JPH0315873Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0315873Y2
JPH0315873Y2 JP20306386U JP20306386U JPH0315873Y2 JP H0315873 Y2 JPH0315873 Y2 JP H0315873Y2 JP 20306386 U JP20306386 U JP 20306386U JP 20306386 U JP20306386 U JP 20306386U JP H0315873 Y2 JPH0315873 Y2 JP H0315873Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
adapter
threaded rod
notch
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20306386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63106951U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20306386U priority Critical patent/JPH0315873Y2/ja
Publication of JPS63106951U publication Critical patent/JPS63106951U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0315873Y2 publication Critical patent/JPH0315873Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、ねじ送り機構の改良に関する。
B 従来の技術 従来のねじ送り機構たとえば電動駆動機により
ナツト部材を回転させ、それに螺合したねじ棒を
前進後退させる場合、前記ナツト部材はねじ棒か
らのスラストを受けるが、一般にねじ送り機構で
はナツト部材に比べてねじ棒に硬度の高い材料が
用いられるので、ねじ棒に比べてナツト部材のね
じ面の摩耗が多い。
C 考案が解決しようとする問題点 このナツト部材のねじ面は外部から見ることが
できず、摩耗量を知るためにはねじ送り機構から
ナツト部材を取り外して測定しなければならず、
この作業に多大な労力と時間を必要としていた。
本考案は上記問題点を解決し、ナツト部材を取
り外すことなしにそのねじ面の摩耗量を測定可能
としたねじ送り機構を提供することを目的とす
る。
D 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本考案の構成は次の通
りとする。即ち、回転が付与されるナツトと螺合
してこのナツトの回転により軸方向に移動可能と
されたねじ棒と、前記ナツトを外囲しかつ前記ね
じ棒軸芯方向には固定で回転保持するアダプタと
を有し、前記ナツトの前記アダプタに対向する部
分にはナツトの軸まわり所定角度に開口する2壁
面を有する切欠が形成され、該切欠が対向するア
ダプタには、ダイヤルゲージのニードル部が挿入
可能な測定窓と、少なくとも前記ナツトの切欠の
一方壁面が視認できる観測窓とが設けられ、前記
測定窓が前記一方壁面に対向するよう位置合せす
るため、前記観測窓より視認できる部分のナツト
とアダプタとに、夫々、センタマークと合マーク
とが刻設され、更に前記アダプタの外周に前記ナ
ツト切欠の一方壁面に平行なゲージ定着平面が形
成されたことである。
E 作用 駆動機の動力が中空出力軸、出力ナツトを経て
ねじ棒に伝達され、該ねじ棒を上下動させる。そ
して、前記出力ナツトのねじ面の摩耗は、出力ナ
ツトに設けられた切欠およびアダプタに設けられ
た測定窓を通して測定具が挿入し、観測窓を通し
て視認されながら、測定される。
F 実施例 以下本考案を図面に示す電動遠隔操作弁におけ
る一実施例にもとづいて説明する。
第1図において、ねじ送り機構は、回転が付与
される中空出力軸1と、該出力軸の先部(下部)
内側に同芯に嵌合され、リテーナ2を介して固定
された出力ナツト3と、該出力ナツトと螺合して
前記出力軸内を移動可能とされたねじ棒4と、前
記出力ナツト3の先部を外囲して弁ヨーク11に
固定されたアダプタ12とを有する。ねじ棒4の
先端には図示外の弁体が固定される。前記中空出
力軸1の元側(上部側)外周には、ウオームホイ
ール5bが固定され、該ウオームホイールにはウ
オーム5aが噛み合う。ウオーム5aは電動駆動
機13の回転をうけて正逆回転可能とされる。ま
た、出力歯車1はハンドル14の操作をうけ図示
外のクラツチを経て手動回転も可能となつてい
る。
更に出力軸1には、ウオーム6aが固定され、
該ウオーム6aと噛み合うウオームホイール6b
も設けられる。このウオームホイール6bは、ね
じ棒4が極限位置まで進退したとき、前記電動駆
動機13の停止を司る。また、前記出力ナツト3
