JPH0643039B2 - 多関節ロボットのアーム駆動装置 - Google Patents

多関節ロボットのアーム駆動装置

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JPH0643039B2
JPH0643039B2 JP63205403A JP20540388A JPH0643039B2 JP H0643039 B2 JPH0643039 B2 JP H0643039B2 JP 63205403 A JP63205403 A JP 63205403A JP 20540388 A JP20540388 A JP 20540388A JP H0643039 B2 JPH0643039 B2 JP H0643039B2
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JP
Japan
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arm
belt
belts
articulated robot
motor
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JP63205403A
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JPH0253589A (ja
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康行 北原
晴弘 常田
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、多関節ロボットのアーム駆動装置の改良に関
する。
従来技術 水平多関節ロボットのアーム駆動装置として、ベルト伝
動装置が多用されている。
従来のベルト伝動装置は、例えば特開昭61−1738
75号の公報にみられるように、平行掛けとなってい
る。平行掛けのベルトでは、張り側と緩み側のベルトの
間隔がプーリの直径と等しくなるため、アームが太くな
り、その重量がかさみ、これが運動性能を低下させる原
因となる。
また、プーリに巻き掛けられていないベルトの距離が長
くなるため、回転力の伝達中に、特に緩み側での共振周
波数が低くなり、高い精度での回転量制御つまり位置決
め制御が困難となる。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、多関節ロボットのアーム
駆動装置において、アーム回動の高速化と、位置決め精
度の向上を図ることである。
発明の解決手段 そこで、本発明は、アームの元側に駆動プーリ、先側に
従動プーリをそれぞれ設けて、従動プーリに先側のアー
ムを固定し、これらのプーリ間に回転力伝達用のベルト
を巻き掛けた多関節ロボットにおいて、ベルトを2本独
立にして、それぞれの先端をプーリ固定し、これらのベ
ルトをプーリに逆方向に巻き掛けて、先端をプーリに固
定し、これらのベルトの中間部分を上下で交差させ、後
方アームのベルト交差部分を細くしている。
このようにすると、ベルトがいわゆる十字掛けとなり、
平行掛けよりも短くなるため、回転力伝達中に、ベルト
の共振周波数が低くならず、また両プーリ間の中間部分
でアームを細く、軽量化できるため、ロボットアームの
運転が高速化でき、またそのときの位置決め精度の高め
られる。
発明の構成 第1図および第2図は、直接駆動方式の水平型多関節ロ
ボット1を示している。
多関節ロボット1は、後方アームとして第1アーム2、
先方アームとして第2アーム3を備えている。これらの
第1アームおよび第2アーム3は、それぞれ駆動源とし
ての第1モータ4および第2モータ5によって駆動され
るようになっている。すなわち、第1モータ4および第
2モータ5は、第1アーム2の元側に位置し、上下方向
に積み重ねられた状態で固定されており、ロボットの本
体を兼用している。
そして、上記第1アーム2は、元側の部分で、第1モー
タ4の出力軸と一体の駆動軸6に直接固定されている。
また、第2アーム3は、元側の上端に固定された支点軸
7によって第1アーム2の先端部分に上下の軸受け8に
よって回転自在に支持されている。なお、この第2アー
ム3は、先端部分で上下動自在でかつ回転自在の作業軸
13を備えている。
また、上記第2モータ5の出力軸9は、第1モータ4の
内部を貫通し、第1アーム2の内部に臨み、中間軸9a
とともに第1アーム2側の軸受け10に支持させなが
ら、駆動プーリ11と一体化している。
そして、駆動プーリ11の回転力は、独立の2本のベル
ト14、15によって駆動される。すなわち、これらの
ベルト14、15は軸方向にずらした状態で、駆動プー
リ11および支点軸7に固定された従動プーリ12に逆
方向に巻き掛けられ、中間部分で交差した状態で、ベル
ト14、15の端部で固定具16、17によってそれぞ
れ駆動プーリ11、従動プーリ12の外周面に固定され
ている。なお、固定具16、17は、それぞれの駆動プ
ーリ11または従動プーリ12に対し必要な回転角を許
容する位置に固定されている。このように、2本のベル
ト14、15は、いわゆる十字掛けとなっており、中間
部分で交差しているため、これと対応し、第1アーム2
は、両端の関節部分を除いて、中間部分で細く、軽量化
されている。
発明の作用 多関節ロボット11の運転時に、第1アーム2および第
2アーム3は、水平方向に必要な角度だけ回動すること
によって、先端の作業軸13を所定の位置に移動させ
る。すなわち、第1モータ4の回転は、駆動軸6を介
し、そのまま第1アーム2に伝達される。また、第2モ
