JPH0643219U - 産業用車両のファン付き冷却装置 - Google Patents

産業用車両のファン付き冷却装置

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JPH0643219U
JPH0643219U JP7832292U JP7832292U JPH0643219U JP H0643219 U JPH0643219 U JP H0643219U JP 7832292 U JP7832292 U JP 7832292U JP 7832292 U JP7832292 U JP 7832292U JP H0643219 U JPH0643219 U JP H0643219U
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JP
Japan
Prior art keywords
radiator
fan
fin
mounting portion
cooling fan
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Withdrawn
Application number
JP7832292U
Other languages
English (en)
Inventor
時男 小林
順 小坂部
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 冷却ファン4によって冷却空気はラジエータ
5に送られる。冷却ファン4のフィン取り付け部4Aの
後方では、フィン取り付け部4Aと一体に螺旋状フィン
20が回転し、これによりフィン4Bの付け根部からフィ
ン取り付け部4Aの後方を経てラジエータ5に向かう流
れが生じて、ラジエータ5の後面の背圧によって温風が
逆流することを防止し得る。 【効果】 ファン取り付け部の部分からラジエータへ向
けての流れを発生させて温風の逆流を防止でき、ラジエ
ータの効率を向上できる。特にラジエータの後方を、カ
ウンターウエイトやダクトなどで覆って低騒音車両とし
た場合のように、背圧がより高くなる形式に好適に採用
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば小型建設用車両やフォークリフトなどの産業用車両におい て、ラジエータの冷却にファンを使用した産業用車両のファン付き冷却装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型建設用車両やフォークリフトなどは車両の前部に作業装置を備える 関係上、エンジンは後部に配置されている。そして冷却空気は、車両後面に配設 されたラジエータを通って車両本体の後方に直接排出されていた。そのため車両 後方で、ラジエータを通して聞こえる冷却ファンの回転音やラジエータの風切り 音が高いものであった。
【0003】 これらの騒音を低くするものとして、たとえば実開平2−19823 号公報に見ら れる構造が提案されている。すなわち図3に示すように、車両本体1の後部には 後車輪2が配設され、そして後車輪2の近くで車両本体1の内部にはエンジン3 が搭載されている。さらにエンジン3の後方において車両本体1内には、エンジ ン3の出力軸にファンベルトを介して連動される冷却ファン4が設けられ、そし て冷却ファン4の後方にラジエータ5が設けられる。
【0004】 このラジエータ5には、冷却ファン4からの冷却空気がフード6に案内されて 送られてくる。ここで冷却ファン4は、ボルト7を介して連結されるファン取り 付け部4Aと、このファン取り付け部4Aの外周に配設した多数のフィン4Bと により構成されている。
【0005】 前記車両本体1の後面にはバンパー兼用のカウンターウエイト10が取り付けら れ、このカウンターウエイト10内には、入口11aが前記ラジエータ5に対向して 開口するとともに、出口11bが入口11aより下方で後方に開口する排気通路11が 形成されている。その際に排気通路11は、入口11aに対向する壁部分が下方で後 方に傾斜した傾斜面11cに形成され、そして傾斜面11cにはウレタンフォーム12 が取り付けられている。
【0006】 前記排気通路11内の出口11b近傍にはガイド翼13が水平方向に取り付けられて いる。このガイド翼13は、水平板部13aと、水平板部13aの後部端縁が下方に折 り曲げられた折曲部13bとでL字形に形成され、そして支持部材14を介して出口 11bに対向する垂直面11dに固定されている。
【0007】 この従来構成によると、冷却ファン4の回転によりエンジン3の周辺から吸い 込まれてフード6内に供給された騒音を伴う排気流Aは、このフード6内からラ ジエータ5に供給されて冷却に使用される。そしてラジエータ5からの騒音を伴 う排気流Aは、カウンターウエイト10内の排気通路11で変向されて下向きに迂回 されることにより、排気音が吸収されて低下され、下方の出口11bより排出され ることにより、オペレータの耳元騒音も低下し得る。また、排気流Aはガイド翼 13に案内されて出口11bから水平方向後方に向けて排出されるので、路面15上の 塵埃やオガクズなどを上方に舞い上げることもない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記した従来構成によると、冷却ファン4の中央部が送風効果のない( 風圧の弱い)ファン取り付け部4Aになっているため、ラジエータ5の後面の背 圧が高い場合には、ラジエータ5の後面側からファン取り付け部4A側へと温風 aが逆流し(巻き込まれ)、ラジエータ5の効率を低下させることになる。特に ラジエータ5の後方を、排気通路11を形成するカウンターウエイト10やダクトな どで覆って低騒音車両とした場合には、背圧がより高くなって温風aの逆流は多 くなる。