は長さ方向中央部に鍔30をもち、該鍔が出力軸
1と前記リテーナ2とに挟持されて強固に固定さ
れる。また、出力軸1とリテーナ2とはスラスト
パツド7を位置決め固定している。出力軸1はス
ラストリング9とスラストベース8との間に装着
されたスラストベアリング10によつて保持され
る。即ち、スラストベアリング10は前記スラス
トベース8とスラストリング9との間に僅かな隙
間を介して装着されるとともに、前記出力軸1の
フランジ部1aと前記スラストパツド7との間に
僅かな隙間を有して位置決めされる。スラストパ
ツド7はパツキン15を介してスラストベース8
に対し回転自在とされる。
スラストベース8はアダプタ12を介して弁ヨ
ーク11に固定されている。前記ねじ棒4は回転
が阻止され、弁体(図示せず)をその開閉方向へ
のみ移動させる。
しかして、出力ナツト3には、第2図および第
3図に示す如く、軸まわり90度の角度に開口する
2壁面31,32を持つ切欠3aが形成される。
そして、第4図示の如く、該切欠が対向するアダ
プタ12には、測定窓12aと、少なくとも前記
出力ナツト3の切欠3aの一方壁面31が視認で
きる観測窓12bとが設けられる。測定窓12a
は前記切欠3aに連通し、例えばダイヤルゲージ
Aなどのニードル部A2が挿入可能とされる。そ
して該測定窓12aの入口側となつたアダプタ1
2の外周には、前記出力ナツトの切欠3aの一方
壁面31に平行なゲージ定着平面12dが形成さ
れる。また、前記観測窓12bより視認できる部
分の出力ナツト3の外縁部にセンタマーク3b
が、アダプタ12の内縁部には合せマーク12c
が刻設されている。これらセンタマークと合せマ
ークとを合わせることにより、前記測定窓12a
が前記切欠3aの一方壁面31に対向するととも
に、前記一方壁面31と前記ゲージ定着平面12
dとが平行となる。
測定機器として使用されるダイヤルゲージAは
ニードル部A2に対し直交面となつた定置部A1
を持ち、ニードル部A2の先端はテーパニードル
A3となつている。
以上において作動態様を説明する。弁体を開放
させるに際し、電動駆動機13が起動され、ウオ
ーム5aが回転を始めると、出力軸1が左回転
し、出力ナツト3を経てねじ棒4を後退(第1図
の上昇方向)させる。このとき、出力軸1には下
方へのスラストが作用し、スラストベアリング1
0はスラストベース8と出力軸1のフランジ部1
aとの間に挟持されて、出力軸1にスムーズな回
転を付与する。
弁体を閉止させるには、ウオーム5aを逆回転
させることにより、ウオームホイール5bを経
て、出力軸1および出力ナツト3を右まわりさせ
て達成されるが、これにより出力軸1には上方へ
のスラストが作用し、スラストベアリング10は
スラストリング9とスラストパツド7との間に挟
持される。一方のウオーム6aも出力軸1の回転
につれて回り、ねじ棒4が昇降の極限まで達して
弁体による所要の開閉がなされたとき、電動駆動
機13のスイツチが切られる。
出力ナツト3の雌ねじ面の摩耗を測定するには
次の要領による。摩耗量の測定にはねじ棒4のね
じ面と出力ナツト3のねじ面との隙間を定期的に
計り、これら2回の数値の差が摩耗量となる。し
かして、前記ねじ棒4と出力ナツト3との両ねじ
面間の隙間を計るに際し、先ず、出力ナツト3の
センタマーク3bとアダプタ12の合せマーク1
2cとを合せ、ダイヤルゲージAを測定窓12a
により挿入し、その定置部A1をゲージ定着平面
12dに合せ、テーパニードルA3の先端を一方
壁面31に当接させてダイヤル目盛T1を読みと
る。次に、ゲージ定着平面12d上において定置
部A1を若干ずらせ、前記ねじ棒4と出力ナツト
3との両ねじ面の隙間にテーパニードルA3の先
端を挿入し、そのときのダイヤル目盛の読みをT
2とすると、両ねじの隙間G1は、G1=(T2
−T1)tanQの式で求められる。但し、Qはテ
ーパニードルA3の先端角度とする。次に、所定
期間後に上記と同様に測定した両ねじの隙間G2
を求める。
以上により、G2−G1がねじの摩耗量として
求められる。
本考案のねじ送り機構は、上記遠隔操作弁の開
閉のみでなく、出力ナツトを取出すのが困難な他
の機器または放射線などの危険のため人が長期間
接近できない場所におけるねじ送り機構にも利用
できる。
G 考案の効果 本考案のねじ送り機構は以上の如く、回転が付
与されるナツトと螺合してこのナツトの回転によ
り軸方向に移動可能とされたねじ棒と、前記ナツ
トを外囲しかつ前記ねじ棒軸芯方向には固定で回
転保持するアダプタとを有し、前記ナツトの前記
アダプタに対向する部分にはナツトの軸まわり所
定角度に開口する2壁面を有する切欠が形成さ
れ、該切欠が対向するアダプタには、ダイヤルゲ
ージのニードル部が挿入可能な測定窓と、少なく
とも前記ナツトの切欠の一方壁面が視認できる観
測窓とが設けられ、前記測定窓が前記一方壁面に
対向するよう位置合せするため、前記観測窓より
視認できる部分のナツトとアダプタとに、夫々、
センタマークと合マークとが刻設され、更に前記
アダプタの外周に前記ナツト切欠の一方壁面に平