ータ5の回転は、出力軸9を介し駆動プーリ11に伝達
される。この結果、この駆動プーリ11の回転は、十字
掛け状態のベルト14、15を介し、従動プーリ12お
よび軸7に伝達され、最終的に第2アーム3に最大回動
角約220°の範囲で伝達される。もちろん、これらの
第1モータ4および第2モータ5の回転量制御は、公知
のパルスサーボ制御によって行われている。
この回転力の伝達過程で、ベルト14、15の自由区間
すなわち駆動プーリ11または従動プーリ12に巻き掛
けられていない区間が平行掛けの場合よりも短く、しか
も、駆動プーリ11および従動プーリ12に巻き掛けら
れている部分が長くなるため、ベルト14、15の剛性
が高くなり、従来の平行掛けのものに比較して、共振周
波数が高くなるため、第2モータ5のサーボゲインが高
くとれ、位置決め精度すなわち停止位置の精度が向上す
ることになる。
また、回転力の伝達方向が駆動プーリ11と従動プーリ
12との間で逆方向の回転となるため、第1アーム2の
回転力と第2アーム3の回転力の間で干渉ベルトが低く
なり、運動時特に加速時や減速時の振動が低く抑えられ
る。
さらに、ベルト14、15の十字掛けと対応し、第1ア
ーム2の中間部分が細くなっており、第1アーム2自体
の自重が従来のものに比較して、小さく設定できるた
め、旋回運動に必要な回転力が小さくてすみ、また停止
時の慣性なども小さくなるため、多関節ロボット1の運
動の高速化が可能となる。
他の実施例 上記実施例は、第2モータ5を第1モータ4の下方に位
置させているが、この第2モータ5は、第1アーム2の
上方に設けられていてもよく、また第1アーム2の元側
の内部に設置されていてもよい。
発明の効果 本発明では、アーム内で2本のベルトが十字掛けとなっ
て両プーリ間に巻き掛けられているため、アーム自体を
細くして軽量化でき、またベルトの自由区間が平行掛け
のものに比較して、短くなるため、ベルトの共振周波数
が高く設定できる。これによって、多関節ロボットの運
動の高速化と、位置決め精度の高精度化が可能となる。
さらに、ベルトの十字掛けによって、駆動プーリと従動
プーリとの間で回転方向が逆方向に設定されるため、第
2モータの駆動トルクが第1アームの回転運動に干渉す
る程度を低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多関節ロボットのアーム駆動装置の一部破断側
面図、第2図はアーム駆動装置の要部の平面図である。 1……多関節ロボット、2……第1アーム、3……第2
アーム、4……第1モータ、5……第2モータ、9……
出力軸、11……駆動プーリ、12……従動プーリ、1
4、15……ベルト、16、17……固定具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後方アームの元側に位置し、モータ等の駆
    動源により回る駆動プーリと、後方アームの先側に位置
    し、先方アームの支点側を固定した従動プーリと、両プ
    ーリ間にかけ渡したベルトからなる多関節ロボットにお
    いて、ベルトを独立の2本にして、それぞれをプーリに
    軸方向にずらして逆方向に巻きつけるとともに、各ベル
    トの両端をプーリに固定し、両ベルトを中間で交差さ
    せ、後方アームのベルト交差部分を細くしたことを特徴
    とする多関節ロボットのアーム駆動装置。
JP63205403A 1988-08-18 1988-08-18 多関節ロボットのアーム駆動装置 Expired - Lifetime JPH0643039B2 (ja)

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JP63205403A JPH0643039B2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18 多関節ロボットのアーム駆動装置

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JP63205403A JPH0643039B2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18 多関節ロボットのアーム駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0253589A JPH0253589A (ja) 1990-02-22
JPH0643039B2 true JPH0643039B2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=16506259

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JP63205403A Expired - Lifetime JPH0643039B2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18 多関節ロボットのアーム駆動装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010108880A (ko) * 2000-06-01 2001-12-08 류정열 차량의 연료라인 고정구조
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JPH0253589A (ja) 1990-02-22

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