフローチャートに基づいて制御内
容を説明する。
【0014】ステップ1(図では、S1と略記する。以
下同様)では、切換スイッチ22を切離し側接点cに接
続して、コンデンサ18を切り離す。ステップ2では、
回転数センサ23によりエンジン回転数を検出し、ステ
ップ3では、負荷センサ24により検出されたエンジン
負荷に基づいて負荷率を計算する。ステップ4では、エ
ンジン回転数と負荷率とに基づいてエンジンの運転状態
を判定する。
【0015】エンジンがアイドリング状態或いは力行中
(力を出しているとき)であると判定されると、ステッ
プ5に進む。このステップ5では、バッテリ電圧と標準
値とを比較する。バッテリ電圧が標準値未満であると判
定されると、負荷電流が大であるから、ステップ6に進
む。このステップ6では、コンデンサ電圧が低いか高い
かを判定し、コンデンサ電圧が低ければ、ステップ7に
進み、フィールド電流を標準値より増大した値に制御し
て、ステップ8に進み、フィールドコイル15にこのフ
ィールド電流を出力して発電を行い、ステップ9に進ん
で、コントロールユニット25に内蔵されたタイマに設
定された所定時間を経過した後、ステップ10に進ん
で、エンジン停止状態であるか否かを判定する。エンジ
ン停止状態でないと判定されると、ステップ1に戻り、
エンジン停止状態であると判定されると、ステップ11
に進んで、切換スイッチ22を切離し側接点cに接続し
て、コンデンサ18を切り離して、制御を終了する。
【0016】ステップ6において、コンデンサ電圧が高
いと判定されると、ステップ12に進み、切換スイッチ
22を放電側接点bに接続して、コンデンサ18を放電
状態にし、ステップ13に進んで、フィールド電流を標
準値より減少した値に制御して、上記と同様に、ステッ
プ8〜11の制御を実行する。又、ステップ5でバッテ
リ電圧が標準値以上であると判定されると、負荷電流が
小であるから、ステップ13に進み、フィールド電流を
標準値より減少した値に制御して、上記と同様に、ステ
ップ8〜11の制御を実行する。
【0017】一方、ステップ4において、エンジンが減
速中(下り坂走行、ブレーキを掛けた状態等)であると
判定されると、ステップ14に進んで、バッテリ電圧と
標準値とを比較する。バッテリ電圧が標準値未満である
と判定されると、負荷電流が大であるからステップ7に
進み、フィールド電流を標準値より増大した値に制御し
て、上記と同様に、ステップ8〜11の制御を実行す
る。
【0018】ステップ14において、バッテリ電圧が標
準値以上であると判定されると、負荷電流が小であるか
らステップ15に進み、コンデンサ電圧が低いか高いか
を判定し、コンデンサ電圧が低ければ、ステップ16に
進み、切換スイッチ22を充電側接点aに接続して、コ
ンデンサ18を充電状態にし、ステップ7に進んで、フ
ィールド電流を標準値より増大した値に制御して、上記
と同様に、ステップ8〜11の制御を実行する。
【0019】又、コンデンサ電圧が高ければ、ステップ
13に進み、フィールド電流を標準値より減少した値に
制御して、上記と同様に、ステップ8〜11の制御を実
行する。以上のように、エンジンがアイドリング状態又
は力行中において、バッテリ電圧が標準値未満でコンデ
ンサ電圧が高い時には、コンデンサ18を放電状態にし
て発電機出力を小さくし、コンデンサ電圧が低い時は、
コンデンサ18を切離したまま発電機出力を増大させる
と共に、バッテリ電圧が標準値以上のときには、コンデ
ンサ18を切り離したまま、発電機出力を小さくする一
方、エンジンが減速中において、バッテリ電圧が標準値
以上でコンデンサ電圧が低い時には、コンデンサ18を
充電状態にして発電機出力を増大させ、コンデンサ電圧
が高い時は、コンデンサ18を切離したまま発電機出力
を減少させると共に、バッテリ電圧が標準値未満のとき
には、コンデンサ18を切り離したまま、発電機出力を
増大させるようにしたから、バッテリ電圧の安定化を保
ちつつ、減速時の発電割合を増加させてエンジンが発生
する機械的エネルギを有効に発電に使用してエンジンの
燃費を向上することができる。特に、近年の車載電装部
品の増加による発電機出力の増大傾向にあっては、より
有効な作用となる。
【0020】尚、以上のように、特定の実施例を参照し
て本考案を説明したが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考
案に添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱するこ
となく、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意
すべきである。
【0021】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、エンジン
の運転状態とバッテリ電圧と電力エネルギ平準化用コン
デンサの充電状態とに基づいて発電機出力とコンデンサ
の充・放電及び切離しを制御するようにしたから、バッ
テリ電圧を安定に保ちつつ、燃費の向上を図れる実用的
効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用発電機の制御装置の構成
【図2】 本考案に係る車両用発電機の制御装置の一実
施例を示すシステム図
