JPS6117361Y2 - - Google Patents

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JPS6117361Y2
JPS6117361Y2 JP15774581U JP15774581U JPS6117361Y2 JP S6117361 Y2 JPS6117361 Y2 JP S6117361Y2 JP 15774581 U JP15774581 U JP 15774581U JP 15774581 U JP15774581 U JP 15774581U JP S6117361 Y2 JPS6117361 Y2 JP S6117361Y2
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JP
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spindle
sleeve
thimble
cylindrical body
scale
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JP15774581U
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JPS5863502U (ja
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シンブルを回転させることなくスピ
ンドルを進退動調整させて、スピンドルの基点を
調整可能としたマイクロメータヘツドに関するも
のである。
一般に投影検査機においては、載物台を定量的
に移動させるのにマイクロメータヘツドを使用し
ているのが普通である。この様な投影検査機に用
いられるマイクロメータヘツドは、載物台を押圧
移動させることが必要であることからネジ送り方
式とされている。
斯るネジ送り方式のマイクロメータヘツドで
は、シンブルとスピンドルの軸線方向の相対位置
関係がこれらに形成された送り用のネジのネジピ
ツチによつて定まるので、シンブルの目盛とスリ
ーブの目盛の相対位置関係も前述のネジピツチに
よつて決定されることになる。
一方、投影検査機においては、載物台に載置さ
れた被測定物の任意の点を基準位置としてスクリ
ーンの十字線に合致させ、次に載物台を移動させ
て他の点をスクリーンの十字線に一致させて、載
物台の移動量をマイクロメータヘツドから読み取
ることにより、被測定物の2点間の距離を測定で
きる。
然し乍ら、投影検査機のスクリーンに投影され
る像は数十倍に拡大されているため、載物台に被
測定物を載置する際に基準位置をスクリーンの十
字線に正確に一致させるのは難しいものであつ
た。
この結果、上述した目盛を有するマイクロメー
タヘツドの目盛を零に合せた状態で被測定物の基
準位置をスクリーンの十字線に合致させることが
従来は非常に困難であつた。
従つて、スピンドルの位置とシンブル−スリー
ブの目盛の相対位置関係を任意に変更できるもの
が従来から望まれていた。
従来、斯る相対位置関係を変更する方法とし
て、シンブルに対してスリーブを強制的に周方向
に位置づれを起させる方法、あるいはスリーブ上
の目盛板を摺動自在としておいて、その目盛板を
ずらす方法等が知られている。
然し、前者にあつては、労力を要すると共に、
目盛板を高精度で所定量ずらすのは難しいため、
精度上好ましいものではなかつた。一方、後者に
あつては、そのいずれもがシンブルに対するスリ
ーブの目盛を相対的にずらす方法であつたため、
ある整数目盛に合せることはできるものの、零目
盛に合せることはできず、この結果、読取つた目
盛からスピンドルの実際の移動量を求めるには、
その前後の読値から算出しなければならず不便か
つミスが多発する原因となつていた。
本考案は、上述の従来欠点を解消せんがために
なされたもので、その特徴とするところは、シン
ブルを回転させることなくスピンドルのみを進退
調整させて、スピンドルの基点を調整可能とする
ことにより、投影検査機に本考案のマイクロメー
タヘツドを使用した場合に、その目盛を零位置に
合せた状態で被測定物の基準位置をスクリーンの
十字線に迅速かつ正確に合致させ得る様にした点
にある。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、スリーブ1の外周にはシンブ
ル2が回転自在かつ軸線方向に進退自在に遊嵌さ
れている。このスリーブ1内にはこれと一体に形
成された筒状部3が同芯に設けられていて、この
筒状部3内周には雌ネジ3aが形成されている。
また、シンブル2内にはこれと一体に形成された
筒状部4が同芯に設けられていて、この筒状部4
外周には雄ネジ4aが形成されている。そして、
筒状部4の雄ネジ4aは筒状部3の雌ネジ3aに
進退自在に螺合されている。図中、1aはスリー
ブの目盛、2aはシンブルの目盛である。
筒状部4内にはこれと軸線が一致する筒体5が
周方向に相対回転可能に嵌合されている。この筒
体5の外周面には段部5a,5bによつて規定さ
れた周方向に向う環状溝6が形成されていて、筒
状部4は環状溝6に嵌合されている。これによつ
て筒状部4と筒体5は互いに相対回転自在に且つ
軸線方向に相対移動不能に結合されている。
筒状部3には軸線方向に延びる長孔7が形成さ
れていて、この長孔7には筒体5に固着したピン
8が長手方向にのみ移動自在に挿入されている。
これによつて、スリーブ1と筒体5は互いに相対
回転不能に且つ軸線方向に相対移動可能に結合さ
れている。
筒体5の一端部内周面には雌ネジ9が形成され
ていて、この雌ネジ9にはスリーブ1及び筒体5
を貫通するスピンドル10の雄ネジ10aが螺合
されていて、これによつてスピンドル10は筒体
5に対してその長手方向に進退調整できる様にな
つている。このスピンドル10のシンブル2側端
部には操作ツマミ11が止メネジ12によつて固
定されている。
次に、この様な構成のマイクロメータヘツドの
作動を説明する。
(1) 測定時の操作及び作動 測定時にはスリーブ1に対してシンブル2を
正転又は逆転操作する。この操作によつてシン
