JPH02242101A - めねじ有効径測定方法 - Google Patents
めねじ有効径測定方法Info
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- JPH02242101A JPH02242101A JP6089889A JP6089889A JPH02242101A JP H02242101 A JPH02242101 A JP H02242101A JP 6089889 A JP6089889 A JP 6089889A JP 6089889 A JP6089889 A JP 6089889A JP H02242101 A JPH02242101 A JP H02242101A
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ナツト等のめねじの有効径を測定する方法お
よび測定器、特に、ねじ送り機構のねじ軸と螺合するナ
ツト等のめねじを機械工場でねじ切りする際に適用され
るめねじ有効径測定方法およびその測定器に関するもの
である。
よび測定器、特に、ねじ送り機構のねじ軸と螺合するナ
ツト等のめねじを機械工場でねじ切りする際に適用され
るめねじ有効径測定方法およびその測定器に関するもの
である。
(従来の技術)
従来、おねじの有効径の測定方法としては、般に三針法
が用いられており、三針法は簡便で、しかも、最も信頼
できる測定原理であり、その理論的考察も進んでいる。
が用いられており、三針法は簡便で、しかも、最も信頼
できる測定原理であり、その理論的考察も進んでいる。
これに対し、ナツト等のめねじの有効径の測定方法とし
ては(1)キャリパによる2点測定方法、(2)綱球と
マイクロメータによるナツトの外径基準測定方法、(3
)ねじ山総形フィーラを有する内径マイクロメータによ
る測定方法および(4)測定室内で行なわれている万能
測定顕微鏡を用いる測定方法が既知である。
ては(1)キャリパによる2点測定方法、(2)綱球と
マイクロメータによるナツトの外径基準測定方法、(3
)ねじ山総形フィーラを有する内径マイクロメータによ
る測定方法および(4)測定室内で行なわれている万能
測定顕微鏡を用いる測定方法が既知である。
これらの既知の測定方法のうち、(1)のキャリパによ
る2点測定方法と(3)のねじ山総形フイーラを有する
内径マイクロメータによる方法が工作現場でのめねじ有
効径の測定に用いることが可能であるとされている。
る2点測定方法と(3)のねじ山総形フイーラを有する
内径マイクロメータによる方法が工作現場でのめねじ有
効径の測定に用いることが可能であるとされている。
しかし、キャリパによる方法は、厳密なマスクを必要と
し、2点測定となるため測定が不安定で、最大直径部分
を正確に・ひろうためには触感に頼った熟練が必要であ
り、個人差が生じるとともに測定結果のバラツキが大き
いという問題がある。また、ねじ山総形フィーラを用い
る方法は、断面形状が各ねじ規格に一敗するような特殊
なフィーラと較正のだめのねじ状マスクを必要とし、用
途が限られている。
し、2点測定となるため測定が不安定で、最大直径部分
を正確に・ひろうためには触感に頼った熟練が必要であ
り、個人差が生じるとともに測定結果のバラツキが大き
いという問題がある。また、ねじ山総形フィーラを用い
る方法は、断面形状が各ねじ規格に一敗するような特殊
なフィーラと較正のだめのねじ状マスクを必要とし、用
途が限られている。
上述したように、従来のめねじの有効径測定方法は、お
ねじの三針法に匹敵するような簡便さや正確さがなく、
確立した測定原理がないままに今日に至っている。
ねじの三針法に匹敵するような簡便さや正確さがなく、
確立した測定原理がないままに今日に至っている。
めねじの正確な寸法管理の必要性は、台形ねし、ボール
ねじ等の精密送りねじの工作において特に高く、工作機
械や種々の精密位置決め機構にはねじによる送り機構が
最も多く用いられるが、これらのねし送り機構の性能は
ねじ軸単体の工作精度とともにねじ軸とナツトとのはめ
あいに大きく依存する。例えば台形ねじでは、ねじ軸の
おねじの有効径に対してナツトのめねじの有効径が必要
以上に大きいとバックラッシュが大きくなり、逆に、す
きまが小さすぎると駆動トルクが増大する。ねじ送り機
構のこれらの動的性能を適正に保つためには、ねじ軸と
ナツトのはめあいを数μm単位で調整する必要がある。
ねじ等の精密送りねじの工作において特に高く、工作機