【図3】 同上実施例の制御内容を説明するフローチャ
ート
【図4】 従来の発電回路図
【符号の説明】
10 車載バッテリ 11 発電機 15 フィールドコイル 18 コンデンサ 19 コンデンサ制御回路 23 回転数センサ 24 負荷センサ 25 コントロールユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載バッテリに電力を供給する車両用発
    電機において、電力エネルギ平準化用コンデンサを前記
    車載バッテリと車両用発電機との間に該コンデンサの充
    ・放電とコンデンサの切離しを制御するコンデンサ制御
    回路を介して接続し、エンジン運転状態を検出するエン
    ジン運転状態検出手段と、車載バッテリの電圧を検出す
    るバッテリ電圧検出手段と、前記コンデンサ電圧を検出
    するコンデンサ電圧検出手段と、前記エンジン運転状態
    検出手段、バッテリ電圧検出手段及びコンデンサ電圧検
    出手段からの検出信号に基づいて前記発電機のフィール
    ドコイルへのフィールド電流を制御すると共に、前記コ
    ンデンサ制御回路を制御する制御手段とを設けたことを
    特徴とする車両用発電機の制御装置。
JP1992076340U 1992-11-05 1992-11-05 車両用発電機の制御装置 Expired - Lifetime JP2591669Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992076340U JP2591669Y2 (ja) 1992-11-05 1992-11-05 車両用発電機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992076340U JP2591669Y2 (ja) 1992-11-05 1992-11-05 車両用発電機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0644351U JPH0644351U (ja) 1994-06-10
JP2591669Y2 true JP2591669Y2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=13602632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992076340U Expired - Lifetime JP2591669Y2 (ja) 1992-11-05 1992-11-05 車両用発電機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591669Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0644351U (ja) 1994-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5545928A (en) Electric power generation control method in a hybrid vehicle utilizing detected generator output and engine revolutions
JP3375010B2 (ja) 内燃機関用発電電動機の制御装置
US20100289452A1 (en) Power supply apparatus for vehicles
JPH0998515A (ja) ハイブリッド車のエンジン制御装置
JPH11210512A (ja) 複合電気自動車用補助動力装置の制御システム
JPH05252607A (ja) 自動車等のハイブリッド駆動装置
JPH0723504A (ja) ハイブリット車の電源回路
JP2004023803A (ja) 組電池の電圧制御装置
JP2002058111A (ja) ハイブリッド電気自動車用発電制御装置
JPH07236203A (ja) 電気自動車の制御装置
JP3171217B2 (ja) モータ駆動用電源装置
JP2004166350A (ja) 電池制御装置
JPH0847109A (ja) シリーズハイブリッド車における発電制御方法
JP2973657B2 (ja) シリーズハイブリッド車における電力配分装置
JP2001228222A (ja) 蓄電装置の残容量検出装置
JPH06296302A (ja) 電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置
JP2591669Y2 (ja) 車両用発電機の制御装置
JP3257204B2 (ja) 車両用発電機の制御装置
JPH06197408A (ja) 電気自動車用蓄電池制御装置
JP2000125483A (ja) 車両用発電機の制御装置
JP3399299B2 (ja) シリーズ・ハイブリッド車の発電機制御装置
JP3917337B2 (ja) シリーズハイブリッド式電動車両
JPH07111710A (ja) 電動走行車両のハイブリッド電源装置
JP2946712B2 (ja) 車両用電源システム
JPH06217413A (ja) 電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置