JPH0643610A - 青感性乳剤層が改良されたカラー写真記録要素 - Google Patents

青感性乳剤層が改良されたカラー写真記録要素

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JPH0643610A
JPH0643610A JP5359693A JP5359693A JPH0643610A JP H0643610 A JPH0643610 A JP H0643610A JP 5359693 A JP5359693 A JP 5359693A JP 5359693 A JP5359693 A JP 5359693A JP H0643610 A JPH0643610 A JP H0643610A
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dispersion
coupler
layer
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gelatin
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Meter James P Van
フィリップ バン メーター ジェイムズ
Pranab Bagchi
バグチ プラナブ
Tomas Bryan
トーマス ブライアン
Thomas A Rosiek
アーシャー ロジーク トーマス
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 より活性が高く、より安定性の高いイエロー
カプラー分散体溶融物を提供する。 【構成】 少くとも1つのイエロー画像色素形成性カプ
ラー分散体を含む青感性ハロゲン化銀写真乳剤を少くと
も1層含んでなるカラー写真記録要素であって、イエロ
ー画像色素形成性カプラーが式: (式中、Xは−H,−Cl,−O−C(=O)−R,−
SAr(Ar=アリール基),−SOR又は−OSO
R、Rはアルキル基、 Zは環を完成するための有機成分である)を有し、乳剤
層が更にイエローカプラー1g当り約0.1〜約0.6
gのポリオキシアルキレンポリマーを含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー写真要素及びそ
の製造方法に関する。更に詳細には、本発明は、ある種
のイエローカプラー分散体及びハロゲン化銀を含有する
写真要素であって、イエロー分散体の写真活性が予期せ
ざる程に増加しそしてまた現像されたイエロー色素の光
退色安定性が予期せざる程に増加した写真要素に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バラスト化された写真色素形成性カプラ
ーは写真系にコロイド乳剤(写真業界において分散体と
通常いわれている)として通常包含される。従来の写真
カプラー分散体の各種製造方法を図1に具体的に示す。
カプラーを、高沸点水混和性溶剤(永久溶剤、perm
anent solventと称す)、例えば、トリク
レジルホスフェート、ジブチルフタレート等に添加す
る。低沸点水混和性溶剤(補助溶剤と称す)、例えば、
エチルアセテート、プロパノール、メチルイソブチルケ
トン等も添加して低溶解性カプラーの溶解度を高めるこ
ともある。混合物を加熱して、図1に示したような“カ
プラー溶液”と称される、真に結晶を含まない溶液を形
成する。安定性界面活性剤の第2溶液をゼラチンと水の
混合物に添加し次いで加熱して、図1に示したような
“界面活性剤溶液”と称される溶液を調製する。“界面
活性剤溶液”に用いられる界面活性剤は通常アニオン性
界面活性剤である。“界面活性剤溶液”及び“カプラー
溶液”を次に緩やかに撹拌しながら一緒に混合して“プ
レミックス”として知られているものを調製する。プレ
ミックスは、水相(すなわち、“界面活性剤溶液”)中
に油相(すなわち、“カプラー溶液”)が存在する粗乳
剤からなる。粗“分散体”は、直径が5〜15μmのオ
ーダーの極めて大きい粒子の液滴から構成されており、
このままでは高品質写真製品用に使用できない。次に高
剪断粉砕操作により粒子サイズを更に低減することが必
要である。粗“プレミックス”を次に適当な高剪断粉砕
装置で更に粉砕する。カプラー溶液が“永久”溶剤のみ
から構成されている場合は、分散体は写真製品に直接使
用可能であり、このような分散体は通常“直接分散体”
と称される。このような分散体の粒子サイズは一般に広
く分布し、平均直径は0.1ないし0.3μmである。
直接分散体は補助溶剤を含んでいないので、水混和性溶
剤の除去を必要とせず、その結果比較的廉価の分散体製
造方法が得られる。かかる直接分散体は、各種タイプの
カラー印画紙のような価格が問題になる高容量製品用に
適している。
【0003】分散体を調製するのに補助溶剤を用いる場
