JPH0643124Y2 - 衣服用ベルト - Google Patents

衣服用ベルト

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JPH0643124Y2
JPH0643124Y2 JP10973891U JP10973891U JPH0643124Y2 JP H0643124 Y2 JPH0643124 Y2 JP H0643124Y2 JP 10973891 U JP10973891 U JP 10973891U JP 10973891 U JP10973891 U JP 10973891U JP H0643124 Y2 JPH0643124 Y2 JP H0643124Y2
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Japan
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belt
frame
buckle
piece
clothes
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JP10973891U
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JPH0551915U (ja
Inventor
啓介 名倉
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啓介 名倉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、衣服用ベルトに関す
るもので特に、ベルト本体をバックル主体に止めるため
に、ベルト本体の剣先側の裏面に凹凸を形成した掛止片
を埋設し、この掛止片に端止め具に立設させた掛止片を
掛合させるようにしたものに関し、ベルトを装着すると
きに、ベルト本体の剣先をバックル主体に差し込みやす
くし、操作性を良好にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベルト本体の裏面端部にナイ
ロン等のプラスチック製にて形成された凹凸を形成した
掛止片を埋設し、この掛止片に掛止する爪片をバックル
や端止め金具に設けたものはすでに考案され提供されて
いる(実公昭26-137号公報、実公昭46-27628号公報、 実
公昭54-5152 号公報、 実開昭63-78022号公報等)。従前
の衣服用ベルトが、数センチの間隔でポンチ穴を開けた
ベルトの止め穴にバックルのピンを差し込んでなすもの
で、この止め穴からベルト本体の傷みが始まるものであ
るのに対し、この種の衣服用ベルトは掛止片の微細な凹
凸の間隔でベルト本体の長さを調整出来るので、腰回り
にフィットして使い勝手が良好であるばかりか、ベルト
本体に止め穴を開ける必要がないために止め穴の広がり
による損傷が発生することがない利点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、ベルト本体の
端部裏面に埋設する掛止片はナイロン等の合成樹脂等の
ように適度の固さを備える必要があり、必然的にベルト
本体の素材より硬質であって、ベルト本体の柔軟性を損
なうことになり、枠状のバックルの横枠に渡した支持棒
を潜らせるときに二つ折りに近く湾曲させることになる
ので操作性が悪くなるばかりか、掛止片がはずれる原因
にもなりかねなかった(図5a)。さらにこれを避ける
ためにプレート状のバックルとし、このプレートの裏面
に添って滑らせて止めるように構成すれば、ベルト本体
を少し曲げればすむので掛止片による柔軟性の欠如が影
響することはない。しかし、爪片によってベルト本体の
裏面から押さえられ、対応するベルト本体の表面がバッ
クルの裏面に押し当てられることになっていた。衣服用
ベルトを装着するものが同一人であるので基本的には掛
止片の同じ乃至近い凹部に爪片が掛止されることにな
り、また、起居動作の間のウエストサイズの変化によっ
てベルト本体が伸縮し左右に擦られ、長い間繰り返し使
用しているとベルト本体表面の同じ箇所が擦られて傷み
衣服用ベルトの寿命を縮めることになっていた(図5
b)。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、この考案は従来
のこのような欠点を解消すべく案出したもので、ベルト
本体の剣先側の裏面に埋設する掛止片によって必然的に
生じるベルト本体の柔軟性の欠如によって生じる操作性
の悪さやベルト本体の寿命が短くなるのを、ベルト本体
の剣先をバックルに挿通させるときに、ほとんど曲げず
に挿入することができ、さらには爪片に対応するバック
ルの前面を抜くことにより表面に損傷が生じないように
