JPH01274989A - 把持ハンド - Google Patents
把持ハンドInfo
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- JPH01274989A JPH01274989A JP10624988A JP10624988A JPH01274989A JP H01274989 A JPH01274989 A JP H01274989A JP 10624988 A JP10624988 A JP 10624988A JP 10624988 A JP10624988 A JP 10624988A JP H01274989 A JPH01274989 A JP H01274989A
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- gripping
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- grip
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は飽性な物体や小さな外力で傷付きやすい物体の
把持移動を行なう把持ハンドに関する。
把持移動を行なう把持ハンドに関する。
(従来の技術)
従来の把持力の制御可能な把持ハンドは把持ハンドに直
接モータなどの駆動源とこの駆動源の制御手段が設けら
れている。このような把持ハンドは飽性な又は小さな外
力で傷付きゃすい把持対象物を把持移動するために、こ
れらの把持対象物に合せた一定の力で把持する必要があ
るものであった。そのため、把持片に力覚センサを設け
、この力覚センサによって検出された検出信号に基づき
駆動源への駆動指令を制御するようになっている。とこ
ろが上述のような駆動源などが把持ハンド自身に一体に
設けられている把持ハンドでは把持部が大型であっては
把持部を把持対処物まで移動させる機構も大型化してし
まい、把持動作の高精度化に併せて、把持部の姿勢保持
という問題が生じていた。これに応じて把持部の小型化
、軽量化という課題が生じていた。
接モータなどの駆動源とこの駆動源の制御手段が設けら
れている。このような把持ハンドは飽性な又は小さな外
力で傷付きゃすい把持対象物を把持移動するために、こ
れらの把持対象物に合せた一定の力で把持する必要があ
るものであった。そのため、把持片に力覚センサを設け
、この力覚センサによって検出された検出信号に基づき
駆動源への駆動指令を制御するようになっている。とこ
ろが上述のような駆動源などが把持ハンド自身に一体に
設けられている把持ハンドでは把持部が大型であっては
把持部を把持対処物まで移動させる機構も大型化してし
まい、把持動作の高精度化に併せて、把持部の姿勢保持
という問題が生じていた。これに応じて把持部の小型化
、軽量化という課題が生じていた。
このような課題を解決するために従来一体部に設けられ
ていた把持ハンドを把持部と駆動源とに分離し、駆動力
のみを把持ハンドに伝達する伝達手段を設けることで把
持ハンドの小型軽量化を計っていた。
ていた把持ハンドを把持部と駆動源とに分離し、駆動力
のみを把持ハンドに伝達する伝達手段を設けることで把
持ハンドの小型軽量化を計っていた。
(発明が解決しようとする課題)
上述のような駆動源と把持部を分離した把持ハンドでは
、駆動源より駆動力を把持部に伝達する伝達手段の生じ
る摩擦力が大きく、伝達効率を低下させていた。また、
伝達手段のバックラッシなどにより駆動力の伝達が遅れ
、力覚センサによるフィードバック制御が非常に不安定
になり、飽性な物体や小さな外力で傷つきやすい物体の
把持を行なう際に必要とされる高い精度を達成すること
が困難であった。
、駆動源より駆動力を把持部に伝達する伝達手段の生じ
る摩擦力が大きく、伝達効率を低下させていた。また、
伝達手段のバックラッシなどにより駆動力の伝達が遅れ
、力覚センサによるフィードバック制御が非常に不安定
になり、飽性な物体や小さな外力で傷つきやすい物体の
把持を行なう際に必要とされる高い精度を達成すること
が困難であった。
また、把持ハンドが把持対象物を把持するとき、力覚セ
ンサの検出信号が目標値を越えた場合、把持対象物が硬
質のものである場合には、把持力を制御する制御手段は
把持力の補正を行なうために把持片を開放方向に駆動す
るように駆動源に指令を送出し、把持対象物への把持力
を弱めてしまう。
ンサの検出信号が目標値を越えた場合、把持対象物が硬
質のものである場合には、把持力を制御する制御手段は
