JPH0334483Y2 - - Google Patents

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JPH0334483Y2
JPH0334483Y2 JP1982064187U JP6418782U JPH0334483Y2 JP H0334483 Y2 JPH0334483 Y2 JP H0334483Y2 JP 1982064187 U JP1982064187 U JP 1982064187U JP 6418782 U JP6418782 U JP 6418782U JP H0334483 Y2 JPH0334483 Y2 JP H0334483Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は中子引き抜き用油圧シリンダの出力を
高めるための増圧装置に関し、更に詳しくはダイ
カスト鋳造における中子引抜き用油圧シリンダの
出力を一時期だけ高めるための増圧装置に関する
ものである。
<従来技術> ダイカスト鋳造において中子を鋳造製品から引
き抜く場合、中子が鋳造製品から離れる(離型す
る)までの初期時には相当大きな力を必要とする
が、一旦中子が鋳造製品から離型してしまえば後
はほとんど力を要せず、しかる後は中子をできる
だけ早く鋳造製品から完全に引き抜いて鋳造サイ
クルの短縮を図る必要がある。従つて、中子が鋳
造製品から離れるまでの初期時に大圧力をかけ、
一旦中子が鋳造製品から離型した後は、通常圧で
迅速に中子を引き抜くという動作が望まれる。
しかし乍ら、従来では中子引抜き用油圧シリン
ダとして、中子が鋳造製品から離型するまでの初
期時に必要とされる力を基準にして大型の油圧シ
リンダを使用していた為、中子引抜き及び中子入
れ動作に時間が掛り鋳造サイクルを長引かせて生
産性を悪くすると共に、広い設置スペースを必要
とするなどの不具合があつた。
そこで、中子引抜き用油圧シリンダを動作させ
る油圧回路に増圧器を組込んで油圧シリンダを小
型化することが考えられるが、従来の増圧器は単
に増圧する作用しか有しておらず、前述の如く初
期時に大圧力を要し、しかる後は通常圧で速やか
に中子を引き抜くという特殊な動作を必要とする
中子引抜き用油圧シリンダに対応できなかつた。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案はこの様な従来の不具合に鑑みてなされ
たものであり、油圧シリンダの出力を中子が鋳造
製品から離型するまでの初期時だけ高め、それ以
外は通常の出力で速やかに中子を引き抜くことが
でき、しかも、その動作が確実であり、中子引抜
き用油圧シリンダを動作させる油圧回路中に簡便
に組込むことができる中子引抜き用油圧シリンダ
の増圧装置を提供せんとするものである。
<問題点を解決するための手段> 斯る目的を達成する本考案中子引抜き用油圧シ
リンダの増圧装置は、シリンダ1内に、油入口2
a側の外径Raを油出口2b側の外径Rbより大径
に形成すると共に該油出口2bの内周面を出口側
へ向けて広がるテーパー状に形成した中空状増圧
ピストン2を同軸状に摺動自在に設置し、該増圧
ピストン2内には弾発ばね5でもつて前記油出口
2bを閉じる方向に付勢された略ニードル弁形状
の作動弁3を軸方向に移動自在に設置せしめ、該
作動弁3に該作動弁3で前記油出口2bを閉じた
状態において前記増圧ピストン2の油入口2aよ
り突出する突子を延長形成してなることを特徴と
したものである。
<作用> 中子引き抜き時において、中子引抜き用油圧シ
リンダの油圧ポンプから圧油が供給されると増圧
ピストン2が摺動して上記油圧シリンダに増圧が
供給され中子が鋳造製品から離型し、その後前記
油圧ポンプから連続して供給される圧油によつて
作動弁3が移動して増圧ピストン2の油出口2b
が開き上記油圧シリンダ内に圧油が急速に供給さ
れて中子が速い速度で鋳造製品から完全に引き抜
かれる。そして中子入れ時には、上記油圧シリン
ダ内の戻り油の力によつて増圧ピストンが押し戻
されると共に、増圧ピストン2の油入口2aから
突出した突子4によつて増圧ピストン2の油出口
2bが開き、圧油が急速に戻り中子が速い速度で
金型内にセツトされる。
<実施例> 以下、本考案実施の一例を図面に基づいて詳細
説明する。
第1図において図中Aは中子Bを鋳造製品(図
示せず)から引き抜くための中子引抜き用油圧シ
リンダ(以下単に油圧シリンダと称する)であ
り、Cは油圧シリンダAをコントロールするため
の切替用電磁弁であり、油圧ポンプDを含めて1
つの油圧回路を構成しており、この油圧回路中に
本案増圧装置Eが組込まれる。
油圧シリンダAは従来と同様のものを使用し、
