JPH0643689Y2 - ディジタル測定器におけるエンコーダ板固定装置 - Google Patents

ディジタル測定器におけるエンコーダ板固定装置

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JPH0643689Y2
JPH0643689Y2 JP1988041895U JP4189588U JPH0643689Y2 JP H0643689 Y2 JPH0643689 Y2 JP H0643689Y2 JP 1988041895 U JP1988041895 U JP 1988041895U JP 4189588 U JP4189588 U JP 4189588U JP H0643689 Y2 JPH0643689 Y2 JP H0643689Y2
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ring
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eccentric
tubular body
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JP1988041895U
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JPH01146118U (ja
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徹 中沖
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Mutoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は巻尺型等のディジタル測定器におけるエンコー
ダ板固定装置に関する。
〔従来の技術〕
此種のディジタル測定器は、第11図に示すように、回転
自在な筒体54の外周面にエンコーダ板56の内径部を筒体
54の鍔部54aに係止されるまで嵌挿し、更にこのエンコ
ーダ板56の上からエンコーダ板押えリング58を筒体54の
外周面に嵌挿して、エンコーダ板56を鍔部54aと押えリ
ング58とで挾む。該状態で、固定ねじ60を押えリング58
に透設した穴から筒体54のねじ穴62にねじ込んで、エン
コーダ板56を筒体54に固定している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、筒体54側のねじ穴62と押えリング58側のねじ
挿入孔64の形成位置に寸法誤差が存すると、第11図に示
すように、押えリング58とエンコーダ板56との間に隙間
Gが生じてしまい、これが検出誤差の原因となるという
欠陥が存した。
本考案は、上記欠陥を除去することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため、本考案は筒体6の外周面にエ
ンコーダ板18とエンコーダ板押えリング20の内径部をス
ライド自在に嵌挿し、筒体6の鍔部6aと前記押えリング
20との間に前記エンコーダ板18を配置した状態で、前記
筒体6の周壁のねじ穴24にねじ込まれたねじを回転する
ことにより、前記押えリング20を前記鍔部6a方向に加圧
し、前記鍔部6aの上面と前記押えリング20の下面との間
に前記エンコーダ板18を挟圧固定するリング加圧機構を
設けたものである。
〔作用〕
筒体6の鍔部6aと押えリング20との間に挾まれたエンコ
ーダ板18は、押えリング20がリング加圧機構によって鍔
部6a方向に加圧されることで、鍔部6aと押えリング20と
で挾圧され、この挾圧力によって強固に筒体6に固定さ
れる。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。
第1図において、2は巻尺型ディジタル測定器のケーシ
ングであり、箱部2aと蓋部2bとから成り、蓋部2bはねじ
によって箱部2aに着脱可能に固定されている。前記箱部
2aには軸体4が固設され、該軸体4にボールベアリング
を介して筒体6が回転自在に嵌着している。8は前記箱
部2aに固定されたカバーであり、これの管状部はオイル
シールを介して前記筒体6の外周面に回転自在に嵌合し
ている。前記筒体6にはロープ用リール10が固定され、
該リール10にばね用のリール12が固定されている。前記
リール12と箱部2aに回転自在に支承されたばね用リール
14とには、うずまき状の帯ばね16が巻き回され、該ばね
16の弾力によって前記リール12は一定復帰回転方向に付
勢されている。18は盤状のガラス製エンコーダ板であ
り、これの内径部は前記筒体6の外周面にスライド自在
に嵌合し、該エンコーダ板18の下面は前記筒体6の下端
