JP3483779B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3483779B2
JP3483779B2 JP26047798A JP26047798A JP3483779B2 JP 3483779 B2 JP3483779 B2 JP 3483779B2 JP 26047798 A JP26047798 A JP 26047798A JP 26047798 A JP26047798 A JP 26047798A JP 3483779 B2 JP3483779 B2 JP 3483779B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報通信端末
などに好適に搭載される液晶表示装置に関し、特にアイ
コン専用領域とドットマトリクス領域とのように、複数
の表示領域を有する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体技術の進歩によって、パー
ソナルコンピュータなどの情報処理装置の機能を凝縮し
て小型化し、PDAと称される携帯可能な情報端末装置
が普及してきている。一方で、無線通信技術の進歩によ
って、たとえば我が国では、PDCやPHSと称される
携帯電話装置が急激に普及している。このため、これら
情報と通信と融合した、携帯情報通信端末が各種提案さ
れはじめている。そのような携帯情報通信端末では、省
電力化などの観点から、ほぼ共通して液晶表示装置が搭
載されており、またその表示領域も、可変情報を表示す
る主表示領域と、電話回線の状態やアイコンなどの固定
情報を表示する副表示領域とから構成されている。
【0003】図11は、そのような携帯情報通信端末に
搭載される典型的な従来技術の液晶表示装置1の構成を
示すブロック図である。この液晶表示装置1の液晶パネ
ル2は、単純マトリクス方式の液晶パネルであり、主表
示領域3と副表示領域4とに区分されている。
【0004】前記主表示領域3の各ドットは、主駆動回
路5内のセグメントドライバ5aおよびコモンドライバ
5bによって駆動される。前記セグメントドライバ5a
は、主液晶コントローラ10から送信される表示データ
ld0〜ld3を送信クロックlckでラッチする。こ
の送信動作を繰返し、1ライン分のデータが前記セグメ
ントドライバ5aに送信された後、主液晶コントローラ
10からラインパルスlp1が発生し、それに応答して
該セグメントドライバ5aは、受信を完了していた1ラ
イン分のデータに対応した電圧のセグメント信号seg
1−0〜seg1−319を、各セグメント電極へ出力
する。同時に、前記ラインパルスlp1は前記コモンド
ライバ5bにも与えられており、該コモンドライバ5b
は、現在選択されているラインの次のラインに選択電圧
となり、残余のラインに非選択電圧となるコモン信号c
om1−0〜com1−239を、各コモン電極へ出力
する。
【0005】前記主液晶コントローラ10には、図示し
ないマイクロプロセッサからインタフェイス信号が与え
られるとともに、図示しないクロック信号源からクロッ
ク信号ck1が入力されている。
【0006】上述のように、前記コモンドライバ5bに
よって画面を順次走査してゆき、1画面分のデータを表
示し終わると、前記主液晶コントローラ10から信号y
dが送信されて、最初のラインの表示動作へと戻り、以
降このような動作を繰返すことによって、前記主表示領
域3には、所望とする文字や図形がデューティ表示され
る。
【0007】前記主駆動回路5へは、図示しない情報処
理装置からの表示信号sig1が与えられるとともに、
図示しないクロック信号源からのクロック信号ck1が
入力されている。
【0008】同様に、前記副表示領域4には、副駆動回
路6内の副液晶コントローラ6aが生成するラインパル
スlp2のタイミングに従って、ドライバ6bによっ
て、セグメント信号seg2およびコモン信号com2
が与えられる。前記副液晶コントローラ6aには、図示
しないマイクロプロセッサからインタフェイス信号が与
えられるとともに、図示しないクロック信号源から前記
クロック信号ck2が入力されている。
【0009】主表示領域3は動作時にのみ表示駆動さ
れ、これに対して副表示領域4は常時表示駆動され、こ
のため前記各駆動回路5,6には、図示しない個別の電
源回路からそれぞれ電源供給が行われるとともに、それ
ぞれに最適なクロック信号ck1,ck2が入力される
ことになる。
【0010】一方、前記液晶パネル2上には、透明なタ
ッチパネル7が積層されており、アナログ/デジタル変
換器8は、相互に直交するx方向(図11において、た
とえば横方向とする)と、y方向(図11において縦方
向とする)とにおける入力操作点の座標を、切換えスイ
ッチ9を介して、前記情報処理装置からのサンプリング
タイミングを規定する制御信号adsに応答して読込
み、その変換結果を前記情報処理装置へ出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
る液晶表示装置1では、駆動回路5,6は個別の集積回
路で作成され、上述のように各集積回路毎に、個別の電
源および相互に非同期のクロックck1,ck2に基づ
いて動作しており、図12で示すように、ラインパルス
