JPS5831490B2 - 始動時増力シリンダ - Google Patents

始動時増力シリンダ

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JPS5831490B2
JPS5831490B2 JP1640779A JP1640779A JPS5831490B2 JP S5831490 B2 JPS5831490 B2 JP S5831490B2 JP 1640779 A JP1640779 A JP 1640779A JP 1640779 A JP1640779 A JP 1640779A JP S5831490 B2 JPS5831490 B2 JP S5831490B2
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JP
Japan
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cylinder
piston
main
free
main piston
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JP1640779A
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JPS55109805A (en
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一幸 松本
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CKD Corp
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CKD Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピストンを有する流体圧シリンダであって始動
時増力シリンダに関するものである。
従来のこの種の流体圧シリンダにおいては、静止してい
る物体を動かす場合のように、ピストンの始動時に特に
大推力を要する場合には、大径および小径のピストンを
有するタンデムシリンダ等が利用されているが、従来使
用されている流体圧シリンダは大形となり、構造が複雑
であるため、ピストンのストロークを長く取りにくい問
題があった。
本発明はこの点に鑑み、ピストンの始動時に大推力を発
生でき、しかもピストンのストロークを長く取りうる始
動時増力シリンダを提供することを目的としている。
本発明は、ピストンロッドに固定された主ピストンが主
シリンダ内で気密に移動可能になっており、該主シリン
ダは少なくとも一端がシリンダカバーで閉止され、該主
ピストンが該主シリンダ内を一次室と二次室とに区画し
ているシリンダにおいて、該ピストンロッドの一次室側
に該主ピストンより小径の副ピストンを主ピストンから
所定の間隔で固定し、該−次室内には主シリンダの内径
より小なる外径を有しかつ中に該副ピストンが入る自由
シリンダを設けて該自由シリンダを該副ピストンおよび
ピストンロッドに対して気密状態で移動可能にし、該自
由シリンダの一端を開口して該シリンダカバーに当接可
能にし、該自由シリンダ内部と該二次室とを接続する通
路を介して連通し、該主ピストンと該自由シリンダとの
間の間隙と該シリンダカバーと該副ピストンとの間の間
隙とを連通して構成され、始動時に該−次室の主ピスト
ンと自由シリンダとの間の間隙およびシリンダカバーと
副ピストンとの間の間隙内に流体圧が供給されたとき又
は二次室内およびシリンダカバーと副ピストンとの間の
間隙内に流体圧が供給されたとき、増加した力でピスト
ンロッドを押圧するように作用する。
以下図示実施例に基づき、本発明の構成、作用を説明す
る。
第1図、第2図人ないしFは本発明の一実施例を示すも
ので、主シリンダ1の内室はピストンロッド4に設けら
れた主ピストン5により一次室2と二次室3とに区画さ
れており、該−次室はシリンダカバー1′で閉止されて
いる。
前記−次室2には自由シリンダ7が移動しうるように遊
嵌されている。
該自由シリンダ7は周壁8と端壁9とを有するコツプ型
に形成され、端壁9を主ピストン5側に配し、かつ開口
端8′はシリンダカバーに当接可能に嵌装されている。
前記自由シリンダ7の内室10は主ピストン5に穿設さ
れたガイド孔6に嵌挿支持された呼吸管11を介して前
記二次室3に連通されている。
なお自由シリンダ7の内室10は副ピストン12の始動