合には、水混和性溶剤を除去するために追加の工程を必
要とする。水混和性溶剤は冷却操作中に蒸発せず過度の
蒸発負荷の原因となるか又は環境上危険な状態を発生さ
せるからである。制御条件下で補助溶剤を除去するため
に蒸発操作により処理されたこれらの分散体は“蒸発”
分散体と称される。あるいは、粗プレミックスを冷却固
化し、開口を介して押出しヌードル化し次いで冷水洗浄
して水溶性補助溶剤を除去することもできる。この方法
により調製した分散体は通常“洗浄”分散体と称され
る。洗浄分散体は一般に蒸発分散体より高価である。洗
浄分散体の調製には50時間もの長時間にわたる洗浄操
作を必要とするからである。“洗浄”分散体も“蒸発”
分散体も両者とも分散体液滴のサイズ分布が広いものが
得られ、平均直径は0.1ないし0.3μmの範囲であ
る。“洗浄”分散体及び“蒸発”分散体は通常低容量フ
ィルム製品に適している。
【0004】米国特許第3,860,425号(197
5年6月14日発行、Ono等)明細書は、(1)分子
量が500より大きいポリオキシプロピレン単位及びポ
リオキシエチレン単位(前記のポリオキシエチレン単位
のポリオキシプロピレン単位のモル比が0.1〜0.6
の範囲にある)を含有する非イオン性界面活性剤、並び
に(2)−OSO3 M基又は−SO3 M基(式中、Mは
一価のカチオンを表す)及び疎水基を有するアニオン性
界面活性剤の混合物を、写真用の、親油性材料の粉砕分
散体を調製するのに用いることを教示している。かかる
分散体の粒子直径は0.67ないし0.19μmであ
る。カプラーの親油性分散相1g当り約0.05ないし
約0.10gのアニオン性界面活性剤及び約0.02g
ないし約0.10gの非イオン性界面活性剤を用いる。
【0005】米国特許第5,013,640号(199
1年5月7日、Bagchi等)明細書は、A−B−
A,B−A−B,A−B,
【化4】 (式中、Gは連結有機性成分であり、nは1ないし3で
ある)の形で連結した疎水性ポリオキシエチレンブロッ
ク(A)及び親水性ポリオキシプロピレンブロック
(B)からなるブロックオリゴマー性界面活性剤を、溶
融添加物として用いて、ゼラチン中の微細沈澱分散体溶
融物の粘性を低減させることを開示している。前記の微
細沈澱分散体を、好ましくはアニオン性界面活性剤を用
いるゼラチン添加の前に、水中にスラリーとして予備沈
澱させる。微細沈澱分散体の粒子サイズの直径は0.0
1ないし0.05μmである。
【0006】価格が問題になる高容量製品、例えば、E
ktacolor(登録商標)Paper又はEast
man Color Print(登録商標)の場合
は、カプラーの色素収率を高めることが望ましい。かか
る場合には、カプラー及び/又は銀の必要量が減じて価
格低下となる。更に、写真画像を形成するシアン色素、
マゼンタ色素及びイエロー色素は、各種の周囲照射条
件、例えば、日光、白熱電球光又は蛍光に露光した場
合、経時退色する。退色のほとんどは、いずれの光源に
も存在する紫外線照射により一般におこる。従って、写
真製品、特に、個人的シーン及び商業上のシーンの両者
を表現するのに用いられる写真印画紙は、退色に対しで
きるだけ安定であるように作製することが望ましい。色
素安定性を達成するために各種の方法がある。その1つ
は、色素安定性の高い色素を形成するカプラーを製造す
ることである。Ektacolor(登録商標)Pap
er又はEastman Color Print(登
録商標)のような製品は、価格が極めて重要な高容量製
品であるので、価格をおさえた現在のカプラーを新カプ
ラーと取り換えることは商業上実行可能とは限らない。
写真印画紙は、退色の原因となるUV照射線を吸収し、
UV線が画像色素まで達するのを防止するために、保護
層に分散したUV吸収化合物を含む層を含有する。通常
かかるUV−吸収化合物は僅かに黄色を帯びており、大
量に用いた場合、印画紙の白色域が黄色に見え、極めて
望ましくない。従って、かかるUV−吸収材料を印画紙
のような写真製品に用いることができる程度が限定され
る。米国特許第4,656,125号(1987年4月
7日発行、Rinner等)明細書は、安定剤化合物を
カプラー媒体に添加することにより色素安定性が得られ
ることを開示している。写真カプラー活性の高揚及び画
像色素の安定性の高揚が望まれる。
【0007】画像が反射性支持体上に存在する写真印画
紙では、画像の可視化のために光は写真層を2回通過す
る。透明性ディスプレー製品、例えば、Duratra
ns(登録商標)では、光は画像を1回のみ通過する。
従って、十分な可視濃度を得るためには、カプラー及び
ハロゲン化銀乳剤を透明支持体上に約70%より高いレ
ベルで塗布する。かかる場合、成分負荷が極めて高く、
頂部のシアン層及びマゼンタ層に比較して底部のイエロ
ー層ははるかに緩慢に現像される。このために、長い現