lp1,lp2はそれぞれ任意のタイミングで発生し、
それらの有効エッジである立下がりタイミングで、図1
2で示すようなノイズnがタッチパネル7に重畳するこ
とになる。
【0012】したがって、たとえばタッチペンで直線を
入力しても、前記ノイズの影響によって、入力検知され
た線は、太くなったり、ギザギザを生じたりするなどの
測定誤差を招くという問題がある。
【0013】この点、特開平6−161658号公報に
は、液晶ドットに荷電する電圧の極性を切換えてから所
定時間遅延した後に、液晶ディスプレイ上に貼合わせら
れたタブレット出力を検出するようにした液晶タブレッ
ト装置が開示されている。しかしながら、この従来技術
でも、非同期に任意のタイミングで発生する複数の駆動
回路5,6からのすべてのノイズの発生タイミングを推
測することが困難であり、前記ノイズの影響を避けて、
座標測定することは極めて困難である。
【0014】本発明の目的は、複数の各表示領域にそれ
ぞれ異なる周期毎に表示信号を一斉に転送して駆動する
ようにした液晶表示装置において、他の回路への前記転
送によるノイズの影響を無くすことができる液晶表示装
置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る液
晶表示装置は、液晶パネルと、前記液晶パネルの複数の
各表示領域に対して、個別の電源からの電力によって作
成した表示信号を、各表示領域毎に予め定められている
相互に異なる周期毎に一斉に転送してそれぞれ駆動する
複数の駆動回路と、最も短い周期の転送タイミングの駆
動回路に残余の駆動回路の転送タイミングを一致させ、
かつ他の回路の動作を、この転送タイミングの直前に設
定するための動作許可信号を出力するタイミング生成回
路とを含むことを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、たとえば個別の集積
回路で実現され、専用の電源からの電力によって表示信
号をそれぞれ作成する複数の各駆動回路の転送タイミン
グは、タイミング生成回路によって、最も短い周期の転
送タイミングの駆動回路を基準として、残余の駆動回路
の転送タイミングが一致させられる。
【0017】したがって、複数の表示領域、すなわち複
数の駆動回路を使用していても、表示信号の転送による
ノイズの発生タイミングが特定されることになり、タイ
ミング生成回路は、動作許可信号によって、そのノイズ
の発生タイミングを避けて、前記転送タイミングの直前
に、他の回路の動作、たとえばタッチパネルの入力操作
点の位置測定動作や、他の表示パネルに対応した駆動回
路の表示信号の転送動作などを設定する。
【0018】したがって、他の回路の動作を、表示信号
の転送によるノイズの影響無く行うことができる。
【0019】また、請求項2の発明に係る液晶表示装置
では、前記タイミング生成回路は、システムクロックを
カウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値が
予め定める第1のカウント値となる毎に、前記最も短い
周期の転送タイミングの駆動回路に対して、転送タイミ
ングを表す第1の転送信号を出力する第1転送信号生成
回路と、前記カウンタのカウント値が、前記第1のカウ
ント値となる毎にリセットし、該第1のカウント値より
も小さい予め定める第2のカウント値となる毎に、前記
他の回路に対して、前記動作許可信号を出力する動作許
可信号生成回路と、前記システムクロックとは非同期の
クロックおよび前記動作許可信号が入力され、前記非同
期のクロックに応答し、かつ前記動作許可信号の出力期
間は変化を休止する第2の転送信号を生成し、前記残余
の駆動回路へ出力する第2転送信号生成回路とを備える
ことを特徴とする。
【0020】上記の構成によれば、システムクロックに
基づいて動作タイミングが設定される最も短い周期の転
送タイミングの駆動回路に対して、残余の駆動回路を非
同期のクロックで駆動しても、動作許可信号が出力され
ている期間は、この残余の駆動回路への第2の転送信号
の出力変化が休止されるので、該第2の転送信号の出力
周期が第1の転送信号の出力周期の整数倍となっていな
くても、他の回路への転送信号によるノイズの影響を無
くすことができる。したがって、第2の転送信号の周波
数を、前記残余の駆動回路の能力や特性に対応した任意
の周波数に設定することができる。
【0021】さらにまた、請求項3の発明に係る液晶表
示装置は、液晶パネルと、前記液晶パネルの複数の各表
示領域に対して、個別の電源からの電力によって作成し
た表示信号を、各表示領域毎に予め定められている相互
に異なる周期毎に一斉に転送してそれぞれ駆動する複数
の駆動回路と、システムクロックをカウントするカウン
タと、前記カウンタのカウント値が予め定める第1のカ
ウント値となる毎に、最も短い周期の転送タイミングの
駆動回路に対して、転送タイミングを表す第1の転送信
号を出力する第1転送信号生成回路と、前記第1の転送
信号の周期の整数倍の周期で、かつ有効タイミングが前
記第1の転送信号の周期の1/2だけずれた第2の転送
信号を残余の駆動回路に出力する第2転送信号生成回路
と、前記カウンタのカウント値が、前記第1のカウント
値となる毎にリセットし、該第1のカウント値よりも小