【0009】 本考案の目的とするところは、ファン取り付け部の部分からラジエータへ向け ての流れを発生させて温風の逆流を防止し得る産業用車輌のファン付き冷却装置 を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案の産業用車両のファン付き冷却装置は、車両後部 にエンジンを配置し、このエンジンに連動する冷却ファンを設けるとともに、こ の冷却ファンに後方から対向するラジエータを設け、前記冷却ファンのフィン取 り付け部の後面側に螺旋状フィンを設けている。
【0011】
【作用】
かかる本考案の構成によると、冷却ファンによって冷却空気はラジエータに送 られる。その際に冷却ファンのフィン取り付け部の後方では、このフィン取り付 け部と一体に螺旋状フィンが回転することになり、これによりフィンの付け根部 からフィン取り付け部の後方を経てラジエータに向かう流れが生じることになっ て、ラジエータの後面の背圧によって温風が逆流することを防止し得る。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図1、図2に基づいて説明する。なお本実施例にお いて、上記従来例(図3)と同一またはほぼ同一構成物は、同一符号を付して詳 細な説明は省略する。すなわち、1は車両本体、2は後車輪、3はエンジン、4 は冷却ファン、4Aはファン取り付け部、4Bはフィン、5はラジエータ、6は フード、7はボルト、10はカウンターウエイト、11は排気通路、11aは入口、11 bは出口、11cは傾斜面、11dは垂直面、12はウレタンフォーム、13はガイド翼 、13aは水平板部、13bは折曲部、14は支持部材、15は路面、Aは排気流をそれ ぞれ示す。
【0013】 そして上記構成において本実施例では、前記冷却ファン4のフィン取り付け部 4Aの後面側に螺旋状フィン20を設けている。この螺旋状フィン20は、たとえば 帯板を螺旋状に巻くことにより形成され、そして基部20aが、ボルト7を介して の共締めによってフィン取り付け部4Aとともに連結されている。
【0014】 次に上記実施例の作用について説明する。 冷却ファン4によって冷却空気はラジエータ5に送られ、ラジエータ5からの 排気はカウンターウエイト10に形成された排気通路11の入口11aに送られる。そ の際に冷却ファン4のフィン取り付け部4Aの後方では、このフィン取り付け部 4Aと一体に螺旋状フィン20が回転することになり、これによりフィン4Bの付 け根部からフィン取り付け部4Aの後方を経てラジエータ5に向かう流れが生じ ることになって、ラジエータ5の後面の背圧によって温風が逆流することを防止 し得る。
【0015】 上記実施例では、下方への排気通路11を形成したカウンターウエイト10をラジ エータ5の後方に配設した形式を示したが、これはラジエータ5の後方にダクト を配設した形式や、カウンターウエイト10とダクトとのいずれも配設しない形式 などであってもよい。
【0016】
【考案の効果】
上記構成の本考案によれば、ファン取り付け部の部分からラジエータへ向けて の流れを発生させて温風の逆流を防止でき、ラジエータの効率を向上できる。特 にラジエータの後方を、カウンターウエイトやダクトなどで覆って低騒音車両と した場合のように、背圧がより高くなる形式に好適に採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、産業用車両のファン
付き冷却装置部の縦断側面図である。
【図2】同冷却ファン部のフィンを除去した状態での斜
視図である。
【図3】従来例を示し、産業用車両のファン付き冷却装
置部の縦断側面図である。
【符号の説明】 1 車両本体 3 エンジン 4 冷却ファン 4A ファン取り付け部 4B フィン 5 ラジエータ 6 フード 7 ボルト 10 カウンターウエイト 11 排気通路 20 螺旋状フィン 20a 基部 A 排気流 a 温風

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部にエンジンを配置し、このエン
    ジンに連動する冷却ファンを設けるとともに、この冷却
    ファンに後方から対向するラジエータを設け、前記冷却
    ファンのフィン取り付け部の後面側に螺旋状フィンを設
    けたことを特徴とする産業用車両のファン付き冷却装
    置。
JP7832292U 1992-11-16 1992-11-16 産業用車両のファン付き冷却装置 Withdrawn JPH0643219U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7832292U JPH0643219U (ja) 1992-11-16 1992-11-16 産業用車両のファン付き冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7832292U JPH0643219U (ja) 1992-11-16 1992-11-16 産業用車両のファン付き冷却装置

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JPH0643219U true JPH0643219U (ja) 1994-06-07

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ID=13658725

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JP7832292U Withdrawn JPH0643219U (ja) 1992-11-16 1992-11-16 産業用車両のファン付き冷却装置

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Effective date: 19970306