JPH0642683B2 - デイジタル位相変調回路 - Google Patents

デイジタル位相変調回路

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JPH0642683B2
JPH0642683B2 JP22091186A JP22091186A JPH0642683B2 JP H0642683 B2 JPH0642683 B2 JP H0642683B2 JP 22091186 A JP22091186 A JP 22091186A JP 22091186 A JP22091186 A JP 22091186A JP H0642683 B2 JPH0642683 B2 JP H0642683B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ディジタル位相変調回路であって、入力ディジタル信号
に帯域制限に加えるディジタルローパスフィルタからの
出力の極性ビットと搬送波を発生する発振器からの出力
との排他的論理和をとることにより位相反転を生じさせ
所要の位相変調波を得るものであり、これにより搬送波
の周波数を従来よりも高くすることを可能とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明はディジタル位相変調回路に関する。
近年のコンピュータシステムの拡大により、遠隔端末装
置等のデータの授受の必要性が高まり、このためディジ
タルデータ伝送系の重要度が増しつつある。一般にディ
ジタルデータを搬送波に乗せて伝送するのに、振幅変
調、周波数変調、位相変調等が用いられるが、本発明で
はこのうち位相変調に基づくディジタル変換回路につい
て言及する。このディジタル位相変調回路は、特に無線
によるデータ伝送に適している。
〔従来の技術〕
第6図は従来のディジタル位相変調回路の一例を示す図
である。本図において、ディジタル位相変調回路10
は、ディジタル位相変調すべきディジタル入力信号Sin
を受信して、位相変調出力Soutを送出する。信号Sin
はまず、ディジタルローパスフィルタ(LPF)11に
印加され、ここで一定の帯域制限を加えたのち(図中の
参照)、乗算器13に入力する。乗算器13は他
方、搬送波発生器12からの符号化された搬送波CR′
(周波数′)を受信し、CR′とローパスフィルタ
11の出力との乗算を行う。ここにディジタル変調がな
される。
搬送波発生器12は、一定のクロックを供給するクロッ
ク発生器16と接続し、そのクロック出力CL(周波数
)を用いてサンプリング周波数でのサンプリン
グにより符号化された搬送波CR′を生成する。この搬
送波CR′は、アナログとしては正弦波を表す。
乗算器13からの出力は、ディジタル/アナログ(D/
A)変換器14によってアナログ出力に変換され、この
アナログ出力のうち所要の帯域成分をローパスフィルタ
15によって取出し、目的とする位相変調出力S′out
を得る。
第7図は第6図のおよびに現れる信号の周波数スペ
クトルを示す図であり、(1)および(2)はそれぞれ
およびでの信号に対応する。第7図の(1)および
(2)における各横軸は周波数であり、および
Cは、既述の如く、クロック出力CLおよび搬送波
CR′の各周波数をそれぞれ表す。本図の(1)におい
て、中心周波数とする帯域幅2のスペクトルを
/2で折返した、いわゆる折返し成分Qが示されて
いる。この折返し成分Qは既述のサンプリングによって
不可避的に現れるものであり、これを取り除くために、
第6図のローパスフィルタ15が設けられる。このフィ
ルタ15の出力に現れるスペクトルは第7図の(2)に
示すとおりであり、点線で示すとおり折返し成分が除去
される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第7図の周波数スペクトルから明らかなとおり、搬送波
の周波数′は、 で表され、結局′より高く選ぶことはできない。これはサンプリングに起
因する本来的な制約であり、例えば、′は高々数M
Hz止まりである。
ところがこのように低い′は不便である。例えばデ
ータ伝送系の端部に設けられるMODEMでは、搬送波周波
数として数10MHzが採用されており、上記の数MHzか
らこの数10MHzへの移行のため、いわゆるアップコン
バータを要するという問題がある。
また、第6図の回路では乗算器13を必須の構成要件と
しているが、これが変調回路10内に占めるハードウェ
ア量はかなり大であり、コストの増大につながるという
問題がある。したがって、より高い搬送波周波数を有す
る位相変調出力が得られ、また乗算器を簡素化すること
が望まれる。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明に基づくディジタル位相変調回路の原理
構成図である。本発明のディジタル位相変調回路20
は、ディジタル入力信号Sinを受信するディジタルロー
パスフィルタ21(従来のディジタルローパスフィルタ
11と同じ)と、従来のD/A変換器14と同様のディ
ジタル/アナログ(D/A)変換器24を有するが、従
来の乗算器13に代えて排他的論理和ゲート23が設け
られ、また従来のクロック発生器16および搬送波発生
器12の対に代えて発振器22に設けられる。発振器2
2は好ましくは矩形波パルスを出力し、これが搬送波C
R(周波数)となる。25はバンドパスフィルタで
あり、変換器24からのアナログ出力に含まれる不要波
を除去し、目的とする位相変調出力Soutを得る。
〔作用〕
ディジタルローパスフィルタ21の出力は、ディジタル
入力信号Sinの極性を表す極性ビット出力SB(MS
B:Most Significant Bit)と振幅を表すLSB(Leas
t Significant Bit)までの振幅ビット出力群ABとか