鍔部6aに係止されている。
20は前記筒体6の外周面にスライド自在に嵌合するエン
コーダ板押えリングでありこれの上端面に略120度の角
度差を存して3個の偏心ねじセット溝22が形成されてい
る。
前記筒体6の周壁には略120度の角度差を存して3個の
ねじ穴24が穿設され、該ねじ穴24の中心は、前記鍔部6a
の上面から、軸方向に、前記エンコーダ板18と前記押え
リング20の厚さ分に偏心ねじ26の偏心最小部の偏心量を
加算した値と略同じ距離上方に離れた位置に設定されて
いる。28,30は光検出器の一対のホルダーであり、一方
のホルダー28には一対の発光素子とレンズ系が内蔵さ
れ、他方のホルダー30には一対の固定スリット板と一対
の受光素子が内蔵されている。前記リール10には柔軟性
のあるワイヤ等のロープ28が巻回され、該ロープ28の一
端はリール10に固定され、ロープ28の他方は、箱部2aに
設けたロープガイドから外部に導かれている。
次に、エンコーダ板18を筒体6に固定する作業について
説明する。
まず、筒体6の外周面に、エンコーダ板18を嵌合し、し
かる後に、押えリング20をそのセット溝22を上にして嵌
合し、エンコーダ板18を筒体6の鍔部6aの上面と押えリ
ング20とで挾む。次に、押えリング20を回転して、セッ
ト溝22を筒体6のねじ穴24に一致させる。
次に、ねじ軸部に対して頭部26aが偏心している偏心ね
じ26のねじ軸部をねじ穴24にそれぞれ適宜な深さまでね
じ込む。セット溝22はこの、偏心ねじ26の頭部26aの回
転を可能とする深さに設定されている。
次に、偏心ねじ26を微少回転させて、頭部26aの偏心最
小部をセット溝22に対面させる。この対面によって、押
えリング20の筒体6に沿った回転が可能となる。次に押
えリング20を回転して、リング20の溝22以外の上面に偏
心ねじ26の頭部26aの偏心最小部を対面させる。
次に偏心ねじ26を所定量回転させて、頭部26aの偏心膨
大部で押えリング20の上面を加圧する。これにより、リ
ング20はエンコーダ板18を押圧し、エンコーダ板18は、
筒体6の鍔部6aと押えリング20とで挾圧されて筒体6に
強固に固定される。この固定装置によれば、リング20に
ねじ穴を設ける必要がないのでリング20の軸方向の幅を
狭くすることができ、その分コンパクト化を図ることが
できる。上記の説明から明らかなように、ねじ穴24と偏
心ねじ26はリング加圧機構を構成している。
次に本実施例の作用について説明する。
巻尺型ディジタル測定器を例えば工作機械にセットし、
工作機械の例えば固定台側にケーシング2を固定し、ロ
ープ28の先端を移動台に固定する。該状態で、工作機械
の手動ハンドルを手で回して、移動台を往復方向に移動
させると、ロープ28はケーシング2内のリール10から引
き出され、あるいは、ばね16の弾力で巻き込まれる。
リール10の回転と連動してエンコーダ板18が回転し、こ
の回転運動は、光学的検出器によって方向性を有するパ
ルス信号に変換される。このパルス信号は、整形された
後、ケーシング2内の電子回路によって処理され、移動
台の移動長即ち、ロープ28のケーシング2の外方の一端
部の直線方向の移動量が表示器にディジタル表示され
る。次に、上記リング加圧機構の他の実施例について説
明する。
第6図乃至第8図において、30はエンコーダ板押えリン
グであり、これの周壁の複数箇所に長穴32が形成され、
該長穴32は偏心ねじセット部Aと、該セット部Aの下面
より所定距離高い下面32aを有する加圧操作部Cと、該
加圧操作部Cと前記偏心ねじセット部Aとを連通する中
間部Bとから構成されている。前記押えリング30の長穴
32に対応して筒体40の周壁にはねじ穴34が穿設されてい
る。エンコーダ板36の厚さをd1,押えリング30の下面と
加圧操作部Cの下面32aとの間の距離をd2,偏心ねじ38の
頭部38aの偏心最小部の偏心量をd3とすると、前記ねじ
穴34の中心は、鍔部40aの上面から、軸方向にd1+d2+d
3の値と略同じ距離上方に離れた位置に設定されてい
る。
上記した構成において、筒体40にエンコーダ板36と押え
リング30を嵌挿し、リング30の長穴32から偏心ねじ38を
ねじ穴34に浅くねじ込む。該状態において、まずリング
30を回転微動させて、偏心ねじ38を長穴32の偏心ねじセ
ット部Aに位置させ、ここで偏心ねじ38をねじ込み方向
に回転させて、該偏心ねじ38をねじ穴34にある程度の深
さまでねじ込む。
次にリング30を、偏心ねじ38が長穴32の中間部Bを通過
して、加圧操作部Cに位置するまで回転させる。
次に、偏心ねじ38を回転すると、偏心ねじ38の頭部38a
の偏心膨大部が長穴32を押圧する。これによりリング30
はエンコーダ板36に圧着し、エンコーダ板36は、筒体40
の鍔部40aとリング30とで挾圧されて、筒体40に強固に