械や種々の精密位置決め機構にはねじによる送り機構が
最も多く用いられるが、これらのねし送り機構の性能は
ねじ軸単体の工作精度とともにねじ軸とナツトとのはめ
あいに大きく依存する。例えば台形ねじでは、ねじ軸の
おねじの有効径に対してナツトのめねじの有効径が必要
以上に大きいとバックラッシュが大きくなり、逆に、す
きまが小さすぎると駆動トルクが増大する。ねじ送り機
構のこれらの動的性能を適正に保つためには、ねじ軸と
ナツトのはめあいを数μm単位で調整する必要がある。
しかし、現在のところはめねじの有効径の正確な測定方
法が無いために、前加工されたナツトのめねじと所定の
寸法に仕上げられたねじ軸のおねじとを、実際に螺合さ
せ、工作者の触感に頼りながらラッピングにより最終的
に調整している。このような方法では、ねじ軸とナツト
とを1対1で対応させなければならず、互換性のある生
産は不可能である。またボールねじでは、2個のナツト
に予圧を与えた状態で使用す・るため、ナツトの有効径
のばらつきを、間座やボ−ル径を調整することで解消し
ており、これもまた厳密な意味で互換性のある生産が行
なわれていない。
法が無いために、前加工されたナツトのめねじと所定の
寸法に仕上げられたねじ軸のおねじとを、実際に螺合さ
せ、工作者の触感に頼りながらラッピングにより最終的
に調整している。このような方法では、ねじ軸とナツト
とを1対1で対応させなければならず、互換性のある生
産は不可能である。またボールねじでは、2個のナツト
に予圧を与えた状態で使用す・るため、ナツトの有効径
のばらつきを、間座やボ−ル径を調整することで解消し
ており、これもまた厳密な意味で互換性のある生産が行
なわれていない。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明の目的は、操作が簡便で、めねじの有効径を高い
精度で確実に測定でき、めねじを高精度で加工する製造
工程に取り入れ得るめねし有効径測定方法を提供しよう
とするものである。
精度で確実に測定でき、めねじを高精度で加工する製造
工程に取り入れ得るめねし有効径測定方法を提供しよう
とするものである。
また、本発明の他の目的は、上述した測定方法に用いる
ための測定器を提供しようとするものである。
ための測定器を提供しようとするものである。
(問題を解決するための手段)
本発明によれば、3個の球状フィラーを半角形の頂点に
それぞれ位置させた3点内径マイクロメータを測定器と
して用い、ナツト等の被測定めねじの1ピッチ内のねじ
溝に3個の球状フィラーをはめておしつけ、この際の3
点内径マイクロメータの目盛により3個の球状フィラー
の外接円径doを読み取り、 上式において、 d、=do−W W:球状フィーラの直径(mm) P:被測定めねじのねし山のピッチ(mm)θ:被測定
めねじの軸線方向投影図におけるつる巻線の中心Oと頂
点Cとを結ぶ線と垂直線■とのなす角度 によりピッチPのつる巻線の直径dsを求め、ナツト等
のめねじ有効径d、を次式 α:被測定めねじのねし山の半角 により決定することを特徴とする。
それぞれ位置させた3点内径マイクロメータを測定器と
して用い、ナツト等の被測定めねじの1ピッチ内のねじ
溝に3個の球状フィラーをはめておしつけ、この際の3
点内径マイクロメータの目盛により3個の球状フィラー
の外接円径doを読み取り、 上式において、 d、=do−W W:球状フィーラの直径(mm) P:被測定めねじのねし山のピッチ(mm)θ:被測定
めねじの軸線方向投影図におけるつる巻線の中心Oと頂
点Cとを結ぶ線と垂直線■とのなす角度 によりピッチPのつる巻線の直径dsを求め、ナツト等
のめねじ有効径d、を次式 α:被測定めねじのねし山の半角 により決定することを特徴とする。
また、本発明によれば、上述のd、を近似式0式%
また、本発明によれば目盛付シンブルを一端に嵌着した
ステムと、このステムと螺合してシンブルにより回転さ
れることによりステム内に軸線方向に動かされる中心ス
ピンドルと、ステムの他端に設けられて中心スピンドル
の推力により拡径される拡径部材と、拡径部材上に円周
方向に等間隔で離間した位置で設けられたフィーラとを
具え、シンブルの回転角度に応じてフィーラが半径方向
に移動するように構成された3点式マイクロメータの前
記フィーラを球状としたことを特徴とす。
ステムと、このステムと螺合してシンブルにより回転さ
れることによりステム内に軸線方向に動かされる中心ス