さい予め定める第2のカウント値となる毎に、他の回路
に対して、動作許可信号を出力する動作許可信号生成回
路とを備えて構成されるタイミング生成回路とを含むこ
とを特徴とする。
【0022】上記の構成によれば、個別の電源からの電
力によって表示信号をそれぞれ作成する複数の各駆動回
路の転送タイミングは、タイミング生成回路によって、
最も短い周期の転送タイミングの駆動回路を基準とし
て、残余の駆動回路の転送タイミングが一致させられ
る。
【0023】したがって、複数の表示領域、すなわち複
数の駆動回路を使用していても、表示信号の転送による
ノイズの発生タイミングが特定されることになり、タイ
ミング生成回路は、動作許可信号によって、そのノイズ
の発生タイミングを避けて、前記転送タイミングの直前
に、他の回路の動作、たとえばタッチパネルの入力操作
点の位置測定動作や、他の表示パネルに対応した駆動回
路の表示信号の転送動作などを設定する。したがって、
他の回路の動作を、表示信号の転送によるノイズの影響
無く行うことができる。
【0024】さらに、第2の転送信号が出力される場合
は、第1の転送信号の出力タイミングの丁度中間で出力
されることになり、転送信号によるノイズが発生しない
期間は短くなるけれども、第2の転送信号によって駆動
される表示領域と第1の転送信号によって駆動される表
示領域との電力付勢されるタイミングが相互にずれるこ
とになり、主電源に対する負担を小さくすることができ
る。
【0025】また、請求項4の発明に係る液晶表示装置
は、前記液晶パネルの上面に設けられて、操作者の入力
操作を検知するタッチセンサをさらに備え、前記他の回
路は、前記タッチセンサへの入力操作点を検出するアナ
ログ/デジタル変換器であり、前記タイミング生成回路
は、前記動作許可信号によって、前記アナログ/デジタ
ル変換器のサンプリングタイミングを前記転送タイミン
グの直前に設定することを特徴とする。
【0026】上記の構成によれば、液晶パネルの下面
側、すなわち該液晶パネルが搭載される機器の内部に収
納される回路では、シールドなどによって前記表示信号
の転送によるノイズの影響を低減することができるのに
対して、液晶パネルの上面側に設けられるタッチパネル
には、そのようなシールド対策が困難であるので、本発
明を特に好適に実施することができる。
【0027】さらにまた、請求項5の発明に係る液晶表
示装置は、前記最も短い周期の転送タイミングの駆動回
路は、前記液晶パネルをデューティ駆動する駆動回路で
あり、前記残余の駆動回路は、前記液晶パネルをスタテ
ィック駆動する駆動回路であることを特徴とする。
【0028】上記の構成によれば、デューティ駆動回路
同士の組合わせまたはスタティック駆動回路同士の組合
わせでは、システムクロックのカウンタや分周回路等を
共用する必要があるのに対して、デューティ駆動回路と
スタティック駆動回路との組合わせでは、それぞれに専
用の電源やカウンタ等を使用することができ、回路構成
および設計を簡略化することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態につい
て、図1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0030】図1は、本発明の実施の第1の形態の液晶
表示装置11の構成を示すブロック図である。この液晶
表示装置11は、携帯情報通信端末に搭載され、その液
晶パネル12は、単純マトリクス方式の液晶パネルであ
り、ドットマトリクスで可変情報を表示する主表示領域
13と、アイコンなどの固定情報を表示する副表示領域
14とに区分されている。
【0031】前記主表示領域13の各ドットは、後述す
るようにして主駆動回路15によってデューティ駆動さ
れ、前記副表示領域14は、後述するようにして副駆動
回路16によってスタティック駆動される。これらの主
駆動回路15および副駆動回路16は、主液晶コントロ
ーラ17によって制御される。
【0032】前記主液晶コントローラ17内では、表示
データインタフェイス17aは、タイミング生成回路1
7bによって生成される送信クロックLCK、ラインパ
ルスLP1および信号YDのタイミングに従って、CP
U61によって予め表示データが書込まれた主表示RA
M62から内容を読出し、前記主駆動回路15内のセグ
メントドライバ15aに表示データ信号LD0〜LD3
を送信し、前記送信クロックLCKによってラッチさせ
る。
【0033】このような送信動作を繰返し、1ライン分
のデータが前記セグメントドライバ15aに送信される
と、前記タイミング生成回路17bからラインパルスL
P1がセグメントドライバ15aに与えられ、これによ
って該セグメントドライバ15aは、受信を完了してい
た1ライン分のデータに対応した電圧のセグメント信号
SEG1−0〜SEG1−319を、各セグメント電極
へ出力する。
【0034】同時に、前記ラインパルスLP1は、前記
コモンドライバ15bにも与えられており、該コモンド
ライバ15bは、現在選択されているラインの次のライ
ンに選択電圧となり、残余のラインに非選択電圧となる
コモン信号COM1−0〜COM1−239を、各コモ
ン電極へ出力する。
【0035】このようにして、前記コモンドライバ15
bによって画面を順次走査してゆき、1画面分のデータ
