JPH0644217B2 - タツチ入力パネルの駆動法 - Google Patents

タツチ入力パネルの駆動法

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JPH0644217B2
JPH0644217B2 JP7304687A JP7304687A JPH0644217B2 JP H0644217 B2 JPH0644217 B2 JP H0644217B2 JP 7304687 A JP7304687 A JP 7304687A JP 7304687 A JP7304687 A JP 7304687A JP H0644217 B2 JPH0644217 B2 JP H0644217B2
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JP
Japan
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voltage
touch input
electrode
input panel
pulse generator
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JP7304687A
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徹 浅野
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、スイッチマトリックス方式のタッチ入力パネ
ルにおいて、直流印加による透明電極の変色を防止する
ため、等価的に交流駆動となるように駆動回路を構成し
たものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、表示装置に付属して用いられるタッチ入力パ
ネルに係り、特に透明電極の変色を防止する駆動方法に
関する。
近年、各種の計測器や制御機器および日常使われる複写
器,電子レンジ等の入力装置として、プッシュ型のスイ
ッチに代わって、人間の指を触れるだけでスイッチの切
換えを行うタッチスイッチが用いられるようになった。
このスイッチは、前述のように指で触れるだけでスイッ
チが動作するので操作し易い特徴を有しており、さらに
表示装置等の前面に透明電極を用いたタッチ入力パネル
を配置して座標検出パネルとし、表示装置の表示を変え
ることによって、その対応するスイッチに関する動作も
変更することが可能となる特徴を有する。
この場合タッチスイッチは一般に座標パネル化され、座
標検出パネルとして使用されている。
〔従来の技術〕
座標検出パネルとして利用されるタッチ入力パネルは、
平面ディスプレイ(例えば陰極線管,プラズマデイスプ
レイ,エレクトロルミネセントディスプレイ,液晶パネ
ル等)の画面と組み合わせて用いられる。
第3図は、従来のタッチ入力パネルの構造図である。図
において、1は透明基板(例えば硝子板等を用いる)、
2はフイルム状の透明基板であって両透明基板は所要の
間隙を保持して対向配置されている。
3は透明基板2の対向面側のX軸方向に帯状の透明電極
をm本並列配置したX軸側透明電極、4は透明基板1の
対向面側のY軸方向に帯状の透明電極をn本(ただしm
=nでもよい)並列配置したY軸側透明電極、5は各透
明電極と接続された検出回路を示す。
このような構造の入力パネルにタッチ操作を行い、電極
の接触,非接触によりタッチ位置の検出を行う方式が従
来からスイッチマトリックス方式なる名称で知られてい
る。このタッチ入力パネルは表示装置の表面画面上に重
ねて配置し、画面上の座標位置を検出するために用いら
れるから表示品質を阻害しないように透明度を維持する
必要がある。
第4図は従来のスイッチマトリックス方式のタッチ入力
パネルの駆動回路図を示す。原理を簡単に説明するため
にX軸側透明電極3は電極をX1,X2,X3すなわちm=3に
て構成し、Y軸側透明電極4は電極をY1,Y2すなわちn
=2にて構成する。
6はスキャンパルス発生器であって、枠内に示すように
パルス幅Tの“L”レベルパルスを電極X1,X2,X3にタイ
ムt1,t2,t3で順次スキャンして印加を繰り返している。
Y軸側透明電極4の電極Y1,Y2にはそれぞれロジックイ
ンバータIY1,IY2が接続され、かつ一定の直流電圧+Vが
それぞれ抵抗R1,R2を介してプルアップされている。
パネルにタッチがない状態では、検出回路5の各入力信
号は常に“L”レベルすなわち零電位であるが、例えば
A点にタッチがあったとき電極X1と電極Y1が接続される
ためロジックインバータIY1の出力には、スキャンパル
ス発生器6からのパルスが出力される。電極X1に印加さ
れるパルス状態は、常にタイム0〜t1の間において
“L”であるから、このタイミングにおいてロジックイ
ンバータIY1の出力は“H”となり、タイムt1〜t2,t2
〜t3の間においては“L”であるから電極Y1とタイミン
グの情報によりA点にタッチがあったと判断できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この構成のタッチ入力パネルにおいては、通常透明電極
としてインジウム・スズ・オキサイド(ITO)等の部
材が使用される。X,Y電極間の電位差はタッチのない
状態でかつパルス印加のない状態においては、各X電極
が“H”のときに各Y電極にも+Vがプルアップされてい
るのでこの両電圧を同じレベルにあわせることで電位差
は発生しない。
各X電極にパルスが印加されて“L”レベル、すなわち
零電位となったときには、Y電極側が高電位となる一定
方向の電位差+Vが発生するため、電極間に還元作用が発
生し、電極が変色(黒ずみ)して透明性が劣化する欠点
がある。
本発明は上記従来の欠点に鑑みてなされたもので、透明
性を劣化することのない駆動方法の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のタッチ入力パネルの駆動法は第1図に示すよう
に、対向配置された透明基板の一方のX軸方向にm本
と、他方のY軸方向にn本(ただしm=nでもよい)の
透明電極を設けてマトリックス状に対向配置し、X軸側
の各透明電極(3)にはスキャンパルス発生器(6)よりパル
ス幅Tのパルス信号を順次印加すると共に、Y軸側の各
