JP2010049206A - 表示システムおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の装置を備えた表示システムの実現に際して、信号線の本数を従来よりも少なくすることができる表示システムを提供する。
【解決手段】液晶表示システム10は、動作モードMaの場合に転送クロック信号CLKfを液晶モジュール14に送信し、休止モードMpの場合に転送クロック信号CLKtをタッチスクリーンコントローラ21に送信する信号線189aを備える。また、液晶表示システム10は、動作モードMaの場合に表示データDATを液晶モジュール14に送信し、休止モードMpの場合にI/Oコントローラ17がセンシングデータCDを受信するための信号線189bを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、新たな表示動作を行う動作モードと該表示動作を休止する休止モードとを有する表示モジュール、および該表示モジュールを制御する表示コントローラを備える表示システムおよび電子機器に関するものである。
上記マトリクス型の表示素子に対し行方向および列方向に多数の信号線を配備し、該信号線を駆動することにより、表示素子に文字、記号、図形などの画像を表示させる表示装置が存在する。上記マトリクス型の表示素子としては、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ、FED(Field Emission Display)などのFPD(Flat Panel Display)が利用されている。FPDは、従来のCRT(Cathode Ray Tube)よりも薄型化かつ軽量化が可能であることから、近時、様々な表示装置に利用されている。
一般に、表示装置は、表示モジュールと表示コントローラとを備えている。上記表示モジュールは、上記マトリクス型の表示素子と、該表示素子を駆動する駆動回路とを備えるものである。一方、表示コントローラは、表示モジュールに対し、表示データと、上記表示素子を駆動するための各種制御信号とを送信するものである。
従来の表示装置は、1フレームごとに表示動作を行う連続駆動方式であった。このため、表示コントローラは、1フレームごとに、メモリから表示データを読み出して表示モジュールに転送すると共に、各種制御信号を表示モジュールに送信する必要があり、表示装置の消費電力が大きい要因となっていた。
そこで、表示動作の休止が可能な、いわゆる間欠駆動方式の表示装置が開発されており、例えば特許文献1〜4に記載されている。
特開2001−060079号公報(2001年3月6日公開) 特開平11−338425号公報(1999年12月10日公開) 特開2001−312253号公報(2001年11月9日公開) 特開2002−123234号公報(2002年4月26日公開) 特開平03−172911号公報(1991年7月26日公開) 特開平08−223011号公報(1996年8月30日公開) 特開平09−292598号公報(1997年11月11日公開)
ところで、近年、表示システムは、上記表示装置としての表示モジュールと表示コントローラとに加え、他の装置を備えるものが存在する。該他の装置の一例としては、表示モジュールと一体的に設けられ、自身の特定部分が押下されることで、押下された位置(絶対座標)に応じた、外部から表示システムへの入力機能を実現するタッチスクリーン(タッチパネル)、およびタッチスクリーンを制御するタッチスクリーンコントローラが挙げられる。また、上記表示システムでは、上記の他の装置間で、信号の送受信を行う場合がしばしばある。
ここで、従来、特許文献1に記載のマトリクス型表示装置では、上記他の装置として、入力用タッチセンサおよびタッチセンサコントローラを備えているが、入力用タッチセンサとタッチセンサコントローラとの間での通信を行うための信号線は、表示コントローラが表示モジュールを制御するための信号線と独立して設けられている。
このため、特許文献1に記載のマトリクス型表示装置では、上記表示モジュールと表示コントローラとに加え、他の装置を備えた表示システムの実現に際して、信号線の本数が増加してしまうという問題が発生する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、動作モードと休止モードとを有する表示モジュールと、表示コントローラと、に加え、他の装置を備えた表示システムの実現に際して、信号線の本数を従来よりも少なくすることができる表示システムおよび電子機器を提供することにある。
本発明に係る表示システムは、上記の問題点を解決するために、新たな表示動作を行う動作モードと該表示動作を休止する休止モードとを有する表示モジュールと、前記表示モジュールを制御する表示コントローラと、を備える表示システムであって、前記表示コントローラが前記表示モジュールに各種信号を送信するための複数本の信号線を備えており、前記複数本の信号線のうち、前記休止モードにおいて前記表示コントローラが前記表示モジュールへの信号の送信を停止する信号線の幾つかまたは全てが、他の装置間で信号を送信するための信号線として共用されていることを特徴としている。
上記の構成によると、表示コントローラが表示モジュールに各種信号を送信するための複数本の信号線のうち、休止モードにおいて該信号の送信が停止される信号線の幾つかまたは全ては、他の装置間で信号を送信するための信号線として共用することができる。
ここで、特許文献5には、液晶表示装置からキーマトリクスへの入力経路と出力回路からキーマトリクスへの入力経路とで、同じ信号線が用いられた入力/出力装置が開示されている。しかしながら、特許文献5に記載の入力/出力装置では、液晶表示装置からの信号と出力回路からの信号とが重畳されて、キーマトリクスに入力されることになるため、1本の信号線により2系統の通信(すなわち、表示コントローラからの各種信号の送信、および、他の装置間での信号の送信)を行うことができない。
一方、本発明に係る表示システムでは、共用される信号線において、表示コントローラからの信号の送信が停止されたときに、該共用される信号線により、他の装置間での信号の送信を行っている。このため、表示コントローラから送信される信号と他の装置間で送信される信号とは、重畳されることがない。従って、本発明に係る表示システムの共用される信号線は、1本の信号線により2系統の通信を可能とすることができるのである。
従って、本発明に係る表示システムでは、他の装置を備えた表示システムの実現に際して、信号線の本数を従来よりも少なくすることができる。
また、本発明に係る表示システムは、前記共用される信号線には、前記表示コントローラが前記表示モジュールに、表示データを転送するための信号線が含まれることを特徴としている。また、本発明に係る表示システムは、前記共用される信号線には、前記表示コントローラが前記表示モジュールに、表示データを転送するためのクロック信号である表示データ転送クロック信号を送信するための信号線が含まれることを特徴としている。
上記の構成によると、休止モードの場合、表示モジュールは、表示データまたは表示データ転送クロック信号を受信しないので、上記表示データまたは表示データ転送クロック信号に関する論理回路が動作せずに済む。また、休止モードの場合、表示コントローラは、上記表示データまたは表示データ転送クロック信号を表示モジュールに送信する必要がないので、上記表示データまたは表示データ転送クロック信号に関する論理回路を停止させることができる。
一般に、表示データおよび表示データ転送クロック信号は、表示コントローラが表示モジュールに送信する信号のうち非常に周波数の高いものである。また、論理回路の消費電力は周波数に比例している。従って、本発明に係る表示システムでは、表示コントローラでの消費電力を大幅に低減することができる。
また、本発明に係る表示システムは、前記共用される信号線の両端に切替回路を備え、各前記切替回路は、前記動作モードまたは休止モードとなることを示す休止動作信号に基づいて、前記共用される信号線において前記表示コントローラから前記表示モジュールへの信号の送信が行われる場合と、前記共用される信号線において前記他の装置間での信号の送信が行われる場合と、を切り替えるものであることを特徴としている。
上記の構成によると、共用される信号線において、表示コントローラから表示モジュールへの信号の送信が行われる場合と、他の装置間での信号の送信が行われる場合と、を、共用される信号線の両端に備えられた各切替回路により切り替えることができる。つまり、各切替回路は、共用される信号線による上記2系統の通信において、一方の系統の通信と、他方の系統の通信と、を切り替え可能なものである。
ところで、本発明に係る表示システムは、動作モードと休止モードとを有する間欠駆動方式の表示システムを前提としているが、動作モードの場合、共用される信号線は表示コントローラから表示モジュールに送信する信号に占有されるため、他の装置間での信号の送信ができない。このことから、本発明に係る表示システムでは、休止モードにおいて、他の装置間での信号の送信を行うように、切替回路による切り替えのタイミングを制御する必要がある。
そこで、上記の構成によると、切替回路による切り替えは、動作モードまたは休止モードとなることを示す休止動作信号に基づいて行っている。これにより、本発明に係る表示システムでは、休止モードにおいて、他の装置間での信号の送信を行うように、切替回路による切り替えのタイミングを制御することが可能となる。
但し、ここで注意すべき点として、本発明に係る表示システムでは、動作モードまたは休止モードとなることを示す休止動作信号が入力されるタイミングが、表示モジュールにて受信された垂直同期のための同期信号の、立上りまたは立下りからゲート遅延分またはデータ転送周期分遅延することに起因する不具合を回避する必要がある。
そこで、本発明に係る表示システムは、前記休止動作信号が入力されると、該休止動作信号を所定のタイミングで前記切替回路に出力するように遅延させる休止動作信号遅延回路をさらに備えることを特徴としている。
上記の構成によると、休止動作信号遅延回路は、入力された休止動作信号を所定のタイミング、例えば、垂直同期のための同期信号の1周期分だけ遅延させて、切替回路に供給する。そして、切替回路は、休止動作信号遅延回路による遅延後の休止動作信号に応じて切り替えを行う。これにより、上述した不具合を回避した上で、休止モードにおいて、他の装置間での信号の送信を行うように、切替回路による切り替えのタイミングを制御することができる。