を表示し終わると、前記タイミング生成回路17bから
から信号YDが送信されて、最初のラインの表示動作へ
と戻り、以降このような動作を繰返すことによって、前
記主表示領域13には、所望とする文字や図形がデュー
ティ表示される。
【0036】前記タイミング生成回路17bおよびCP
U61には、図示しないクロック信号源からのシステム
クロックCKが入力されている。このタイミング生成回
路17bはまた、前記システムクロックCKに応答して
前記ラインパルスLP1を生成するとともに、そのライ
ンパルスLP1の有効エッジで電位が変化し、該ライン
パルスLP1の1/2の周波数のクロック信号CK2を
生成し、副駆動回路16内の副液晶コントローラ16a
に出力する。
【0037】前記副液晶コントローラ16aは、前記ク
ロック信号CK2を1/2分周して作成したコモン信号
COM2を、ドライバ16bを介して、副表示領域14
のコモン電極に与える。副表示領域14のセグメント電
極には、予め副駆動回路16内の副表示RAM16cに
記憶されている表示データに従って、非点灯のセグメン
ト電極には前記コモン信号COM2と同電位の、点灯の
セグメント電極には前記コモン信号COM2と逆特性と
なるセグメント信号SEG2−0〜SEG2−19が、
前記ドライバ16bを介して与える。副液晶コントロー
ラ16aにはまた、CPUインタフェイス回路63を介
して、CPU61からのインタフェイス信号が与えられ
る。
【0038】主表示領域13は、携帯情報通信端末の動
作時にのみ表示駆動され、これに対して副表示領域14
は、常時表示駆動され、このため前記各駆動回路15,
16には、図示しない個別の電源回路からそれぞれ電源
供給が行われるとともに、それぞれに最適な前記ライン
パルスLP1および前記クロック信号CK2が入力され
ることになる。
【0039】一方、前記液晶パネル12上には、透明な
タッチパネル18が積層されている。タッチパネル18
は、たとえば均一な抵抗分布を有する2枚の透明な導電
膜が、微小間隔隔てて対向配置されて構成されており、
一方の導電膜には4辺のうちの1対の2辺(図1におい
てたとえば左右2辺)に電極が形成され、他方の導電膜
には前記一方の導電膜と直交する2辺(すなわち図1に
おいて上下2辺)に電極が形成されている。相互に異な
るタイミングで、各一対の電極間に電圧を印加し、一定
の電流を流すことによって、相互に直交するx方向(た
とえば左右方向)とy方向(すなわち上下2辺)方向と
に、電圧勾配が作成される。
【0040】タッチペンで前記タッチパネル18が押圧
されると、その押圧された操作点で2枚の導電膜が相互
に接触する。たとえばまず前記x方向に電圧勾配が作成
されている状態で、切換えスイッチ20を介して、図1
の上辺電極の電圧値をアナログ/デジタル変換器19で
読取り、次にy方向に電圧勾配が作成されている状態
で、その電圧値を図1の右辺電極からアナログ/デジタ
ル変換器19で読取ることによって、前記操作点のx方
向およびy方向の座標をそれぞれ測定する。
【0041】アナログ/デジタル変換器19のこのよう
なサンプリング動作は、前記情報処理装置から測定要求
信号REQが入力されており、前記タイミング生成回路
17bからのサンプリングパルスADSがハイレベルと
なっている期間に、順次行われる。こうしてアナログ/
デジタル変換器19で測定された入力操作点の座標は、
前記情報処理装置へ出力される。
【0042】前記液晶パネル12を、たとえば320ド
ット×240ラインとすると、アナログ/デジタル変換
器19の分解能は、9ビット(29 =512)以上に選
ばれ、入力操作された位置の座標を、各ドット単位で測
定することができる。
【0043】なお、定常時には、切換えスイッチ20は
いずれか一方の導電膜側に切換えられており、いずれか
他方の導電膜には電源が接続されており、2つの導電膜
の接触によって、前記一方の導電膜側の電位が上昇する
と、情報処理装置は入力操作されたことを検知して、上
述のような座標測定動作を行う。
【0044】図2は、前記タイミング生成回路17bの
具体的構成を示すブロック図である。このタイミング生
成回路17bは、カウンタ21と、第1転送信号生成回
路であるLP1生成回路22と、第2転送信号生成回路
であるインバータ23,24およびDフリップフロップ
25と、動作許可信号生成回路であるADS生成回路2
6とを備えて構成されている。システムクロックCK
は、カウンタ21、LP1生成回路22およびADS生
成回路26に入力されている。
【0045】カウンタ21は、前記システムクロックC
Kをカウントしており、LP1生成回路22は、カウン
タ21のカウント値が予め定める値となると、前記ライ
ンパルスLP1を出力する。前述のように、液晶パネル
12を、たとえば240ラインとし、たとえば60(フ
レーム/秒)とすると、前記ラインパルスLP1は1
4.4(kHz)となる。したがって、前記システムク
ロックCKを、たとえば1.44(MHz)とすると、
このLP1生成回路22での分周比は、100に選ばれ
る。すなわち、前記カウンタ21は、100進カウンタ
に設定される。
【0046】一方、ADS生成回路26は、前記測定要
求信号REQがハイレベルである状態で、かつ前記カウ
