JPH0643849B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JPH0643849B2
JPH0643849B2 JP62266431A JP26643187A JPH0643849B2 JP H0643849 B2 JPH0643849 B2 JP H0643849B2 JP 62266431 A JP62266431 A JP 62266431A JP 26643187 A JP26643187 A JP 26643187A JP H0643849 B2 JPH0643849 B2 JP H0643849B2
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和 渡部
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軌道とベアリングとからなる直線ころがり案
内装置によって移動体をベースに対して所定のストロー
ク移動可能に構成した工作機械に関する。
〔従来技術〕
たとえば工作機械において、直線方向の案内をする装置
としてすべり案内の代りに軌道とベアリングとからなる
直線ころがり案内装置を用いると次のような利点があ
る。すなわち、摩擦が小さいため駆動モータの容量を小
さくすることができ、また、ステイツクスリツプ現象が
発生しないため、精度の良い位置決めを容易に行なうこ
とができ、さらに剛性も大きい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、たとえば工作機械の1つである研削盤に
直線ころがり案内装置を採用すると次のような問題があ
る。以下、図面により説明する。
第7図は研削盤の側面図を示すもので、1は砥石。2は
砥石1を回転自在に支持する主軸で、コラム3に対しY
軸方向に摺動自在である。4aは直線ころがり案内装置
4を構成するベアリングで、コラム3の下部に固定され
ている。4bは直線ころがり案内装置4を構成する軌道
で、ベツド6に固定されている。すなわち、コラム3は
ベツド6に対しZ方向に摺動自在である。7はワーク8
を載置するテーブルで、X方向に摺動自在である。
上記直線ころがり案内装置4を採用した研削盤の主軸2
とテーブル7との間に加振器を設置して加振力を加える
と、研削盤の各部は第7図において2点鎖線で示すよう
に変位する。すなわち、主軸2とコラム3(以下、まと
めて支持部5と呼ぶ)およびベツド6は十分な剛性を持
ち、変位は直線ころがり案内装置4に起因するものであ
ることがわかる。さらに、前記加振器の加振周波数を変
化させるとき、横軸に加振周波数、縦軸にコンプライア
ンス(ただし、縦軸は対数表示である。)をとると、支
持部5の応答曲線は第8図に示すようになる。すなわ
ち、一様な曲線ではなく、傾斜の急な山と谷を持ち、し
かも山と谷の差が大きく、支持部5は加振力により大き
く変位することがわかる。
上記第8図に示す特性を持つ研削盤でワーク8を加工す
ると、研削抵抗の変動により、ワーク8の表面9には第
8図の応答曲線に対応した凹凸が発生する。そこで、表
面9の平面度を向上させるためには、凹凸部の差をなく
すための仕上加工をしなければならない。しかしなが
ら、表面9にできた凹凸により砥石1に加わる研削抵抗
が変動し、砥石1すなわち支持部5が加振力を受けるこ
とになる。支持部5は第8図に示す応答をして変位する
ため、仕上加工をくり返しても、表面9には数μmの凹
凸が残り、平面度を向上させることができないという問
題点があつた。
本発明の目的は、上記した問題点を解決し、直線ころが
り案内装置4の長所を損わず、しかも加振力による変位
が少ない直線案内方法および装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、上記した加振力による支持部5の変位の原
因が、ベアリング4a内のボールと軌道4bとの間にで
きる油膜の厚さがないか、あつても僅かであることによ
るものであることをつきとめた。そこで、上記の目的を
達成するため、本発明の一実施例図である第1図に示す
ように、直線ころがり案内装置4と並列に、ベアリング
4a側に設けるスライダ10と、軌道4b側に設ける油
槽11と、油12からなる振動減衰装置13を設けた。
なお、スライダ10と油槽11とは、スライダ10の表
面14と油槽11の底面15との間に5〜500μm程
度の隙間16ができるように配置される。また、油12
は油面17が表面14を越える高さまで油槽11に入れ
る。
〔作 用〕
第4図に示すように、たとえば、スライダ10に矢印で
示す下向きの力を加えるものとする。隙間16に何もな
ければ、スライダ10は直ちに矢印方向に移動する。し
かしながら、隙間16には油12が入つているから、ス
ライダ10は油12を排除しながら沈むことになる。油
12には粘性があるから、油12はすぐには移動せず、
スライダ10には粘性抵抗が上向きに働く。すなわち、
上記したスライダ10、油槽11および油12からなる
振動減衰装置13はいわゆるダツシユポツトを構成す
る。ベツド6の変形は少なく、剛体としなせるから、第
1図の等価振動系をモデル化すると第5図に示すものと
なる。同図において、msはY軸方向の振動モードに関
する支持部5の等価質量。同様に、Ksは支持部5とば
ねとみなしたときの等価剛性。Kbは直線ころがり案内
装置4のばね定数。Cdは振動減衰装置13の粘性抵抗
である。
砥石1に加わるY軸方向の加振力は支持部5に伝わる。
しかしながら、前記加振力に対し、ばねKbに作用する
復元力は振動の変位量に応ずるものであり、粘性抵抗C
dは振動の変位の速度に応ずるものであつて、力の位相
が90度ずれるため振動の減衰効果が得られることにな
る。すなわち、第8図を作成したのと同一の加振力を主
軸2に加えると、支持部5の応答曲線は第3図に示すよ