らなる。排他的論理和ゲート23は、その極性ビット出
力SBと搬送波CRとを入力とし、これらの乗算作用を
行う。つまり、SBとCRの論理(“1”,“0”)が
共に等しければ“0”、異なれば“1”となる(通常の
算術演算での結果と逆であるが、同符号の積で一方の論
理をとり、異符号の積で他方の論理をとることは、すな
わち乗算である)。かくして、入力信号Sinの正負
(“1”,“0”)に応じて、搬送波CRの位相が0ま
たはπにずれ、基本的な2相位相変調が行われる。この
延長として4相位相変調も当然実現できる(後述)。
このように、ディジタル入力信号Sinと搬送波CRとの
間で直接的な乗算は行わないので、従来のようにサンプ
リング周波数が介在することはなくなる。つまり、
搬送波CRを信号Sinの極性で0またはπに移相するの
みである。この結果、従来のように、搬送波′でなければならないという制約から解放される。また、
従来の回路10(第6図)における構成要素12,13
および16は、本発明の回路20(第1図)における構
成要素22および23に変更され、大幅に簡素化され
る。
〔実施例〕
第2図は本発明の一部詳細例を示す図であり、第1図の
構成要素と同様のものには同一の参照番号または記号を
付して示す。ディジタルローパスフィルタ21はシフト
レジスタ31と逓倍器32とROM(Read Only Memory)
33とからなり全体としていわゆるバイナリートランス
バーサルフィルタをなす。クロックCLKはn逓倍され
た上で、シフトレジスタ23(入力信号Sinをシリアル
に取り込む)のシフト周波数を定める。ROM33は一
般のトランスバーサルフィルタにおけるタップ係数等の
データを格納しており、所定の帯域制限を加えた出力を
図中のに得る。
第3図は第2図のおよびに現れる各信号の説明図で
あり、第3図の(1)はディジタルLPF21の出力側
に現れる信号をアナログの状態で示す。一方、同図
(2)はバンドパスフィルタ25の出力側に現れる信
号、すなわち2相位相変調出力Soutを示す。同図
(1)の極性(中央レベル0より上側が正、下側が負)
が切り替わるのに応じて出力Soutの位相が反転する様
子を示しており、2相位相変調がなされていることが分
かる。
第4図は第2図のおよびに現れる各信号の周波数ス
ペクトルを示す図であり、第4図の(1)はD/A変換
器24の出力側に現れる信号に相当し、同図の(2)
はフィルタ25の出力側に現れる信号、すなわち2相
位相変調出力Soutに相当する。本図中、は第7図
と同様、帯域制限された後の入力信号Sinのベースバン
ド帯域を表し、その中心周波数はであり、搬送波C
Rの周波数である。このは、第7図の′の如
く、サンプリング周波数によって制約されることは
なく、を′より高く選ぶことができる。
ところで、D/A変換器24のアナログ出力には、第4
図(1)に示すとおり、より±n(nは逓倍器
32(第2図)の逓倍数)のところに不要波Rおよび
R′が現れるので、これをバンドパスフィルタ25(第
2図)により除去し、所要の帯域成分のみを取出す。
(第4図(2)のスペクトル)。
第5図は本発明を4相位相変調に適用する一例を示す図
である。本図において、ディジタル位相変調回路40
は、基本的には第2図の回路をI(In-phase)チャネル側
とし、第2図の回路における発振器22の発振出力を だけ位相をずらした回路をQ(Quadrature phase)チャネ
ル側としてこれらを合成したものに相当する。Iチャネ
ルとQチャネルの区別は参照番号にI,Qを付すること
によって表す。上記の合成は加算器41にて行う。SI
inはIチャネルのディジタル入力信号、SQinはQチャ
ネルのディジタル入力信号である。Qチャネル側には 移相器42を設け、発振出力の位相を だけずらす。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、搬送波周波数を従
来よりも高く設定できるとともに、回路の小形・簡素化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づくディジタル位相変調回路の原理
構成図、 第2図は本発明の一部詳細例を示す図、 第3図は第2図のおよびに現れる各信号の説明図、 第4図は第2図のおよびに現れる各信号の周波数ス
ペクトルを示す図、 第5図は本発明を4相位相変調に適用する一例を示す
図、 第6図は従来のディジタル位相変調回路の一例を示す
図、 第7図は第6図のおよびに現れる信号の周波数スペ
クトルを示す図である。 20…ディジタル位相変調回路、 21…ディジタルローパスフィルタ、 22…発振器、23…排他的論理和ゲート、 24…ディジタル/アナログ変換器、 25…バンドパスフィルタ、 Sin…ディジタル入力信号、 Sout…位相変調出力、 CR…搬送波。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル位相変調すべき入力ディジタル
    信号(Sin)に帯域制限を加えて、該入力ディジタル信
    号(Sin)の極性を表す極性ビット出力(SB)および
    振幅を表す振幅ビット出力群(AB)を送出するディジ
    タルローパスフィルタ(21)と、 搬送波(CR)を送出する発振器(22)と、 該搬送波(CR)と前記極性ビット出力(SB)とを乗
    算する排他的論理和ゲート(23)と、 該排他的論理和ゲート(23)の出力と前記振幅ビット出力
    群(AB)とをアナログ出力に変換するディジタル/ア
    ナログ変換器(24)と、 該アナログ出力のうちの所要の帯域成分のみを取出して
    位相変調出力(Sout)を送出するバンドパスフィルタ
    (25)とからなることを特徴とするディジタル位相変調回
    路。
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