JPH0465587A - ワイヤロープ - Google Patents

ワイヤロープ

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JPH0465587A
JPH0465587A JP28289590A JP28289590A JPH0465587A JP H0465587 A JPH0465587 A JP H0465587A JP 28289590 A JP28289590 A JP 28289590A JP 28289590 A JP28289590 A JP 28289590A JP H0465587 A JPH0465587 A JP H0465587A
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wire
twisted
wires
wire rope
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JP28289590A
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Hideo Tarumoto
樽本 英夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はワイヤロープ、特にその芯材の形状の改良に関
する。
【従来の技術】
ワイヤロープは、複数の針金(素線、ワイヤ)を撚り合
わせたものであるが、その中には1本のワイヤを芯材と
してその外周に複数のワイヤを撚り合わせた構成のもの
かある。 この種のワイヤロープの場合、上記芯材として、予め伸
線工程により所定径とされた真直な素線か従来一般に用
いられている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のワイヤロープにおいて
は、上記のように芯材か真直な素線によって構成されて
いる一方で、その外周に撚り合わされた複数のワイヤは
螺旋状であることから、それらのワイヤの弾性限界内の
伸長量に比べて上記芯材の弾性限界内の伸長量か余りに
も小さく、そのため当該ロープに所定値以上の引っ張り
荷重か作用した時に、上記芯材がその周りの各ワイヤよ
り先に断線してしまうのである。 その結果、芯材によって保たれていた芯材周囲の複数の
ワイヤ(6本の場合だと横断面六角形であり、その他ワ
イヤの本数によって多角形を呈するように撚り合わされ
ている)の相互の保形が崩れ、過電が6本に相互に伝達
されなくなり、最も引っ張り作用を受けるワイヤから瞬
時のうちに順次断線してゆき、最悪の場合にはロープ自
身の切断に至るのである。 本発明はワイヤロープに関する上記のような問題に対処
するもので、ワイヤロープの芯材の形状を改良すること
により、芯材切断に起因してロープ自身が容易に切断せ
ず、従来よりも数倍乃至数十倍疲労に強く、且つ、大き
な引っ張り強度が得られるとともに、より大きな過電に
耐える太いワイヤロープを上述の技術思想に基づいて、
疲労に強くて容易に切断されないようにしたワイヤロー
プを提供出来るようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明に係るワイヤロープは、芯
材と該芯材の回りに配置された複数のワイヤとからなり
、前記芯材が、中心の1本が波形で、この周囲に直線の
複数本がS撚り又はZ撚りで撚り合わされ、その後に波
形が付与されて波形芯材を形成し、この波形芯材の周囲
に配置された複数のワイヤのそれぞれが、前記1本の波
形芯材の周囲に配置されて撚り合わされたワイヤの撚り
方向とは逆の撚り方向で波形芯材の周囲に撚り合わされ
ていることを特徴とするものである。
【作 用】
本発明のワイヤロープは芯材が波形に形成されているの
で、当該ワイヤロープに引っ張り荷重が作用した際に、
前記芯材の周囲の各ワイヤがその螺旋径を細めつつ引っ
張り方向に沿って伸長するが、上記芯材も波形によって
伸び代があり、各ワイヤと同様に引っ張り方向に所定量
だけ伸長することができる。 これにより、従来の真直の芯材ように、その周りのワイ
ヤより先に断線するといった事態を防止することができ
、その結果、芯材によって保たれている芯材周囲の複数
のワイヤの相互の保形(六角やその他)が崩れるのを未
然に防止でき、荷重が常時各ワイヤに均等に伝達される
こととなって、芯材切断に起因するロープ自体の強度低
下乃至は切断を防止できる。 従って、従来に比べて数倍乃至数十倍疲労に強い効果を
奏するのである。 また、芯材が複数本で構成されており、撚り合わされた
芯材の周囲の内外に位装置するワイヤ同士は互いに撚り
方向を異ならせであるので、引き伸ばされようとしたと
きに、互いに締めつけ合う方向に収縮しようとするので
“バラ”ける事がなく、しかも、この撚り芯材を構成す
る芯材、この芯材の周囲に配置された複数のワイヤの全
てか波形であるので、この撚り芯材自身が伸び代を有す
ることとなって、この撚り芯材の外側の前記複数のユニ
ットと共に延びることができて、この撚り芯材自身が先
に伸び切って切断されてしまうのを未然に防止すること
ができ、大荷重用のワイヤロープとして従来に比べて数
倍の疲労試験に耐える効果を発揮したのである。
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図及び第2図は該実施例に係るワイヤロープを夫々
示す側面図及び断面図である。 これらの図面に示すようにワイヤロープ1は、1本の鋼
線でなる芯材2と、この芯材2の外周に撚り合わされた
同じく鋼線でなる6本のワイヤ3・・・3とで構成され
ている。 その場合に、各ワイヤ3・・・3の撚り方として、この
実施例においては所謂Z撚りが採用されているが、所謂
S撚りであってもよいことは勿論である。 また、回倒では上記芯材2と各ワイヤ3・・・3とは同
じ太さの鋼線によって構成されているが、該芯材2の径
については各ワイヤ3・・・3の径より僅かに太いのが
好ましいが、細くてもよい。 上記ワイヤロープlにおいては、上記芯材2が波形に形
成されている。 即ち、第3図に該ワイヤロープ1の先端部分を解きほぐ
した上で線図的に示すように、従来のものとは異なって
芯材2が波形に形成された上で、更にその波形の芯材2
の外周にこれを取り巻くようにして上記6本のワイヤ3
・・・3が撚り合わされている。 このような構成によれば、ワイヤロープ1の中6部に位
置する芯材2の周りに6本のワイヤ3・・・3が螺旋状