また、休止動作信号遅延回路を備えた上記の構成の場合、遅延後の休止動作信号、即ち、切替回路に入力される休止動作信号が動作モードを示している期間では、共用される信号線による、他の装置間での信号の送信ができなくなるため、該期間に他の装置の一方から信号が供給された場合は、該信号を他の装置の他方へと送信することができなくなる。
そこで、本発明に係る表示システムは、前記切替回路と前記他の装置の一方との間に設けられ、前記切替回路に入力される休止動作信号が動作モードを示している期間に、前記他の装置からの信号を受信した場合、該休止動作信号が休止モードを示している期間に、該他の装置からの信号を前記切替回路に出力するように遅延させる装置間信号遅延回路をさらに備えることを特徴としている。
上記の構成によると、装置間信号遅延回路は、切替回路に入力される休止動作信号が動作モードを示している期間に、他の装置からの信号を受信した場合、該休止動作信号が休止モードを示している期間に、該他の装置からの信号を切替回路に出力するように遅延させるため、他の装置は、確実に信号を送信することが可能となる。
ところで、特許文献1・2では、表示コントローラが表示モジュールに送信する信号を停止することにより、表示動作の休止を実現している。このため、表示モジュールでは、表示コントローラから信号の供給が突然停止することになり、これによる何らかの不具合が発生する虞がある。
そこで、本発明に係る表示システムは、前記表示コントローラは、前記休止動作信号であって、前記表示モジュールから受信するか、或いは前記表示モジュールに送信した休止動作信号に基づいて、表示データと、前記表示モジュールを制御するために必要な複数の制御信号との前記表示モジュールへの送信を制御することを特徴としている。
上記の構成によると、休止モードの場合、表示コントローラは、表示データと複数の制御信号との一部または全部を表示モジュールに送信することを停止させることができる。このとき、上記表示コントローラは、送信を停止した信号に関する回路部を停止させることができる一方、上記表示モジュールは、受信しなかった信号に関する回路部を動作させずに済む。従って、上記表示コントローラおよび表示モジュールにおける消費電力を低減することができる。
また、上記表示コントローラは、送信または受信した休止動作信号に基づいて、上記表示データおよび制御信号の上記表示モジュールへの送信を制御している。これにより、上記表示モジュールは、上記休止動作信号の受信または送信から、上記表示コントローラからの上記送信の制御までに、表示の動作または休止のための準備が可能となる。従って、上記表示モジュールは、休止モードでは、上記休止動作信号を受信または送信するまでは、表示の動作のための待機を行う必要がないので、上記表示モジュール内のアナログ電源を停止させることができ、消費電力をさらに低減することができる。
なお、制御信号の例としては、表示データ転送クロック信号、垂直走査および水平走査のための同期信号などが挙げられる。また、後述のように、休止モードの場合、上記表示コントローラは、少なくとも上記表示データおよび表示データ転送クロック信号を上記表示モジュールに送信することを停止する一方、少なくとも垂直走査および水平走査のための同期信号を上記表示モジュールに送信することが好ましい。
また、本発明に係る表示システムは、前記表示コントローラが前記表示モジュールへ送信する垂直走査および水平走査のための同期信号の信号線は、前記共用される信号線から除外されることを特徴としている。
ここで、垂直走査のための同期信号の例としては、垂直同期信号およびゲートスタートパルス信号が挙げられる。また、水平走査のための同期信号の例としては、水平同期信号およびゲートクロック信号が挙げられる。
上記の構成によると、休止モードの場合でも、垂直走査および水平走査のための同期信号を上記表示コントローラから上記表示モジュールに送信している。これにより、上記休止モードから上記動作モードへの移行を、上記垂直走査および水平走査のための同期信号に基づいて行うことができる。さらに、水平走査のための同期信号は、一般に、垂直走査のための同期信号よりも周波数が高いので、上記移行のための準備を上記水平走査のための同期信号に基づいて行うことにより、上記移行を上記垂直走査のための同期信号に同期して確実に行うことができる。
また、本発明に係る表示システムは、前記他の装置は、前記表示モジュールと一体的に設けられたタッチスクリーン、および該タッチスクリーンを制御するタッチスクリーンコントローラであるのが好ましい。すなわち、本発明に係る表示システムは、表示モジュールおよび表示コントローラに加え、他の装置として、例えばタッチスクリーンおよびタッチスクリーンコントローラを備えた表示システムとして、好適である。
なお、前記表示モジュールは、表示画素がマトリクス状に配列されたマトリクス型の液晶表示素子と、該液晶表示素子を駆動する駆動回路とを備えているものが好ましいが、PDP、ELディスプレイ、FEDなどのその他のFPDであってもよい。
また、上記構成の表示システムを備えた電子機器であれば、上述と同様の効果を奏する。
以上のように、本発明に係る表示システムは、新たな表示動作を行う動作モードと該表示動作を休止する休止モードとを有する表示モジュールと、前記表示モジュールを制御する表示コントローラと、を備える表示システムであって、前記表示コントローラが前記表示モジュールに各種信号を送信するための複数本の信号線を備えており、前記複数本の信号線のうち、前記休止モードにおいて前記表示コントローラが前記表示モジュールへの信号の送信を停止する信号線の幾つかまたは全てが、他の装置間で信号を送信するための信号線として共用されている。
従って、本発明は、動作モードと休止モードとを有する表示モジュールと、表示コントローラと、に加え、他の装置を備えた表示システムの実現に際して、信号線の本数を従来よりも少なくすることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態の液晶表示システムの概略構成を示している。この液晶表示システム(表示システム)10は、例えば携帯電話機、電子辞書などの携帯型電子機器(電子機器)における表示装置を含む画像表示システムとして搭載される。環境保全の面から、電子機器では、低消費電力化が求められているが、特に、携帯型電子機器では、搭載される電池の寿命を延ばすため、更に各種構成毎における消費電力の低減が要求されている。
図1に示すように、液晶表示システム10は、本体部10aおよび表示部10bを備える。本体部10aと表示部10bとは、例えばここでは図示しないフレキシブルプリント基板(FPC)を介して、本体部側のコネクタ92と表示部側のコネクタ93とにより接続されている。
本体部10aは、CPU11、バス12、メモリ13、液晶コントローラ(表示コントローラ)15、クロック装置16、I/O(Input/Output)コントローラ17、および制御信号切替回路(切替回路)18を備える構成である。また、表示部10bは、液晶モジュール(表示モジュール)14、制御信号切替回路(切替回路)19、タッチスクリーン(他の装置)20、およびタッチスクリーンコントローラ(他の装置)21を備える構成である。
CPU11は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを実行することにより、液晶表示システム10内の各種構成の統括的な制御を、バス12を介して行うものである。具体的には、CPU11は、液晶コントローラ15およびI/Oコントローラ(他の装置)17の動作設定、表示データのメモリ13への書込みなどを、バス12を介して行っている。
バス12は、液晶表示システム10内の各種構成間でデータの送受信を行うための共通の信号線である。メモリ13は、CPU11および液晶モジュール14間のバッファとして機能するVRAM(Video RAM)であり、表示データDATを記憶するものであるが、CPU11の演算処理に使用するデータ、および演算結果などを一時的に記憶する、いわゆるワーキングメモリとしても機能する。
液晶モジュール14は、表示素子に文字、記号、図形などの画像を表示させる機能単位であり、表示画素がマトリクス状に配列されたマトリクス型のLCD素子と、該LCD素子を駆動する駆動回路とを備えるものである。
液晶コントローラ15は、液晶モジュール14を制御するものである。具体的には、液晶コントローラ15は、メモリ13から読み出した表示データDATを液晶モジュール14に転送すると共に、液晶モジュール14を表示制御するために必要な複数の制御信号CNTを送信している。この制御信号CNTの例としては、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、表示データDATをLCD素子の各表示画素に転送するための転送クロック信号(表示データ転送クロック信号)CLKf、などが挙げられる。
クロック装置16は、時間間隔の計測や同期を取るために使用される周期信号であるクロック信号CLKを生成して、各種構成に送信するものである。
なお、液晶モジュール14、液晶コントローラ15、およびクロック装置16は、一般的な表示装置を構成している。
I/Oコントローラ17は、一機能として、タッチスクリーン20による、液晶表示システム10への入力が行われることで得られた各種情報を受信するものである。また、I/Oコントローラ17は、タッチスクリーンコントローラ21を制御するものでもある。すなわち、割込信号INTが、タッチスクリーンコントローラ21を介して入力されると、I/Oコントローラ17は、押下された位置のX座標およびY座標等を測定するための制御コマンドCCを、タッチスクリーンコントローラ21に送信する。なお、ここで割込信号INTは、タッチスクリーン20の特定部分が押下されることで発生する信号であって、I/Oコントローラ17、タッチスクリーン20、およびタッチスクリーンコントローラ21での、通信開始のトリガとなる信号である。一方、I/Oコントローラ17は、制御コマンドCC送信後、タッチスクリーンコントローラ21からセンシングデータCDを受信することで、押下された位置のX座標およびY座標等の検出を行う。液晶コントローラ15は、I/Oコントローラ17が受信したセンシングデータCDに基づいて、液晶モジュール14を制御する。I/Oコントローラ17は、他にも、自身が通信を行う対象を選択するためのCS(chip select)信号CS、および、実際にタッチスクリーンコントローラ21との間で各種信号を転送するための転送クロック信号CLKtを送信する一方、タッチスクリーンコントローラ21からビジー状態を示す信号BSを受信する(図3および図5参照)。