ンタ21のカウント値が予め定める値、たとえば80と
なると、前記カウンタ21がリセットされるまで前記サ
ンプリングパルスADSにハイレベルを出力するLP1
生成回路22およびADS生成回路26でのカウント値
は、ソフトウェアで設定されるようにしてもよい。
【0047】また、Dフリップフロップ25のクロック
入力端子には、前記ラインパルスLP1がインバータ2
3を介して入力され、その出力はインバータ24を介し
てデータ入力端子に入力される。したがって、このDフ
リップフロップ25は、ラインパルスLP1の有効エッ
ジで出力状態が反転し、該ラインパルスLP1の1/2
の周波数で前記クロック信号CK2を出力する。
【0048】図3は、上述のように構成される液晶表示
装置11の動作を説明するための波形図である。この図
3で示すように、ラインパルスLP1の有効エッジでク
ロック信号CK2の出力状態が反転し、副駆動回路16
によって、そのクロック信号CK2に応答して、表示デ
ータに対応したセグメントパルスSEG2およびコモン
パルスCOM2が作成される。液晶パネル12では、各
ドットがセグメントおよびコモン電極の電位が変化する
度にノイズNを発生する。
【0049】したがって、主表示領域13のラインデー
タのセグメントおよびコモン電極への出力タイミングで
あるラインパルスLP1の有効エッジでノイズNが発生
するとともに、副表示領域14のセグメントおよびコモ
ン電極信号であるセグメントパルスSEG2およびコモ
ンパルスCOM2の切換わりタイミングでもノイズNを
発生する。
【0050】しかしながら、この図3で示すように、タ
イミング生成回路17bは、周期の短いラインパルスL
P1に周期の長いクロック信号CK2の切換わりタイミ
ングを一致させているので、前記セグメントパルスSE
G2およびコモンパルスCOM2によるノイズ発生タイ
ミングは、前記ラインパルスLP1によるノイズ発生タ
イミングに一致している。
【0051】これに対応して、ADS生成回路26は、
前記測定要求信号REQが入力されていると、この図3
で示すように、前記ラインパルスLP1の有効エッジの
直前の所定期間に亘って、サンプリングパルスADSを
出力する。これによって、アナログ/デジタル変換器1
9は、前記ノイズNによる影響を受けること無く、タッ
チパネル18の入力操作点の座標を正確に測定すること
ができる。
【0052】図4は、タッチパネル18における入力操
作点の座標測定動作を詳細に説明するためのフローチャ
ートである。前記情報処理装置がアイドル状態では、前
述したように、切換えスイッチ20が一方の導電膜側に
切換えられたままとなっており、他方の導電膜側で電圧
が発生すると、入力操作されたことを検知し、ステップ
S1で示すように割込みが発生する。
【0053】その割込み処理によって、まずステップS
2では、切換えスイッチ20が前記他方の導電膜に形成
された上方の電極側に切換えられ、該上方電極は抵抗を
介してプルダウンされる。同時に、一方の導電膜のいず
れかの電極は電源に接続される。これによって、接触抵
抗とプルダウン抵抗とによって分圧された電圧値をアナ
ログ/デジタル変換することによって、x方向から接触
抵抗が測定される。同様に、ステップS3では、切換え
スイッチ20が前記一方の導電膜の右方の電極側に切換
えられ、該右方電極は抵抗を介してプルダウンされ、同
時に他方の導電膜のいずれかの電極は電源に接続され
る。これによって、y方向から接触抵抗が測定される。
【0054】ステップS4,S5では、前述のように各
導電膜に電位勾配が作成され、入力操作点の電位を測定
することによって、該入力操作点のx方向の座標および
y方向の座標をそれぞれ求める。
【0055】ステップS6では、前記ステップS2,S
3で測定された接触抵抗に基づいて、該接触抵抗が所定
値より小さいか否かが判断され、そうであるときには、
入力操作が継続されているものとして前記ステップS2
に戻り、そうでないときには、入力操作が解除されたも
のとして、測定座標を破棄して、前記アイドル状態に復
帰する。
【0056】以上のようにして、液晶パネル12から発
生するノイズの影響を受けること無く、タッチパネル1
8への入力操作点の座標を測定することが可能となる。
また、駆動回路15,16は、それぞれデューティ駆動
回路およびスタティック駆動回路であるので、デューテ
ィ駆動回路同士の組合わせやスタティック駆動回路同士
の組合わせのようにカウンタや分周回路を共有する必要
が無くなり、クロックを同期させるだけで済み、回路構
成および設計を簡略化することができる。
【0057】本発明の実施の第2の形態について、図5
および図6に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0058】図5は、本発明の実施の第2の形態のタイ
ミング生成回路31の電気的構成を示すブロック図であ
る。なお、このタイミング生成回路31において、前述
のタイミング生成回路17bに類似し、対応する部分に
は同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0059】このタイミング生成回路31では、クロッ
ク信号CK2を作成する第2転送信号生成回路として、
前述のインバータ23,24およびDフリップフロップ