透明電極(4)には一定の直流電圧をプルアップしてなる
タッチ入力パネルにおいて、前記直流電圧と同極性かつ
2倍電圧の電圧発生回路(8)を設けると共に、前記スキ
ャンパルス発生器(6)の出力とX軸側の各透明電極(3)と
の間に切換スイッチ(7)を設け、該切換スイッチ(7)は前
記スキャンパルス発生器(6)の出力側にm×Tの時間接
続し、次に前記電圧発生回路(8)の出力側にはTの時間
接続するように繰り返し連動して切換制御し、かつ前記
スキャンパルス発生器(6)は前記切換スイッチ(7)が前記
電圧発生回路(8)の出力側に接続されている間はスキャ
ンを休止するように駆動する構成を採用している。
〔作用〕
第1図に示すように前記直流電圧+Vと同極性かつ2倍電
圧(+2V)の電圧発生回路8を設け、この電圧+2Vを第2図
に示すように各X電極の1スキャン周期3Tの終わりに
引き続いて時間Tだけ印加することにより、この電圧印
加時のX,Y電極間の電位差はY電極側を基準にとると
+V-2V=-Vすなわち、Y電極側が低電圧となる-Vの電位
差が発生する。
一方、各X電極には1スキャン周期に必ず1パルスが時
間Tだけ印加され、このときのX,Y電極間の電位差は
前述のようにY電極側が高電位となる+Vの電位差が発生
するため、前記の電位差と印加時間が同じTであること
から等価的に交流駆動となり、電極間の還元作用は防止
できる。
〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面によって詳述する。なお、構
成、動作の説明を理解し易くするために全図を通じて同
一部分には同一符合を付してその重複説明を省略する。
第1図は本発明のタッチ入力パネルの駆動回路のブロッ
ク図を示す。図において、7は切換スイッチでスキャン
パルス発生器6と各X軸側透明電極の接続回路に挿入さ
れている。8は電圧発生器であって直流電圧+Vと同極性
でかつ二倍電圧+2Vを発生し、抵抗R3を介して切換スイ
ッチ7の一方の固定端子に並列にプルアップされてい
る。切換スイッチ7の他方の固定端子にはスキャンパル
ス発生器6の出力がそれぞれ接続され、共通端子はそれ
ぞれ各X軸側透明電極に接続されている。
この切換スイッチ7の可動接点は連動構造であって、ス
キャンパルス発生器6の出力側にm×Tの時間接続し、
電圧発生回路8の出力側にはTの時間接続するようにス
キャンパルス発生器6から繰り返し連動して切換制御す
る。
スキャンパルス発生器6は、切換スイッチ7が電圧発生
回路8の出力側に接続されている間はスキャンを休止す
るように駆動するように構成する。
第2図は本発明のX軸側電極の印加信号のタイムチャー
トを示す。図において、各X軸側電極の縦軸には電圧と
信号レベルとを併記している。すなわち信号レベル
“L”と“H”とはそれぞれ電圧零と+Vに相当する。パ
ルス幅Tはタイム0〜t1,t1〜t2,t2〜t3等と同じ時間
間隔であり、X軸側電極の1スキャン周期はm×T=3
×Tすなわち、タイム0〜t3,t4〜t3に相当する。
電極X1,電極X2,電極X3,にはそれぞれタイム0〜t1
t1〜t2,t2〜t3において信号レベル“L”のパルスが印
加され、パルスが印加されない1スキャン周期間は
“H”となる。
1スキャン周期の終わりのタイムt3〜t4は時間幅Tと同
じで、このタイミングに第1図の切換スイッチ7が電圧
発生器8側に切換わり電圧+2Vが各X軸側電極に同時に
並列印加される。
パルスが印加されない1スキャン周期間は信号レベルは
“H”であり、このときのX,Y電極間の電位差は前述
のように零である。したがって、例えばX1電極における
タイムt4〜t1間に示すパルスCとタイムt3〜t4間に示す
パルスDとは信号レベルは“H”を挟んで互いに逆相、
すなわち等価的に交流駆動となりキャンセルすることが
できる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明のタッチ入力パネルの
駆動法によれば、等価的に交流駆動となるので透明電極
の透明度劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のタッチ入力パネル駆動回路のブロック
図、 第2図は本発明のX軸側電極の印加信号のタイムチャー
ト、 第3図は従来のタッチ入力パネルの構造図、 第4図は従来のタッチ入力パネル駆動回路図を示す。 第1図において、3はX軸側透明電極、4はY軸側透明
電極、6はスキャンパルス発生回路、7は切換スイッ
チ、8は電圧発生回路をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向配置された透明基板の一方のX軸方向
    にm本と、他方のY軸方向にn本(ただしm=nでもよ
    い)の透明電極を設けてマトリックス状に対向配置し、
    X軸側の各透明電極(3)にはスキャンパルス発生器(6)よ
    りパルス幅Tのパルス信号を順次印加すると共に、Y軸
    側の各透明電極(4)には一定の直流電圧をプルアップし
    てなるタッチ入力パネルにおいて、 前記直流電圧と同極性かつ2倍電圧の電圧発生回路(8)
    を設けると共に、前記スキャンパルス発生器(6)の出力
    とX軸側の各透明電極(3)との間に切換スイッチ(7)を設
    け、該切換スイッチ(7)は前記スキャンパルス発生器(6)
    の出力側にm×Tの時間接続し、次に前記電圧発生回路
    (8)の出力側にはTの時間接続するように繰り返し連動
    して切換制御し、かつ前記スキャンパルス発生器(6)は
    前記切換スイッチ(7)が前記電圧発生回路(8)の出力側に
    接続されている間はスキャンを休止するように駆動する
    ことを特徴とするタッチ入力パネルの駆動法。
JP7304687A 1987-03-26 1987-03-26 タツチ入力パネルの駆動法 Expired - Lifetime JPH0644217B2 (ja)

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JPS63238616A JPS63238616A (ja) 1988-10-04
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