固定される。
次に、リング加圧機構の他の実施例について説明する。
第9図及び第10図において、42は筒体、44はエンコーダ
板、46はエンコーダ板押えリングであり、該リング46の
周壁の複数箇所にねじ穴48が透設され、このねじ穴48に
対応して、これに対して段差を設けた穴50が前記筒体42
の周壁に透設されている。
上記した構成において、先端にテーパー部52aが形成さ
れたイモねじ52をねじ穴48にねじ込むと、テーパー部52
aが穴50の開口上の縁部に圧接し、その反力で押えリン
グ46が下向きに加圧され、該リング46がエンコーダ板44
に圧着して、エンコーダ板44が筒体42に強固に固定され
る。なお、上記筒体6,40,42は内部が空洞のものに特に
限定されるものではない。
〔効果〕
本考案は上述の如く、リング加圧機構によってリングを
エンコーダ板に対して押圧させる構成としたので、製作
誤差に影響されないでエンコーダ板をガタのない状態で
強固に筒体に固定することができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、第2図は外観図、第3図は断面図、第
4図は外観図、第5図は外観図、第6図は他の実施例の
断面図、第7図は同外観図、第8図は説明図、第9図は
他の実施例の断面図、第10図は同断面図、第11図は従来
案の断面図である。 2…ケーシング、4…軸体、6…筒体、6a…鍔部、、8
…カバー、10,12,14…リール、16…帯ばね、18…エンコ
ーダ板、20…押えリング、22…セット溝、24…ねじ穴、 26…偏心ねじ、28…ロープ、30…押えリング、32…長
穴、32a…下面、34…ねじ穴、36…エンコーダ板、38…
偏心ねじ、40…筒体、42…筒体、44…エンコーダ板、46
…押えリング、48…ねじ穴、50…穴、52a…テーパー
部、52…いもねじ、54…筒体、56…エンコーダ板、58…
押えリング、60…固定ねじ、62…ねじ穴、64…挿入孔、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体(6)の外周面にエンコーダ板(18)
    とエンコーダ板押えリング(20)の内径部をスライド自
    在に嵌挿し、筒体(6)の鍔部(6a)と前記押えリング
    (20)との間に前記エンコーダ板(18)を配置した状態
    で、前記筒体(6)の周壁のねじ穴(24)にねじ込まれ
    たねじを回転することにより、前記押えリング(20)を
    前記鍔部(6a)方向に加圧し、前記鍔部(6a)の上面と
    前記押えリング(20)の下面との間に前記エンコーダ板
    (18)を挟圧固定するリング加圧機構を設けたことを特
    徴とするディジタル測定器におけるエンコーダ板固定装
    置。
JP1988041895U 1988-03-31 1988-03-31 ディジタル測定器におけるエンコーダ板固定装置 Expired - Lifetime JPH0643689Y2 (ja)

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JP1988041895U JPH0643689Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 ディジタル測定器におけるエンコーダ板固定装置

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JP1988041895U JPH0643689Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 ディジタル測定器におけるエンコーダ板固定装置

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JPH01146118U JPH01146118U (ja) 1989-10-09
JPH0643689Y2 true JPH0643689Y2 (ja) 1994-11-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61236924A (ja) * 1985-04-10 1986-10-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd エンコーダ等の回転円板の取付装置

Also Published As

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JPH01146118U (ja) 1989-10-09

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