制御信号切替回路18および19は、液晶モジュール14または液晶コントローラ15から供給される信号であって、新たな表示動作を行う動作モードMaと、該表示動作を休止する休止モードMpと、のいずれかを示す休止/動作信号(休止動作信号)P/Aに基づいて、液晶コントローラ15が液晶モジュール14を制御する場合と、I/Oコントローラ17とタッチスクリーンコントローラ21とが信号の送受信を行う場合と、を切り替えるものである。
タッチスクリーン20は、図示こそしていないが、表示部10bにおいて液晶モジュール14のLCD素子と一体的に設けられるものであり、外部から、例えば指またはタッチペンにより、特定部分が押下されることで、外部から液晶表示システム10への入力機能を実現するものである。タッチスクリーン20自身に対する外部入力として、タッチスクリーン20の特定部分が押下されると、タッチスクリーン20は、押下された位置を示す絶対座標(X座標およびY座標で示される)に応じたアナログ電圧を発生し、該アナログ電圧は、タッチスクリーンコントローラ21に供給される。タッチスクリーンコントローラ21は、タッチスクリーン20から供給された上記アナログ電圧を、デジタル電圧へと変換し、上記センシングデータCDとしてI/Oコントローラ17に送信するものである。なお、センシングデータCDとしては、押下された位置のX座標およびY座標を示す情報の他、図示しない液晶表示システム10駆動用のバッテリの電圧値を示す情報、または、該押下された位置に発生した圧力を示す情報等が含まれていてもよい。
本実施形態では、液晶モジュール14は、各フレーム周期において、新たな表示動作を行う動作モードMaと、該表示動作を休止する休止モードMpとを有している。そして、液晶モジュール14が動作モードMaおよび休止モードMpの何れであるかによって、液晶コントローラ15およびクロック装置16の動作が変化する。図2は、本実施形態において、液晶モジュール14の動作モードおよび休止モードと、液晶コントローラ15の動作との対応関係を示している。
具体的には、液晶モジュール14は、動作モードMaおよび休止モードMpの何れであるかを示す休止/動作信号P/Aを生成して液晶コントローラ15に送信している。これにより、液晶コントローラ15は、受信した休止/動作信号P/Aに基づいて、液晶モジュール14が動作モードMaおよび休止モードMpの何れであるかを把握することができる。
図2に示すように、動作モードMaの場合、液晶コントローラ15は、表示データDATを転送すると共に、複数の制御信号CNTの全部を液晶モジュール14に送信している。
図2に示すように、休止モードMpの場合、液晶コントローラ15は、表示データDATと複数の制御信号CNTとの一部または全部を液晶モジュール14に送信することを停止している。この場合、液晶モジュール14は、液晶コントローラ15が上記送信を停止した信号を受信しないので、受信しなかった信号に関する回路部が動作せずに済む。また、液晶コントローラ15は、上記送信を停止する信号を、生成したり処理したりする必要がないので、上記送信を停止する信号に関する回路部を停止させることができる。その結果、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の消費電力を低減することができる。
ところで、液晶コントローラ15が液晶モジュール14に送信する信号のうち、表示データDATおよび転送クロック信号CLKfは、他の信号に比べて周波数が高い。また、一般に、回路の消費電力は、「電圧×負荷容量×周波数」に比例するので、周波数を低くすれば、消費電力を低減することができる。従って、休止モードMpの場合、液晶コントローラ15が表示データDATおよび転送クロック信号CLKfを液晶モジュール14に送信することを停止することにより、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の消費電力を大幅に低減することができる。
例えば、液晶モジュール14の総画素数が480×320ドットであり、フレーム周波数が60Hzである場合、表示データDATの最大周波数および転送クロック信号CLKfの周波数は9MHz〜12MHz程度である。これに対し、垂直同期信号Vsyncの周波数は、フレーム周波数と同じ60Hzであり、水平同期信号Hsyncの周波数は、320×60=19.2kHzである。水平同期信号Hsyncのデューティ比を1:9とした場合でも、水平同期信号Hsyncを生成したり処理したりするために必要なクロック信号の周波数は、19.2kHz×10=192kHzである。
従って、垂直同期信号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncを生成したり処理したりするために必要なクロック信号の周波数は、表示データDATを処理するために必要な周波数や、転送クロック信号CLKfを生成したり処理したりするために必要なクロック信号の周波数の約1/40以下である。このことから、休止モードMpの場合に、特に表示データDATおよび転送クロック信号CLKfの送信を停止することにより、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の消費電力を大幅に低減できることが理解できる。
また、本実施形態では、休止モードMpの場合でも、垂直同期信号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncを液晶コントローラ15から液晶モジュール14に送信している。これにより、休止モードMpから動作モードMaへの移行を、垂直同期信号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncに基づいて行うことができる。また、上述の例の場合、1パルスの垂直同期信号Vsyncに対し、480パルス以上の水平同期信号Hsyncを液晶コントローラ15が受信することになる。従って、液晶コントローラ15は、上記移行のための準備を水平同期信号Hsyncに基づいて行うことにより、上記移行を垂直同期信号Vsyncに同期して確実に行うことができる。
また、本実施形態では、休止モードMpの液晶モジュール14は、休止/動作信号P/Aを受信または送信してから、表示の動作のための準備を行えばよい。従って、休止/動作信号P/Aを受信または送信するまでは、液晶モジュール14内のアナログ電源を停止させることができ、消費電力をさらに低減することができる。
また、図2に示すように、休止モードMpの場合、液晶コントローラ15は、メモリ13からバス12を介して表示データDATを読み出すことを停止している。この場合、液晶コントローラ15からメモリ13へのアクセス頻度を低減できるので、他のデバイス、特にCPU11からメモリ13へのアクセス効率が向上する。また、バス12の占有率を低減できるので、他のデバイス、特にCPUによるバス12の使用頻度が向上し、パフォーマンスが向上することになる。
ところで、或る装置において、最も高い周波数の信号を生成したり送信したりする回路部を停止する場合、該回路部に供給するクロック信号が不要となる。この場合、当該装置は、低い周波数のクロック信号が供給されても、動作可能である。
そこで、本実施形態では、液晶コントローラ15は、液晶モジュール14からの休止/動作信号P/Aをクロック装置16に送信している。これにより、クロック装置16は、受信した休止/動作信号P/Aに基づいて、液晶モジュール14が動作モードMaおよび休止モードMpの何れであるかを把握することができる。
そして、クロック装置16は、図2に示すように、休止モードMpの場合、低い周波数のクロック信号CLKを液晶コントローラ15に供給している。この場合、液晶コントローラ15の動作周波数が低下し、上述のように、論理回路の消費電力は周波数に比例するから、液晶コントローラ15の消費電力をさらに低減することができる。
休止モードMpの場合、液晶コントローラ15は、表示データDATと複数の制御信号CNTとの一部または全部を液晶モジュール14に送信することを停止している。これは、換言すれば、休止モードMpの場合、液晶コントローラ15と液晶モジュール14との間では、表示データDAT転送用の信号線と、送信が停止されている制御信号CNT送信用の信号線と、が必須の構成でないということである。そして、本実施形態では、休止モードMpの場合において、該送信が停止された信号線を、I/Oコントローラ17とタッチスクリーンコントローラ21との間での各種信号の送信または受信用の信号線として使用している。
すなわち、液晶コントローラ15が液晶モジュール14に各種信号(表示データDAT、および複数の制御信号CNTの一部または全部)を送信するための各信号線のうち、休止モードMpにおいて液晶コントローラ15が液晶モジュール14に各種信号の送信を停止する信号線の幾つかまたは全ては、I/Oコントローラ17とタッチスクリーンコントローラ21との間で信号を送信するための信号線として共用されていると解釈することができる。
図3は、液晶表示システム10の、液晶モジュール14、液晶コントローラ15、I/Oコントローラ17、制御信号切替回路18および19、タッチスクリーン20、およびタッチスクリーンコントローラ21の構成、特に、制御信号切替回路18および19の構成を示す図である。なお、図3では、コネクタ92および93の図示を省略している。
図3に示すとおり、本体部10c(図1の本体部10aに対応)と表示部10d(図1の表示部10bに対応)とは、フレキシブルプリント基板FPCを介して、バス189により接続されている。なお、フレキシブルプリント基板FPCは、基板間長(本体部10cと表示部10dとの距離)が長い場合に用いられる。一方、基板間長が短い場合には、フレキシブルプリントFPCを省略して、本体部側のコネクタ92と表示部側のコネクタ93とを直接接続してもよい。