に撚り合わされているから、該ロープ1に引っ張り荷重
が作用した際には上記各ワイヤ3・・・3がその螺旋径
を小さくしつつ引っ張り方向に沿って伸長する。 その場合に、上記芯材2が真直な鋼線によって構成され
ていると、各ワイヤ3・・・3の伸長に伴って僅かに伸
びた後断線してしまうのであるが、上記構成のワイヤロ
ープ1においては芯材2が波形に形成されているので、
引っ張り荷重が作用した際に、上記各ワイヤ3・・・と
同じように芯材2も引っ張り方向に伸長するのである。 これにより、従来のように芯材がその周りのワイヤより
先に断線するといった事態を未然に防止することができ
、従来よりも引っ張り強度特性に優れたワイヤロープを
実現し得ることになる。 この実施例におけるワイヤ3の螺旋は、右旋回でも左旋
回でもよい。 また、上記芯材2の波形は、螺旋状でもよいし、螺旋状
と波形を組み合わせてもよい。 次に、上記のようにして形成されたワイヤロープの特徴
を利用して太いワイヤロープに構成する場合を次に説明
する。 第4図に示すように、このワイヤロープIBは、12本
のワイヤ3Bと、主芯材2Bによって構成されている。 前記主芯材2Bは、−本の波形の芯材2bの周囲に多数
の波形ワイヤ2b’  ・・・を撚り合わせたものであ
る。 この主芯材2Bを中心として、その周囲に実質的に円形
に12本の直線のワイヤ3B・・・・か配置され、前記
芯材2bと一体に撚り合わされている。 そして、前記ワイヤ3Bの撚り方向か右旋回の場合には
前記芯材2Bは、左旋回が好ましい。 第5図は、変形例を示すもので、この図面に示すように
ワイヤロープlCは、9本の直線のワイヤ3Cと、これ
らの中心に位置され、撚り合わされた3本の波形の主芯
材2Cとの撚り合わせによって構成されている。 上述した各実施例において述べた芯材となる波形とは、
ジグザグや螺旋、或いはこれらの組み合わせをも含む意
味をもつ。 そして、前記ワイヤ3Cの撚り方向が右旋回の場合には
前記芯材2Cは、左旋回が好ましい。 また、芯材2B・2Cか複数本で構成されており、撚り
合わされた芯材2B・2Cの周囲の内外に位置するワイ
ヤ3B・3C同士は互いに撚り方向を異ならせであるの
で、引き伸ばされようとしたときに、互いに締めつけ合
う方向に収縮しようとするので“バラ”ける事がなく、
しかも、この撚り芯材を構成する芯材2B・2C1この
、芯材2B・2Cの周囲に配置された複数のワイヤ3B
・3Cの全てが波形であるので、この撚り芯材2B・2
C自身が伸び代を有することとなって、この撚り芯材2
B・2Cの外側の前記複数のユニットと共に延びること
ができて、この撚り芯材2B・2C自身が先に伸び切っ
て切断されてしまうのを未然に防止することができ、大
荷重用のワイヤロープ1として従来に比べて数倍の疲労
試験に耐えることか出来るのである。
【発明の効果】
本発明にかかるワイヤロープによれば、ワイヤロープの
芯材の形状を伸び代を備えるように波形成いは螺旋状に
改良することにより、芯材切断に起因してロープ自身が
容易に切断せず、従来よりも数倍乃至数十倍疲労に強く
、且つ、大きな引っ張り強度が得られるに効果を奏する
に至った。 又、より大きな荷重に耐える太いワイヤロープ、即ち、
−本の撚り合わせ芯材の周囲に多数のワイヤを撚り合わ
せたものにおいても、芯材に上述の伸び代を備えること
により、疲労に強くて容易に切断されない大荷重用のワ
イヤロープを提供できるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のワイヤロープの実施例を示すもので、第
1図は第1実施例に係るワイヤロープの側面図、第2図
は、第1図■−■線で切断した断面図、第3図は上記ワ
イヤロープの先端部分を解きほぐした状態を示す簡略図
、第4図は太く形成されたワイヤロープの横断面図、第
5図はその変形例のワイヤロープの横断面図である。 ■・・・ワイヤロープ、2・2B・2a・2b 2c・
・・芯材、3・3B・3a・3b 3C・・・ワイヤ。 特許出願人   樽 本 英 夫 代理人 弁理士 材木 勝徳(他1名)第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、芯材と該芯材の回りに配置された複数のワイヤ
    とからなり、前記芯材が、中心の1本が波形で、この周
    囲に直線の複数本がS撚り又はZ撚りで撚り合わされ、
    その後に波形が付与されて波形芯材を形成し、この波形
    芯材の周囲に配置された複数のワイヤのそれぞれが、前
    記1本の波形芯材の周囲に配置されて撚り合わされたワ
    イヤの撚り方向とは逆の撚り方向で波形芯材の周囲に撚
    り合わされていることを特徴とするワイヤロープ。
JP2282895A 1990-10-19 1990-10-19 引っ張りワイヤロープ Expired - Lifetime JP2640563B2 (ja)

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JP63175772A Division JPH0641674B2 (ja) 1987-07-14 1988-07-14 ワイヤロ−プ

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JPH0465587A true JPH0465587A (ja) 1992-03-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642994U (ja) * 1992-11-24 1994-06-07 日本フレックス工業株式会社 ワイヤーロープ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5046955A (ja) * 1973-01-22 1975-04-26

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JPS5046955A (ja) * 1973-01-22 1975-04-26

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JPH0642994U (ja) * 1992-11-24 1994-06-07 日本フレックス工業株式会社 ワイヤーロープ

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