JPH0643542B2 - 自己消炎性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents
自己消炎性スチレン系樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0643542B2 JPH0643542B2 JP59223841A JP22384184A JPH0643542B2 JP H0643542 B2 JPH0643542 B2 JP H0643542B2 JP 59223841 A JP59223841 A JP 59223841A JP 22384184 A JP22384184 A JP 22384184A JP H0643542 B2 JPH0643542 B2 JP H0643542B2
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- rubber
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、米国UL規格の94V−2に適合する消炎
性に優れたスチレン系樹脂組成物に係り、特に、表面状
態や物性強度等の点でも優れている自己消炎性スチレン
系樹脂組成物に関する。
性に優れたスチレン系樹脂組成物に係り、特に、表面状
態や物性強度等の点でも優れている自己消炎性スチレン
系樹脂組成物に関する。
[従来の技術] 一般に、スチレン系樹脂は成型加工性に優れており、特
に、ゴム変性スチレン系樹脂は耐衝撃強度等の機械的強
度が要求される種々の分野、例えばテレビ・ラジオ等と
キャビネット類、家具建築材料等の工業材料等として頻
繁に使用されている。そして、このような工業用材料に
ついては、延焼等の防止のために自己消炎性であること
が要求されており、従来から種々のハロゲン系難燃剤の
配合が行なわれており、UL規格94V−2の基準に合
格するものも知られている。
に、ゴム変性スチレン系樹脂は耐衝撃強度等の機械的強
度が要求される種々の分野、例えばテレビ・ラジオ等と
キャビネット類、家具建築材料等の工業材料等として頻
繁に使用されている。そして、このような工業用材料に
ついては、延焼等の防止のために自己消炎性であること
が要求されており、従来から種々のハロゲン系難燃剤の
配合が行なわれており、UL規格94V−2の基準に合
格するものも知られている。
しかしながら、このようなハロゲン系難燃剤を配合した
自己消炎性ゴム変性ポリスチレンにおいても、燃焼時に
分解溶融して火種となった小塊が容易に滴下せず、燃焼
し続けるために、94V−2の基準に合格するためには
物性、成形性を犠牲にして難燃剤を多量に添加する必要
があった。
自己消炎性ゴム変性ポリスチレンにおいても、燃焼時に
分解溶融して火種となった小塊が容易に滴下せず、燃焼
し続けるために、94V−2の基準に合格するためには
物性、成形性を犠牲にして難燃剤を多量に添加する必要
があった。
[発明が解決しようとする課題] そこで、本発明者らは、優れた自己消炎性を有するだけ
でなく、その表面状態や物性においても優れた性能を有
する自己消炎性ゴム変性スチレン系樹脂組成物について
鋭意研究を重ねた結果、特定の平均ゴム粒径を有するゴ
ム変性スチレン系樹脂に少量のハロゲン系難燃剤を配合
することにより、自己消炎性だけでなく、表面状態や物
性においても優れた性能を有する着火後溶融滴下型の自
己消炎性ゴム変性スチレン系樹脂組成物が得られること
を見出し、本発明に到達した。
でなく、その表面状態や物性においても優れた性能を有
する自己消炎性ゴム変性スチレン系樹脂組成物について
鋭意研究を重ねた結果、特定の平均ゴム粒径を有するゴ
ム変性スチレン系樹脂に少量のハロゲン系難燃剤を配合
することにより、自己消炎性だけでなく、表面状態や物
性においても優れた性能を有する着火後溶融滴下型の自
己消炎性ゴム変性スチレン系樹脂組成物が得られること
を見出し、本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、比較的少量のハロゲン系難燃
剤を使用し、着火後溶融滴下性を有して優れた自己消炎
性を発揮し、かつ、表面状態や物性強度、特にアイゾッ
ト衝撃強度や熱変形温度において優れた性能を有する自
己消炎性スチレン系樹脂組成物を提供することにある。
剤を使用し、着火後溶融滴下性を有して優れた自己消炎
性を発揮し、かつ、表面状態や物性強度、特にアイゾッ
ト衝撃強度や熱変形温度において優れた性能を有する自
己消炎性スチレン系樹脂組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、共役ジエン系ゴム質重合体と芳香