液晶モジュール14および液晶コントローラ15は、転送クロック信号CLKf転送用の信号線CLKf、垂直同期信号Vsync転送用の信号線Vsync、水平同期信号Hsync転送用の信号線Hsync、表示データDAT転送用の23本の信号線Data[23:0]、および、休止/動作信号P/A転送用の信号線P/Aを、それぞれ有している。これらの信号線は、液晶モジュール14と液晶コントローラ15とにおける、互いに同一の名称を有する信号線同士で、上記の各々の信号の転送を行うものである。
なお、図3では、表示データDAT転送用の信号は、一例として、RGBパラレルで各8ビットの信号を想定しているが、これに限定されず、ANSI/TIA/EIA644Aで規格化された低電圧差動信号規格の一つであるLVDS(Low voltage differential signaling)により実現された信号であってもよい。
I/Oコントローラ17およびタッチスクリーンコントローラ21は、転送クロック信号CLKt転送用の信号線CLKt、CS信号CS転送用の信号線CS、制御コマンドCC転送用の信号線CC、割込信号INT転送用の信号線INT、センシングデータCD転送用の信号線CD、およびビジー状態を示す信号BS転送用の信号線BSを、それぞれ有している。これらの信号線は、I/Oコントローラ17とタッチスクリーンコントローラ21とにおける、互いに同一の名称を有する信号線同士で、上記の各々の信号の転送を行うものである。
さらに、タッチスクリーンコントローラ21は、端子XP、XM、YP、およびYMのそれぞれから引き出された信号線により、タッチスクリーン20に接続されている。タッチスクリーン20の特定部分が押下されたときに発生する、上記アナログ電圧は、これらの信号線を介して、タッチスクリーンコントローラ21に供給される。
なお、本実施形態では、タッチスクリーン20とタッチスクリーンコントローラ21との接続方式は、端子XP、XM、YP、およびYMのそれぞれから引き出された信号線により、タッチスクリーン20に接続する、いわゆる4線式と呼ばれる接続方式を採用しているが、これに限定されない。該接続方式としては他に、いわゆる5線式および8線式等が挙げられる。
制御信号切替回路18は、バス189を構成する信号線(共用される信号線)189aおよび189bの一方の端部に設けられており、2つのスイッチ181および182を備えたスイッチ回路183と、遅延回路(休止動作信号遅延回路)184とを備える。制御信号切替回路19は、信号線189aおよび189bの他方の端部に設けられており、2つのスイッチ191および192を備えたスイッチ回路193と、遅延回路(休止動作信号遅延回路)194とを備える。
スイッチ回路183は、休止/動作信号P/Aを、遅延回路184を介して得られた信号に応じて、スイッチ181および182の切り替えが行われるものである。スイッチ回路193は、休止/動作信号P/Aを、遅延回路194を介して得られた信号に応じて、スイッチ191および192の切り替えが行われるものである。
スイッチ181および182、および、スイッチ191および192はいずれも、例えばc接点動作を行う周知のスイッチ素子である。
スイッチ181および191は、信号線189aを介して互いに接続されている。スイッチ181および191は、信号線189aを介して、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の信号線CLKf同士を接続する場合と、I/Oコントローラ17およびタッチスクリーンコントローラ21の信号線CLKt同士を接続する場合と、を選択的に切り替えるためのものである。すなわち、スイッチ181および191は、信号線189aが、転送クロック信号CLKfを転送する経路となる場合と、転送クロック信号CLKtを転送する経路となる場合と、を、遅延回路184または194からの信号に応じて切り替えるものである。
スイッチ182および192は、信号線189bを介して互いに接続されている。スイッチ182および192は、信号線189bを介して、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の信号線Data[23:0]同士をそれぞれ接続する場合と、I/Oコントローラ17およびタッチスクリーンコントローラ21の信号線CS、CC、INT、CD、およびBS同士をそれぞれ接続する場合と、を、選択的に切り替えるためのものである。すなわち、スイッチ182および192は、信号線189bが、表示データDATを転送する経路になる場合と、CS信号CS、制御コマンドCC、センシングデータCD、割込信号INT、およびビジー状態を示す信号BSを転送する経路になる場合と、を、遅延回路184または194からの信号に応じて切り替えるものである。
なお、スイッチ181および182、191および192のオープン時(2つの場合の切り替えの瞬間)には、該各スイッチに接続された各種端子では、プルアップ処理またはプルアウト処理が行われる。
遅延回路184および194には、休止/動作信号P/Aに加え、垂直同期信号Vsyncが入力される。休止/動作信号P/Aおよび垂直同期信号Vsyncが入力されると、遅延回路184は、休止/動作信号P/Aを、所定のタイミング(本実施形態では、1フレーム周期分)だけ遅延し、スイッチ回路183に供給する。また、休止/動作信号P/Aおよび垂直同期信号Vsyncが入力されると、遅延回路194は、休止/動作信号P/Aを、所定のタイミング(本実施形態では、1フレーム周期分)だけ遅延し、スイッチ回路193に供給する。
遅延回路184がスイッチ回路183に、遅延回路194がスイッチ回路193に、それぞれ供給する信号としては例えば、休止/動作信号P/Aを、垂直同期信号VsyncがLレベルとなる期間だけ遅延させ(図4の信号P/ADelay参照)、該休止/動作信号P/Aを遅延させた信号P/ADelayを、垂直同期信号Vsyncと合成することにより、休止/動作信号P/Aを1フレーム周期分だけ遅延させた信号1VDelay(図4参照)を生成することができる。
図4は、垂直同期信号Vsyncと、休止/動作信号P/Aと、休止/動作信号P/Aを垂直同期信号VsyncがLレベルとなる期間だけ遅延させた信号P/ADelayと、休止/動作信号P/Aを1フレーム周期分だけ遅延させた信号1VDelayと、図3に示す構成において各フレーム周期で占有される信号線189aおよび189bと、割込信号INTと、の関係を示すタイミングチャートである。なお、図4に示すタイミングチャートは、1フレーム周期分の動作モードMa後に、3フレーム周期分の休止モードMpが続く間欠駆動方式の場合を例示している。
休止/動作信号P/Aは、垂直同期信号Vsyncにおける1周期、すなわち、1フレーム周期毎に、Hレベル(高レベル)またはLレベル(低レベル)が出力される。休止/動作信号P/Aは、Hレベルが液晶モジュール14の動作モードMaを、Lレベルが液晶モジュール14の動作モードMpを示すものである。一方、休止/動作信号P/Aが入力されると、遅延回路184および194は、該休止/動作信号P/Aを1フレーム周期分だけ遅延させた信号1VDelayを出力する。なお、該遅延を行う理由は、休止/動作信号P/Aを送信するタイミングが、液晶モジュール14にて受信された垂直同期信号Vsyncの立上りまたは立下りからゲート遅延分またはデータ転送クロック分遅延することに起因する不具合を回避するためである。
信号1VDelayがHレベルとなる場合(図4の期間F1参照)、信号線189aおよび189bは、液晶コントローラ15と液晶モジュール14との間の各入出力(以下、「入出力LCD」と称する)に占有される。一方、信号1VDelayがLレベルとなる場合(図4の期間F2参照)、信号線189aおよび189bは、I/Oコントローラ17とタッチスクリーンコントローラ21との間の各入出力(以下、「入出力TS」と称する)に占有される。
つまり、本実施形態では、液晶モジュール14の動作モードMaの次のフレーム周期においては入出力LCD、液晶モジュール14の休止モードMpの次のフレーム周期においては入出力TS、と言った具合に、信号1VDelayに応じて、信号線189aおよび189bを占有する信号がそれぞれ異なっている。こうして、本実施形態では、入出力LCDの転送と入出力TSの転送とで、同じ信号線189aおよび189bを使用している。これにより、液晶表示システム10全体では、信号線の総数を少なくすることが可能となり、これに伴い、システム規模の縮小、および、該縮小に伴う消費電力の低減が可能となる。すなわち、液晶表示システム10では、休止モードMp時に、高い周波数の、表示データDATおよび/または転送クロック信号CLKfを転送する必要がなくなるため、従来よりも消費電力を低減できるのである。
また、液晶表示システム10では、信号線の本数を、従来よりも少なくすることができるため、各信号線における電磁波の輻射を抑制することができ、EMI(Electro Magnetic Interference:電磁干渉)を低減することができる。
なお、タッチスクリーン20とタッチスクリーンコントローラ21とを近接させて配置することで、液晶表示システム10では、タッチスクリーン20からタッチスクリーンコントローラ21へと供給される上記アナログ信号に、不要な雑音が発生する虞を低減することができる。
また、本実施形態では、転送クロック信号CLKfは、入出力LCDが、信号線189aおよび189bを占有している場合にのみ、出力してもよい。これにより、液晶コントローラ15からは、転送クロック信号CLKfを常時出力する必要がなくなるため、消費電力をさらに低減させることが可能となる。
また、必ずしも、全ての休止モードMpにおいて、I/Oコントローラ17によるタッチスクリーンコントローラ21の制御を行う必要は無い。即ち、該制御は、休止モードMpにおける一部の期間、例えば、3フレーム周期分続く休止モードMpのうち、1フレーム周期分の休止モードMpでのみ、行われてもよい。このように、タッチスクリーンコントローラ21の制御を行うフレーム周期を限定させることにより、割込制御の回数を低減させることが可能となるため、消費電力をさらに低減させることが可能となる。
休止/動作信号P/Aが、遅延回路184および194に入力されると、遅延回路184および194は、信号1VDelayを出力する。すなわち、信号1VDelayは、休止/動作信号P/Aに対して、1フレーム周期分だけ遅延して、HレベルまたはLレベルに変化する2値の信号となる。
信号1VDelayは、スイッチ181および182の切り替えを行うための信号として、遅延回路184からスイッチ回路183に入力されると共に、スイッチ191および192の切り替えを行うための信号として、遅延回路194からスイッチ回路193に入力される。