ブル2は、雌ネジ3a及び雄ネジ4aの作用に
よりスリーブ1に対して軸線方向(図中左方又
は右方)に進退動変位させられる。この際、筒
体5及びスピンドル10はシンブル2と一体に
軸線方向に進退動変位する。
この際、筒状部4と筒体5との間にはこれら
を左一体に回転させようとする微小な摩擦力が
作用するが、筒体5は長孔7とピン8の作用に
よりシンブル2と一体に回転できないので、ス
ピンドル10はシンブル2の回転操作により回
転することなくスリーブ1に対して軸線方向に
進退動する。
そして、このスピンドル10の軸線方向への
進退方向への進退変位量はスリーブ1の目盛1
aとシンブル2の目盛2aから読み取る。
(2) 目盛1a,2aの読取値に対するスピンドル
10の基点位置変更操作 この場合には操作ツマミ11を正確又は逆転
操作する。この際、筒体5がスピンドル10と
同方向に回転しようとするが、筒体5は長孔7
とピン8により周方向への回転が規制されてい
るので、操作ツマミ11の回転操作によつて筒
体5は回転せずにスピンドル10のみが回転す
る。これによつてスピンドル10がスリーブ1
及び筒体5に対して軸線方向に進退動変位す
る。
一方、操作ツマミ11の回転操作間には、筒
体5は上述の如く回転しないので、シンブル2
がスリーブ1に対して相対回転することがな
い。
従つて、操作ツマミ11の回転操作時には、
目盛1a,2aによる読取値が変化せず、スピ
ンドル10のスリーブ1に対する軸線方向の位
置が変化する。この結果、目盛1a,2aによ
る読取値を零にした状態で、操作ツマミ11を
回転操作することにより、目盛1a,2aに対
するスピンドル10の基点(初期位置)が変化
する。
以上説明した実施例では、操作ツマミ11を止
めネジ12でスピンドル10に固定する構成とし
たが、これに加えて第2図に示した如く、スピン
ドル10の基端部にフランジ13を突設し、スピ
ンドル10の端部に端面からネジ14を螺合し
て、スピンドル10の基端部に嵌合した操作ツマ
ミ11をフランジ13とネジ14の頭部14aと
の間に回転自在に且つ軸線方向に移動不能に保持
させた構成としてもよい。この場合には、操作ツ
マミ11の不使用時にネジ12を緩めて操作ツマ
ミ11を回転自在としておくことにより、測定時
に操作ツマミ11を誤操作するのを防止できる。
本考案は、以上説明した様に、シンブルをスリ
ーブ外周に遊嵌し、該シンブルに同芯且つ一体に
設けた筒状部を前記スリーブ内に進退自在に螺合
し、該筒状部と軸線を一致させた筒体を該筒状部
に相対回転自在に且つ軸線方向に相対移動不能に
結合し、該筒体と前記スリーブとを相対回転不能
に且つ軸線方向に相対移動可能に結合し、前記筒
体内にスピンドルを進退可能に螺合することによ
り、シンブルを回転操作したときに、スピンドル
は回転せずにシンブルと一体に変位し、且つ、ス
ピンドルを回転操作してスピンドルを軸線方向に
変位させたときに、シンブルが回転しないように
構成したので、スリーブ及びシンブルの目盛に対
するスピンドルの基点(初期位置)をスピドルの
操作により簡易且つ迅速に正確に行なうことがで
きる。
この結果、本考案のマイクロメータヘツドを投
影検査機の載物台の移動操作に使用することによ
り、その目盛を零に合せた状態でスピンドルの回
転操作をするのみで、被測定物の基準位置をスク
リーンの十字線に迅速かつ正確に合致させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すマイクロメー
タヘツドの半分を断面した側面図、第2図は本考
案の他の実施例を示す部分断面図である。 1……スリーブ、2……シンブル、3,4……
筒状部、5……筒体、5a,5b……段部、6…
…環状溝、7……長孔、8……ピン、10……ス
ピンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シンブルをスリーブ外周に遊嵌し、該シンブル
    に同芯且つ一体に設けた筒状部を前記スリーブ内
    に進退自在に螺合し、該筒状部と軸線を一致させ
    た筒体を該筒状部に相対回転自在に且つ軸線方向
    に相対移動不能に結合し、該筒体と前記スリーブ
    とを相対回転不能に且つ軸線方向に相対移動可能
    に結合し、前記筒体内にスピンドルを進退調整可
    能に螺合したことを特徴とするマイクロメータヘ
    ツド。
JP15774581U 1981-10-23 1981-10-23 マイクロメ−タヘツド Granted JPS5863502U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15774581U JPS5863502U (ja) 1981-10-23 1981-10-23 マイクロメ−タヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15774581U JPS5863502U (ja) 1981-10-23 1981-10-23 マイクロメ−タヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5863502U JPS5863502U (ja) 1983-04-28
JPS6117361Y2 true JPS6117361Y2 (ja) 1986-05-28

Family

ID=29950257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15774581U Granted JPS5863502U (ja) 1981-10-23 1981-10-23 マイクロメ−タヘツド

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JP (1) JPS5863502U (ja)

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JPS5863502U (ja) 1983-04-28

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