把持力の補正を行なうために把持片を開放方向に駆動す
るように駆動源に指令を送出し、把持対象物への把持力
を弱めてしまう。
この把持力を弱めた状態の力覚センサの検出信号に応じ
て制御手段は今度は把持方向へ駆動源を駆動させようと
する。このような制御が連続的に繰返されることにより
、把持ハンドは発振状態となり、把持対象物を把持する
ことが不安定又は不可能となるという不具合が生じてい
た。
て制御手段は今度は把持方向へ駆動源を駆動させようと
する。このような制御が連続的に繰返されることにより
、把持ハンドは発振状態となり、把持対象物を把持する
ことが不安定又は不可能となるという不具合が生じてい
た。
(課題を解決するための手段)
開閉自在な一対の把持片を有する把持部と、把持部側に
設けられた減速機構を介して駆動源の駆動力を把持部に
伝達する伝達手段と、上記把持片の少なくともいずれか
一方に設けられたひずみゲージと、このひずみゲージか
らの検出出力に基づき上記駆動源の駆動力を制御する制
御手段とを具備する把持ハンドである。また、把持片の
少なくともいずれか一方が柔軟性部である把持ノ\ンド
を提供する。
設けられた減速機構を介して駆動源の駆動力を把持部に
伝達する伝達手段と、上記把持片の少なくともいずれか
一方に設けられたひずみゲージと、このひずみゲージか
らの検出出力に基づき上記駆動源の駆動力を制御する制
御手段とを具備する把持ハンドである。また、把持片の
少なくともいずれか一方が柔軟性部である把持ノ\ンド
を提供する。
(作用)
把持部側に設けられた減速機構を介して駆動源の駆動力
を伝達することで、摩擦やバックラッシの影響を軽減で
きる。これにより把持部と駆動源を分離した状態でもル
ープゲインを高めることができ、高精度で高速の制御を
得ることができる。
を伝達することで、摩擦やバックラッシの影響を軽減で
きる。これにより把持部と駆動源を分離した状態でもル
ープゲインを高めることができ、高精度で高速の制御を
得ることができる。
また、把持片の少なくとも一方が柔軟性部であることに
より、把持力の制御中においても把持対象物の把持状態
を維持して発振状態になることを防止できる。
より、把持力の制御中においても把持対象物の把持状態
を維持して発振状態になることを防止できる。
(実施例)
この発明における一実施例を第1図乃至第6図を参照し
て説明する。ロボットの把持ハンドの基本的な構成とし
ては把持部1と、この把持部1を駆動する駆動源2と、
上記把持部1と駆動源2との間に設けられて駆動力を伝
達する駆動力伝達手段3とからなっている。
て説明する。ロボットの把持ハンドの基本的な構成とし
ては把持部1と、この把持部1を駆動する駆動源2と、
上記把持部1と駆動源2との間に設けられて駆動力を伝
達する駆動力伝達手段3とからなっている。
上記把持部1は側面視でL字状に形成されたベース4上
に支持されている。この把持部1は一対の把持片5.6
を有しており、これら一対の把持片5.6の基端側の中
途部は上記ベース4に対して軸方向を上下方向に向けら
れた支軸7によって回動自在に支持されている。
に支持されている。この把持部1は一対の把持片5.6
を有しており、これら一対の把持片5.6の基端側の中
途部は上記ベース4に対して軸方向を上下方向に向けら
れた支軸7によって回動自在に支持されている。
さらに、上記一対の把持片5.6の互いの基端部間には
水平方向の送りねじ8が設けられている。
水平方向の送りねじ8が設けられている。
この送りねじ8は両端部側がそれぞれ上記一対の把持片
5.6の板厚方向に貫通状態に設けられ、同貫通部分は
螺合状態になっている。ここで、送りねじ8は長手方向
の中央部を境界にして一方が順ねじ、他方が逆ねじにな
っており、この境界部分には上記送りねじ8を軸とする
プーリ8aが結合されて連動機構9が構成されている。
5.6の板厚方向に貫通状態に設けられ、同貫通部分は
螺合状態になっている。ここで、送りねじ8は長手方向
の中央部を境界にして一方が順ねじ、他方が逆ねじにな
っており、この境界部分には上記送りねじ8を軸とする
プーリ8aが結合されて連動機構9が構成されている。
つまり、プーリ8aが正転および逆転することで、一対
の把持片5.6の先端部が近接する方向および離れる方
向に移動して、把持部1の把持状態と開放状態とに駆動
される。
の把持片5.6の先端部が近接する方向および離れる方
向に移動して、把持部1の把持状態と開放状態とに駆動
される。
ここで、上記プーリ8aには上記駆動力伝達手段3とし
