JPH0643693Y2 - 計器の防振装置 - Google Patents

計器の防振装置

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JPH0643693Y2
JPH0643693Y2 JP13895789U JP13895789U JPH0643693Y2 JP H0643693 Y2 JPH0643693 Y2 JP H0643693Y2 JP 13895789 U JP13895789 U JP 13895789U JP 13895789 U JP13895789 U JP 13895789U JP H0643693 Y2 JPH0643693 Y2 JP H0643693Y2
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正義 中村
幸平 村山
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オートバイ、農耕用機械、小型船舶等の振動
雰囲気中に使用される計器の防振装置に関する。
〔従来の技術〕 一般にこの種の計器は、例えば実開昭62−77346号公報
に開示されるように、ケース内に文字板を取付けた計器
本体を収納固定するとともに、ケースの前面開口部周縁
に側方に折曲するフランジ部を形成し、このフランジ部
上に例えば合成ゴム等の柔軟性材料から成るパッキン部
材を介して前記文字板の周縁を目隠しする見返し板が配
設されている。また、見返し板の前面には前記文字板の
表示値を視認するための透視板が前記ケースの前方を覆
うように配設され、この透視板と前記ケースとを固定す
ることによって、前記パッキン部材を見返し板とケース
のフランジ部との間で挟着し、このパッキン部材を圧縮
して前記ケースの前面開口部からの雨水あるいは塵埃等
の浸入を防止するように構成している。
ところで、一般に文字板と計器本体との固定は、文字板
のほぼ中央付近を計器本体にねじ止めするようにしてい
るが、通常文字板は視認性等を考慮して計器本体より充
分広い面積をもって形成されているため、文字板のねじ
による固定部分から離れた周縁部分は車輌等から受ける
振動によって共振しやすくなり、この共振によって計器
の指示特性に影響を与えたり、キシミ音の発生を招くこ
とがある。このような文字板周縁の振動を良好に防止す
るため、例えば実開昭62−12817号等で開示されている
ように、文字板の周縁部分に適宜間隔を置いて複数の取
付孔を形成するとともに、各取付孔に柔軟性材料から成
る棒状の緩衝部材を上方に突出させて嵌着し、この緩衝
部材を前記見返し板の裏面に突き当てることによって、
緩衝部材で車輌からの振動を吸収して文字板の振動を抑
えるものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、文字板周縁の振動を抑えるには、その周縁に
設けた緩衝部材を増す程、加わる振動をよりよく抑える
ことができるものであるが、緩衝部材を増すと必然的に
部品点数が増加し、その組付作業の悪化を招くととも
に、前記従来例では緩衝部材を文字板周縁に設けた取付
孔に嵌め込む構成のため、組付作業の最中に緩衝部材が
外れて紛失する虞れがあり、組み付けに当たり、緩衝部
材が抜けないよう注意を払う等その管理に煩わしい面が
ある。
そこで本考案は、部品点数の増加を抑えるとともに、組
付け工数の削減を図り、その作業効率を向上することの
できる計器の防振装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、見返し板の前面周縁に設けたパッキン部材に
下方に突出する複数の緩衝突部を設け、前記見返し板に
は前記緩衝突部を貫挿する孔部を設け、この孔部を介し
て前記緩衝突部を計器本体に設けた文字板の前面に突き
当てたものである。
〔作用〕
パッキン部材に設けた緩衝突部を見返し板に穿設する孔
部に貫挿してパッキン部材を見返し板に装着し、この見
返し板をケースに組み付けることにより、見返し板の組
付けと同時に前記緩衝突部がケース内に配置され、か
つ、その緩衝突部の先端が文字板の周縁に突き当たり車
輌等から振動による文字板周縁の共振が抑制される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を例えばオートバイ等の計器に
適用した場合を例にして説明する。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、1は前
面を開口するケースであり、このケース1内には速度
計、回転計等の各種計器本体2が収納固定されている。
前記計器本体1の前面には文字板3がねじ3Aによって取
付け固定され、この文字板3の前方には前記計器本体2
と連繋動作する指針4が設けられ、この指針4と前記文
字板3の前面に施した目盛・数字等の表示部(図示しな
い)とを対比して表示値を読み取るようにしている。5
は前記ケース1の前面開口部周縁に載置する例えば合成
ゴム等の柔軟性材料から成る環型で縦断面コ字状のパッ
キン部材であり、このパッキン部材5の内周面に穿設す
る溝部6には、前記文字板3の周縁と前記ケース1内周
面との隙間から内部機器を目隠しするための見返し板7
の周縁が嵌着されるとともに、前記パッキン部材5の内
面上端側には適宜間隙を置いて円柱状の緩衝突部8が前
記上端側から内方に向かって延出した連結部8Aを介して
下方に向かって垂設されている。また、前記見返し板7
には前記緩衝突部8を貫挿する孔部9が穿設され、この
孔部9の前面開口部周縁には前記緩衝突部8先端を誘い
込むよう末広がり状に開口する案内傾斜部10が形成され
