JPH0642994U - ワイヤーロープ - Google Patents
ワイヤーロープInfo
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- JPH0642994U JPH0642994U JP080748U JP8074892U JPH0642994U JP H0642994 U JPH0642994 U JP H0642994U JP 080748 U JP080748 U JP 080748U JP 8074892 U JP8074892 U JP 8074892U JP H0642994 U JPH0642994 U JP H0642994U
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- core
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0673—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a rope configuration
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2047—Cores
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2205/00—Rope or cable materials
- D07B2205/30—Inorganic materials
- D07B2205/3021—Metals
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- D07B2205/00—Rope or cable materials
- D07B2205/30—Inorganic materials
- D07B2205/3021—Metals
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- D07B2205/3046—Steel characterised by the carbon content
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- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車のワイヤレギュレータや車両、産業機
器に遠隔操作用として配設されるコントロールケーブル
に使用される硬鋼線を撚り合わせたワイヤーロープの耐
久回数を向上させる。 【構成】 複数本の硬鋼線を撚り合わせてなる単撚ワイ
ヤーロープに於て、芯線(11)はステンレス線等の異種金
属線であるワイヤーロープ、又は、複数本の硬鋼線を撚
り合わせたストランドを更に複数本撚り合わせてなり、
少なくとも外周部のストランドの芯線はステンレス線等
の異種金属線であるワイヤーロープ。
器に遠隔操作用として配設されるコントロールケーブル
に使用される硬鋼線を撚り合わせたワイヤーロープの耐
久回数を向上させる。 【構成】 複数本の硬鋼線を撚り合わせてなる単撚ワイ
ヤーロープに於て、芯線(11)はステンレス線等の異種金
属線であるワイヤーロープ、又は、複数本の硬鋼線を撚
り合わせたストランドを更に複数本撚り合わせてなり、
少なくとも外周部のストランドの芯線はステンレス線等
の異種金属線であるワイヤーロープ。
Description
【0001】
本考案は、自動車等のケーブル式ウインドレギュレータ、車両あるいは産業用 機器等の遠隔操作用に配設されるコントロールケーブルのインナーケーブルとし て使用されるワイヤーロープに関するものである。
【0002】
従来のケーブル式ウインドレギュレータ用、あるいはコントロールケーブルの インナーケーブル用として使用されるワイヤーロープ、あるいは自動織機のドビ ーケーブルとして、通常は硬鋼線(SWRH62A)の細径線を複数本撚り合わ せた単撚と称するもの、更に、撚り合わされた単撚(ストランド)の複数本を撚 り合わせた複撚と称するものを使用している。
【0003】
最近の自動車のウインドレギュレータ、及び自動車や産業用機器の遠隔操作伝 達用部品として、コントロールケーブルは重要な位置を占めるとともに、苛酷な 条件で使用されるようになってきた。 特に、自動車等のウインドレギュレータでは、ドア内部の狭隘な箇所に配設さ れる関係上、インナーケーブルをガイドする滑動プーリーは小径とならざるを得 ず、インナーケーブルは該滑動プーリーによって大きな曲率で曲げられ乍ら往復 移動することとなり、耐久性が強く要求される。
【0004】 ワイヤーロープには、図7に示す如く、1本の芯線(10)の回りに6本の外層線 (14)を配し、これを撚った1+6の撚り構成と称す単撚ワイヤーロープ、図1に 示す如く、単撚ワイヤーロープと同じ構成のストランド(1)(2)を7本撚り合わ せた7×7の撚り構成と称す複撚ワイヤーロープ、図4に示す如く、19本の線 を撚り合わせた芯ストランド(1)の回りに、前記単撚ワイヤーロープと同じ構成 の側ストランド(2)を8本配して撚り合わせた1×19+8×7の撚り構成と称 するワイヤーロープ等、撚り構成別に種々の種類がある。
【0005】 単撚ワイヤーロープよりも複撚ワイヤーロープの方が、又、1+6の複撚ワイ ヤーロープよりも1×19+8×7の複撚ワイヤーロープの方が、柔軟性や屈曲 性に優れているが、自動車のウインドレギュレータ或は自動織機のドビーケーブ ルに要求される耐久性を十分には満足できなかった。 本考案は、耐久性を向上させたワイヤーロープを明らかにするものである。