像時間を要する。従って、このような製品中の底部イエ
ロー層がより活性で現像速度が速ければ、現像時間がよ
り短い改良製品が得られるであろう。従って、活性が高
いイエロー分散溶融物についての発明が必要とされてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、写真
製品のコーティングの直前に分散体溶融物にポリオキシ
アルキレン化合物を単に添加することにより、より活性
の高いイエローカプラー(単位被覆量当り、より高い色
素濃度を生ずる)を、慣用の粉砕操作を用いて分散させ
ることにより提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、カラー印画紙及びカ
ラーディスプレー材料のような写真製品の品質改良のた
めに、光安定性がより高いイエロー色素形成性カプラー
分散体溶融物を提供することである。
【0010】本発明の別の目的は、底部の低速現像性イ
エロー層がより活性であるような多層写真パッケージを
提供することである。
【0011】ポリマー性のポリオキシアルキレン界面活
性化合物を従来のピバリルアセトアニリド(PAA)−
イエローカプラーの分散体に添加すると、被覆ハロゲン
化銀写真要素中でかかる分散体は、何ら添加物を加えて
いない従来の分散体と比較して実質的により高い色素収
率が得られるということが判明し、このことは全く予期
せざることであった。更に、本発明添加物を含むかかる
分散体から形成されるイエロー色素は、かかる添加物を
含まない分散体と比較して実質的に光安定性が高い。本
発明を適応できるPAAタイプのイエローカプラーの構
造は以下のようである:
【0012】
【化5】
【0013】バラスト基は、通常5〜25個の炭素原子
を含む有機部分を1個又はそれ以上含んでなり、その機
能は、カプラー化合物の水拡散性を低減することにより
写真現像の際カプラー及び形成した画像色素を不動化す
ることである。しかしながら、Kodachrome
(登録商標)タイプのカプラーはバラスト化されていな
いので現像液に溶解する。かかるカプラーは通常現像液
に添加される。Fisherカプラーは通常、可溶化性
−SO3 - 基を含有し、カプラー分子に塩基可溶化特性
を付与している。ポリマー性カプラーでは、バラストは
ポリマー主鎖であり、これもゼラチンであってもよい。
あるポリマー性カプラーでは、バラスト性ポリマー主鎖
への結合を、カプリング離脱基を介して行うことによ
り、写真現像後拡散により、又は熱蒸発により形成され
た色素をより動きやすくそして移動しやすくしている。
かかるカプラー化合物については“The Theor
y of the Photographic Pro
cess”、第4版、McMillan,New Yo
rk,1977,T.H.Jamesに広く記載されて
いる。典型的バラスト基−Y−は、米国特許第3,77
0,446号(1973)、米国特許第3,265,5
06号(1966)等に記載されており、引用すること
により本明細書に包含する。使用することができる各種
バラスト基については米国特許第2,875,057
号;第2,407,210号;第2,298,443
号;第3,048,194号;第4,022,620
号;第4,443,536号及び第3,447,928
号に開示されており、これらもまた引用することにより
本明細書に包含する。
【0014】本発明は、ポリマー性ポリオキシアルキレ
ン界面活性化合物、及び好ましくは少くともポリオキシ
プロピレン(POP)ブロック及びポリエチレン(PO
E)ブロックを含んでなる界面活性化合物の必要量を、
フィルム製品をコーティングする前に慣用の粉砕操作に
より調製した分散体溶融物に添加することにより実施す
る。
【0015】好ましい実施態様についての記載 写真色素形成性カプラーの従来の粉砕分散体の調製方法
は先に十分に説明した。本発明の方法及び組成において
は、図1の界面剤溶液を調製するのに用いる界面活性剤
は、安定な粒子分散体の形成を助ける任意の界面活性剤
である。分散体調製用の界面活性剤はアニオン性であっ
てよく、一般に以下のように定義される:
【0016】A群:アニオン性分散体界面活性剤 本発明のアニオン性分散体界面活性剤は、脂肪族、芳香
族もしくは両タイプの炭化水素又はフルオロカーボン基
からなる炭素原子数6〜25個の疎水性部分を含んでな
り、これらは−COO- 基、−SO3 - 基もしくは−O
SO3 - 基又はこれらの組合せから選ばれる単一アニオ
ン性電荷又は複数アニオン性電荷により末端化されてい
る。このような“A群のアニオン性分散体界面活性剤”
は以下のようである:
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】分散体調製用の界面活性剤は以下のように