族ビニルモノマーをグラフト重合して得られた平均ゴム
粒径が1〜3μmのゴム変性スチレン系樹脂にハロゲン
系難燃剤を1〜15重量%の範囲内で配合してなる着火
後溶融滴下型の自己消炎性スチレン系樹脂組成物であ
る。
族ビニルモノマーをグラフト重合して得られた平均ゴム
粒径が1〜3μmのゴム変性スチレン系樹脂にハロゲン
系難燃剤を1〜15重量%の範囲内で配合してなる着火
後溶融滴下型の自己消炎性スチレン系樹脂組成物であ
る。
本発明において使用するゴム変性スチレン系樹脂は、通
常2〜20重量%、好ましくは3〜15重量%のポリブ
タジエン又はスチレン−ブタジエン共重合ゴム等の共役
ジエン系ゴム質重合体の存在下に、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、ブロム
スチレン等の芳香族ビニルモノマーを溶液、塊状、懸濁
又は塊状−懸濁重合法等によってグラフト重合せしめて
得られるものであって、特にゴム強化ポリスチレン(通
称HI)が代表例として挙げられる。
常2〜20重量%、好ましくは3〜15重量%のポリブ
タジエン又はスチレン−ブタジエン共重合ゴム等の共役
ジエン系ゴム質重合体の存在下に、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、ブロム
スチレン等の芳香族ビニルモノマーを溶液、塊状、懸濁
又は塊状−懸濁重合法等によってグラフト重合せしめて
得られるものであって、特にゴム強化ポリスチレン(通
称HI)が代表例として挙げられる。
本発明においては、上記ゴム変性スチレン系樹脂中に存
在するゴム粒子の平均粒径は1〜3μm、好ましくは1
〜2μmであることが必要である。このゴム変性スチレ
ン系樹脂中の平均ゴム粒径が1μmより小さくなると、
溶融滴下性についてはその性能が向上するが、物性、特
に機械的強度の点でその性能が低下して好ましくなく、
反対に3μmより大きくなると、ハロゲン系難燃剤の添
加量を多くしないと溶融滴下性が不十分で自己消炎性が
改善されない。
在するゴム粒子の平均粒径は1〜3μm、好ましくは1
〜2μmであることが必要である。このゴム変性スチレ
ン系樹脂中の平均ゴム粒径が1μmより小さくなると、
溶融滴下性についてはその性能が向上するが、物性、特
に機械的強度の点でその性能が低下して好ましくなく、
反対に3μmより大きくなると、ハロゲン系難燃剤の添
加量を多くしないと溶融滴下性が不十分で自己消炎性が
改善されない。
このゴム変性スチレン系樹脂中に配合されるハロゲン系
難燃剤は、従来公知のものでよく、例えば、ヘキサブロ
モベンゼン、デカブロモベンゼン、テトラブロモジフェ
ニルエーテル、デカブロモジフェニルエーテル、2,4,6-
トリブロモフェニール−2,3-ブロモプロピルエーテル、
テトラブロモ無水フタル酸、テトラブロモビスフェノー
ルA等の芳香族ブロム化合物、あるいは、パークロロシ
クロデカン、ヘキサブロモシクロドデカン、ジブロムテ
トラクロロシクロペンタジエン、ペンタクロロブロモシ
クロヘキサン等のハロゲン化脂環式化合物、トリフェニ
ルホスフェート、トリス(2,4-ジブロモフェニル)ホス
フェート等のハロゲン・リン系化合物、等を挙げること
ができる。
難燃剤は、従来公知のものでよく、例えば、ヘキサブロ
モベンゼン、デカブロモベンゼン、テトラブロモジフェ
ニルエーテル、デカブロモジフェニルエーテル、2,4,6-
トリブロモフェニール−2,3-ブロモプロピルエーテル、
テトラブロモ無水フタル酸、テトラブロモビスフェノー
ルA等の芳香族ブロム化合物、あるいは、パークロロシ
クロデカン、ヘキサブロモシクロドデカン、ジブロムテ
トラクロロシクロペンタジエン、ペンタクロロブロモシ
クロヘキサン等のハロゲン化脂環式化合物、トリフェニ
ルホスフェート、トリス(2,4-ジブロモフェニル)ホス
フェート等のハロゲン・リン系化合物、等を挙げること
ができる。
これらハロゲン系難燃剤の配合量については、通常1〜
15重量%、好ましくは2〜10重量%である。このハ
ロゲン系難燃剤の配合量が1重量%より少ないと、UL
規格94V−2に合格する自己消炎性スチレン系樹脂組
成物を得ることが難しく、反対に15重量%より多くな
ると、コストが高くなるほか、物性の低下、比重の増
加、離型性の悪化等の問題が生じる。
15重量%、好ましくは2〜10重量%である。このハ
ロゲン系難燃剤の配合量が1重量%より少ないと、UL
規格94V−2に合格する自己消炎性スチレン系樹脂組
成物を得ることが難しく、反対に15重量%より多くな
ると、コストが高くなるほか、物性の低下、比重の増
加、離型性の悪化等の問題が生じる。