信号1VDelayがHレベルである場合、スイッチ181および191は、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の信号線CLKf同士を、信号線189aを介して接続する。また、信号1VDelayがHレベルである場合、スイッチ182および192は、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の各信号線Data[23:0]同士を、信号線189bを介して接続する。こうして、信号1VDelayがHレベルである間、信号線189aおよび189bは入出力LCDに占有されることとなる。
一方、信号1VDelayがLレベルである場合、スイッチ181および191は、I/Oコントローラ17およびタッチスクリーンコントローラ21の信号線CLKt同士を、信号線189aを介して接続する。また、信号1VDelayがLレベルである場合、スイッチ182および192は、I/Oコントローラ17およびタッチスクリーンコントローラ21の信号線CS、CD、INT、CC、およびBS同士をそれぞれ、信号線189bを介して接続する。こうして、信号1VDelayがLレベルである間、信号線189aおよび189bは入出力TSに占有されることとなる。
また、割込信号INTは、信号線189aおよび189bが、入出力TSに占有された後に、僅かな期間HレベルからLレベルへと変化する。その後、割込信号INTがHレベルに戻ってから、信号線189aおよび189bが入出力LCDに占有されるまでの間に、タッチスクリーンコントローラ21からのレスポンスが存在しない場合、I/Oコントローラ17は、次回、信号線189aおよび189bが入出力TSに占有される期間に、制御コマンドCCを、タッチスクリーンコントローラ21に再度送信する(再要求を行う)。
〔実施例〕
次に、液晶モジュール14、液晶コントローラ15、クロック装置16、タッチスクリーン20、およびタッチスクリーンコントローラ21の具体例について図6〜図15を参照して説明する。図6は、液晶モジュール14の概略構成を示している。図示のように、液晶モジュール14は、TFTパネル(表示素子、液晶表示素子)22、走査信号線駆動回路25、データ信号線駆動回路26、対向電極駆動回路28、およびモード制御回路29を備える構成である。
TFTパネル22は、i行の走査信号線G1,G2,…,Gi(総称する場合、参照符号Gで示す。)と、j列のデータ信号線S1,S2,…,Sj(総称する場合、参照符号Sで示す。)とによって区画された領域に画素電極23を有している。該画素電極23と対向電極24との間に保持されている電圧によって該電極23・24間の液晶の透過率が変化し、これにより画像表示が行われる。なお、図6では、図面の簡略化のために、i=j=4としているが、これに限定されない。
走査信号線Gは走査信号線駆動回路25に接続し、データ信号線Sはデータ信号線駆動回路26に接続している。また、対向電極24は、対向電極駆動回路28に電気的に接続している。
走査信号線駆動回路25は、垂直同期信号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncを受信し、垂直同期信号Vsyncに基づいて走査信号線Gへの駆動動作を開始し、水平同期信号Hsyncに基づいて、水平走査周期ごとに走査信号線Gを順次駆動する。一方、データ信号線駆動回路26は、水平同期信号Hsync、表示データDAT、および転送クロック信号CLKfを受信し、水平同期信号Hsyncに基づいてデータ信号線Sへの駆動動作を開始し、転送クロック信号CLKfに基づいて、表示データDATを1画素毎に分割したデータ信号を、各データ信号線Sにそれぞれ順次出力駆動する。
これにより、走査信号線Gおよびデータ信号線Sの各交点に形成されたTFT素子(図示せず)を介して、各画素電極23に個別に対応する電圧が印加される。なお、対向電極駆動回路28は、水平同期信号Hsyncを受信し、水平同期信号Hsyncに基づいて対向電極24を駆動する。
モード制御回路29は、液晶モジュール14が新たな表示動作を行う動作モードMaと、該表示動作を休止する休止モードMpとの何れかに制御するものである。具体的には、モード制御回路29は、CPU11から液晶コントローラ15を介してのモード指示信号MDに基づいて、動作モードMaおよび休止モードMpの何れかを選択し、選択したモードを示す休止/動作信号P/Aを生成している。モード制御回路29は、生成した休止/動作信号P/Aをデータ信号線駆動回路26に送信すると共に、外部の液晶コントローラ15に送信している。
図7は、モード指示信号MDの内容と、液晶モジュール14の駆動方式との対応関係を示している。図示のように、モード指示信号MDは、2ビットからなるので、4つの駆動方式を指示することができる。第1の駆動方式は、動作モードMaが連続する連続駆動方式である。
また、残り3つの駆動方式は、動作モードMaの後に休止モードMpが続く間欠駆動方式である。すなわち、第2の駆動方式は、1フレーム周期(1/60秒)の動作モードMaと1フレーム周期の休止モードMpとが交互に続く1:1の間欠駆動方式である。また、第3の駆動方式は、1フレーム周期の動作モードMaと4フレーム周期の休止モードMpとが交互に続く1:4の間欠駆動方式である。そして、第4の駆動方式は、1フレーム周期の動作モードMaと9フレーム周期の休止モードMpとが交互に続く1:9の間欠駆動方式である。
なお、2ビットのモード指示信号MDは、液晶コントローラ15から液晶モジュール14へ、2本の信号線で別々に送信してもよいし、1本の信号線で連続して送信してもよい。また、図7の例では、4つの駆動方式を挙げているが、これらに限定されるものではない。
また、本実施例では、モード制御回路29が休止/動作信号P/Aを送信するタイミングは、液晶モジュール14にて受信された垂直同期信号Vsyncの立上りまたは立下りからゲート遅延分またはデータ転送クロック分遅れている。この遅延による不具合を回避するため、休止/動作信号P/Aは、上述したとおり、次のフレーム周期が動作モードMaおよび休止モードMpの何れであるかを示すとしている。これにより、液晶モジュール14および液晶コントローラ15は、1フレーム周期の最初から、休止モードMpまたは動作モードMaとして動作することができる。
図6に戻って、データ信号線駆動回路26は、休止モードMpの場合、表示データDATおよび転送クロック信号CLKfに関する回路部の動作を停止している。これにより、消費電力を大幅に低減することができる。
本実施例では、データ信号線駆動回路26は、休止モードMpの場合、水平同期信号Hsyncに基づいて全データ信号線Sに適当な電圧を印加している。また、走査信号線駆動回路25および対向電極駆動回路28は、休止/動作信号P/Aを受信せず、休止モードMpおよび動作モードMaの何れであっても上述の動作を行う。これにより、休止モードMpであっても、走査信号線G、データ信号線S、および対向電極24の駆動が行われるので、休止モードMpの期間に画素電極23の電位の減衰を抑制することができ、その結果、フリッカを抑制することができる。
なお、フリッカが気にならないレベルであれば、モード制御回路29は、休止/動作信号P/Aを走査信号線駆動回路25および対向電極駆動回路28にも送信して、走査信号線駆動回路25、データ信号線駆動回路26、および対向電極駆動回路28の全ての動作を停止してもよい。これにより、さらなる消費電力の低減が可能となる。
図8は、本実施例の液晶モジュール14における動作および各種信号の動作を示している。図8には、上から順番に、垂直同期信号Vsync、液晶モジュール14の表示部22〜24、および休止/動作信号P/Aの動作を示している。なお、本実施例では、垂直同期信号Vsyncは負論理の信号である。また、休止/動作信号P/Aは、Lレベルが休止モードMpを示し、Hレベルが動作モードMaを示すとしている。また、図8の例では、信号線の伝送や回路内の処理による遅延分は省略されている。
図8に示すように、連続駆動方式で駆動されている或る時点C10で、上記1:1の間欠駆動方式を示すモード指示信号MDが、CPU11から液晶コントローラ15を介してモード制御回路29に送信されたとする。このとき、モード制御回路29では、その後の垂直同期信号Vsyncの立下り(C11)に同期して、モード指示信号MDが処理されて、休止/動作信号P/Aが上記1:1の間欠駆動方式に従うものに変更される。これにより、上記立下り時点C11以降の休止/動作信号P/Aは、垂直同期信号Vsyncの立下りに同期して、Hレベル(動作モードMa)とLレベル(休止モードMp)とが交互に繰り返されることになる。
一方、データ信号線駆動回路26では、次の垂直同期信号Vsyncの立下り(C12)に同期して、休止/動作信号P/Aが処理されて、表示部22〜24が上記1:1の間欠駆動方式に従って駆動される。これにより、上記立下り時点C12以降の表示部22〜24は、垂直同期信号Vsyncの立下りに同期して、新たな表示動作と、該表示動作の休止とが交互に繰り返されることになる。
その後、上記1:1の間欠駆動方式で駆動されている或る時点C13で、連続駆動方式を示すモード指示信号MDが、CPU11から液晶コントローラ15を介してモード制御回路29に送信されたとする。このとき、モード制御回路29では、その後の垂直同期信号Vsyncの立下り(C14)に同期して、モード指示信号MDが処理されて、休止/動作信号P/Aが連続駆動方式に従うものに変更される。これにより、上記時点C14以降の休止/動作信号P/Aは、Hレベル(動作モードMa)が継続されることになる。
一方、データ信号線駆動回路26では、次の垂直同期信号Vsyncの立下り(C15)に同期して、休止/動作信号P/Aが処理されて、表示部22〜24が連続駆動方式に従って駆動される。これにより、上記立下り時点C15以降の表示部22〜24は、垂直同期信号Vsyncの立下りに同期して、新たな表示動作が繰り返されることになる。
図9は、液晶コントローラ15の概略構成を示している。図示のように、液晶コントローラ15は、制御部30と、極性選択部31、同期部32、動作選択部33、アクセス制限部34、および送信制限部35を備える構成である。