定義されるポリエーテル界面活性剤であってもよい。
【0020】B群:ポリエーテル分散体界面活性剤: 本発明のポリエーテル分散体界面活性剤は、脂肪族もし
くは芳香族又は両タイプの炭化水素、又はフルオロカー
ボン基からなる炭素原子数6〜25個の疎水性部分並び
に少くとも2個のオキシエチレン基及び/又はグリシジ
ルエーテル基を含んでなり、これらは−COO- 基、−
OSO3 - 基もしくは−OSO4 - 基又はこれらの組合
せから選ばれる単一負電荷又は複数負電荷で末端化され
ていてもよいし、されていなくてもよい。
【0021】
【化9】
【0022】分散体調製用の界面活性剤としてはまた以
下に定義するような糖界面活性剤であってもよい:
【0023】C群:糖分散体界面活性剤: 本発明の糖分散体界面活性剤は、1〜3個の疎水性末端
を有し、各末端は脂肪族、芳香族もしくは両タイプの炭
化水素又はフルオロカーボン基からなる炭素原子数6〜
25個のものを含み、かつまた−COO- ,−OSO3
- もしくは−SO3 - 基又はこれらの組合せから選ばれ
る単一アニオン性電荷又は複数アニオン性電荷により末
端化されていても、いなくてもよい、1個又はそれ以上
の付加親水性の、モノサッカライド親水性鎖又はオリゴ
サッカライド親水性鎖を有することにより特徴づけられ
ている。
【0024】かかる“C群の糖分散体界面活性剤”の典
型例は以下のとおりである:
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】
【化13】
【0028】
【化14】
【0029】これらの分散体界面活性剤は、それだけで
用いてもよいし、又は異なる群の界面活性剤もしくは異
なる個々の界面活性剤との組合せとして用いることがで
き、分散させるべきカプラーの1g当り、分散体調製物
用に単一の界面活性剤としてもしくは組合せとして全界
面活性剤を約0.03g〜約0.1gのレベルで用いる
ことができる。好ましい界面活性剤はAlkanol−
XC(DS−A11)である。
【0030】“McCutcheon’s”,Vol
1,“Emulsifiers and Deterg
ents”,International Editi
onand North American Edit
ion,McCutcheon’s Division
of the Manufacturing Con
fectioner Publishing Co.,
N.J.(1991)(引用することにより本明細書に
包含する)に記載されているA群、B群又はC群の他の
界面活性剤を用いてもよい。
【0031】本発明カプラーは、先に示したような、一
般構造式のイエロー色素形成性ピバリルアセトアニリド
(PAA)カプラーである。かかる群のカプラーの具体
例として以下のものが挙げられる:
【0032】
【化15】
【0033】
【化16】
【0034】
【化17】
【0035】
【化18】
【0036】
【化19】
【0037】
【化20】
【0038】本発明のPAAカプラーを通常の方法で予
備分散体としたものを含有するハロゲン化銀ゼラチンコ
ーティング溶融物に添加した場合に高い活性及び高い色
素安定性を付与する、適切な界面活性ポリオキシアルキ
レンポリマー並びにポリオキシエチレン及びポリオキシ
プロピレンブロックを含有する好ましいブロックポリマ
ー化合物又は有機成分により連結された複数個のポリオ
キシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックを有する
ブロックポリマーを表Aに示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】先に述べたMcCutcheon’s,V
ol1,“Emulsifiersand Deter
gents”に記載された化合物を含有する他のポリエ
チレン/ポリプロピレンブロックを本発明に用いてもよ
い。
【0045】本発明のブロックポリマー添加物は、本発
明のPAAカプラー1g当り0.1〜0.6gの程度ま
でコーティング溶融物に添加する。PAA化合物1g当
りのブロックポリマー化合物の好ましい量は0.1〜
0.3gである。本発明の好ましいブロックポリマー材
料は(P−1)〜(P−6)である。特に好ましいもの
は、式:
【0046】
【化21】 前記式中、aは5〜500の値であり、bは5〜500
の値である、を有するポリオキシアルキレンポリマーで
ある。最も好ましいものは以下の構造を有するPlur
onic L44である:
【0047】
【化22】
【0048】本発明はPAA群のカプラーに対し特異的
である。本発明の界面活性剤を添加しても他のカプラー
に対しては活性上の利点又は色素安定性上の利点は得ら
れない。以下に例示する本発明の界面活性剤添加物と本
発明以外のカプラーとの組合せは以下のようである:
【0049】
【化23】