ピストンA1を境に図面上左側を中子引抜き用油
圧室A2とし、右側を中子入れ用油圧室A3となし、
切替電磁弁Cによつて両油圧室A2,A3に油圧ポ
ンプDから圧油を交互に供給させることにより中
子Bを鋳造製品から引き抜いたり金型内にセツト
させる動作をする。
本案増圧装置Eは、シリンダ1と、そのシリン
ダ1内に摺動自在に設置される増圧ピストン2
と、増圧ピストン2の内部に設置されその油出口
2bを開閉するための作動弁3と、その作動弁3
と一体に形成された突子4、及び作動弁3を増圧
ピストン2の油出口2bを閉じる方向に付勢させ
るための弾発ばね5とでもつて構成される。
シリンダ1は中空状に形成せしめ、その内部に
増圧ピストン2を同軸状に摺動自在に設置すると
共に、増圧ピストン2の移動を規制するための段
部6を形成させ、両端部には油圧回路の配管7と
接続するための接続金具8a,8bを一体に取付
る。
増圧ピストン2はその一端側の油入口2aと他
端側の油出口2bとを互いに連通させた中空状に
形成し、油入口2a側の外径Raを油出口2b側
の外径Rbより大径に形成すると共に、該油出口
2bの内周面を出口側へ向けて広がるテーパー状
に形成してなり、その外周側にシリンダ1内周面
との気密を保持する為のシールリング9を取付
け、内部には油出口2bを開閉するための作動弁
3と、この作動弁3を動作させるための突子4及
び弾発ばね5を同軸状に設置する。この増圧ピス
トン2はシリンダ1の長さより十分短かく形成し
て、シリンダ1の油出口2b側に増圧油貯り部1
0を形成させる。
作動弁3は増圧ピストン2の油出口2bを確実
に開閉しうるように略ニードル弁形状に形成せし
め、増圧ピストン2の油出口2b内に同軸状に移
動自在に設置する。
突子4は増圧ピストン2の油入口2aを塞がな
いように筒状又は棒状に形成すると共に、作動弁
3と一体に連結形成させてなり、その長さは作動
弁3で増圧ピストン2の油出口2bを閉じた状態
において増圧ピストン2の油入口2aより突出す
るように形成する。図示実施例の場合、この突子
4を増圧ピストン2の油入口2aと連通する筒状
に形成して増圧ピストン2の油入口2a側内部に
同軸状に移動自在に設置すると共に、作動弁3と
の連結部分に内部通路4aと増圧ピストン2の油
出口2bとを連通させる通口11を形成させてな
る。
弾発ばね5は作動弁3を増圧ピストン2の油出
口2bを閉じる方向に付勢し得るように増圧ピス
トン2の内部に突子4とに渡つて設置させる。
而して、係る本案増圧装置Eの動作を説明す
る。
第1図及び第2図は中子を鋳造製品から引き抜
く時の動作を示し、第3図及び第4図は中子を金
型内にセツトする時の動作を示す。
中子引抜き時において、油圧シリンダAを動作
させる油圧ポンプDからの圧油は増圧装置Eを通
して油圧シリンダAの中子引抜き用油圧室A2
に供給され、油圧シリンダAのピストンA1を中
子引き抜き方向(矢印m1)に移動させる。この
時、中子Bが鋳造製品から離型するまでの初期時
(第1図の状態)は、増圧ピストン2の油出口2
bが弾発ばね5の付勢力によつて、作動弁3で閉
じられているので、油圧ポンプDからの油圧が増
圧ピストン2の油入口2a側にかかる。すると、
増圧ピストン2の油入口2a側外径Raは油出口
2b側の外径Rbより大径に形成されているので、
増圧ピストン2が油出口2b側(図面上左側方)
へ摺動し、シリンダ1の増圧油貯り部10内の圧
油が増圧となつて油圧シリンダAの中子引抜き用
油圧室A2内に供給され、その結果中子Bが鋳造
製品から離型する。中子Bが鋳造製品から離型す
ると油圧シリンダAの中子引抜き用油圧室A2
の圧力、すなわちシリンダ1の増圧油貯り部10
内の圧力が下り、他方油圧ポンプDからは圧油が
連続して増圧ピストン2の油入口2aへ供給され
るので、増圧油貯り部10内の圧が下つたことと
相俟つて作動弁3が弾発ばね5の付勢力に抗して
移動し、増圧ピストン2の油出口2bが開く(第
2図の状態)。すると、油圧ポンプDからの圧油
が増圧ピストン2内を通して連続して急速に油圧
シリンダAの中子引抜き用油圧室A2内に供給さ
れるので、中子Bが速い速度で鋳造製品から完全
に引き抜かれ、中子の引き抜き工程が終了する。
次いで、中子入れ時には油圧シリンダAの切替
電磁弁Cを切替えて油圧ポンプDからの圧油を油
圧シリンダAの中子入れ用油圧室A3内に供給す
ると共に、油圧シリンダAの中子引抜き用油圧室
A2内の圧油を増圧装置Eを通してタンクに戻し、
油圧シリンダAのピストンA1を中子入れ方向
(矢印m2)に移動させる。この時、増圧ピストン
2の油出口2bは最初弾発ばね5の付勢力によつ
て作動弁3で閉じられ(第3図の状態)ているの