25に代えて、単安定回路32が用いられている。この
単安定回路32は、図6で示すように、前記ラインパル
スLP1の有効エッジで立上がり、該ラインパルスLP
1の周期のほぼ1/2の時間が経過するとローレベルに
立下がる出力を導出する。
【0060】一方、これに対応した副駆動回路は、図6
で示すように、前記クロック信号CK2の立下がりエッ
ジで動作し、前記セグメントパルスSEG2およびコモ
ンパルスCOM2を作成する。したがって、このセグメ
ントパルスSEG2およびコモンパルスCOM2は、前
記ラインパルスLP1の整数倍の周期で、かつ位相が該
ラインパルスLP1の周期の1/2だけずれたパルスと
なる。このセグメントパルスSEG2およびコモンパル
スCOM2の変化タイミングでも、前記ノイズNは発生
する。このためADS生成回路33は、前記ラインパル
スLP1の発生タイミングでリセットされてから、前記
ADS生成回路26よりも大きいカウント値、たとえば
95となると、図6で示すように、前記サンプリングパ
ルスADSを出力する。
【0061】したがって、これら図5および図6で示す
タイミング生成回路31では、前記アナログ/デジタル
変換器19のサンプリング期間は短くなるけれども、そ
の短い期間内で、ノイズNの影響を受けること無く、前
記タッチパネル18への入力操作点の座標測定を行うこ
とができる。このように構成することによって、前記主
表示領域13の電極電位の変化タイミングに対して、副
表示領域14への電荷の転送タイミングがずれることに
なり、前記駆動回路15,16へ電力供給を行う主電源
への負担を軽減することができる。
【0062】本発明の実施の第3の形態について、図7
および図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0063】図7は、本発明の実施の第3の形態のタイ
ミング生成回路41の電気的構成を示すブロック図であ
る。このタイミング生成回路41において、前述のタイ
ミング生成回路17bに類似し、対応する部分には同一
の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0064】注目すべきは、このタイミング生成回路4
1では、第2転送信号生成回路として、前記Dフリップ
フロップ25とセレクタ回路42とが設けられており、
前記副駆動回路16へのクロック信号CK2が、前記シ
ステムクロックCKと非同期のクロック信号CK1に基
づいて作成されることである。
【0065】セレクタ回路42は、図8において、時刻
t1以前で示されるように、前記サンプリングパルスA
DSがローレベルである期間には、前記クロック信号C
K1に一致したクロック信号CK2を、Dフリップフロ
ップ25を介して出力する。
【0066】これに対して、前記時刻t1において、ク
ロック信号CK1が変化しても前記サンプリングパルス
ADSがハイレベルであると、そのハイレベルである期
間だけクロック信号CK2の状態を保持し、サンプリン
グパルスADSがローレベルとなった時刻t2におい
て、前記クロック信号CK2を変化する。
【0067】このように構成することによって、副表示
領域14を、前記主表示領域13のためのラインパルス
LP1と周波数および位相が全く異なるクロック信号C
K1に基づいて制御しても、前記サンプリングパルスA
DSが出力されている期間中は、該副表示領域14の電
極の電位変化が無いので、前記サンプリング期間中にノ
イズNを発生させてしまうことはない。したがって、ク
ロック信号CK2の周波数を、副駆動回路16の能力に
対応した任意の周波数に設定することができる。
【0068】本発明の実施の第4の形態について、図9
および図10に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0069】図9は、本発明の実施の第4の形態のタイ
ミング生成回路51の電気的構成を示すブロック図であ
る。このタイミング生成回路51において、前述のタイ
ミング生成回路17bに類似し、対応する部分には同一
の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0070】注目すべきは、このタイミング生成回路5
1では、前記第2転送信号生成回路として、LP2生成
回路52が設けられていることである。このタイミング
生成回路51は、前記副駆動回路16によって表示駆動
される副表示領域14が、主表示領域13と同様にデュ
ーティ駆動される構成において用いられ、前記LP2生
成回路52は、前記ラインパルスLP1の整数倍の周期
(図10の例では2倍、したがってカウンタ21のカウ
ント値が200カウント)となる度毎に、ラインパルス
LP2を出力する。
【0071】このように構成することによって、ともに
デューティ駆動の駆動回路同士であっても、ノイズNの
影響無く、タッチパネル18への入力操作点の座標測定
を行うことができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明に係る液晶表示装置は、
以上のように、液晶パネルの複数の各表示領域に、個別
の電源からの電力によって作成した表示信号を、各表示
領域毎に異なる周期で一斉に転送してそれぞれ駆動する