したもので、その要旨とするのは、腹部の形状に合わせ
て若干湾曲させてなる縦枠及び横枠により枠体を構成
し、枠体の横枠に使用状態の腹部側に支持板を延設して
支持棒を渡してなるバックル主体と、支持棒にベルト本
体の端部を止めるための端止め具を取り付けるようにし
た衣服用ベルトであって、端止め具に枠体内に向く爪片
を立設し、ベルト本体の剣先側の裏面に帯状をなし長手
方向に直交して凹凸を形成するようにした掛止片を埋設
するようにし、爪片が掛止片の凹部に入り込み掛止する
ことにより止めるようにした衣服用ベルトにおいて、縦
枠の一方を使用状態における反腹部側への側辺を介して
門型に形成しベルト本体を差し込みやすくしたことを特
徴とするものである。さらに、この考案は、前述の衣服
ベルトの構成に加えてバックル主体の横枠の間隔をベル
ト本体の幅員よりも狭く構成し、ベルト本体がバックル
の枠体の裏面から前面に出ないようにして、さらにベル
ト本体を差し込みやすく構成したことを特徴とするもの
である。
【0005】
【実施例】 以下図面に示す実施例に即してこの考案を
説明する。図1乃至図おいて、衣服用ベルトBのバッ
クル主体1は、扁平な縦枠11、11及び横枠12、1
2により腹部の形状に合わせるように若干湾曲させた枠
体を構成し、横枠12、12の間の腹部側すなわち裏側
にほぼベルト本体2の肉厚分の支持板13を延設して支
持棒14を渡して一体に構成してなるものである。そし
て、特徴的な構造としては、一方の縦枠11を支持板1
3と反対側すなわち、使用状態における反腹部側への側
片11aを介して門型に構成してなることである。他方
の縦枠11は弧状に湾曲するようにしてある。横枠1
2、12の内法はベルト本体2の幅員よりも狭く構成
し、ベルト本体2を剣先からバックル主体1の裏面から
添わせるように差し込むときに前面に出ないようにして
ある(図4参照)。支持棒14にはベルト本体2の端部
を噛止する端止め具3を回動自在に取り付けるようにし
てなるものである。
【0006】端止め具3は、支持棒14に巻き付ける筒
部31aを備えた基板31と、その基板31の側片31
bに軸支し、鋸刃状の刺歯32aを有すると共に前記支
持棒14に添い、筒部31aとあいまってはずれないよ
うにする衝接片32bを備えた回動板32からなるもの
である。この端止め具3の基板31表面のバックル主体
1内側には爪片31cを折り起こして形成してある。図
示の爪片31cは筒部31aの近接して設けるようにし
たが、バックル主体1内であればたり、また後述する凹
部21aに掛止するように適宜傾斜させるようにしても
よい。
【0007】ベルト本体2の剣先側の裏面中央には帯状
の掛止片21を埋設するように縫着してある。この掛止
片21は、帯状の硬質合成ゴム、ナイロンなどの硬質合
成樹脂、肉薄の金属板等の適度の可撓性と耐摩耗性を備
えた素材にて形成し、表面には長手方向に直交して数ミ
リ間隔で凸部21aを列設し、凹部21b及び凸部21
aが連続するようにしてある。凸部21aの形状は、一
方側を傾斜面としベルト本体2を締めつける時は傾斜面
に添って滑らせるようにし、他方側を垂直面とし爪片3
1cが入り込み掛止するように構成することが望まし
い。この掛止片21はベルト本体2の裏革22及び必要
に応じて中芯23を取り除き、凹凸が表れるようにして
周縁の扁平取付片をベルト本体2の裏革に縫いつけるこ
とにより表面形状はそのままで一体に埋設し、ベルト本
体2を掛止片21によって肉厚にしないようにし、凸部
21aの頂部がベルト本体2の裏面と略面一となるよう
にする。
【0008】図3aは端止め具3をこれまで説明したも
のとは逆にしたもので、ベルト本体2の剣先をまず門型
の縦枠11(11a)に潜らせるようにしたものであ
る。図3bは図1、図2に示す実施例と同様な衣服用ベ
ルトBの側面図である。
【0009】このような構成からなる衣服用ベルトBを
装着するときは、スラックスのベルト通しに挿通させ正
面のバックル主体1の裏面に添わせ、支持棒14及び門
型の縦枠11の間を通してウエストサイズに合わせて締
めバックル主体1の枠体を腹部に押しつけるようにする
と爪片31cが掛止片21の凹部21bの入り込み掛止
されるのである。ベルト本体2の剣先側を図示しないベ
ルト用遊革やスラックスのベルト通しに通すことにより
掛止状態は維持されはずれることはない。反対に爪片3
1cと凹部21bの掛止状態を外すにはベルト本体2の
剣先側をベルト通し等から外しバックル主体1を回動さ
せるようにすればよい。
【0010】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案にかかわる
衣服用ベルトによれば、従来のこの種の衣服用ベルトに
おける枠状のバックル及び平板状のバックルとしたこと