で、シリンダ1の増圧油貯り部10内に圧力が立
ち、その結果増圧ピストン2が油入口2a側(図
面上右側方)へ摺動し、増圧ピストン2及び突子
4の端面がシリンダ1の接続金具8aに当接す
る。すると、突子4は作動弁3が増圧ピストン2
の油出口2bを閉じている状態において増圧ピス
トン2の油入口2aより突出しているので、その
突子4がシリンダ1の接続金具8aに当接して作
動弁3を押し戻し、増圧ピストン2の油出口2b
が開き(第4図の状態)、油圧シリンダAの中子
引抜き用油圧室A2内乃至はシリンダ1の増圧油
貯り部10内の圧油が増圧ピストン2内を通して
連続して急速にタンク内に戻り、中子Bが速い速
度で金型内にセツトされる。そして、再び油圧シ
リンダAの切替電磁弁Cを切替ると、シリンダ1
の増圧油貯り部10内の圧力が下がるので、増圧
ピストン2の油出口2bは弾発ばね5の付勢力に
よつて作動弁3で閉じられ、元の状態(第1図の
状態)に復帰する。
<考案の効果> 本考案中子引抜き用油圧シリンダの増圧装置は
斯様に構成したので、油圧シリンダの出力を中子
が鋳造製品から離型するまでの初期時だけ高め、
それ以外は通常の出力が動作させることができ
る。
従つて、中子引抜き動作を従来のものに比べて
迅速且つ簡便に行なうことができ、鋳造サイクル
の短縮化を図ることができる。
また、増圧ピストンの油出口の内周面を出口側
へ向けて広がるテーパー状に形成し、該油出口に
略ニードル弁形状の作動弁を設けたので、中子を
引き抜く初期時の増圧後、通常圧をかける際の該
作動弁の開弁動作がスムーズであり、しかも中子
引抜き動作終了時には確実に閉弁できるをもつて
油漏れ等を起こす虞れがなく、増圧装置の耐久
性、信頼性を長期にわたつて維持できる。
更に、既存の油圧シリンダの油圧回路中に簡便
に組込むことができ、しかも構造が簡単で小型に
できるので、設置場所を取らず、油圧シリンダの
回りにスペースがない場合でも容易に設置するこ
とができる。
依つて、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示し、第1図は中子
引き抜き時における増圧時の状態を示す断面図、
第2図は増圧終了時の状態を示す断面図、第3図
及び第4図は中子入れ時における動作を示す断面
図である。 図中、Aは油圧シリンダ、Bは中子、Cは切替
電磁弁、Dは油圧ポンプ、Eは増圧装置、1はシ
リンダ、2は増圧ピストン、2aは油入口、2b
は油出口、3は作動弁、4は突子、5は弾発ば
ね、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ1内に、油入口2a側の外径Raを油
    出口2b側の外径Rbより大径に形成すると共に
    該油出口2bの内周面を出口側へ向けて広がるテ
    ーパー状に形成した中空状増圧ピストン2を同軸
    状に摺動自在に設置し、該増圧ピストン2内には
    弾発ばね5でもつて前記油出口2bを閉じる方向
    に付勢された略ニードル弁形状の作動弁3を軸方
    向に移動自在に設置せしめ、該作動弁3に該作動
    弁3で前記油出口2bを閉じた状態において前記
    増圧ピストン2の油入口2aより突出する突子を
    延長形成してなることを特徴とした中子引抜き用
    油圧シリンダの増圧装置。
JP6418782U 1982-04-30 1982-04-30 油圧シリンダの増圧装置 Granted JPS58165302U (ja)

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JPS58165302U JPS58165302U (ja) 1983-11-04
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019114U (ja) * 1973-06-16 1975-03-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939202Y2 (ja) * 1976-03-25 1984-11-01 純郎 浅田 空油圧変換増圧器

Patent Citations (1)

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JPS5019114U (ja) * 1973-06-16 1975-03-04

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JPS58165302U (ja) 1983-11-04

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