ようにした液晶表示装置において、最も短い周期の転送
タイミングの駆動回路を基準として、残余の駆動回路の
転送タイミングを一致させ、かつ他の回路の動作を、動
作許可信号によってこの転送タイミングの直前に設定す
る。
【0073】それゆえ、たとえば個別の集積回路から成
る複数の駆動回路を使用していても、表示信号の転送に
よるノイズの発生タイミングを特定することができ、そ
のノイズの発生タイミングを避けて、他の回路の動作が
許可される。これによって、該他の回路の動作を、表示
信号の転送によるノイズの影響無く行うことができる。
【0074】また、請求項2の発明に係る液晶表示装置
は、以上のように、第1の転送信号は、システムクロッ
クに基づいてタイミングが設定され、第2の転送信号
は、このシステムクロックに非同期のクロックに基づい
てタイミングが設定されても、動作許可信号が出力され
ている期間は、該第2の転送信号の出力変化を休止す
る。
【0075】それゆえ、第2の転送信号の出力周期が第
1の転送信号の出力周期の整数倍となっていなくても、
他の回路への転送信号によるノイズの影響を無くすこと
ができる。これによって、第2の転送信号の周波数を任
意に設定することができる。
【0076】さらにまた、請求項3の発明に係る液晶表
示装置は、以上のように、液晶パネルの複数の各表示領
域に、個別の電源からの電力によって作成した表示信号
を、各表示領域毎に異なる周期で一斉に転送してそれぞ
れ駆動するようにした液晶表示装置において、最も短い
周期の第1の転送信号を出力する第1転送信号生成回路
の転送タイミングを基準として、第2転送信号生成回路
の転送タイミングを、第1の転送信号の周期の1/2だ
けずれたタイミングに固定し、かつ他の回路の動作を、
動作許可信号によって、第1の転送信号の転送タイミン
グの直前に設定する。
【0077】それゆえ、たとえば個別の集積回路から成
る複数の駆動回路を使用していても、表示信号の転送に
よるノイズの発生タイミングを特定することができ、そ
のノイズの発生タイミングを避けて、他の回路の動作が
許可される。これによって、該他の回路の動作を、表示
信号の転送によるノイズの影響無く行うことができる。
【0078】さらに、第2の転送信号が出力される場合
は、第1の転送信号の出力タイミングの丁度中間で出力
されることになり、転送信号によるノイズが発生しない
期間は短くなるけれども、第2の転送信号によって駆動
される表示領域と第1の転送信号によって駆動される表
示領域との電力付勢されるタイミングが相互にずれるこ
とになり、主電源に対する負担を小さくすることができ
る。
【0079】また、請求項4の発明に係る液晶表示装置
は、以上のように、前記他の回路を、タッチセンサへの
入力操作点を検出するアナログ/デジタル変換器とし、
そのサンプリングタイミングを前記転送タイミングの直
前に設定する。
【0080】それゆえ、液晶パネルの上面側に設けら
れ、シールド対策が困難であったタッチパネルに対し
て、ノイズの影響を低減することができ、本発明を特に
好適に実施することができる。
【0081】さらにまた、請求項5の発明に係る液晶表
示装置は、以上のように、駆動回路の組合わせを、デュ
ーティ駆動回路と、スタティック駆動回路との組合わせ
とする。
【0082】それゆえ、デューティ駆動回路同士の組合
わせまたはスタティック駆動回路同士の組合わせのよう
にシステムクロックのカウンタや分周回路等を共用する
必要は無く、クロックを同期させるだけでよく、回路構
成および設計を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態の液晶表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1で示す液晶表示装置におけるタイミング生
成回路の具体的構成を示すブロック図である。
【図3】図1および図2で示す液晶表示装置の動作を説
明するための波形図である。
【図4】図1で示す液晶表示装置のタッチパネルへの入
力操作点の座標測定動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】本発明の実施の第2の形態のタイミング生成回
路の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】図5で示すタイミング生成回路の動作を説明す
るための波形図である。
【図7】本発明の実施の第3の形態のタイミング生成回
路の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】図7で示すタイミング生成回路の動作を説明す
るための波形図である。
【図9】本発明の実施の第4の形態のタイミング生成回
路の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】図9で示すタイミング生成回路の動作を説明
するための波形図である。
【図11】典型的な従来技術の液晶表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図12】図11で示す液晶表示装置の動作を説明する
ための波形図である。
【符号の説明】
11 液晶表示装置 12 液晶パネル 13 主表示領域 14 副表示領域 15 主駆動回路(最も短い周期の転送タイミングの