なお、図9において、信号act_enは、上記連続駆動方式と上記間欠駆動方式との何れかが設定されるレジスタact_enからの信号である。また、信号iactは、休止/動作信号P/Aの極性が設定されるレジスタiactからの信号である。また、信号ivsは、垂直同期信号Vsyncの極性が設定さえるレジスタからivsの信号である。また、図9では、図6に示すモード指示信号MDを省略している。
制御部30は、クロック装置16からのクロック信号CLKに基づいて、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、および転送クロック信号CLKfを生成して送信している。また、制御部30は、メモリ13から表示データDATを読み出して、転送クロック信号CLKfに同期させて液晶モジュール14に送信している。
すなわち、本実施例の制御部30は、従来の連続駆動方式の液晶コントローラに対応しており、本実施例の液晶コントローラ15は、従来の連続駆動方式の液晶コントローラに対し、本発明を適用するため、幾つかの回路部品を追加したものである。
極性選択部31は、垂直同期信号Vsyncおよび休止/動作信号P/Aの極性を、レジスタivs・iactの設定に基づいて変更するものであり、図9に示すように、各信号に対しインバータおよびセレクタを備えるものである。
同期部32は、ラッチ回路を備えており、制御部30から出力された後で外部に出力される前の垂直同期信号Vsyncの後段エッジをクロックとして、液晶モジュール14からの休止/動作信号P/Aを同期化するものである。同期部32は、同期化した信号active_i1を動作選択部33に送信する。なお、上述のように、休止/動作信号P/Aの極性はレジスタiactの設定で決まり、クロック(垂直同期信号Vsync)の極性はレジスタivsの設定で決まる。
動作選択部33は、液晶モジュール14および液晶コントローラ15が、連続駆動方式および間欠駆動方式の何れで動作するかをCPU11からの信号act_enに基づいて選択するものである。信号act_enがL(低)レベルである場合、連続駆動方式が選択されることになり、出力される信号active_i2は常にH(高)レベルとなる。一方、信号act_enがH(高)レベルである場合、間欠駆動方式が選択されることになり、出力される信号active_i2は信号active_i1と同じレベルである。
アクセス制限部34は、信号active_i2に基づいて、制御部30からメモリ13へのアクセスを抑制するものである。具体的には、アクセス制限部34は、信号active_i2がLレベルの場合、メモリ13へのアクセスを制限する一方、その他の場合、メモリ13へのアクセスを制限しない。
送信制限部35は、表示データDATおよび転送クロック信号CLKfに関して、制御部30から外部への送信を、信号active_i2に基づいて制限するものである。具体的には、送信制限部35は、信号active_i2がLレベルの場合、表示データDATおよび転送クロック信号CLKfをLレベルに固定して液晶モジュール14に送信する一方、その他の場合、そのまま送信する。
図10は、本実施例の液晶コントローラ15において、液晶モジュール14が間欠駆動方式で動作する場合の各種信号の動作を示している。図10には、上から順番に、信号active_i1、信号active_i2、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、転送クロック信号CLKf、表示データDAT、および休止/動作信号P/Aの動作を示している。なお、図10の例では、垂直同期信号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncは、負論理の信号である。また、図10の例では、極性選択部31による極性の変更はないものとし、動作選択部33では、間欠駆動方式で動作しているとする。また、図10の例では、信号線の伝送や回路内の処理による遅延分は省略されている。
図10に示すように、垂直同期信号Vsyncの立下り(D10)に同期して、休止/動作信号P/AのレベルがHレベル(動作モードMa)からLレベル(休止モードMp)に遷移する。この休止/動作信号P/Aのレベルは、同期部32に入力され、垂直同期信号Vsyncの立上り(D11)に同期して、信号active_i1がLレベルに遷移する。
信号active_i1のレベルは、動作選択部33に入力され、垂直同期信号Vsyncの立下り(D12)に同期して、信号active_i2がLレベルに遷移する。これにより、アクセス制限部34によるメモリ13へのアクセスが制限され、送信制限部35による表示データDATおよび転送クロック信号CLKfの液晶モジュール14への送信がLレベルの送信に制限される。従って、上記立下り時点D12からの1フレーム期間Fpは、表示データDATおよび転送クロック信号CLKfが液晶モジュール14に送信されず、液晶モジュール14にて新たな表示動作が停止されることになる。
また、図10に示すように、垂直同期信号Vsyncの立下り(D12)に同期して、休止/動作信号P/AのレベルがLレベルからHレベルに遷移する。この休止/動作信号P/Aのレベルは、同期部32に入力され、垂直同期信号Vsyncの立上り(D13)に同期して、信号active_i1がHレベルに遷移する。
信号active_i1のレベルは、動作選択部33に入力され、垂直同期信号Vsyncの立下り(D14)に同期して、信号active_i2がHレベルに遷移する。これにより、アクセス制限部34によるメモリ13へのアクセスは制限されなくなり、送信制限部35による表示データDATおよび転送クロック信号CLKfの液晶モジュール14への送信も制限されなくなる。従って、上記立下り時点D14からの1フレーム期間Faは、表示データDATおよび転送クロック信号CLKfが液晶モジュール14に送信されて、液晶モジュール14にて新たな表示動作が行われることになる(D15)。
図11は、クロック装置16の概略構成を示している。図示のように、クロック装置16は、水晶発振回路40、1/62分周回路41、セレクタ42、およびタイミング調整回路43を備える構成である。
水晶発振回路40は、水晶振動子を共振器として利用した発振回路であり、本実施例では、12MHzのクロック信号を生成している。これは、上述の水平同期信号Hsync(19.2kHz)の約620倍である。水晶発振回路40は、生成した12MHzのクロック信号を1/62分周回路41およびセレクタ42に送信する。
1/62分周回路41は、受信したクロック信号の周波数を1/62に分周するものであり、本実施例では、12MHzのクロック信号を0.1935MHzのクロック信号に変換している。これは、上述の水平同期信号Hsync(19.2kHz)の約10倍である。1/62分周回路41は、分周したクロック信号をセレクタ42に送信する。
タイミング調整回路43は、液晶コントローラ15から受信した休止/動作信号P/Aのタイミングを、セレクタ42の出力タイミングに同期するように調整するものである。タイミング調整回路43は、タイミングが調整された休止/動作信号P/Aをセレクタ42に送信する。
セレクタ42は、水晶発振回路40からのクロック信号と1/62分周回路41からのクロック信号との何れかを、タイミング調整回路43がタイミングを調整した休止/動作信号P/Aに基づき選択して液晶コントローラ15にクロック信号CLKとして出力するものである。具体的には、休止モードMpの場合、1/62分周回路41からの0.1935MHzのクロック信号が液晶コントローラ15に出力される一方、動作モードMaの場合、水晶発振回路40からの12MHzのクロック信号が液晶コントローラ15に出力される。これにより、休止モードMpの場合、液晶コントローラ15の動作周波数が大幅に低減されるので、消費電力を大幅に低減することができる。
なお、CPU11その他のデバイスには、水晶発振回路40からの12MHzのクロック信号が供給されてもよいし、液晶コントローラ15と同様に、セレクタ42からのクロック信号が供給されてもよい。セレクタ42からのクロック信号が供給される場合、休止モードMpになると、動作周波数が低下するのでパフォーマンスが低下するが、消費電力をさらに低減することができる。
図12(a)および(b)は、抵抗膜を用いた4線式の、タッチスクリーン20およびタッチスクリーンコントローラ21の概略構成を示している。具体的に、図12(a)はタッチスクリーン20が押下された位置のX座標を検出する場合を、図12(b)はタッチスクリーン20が押下された位置のY座標を検出する場合を、それぞれ図示している。図示のように、タッチスクリーンコントローラ21は、I/F(インターフェース)50、ロジック制御部51、A/D(アナログ‐デジタル)コンバータ52、MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:MOS電界効果型トランジスタ)SW1〜SW4、および比較器53を備える構成である。また、図示のように、タッチスクリーン20は、上部フィルム60が下部ガラス61に重ねあわせられており、上部フィルム60に設けられた抵抗62および63と、下部ガラス61に設けられた抵抗64および65を備える構成である。
タッチスクリーンコントローラ21は、端子CLKt、CD、INT、CS、CC、およびBSを有しており、これらの各端子には、同一の名称を有している各信号線(図3参照)が接続されている。すなわち、タッチスクリーンコントローラ21において、端子CLKtは転送クロック信号CLKtの入力端子であり、端子CDはセンシングデータCDの出力端子であり、端子INTは割込信号INTの出力端子であり、端子CSはCS信号CSの入力端子であり、端子CCは制御コマンドCCの入力端子であり、端子BSはビジー状態を示す信号BSの出力端子である。
I/F50は、一般的なハードウェアインターフェースであり、制御信号切替回路19とタッチスクリーンコントローラ21との接続および通信に際して、コネクタの形状や通信のための電気信号の形式などを定めているものである。
ロジック制御部51は、I/F50およびA/Dコンバータ52を制御するためのものである。例えば、ロジック制御部51は、I/F50およびA/Dコンバータ52の動作設定、I/F50における各種信号の送受信制御などを行っている。
A/Dコンバータ52は、比較器53から供給されるアナログ電圧をデジタル電圧へと変換するためのものである。A/Dコンバータ52からのデジタル電圧は、I/F50を介して、センシングデータCDとして出力される。