行なゲージ定着平面が形成された。従つて、ねじ
送りが軽快かつ確実に行なわれ、必要に応じて出
力ナツトを取出すことなくねじ面の摩耗状態を検
出することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す切欠正面図、
第2図は要部拡大正面図、第3図は第2図の−
断面図、第4図は第1図の−断面図であ
る。 1……出力軸、3……出力ナツト、3a……切
欠、3b……センタマーク、4……ねじ棒、8…
…スラストベース、9……スラストリング、10
……スラストベアリング、12……アダプタ、1
2a……測定窓、12b……観測窓、12c……
合せマーク、12d……ゲージ定着平面、A……
ダイヤルゲージ、A3……テーパニードル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転が付与されるナツトと螺合してこのナツト
    の回転により軸方向に移動可能とされたねじ棒
    と、前記ナツトを外囲し、かつ、前記ねじ棒軸芯
    方向には固定で回転保持するアダプタとを有し、
    前記ナツトの前記アダプタに対向する部分にはナ
    ツトの軸まわり所定角度に開口する2壁面を有す
    る切欠が形成され、該切欠が対向するアダプタに
    は、ダイヤルゲージのニードル部が挿入可能な測
    定窓と、少なくとも前記ナツトの切欠の一方壁面
    が視認できる観測窓とが設けられ、前記測定窓が
    前記一方壁面に対向するよう位置合せするため、
    前記観測窓より視認できる部分のナツトとアダプ
    タとに、夫々、センタマークと合マークとが刻設
    され、更に前記アダプタの外周に前記ナツト切欠
    の一方壁面に平行なゲージ定着平面が形成された
    ことを特徴とするねじ送り機構。
JP20306386U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH0315873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20306386U JPH0315873Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20306386U JPH0315873Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63106951U JPS63106951U (ja) 1988-07-11
JPH0315873Y2 true JPH0315873Y2 (ja) 1991-04-05

Family

ID=31168040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20306386U Expired JPH0315873Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0315873Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63106951U (ja) 1988-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0947801A3 (en) Micrometer
JP3116307B2 (ja) 長手方向の計測装置
JPH0315873Y2 (ja)
JPS609508A (ja) 形材圧延機の水平ロ−ルを移動させて軸方向に調整するための改良型装置
JPS6023683Y2 (ja) マイクロメ−タヘツド
JPH1040749A (ja) 電線マーキング用押えローラの偏心測定装置
US4058901A (en) Plug gage
EP0459262A2 (de) Gewindeprüfeinrichtung
JP2855834B2 (ja) ねじ精度測定方法
JPS6133521Y2 (ja)
JPS6240753Y2 (ja)
JPS60152927A (ja) 締付ボルトの軸力管理方法およびこの方法に用いる締付ボルト
US3510952A (en) Height gauge
JPH0712909U (ja) おねじの有効径測定器
US3032883A (en) Length measuring appliances
JPS6327954Y2 (ja)
CS228665B1 (en) Screw elongationmetering apparatus
JPS6212964Y2 (ja)
JPH0422246Y2 (ja)
JPS6242323Y2 (ja)
JPS6117361Y2 (ja)
JPS61143005U (ja)
JP2526699Y2 (ja) 芯ずれ精度調整用軸受装置
JPS585201Y2 (ja) ダイヤルゲ−ジ精度検査器具
JP3623388B2 (ja) シーミングロールの回転円滑度測定器及び測定方法並びにシーミングロールのトルクメータ取付け具