ピンドルと、ステムの他端に設けられて中心スピンドル
の推力により拡径される拡径部材と、拡径部材上に円周
方向に等間隔で離間した位置で設けられたフィーラとを
具え、シンブルの回転角度に応じてフィーラが半径方向
に移動するように構成された3点式マイクロメータの前
記フィーラを球状としたことを特徴とす。
(作 用)
第3図は本発明による測定原理を示す。
第3a図に示すように、正三角形ABCの各頂点がピッ
チPのつる巻線上にある場合を考える。
チPのつる巻線上にある場合を考える。
点A、B、’Cの上投影図(第3b図)における位置を
A、、B、、C,で表し、同様に右投影面(第3C図)
における位置をA z、 B z、 C2で、前投影図
(第3d図)における位置をAIB!、C3で表す。
A、、B、、C,で表し、同様に右投影面(第3C図)
における位置をA z、 B z、 C2で、前投影図
(第3d図)における位置をAIB!、C3で表す。
△ABCは第3e図に示すように正三角形であるからA
B=ACであり、つる巻線と弦との関係より、前投影図
においては、点A3から03の軸方向距離と、点A3か
らBゴの軸方向距離は等しく、前投影面においては点A
ff+ 83. Cxは一直線上にある。従って、Δ
ABCの法線はねじの軸線に対して、点Aから辺BCに
おろした中線を回転軸として角ψ°だけ傾くことになる
。よって、上投影面においては、ΔAI BI CIは
二等辺三角形となる。
B=ACであり、つる巻線と弦との関係より、前投影図
においては、点A3から03の軸方向距離と、点A3か
らBゴの軸方向距離は等しく、前投影面においては点A
ff+ 83. Cxは一直線上にある。従って、Δ
ABCの法線はねじの軸線に対して、点Aから辺BCに
おろした中線を回転軸として角ψ°だけ傾くことになる
。よって、上投影面においては、ΔAI BI CIは
二等辺三角形となる。
ここで、つる巻線の直径をd3+ 正三角形ABCの外
接円の直径をd、とし、ねじの軸方向投影面(上投影面
)において頂点Cの方向、すなわちつる巻線の中心0と
頂点Cを結ぶ線と垂直線Vとのなす角をθで表すと、ね
じの各投影面での幾何学的関係より次の連立方程式が成
立する。
接円の直径をd、とし、ねじの軸方向投影面(上投影面
)において頂点Cの方向、すなわちつる巻線の中心0と
頂点Cを結ぶ線と垂直線Vとのなす角をθで表すと、ね
じの各投影面での幾何学的関係より次の連立方程式が成
立する。
L、 =L2
LI+ Lzを消去して整理すると連立方程式となる。
またΔABCの法線の傾き?はθ
P(1−−)
π
で与えられる。ここで式(2)において、ピッチPを既
知とすると未知数はθ+ di+ 1の3個となり
、d i+ d 、のいずれかを定めれば残りの2個の
未知数が求まる。A、B、Cを3点内径マイクロメータ
の3個の球状ツイータの中心とすると、d、は内径マイ
クロメータのリングゲージによる較正結果を参照するこ
とにより、内径マイクロメータの読み取り値とツイータ
直径Wより知ることができる(d==do W)。
知とすると未知数はθ+ di+ 1の3個となり
、d i+ d 、のいずれかを定めれば残りの2個の
未知数が求まる。A、B、Cを3点内径マイクロメータ
の3個の球状ツイータの中心とすると、d、は内径マイ
クロメータのリングゲージによる較正結果を参照するこ
とにより、内径マイクロメータの読み取り値とツイータ
直径Wより知ることができる(d==do W)。
3個の球状ツイータを実際のナツトのねし溝にはめ、ラ
チェットにより所定の測定圧を加えてd、を求める。次
に連立方程式(2)を解いてd、を求める。dsが求ま
れば、ナツトの有効径d、は、おねじの三針法において
有効径を求める式と同様の次式 で与えられる。連立方程式(2)の厳密解を解析的に求
めることは難しいが、θをパラメータとして数値的に解
くことができる。−例としてds’=50mmの場合に
ついてe =d = d o +θおよびpの計算結
果を第4図に示す。この計算はプログラムコンピュータ
により簡単に行なえるが、下記の近似計算式を用いるこ
ともできる。すなわち、式(2)よりθを消去すると となる。ここで、 e=d= d3+ ε= (0〈ε<1) d□ とおいて式(5)を無次元化すると 分な近似精度を持つ、と言える。
チェットにより所定の測定圧を加えてd、を求める。次
に連立方程式(2)を解いてd、を求める。dsが求ま
れば、ナツトの有効径d、は、おねじの三針法において