MOSFETSW1〜SW4はいずれも、ゲート端子がロジック制御部51に接続されている。MOSFETSW1は、ソース端子が比較器53および端子XPに接続されており、ドレイン端子が基準電圧源REF+に接続されている。MOSFETSW2は、ソース端子が比較器53および端子YPに接続されており、ドレイン端子が基準電圧源REF+に接続されている。MOSFETSW3は、ソース端子が接地されており、ドレイン端子が比較器53および端子XMに接続されている。MOSFETSW4は、ソース端子が接地されており、ドレイン端子が比較器53および端子YMに接続されている。
比較器53は、MOSFETSW1〜SW4からのアナログ電圧に基づいて、電圧IN+およびIN−を、A/Dコンバータ52に出力する。電圧IN+および電圧IN−は、タッチスクリーン20の押下された位置のX座標およびY座標を示している。ここで、電圧IN+はタッチスクリーン20からの電圧、電圧IN−は基準電圧(ここではグランドレベル)である。
タッチスクリーン20は、タッチスクリーンコントローラ21の端子XP、YP、XM、およびYMに対応した、端子XP、YP、XM、およびYMを有している。端子XPおよびXMは、上部フィルム60に設けられており、端子YPおよびYMは、下部ガラス61に設けられている。端子XPと端子XMとの間には、抵抗62および63が、直列、かつ、X座標(紙面左右方向)に対して略平行となるように、上部フィルム60上に接続されている。端子YPと端子YMとの間には、抵抗64および65が直列、かつ、Y座標(紙面上下方向)に対して略平行となるように、下部ガラス61上に接続されている。
ここからは、タッチスクリーン20の押下された位置のX座標およびY座標の検出要領について説明する。
まずは、タッチスクリーン20の押下された位置のX座標の検出要領について説明する。
X座標を検出する場合、まずは、タッチスクリーンコントローラ21の端子YMと、タッチスクリーン20の端子YMとの間が開放される。その後、タッチスクリーンコントローラ21の端子XPからタッチスクリーンコントローラ21の端子XMへと、すなわち、抵抗62および63に、基準電圧源REF+からの基準電圧を印加する。ここで、タッチスクリーン20の特定部分が押下されたときには、該押下された位置近傍において、上部フィルム60と下部ガラス61とが接触し、この接触によりタッチスクリーン20全体における抵抗分布が変化し、該抵抗分布の変化に応じて電圧勾配も同様に変化し、この電圧勾配の変化に応じて、該押下された位置の電位が変化する。そしてその後、押下された位置における電位の変化を、抵抗64に印加されている電圧より検出し、タッチスクリーン20およびタッチスクリーンコントローラ21の端子YPを介して、比較器53に入力する。なお、比較器53には、端子YPからの電圧に加えて、端子XMからの電圧が、基準電圧としてさらに供給されている。比較器53は、これらの電圧を比較して、比較結果をA/Dコンバータ52に出力する。A/Dコンバータ52の出力は、タッチスクリーン20が押下された位置のX座標の検出結果を示すデジタル電圧である、センシングデータCDとなる。
続いては、タッチスクリーン20の押下された位置のY座標の検出要領について説明する。
Y座標を検出する場合、まずは、タッチスクリーンコントローラ21の端子XMと、タッチスクリーン20の端子XMとの間が開放される。その後、タッチスクリーンコントローラ21の端子YPからタッチスクリーンコントローラ21の端子YMへと、すなわち、抵抗64および65に、基準電圧源REF+からの基準電圧を印加する。ここで、タッチスクリーン20の特定部分が押下されたときには、上述したとおり、押下された位置の電位が変化する。そしてその後、押下された位置における電位の変化を、抵抗62に印加されている電圧より検出し、タッチスクリーン20およびタッチスクリーンコントローラ21の端子XPを介して、比較器53に入力する。なお、比較器53には、端子XPからの電圧に加えて、端子YMからの電圧が基準電圧としてさらに供給されている。比較器53は、これらの電圧を比較して、比較結果をA/Dコンバータ52に出力する。A/Dコンバータ52の出力は、タッチスクリーン20が押下された位置のY座標の検出結果を示すデジタル電圧である、センシングデータCDとなる。
なお、上記デジタル電圧としてのセンシングデータCDは、上記押下された位置の電位の変化に起因して、押下された位置のX座標(またはY座標)に応じて、該デジタル信号の電位が異なるものである。
図13は、休止/動作信号P/Aと、図3に示す構成において各フレーム周期で占有される信号線189aおよび189bと、信号1VDelayと、割込信号INTと、実際にタッチスクリーンコントローラ21に供給すべき割込信号TIと、の関係を示すタイミングチャートである。
タッチスクリーン20の特定部分が押下されると、割込信号INTはHレベルからLレベルへと変化し、I/Oコントローラ17は、この割込信号INTの変化により、タッチスクリーン20が押下された旨検出する。
しかしながら、休止/動作信号P/AがHレベルとなった次のフレーム周期では、信号線189aおよび189bは入出力LCDに占有されているため、I/Oコントローラ17に割込信号INTを供給することはできない。
そこで、休止/動作信号P/AがHレベルとなった次のフレーム周期内で割込信号INTがHレベルからLレベルへと変化する場合には、該変化が発生したさらに次のフレーム周期内で、割込信号INTをHレベルからLレベルへと変化させる。すなわち、この場合は、信号1VDelayが休止モードMpを示している(Lレベルになっている)期間にまで、割込信号INTがHレベルからLレベルへと変化するタイミングを遅延させる。
つまり、図14に示すとおり、制御信号切替回路19(図3参照)のスイッチ192とタッチスクリーンコントローラ21との間の信号線INTには、信号1VDelayに応じて割込信号INTを遅延させるINT制御部(装置間信号遅延回路)195をさらに設ける。このINT制御部195は、信号1VDelayがHレベルとなっている間に発生(HレベルからLレベルへと変化)する割込信号INT(図13の信号IX参照)は、該信号1VDelayがLレベルからHレベルへと変化した後まで、発生するタイミングを遅延させて(図13の信号IY参照)、タッチスクリーンコントローラ21に供給する。
なお、INT制御部195は、信号1VDelayがLレベルとなっている間に発生する割込信号INT(図13の符号IZ参照)は、発生するタイミングを遅延させることなく、タッチスクリーンコントローラ21に供給してもなんら問題ない。
ここで、上記信号IXを遅延させて信号IYを生成するための、INT制御部195の動作要領について、図16を参照して説明する。なお、図16に示すタイミングチャートにおいて、休止動作信号P/A、割込信号INT、および信号1VDelayについては、図14に示すものと同じである。また、垂直同期信号Vsyncと休止動作信号P/Aとのタイミングは、図4に示すものと同じである。
まずは、信号1VDelayを論理反転させた信号(1)を生成する。
続いては、割込信号INTと信号(1)との論理積を示す信号(2)を生成する。
続いては、信号1VDelayと信号(2)との論理和を示す信号(3)を生成する。
続いては、割込信号INTを論理反転させた信号(4)を生成する。
続いては、信号1VDelayをさらに、垂直同期信号Vsyncの1フレーム周期分だけ遅延させた信号(5)を生成する。
続いては、垂直同期信号Vsyncを、自身がLレベルとなる期間だけ遅延させた信号(6)を生成する。
続いては、信号(5)と信号(6)との論理積を示す信号(7)を生成する。
続いては、信号(5)を論理反転させた信号(8)を生成する。
続いては、信号(7)と信号(8)との論理和を示す信号(9)を生成する。
最後に、信号(3)と信号(9)との論理積を示す信号(10)を生成する。この信号(10)は、割込信号INTに対して、信号IXのかわりに信号IYが出力される信号となり、図13に示す信号TIと等しくなっている。
なお、図14では、便宜上、信号線CS、CD、CC、およびBSの図示を省略している。
図15は、垂直同期信号Vsyncと、CS信号CSと、制御コマンドCCと、センシングデータCDと、の関係を示すタイミングチャートである。
垂直同期信号Vsyncは、或るHレベルからLレベルへと変化する瞬間から、この瞬間の次にHレベルからLレベルへと変化する瞬間までの間を、1フレーム周期としている。なお、1フレーム周期に該当する期間(時間)は、上述したとおり、垂直同期信号Vsyncの周波数が60Hzである場合、1/60s=約16.6msである。
ここで、上述した入出力TSの期間において、1フレーム周期では、I/Oコントローラ17とタッチスクリーンコントローラ21との間で、以下の信号の転送が行われる。
まず、CS信号CSがHレベルからLレベルへと変化した後、I/Oコントローラ17は、タッチスクリーン20の押下された位置のX座標の測定を指示する旨の制御コマンドCC(A2:A1:A0=1:0:1)を、タッチスクリーンコントローラ21に送信する。該制御コマンドCC(A2:A1:A0=1:0:1)を受信したタッチスクリーンコントローラ21は、上述した要領で検出した、タッチスクリーン20の押下された位置のX座標の検出結果を示すデジタル電圧である、センシングデータCD(図16、「X軸電位」参照)を、I/Oコントローラ17に送信する。
そしてその後、CS信号CSがLレベルからHレベルへと変化し、再度HレベルからLレベルへと変化した後、I/Oコントローラ17は、タッチスクリーン20の押下された位置のY座標の測定を指示する旨の制御コマンドCC(A2:A1:A0=0:0:1)を、タッチスクリーンコントローラ21に送信する。該制御コマンドCC(A2:A1:A0=0:0:1)を受信したタッチスクリーンコントローラ21は、上述した要領で検出した、タッチスクリーン20の押下された位置のY座標の検出結果を示すデジタル電圧である、センシングデータCD(図16、「Y軸電位」参照)を、I/Oコントローラ17に送信する。