ての無端状のワイヤロープ10の中途部が例えば2重に
巻掛けられている。そして、同ワイヤローブ10は上記
ベース4の垂直板状部分を貫通して延長され、駆動源2
側に連結されている。
ての無端状のワイヤロープ10の中途部が例えば2重に
巻掛けられている。そして、同ワイヤローブ10は上記
ベース4の垂直板状部分を貫通して延長され、駆動源2
側に連結されている。
ここで駆動源2はDCサーボモータ11であり、このD
Cサーボモータ11の回転軸には同DCサーボモータ1
1に結合された減速機12の入力側が連結されている。
Cサーボモータ11の回転軸には同DCサーボモータ1
1に結合された減速機12の入力側が連結されている。
そして、上記減速機12の前面かL字型に形成されたプ
レート状のベース13に結合され、同減速機12の出力
軸がベース13に貫通されている。そして、この出力軸
に対して駆動側プーリ14が結合されており、この駆動
側プーリ14にはワイヤーローブ10が巻掛けられてい
る。ここで、ワイヤローブ10の中途部は上記駆動側ベ
ース13の端部に形成された直立片に貫通状態に挿通さ
れており、また、上記把持部1側のベース4と、駆動源
2側のベース13との間に位置するワイヤローブ10に
はアウタチューブ15によりカバーが施されている。ま
た、上記ベース13には、同ベース13の直立片を貫通
して延長され上記駆動側プーリ14に巻掛けられたワイ
ヤローブ10の中途部に対応する位置にコイルばねによ
って付勢されるテンショナー16が設けられている。
レート状のベース13に結合され、同減速機12の出力
軸がベース13に貫通されている。そして、この出力軸
に対して駆動側プーリ14が結合されており、この駆動
側プーリ14にはワイヤーローブ10が巻掛けられてい
る。ここで、ワイヤローブ10の中途部は上記駆動側ベ
ース13の端部に形成された直立片に貫通状態に挿通さ
れており、また、上記把持部1側のベース4と、駆動源
2側のベース13との間に位置するワイヤローブ10に
はアウタチューブ15によりカバーが施されている。ま
た、上記ベース13には、同ベース13の直立片を貫通
して延長され上記駆動側プーリ14に巻掛けられたワイ
ヤローブ10の中途部に対応する位置にコイルばねによ
って付勢されるテンショナー16が設けられている。
このように形成されることで、上記DCサーボモータ1
1が駆動されると、上記駆動側プーリ14が回動する。
1が駆動されると、上記駆動側プーリ14が回動する。
この駆動側プーリ14の回動力はワイヤローブ10の軸
方向の移動力として上記ねじ8の軸方向に、上記一対の
把持片5.6の基端部が駆動される。つまり、一対の把
持片5.6の先端部が把持方向および開放方向に駆動さ
れる。
方向の移動力として上記ねじ8の軸方向に、上記一対の
把持片5.6の基端部が駆動される。つまり、一対の把
持片5.6の先端部が把持方向および開放方向に駆動さ
れる。
ここで、上記連動機構9の送りねじ8のピッチ、および
プーリ8aの直径は所定の減速比をもつように設定され
ている。
プーリ8aの直径は所定の減速比をもつように設定され
ている。
また、把持部1の一対の把持片5.6の中途部分の外側
面および内側面にはひずみゲージ17.17がそれぞれ
貼付けられている。これらのひずみゲージ17.17か
ら延出された図示しないリード線はひずみアンプ18の
入力部に接続されており、このひずみアンプ18の出力
側は制御装置19に接続されている。この制御装置19
内には上記DCサーボモータ11に電流を供給するサー
ボアンプ20が設けられており、DCサーボモータ11
を駆動制御するようになっている。ここで、上記制御装
置19は上記把持部1の把持状態を制御するものであり
、図示しない把持対象物を把持または開放するように制
御する。また、把持状態においては上記把持部1での把
持力を所定の値になるように制御する機能を有しており
、上記ひずみゲージ17.17で検出された値を上記ひ
ずみアンプ18を介して検知し、この検出値が目標の値
になるように上記DCサーボモータ11をフィードバッ
ク制御するようになっている。
面および内側面にはひずみゲージ17.17がそれぞれ
貼付けられている。これらのひずみゲージ17.17か
ら延出された図示しないリード線はひずみアンプ18の
入力部に接続されており、このひずみアンプ18の出力
側は制御装置19に接続されている。この制御装置19
内には上記DCサーボモータ11に電流を供給するサー
ボアンプ20が設けられており、DCサーボモータ11