【0050】非イオン性界面活性剤のすべてが、本発明
の高活性及び高色素安定性の特異な相乗効果を示す訳で
はない。例において用いた、本発明以外の非イオン性界
面活性剤はアルキルポリグリコシド(APG−225)
であり、以下の構造を有するものである:
【0051】
【化24】
【0052】 以下の例は説明をするためのものであり、本発明はこれ
らに限定されるものではない。特に断わらない限り部及
びパーセントは重量部、重量%である。
【0053】被覆量は“mg/ft2 ”の単位で示す。これ
らの値に10.7を掛ければ“mg/m2 ”に換算され
る。
【0054】例1〜7:用いた分散体 表Bに示した化合物の慣用分散体を、本発明実施のため
の直接製造方法により、先の記載に従って調製した。こ
れらの分散体の調製に用いた各種溶剤は以下のようであ
る:
【0055】
【化25】
【0056】これらの分散体の調製に用いた色素安定剤
及びそれに組合せたスキャベンジャーは以下のとおりで
ある:
【0057】
【化26】
【0058】増感層の上の層に用いたUV−吸収性化合
物は以下のようである:
【化27】
【0059】
【表6】
【0060】表中、例7の分散体はカプラー溶剤を含ま
ないことに注意されたい。化合物(UV−1)及び(U
V−2)は高温で、液体状のウテックティック(ute
ctic)の混合物を形成し、他の通常の分散体のよう
にゼラチン水溶液に分散させることができる。
【0061】例8〜15:PAA−カプラー(CY−
1)を用いる写真用コーティング及びその評価 これらのPAA−イエローカプラーを試験するためのコ
ーティングフォーマットは、支持体から順に以下のよう
である: 支持体:二酸化チタニウムを添加したポリエチレン樹脂
を被覆した写真用紙素材。
【0062】青感性層:平均立方体端長が約0.6ミク
ロンの、約1%までの表面ヨウ化物を有する青色増感立
方体塩化銀乳剤(30mg/ft2 )、例1のイエロー色素
形成性(CY−1)分散体(100mg/ft2 )、ゼラチ
ン(115mg/ft2 )、添加界面活性剤(カプラー(C
Y−1)1g当り0g、0.2g及び0.6gの本発明
のもの及び本発明以外のもの)。
【0063】UV−吸収層:例7の分散体中にUV−吸
収性化合物(UV−2)及び(UV−1)(80mg/ft
2 )、ゼラチン(121mg/ft2 )。 オーバーコート:ゼラチン(125mg/ft2 )及びゼラ
チン硬化剤ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル
(BVSME)(パケット中の全ゼラチンに基づいて2
%のレベル)。
【0064】すべての層において、展開剤Olin 1
0G(Dixie Corporation)を、各層
の溶融物容量の0.3%のレベルで用いた。
【0065】これらのコーティングをグレーウェッジチ
ャートを介して白色光に露光し、次にKodak RA
−4プロセス(KodakはEastman Koda
kCo.の商標名である)により処理した。得られた画
像を次にカラー濃度計により読み取り、その結果を表C
に示した。表Cによれば、本発明材料、L44をカプラ
ー1g当り0.2及び0.6gのレベルで用いた本発明
のコーティングでは、他の写真パラメータ、例えば、D
min及びスピードは同一のままであるが、Dmax及
びコントラスト(階調度)が大巾に増加していることが
わかる。反射濃度レベルを限定しながら、このように大
巾に増加するのは色素濃度生成量が大巾に増加したこと
を示している。2つの本発明例9及び10についての、
コーティングからの色素抽出及び色素の既知吸光係数を
用いてのそれらの生成量の測定結果を、対照例8と比較
して表Cに示す。色素生成量は、例9では約46%、例
10では約60%であることがわかる。L44を添加す
るとカプラー(CY−1)についての色素生成量が増加
した。同じように非イオン性で両親媒性であるAPG2
25では色素濃度は増加しなかった(表C)。対照例8
並びに本発明例9及び10の実際の特性曲線を図2に示
す。図2によればL44を添加するとPAAカプラー
(CY−1)のコーティングのDmaxが大巾に増加す
ることがわかる。また活性増加が線状ではないこともわ
かる。すなわち、カプラー(CY−1)1g当り0.2
gのレベルまでに主な増加がおこり、その量を超えると
効果が下がる。図3は、発色現像工程に続いてハロゲン
化銀を定着させた後に、X線蛍光により測定したものと
しての、段階ウェッジ画像に形成された銀に対して色素
濃度をプロットしたものである。本発明例では、対照コ
ーティングと比較して、同量の現像銀に対する濃度がよ
り高いことがわかる。
【0066】本発明のもう1つの利点は形成された色素
画像の色素安定性が高いことである。このことは、周囲
湿度及び温度条件下で太陽光の色温度と平衡化された強
