JPH064409U - 2段ストロ―クシリンダ― - Google Patents

2段ストロ―クシリンダ―

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JPH064409U
JPH064409U JP048988U JP4898892U JPH064409U JP H064409 U JPH064409 U JP H064409U JP 048988 U JP048988 U JP 048988U JP 4898892 U JP4898892 U JP 4898892U JP H064409 U JPH064409 U JP H064409U
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JP
Japan
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piston
cylinder
pressurized fluid
hollow
fluid supply
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Application number
JP048988U
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English (en)
Inventor
滋 梅田
勝美 黒石
Original Assignee
小原株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の内シリンダ―をなくすることによ
り、加圧シリンダ―の径を小さくし得て且つ所望の加圧
力が得られる2段ストロ―クシリンダ―を提供しようと
するものである。 【構成】 ピストンロッド6を有する第1ピストン4と
その後側に配置される第2ピストン5をシリンダ―3の
内周に摺動させるようにした2段ストロ―クシリンダ―
であって、前記ピストンロッドが大径の中空鞘管とさ
れ、前記第1ピストンを貫通させ前記中空鞘管内に延び
られた中空管12を前記第2ピストンに固着させ、第2
ピストンの前進位置が制限されるストッパ―15が先端
に設けられ軸線方向に流路13が形成された加圧流体給
排管14を前記中空管内に開口させ、該中空管に第1ピ
ストンと第2ピストント間に連通する通路19が設けら
れた2段ストロ―クシリンダ―。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばC型抵抗溶接ガン等に用いられる2段ストロ―クシリンダ― に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示すような2段ストロ―クシリンダ―を備えたC型抵抗溶接ガン 装置がある。即ち,21は固定ア―ムであり、該固定ア―ムの先端には電極22 が取付けられている。23は加圧シリンダ―であり、該シリンダ―23の内周に は第2ピストン24を構成し且つ第1ピストン25のシリンダ―を構成する内シ リンダ―26が摺動可能に配置されている。そして、第1ピストン25にはシリ ンダ―前方に延びるピストンロッド27とシリンダ―後方に延びる加圧流体給排 管28が形成されており、ピストンロッド27には先端に電極29が取付けられ た可動ア―ム30が接続されている。なお、31はエコライザ―,32はトラン スである。
【0003】 そして、前記可動ア―ム30を大きなストロ―クで移動させる場合には、加圧 流体給排口33,34から加圧流体を供給し加圧流体給排口35から加圧流体を 排出することによって、第1ピストン25は加圧シリンダ―23の略後端から略 前端まで大きく前進する。また、加圧流体給排口33,34から加圧流体を排出 し加圧流体給排口35から加圧流体を供給することによって、第1ピストン25 は大きく後退する。
【0004】 また、前記可動ア―ム30を小さなストロ―クで移動させる場合には、加圧流 体給排口34からの加圧流体の供給によって、第2ピストン24を後方から押圧 して内シリンダ―26の先端が加圧シリンダ―23の前壁に当接した状態(図示 の状態)にしておき、加圧流体給排口33から加圧流体を供給し加圧流体給排口 35から加圧流体を排出することによって、第1ピストン25は内シリンダ―2 6の範囲内で小さく前進する。また、加圧流体給排口33から加圧流体を排出し 加圧流体給排口35から加圧流体を供給することによって、第1ピストン25は 内シリンダ―26の範囲内で小さく後退する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような2段ストロ―クシリンダ―においては、小ストロ―ク 作動時に第2ピストン24が後方に移動しないように、第2ピストン24を後方 から押圧する力が第1ピストンに作用する力よりも大きくしなければならず、そ のために内シリンダ―26が採用されたものである。ところが、上記のように加 圧シリンダ―23内にさらに内シリンダ―26を設け所望の加圧力を得るように するためには、内シリンダ―26の存在のため加圧シリンダ―23の径が大きく ならざるを得ないのである。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、前記内シリンダ―をなくすることにより、加圧シリ ンダ―の径を小さくし得て且つ所望の加圧力が得られる2段ストロ―クシリンダ ―を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における2段ストロ―クシリンダ―は、ピ ストンロッドを有する第1ピストンとその後側に配置される第2ピストンをシリ ンダ―の内周に摺動させるようにした2段ストロ―クシリンダ―であって、前記 ピストンロッドを大径の中空鞘管とし、前記第1ピストンを貫通し前記中空鞘管 内に延びる中空管を前記第2ピストンに固着し、第2ピストンの前進位置を制限 するストッパ―を先端に有し軸線方向に流路を形成した加圧流体給排管を前記中 空管内に開口させ、該中空管に第1ピストンと第2ピストント間に連通する通路 を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】 上記のように構成された2段ストロ―クシリンダ―であるので、第2ピストン を前進させようとする押圧力は、第2ピストンの後面の露出面と中空管の前壁に 作用する押圧力から加圧流体給排管の前面に作用する押圧力を差し引いたもので あるのに対して第1ピストン側から第2ピストンを後退させようとする押圧力は 、第1ピストンの前面の露出面であるところの第1ピストンの全面積からピスト ンロッドの占める断面積を差し引いた面に作用する押圧力であることから、ピス トンロッドを比較的に大径のものを使用することによって、従来例のような内シ リンダ―を用いることなく、小ストロ―ク作動時に第2ピストンを前方に大きく 付勢することができる。また、小ストロ―ク作動時に該第2ピストンは、加圧流 体給排管の先端のストッパ―によって前進位置が制限されるので、所定の位置に 停止されるのである。
【0009】
【実施例】
図1を参照してこの考案の一実施例について説明をする。 図1は本考案に係る2段ストロ―クシリンダ―を備えたC型抵抗溶接ガン装置 を示すものであって、1は固定ア―ムであり、該固定ア―ムの先端には電極2が 取付けられている。3は加圧シリンダ―であり、該シリンダ―3の内周には第1 および第2ピストン4,5が摺動可能に配置されている。そして、第1ピストン 4にはシリンダ―前方に延びるピストンロッド6が固着されており、該ピストン ロッド6には先端に電極7が取付けられた可動ア―ム8が接続されている。また 該ピストンロッド6は比較的に大径に構成されていて、その軸線に沿って中空部 9が存在する中空鞘管となっている。なお、10はエコライザ―,11はトラン スである。
【0010】 前記第2ピストン5は前記第1ピストン4と同一外径のものであり、その中心 部には第1ピストン4を貫通し前記中空鞘管内に延びる中空管12が固着されて いる。また、加圧シリンダ―3の後壁に固着され軸線方向に流路13が形成され た加圧流体給排管14は前記第2ピストン5を貫通し、その先端に第2ピストン 5の前進位置を制限するストッパ―15を備えており、前記流路13は中空管1 2内に開口している。さらに、前記中空管12には第1ピストン4と第2ピスト ント5間に連通する通路16が設けられている。なお、17,18,19は加圧 流体給排口である。また、加圧シリンダ―3の前壁とピストンロッド6の外周, 加圧シリンダ―3の内周と第1ピストン4の外周,加圧シリンダ―3の内周と第 2ピストン5の外周,第1ピストン4と中空管12の外周,第2ピストン5と加 圧流体給排管14の外周,加圧シリンダ―3の後壁と加圧流体給排管14の外周 等には気密を保持するための0リング20が配設されている。
【0011】 以上のような構成からなる2段ストロ―クシリンダ―を備えたC型抵抗溶接ガ ン装置であるので、可動ア―ム8を大きなストロ―クで移動させる場合には、加 圧流体給排口17,18から加圧流体を供給し加圧流体給排口19から加圧流体 を排出することによって、第1ピストン5は加圧シリンダ―3の略後端から略前 端まで大きく前進するので、可動ア―ム8は大きなストロ―クで前進する。また 、加圧流体給排口17,18から加圧流体を排出し加圧流体給排口19から加圧 流体を供給することによって、可動ア―ム8は大きなストロ―クで後退する。