を駆動制御するようになっている。ここで、上記制御装
置19は上記把持部1の把持状態を制御するものであり
、図示しない把持対象物を把持または開放するように制
御する。また、把持状態においては上記把持部1での把
持力を所定の値になるように制御する機能を有しており
、上記ひずみゲージ17.17で検出された値を上記ひ
ずみアンプ18を介して検知し、この検出値が目標の値
になるように上記DCサーボモータ11をフィードバッ
ク制御するようになっている。
上述のように連動機構9を送りねじ8とプーリ8aとで
構成し、これにより減速機能を持たせることで、ワイヤ
ローブ10に加わる張力を1/(減速比)に軽減するこ
とができる。ここで、減速比は上記ワイヤーローブ10
が送り移動された寸法と、一対の把持片5.6が送り移
動された寸法との比である。
構成し、これにより減速機能を持たせることで、ワイヤ
ローブ10に加わる張力を1/(減速比)に軽減するこ
とができる。ここで、減速比は上記ワイヤーローブ10
が送り移動された寸法と、一対の把持片5.6が送り移
動された寸法との比である。
また、ワイヤローブ10のプーリ3a、14に対する摩
擦力やアウターチューブ15内で生じるバックラッシも
同様に17(減速比)とすることができる。さらに、ワ
イヤローブ10の延びは1/(減速比)2にすることが
できる。このような作用により高速で高精度な制御がで
きる。つまり、把持部1と駆動源2とを別体に設け、互
いに所定の距離離れた位置に配置して駆動力伝達手段3
により駆動力を伝達すると、摩擦やバックラッシのため
に制御装置19のループゲインを高めることができず高
精度の制御ができなかったが、上記減速機能を有する連
動機構9を設けることにより摩擦やバックラッシの影響
を軽減できループゲインを高めることができ、高精度で
高速の制御を得ることができた。
擦力やアウターチューブ15内で生じるバックラッシも
同様に17(減速比)とすることができる。さらに、ワ
イヤローブ10の延びは1/(減速比)2にすることが
できる。このような作用により高速で高精度な制御がで
きる。つまり、把持部1と駆動源2とを別体に設け、互
いに所定の距離離れた位置に配置して駆動力伝達手段3
により駆動力を伝達すると、摩擦やバックラッシのため
に制御装置19のループゲインを高めることができず高
精度の制御ができなかったが、上記減速機能を有する連
動機構9を設けることにより摩擦やバックラッシの影響
を軽減できループゲインを高めることができ、高精度で
高速の制御を得ることができた。
また、上記把持部1の一対の把持片5.6の先端部から
、連動機構9が設けられた基端部までの間に柔軟性を有
する柔軟性部21を設けることは、精度の高い把持力制
御に有効である。
、連動機構9が設けられた基端部までの間に柔軟性を有
する柔軟性部21を設けることは、精度の高い把持力制
御に有効である。
例えば、第2図および第3図に示されるように一対の把
持片5.6の双方の先端部に、上記柔軟性部21として
のコイルばね22.23を設けることで、柔軟性を与る
ことが考えられる。これらのコイルばね22.23は上
記把持片5.6の互いに対峙される部位に結合されてお
り、把持対象物を把持する際には、弾性を持って当接し
、所定の把持力に達するまでの間、上記把持対象物の保
持状態を維持できるように構成されている。つまり、把
持対象物が硬質の場合に、把持部1も同様に硬質である
と把持した直後に上記ひずみゲージ17.17の検出値
が目標値を越えてしまうことがあり、これを補正しよう
として把持部1が把持対象物を離してしまう現象を生じ
ることがあった。
持片5.6の双方の先端部に、上記柔軟性部21として
のコイルばね22.23を設けることで、柔軟性を与る
ことが考えられる。これらのコイルばね22.23は上
記把持片5.6の互いに対峙される部位に結合されてお
り、把持対象物を把持する際には、弾性を持って当接し
、所定の把持力に達するまでの間、上記把持対象物の保
持状態を維持できるように構成されている。つまり、把
持対象物が硬質の場合に、把持部1も同様に硬質である
と把持した直後に上記ひずみゲージ17.17の検出値
が目標値を越えてしまうことがあり、これを補正しよう
として把持部1が把持対象物を離してしまう現象を生じ
ることがあった。
そこで、上述のようにコイルばね22.23を設けると
弾性をもって把持対象物に当接できるので、把持直後に
ひずみゲージ17.17で検出された値が目標値よりも
大きく、これを補正するように把持部1が開放方向に駆