さらに、上記ハロゲン系難燃剤と共にゴム変性スチレン
系樹脂に配合し得る添加剤としては、通常このゴム変性
スチレン系樹脂組成物に配合される従来公知の添加剤、
例えば白色鉱油、ステアリン酸ブチル等の潤滑油や、ブ
チル化ヒドロキシルトルエン(BHT)、n−オクタデ
シル−β−(4′-ヒドロキシ−3′,5′-ジ−t−ブチルフ
ェニル)プロピオネート等のフェノール系、4,4-ブチリ
デン−ビス(3-メチル−6-t-ブチルフェニル−ジ−トリ
デミル)フォスファイト等のホスファイト系その他の安
定剤や、ステアリン酸カルシウム、エチレンビスステア
ロアミド等の外部潤滑剤や、その他着色剤や帯電防止剤
等を配合することができる。
系樹脂に配合し得る添加剤としては、通常このゴム変性
スチレン系樹脂組成物に配合される従来公知の添加剤、
例えば白色鉱油、ステアリン酸ブチル等の潤滑油や、ブ
チル化ヒドロキシルトルエン(BHT)、n−オクタデ
シル−β−(4′-ヒドロキシ−3′,5′-ジ−t−ブチルフ
ェニル)プロピオネート等のフェノール系、4,4-ブチリ
デン−ビス(3-メチル−6-t-ブチルフェニル−ジ−トリ
デミル)フォスファイト等のホスファイト系その他の安
定剤や、ステアリン酸カルシウム、エチレンビスステア
ロアミド等の外部潤滑剤や、その他着色剤や帯電防止剤
等を配合することができる。
なお、特開昭57-170,950号公報や特開昭57-172,948号公
報には、平均ゴム粒径0.5〜2.5μmのゴム変性ス
チレン系樹脂に添加剤として有機ポリシロキサンをその
珪素量0.005〜0.2重量%となるように添加する
ことにより耐衝撃性を改良することが記載されている
が、この有機ポリシロキサンをハロゲン系難燃剤と併用
すると、溶融滴下性はあっても自己消炎性を付与するこ
とができなくなり、UL規格の94V−2の基準に合格
しなくなるので、本発明においてはこの有機ポリシロキ
サンを実質的に含有しないことが必要である。
報には、平均ゴム粒径0.5〜2.5μmのゴム変性ス
チレン系樹脂に添加剤として有機ポリシロキサンをその
珪素量0.005〜0.2重量%となるように添加する
ことにより耐衝撃性を改良することが記載されている
が、この有機ポリシロキサンをハロゲン系難燃剤と併用
すると、溶融滴下性はあっても自己消炎性を付与するこ
とができなくなり、UL規格の94V−2の基準に合格
しなくなるので、本発明においてはこの有機ポリシロキ
サンを実質的に含有しないことが必要である。
本発明の組成物は、上記ゴム粒径が1〜3μmであるゴ
ム変性スチレン系樹脂に所定量のハロゲン系難燃剤及び
必要に応じて溶融滴下促進剤等の添加剤の所定量を配合
し、通常使用される混合機、例えばドラムタンブラー等
で均一に混合した後、押出ロール、バンバリーミキサー
等により混練し、ペレット化することによって容易に得
ることができる。
ム変性スチレン系樹脂に所定量のハロゲン系難燃剤及び
必要に応じて溶融滴下促進剤等の添加剤の所定量を配合
し、通常使用される混合機、例えばドラムタンブラー等
で均一に混合した後、押出ロール、バンバリーミキサー
等により混練し、ペレット化することによって容易に得
ることができる。
また、本発明の自己消炎性スチレン系樹脂組成物は、射
出成型、押出成型等の適当な成型法により各種工業用材
料を成型することができる。
出成型、押出成型等の適当な成型法により各種工業用材
料を成型することができる。
[実施例] 以下、実施例及び比較例に基いて、本発明の自己消炎性
スチレン系樹脂組成物を具体的に説明する。
スチレン系樹脂組成物を具体的に説明する。
実施例1及び比較例1〜4 第1表に示すゴム粒径を有するブタジエン含有量10重
量%のゴム変性スチレン系樹脂を製造し、各ゴム粒径の
ゴム変性スチレン系樹脂にハロゲン系難燃剤として2,4,
6-トリブロモフェニール−2,3-ブロモプロピルエーテル
を第1表に示す割合で配合し、ドラムタンブラーで均一
に混合した後、ベント型押出機で練込んで各実施例及び
比較例の練込みペレットを調製した。
量%のゴム変性スチレン系樹脂を製造し、各ゴム粒径の
ゴム変性スチレン系樹脂にハロゲン系難燃剤として2,4,
6-トリブロモフェニール−2,3-ブロモプロピルエーテル
を第1表に示す割合で配合し、ドラムタンブラーで均一
に混合した後、ベント型押出機で練込んで各実施例及び
比較例の練込みペレットを調製した。
次に、2オンスのスクリューインライン式射出成型機を
使用し、上記各練込みペレットをシリンダー温度210
℃、スクリュー回転数30rpm、射出圧力40Kg/cm2・
Gの条件で金型に射出し、UL規格94V−2に従って
各試験片を成型した。