なお、本発明の実施形態では、クロック共用信号線としての信号線189aと、データ共用信号線としての信号線189bと、を備えているが、信号線189aおよび189bは、いずれか一方のみを備える構成であってもよい。また、信号線189aを省略する場合、すなわち、転送クロック信号CLKfおよびCLKtを、個別の信号線で転送する場合、スイッチ181および191は省略可能であるし、信号線189bを省略する場合、すなわち、表示データDATおよび制御コマンドCC等を、個別の信号線で転送する場合、スイッチ182および192は省略可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、本発明を携帯型電子機器の画像表示システムに適用しているが、デスクトップ型PC(Personal Computer)など、携帯型以外の電子機器に本発明を適用してもよい。また、上記実施形態では、LCDを備えた画像表示システムに適用しているが、PDP、ELディスプレイ、FEDなど、その他のFPDを備えた画像表示システムに適用することもできる。
また、上記実施形態では、間欠駆動方式の液晶モジュール14の実施例として図3を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではなく、公知の間欠駆動方式の液晶モジュールに適用することができる。
また、上記実施形態では、液晶コントローラ15は、上述の垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、および転送クロック信号CLKfを液晶モジュール14に送信しているが、ソーススタートパルス信号、データ有効信号など、その他の制御信号を送信するものも存在する。この場合、上記その他の制御信号の生成および送信を休止モードMpに停止することにより、液晶モジュール14および液晶コントローラ15の消費電力をさらに低減することができる。
また、上記実施形態では、休止モードMpおよび動作モードMaの期間を、1フレーム期間またはその倍数としているが、1フレーム期間とは無関係な期間であってもよい。
以上のように、本発明は、共用される信号線を備えることで、他の装置を備えた表示システムにおいて、信号線の本数を従来よりも少なくすることができるので、表示モジュールと表示コントローラとを備え、さらに、他の装置を備えた表示システムに適用可能である。なお、該他の装置とは、表示動作を休止する休止モードの期間における信号の送受信のみにより、該他の装置間での信号の送信が可能な装置であり、例えば、タッチスクリーンの他にも、キーボード等が挙げられる。つまり、該他の装置は、出力機能と入力機能とを兼備し、かつ入力側においては、比較的低速の信号が取り扱われる装置である。
本発明の一実施形態である液晶表示システムの概略構成を示すブロック図である。 上記液晶表示システムにおいて、液晶モジュールの動作モードおよび休止モードと、液晶コントローラの動作との対応関係を表形式で示す図である。 上記液晶表示システムの要部構成を示す別のブロック図であり、特に、制御信号切替回路に係る構成の、具体的な回路構成を示す図である。 垂直同期信号と、休止/動作信号と、休止/動作信号を垂直同期信号がLレベルとなる期間だけ遅延させた信号と、休止/動作信号を1フレーム周期分だけ遅延させた信号と、図3に示す構成において各フレーム周期で占有される信号と、割込信号と、の関係を示すタイミングチャートである。 I/Oコントローラからタッチスクリーンコントローラへの各入出力の関係を示すタイミングチャートである。 上記液晶モジュールの概略構成を示すブロック図である。 上記液晶モジュールが受信するモード指示信号の内容と、上記液晶モジュールの駆動方式との対応関係を表形式で示す図である。 上記液晶モジュールの動作と、各種信号の動作とを示すタイミングチャートである。 上記液晶コントローラの概略構成を示すブロック図である。 上記液晶コントローラにおいて、上記液晶モジュールが間欠駆動方式で動作する場合の各種信号の動作を示すタイミングチャートである。 上記液晶表示システムにおけるクロック装置の概略構成を示すブロック図である。 タッチスクリーンおよびタッチスクリーンコントローラの概略構成を示す図であり、図12(a)は、タッチスクリーンが押下された位置のX座標を検出する場合を示す図であり、図12(b)は、タッチスクリーンが押下された位置のX座標を検出する場合を示す図である。 休止/動作信号と、各フレーム周期で占有される信号線と、上記休止/動作信号を1フレーム周期分だけ遅延させた信号と、割込信号と、実際にタッチスクリーンコントローラに供給すべき割込信号と、の関係を示すタイミングチャートである。 INT制御部の概略構成を示すブロック図である。 垂直同期信号と、CS信号と、制御コマンドと、センシングデータと、の関係を示すタイミングチャートである。 INT制御部が、上記実際にタッチスクリーンコントローラに供給すべき割込信号を生成する要領を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
10 液晶表示システム(表示システム)
11 CPU
12 バス
13 メモリ
14 液晶モジュール(表示モジュール)
15 液晶コントローラ(表示コントローラ)
16 クロック装置
17 I/Oコントローラ(他の装置)
18および19 制御信号切替回路(切替回路)
20 タッチスクリーン(他の装置)
21 タッチスクリーンコントローラ(他の装置)
22 TFTパネル(表示部、表示素子、液晶表示素子)
23 画素電極(表示部)
24 対向電極(表示部)
25 走査信号線駆動回路
26 データ信号線駆動回路
28 対向電極駆動回路
29 モード制御回路
30 制御部
31 極性選択部
32 同期部
33 動作選択部
34 アクセス制限部
35 送信制限部
40 水晶発振回路
41 1/62分周回路
42 セレクタ
43 タイミング調整回路
181、182、191、および192 スイッチ
183、193 スイッチ回路
184、194 遅延回路(休止動作信号遅延回路)
189a、189b 信号線(共用される信号線)
195 INT制御部(装置間信号遅延回路)
CC 制御コマンド
CD センシングデータ
CLK クロック信号
CLKf 転送クロック信号(表示データ転送クロック信号)
CLKt 転送クロック信号
CNT 制御信号
CS CS信号
DAT 表示データ
Hsync 水平同期信号
INT 割込信号
MD モード指示信号
Ma 動作モード
Mp 休止モード
P/A 休止/動作信号(休止動作信号)
Vsync 垂直同期信号
1VDelay 休止/動作信号P/Aを1フレーム周期遅延させた信号

Claims (11)

  1. 新たな表示動作を行う動作モードと該表示動作を休止する休止モードとを有する表示モジュールと、前記表示モジュールを制御する表示コントローラと、を備える表示システムであって、
    前記表示コントローラが前記表示モジュールに各種信号を送信するための複数本の信号線を備えており、
    前記複数本の信号線のうち、前記休止モードにおいて前記表示コントローラが前記表示モジュールへの信号の送信を停止する信号線の幾つかまたは全てが、他の装置間で信号を送信するための信号線として共用されていることを特徴とする表示システム。
  2. 前記共用される信号線には、前記表示コントローラが前記表示モジュールに、表示データを転送するための信号線が含まれることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記共用される信号線には、前記表示コントローラが前記表示モジュールに、表示データを転送するためのクロック信号である表示データ転送クロック信号を送信するための信号線が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の表示システム。
  4. 前記共用される信号線の両端に切替回路を備え、
    各前記切替回路は、前記動作モードまたは休止モードとなることを示す休止動作信号に基づいて、前記共用される信号線において前記表示コントローラから前記表示モジュールへの信号の送信が行われる場合と、前記共用される信号線において前記他の装置間での信号の送信が行われる場合と、を切り替えるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示システム。
  5. 前記休止動作信号が入力されると、該休止動作信号を所定のタイミングで前記切替回路に出力するように遅延させる休止動作信号遅延回路をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の表示システム。
  6. 前記切替回路と前記他の装置の一方との間に設けられ、前記切替回路に入力される休止動作信号が動作モードを示している期間に、前記他の装置からの信号を受信した場合、該休止動作信号が休止モードを示している期間に、該他の装置からの信号を前記切替回路に出力するように遅延させる装置間信号遅延回路をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の表示システム。
  7. 前記表示コントローラは、
    前記休止動作信号であって、前記表示モジュールから受信するか、或いは前記表示モジュールに送信した休止動作信号に基づいて、表示データと、前記表示モジュールを制御するために必要な複数の制御信号との前記表示モジュールへの送信を制御することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の表示システム。
  8. 前記表示コントローラが前記表示モジュールへ送信する垂直走査および水平走査のための同期信号の信号線は、前記共用される信号線から除外されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示システム。
  9. 前記他の装置は、
    前記表示モジュールと一体的に設けられたタッチスクリーン、および該タッチスクリーンを制御するタッチスクリーンコントローラであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示システム。
  10. 前記表示モジュールは、表示画素がマトリクス状に配列されたマトリクス型の液晶表示素子と、該液晶表示素子を駆動する駆動回路とを備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示システムを備えた電子機器。
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