動されたとしても、コイルばね22.23の弾性変形に
より当接保持状態を維持できる。このような作用により
、把持部1が発振して把持対象物を把持できなくなるこ
とを防止できる。さらに、上記連動機構9の変位と把持
対象物に伝えられる力との間のばね定数が小さくなり、
上記駆動力伝達手段3において生じる摩擦力およびバッ
クラックの影響を減少させ、高速で高精度な制御ができ
る。
弾性をもって把持対象物に当接できるので、把持直後に
ひずみゲージ17.17で検出された値が目標値よりも
大きく、これを補正するように把持部1が開放方向に駆
動されたとしても、コイルばね22.23の弾性変形に
より当接保持状態を維持できる。このような作用により
、把持部1が発振して把持対象物を把持できなくなるこ
とを防止できる。さらに、上記連動機構9の変位と把持
対象物に伝えられる力との間のばね定数が小さくなり、
上記駆動力伝達手段3において生じる摩擦力およびバッ
クラックの影響を減少させ、高速で高精度な制御ができ
る。
また、」二記柔軟性部21は一対の把持片5.6の先端
から基端部の間に設けられていればよく、第4図のよう
に互いの把持片5.6の支軸7によって枢支された枢支
部よりも基端側に設けられていてもよい。図中に示され
た柔軟性部21は連動機構9が設けられる基端部と上記
枢支部との間に位置する部分に板ばね24.25が設け
られて形成されている。これら板ばね24.25はそれ
ぞれの端部が上記把持片5.6に例えばねじによって一
体内に結合されており、上記連動機構9の変位と把持対
象物に伝えられる力との間のばね定数が小さくなり、上
記駆動力伝達手段3において生じる摩擦力およびバック
ラックの影響が減少し、また、把持対象物が硬質な場合
でも弾性をもって把持するので、把持力制御中において
も把持対象物の把持状態を維持できる。
から基端部の間に設けられていればよく、第4図のよう
に互いの把持片5.6の支軸7によって枢支された枢支
部よりも基端側に設けられていてもよい。図中に示され
た柔軟性部21は連動機構9が設けられる基端部と上記
枢支部との間に位置する部分に板ばね24.25が設け
られて形成されている。これら板ばね24.25はそれ
ぞれの端部が上記把持片5.6に例えばねじによって一
体内に結合されており、上記連動機構9の変位と把持対
象物に伝えられる力との間のばね定数が小さくなり、上
記駆動力伝達手段3において生じる摩擦力およびバック
ラックの影響が減少し、また、把持対象物が硬質な場合
でも弾性をもって把持するので、把持力制御中において
も把持対象物の把持状態を維持できる。
また、第5図に示されるように一対の把持片5.6の先
端部に柔軟性部21としての板ばね26.27の基端部
が例えばねじによって結合されているものでもよい。
端部に柔軟性部21としての板ばね26.27の基端部
が例えばねじによって結合されているものでもよい。
このように把持片5.6の把持部分に板ばね26.27
を設けることにより、把持対象物に対して弾性的に当接
することで、グリップ1に振動を発生することを防止し
て、高精度および高速の把持力制御ができる。
を設けることにより、把持対象物に対して弾性的に当接
することで、グリップ1に振動を発生することを防止し
て、高精度および高速の把持力制御ができる。
さらに、第6図に示されるように柔軟性部21は、一対
の把持片5.6の中途部に切欠28.29として形成さ
れたものでもよい。つまり、上記把持片5.6の中途部
に切欠28.29を形成することで、一部の剛性を低減
し、応力集中部分とすることで、把持力が加わったとき
に、この部分のみが大きく弾性変形されるように形成し
たものでもよい。
の把持片5.6の中途部に切欠28.29として形成さ
れたものでもよい。つまり、上記把持片5.6の中途部
に切欠28.29を形成することで、一部の剛性を低減
し、応力集中部分とすることで、把持力が加わったとき
に、この部分のみが大きく弾性変形されるように形成し
たものでもよい。
このような構造は上述と同様の効果を得ることができる
他に、製造工数や部品点数を低減することができる。ま
た、上記一対の把持片5.6の全体を柔軟性部21とし
て形成してもよい。つまり一対の把持片の材質を弾性係
数の低い材質に変更したものでもよい。この場合、目標
把持力を越える力で把持対象物を把持した状態において
、上記一対の把持片が弾性変形される程度の材質である
ことが必要である。
他に、製造工数や部品点数を低減することができる。ま
た、上記一対の把持片5.6の全体を柔軟性部21とし
て形成してもよい。つまり一対の把持片の材質を弾性係
数の低い材質に変更したものでもよい。この場合、目標
把持力を越える力で把持対象物を把持した状態において
、上記一対の把持片が弾性変形される程度の材質である
ことが必要である。
上述したように構成されたロボットの把持ハンドは図示
しないロボットのアームに設ける場合に、上記把持部1
を上記アームの先端に設け、同アームに沿って上記駆動
力伝達手段3であるワイヤローブ10を延長し、上記ア
ームの基端部に上記駆動源2を設けることができる。こ
れにより、ロボットのアームが支えなければならない重
量が減少され、同アーム部分を小型化できる。つまり、
従来同様の性能を有するロボットのアームを小型軽量化
できる。
しないロボットのアームに設ける場合に、上記把持部1
を上記アームの先端に設け、同アームに沿って上記駆動
力伝達手段3であるワイヤローブ10を延長し、上記ア
ームの基端部に上記駆動源2を設けることができる。こ
れにより、ロボットのアームが支えなければならない重
量が減少され、同アーム部分を小型化できる。つまり、
従来同様の性能を有するロボットのアームを小型軽量化
できる。
なお、この発明は上記一実施例に限定されるものではな
い。例えば上記連動機構9はプーリ8aとこれに一体的
に設けられた送りねじ8であるが、こに限定されず、減
速機能を有する連動機構9であ、ればよい。つまり、ウ
オームギヤやラック・ピニオン等の連動機構9でもよい
。これと同様に、連動機構9に対して駆動力を伝達する
駆動力伝達手段3もワイヤローブ10に限定されず、例
えば回転シャフトや、油圧、空気圧等を利用したシリン
ダ等によって駆動力を伝達してもよい。
い。例えば上記連動機構9はプーリ8aとこれに一体的
に設けられた送りねじ8であるが、こに限定されず、減
速機能を有する連動機構9であ、ればよい。つまり、ウ
オームギヤやラック・ピニオン等の連動機構9でもよい
。これと同様に、連動機構9に対して駆動力を伝達する
駆動力伝達手段3もワイヤローブ10に限定されず、例
えば回転シャフトや、油圧、空気圧等を利用したシリン
ダ等によって駆動力を伝達してもよい。
また、柔軟性部21は一対の把持片5.6の双方に設け
られているが、これに限定されず、いずれか一方に設け
られていても上述と同様の効果を得ることができる。
られているが、これに限定されず、いずれか一方に設け
られていても上述と同様の効果を得ることができる。
把持部を構成する一対の把持片を開閉動作させる連動機
構に減速機能を持たせることによって駆動源を上記把持
部から離れた位置に設けても、高精度且つ高速の制御が
できるようになった。そして、上記把持部と駆動源との
分離により上記把持部を小型軽量化できる。
構に減速機能を持たせることによって駆動源を上記把持
部から離れた位置に設けても、高精度且つ高速の制御が
できるようになった。そして、上記把持部と駆動源との
分離により上記把持部を小型軽量化できる。
また、一対の把持片の少なくともいずれか一方に柔軟性
部を設けることで、硬質の把持対象物でも発振すること
なくまたは、安定に所定の把持力で把持することができ
る。
部を設けることで、硬質の把持対象物でも発振すること
なくまたは、安定に所定の把持力で把持することができ
る。
第1・図乃至第6図はこの発明における一実施例であり
、第1図はロボットの把持ハンドを示す斜視図、第2図
は把持部の一部に柔軟性部としてのコイルばねを設けた
例を示す平面図、第3図は第2図中に示される把持部の
先端部構造を示す斜視図、第4図は一対の把持片の基端
側に板ばねによって形成された柔軟性部が設けられた把
持部を示す平面図、第5図は一対の把持片の先端部に板
ばねがそれぞれ設けられた把持部の一部を示す平面図、
第6図は一対の把持片の中途部に切欠を形成することで
柔軟性部を設けた把持部の一部を示す斜視図である。 1・・・把持部、2・・・駆動源、5・・・把持片、6
・・・把持片、9・・・連動機構、17・・・ひずみゲ
ージ、19・・・制御装置(制御手段)。
、第1図はロボットの把持ハンドを示す斜視図、第2図
は把持部の一部に柔軟性部としてのコイルばねを設けた
例を示す平面図、第3図は第2図中に示される把持部の
先端部構造を示す斜視図、第4図は一対の把持片の基端
側に板ばねによって形成された柔軟性部が設けられた把
持部を示す平面図、第5図は一対の把持片の先端部に板
ばねがそれぞれ設けられた把持部の一部を示す平面図、
第6図は一対の把持片の中途部に切欠を形成することで
柔軟性部を設けた把持部の一部を示す斜視図である。 1・・・把持部、2・・・駆動源、5・・・把持片、6
・・・把持片、9・・・連動機構、17・・・ひずみゲ
ージ、19・・・制御装置(制御手段)。
Claims (2)
- (1)開閉自在な一対の把持片を有する把持部と、この
把持部側に設けられた減速機構を介して駆動源の駆動力
を上記把持部に伝達する伝達手段と、上記把持片の少な
くともいずれか一方に設けられたひずみゲージと、この
ひずみゲージからの検出出力に基づき上記駆動源の駆動
力を制御する制御手段とを具備することを特徴とする把
持ハンド。 - (2)把持片の少なくともいずれか一方が柔軟性部であ
ることを特徴とする請求項1記載の把持ハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10624988A JPH01274989A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 把持ハンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10624988A JPH01274989A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 把持ハンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01274989A true JPH01274989A (ja) | 1989-11-02 |
Family
ID=14428829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10624988A Pending JPH01274989A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 把持ハンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01274989A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5437490A (en) * | 1991-09-14 | 1995-08-01 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Finger module, finger module structure, and robot hand |
CN104955375A (zh) * | 2013-02-08 | 2015-09-30 | 奥林巴斯株式会社 | 操纵器 |
WO2018173250A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | 株式会社ispace | ロボット及び把持構造体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58132483A (ja) * | 1982-01-27 | 1983-08-06 | 株式会社東芝 | 把持力検知装置 |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP10624988A patent/JPH01274989A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58132483A (ja) * | 1982-01-27 | 1983-08-06 | 株式会社東芝 | 把持力検知装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5437490A (en) * | 1991-09-14 | 1995-08-01 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Finger module, finger module structure, and robot hand |
CN104955375A (zh) * | 2013-02-08 | 2015-09-30 | 奥林巴斯株式会社 | 操纵器 |
WO2018173250A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | 株式会社ispace | ロボット及び把持構造体 |
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