使用し、上記各練込みペレットをシリンダー温度210
℃、スクリュー回転数30rpm、射出圧力40Kg/cm2・
Gの条件で金型に射出し、UL規格94V−2に従って
各試験片を成型した。
得られた各実施例及び比較例の試験片について、UL規
格94号に準じて燃焼試験を行い、このUL規格94−
2の基準に合格しているか否かを調べた。また、上記試
験片について、アイゾット(IZ)衝撃強度(ASTM D 25
6)と熱変形温度(JIS K 6871)とを測定した。結果を
第1表に示す。
格94号に準じて燃焼試験を行い、このUL規格94−
2の基準に合格しているか否かを調べた。また、上記試
験片について、アイゾット(IZ)衝撃強度(ASTM D 25
6)と熱変形温度(JIS K 6871)とを測定した。結果を
第1表に示す。
実施例2及び比較例5 第2表に示すゴム粒径を有するブタジエン含有量7重量
%のゴム変性スチレン系樹脂を使用し、この樹脂100
重量部に対して2.5重量部の三酸化二アンチモンを配
合し、さらに、ハロゲン系難燃剤としてデカブロモジフ
ェニルエーテルをUL規格94V−2に合格するように
第2表に示す割合で配合し、上記実施例1と同様にして
試験片を調製し、その自己消炎性、IZ衝撃強度、熱変形
温度、引張強度(JISK 6871)、伸び率(JIS K 687
1)、曲げ強度(ASTM D 790)、曲げ弾性率(ASTM D 25
6)及びメルトフローインデックス(MI、JIS K 687
0)を調べた。結果を第2表に示す。
%のゴム変性スチレン系樹脂を使用し、この樹脂100
重量部に対して2.5重量部の三酸化二アンチモンを配
合し、さらに、ハロゲン系難燃剤としてデカブロモジフ
ェニルエーテルをUL規格94V−2に合格するように
第2表に示す割合で配合し、上記実施例1と同様にして
試験片を調製し、その自己消炎性、IZ衝撃強度、熱変形
温度、引張強度(JISK 6871)、伸び率(JIS K 687
1)、曲げ強度(ASTM D 790)、曲げ弾性率(ASTM D 25
6)及びメルトフローインデックス(MI、JIS K 687
0)を調べた。結果を第2表に示す。
実施例3及び比較例6、7 ブタジエン含有量10重量%及び平均ゴム粒径1〜2μ
mのゴム変性スチレン系樹脂(新日鐵化学(株)製商品
名:エスチレンH−650)100重量部にハロゲン系
難燃剤としてヘキサブロモシクロデカン4.3重量部及
びブチル化ヒドロキシルトルエン(BHT)及びその他の
添加剤3.0重量部を添加し、これに第3表に示す割合
でジメチルポリシロキサン(トーレシリコーン(株)製商
品名:トーレシリコンSH200)を配合し、上記実施
例1と同様にUL規格94V−2に従って2種類の試験
片{外径1/2″×5″×肉厚(1/8″及び1/16″)}を調
製し、得られた試験片についてUL規格第94号に準じ
て燃焼試験を行い、このUL規格94V−2の基準に合
格しているか否かを調べた。結果を第3表に示す。
mのゴム変性スチレン系樹脂(新日鐵化学(株)製商品
名:エスチレンH−650)100重量部にハロゲン系
難燃剤としてヘキサブロモシクロデカン4.3重量部及
びブチル化ヒドロキシルトルエン(BHT)及びその他の
添加剤3.0重量部を添加し、これに第3表に示す割合
でジメチルポリシロキサン(トーレシリコーン(株)製商
品名:トーレシリコンSH200)を配合し、上記実施
例1と同様にUL規格94V−2に従って2種類の試験
片{外径1/2″×5″×肉厚(1/8″及び1/16″)}を調
製し、得られた試験片についてUL規格第94号に準じ
て燃焼試験を行い、このUL規格94V−2の基準に合
格しているか否かを調べた。結果を第3表に示す。
なお、この燃焼試験では、試験片を垂直に吊し、下方か
ら10秒間1度目の炎を当て、この炎を取除いた後に溶
融滴下して自己消炎するまでの時間を測定し、さらに引
続き同じ試験片について2度目の炎を当てて1度目と同
様に自己消炎するまでの時間を測定した。このような燃
焼試験を同一種類の試験片5枚を使用して5回行い、そ
の平均消炎時間を求めた。
ら10秒間1度目の炎を当て、この炎を取除いた後に溶
融滴下して自己消炎するまでの時間を測定し、さらに引
続き同じ試験片について2度目の炎を当てて1度目と同
様に自己消炎するまでの時間を測定した。このような燃
焼試験を同一種類の試験片5枚を使用して5回行い、そ
の平均消炎時間を求めた。
[発明の効果] 本発明の自己消炎性スチレン系樹脂組成物は、ハロゲン
系難燃剤の使用量が少なくてその機械的物性が優れてい
るほか、安価に製造することができ、しかも、優れた自
己消炎性を発揮してUL規格94V−2の基準に合格す