【0006】
本考案のワイヤーロープは、単撚りのワイヤーロープにあっては、芯線(10)は ステンレス線等の異種金属線であり、複撚りのワイヤーロープに於て、少なくと も外周部のストランド(2)の芯線(21)はステンレス線等の異種金属線であること を特徴とする。
【0007】
単撚ワイヤーロープ、複撚ワイヤーロープの何れの場合でも、全て硬鋼線から なる従来のものに比較して、切損耐久性を向上できた。
【0008】
図1は本考案を7×7の撚構造のワイヤーロープに実施したものである。 芯ストランド(1)及び6本の側ストランド(2)の夫々芯線(11)(21)は例えば、 JIS G 4313(SUS304A〜B)のステンレス線であり、芯線(11)(21) を取巻く外層線(12)(22)は例えば、JIS G 3506 SWRH 62Aの材質 からなるJIS G 3521 SWB〜Cの硬鋼線である。 芯ストランド(1)の芯線(11)の直径は0.2mm、その他の線の直径は0.17mm 、ワイヤーロープの最大径は1.5mmである。
【0009】 図4は、本考案を1×19+8×7の複撚ワイヤーロープに実施したものであ る。 芯ストランド(1)の芯線(11)、6本の側ストランド(2)の芯線(21)は図1と同 様のステンレス線、その他の線は図1と同様の硬鋼線である。 芯ストランド(1)の芯線(11)の直径は0.17mm、その他の線は0.14mm、ワ イヤーロープの最大径は1.5mmである。
【0010】 芯線(4)にステンレス線を用いるのは、当業者にとって予想外のことである。 なぜならば、全て硬鋼線からなるワイヤーロープと、全てステンレス線からな る同一撚り条件のワイヤーロープとでは、切損耐久性は、硬鋼線の方が優れてい ることは常識とされているからである。
【0011】 例えば、図8は、7×7の撚り構造で直径3mmの亞鉛メッキ硬鋼線ワイヤーロ ープとステンレスワイヤーロープを、夫々5本のサンプルについて切損耐久性を 比較したものである。各ワイヤーロープは直径340mmの滑車を経由して直角に 曲げ、一端に20kgの荷重を掛け、他端を往復駆動装置に連繋し、ワイヤーロ ープを繰り返し往復移動させて耐久試験を行なう。
【0012】 硬鋼線ワイヤーロープの切損までの最大耐久回数は、61.3×104、最小耐 久回数は、40.5×104、平均耐久回数は46.4×104であった。 これに対し、ステンレスワイヤーロープの切損までの最大耐久回数は、45. 7×104、最小耐久回数は、19.5×104、平均耐久回数は29.7×104 であった。 この様に、切損耐久性が硬鋼線よりも劣るステンレス線を芯線に使用すること は、全て硬鋼線からなるワイヤーロープよりも切損耐久性が向上するとは常識で は考えられないからである。 表1のに予想外の結果を示す。
【0013】
【表1】 表中、Aは図1の実施例、Bは図4の実施例である。 試験方法は、図9に示す如く、直径500mmの上下2つの大滑車(4)(5)及び 直径30mmの3つの小滑車(7)に跨がってワイヤーロープ(9)を無端状に掛け渡 し、上部の大滑車(4)には、クランクによる往復装置(6)を連繋し、下方の滑大 車(5)に80kgのウエイト(8)を掛け、往復装置(6)によって、ワイヤーロー プ(9)を繰り返し往復移動させる。
【0014】 本考案Aは、芯線にSUS304を用たものである。 本考案はステンレス以外の、硬鋼線とは異なる異種金属を芯線とすることがで き、本考案品Bは、芯線にニッケル・クローム・コバルト線を用い、本考案Cは芯 線にクロムバナジュウ線を用いた例である。 テスト結果は、夫々5本ずつのサンプルによるものである。 ニッケル・クロム・コバルト線、クロムバナジューム線等は、耐久回数は向上す るが市場で入手し難くて高価であるため、コントロールケーブル、ドビーケーブ ルの使用条件と、経済性を勘案してどの線材を選択するか決めれば可い。
【0015】 図2は、7×7の撚構造のワイヤーロープに於て、各側ストランド(2)(2)の 芯線(21)のみをステンレス線とし、他の線を硬鋼線としたものである。 図3は、7×7の撚構造のワイヤーロープに於て、芯ストランド(1)を構成す る7本の線及び6本の側ストランド(2)の各芯線(22)をステンレス線とし、他の 線を硬鋼線としたものである。
【0016】 図5は、1×19+8×7の複撚ワイヤーロープに於て、各側ストランド(2) (2)の芯線(21)のみをステンレス線とし、他の線を硬鋼線としたものである。 図6は1×19+8×7の複撚ワイヤーロープに於て、芯ストランド(1)を構 成する19本の線の内、外層の11本の線(13)を除く7本、及び各側ストランド (2)(2)の芯線(21)をステンレス線とし、他の線を硬鋼線としたものである。
【0017】 図7は、単撚ワイヤーを示し、芯線(10)はステンレス、側線(14)(14)は硬鋼線 である。 上記実施例のワイヤーは、何れも、硬鋼線のみで形成されたワイヤーロープよ りも、折損耐久性は優れている。 本考案は上記実施例の構成に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に 記載の範囲で種々の変形が可能である。
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【0014】 本考案Aは、芯線にSUS304を用いたものである。 本考案はステンレス以外の、硬鋼線とは異なる異種金属を芯線とすることがで き、本考案品Bは、芯線にニッケル・クローム・コバルト線を用い、本考案Cは 芯線にクロムバナジュウーム線を用いた例である。 テスト結果は、夫々5本ずつのサンプルによるものである。 ニッケル・クローム・コバルト線、クロムバナジュウーム線等は、耐久回数は 向上するが市場で入手し難くて高価であるため、コントロールケーブル、ドビー ケーブの使用条件と、経済性を勘案してどの線材を選択するか決めれば可い。
