JPH0643539U - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JPH0643539U
JPH0643539U JP8579392U JP8579392U JPH0643539U JP H0643539 U JPH0643539 U JP H0643539U JP 8579392 U JP8579392 U JP 8579392U JP 8579392 U JP8579392 U JP 8579392U JP H0643539 U JPH0643539 U JP H0643539U
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JP
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metal
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shaft hole
heat shield
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秀樹 豊田
博文 早迫
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属キャップ26を主体金具1に溶接する時
に金属キャップや、主体金具1の上部が高温となり、該
軸孔4の内面に接触しているリード線31の被覆材が溶
融し、リード線31が主体金具1等と電気的に接続し
て、信号を取り出すことができなくなるのを防止するこ
と。 【構成】 信号搬送用ケーブル30のリード線31が挿
通する主体金具1の上部内面に、軸孔4の内面と接触す
る無数の突起36が外周面に形成された金属製材料から
なる熱遮蔽筒35を配設したから、金属キャップ26の
溶接時に主体金具1や金属キャップ26が高温となって
も、熱遮蔽筒35により、リード線31が保護され、リ
ード線被覆が溶融することなく、該リード線31と主体
金具1等との電気的絶縁が確保される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関のシリンダー内圧の変化を圧電素子によって検出する圧力セ ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関のシリンダーヘッドに設けられたセンサ取付け用螺子孔に装着される 主体金具の内部に圧電素子、圧力伝達棒等よりなる検出要素を収納するとともに シリンダー内に位置する下端面にダイアフラムを封着し、シリンダー内圧を前記 ダイアフラムと圧力伝達棒とを介して圧電素子に伝播し、該素子よりシリンダー 内圧力の大きさに比例した電気信号を取り出すようにした圧力センサは公知であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種の圧力センサにあっては、図4で示すように主体金具1の上端部に金属 キャップ26を溶接し、該金属キャップ26から信号搬送用ケーブル30を軸孔 4内に挿通させ、信号搬送用ケーブル30のリード線31を圧電素子11の一方 の電極と各種導電部材を介して電気的に接続するようにしている。このリード線 31は、衝撃等により切断しないように、緩く挿通させており、このため軸孔4 の内面に接触し易い。ところで、金属キャップ26を主体金具1に固定するには 、アルゴン溶接等の手段が適用され、その溶接時に金属キャップや、主体金具1 の上部が高温となり、リード線31が該軸孔4の内面に接触していると、該リー ド線31を被覆しているフッ素樹脂等の被覆材が溶融し、リード線31が主体金 具1等と電気的に接続して、信号を取り出すことができなくなるといった問題が ある。 本考案は、かかる問題点を除去することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、信号搬送用ケーブルのリード線が挿通する主体金具の軸孔上部に、 該軸孔の内面と接触する無数の突起が外周面に形成された金属製材料からなる熱 遮蔽筒を配設したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
熱遮蔽筒の突起は軸孔内面に当接して点接触する。従って、金属キャップの溶 接時に主体金具や金属キャップが高温となっても、熱遮蔽筒は点接触しているだ けであり、軸孔内面と熱遮蔽筒間の空気層により熱が遮断されて、高温化が阻止 される。このため該熱遮蔽筒内を挿通するリード線が筒内面に接触しても、被覆 が溶融することはなく、リード線と主体金具等との電気的絶縁が確保され、信号 搬送用ケーブルから信号出力を良好に取りだすことができる。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示し、1は下端部1aの外周にシリンダヘッドに螺 合する雄螺子2と、全長のほぼ中間部1bの外周にスパナ等の締付け工具と適合 する六角部3とを形成したボルト構造をなす主体金具であって、その内部には、 軸孔4が形成されている。この軸孔4は下端部1a側から上端部1c側を貫通し てなり、装着孔4a,4b、螺子孔4c及び装着孔4dが連成されて構成される 。前記装着孔4aは装着孔4bに比して小径となっており、その間に段差部分を 生じている。
【0007】 径小側の装着孔4aには圧力伝達棒9が挿入され、その下端を主体金具1の下 端部1aの端面を気密に封口するように接合された金属製ダイアフラム6にアル ゴン溶接している。この金属ダイアフラム6は耐熱性が必要で、例えばインコネ ル又はSUS630相当の耐熱性金属材料のようなものが良い。さらに主体金具1の装 着孔4a,4bの段差部分と圧力伝達棒9との間には円板バネ7を設けて圧力伝 達棒9の径大部を支持するようにし、この円板バネ7により各構成体の熱膨張差 及び熱伝達の差から生ずる歪、また雄螺子部での締付けトルクによる伸び等から 生ずる応力を吸収している。
【0008】 装着孔4bには、装着孔4aに近いほうから環状パッキン10、表裏面に電極 が形成された圧電素子11,端子部材12,13、環状パッキン14,電気絶縁 環15及び当て金16等が順次積層状に配設され、これら積層体8の周囲に被覆 した絶縁材17により主体金具1と絶縁している。前記端子部材13の上面から は立状舌片13aが突成されている。
【0009】 前記当て金16上端には半球面が形成され、該半球面上に円錐凹面を備えた押 え螺子18を前記螺子孔4cに螺合し、該螺合部に緩み止めとしてポリイミドワ ニス等の接着剤で固定して密接させ、その緊締作用により、前記当て金16等を 介して、圧電素子11に適正な予圧力を付与するようにしている。前記当て金1 6,押え螺子18は夫々中心に孔が形成され、その組付け状態で前記電気絶縁環 14と共に挿通孔20を生ずる。そして該挿通孔20内に絶縁チューブ21を嵌 着し、該絶縁チューブ21内に前記立状舌片13aを挿通し、後述する信号搬送 用ケーブル30の芯線に接続されたリード線31と立状舌片13aとの接続を該 絶縁チューブ内で行なっている。
【0010】 前記上端部1c側の装着孔4dの口部には、段座25が形成され、これに座定 する鍔27を備えた金属キャップ26が嵌合され、アルゴン溶接される。前記金 属キャップ26の内部には信号搬送用ケーブル30の一端が挿通固定され、上述 したようにケーブル30の芯線に接続されたリード線31が立状舌片13aに接 続される。尚、37は信号搬送用ケ−ブル30と、キャップ26との間に密嵌し たゴムチューブである。
【0011】 かかる構成にあって、前記押え螺子18と、金属キャップ26との間には、リ ード線31がいくらか巻回して緩く挿通しており、これにより、前記ケーブル3 0に緊張力が作用したり、外的衝撃が作用しても、リード線31と立状舌片13 aとの断線を生ずることのないようにし、圧電素子11との電気的接続を確保す るようにしている。このリード線31と立状舌片13aとの断線を防ぎ、絶縁チ ューブ21が振動等で抜けるのを防止するためにチューブ21の内側と外側にシ リコンゴム等の耐熱性樹脂を充填する。更にリード線はフッ素樹脂被覆が施され る。
【0012】 そして、この押え螺子18と、金属キャップ26との間には、図2,3で示す ように、本考案に係る金属製材料からなる熱遮蔽筒35が配設され、リード線3 1が熱遮蔽筒35内を、適宜に巻回されて緩く挿通している。この熱遮蔽筒35 は、その外表面に無数の突起36が形成されており、金属板を巻回して構成され る。そして該巻回に伴う復元力によって径方向にばね性を生じ、各突起36が軸 孔4の内面に接触して、安定的に保持される。この熱遮蔽筒35は熱伝導性の悪 いものが望ましく、例えばステンレス材料が用いられる。尚、該熱遮蔽筒35は あらかじめ円筒状に形成されたものを適用することもできる。
【0013】 かかる構成にあって、前記金属キャップ26を主体金具1にアルゴン溶接する 際に、その溶接部が加熱され、金属キャップ26及び主体金具1の上部が高温と なる。ところで、この熱遮蔽筒35はその突起36を軸孔4の内面に接触させて 嵌装させているため、該主体金具1等が高温となっても、該突起36の点接触に よっては熱移動に限界があり、該突起36により確保された熱遮蔽筒35と軸孔 4内面間の空気層により熱伝導を遮断される。しかも熱遮蔽筒35は金属製であ るため放射率が小さく、主体金具1からの熱放射による受熱も小さい。
【0014】 従って、主体金具1が加熱されても、記熱遮蔽筒35は高温となることはなく 、このため熱遮蔽筒35内を挿通するリード線31は、その内面に接触していて も、被覆が溶けて絶縁不良を生ずるようなことはない。而して、リード線31は 熱遮蔽筒35により保護されて、溶接時の熱による影響を阻止される。
【0015】
【考案の効果】
本考案の圧力センサは、上述のように、信号搬送用ケーブル30のリード線3 1が挿通する主体金具1の上部内面に、軸孔4の内面と接触する無数の突起36 が外周面に形成された金属製材料からなる熱遮蔽筒35を配設したから、金属キ ャップ26の溶接時に主体金具1や金属キャップ26が高温となっても、熱遮蔽 筒35により、リード線31が保護され、リード線被覆が溶融することなく、該 リード線31と主体金具1等との電気的絶縁が確保され、適正な信号出力を取り 出し得ることとなる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す圧力センサの縦断側面
図である。
【図2】熱遮蔽筒35の斜視図である。
【図3】要部の拡大縦断側面図である。
【図4】従来構成の問題点を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 主体金具 4 軸孔 9 圧力伝達棒 11 圧電素子 26 金属キャップ 30 信号搬送用ケーブル 31 リード線 35 熱遮蔽筒 36 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダーに装着される主体
    金具に形成された軸孔の内部に、圧力伝達棒、圧電素子
    等の検出要素を収納し、前記軸孔の開口端を金属製ダイ
    アフラムで密封し、さらに主体金具の上端部に金属キャ
    ップを溶接し、該金属キャップから信号搬送用ケーブル
    を軸孔内に挿通させ、信号搬送用ケーブルのリード線を
    圧電素子の一方の電極と電気的に接続するようにしてな
    る圧力センサにおいて、 前記信号搬送用ケーブルのリード線が挿通する主体金具
    の軸孔上部に、該軸孔の内面と接触する無数の突起が外
    周面に形成された金属製材料からなる熱遮蔽筒を配設し
    たことを特徴とする圧力センサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013178201A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Citizen Finetech Miyota Co Ltd 圧力検出装置
EP3096121A1 (en) 2015-05-21 2016-11-23 NGK Spark Plug Co., Ltd. Method of manufacturing pressure sensor and pressure sensor

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JPH0222595U (ja) * 1988-07-28 1990-02-15

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