るものである。
系難燃剤の使用量が少なくてその機械的物性が優れてい
るほか、安価に製造することができ、しかも、優れた自
己消炎性を発揮してUL規格94V−2の基準に合格す
るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時枝 修一 東京都練馬区東大泉4−17―18 (56)参考文献 特開 昭57−153035(JP,A) 特開 昭54−55050(JP,A) 特開 昭54−85246(JP,A) 特開 昭57−170950(JP,A) 特開 昭57−172948(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】共役ジエン系ゴム質重合体と芳香族ビニル
モノマーをグラフト重合して得られた平均ゴム粒径が1
〜3μmのゴム変性スチレン系樹脂にハロゲン系難燃剤
を1〜15重量%の範囲内で配合してなる着火後溶融滴
下型の自己消炎性スチレン系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59223841A JPH0643542B2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 | 自己消炎性スチレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59223841A JPH0643542B2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 | 自己消炎性スチレン系樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61103958A JPS61103958A (ja) | 1986-05-22 |
JPH0643542B2 true JPH0643542B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16804562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59223841A Expired - Lifetime JPH0643542B2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 | 自己消炎性スチレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643542B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001214024A (ja) | 2000-02-04 | 2001-08-07 | Teijin Chem Ltd | 難燃性スチレン系樹脂組成物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5455050A (en) * | 1977-10-11 | 1979-05-01 | Nippon Steel Chem Co Ltd | Self-extiguishing styrene resin composition |
JPS5485246A (en) * | 1977-12-21 | 1979-07-06 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Flame-retardant resin composition |
JPS57170950A (en) * | 1981-04-16 | 1982-10-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Improved rubber-moldified styrene resin composition |
JPS57172948A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-25 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Rubber-modified styrene resin composition |
-
1984
- 1984-10-26 JP JP59223841A patent/JPH0643542B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61103958A (ja) | 1986-05-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |