JPH0642689B2 - 基準搬送波再生回路における擬似引込み回避方式 - Google Patents

基準搬送波再生回路における擬似引込み回避方式

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JPH0642689B2
JPH0642689B2 JP58034081A JP3408183A JPH0642689B2 JP H0642689 B2 JPH0642689 B2 JP H0642689B2 JP 58034081 A JP58034081 A JP 58034081A JP 3408183 A JP3408183 A JP 3408183A JP H0642689 B2 JPH0642689 B2 JP H0642689B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/227Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
    • H04L27/2271Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals
    • H04L27/2273Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals associated with quadrature demodulation, e.g. Costas loop

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、振幅位相ディジタル変調信号を用いる通信方
式の受信機において、基準搬送波のコスタス型搬送波再
生を行なう搬送波再生回路の再生動作により発生する擬
似引込み現象の回避方式に関するものである。
従来、振幅位相変調信号に対するディジタルコスタス型
搬送波再生回路として、第1図に示すような例えば4相
位相変調信号(以下4PSK信号と称す。)の搬送波再生回
路が提案されている。
第1図において、入力端子101に入力された4PSK信号
は、位相検波器121,122及びπ/2移相器123により直
交位相検波され、得られた出力102,103がアナログ演算
器124に入力されて、これら出力102,103の和と差の
出力104及び105が得られる。次に出力102,103,104,105
の夫々は、零を識別値とする識別器125,126,127,128に
よりディジタル信号106,107,108,109に変換されて、デ
ィジタル演算器129に入力されて、出力110が得られる
が、この出力110は、第2図に示すような再生搬送波と
入力信号位相値との相対位相相関関係、即ち位相差の極
性を識別すべき値域ダイヤグラム上の識別領域との相関
識別値である。尚図中の印は引込み時のデータ入力に
対する検波出力の領域を示すものである。
ディジタル演算器129の出力110は、クロック抽出回路13
1で抽出されたクロック信号により、ラッチ回路130でラ
ッチされ、ラッチ回路130の出力としてデューティー比
に制御因子を有する制御信号111が得られる。この制御
信号111は、低域通過型濾波器132に入力されて振幅に制
御因子を有する直流型制御信号112に変換され、更に再
生搬送波生起用電圧制御型発振器133に直流型制御信号1
12が供給されて、基準位相としての出力113が得られ
る。
尚、4PSK信号に限らず周知の16QAM信号等の位相振幅変
調信号においても、上述とも同様の構成により搬送波再
生を行なうこができるものである。
しかしながら、上述のディジタルコスタス型搬送波再生
回路による搬送波再生では、基準搬送波と再生搬送波が
一致した状態での正規の引込みとは異なる基準搬送波と
再生搬送波とが (n=±1,2,3,…)だけずれた状態での擬似引込みが生
ずるものである。この現象は、位相相関識別用識別領域
が円対象となっているために生ずるものである。即ち4
PSK信号に対する第2図に示す位相関識別用識別領域
が象限対称となっていることにより第3図に示すような
基準搬送波と再生搬送波との位相相関関係が1クロック
毎に (n=1,2,3,…)と変位していたとしても、同一の制御
動作となるものである。このように動作原理に起因する
擬似引込み現象は、ディジタルコスタス型基準搬送波再
生する方式における欠点とされてきた。
本発明は、上記従来の欠点を除去するためになされたも
ので、ディジタルコスタス型搬送波再生に伴なう擬似引
込みを識別検知し、この擬似引込みを回避することを目