ストロークに合せて適宜の長さに形成される。
また自由シリンダ7の外周と主シリンダ1の内周間は気
密的に形成する必要がなく、両者の間隙から圧力流体が
洩れても作用に影響を与えない。
前記自由シリンダ7の内室10には副ピストン12が移
動自在にかつ気密に嵌装されている。
この副ピストン12は前記ピストンロッド4の延長部4
′の端部に、前記主ピストン5との間に一定間隔を存し
て設けられている。
前記主シリンダ1には一次室2に直通のポート13と、
主、朝雨ピストン5,120後退位置における主ピスト
ン5と自由シリンダ7間の空隙部に開通するポート14
と、二次室3に直通するポート15とがそれぞれ開設さ
れている。
前記ポー)13,14は単一の流路16に連結され、他
のポート15は別の流路17に連結されており、両流路
16.17は図示省略の流体切換弁に接続されている。
前述構成の始動時増力シリンダにおいては、第1図およ
び第2図人に示されるように、主、副両ピストン5,1
2が後退位置に戻されている状態から流路16に圧力流
体が供給されると、その圧力流体はポーN3,14に分
配され、主ピストン5は第2図Bに矢印イで示されるよ
うにポート14から主ピストン5と自由シリンダ7間の
空隙部に送給される圧力流体により、また副ピストン1
2は矢印口で示されるようにポート13から一次室2に
送給される圧力流体によってそれぞれ同時に押進され、
その結果第2図Bに示されるように、主ピストン5は主
シリンダ1に沿い、副ピストン12は自由シリンダ7の
内室10に沿って前進移動され、自由シリンダ7の内室
10内の流体は呼吸管11を通じて二次室3に逃がされ
る。
この主、細雨ピストン5,120前進始動時には、ピス
トンロッド4は主ピストン5に加わる推力と副ピストン
12に加わる推力との和の推力で推進される。
なお、この時自由シリンダの開口端8′はシリンダカバ
ー1′に当接して副ピストンの反力を受ける。
そして第2図Cに示されるように、副ピストン12が自
由シリンダ7の端壁9に当接したのちは、副ピストン1
2、自由シリンダ7および主ピストン5が単一のピスト
ンと同様に、三者一体となって前進操作される。
前記副ピストン12、自由シリンダ7および主ピストン
5の三者が第2図りに示されるように、前進限位置まで
進出操作されたのち、流体切換弁が切り換えられ、ポー
ト17から圧力流体が供給されると、主ピストン5は第
2図Eに矢印ハで示されるようにポート17から主シリ
ンダ1の二次室3に送給される圧力流体により、また副
ピストン12は矢印二で示されるように前記二次室3か
ら呼吸管11を通って自由シリンダ7の内室10に分配
された圧力流体により同時に押進され、後退移動せしめ
られる。
したがってこの主、朝雨ピストン5,120後退始動時
にも、両ピストン5゜12は主ピストン5に加わる推力
と副ピストン12に加わる推力との和の推力で後退操作
される。
ついで主、副両ピストン5,12が後退操作され、第2
図Fに示されるように、主ピストン5が自由シリンダ7
の端壁9に当接したのちは、主ピストン5、自由シリン
ダ7および副ピストン12の三者が一体に後退方向に押
進され、第2図人に示される後退限位置に戻されるもの
である。
つぎに第3図は本発明の別の実施例のシリンダ1aを示
すもので、自由シリンダ18は周壁19、端壁20、内
室21を主シリンダ1の二次室3に連通させる呼吸管2
2とを有し、かつ前記自由シリンダ18の一端部から他
端部に貫通する流通溝型のポート23が形成されており
、主、副ピストン5,120前進始動時に、主シリンダ
1aに設けられたポート13を通じて主シリンダ1aの
一次室2に供給された圧力流体の一部が第3図に矢印ホ
で示されるようにポート23を経て自由シリンダ18と
主ピストン5間の空隙部に分配され、主ピストン5は該
ポート23から送給される圧力流体によって前進操作さ
れるようになっている外は、前記第1図、第2図に示さ
れる実施例と同様である。
また第3図に示される実施例と同様である。
また第3図に示される実施例において第1図、第2図に
示される実施例のものど同二部材には同一符号を付して
説明されている。
第4図において、本発明による始動時増力シリンダの更
に他の実施例1bが示されている。
この実施例において、呼吸管22bは主ピストン5bに
取り付けられていて自由シリンダTb内に突設されてい
る。
これにより呼吸管がシリンダ壁30に当接して破損する
ことはなくなる。
本発明は以上説明した構成、作用のもので、ピストンの
前進始動時には主シリンダ内に嵌装された主ピストンと