による必然的な欠陥を解消する構造となったのである。
【0011】性能の面で言えば、従来の枠状のバックル
のように爪片を掛止するベルト本体の正面側は枠体であ
って開放されているので正面が損傷することがない。
【0012】また、操作性の面から言えば、ベルト本体
を平板状とした従来例のようにバックルの下部に挿通さ
せ、剣先を抜き出して引き適当な締めつけ箇所をバック
ルを腹部と並行にすることによりることにより爪片が掛
止片の凹部に入り込み掛止されるのであるが、このとき
縦枠の一方を門型に反腹部側に突出するようにしてある
ので挿通しやすいのである。また、バックルの枠体を扁
平とし、横枠の内法をベルト本体の幅員よりも狭くする
ように構成すると剣先が枠体を潜ることがなくさらに操
作性が良好となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる衣服用ベルトの斜視図であ
る。
【図2】この考案に係わる衣服用ベルトの使用状態の要
部断面図である。
【図3】(a)(b)は端止め具の取付状態を逆にする
ことができることを示すための使用状態の側面図であ
る。
【図4】使用状態の正面図を示すものである。
【図5】(a)(b)は従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
B 衣服用ベルト 1 バックル主体 11 縦枠 11a 側片 12 横枠 13 支持板 14 支持棒 2 ベルト本体 3 端止め具 31 基板 31a 筒部 31b 側片 31c 爪片 32 回動板 32a 刺歯 32b 衝接片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腹部の形状に合わせて若干湾曲させてな
    る縦枠及び横枠により枠体を構成し、枠体の横枠に使用
    状態の腹部側に支持板を延設して支持棒を渡してなるバ
    ックル主体と、支持棒にベルト本体の端部を止めるため
    の端止め具を取り付けるようにした衣服用ベルトであっ
    て、端止め具に枠体内に向く爪片を立設し、ベルト本体
    の剣先側の裏面に帯状をなし長手方向に直交して凹凸を
    形成するようにした掛止片を埋設するようにし、爪片が
    掛止片の凹部に入り込み掛止することにより止めるよう
    にした衣服用ベルトにおいて、縦枠の一方を使用状態に
    おける反腹部側への側辺を介して門型に形成しベルト本
    体を差し込みやすくしたことを特徴とする衣服用ベル
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衣服用ベルトにおいて、
    バックル主体の横枠の内法をベルト本体の幅員よりも狭
    く構成したことを特徴とする衣服用ベルト。
JP10973891U 1991-12-13 1991-12-13 衣服用ベルト Expired - Lifetime JPH0643124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10973891U JPH0643124Y2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 衣服用ベルト

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JP10973891U JPH0643124Y2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 衣服用ベルト

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Publication Number Publication Date
JPH0551915U JPH0551915U (ja) 1993-07-09
JPH0643124Y2 true JPH0643124Y2 (ja) 1994-11-09

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ID=14517999

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JP10973891U Expired - Lifetime JPH0643124Y2 (ja) 1991-12-13 1991-12-13 衣服用ベルト

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JPH0551915U (ja) 1993-07-09

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