い(50Kルクス)光に2〜4週間画像を露光すること
により実証された。濃度1.7からの濃度の低下測定値
も表Cに列挙した。L44が存在する本発明例9及び1
0では、色素濃度低下は、対照例8及び本発明以外のA
PG224を含む比較例11と比較して、かなり少ない
ことが観察される。対照例8はL44を全く含有してい
なかった。
【0067】
【表7】
【0068】第2のコーティングセットでは、他のポリ
アルキレン化合物、例えば、ポリエチレンオキシド(M
W1500)、並びにポリアルキレンブロックオリゴマ
ー、例えば、Pluronic P−75及びTetr
onic T−304を用いて同様の添加試験を行っ
た。表Dによれば、本発明によるこれらの化合物とPA
Aカプラー(CY−1)を用いると、Dmax、コント
ラスト及び50Kルクス太陽光温度平衡化照射露光によ
る色素退色に対する安定性が増加した。実験した効果の
限りでは、ブロックポリアルキレンポリマーは、試験を
行ったポリオキシエチレン化合物より好ましいようであ
る。
【0069】
【表8】
【0070】例16〜17:PAA−カプラー(CY−
2)を用いる写真コーティング及びその評価 イエローカプラー(CY−2)を試験するためのコーテ
ィングフォーマットは、支持体から順に以下のようであ
る:
【0071】支持体:例8〜15に述べたような樹脂被
覆紙素材。 青感性層:平均立方体端長が約0.6ミクロンの、約1
%までの表面臭化物を有する青色増感立方体塩化銀乳剤
(24mg/ft2 )、イエロー色素形成性カプラー(CY
−2)(50mg/ft2 、例2の分散体)、ゼラチン(1
15mg/ft2 )、添加界面活性剤L−44(カプラー
(CY−2)1g当り0g及び0.2g)。
【0072】UV吸収層:例7の分散体中にUV化合物
(UV−2)及び(UV−1)(80mg/ft2 )、ゼラ
チン(121mg/ft2 )。
【0073】オーバーコート:ゼラチン(125mg/ft
2 )及びゼラチン硬化剤、ビス(ビニルスルホニルメチ
ル)エーテル(BVSME)(パケット中の全ゼラチン
に基づいて2%のレベル)。
【0074】すべての層において、展開剤Olin 1
0Gを各層の溶融物容量の0.3%のレベルで用いた。
【0075】これらのコーティングを先に述べたと同様
に露光しついで処理した。結果を表Eに示した。表Eに
よれば、明らかに、カプラーが存在する層においては、
カプラー(CY−2)は本発明の組合せ剤、L44を添
加すると、Dmax、階調度及び色素安定性を増加させ
る。例16及び17のコーティングをしたばかりのセン
シトメトリーを図4に示す。
【0076】
【表9】
【0077】例18:チオピラゾロンマゼンタカプラー
(C−1)(比較)を用いる写真コーティング及びその
評価 マゼンタカプラー(C−1)を試験するためのコーティ
ングフォーマットは支持体から順に次のようである: 支持体:例8〜15に記載した樹脂被覆紙素材。
【0078】緑感性層:平均立方体端長が約0.3ミク
ロンの、約1%までの表面臭化物を有する緑感性増感立
方体塩化銀乳剤(17mg/ft2 )、例4の分散体におい
て示した画像安定剤と組合わされたマゼンタ色素形成性
カプラー(C−1)(32mg/ft2 )、ゼラチン(11
5mg/ft2 )、添加界面活性剤、PluronicL4
4(0mg/ft2 、20mg/ft2 及び60mg/ft2 )。
【0079】オーバーコート:ゼラチン125mg/ft2
及びゼラチン硬化剤BVSME(パケット中の全ゼラチ
ンに基づいて2%のレベル)。
【0080】すべての層において、展開剤Olin 1
0Gを各層の溶融物容量の0.3%のレベルで用いた。
【0081】これらのコーティングを先に述べたと同様
に露光し次いで処理した。コーティングしたばかりのも
の及び長時間にわたって強い照射に露光した後のものの
両者のセンシトメトリーデータによれば、活性上の利点
も色素安定上の利点も得られなかったことを示してい
る。
【0082】例19:ピラゾロンマゼンタカプラー(C
−2)(比較)を用いる写真コーティング及びその評価 マゼンタカプラー(C−2)を試験するためのコーティ
ングフォーマットは支持体から順に次のようである: 支持体:例8〜15に記載した樹脂被覆紙素材。
【0083】緑感性層:平均立方体端長が約0.3ミク
ロンの、約1%までの表面臭化物を有する緑感性増感立
方体塩化銀乳剤(26.5mg/ft2 )、例3の分散体に
おいて示した画像安定剤と組合わされたマゼンタ色素形
成性カプラー(C−2)(41.5mg/ft2 )、ゼラチ
ン(115mg/ft2 )、添加界面活性剤、Pluron
ic L44(0mg/ft2 、20mg/ft2 及び60mg/
ft2 )。
【0084】UV吸収層:例7の分散体中のUV吸収性
化合物(UV−2)及び(UV−1)(80mg/f