【図1】7×7の複撚ワイヤーロープの端面図である。
【図2】同上の他の実施例の端面図である。
【図3】同上の別の実施例の端面図である。
【図4】1×19+8×7の複撚ワイヤーロープの端面
図である。
図である。
【図5】同上の他の実施例の端面図である。
【図6】同上り別の実施例の端面図である。
【図7】単撚ワイヤーロープの端面図である。
【図8】耐久試験データ表である。
【図9】耐久試験装置の説明図である。
(11) 芯線 (21) 芯線
Claims (2)
- 【請求項1】 複数本の硬鋼線を撚り合わせてなる単撚
ワイヤーロープに於て、芯線(10)はステンレス線等の異
種金属線であるワイヤーロープ。 - 【請求項2】 複数本の硬鋼線を撚り合わせたストラン
ドを更に複数本撚り合わせてなる複撚ワイヤーロープに
於て、少なくとも外周部のストランド(2)の芯線(21)は
ステンレス線等の異種金属線であるワイヤーロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080748U JPH086076Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 遠隔操縦用細径ワイヤーケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080748U JPH086076Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 遠隔操縦用細径ワイヤーケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642994U true JPH0642994U (ja) | 1994-06-07 |
JPH086076Y2 JPH086076Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=13727030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992080748U Expired - Lifetime JPH086076Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 遠隔操縦用細径ワイヤーケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086076Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327380A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Kurisansemamu Kk | 排煙・換気窓開閉操作用ワイヤロープ |
JP2019131942A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-08 | 東京製綱株式会社 | フレキシブル・ウエイト・ワイヤロープ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5442445A (en) * | 1977-09-07 | 1979-04-04 | Mitsubishi Electric Corp | Wire rope |
JPH0465587A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-03-02 | Hideo Tarumoto | ワイヤロープ |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP1992080748U patent/JPH086076Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5442445A (en) * | 1977-09-07 | 1979-04-04 | Mitsubishi Electric Corp | Wire rope |
JPH0465587A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-03-02 | Hideo Tarumoto | ワイヤロープ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327380A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Kurisansemamu Kk | 排煙・換気窓開閉操作用ワイヤロープ |
JP2019131942A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-08 | 東京製綱株式会社 | フレキシブル・ウエイト・ワイヤロープ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH086076Y2 (ja) | 1996-02-21 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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