【0012】 また、前記可動ア―ム8を小さなストロ―クで移動させる場合には、加圧流体 給排口18からの加圧流体の供給によって、第2ピストン5を後方から押圧して 該第2ピストン5は前進し、加圧流体給排管14の先端のストッパ―15によっ て前進位置が制限される状態になると所定の位置に停止される(図示の状態)。 この状態で加圧流体給排口17から加圧流体を供給し加圧流体給排口19から加 圧流体を排出することによって、第1ピストン4は第2ピストン5と加圧シリン ダ―3の前壁との範囲内で小さく前進するので、可動ア―ム8は小さなストロ― クで前進する。また、加圧流体給排口17から加圧流体を排出し加圧流体給排口 19から加圧流体を供給することによって、可動ア―ム8は小さなストロ―クで 後退する。
【0013】 そして、前記可動ア―ム8が小さなストロ―クで後退する際、加圧流体給排口 17からの加圧流体を排出することおよびストッパ―15によって、第2ピスト ン5は所定の位置に停止したままである。また、第1ピストン4が後退して第2 ピストン5に当接した状態では、第2ピストン5を前進させようとする押圧力は 、第2ピストン5の後面の露出面と中空管12の前壁に作用する押圧力から加圧 流体給排管14の前面に作用する押圧力を差し引いたものであるのに対して第1 ピストン4側から第2ピストン5を後退させようとする押圧力は、第1ピストン 4の前面の露出面であるところの第1ピストン4の全面積からピストンロッド6 の占める断面積を差し引いた面に作用する押圧力であることから、ピストンロッ ドを大径のものを使用することによって、第2ピストン5を前進させようとする 押圧力が第2ピストン5を後退させようとする押圧力よりもかなり大きく、その ため第2ピストン5が後退することはない。
【0014】 上記実施例において、加圧シリンダ―3は従来例のような内シリンダ―を使用 することがないので、その径は比較的に小さなもので充分な加圧力を得ることが でき、C型抵抗溶接ガン装置全体として小型化される。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、上述のような構成から成るので、2段ストロ―クシリンダ―であり ながら該シリンダ―内から内シリンダ―が排除されることで、シリンダ―の径を 比較的に小さくすることができてシリンダ―の外形が小型化され、且つ所望の加 圧力が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る2段ストロ―クシリンダ―を備え
たC型抵抗溶接ガン装置の一部断面を含む側面図であ
る。
【図2】従来例の2段ストロ―クシリンダ―を備えたC
型抵抗溶接ガン装置の一部断面を含む側面図である。
【符号の説明】
3 シリンダ― 4 第1ピストン 5 第2ピストン 6 ピストンロッド 12 中空管 13 流路 14 加圧流体給排管 15 ストッパ― 19 通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドを有する第1ピストンと
    その後側に配置される第2ピストンをシリンダ―の内周
    に摺動させるようにした2段ストロ―クシリンダ―であ
    って、前記ピストンロッドを大径の中空鞘管とし、前記
    第1ピストンを貫通し前記中空鞘管内に延びる中空管を
    前記第2ピストンに固着し、第2ピストンの前進位置を
    制限するストッパ―を先端に有し軸線方向に流路を形成
    した加圧流体給排管を前記中空管内に開口させ、該中空
    管に第1ピストンと第2ピストント間に連通する通路を
    設けたことを特徴とする2段ストロ―クシリンダ―。
JP048988U 1992-06-22 1992-06-22 2段ストロ―クシリンダ― Pending JPH064409U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272356A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Obara Corp 溶接機用2段ストロ―クシリンダ
WO2016163197A1 (ja) * 2015-04-07 2016-10-13 株式会社シンク・ラボラトリー 機能性シリンダ体及びその製造方法

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JPS5526166B2 (ja) * 1975-03-06 1980-07-11

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