的とする基準搬送波再生回路における擬似引込み回避方
式を提供するもので、以下図面をもって詳述する。
第4図は、本発明による4PSK信号に対するディジタルコ
スタス型基準搬送波再生回路の一実施例を説明する構成
図を示し、第1図と同様の構成を有し、同一部分には同
一符号を付して説明は省略するも、新らたに計数回路1
34を設け、この係数回路134に、識別器125,128の
出力であるディジタル信号106,109とクロック抽出回路1
31及びディジタル演算器129の出力114及び110を供給せ
しめかつ計数回路134の出力をディジタル演算器129の出
力110と共に、ラッチ回路130に供給せしめて、擬似引込
み状態の検知を行なうものである。
この擬似引込み状態を検知する原理は、再生基準搬送波
の値域平面上での正規引込み時の入力データの遷移軌跡
を示す第5図(A)及び擬似引込み時の入力データの遷移
軌跡を示す第5図(B),(C)のように、転送されてくる入
力データの遷移の軌跡が正規引込み時と擬似引込み時で
は異なることを利用するものである。即ち、正規引込み
(第5図(A))時では、入力データの遷移による検波値
(vector値)の軌跡は、再生搬送波を示す2つの軸に対
して、軸と同一方向、対角方向、及び停止の軌跡が等確
率で現われる。しかしながら擬似引込み(第5図(B),
(C)時では、入力搬送波と再生搬送波との周波数差に相
当する角速度が加わり、同一入力データへの遷移を除
き、いずれも軌跡の起点と終点との中点に対して右のみ
か左のみの旋回成分を顕著に有する軌跡となる。ここで
右のみ、または左のみの旋回とは、擬似引込み周波数 (n=±1,2,3,…)中のnが+または−に対応するもの
であり、第5図(B)及び(C)は夫々 での入力データの遷移軌跡を示すものである。尚ロール
オフ整形等の帯域制限を施すので遷移軌跡は、第5図
(A),(B),(C)の破線で示す範囲に存在するものであ
る。これら正規引込みとn=±1の擬似引込みとの旋回
成分の有無による軌跡の差異を検知するため、ディジタ
ル演算器129の出力110を第6図に示すタイミングAi
またはBiで観測する。このタイミングはクロック抽出回
路131の出力114を計数回路134に入力することにより得
られる。
この観測によれば、入力データの遷移が再生搬送波を示
す軸をはさんで隣り合うデータ間で起る時、即ち1bitの
みの変化を生じる時、各タイミングでの出力110の値
は、第6図のタイミングでの1bit変化における第5図
A,B,Cに対応する第7図(A),(B),(C)で判明する
ように、正規引込みであればローレベル(Low level)ま
たはハイレベル(High level)が1/2づつの確率で観測さ
れることになるが、擬似引込みであれば上述のnの極性
に応じてローレベル(Low level)のみか、またはハイレ
ベル(High level)のみが観測されるものである。この観
測は計数回路134で行なわれて、擬似引込みが検知され
る。例えば、上述の様に、4PSKのデータにおいて1bitの
みの変化を生じる時に、Ai及びBiのタイミングそれぞれ
で、第4図中の信号点110のデータをホールドし、論理
の反転が起るか否かを、第8図の様な回路で観測すれば
よい。第8図においては、801,802,805,806はDフリッ
プフロップ、803,804はアンド回路、807は排他的オア回
路、808はカウンタ、809は軌跡識別回路であり、論理反
転の生起回数だけ、Bi−Aiのパルス幅を有するパルスを
発生させ、そのパルスをカウンタ808で観測する。観測
の結果、各観測毎ほとんどすべてについてパルスの生起
が観測された場合、正規引込みと判定し、逆にパルスが
観測されない場合、擬似引込みと判定する。
同様に、n=±1以外の場合についても観測タイミング
を操作することにより検知することができる。尚、第7
図に於いて、黒ぬり部分と白ぬり部分は夫々、第6図の
タイミングAiとBiの各時点での存在範囲を示すものであ
る。
次に、擬似引込みであると判定した場合、直にラッチ回
路130により出力110における擬似引込みが制御され、制
御信号パターンと異なるパターンを制御ループに混入す
るものである。即ち、制御ループを開放し、制御論理を
開くことにより擬似引込みを回避するものである。例え
ば混入パターンを低減通過型濾波器132の出力112におい
て引込み動作開始前のフリーラン状態と同じ直流制御信
号値を与えるように選び一定時間混入するものとする。
この結果、制御系は再び異なった相対位相初期値をもっ
て制御論理を再び実行するものである。尚、最っとも簡
単に、このパターン混入を行う回路としては、第9図に