t2 )、ゼラチン(121mg/ft2 )。 オーバーコート:ゼラチン125mg/ft2 及びゼラチン
硬化剤BVSME(パケット中の全ゼラチンに基づいて
2%のレベル)。
【0085】すべての層において、展開剤Olin 1
0Gを各層の溶融物容量の0.3%のレベルで用いた。
【0086】これらのコーティングを先に述べたと同様
に露光し次いで処理した。コーティングしたばかりのも
の及び長時間にわたって強い照射に露光した後のものの
両者のセンシトメトリーデータによれば、活性上の利点
も色素安定上の利点も得られなかったことを示してい
る。
【0087】例20:フェノール性シアンカプラー(C
−3)(比較)を用いる写真コーティング及びその評価 シアンカプラー(C−3)を試験するためのコーティン
グフォーマットは支持体から順に次のようである: 支持体:例8〜15に記載した樹脂被覆紙素材。
【0088】赤感性層:平均立方体端長が約0.38ミ
クロンの、約1%までの表面臭化物を有する赤感性増感
立方体塩化銀乳剤(16.7mg/ft2 )、例5の分散体
において示したシアン画像形成性カプラー(C−3)
(39.3mg/ft2 )、ゼラチン(115mg/ft2 )、
添加界面活性剤、Pluronic L44(0mg/ft
2 、20mg/ft2 及び60mg/ft2 )。
【0089】UV−吸収層:例7の分散体中のUV−吸
収性化合物(UV−2)及び(UV−1)(40mg/ft
2 )、ゼラチン(61mg/ft2 )。 オーバーコート:ゼラチン126mg/ft2 及びゼラチン
硬化剤BVSME(パケット中の全ゼラチンに基づいて
2%のレベル)。
【0090】すべての層において、展開剤Olin 1
0Gを各層の溶融物容量の0.3%のレベルで用いた。
【0091】これらのコーティングを先に述べたと同様
に露光し次いで処理した。コーティングしたばかりのも
の及び長時間にわたって強い照射に露光した後のものの
両者のセンシトメトリーデータによれば、活性上の利点
も色素安定上の利点も得られなかったことを示してい
る。
【0092】例21:フェノール性シアンカプラー(C
−4)(比較)を用いる写真コーティング及びその評価 シアンカプラー(C−4)を試験するためのコーティン
グフォーマットは支持体から順に次のようである: 支持体:例8〜15に記載した樹脂被覆紙素材。
【0093】赤感性層:平均立方体端長が約0.38ミ
クロンの、約10%までの表面臭化物を有する赤感性増
感立方体塩化銀乳剤(20mg/ft2 )、例6の分散体に
おいて示したシアン色素形成性カプラー(C−4)(4
0mg/ft2 )、ゼラチン(100mg/ft2 )、添加界面
活性剤、Pluronic L44(0mg/ft2 、20
mg/ft2 及び60mg/ft2 )。
【0094】UV吸収層:例7の分散体中のUV−吸収
性化合物(UV−2)及び(UV−1)(40mg/f
t2 )、ゼラチン(61mg/ft2 )。 オーバーコート:ゼラチン126mg/ft2 及びゼラチン
硬化剤BVSME(パケット中の全ゼラチンに基づいて
2%のレベル)。
【0095】すべての層において、展開剤Olin 1
0Gを各層の溶融物容量の0.3%のレベルで用いた。
【0096】これらのコーティングを先に述べたと同様
に露光し次いで処理した。コーティングしたばかりのも
の及び長時間にわたって強い照射に露光した後のものの
両者のセンシトメトリーデータによれば、活性上の利点
も色素安定上の利点も得られなかったことを示してい
る。
【0097】本発明による、完全な多層写真要素の典型
的なものは以下の構成である:(数字は平方フィート当
りのmgで表した被覆量を示す)(“ ”内に示した数字
は平方メートル当りのmgで表した被覆量を示す)。
【0098】 ─────────────────────────────────── 層7 オーバーコート: 125.0ゼラチン;“1336” 2.0(ST−3)(溶剤中に分散した慣用のスキャベンジャー);“21” ─────────────────────────────────── 層6 UV保護層: 61.0ゼラチン;“653” 34.3 Tinuvin 328(共分散)紫外線吸収剤;“364” 5.7 Tinuvin 326(共分散)紫外線吸収剤;“60” 4.0(ST−3)(溶媒に共分散);“43” ─────────────────────────────────── 層5 赤色層: 115.0ゼラチン;“1230” 39.3(C−3)(溶媒にシアンカプラーを共分散);“420” 0.5(ST−3)(溶媒にスキャベンジャーを共分散);“5” 16.7 AgCl(赤色増感AgCl乳剤中に);“179” ───────────────────────────────────