うな凹凸の少ない曲線となり、表面9は凹凸の少ない、
平面度のすぐれるものとなる。
なお、比較のため第8図の曲線を2点鎖線で示す。
〔実施例〕
以下、本発明の直線案内装置を適用した研削盤を例にと
り、図面を用いて説明する。なお、第7図と同じものは
同一の符号を付してある。
第1図は研削盤の側面図。第2図は第1図におけるI−
I断面図である。
10はコラム3に固定されたスライダ、11はベツド6
に固定された油槽。12は油。なお、スライダ10、油
槽11および油12をまとめて、振動減衰装置13と呼
ぶ。また、スライダ10の表面14と油槽11の底面1
5との隙間16は5〜500μmであり、油面17は表
面14を越える高さにしてある。また、18はスライダ
10に設けられた複数の細径の穴で、表面14とスライ
ダ10の側面とを連通させている。なお、主軸2とテー
ブル7との間に加振器を設置して、第8図に示したもの
と同一の加振力を加えると、支持部5の応答曲線は第3
図に示すように、山および谷の傾斜がゆるやかで、しか
も山と谷との差が小さい曲線となる。
以下、動作について説明する。
加工時、砥石1とワーク8との間には研削抵抗により、
主としてY軸方向の力が加わる。一般に、砥石1および
ワーク8は完全に均一なものではないから、前記した力
の大きさは一線ではなく、大きさが変動し、加振力とな
る。砥石1に加わる加振力は支持部5に伝わるが、支持
部5には振動減衰装置13の構成部品であるスライダ1
0が固定されているため、支持部5の変位は小さくな
る。
なお、本実施例においては穴18により支持部5のZ方
向の移動を円滑にすることができる。すなわち、隙間1
6が狭く、表面14が底面15に対して傾いている状態
で支持部5をZ方向に移動させると、いわゆる油膜のく
さび作用によつて支持部5に対し上向きの力が発生し、
移動が円滑に行なわれない。しかしながら、本実施例に
おいては、穴18により油12に発生する圧力を逃がす
ことができるから、油膜のくさび作用はほとんど発生せ
ず、支持部5をZ方向に円滑に移動させることができ
る。さらに、表面14および底面15の機械加工公差お
よび組立精度を粗くすることができるという経済的な効
果もある。
なお、穴18は油膜のくさび作用をなくすためのもので
あるから、表面14側でない側面側の開口部は油面17
よりも下方にあつてもよいことは言うまでもない。
第6図は他の実施例を示すもので、スライダ19の断面
をT字形にしたものである。この場合、油12を面20
を越える高さにしてあるから、粘性抵抗は表面14だけ
でなく面20に対しても働き、減衰能を大きくすること
ができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の直線案内方法および装置
においては、直線ころがり案内装置4と振動減衰装置と
を並列させるから、加振力に対し変位の少ない装置とす
ることができ、加工精度を向上させることができる。さ
らに、表面14と底面15とは接触していないから、摩
擦抵抗はほとんどなく、直線ころがり案内装置の長所を
損うことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本発明の一実施例図。第3図ない
し第5図は本発明の説明図。第6図は本発明の他の実施
例図。第7図ないし第8図は従来技術の説明図である。 4……直線ころがり案内装置、4a……ベアリング、4
b……軌道、10、19……スライダ、11……油槽、
12……油、13……振動減衰装置、14……表面、1
5……底面、16……隙間、17……油面、18……
穴、20……面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上に軌道を固定し、移動体に前記軌
    道と係合するベアリングを固定し、軌道とベアリングと
    からなる直線ころがり案内装置によって移動体をベース
    に対して所定のストローク移動可能に構成した工作機械
    において、移動体にスライダを設けると共にベース上に
    幅がスライダの幅よりも大きく長手方向がスライダの長
    さと前記ストロークの和よりも長い流体槽を設け、流体
    槽の底面とスライダの表面とを隙間を持たせて対向さ
    せ、流体槽に少なくともスライダの表面を越えるように
    流体を充填したことを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】スライダの表面に大気あるいは低圧側の流
    体と連通する複数の細径穴を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の工作機械。
JP62266431A 1987-10-23 1987-10-23 工作機械 Expired - Fee Related JPH0643849B2 (ja)

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JP4557039B2 (ja) * 2008-04-18 2010-10-06 株式会社ジェイテクト 案内装置
DE102010049319A1 (de) * 2010-10-22 2012-04-26 Gleason-Pfauter Maschinenfabrik Gmbh Führunsanordnung und Werkzeugmaschine mit einer solchen Führungsanordnung

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JPS6119220U (ja) * 1984-07-06 1986-02-04 ミノルタ株式会社 フイルム情報読み取り装置を備え且つアクセサリ−装置を使用するカメラ

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