有効径を求める式と同様の次式 で与えられる。連立方程式(2)の厳密解を解析的に求
めることは難しいが、θをパラメータとして数値的に解
くことができる。−例としてds’=50mmの場合に
ついてe =d = d o +θおよびpの計算結
果を第4図に示す。この計算はプログラムコンピュータ
により簡単に行なえるが、下記の近似計算式を用いるこ
ともできる。すなわち、式(2)よりθを消去すると となる。ここで、 e=d= d3+ ε= (0〈ε<1) d□ とおいて式(5)を無次元化すると 分な近似精度を持つ、と言える。
台形ねじの場合、ツイータ直径とねじ溝の関係はおねじ
の三針法と全く同様に次のようになる。
の三針法と全く同様に次のようになる。
適用しうるツイータの最大直径をd 1IiX+最小直
径をd e+in+最適直径をd。pい とするとが得
られる。g(ε)=Oの解を求めるために、g(0)の
点よりニュートン近似をとり、γが十分に大きいという
条件のもとに微小項を無視するとεは次のようになる。
径をd e+in+最適直径をd。pい とするとが得
られる。g(ε)=Oの解を求めるために、g(0)の
点よりニュートン近似をとり、γが十分に大きいという
条件のもとに微小項を無視するとεは次のようになる。
ao=1)
実際に計算を行うとa。は1.4622に収束する。
弐(6)、 (8)より次の近似計算式が得られる。
ct=
近似計算式(9)による計算結果の一例を第4図の破線
で示す。(p/ds) <0.2の範囲内で実用上子ま
たポールねじの場合は、ツイータ直径は測定対象に実際
に組み込まれる転動体球径と等しくする。
で示す。(p/ds) <0.2の範囲内で実用上子ま
たポールねじの場合は、ツイータ直径は測定対象に実際
に組み込まれる転動体球径と等しくする。
(実施例)
第1および2図は本発明によるめねじ有効径測定器の1
実施例を示し、図示の例は(株)三豊製作所「ホールテ
スト」として市販の3点内径マイクロメータlに球状ツ
イータ2を取付けたものである。図示の3点内径マイク
ロメータ1はステム3の一端に目盛4をつけたシンブル
5が取付けられ、ステム3内に軸線方向に延在するスピ
ントール6の一端6aがシンブル5に一体に回転するよ
う取付けられ、スピンドル6に設けたピッチ0.5mm
のおねじ7がステム3の一端3aに設けられためねじ8
と螺合し、ステム3の他端3bの内部に設けられた円筒
孔9内にピストン10が軸線方向に摺動自在に挿入され
、このピストン10に頂角が53.13 ’ の円錐形
前端11が形成され、この円錐形前端11と協働し得る
斜切面12を内側端に有する3個の拡径部材13がステ
ム先端ヘッド14内に半径方向に摺動自在に取付けられ
、拡径部材13を板ばね15によってピストン10に押
しつけるよう構成されている。16はスピンドル6の−
@6aに既知のように取付けられたラチェットを示す。
実施例を示し、図示の例は(株)三豊製作所「ホールテ
スト」として市販の3点内径マイクロメータlに球状ツ
イータ2を取付けたものである。図示の3点内径マイク
ロメータ1はステム3の一端に目盛4をつけたシンブル
5が取付けられ、ステム3内に軸線方向に延在するスピ
ントール6の一端6aがシンブル5に一体に回転するよ
う取付けられ、スピンドル6に設けたピッチ0.5mm
のおねじ7がステム3の一端3aに設けられためねじ8
と螺合し、ステム3の他端3bの内部に設けられた円筒
孔9内にピストン10が軸線方向に摺動自在に挿入され
、このピストン10に頂角が53.13 ’ の円錐形
前端11が形成され、この円錐形前端11と協働し得る
斜切面12を内側端に有する3個の拡径部材13がステ
ム先端ヘッド14内に半径方向に摺動自在に取付けられ
、拡径部材13を板ばね15によってピストン10に押
しつけるよう構成されている。16はスピンドル6の−
@6aに既知のように取付けられたラチェットを示す。
上述の構成により、シンブル5を回転することによりス
ピンドル6がピストン10を軸線方向に押し動かし、ピ
ストン10の軸線方向移動量の半分だけ、拡径部材13
上の球状ツイータ2を半径方向外方に押し出す。したが
って、ツイータの外接円の直径doの増加量とスピンド
ル6の移動量とは等しくなる。このスピンドル6の移動
量ハシンブル5の円周上に刻まれている目盛4によって
読み取ることができる。測定に際し、ラチェット16を
用いることにより、被測定面に球状ツイータ2を一定の
圧力で接触させることができる。さらに、リングゲージ
により予め較正しておくことによってツイータの外接円