るとともに、前記孔部9の後面周縁には筒状のリブ10A
が一体形成されている。そして、前記孔部9内に前記緩
衝突部8を嵌入することによって、見返し板7とパッキ
ン部材5とを位置決め状態で組み付けるとともに、前記
緩衝突部8の先端を前記リブ10Aから突出させて前記文
字板3の前面周縁部分に突き当てている。また、図中11
は前記パッキン部材5を介して前記ケース1の前面側を
覆う透視板であり、この透視板11の下方開口端部及び前
記ケース1の側壁には相互に対応して取付座12及び12A
が側方に突き出し形成され、この各取付座12,12Aを介し
て計器パネル13の後面に突設する取付ボス部14にねじ15
を止着し、前記ケース1を計器パネル13に組み付け固定
している。
この場合、ケース1と計器パネル13とを固定することに
より、前記パッキン部材5は、透視板11とケース1によ
って見返し板7を介して圧縮状態にて挟着され、ケース
1と透視板11との接合端面の間から浸入してきた雨水等
あるいは塵埃等が、ケース1の前面開口部からケース1
内部へと浸入することを防ぐとともに、見返し板7に設
けたリブ10Aから突出する緩衝突部8の先端が文字板3
前面の周縁部分に突き当たり、この各緩衝突部8で文字
板3の周縁部分を押圧的に抑えることにより、文字板3
の周縁部分の振動を抑えることができる。
このように本考案においては、文字板3の周縁部分の振
動を抑制する緩衝突部8を雨水等の浸入を防ぐパッキン
部材5に一体的に設けたことにより、部品点数の削減を
図ることができるとともに、パッキン部材5の組み付け
と同時に緩衝突部8を配設することができ、組付け工程
を簡略化して、その作業効率を向上することができ、ま
た、前記従来例のように緩衝部材が外れて紛失するとい
った虞れもなく、組付作業を容易に行うことができる。
また、見返し板7とパッキン部材5とを組み付ける際、
孔部9の前面周縁に案内傾斜部10を形成することによっ
て、孔部9に緩衝突部8を簡単に嵌入することができ、
その組み付け作業を容易に行うことができ、また、見返
し板7の後面側から突出する緩衝突部8が孔部9の後面
周縁に形成するリブ10Aによって支持され、緩衝突部8
の撓み等の変形を抑え、文字板3に良好に突き当てるこ
とができる。
尚、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、
本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であり、
例えば前記実施例では、パッキン部材に設けた溝部に見
返し板を嵌め込んだものを示したが例えば第4図で示す
ように見返し板7の前面にパッキン部材5Aを重ね合わせ
て配設し、これらをケース1の前面開口部周縁に形成す
るフランジ部1A上に載置することともに、前記パッキン
部材5Aの前面に直接透視板11を配設してもよく、特にこ
の実施例では緩衝突部8と孔部9とを圧入係合させるこ
とにより、パッキン部材5Aの位置ズレを良好に防止でき
る。また、パッキン部材の形状あるいは材質等は適宜選
定すればよく、また、パッキン部材に連結部を介して緩
衝部材を設けたものを示したが第5図で示すようにパッ
キン部材5の上端側の内面に直接緩衝突部8を設けても
よく、また、その形状も円柱状に限らず第6図及び第7
図で示すように楕円形状あるいは逆円錐形状、さらには
文字板と線接触をなす平板状等適宜選定すればよい。こ
の際、見返し板には、少なくとも緩衝突部8を挿入可能
な形状の孔部を形成するものである。また、本考案の防
振装置をオートバイ等に装備する計器に適用したものを
示したが、これに限らず自動車、農耕用機械等に広く利
用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、見返し板の前面周縁に設けたパッキン部材に
下方に突出する複数の緩衝突部を設け、前記見返し板に
は前記緩衝突部を貫挿する孔部を設け、この孔部を介し
て前記緩衝突部を文字板の前面に突き当てることによ
り、文字板の振動を防止するために、部品点数の増加を
抑えるとともに組付け工程の簡略を図り、その作業効率
を向上することのできる計器の防振装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
全体断面図,第2図は要部の拡大断面図,第3図は要部
の分解斜視図,第4図乃至第7図は本考案の変形例を示
し、第4図は要部の断面図,第5図乃至第7図は要部の
斜視図である。 1……ケース、2……計器本体 3……文字板、5,5A……パッキン部材 7……見返し板、8……緩衝突部 9……孔部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に計器本体を収納し、この計器本
    体の前面に文字板を取付固定するとともに、前記ケース
    の前面開口部に前記文字板周縁を目隠しする見返し板を
    設け、この見返し板の少なくとも前面周縁に柔軟材料か
    ら成るパッキン部材を配設した計器において、前記パッ
    キン部材に下方に突出する複数の緩衝突部を設け、前記
    見返し板には前記緩衝突部を貫挿する孔部を穿設し、こ
    の孔部を介して前記緩衝突部の先端を前記文字板の前面
    に突き当てたことを特徴とする計器の防振装置。
JP13895789U 1989-11-30 1989-11-30 計器の防振装置 Expired - Fee Related JPH0643693Y2 (ja)

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