駆動回路) 15a セグメントドライバ 15b コモンドライバ 16 副駆動回路(残余の駆動回路) 16a 副液晶コントローラ 16b ドライバ 17 主液晶コントローラ 17a 表示データインタフェイス 17b,31,41,51 タイミング生成回路 18 タッチパネル 19 アナログ/デジタル変換器(他の回路) 20 切換えスイッチ 21 カウンタ 22 LP1生成回路(第1転送信号生成回路) 23,24 インバータ(第2転送信号生成回路) 25 Dフリップフロップ(第2転送信号生成回路) 26,33 ADS生成回路(動作許可信号生成回
路) 32 単安定回路(第2転送信号生成回路) 42 セレクタ回路(第2転送信号生成回路) 52 LP2生成回路(第2転送信号生成回路) 61 CPU 62 主表示RAM 63 CPUインタフェイス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 G09G 3/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネルと、 前記液晶パネルの複数の各表示領域に対して、個別の電
    源からの電力によって作成した表示信号を、各表示領域
    毎に予め定められている相互に異なる周期毎に一斉に転
    送してそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、 最も短い周期の転送タイミングの駆動回路に残余の駆動
    回路の転送タイミングを一致させ、かつ他の回路の動作
    を、この転送タイミングの直前に設定するための動作許
    可信号を出力するタイミング生成回路とを含むことを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記タイミング生成回路は、 システムクロックをカウントするカウンタと、 前記カウンタのカウント値が予め定める第1のカウント
    値となる毎に、前記最も短い周期の転送タイミングの駆
    動回路に対して、転送タイミングを表す第1の転送信号
    を出力する第1転送信号生成回路と、 前記カウンタのカウント値が、前記第1のカウント値と
    なる毎にリセットし、該第1のカウント値よりも小さい
    予め定める第2のカウント値となる毎に、前記他の回路
    に対して、前記動作許可信号を出力する動作許可信号生
    成回路と、 前記システムクロックとは非同期のクロックおよび前記
    動作許可信号が入力され、前記非同期のクロックに応答
    し、かつ前記動作許可信号の出力期間は変化を休止する
    第2の転送信号を生成し、前記残余の駆動回路へ出力す
    る第2転送信号生成回路とを備えることを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】液晶パネルと、 前記液晶パネルの複数の各表示領域に対して、個別の電
    源からの電力によって作成した表示信号を、各表示領域
    毎に予め定められている相互に異なる周期毎に一斉に転
    送してそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、 システムクロックをカウントするカウンタと、前記カウ
    ンタのカウント値が予め定める第1のカウント値となる
    毎に、最も短い周期の転送タイミングの駆動回路に対し
    て、転送タイミングを表す第1の転送信号を出力する第
    1転送信号生成回路と、前記第1の転送信号の周期の整
    数倍の周期で、かつ有効タイミングが前記第1の転送信
    号の周期の1/2だけずれた第2の転送信号を残余の駆
    動回路に出力する第2転送信号生成回路と、前記カウン
    タのカウント値が、前記第1のカウント値となる毎にリ
    セットし、該第1のカウント値よりも小さい予め定める
    第2のカウント値となる毎に、他の回路に対して、動作
    許可信号を出力する動作許可信号生成回路とを備えて構
    成されるタイミング生成回路とを含むことを特徴とする
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記液晶パネルの上面に設けられて、操作
    者の入力操作を検知するタッチセンサをさらに備え、 前記他の回路は、前記タッチセンサへの入力操作点を検
    出するアナログ/デジタル変換器であり、前記タイミン
    グ生成回路は、前記動作許可信号によって、前記アナロ
    グ/デジタル変換器のサンプリングタイミングを前記転
    送タイミングの直前に設定することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記最も短い周期の転送タイミングの駆動
    回路は、前記液晶パネルをデューティ駆動する駆動回路
    であり、前記残余の駆動回路は、前記液晶パネルをスタ
    ティック駆動する駆動回路であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の液晶表示装置。
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