の直径を正確に知ることができる。
ピンドル6がピストン10を軸線方向に押し動かし、ピ
ストン10の軸線方向移動量の半分だけ、拡径部材13
上の球状ツイータ2を半径方向外方に押し出す。したが
って、ツイータの外接円の直径doの増加量とスピンド
ル6の移動量とは等しくなる。このスピンドル6の移動
量ハシンブル5の円周上に刻まれている目盛4によって
読み取ることができる。測定に際し、ラチェット16を
用いることにより、被測定面に球状ツイータ2を一定の
圧力で接触させることができる。さらに、リングゲージ
により予め較正しておくことによってツイータの外接円
の直径を正確に知ることができる。
上述したように、本発明によるめねし有効径測定器は従
来の3点内径マイクロメータとは、ツイータの形状が相
違する。従来の3点内径マイクロメータはツイータが円
筒形状であって、単純な円筒体の内径を測定するもので
あり、めねじの有効径を測定し得るものではない。
来の3点内径マイクロメータとは、ツイータの形状が相
違する。従来の3点内径マイクロメータはツイータが円
筒形状であって、単純な円筒体の内径を測定するもので
あり、めねじの有効径を測定し得るものではない。
次に、本発明により上述した測定器を用いてめねじの有
効径を測定した実施例につき説明する。
効径を測定した実施例につき説明する。
JrS 30度台形ねじTr50 X 8 (外径50
mm、 ピッチP=8mm、ねじ山の半角α−15°
)を、直径W=11/64インチ(=4.366mm)
の球状ツイータを用いて測定し、内径マイクロメータの
読みd。が48.854mn+であった。これからd
i =d o W = 44 、288mmをプログ
ラム電卓に入力して式(2)により数値的に解くことに
よりd s”’44.072 mmが得られ、さらに式
(4)により有効径d P = 46.013mmが得
られた。
mm、 ピッチP=8mm、ねじ山の半角α−15°
)を、直径W=11/64インチ(=4.366mm)
の球状ツイータを用いて測定し、内径マイクロメータの
読みd。が48.854mn+であった。これからd
i =d o W = 44 、288mmをプログ
ラム電卓に入力して式(2)により数値的に解くことに
よりd s”’44.072 mmが得られ、さらに式
(4)により有効径d P = 46.013mmが得
られた。
また、近似式(9)を用いると、d s =44 、0
74mmが得られ、さらに式(4)により有効径d p
= 46.014mmが得られた。
74mmが得られ、さらに式(4)により有効径d p
= 46.014mmが得られた。
上述したように、本発明による測定方法は比較的単純な
球状ツイータを用いており、較正も通常の円筒リングゲ
ージだけで行うことができるため、三角ねじ、台形ねし
、ボールねじ等の種々のねじに通用することができる。
球状ツイータを用いており、較正も通常の円筒リングゲ
ージだけで行うことができるため、三角ねじ、台形ねし
、ボールねじ等の種々のねじに通用することができる。
(発明の効果)
本発明は、ナツト等のめねじの有効径を工作現場におい
て容易に正確に測定することを可能とし、高精度に要求
されるナツトの製造工程を大きく改善し、製造能率を向
上させることができ、互換性のある高精度の安定した品
質のめねじ付製品を大量に安価に生産することを可能と
するものである。
て容易に正確に測定することを可能とし、高精度に要求
されるナツトの製造工程を大きく改善し、製造能率を向
上させることができ、互換性のある高精度の安定した品
質のめねじ付製品を大量に安価に生産することを可能と
するものである。
第1図は本発明の1実施例による測定器の側面図、
第2図は第1図に示す測定器の概略縦断面図、第3図は
本発明の測定方法の原理説明図、第4図はds=50m
mの場合のe、θ、ψの変化を示すグラフである。 1・・・3点内径マイクロメータ 2・・・球状ツイータ 3・・・ステム4・・・目
盛” 5・・・シンフ゛ル 6・・・スピンドル 10・・・ピストン13・
・・拡径部材 14・・・ステム先端ヘッド第
1図 2球(にフィーラ 14ズテム先を島ヘッド l 3点、1M径マイクロメーグ ハ
本発明の測定方法の原理説明図、第4図はds=50m
mの場合のe、θ、ψの変化を示すグラフである。 1・・・3点内径マイクロメータ 2・・・球状ツイータ 3・・・ステム4・・・目
盛” 5・・・シンフ゛ル 6・・・スピンドル 10・・・ピストン13・