、主シリンダ内に遊嵌された自由シリンダ内に嵌装され
た副ピストンとが送給される圧力流体によって同時に押
進され、前記主ピストンに加わる推力と、副ピストンに
加わる推力との和の推力で前進操作されるし、後退始動
時には主ピストンが他のポートから送給された圧力流体
により、また副ピストンは該ポートから主シリンダの二
次室および自由シリンダに設けられた呼吸管を経て自由
シリンダの内室に送給された圧力流体により後退方向に
同時に押進され、この後退始動時にも前記主ピストンに
加わる推力と、副ピストンに加わる推力との和の推力で
推進せしめられるので、前進、後退始動時とも大推力で
操作させうる効果がある。
さらに本発明は主、劇画ピストン間の間隔を始動ストロ
ークに略等しい長さにするだけで比較的短くなしうるし
、かつ主シリンダ、主ピストン、自由シリンダ、これの
内室に嵌装された副ピストンとで構成されていて構造が
簡素なるため、主シリンダの内室の長さに対するピスト
ンの有効ストロークを長く取りうる効果をも有する。
なお、当然ながら主シリンダの長さは任意に選択できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断正面図、第2図人ない
しFはそれぞれ作用説明図、第3図は本発明の別の実施
例の縦断正面図、第4図は本発明の更に別の実施の断面
図である。 1・・・・・・主シリンダ、2・・・・・・主シリンダ
の一次室、3・・・・・・同二次室、4・・・・・・ピ
ストンロッド、4′・・°・・・ピストンロッドの延長
部、5・・・・・・主ピストン、7・・・・・・自由シ
リンダ、8・・・・・・自由シリンダの周壁、9・・・
・・・同端壁、10・・・・・・内室、11・・・・・
・呼吸管、12・・・・・・副ピストン、13,14,
15・・・・・・ポート、18・・・・・・自由シリン
ダ、19・・・・・・周壁、20・・・・・・端壁、2
1・・・・・・内室、22・・・・・・呼吸管、23・
・・・・・ポート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ピストンロッドに固定された主ピストンが主シリン
    ダ内で気密に移動可能になっており、該主シリンダは少
    なくとも一端がシリンダカバーで閉止され、該主ピスト
    ンが該主シリンダ内を一次室と二次室とに区画している
    シリンダにおいて、該ピストンロッドの一次室側に該主
    ピストンより小径の副ピストンを主ピストンから所定の
    間隔で固定し、該−次室内には主シリンダの内径より小
    なる外径を有しかつ中に該副ピストンが入る自由シリン
    ダを設けて該自由シリンダを該副ピストンおよびピスト
    ンロッドに対して気密状態で移動可能にし、該自由シリ
    ンダのゴ端を開口して該シリンダカバーに当接可能にし
    、該自由シリンダ内部と該二次室とを接続する通路を介
    して連通し、該主ピストンと該自由シリンダとの間の間
    隙と該シリンダカバーと該副ピストンとの間の間隙とを
    連通したことを特徴とした始動時増力シリンダ。 2 該自由シリンダ内部と該二次室とを連通ずる通路が
    、自由シリンダから該主ピストンを貫通して伸びる呼吸
    管により形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲1に記載の始動時増力シリンダ。 3 該自由シリンダ内部と該二次室とを連通ずる通路が
    、該主ピストンから該自由シリンダを貫通して伸びる呼
    吸管により形成されていることを特徴とする特許請求の
    範囲1に記載の始動時増力シリンダ。
JP1640779A 1979-02-15 1979-02-15 始動時増力シリンダ Expired JPS5831490B2 (ja)

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JPS55109805A JPS55109805A (en) 1980-08-23
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JPH0259358B2 (ja) * 1984-05-22 1990-12-12 Hitachi Metals Ltd
JPH0413494Y2 (ja) * 1984-08-14 1992-03-30

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