示す様な回路で、出力の平均電圧値を電圧値域の中央に
設定する方法がある。第9図においては、通常端子903
にL−Levelを印加しておく、従って再生ループ中のラ
ッチ回路901は、Dフリップフロップ回路として機能す
る。しかし擬似引込み時には、端子903よりH−Levelを
印加する。この時第9図中J−Kフリップフロップの
Q,出力は、トグル状態となり、再生ループ中のラッ
チ回路901の出力は、クロックタイミングごとにH・L−Le
velが交換する状態になる。従って、その平均電圧値
は、振幅の中央値、つまり電圧値の中央に推移する。
以上、詳述したように本発明によれば、ループのディジ
タル演算出力を観測して、擬似引込みの検知を行なって
いるので、擬似引込みを検知して回避するばかりでな
く、前出の例の様なディジタル演算出力を再生クロック
信号でラッチする同期型搬送波再生方式にも適応でき、
引込み状態を維持し得る周波数範囲(クロックレンジ)
が広くとれる。また特に、直接観測であるので、擬似引
込みの種類(nの値)を識別することが可能となる。更
にループ制御系の直接ディジタル処理制御による回避手
段を具備しているので、擬似引込みの種類に応じた最良
の回避動作を選択する様な高能率型擬似引込み回避回路
への発展に応用でき、尚更にディジタル化による無調整
化や信頼性の向上のみならず回線瞬断時等の回線復帰時
間の改善を計ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は4PSK信号に対するディジタルコスタス型基準搬
送波再生回路を説明する構成図、第2図は相対位相極性
識別用識別領域を示す値域図、第3図は1−clockごと
π/4だけ再生搬送波が変位している場合の擬似引込み
状態による誤動作を説明する値域図、第4図は本発明に
よる4PSK信号に対するディジタルコスタス型基準搬送波
再生回路を説明する構成図、第5図(A)は再生基準搬送
波の値域平面上での正規引込み時の入力データの遷移軌
跡を説明する値域図、第5図(B)及び(C)は夫々 での擬似引込み時の入力データの遷位軌跡を説明する値
域図、第6図は本発明で利用できるクロックを基準とし
た観測タイミングの2種類を説明する図、第7図(A),
(B),(C)は第6図で示すタイミングでの1−bitのみ変
化した場合における第5図(A),(B),(C)に対応する入
力データの遷位軌跡を説明する値域図、第8図は第4図
の計数回路における観測回路の具体的構成図、第9図は
第4図のラッチ回路における具体的な回避用回路の構成
図である。 101…入力端子、121,122…位相検波器 123…π/2移相器、124…アナログ演算器 125,126,127,128…識別器 129…ディジタル演算器、130…ラッチ回路 131…クロック抽出回路 132…低域通過型濾波器 133…電圧制御型発振器、134…計数回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振幅位相ディジタル変調信号を複数の直交
    搬送波により検波してディジタルコスタス型の搬送波再
    生を行なう基準搬送波再生回路において伝送されてくる
    入力データの遷移による値域ダイヤグラム上に描かれる
    検波出力の軌跡観測を再生制御ループにおける入力搬送
    波と再生搬送波の位相差の極性を識別する論理演算出力
    を利用して実行し、基準搬送波と再生搬送波とが一致し
    た状態での正規引込みと基準搬送波と再生搬送波とが (n=±1,2,3…)だけずれた状態での擬似引込みとを
    識別検知する手段を具備し、上記擬似引込みが識別検知
    された際に、再生制御ループにおける入力搬送波と再生
    搬送波の極性を識別する論理演算出力を制御ループとは
    独立に操作せしめることにより上記擬似引込みを回避す
    ることを特徴とする基準搬送波再生回路における擬似引
    込み回避方式。
JP58034081A 1983-03-02 1983-03-02 基準搬送波再生回路における擬似引込み回避方式 Expired - Lifetime JPH0642689B2 (ja)

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JPH08265384A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Nec Corp 復調装置

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