【0099】 層4 UV保護層: 61.0ゼラチン;“653” 34.3 Tinuvin 328(共分散);“364” 5.7 Tinuvin 326(共分散);“60” 4.0(ST−3)(溶剤に共分散);“43” ─────────────────────────────────── 層3 緑色層: 115.0ゼラチン;“1230” 41.5(C−2)(溶剤にマゼンタカプラーを共分散);“444” 18.2(ST−1)(溶剤に安定剤を共分散);“195” 3.4(ST−3)(溶剤にスキャベンジャーを共分散);“37” 24.5 AgCl(緑色増感AgCl乳剤中に);“262” ─────────────────────────────────── 層2 中間層: 70.0ゼラチン;“749” 9.0(ST−3)(溶剤にスキャベンジャーを分散);“96” ───────────────────────────────────
【0100】 層1 青色層: 140.0ゼラチン;“1498” 100.0(CY−1)(溶剤にイエローカプラーを分散);“1070” 30.0 AgCl(青色増感AgCl乳剤中に);“321” 20.0 Pluronic L−44;“214” ─────────────────────────────────── 樹脂コート:ポリエチレンに分散させたTitanox 支持体:紙 樹脂コート:ポリエチレン
【0101】本発明を、その好ましい実施態様を特に参
照することにより詳細に述べてきたが、本発明の精神及
び範囲内で変更及び修正を行うことができることが理解
されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の粉砕分散体の調製のための従来操作を説
明するフローチャートである。
【図2】本発明の調製物及び対照調製物についての、調
製直後の特性曲線である。
【図3】本発明調製物及び対照調製物についての、銀被
覆量に対する色素濃度のグラフである。
【図4】本発明調製物及び対照調製物についての、調製
直後の特性曲線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン トーマス アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534, ピッツフォード,ウルフ トラップ 20 (72)発明者 トーマス アーシャー ロジーク アメリカ合衆国,ニューヨーク 14472, ホネオイ フォールズ,ボウトン ヒル ロード 97

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも1つのイエロー画像色素形成性
    カプラー分散体を含む青感性ハロゲン化銀写真乳剤を少
    くとも1層含んでなるカラー写真記録要素であって、前
    記のイエロー画像色素形成性カプラーが式: 【化1】 Yはパラスト基である、を有し、前記乳剤層が更にイエ
    ローカプラー1g当り約0.1〜約0.6gのポリオキ
    シアルキレンポリマーを含んでなることを特徴とするカ
    ラー写真記録要素。
  2. 【請求項2】 前記ポリオキシアルキレンポリマーがポ
    リオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリ
    マーである請求項1記載のカラー写真記録要素。
  3. 【請求項3】 前記ポリオキシアルキレンポリマーが、 【化2】 前記式中、aは5〜500の値であり、bは5〜500
    の値である、である請求項1記載のカラー写真記録要
    素。
  4. 【請求項4】 親水性コロイド中にイエロー画像色素形
    成性カプラーの分散体を形成し、この分散体をハロゲン
    化銀乳剤と混合し次いで得られた組成物を塗布して層を
    形成することからなる、感光性ハロゲン化銀写真要素中
    の青感性層の製造方法であって、前記のイエロー画像色
    素形成性カプラーが式: 【化3】 を有し、かつ前記方法が、更に分散体中のイエローカプ
    ラー1g当り約0.1〜約0.6gの量のポリオキシア
    ルキレンポリマーを添加する工程を含んでなる方法。
JP5359693A 1992-03-13 1993-03-15 青感性乳剤層が改良されたカラー写真記録要素 Pending JPH0643610A (ja)

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US5484695A (en) * 1994-02-18 1996-01-16 Eastman Kodak Company Surfactants and hydrophilic colloid compositions and materials containing them
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