・・拡径部材 14・・・ステム先端ヘッド第
1図 2球(にフィーラ 14ズテム先を島ヘッド l 3点、1M径マイクロメーグ ハ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、3個の球状フィラーを三角形の頂点にそれぞれ位置
させた3点内径マイクロメータを用い、ナット等の被測
定めねじの1ピッチ内のねじ溝に3個の球状フィラーを
はめておしつけ、この際の3点内径マイクロメータの目
盛により3個の球状フィラーの外接円径d_oを読み取
り、 連立方程式 {3d_i^2=4(d_ssinθ)^2+4P^2
(1−[θ/π])^2、3d_i^2=4(d_sc
os[θ/2])^2+P^2(1−[θ/π])^2
}上式において、 d_i=d_o−W W:球状フィーラの直径(mm) P:被測定めねじのねじ山のピッチ(mm)θ:被測定
めねじの軸線方向投影図におけるつる巻線の中心Oと頂
点Cとを結ぶ線と 垂直線Vとのなす角度 によりピッチPのつる巻線の直径d_sを求め、ナット
等のめねじ有効径d_rを次式 d_r=d_s+(W/sinα)−(P/2)cot
αα:被測定めねじのねじ山の半角 により決定することを特徴とするめねじ有効径測定方法
。 2、3個の球状フィラーを三角形の頂点にそれぞれ位置
させた3点内径マイクロメータを用い、ナット等の被測
定めねじの1ピッチ内のねじ溝に3個の球状フィラーを
はめておしつけ、この際の3点内径マイクロメータの目
盛により3個の球状フィラーの外接円径d_oを読み取
り、近似式 d_s=d_i(0.14814P^2/d_i)上式
において、 d_i=d_o−W W:球状フィーラの直径(mm) P:被測定めねじのねじ山のピッチ(mm)によりピッ
チPのつる巻線の直径d_sを求め、ナット等のめねじ
有効径d_rを次式 d_r=d_s+(W/sinα)−(P/2)cos
αα:被測定めねじのねじ山の半角 により決定することを特徴とするめねじ有効径測定方法
。 3、目盛付シンブルを一端に嵌着したステムと、このス
テムと螺合してシンブルにより回転されることによりス
テム内に軸線方向に動かされる中心スピンドルと、ステ
ムの他端に設けられて中心スピンドルの推力により拡径
される拡径部材と、拡径部材上に円周方向に等間隔で離
間した位置で設けられたフィーラとを具え、シンブルの
回転角度に応じてフィーラが半径方向に移動するように
構成された3点式マイクロメータの前記フィーラを球状
としたことを特徴とするめねじ有効径測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1060898A JPH0760081B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | めねじ有効径測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1060898A JPH0760081B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | めねじ有効径測定方法 |
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---|---|---|---|
JP6313073A Division JP2653422B2 (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | めねじ有効径測定器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0760081B2 JPH0760081B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=13155638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1060898A Expired - Lifetime JPH0760081B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | めねじ有効径測定方法 |
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---|---|
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