JPH0642561U - クローラーにおけるスリップ防止装置 - Google Patents

クローラーにおけるスリップ防止装置

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JPH0642561U
JPH0642561U JP8634292U JP8634292U JPH0642561U JP H0642561 U JPH0642561 U JP H0642561U JP 8634292 U JP8634292 U JP 8634292U JP 8634292 U JP8634292 U JP 8634292U JP H0642561 U JPH0642561 U JP H0642561U
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JP
Japan
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crawler
slip
slip device
width
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP8634292U
Other languages
English (en)
Inventor
正一 立野
Original Assignee
株式会社正喜商会
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け取外しが容易なため、従来のクローラ
ーの湿田性を上げることができるなどの効果を有するク
ローラーにおけるスリップ防止装置の提供を目的とする
ものである。 【構成】 クローラー本体2のくぼみ2Cに着脱自在に
取付けられた滑止め具3は、滑止め具本体3Aと、滑止
め具本体の内方端に設けられた内方係止部3Bと、滑止
め具本体の外方端に設けられた外方挟持具3Cからな
り、滑止め具本体3Aは、断面下向きU字状の円筒半裁
断材をもってクローラー本体の幅2Dより外方に突出し
た張出し部分3A1を有するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、クローラーにおけるスリップ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 1.クローラーの湿田性を増すために、クローラーの幅を広げたり、長さを長 くしたりして接地圧を小さくするなどの努力がメーカーでなされている。 2.クローラーの目に泥が詰まりスリップを起こす場合に対する対策として、 クローラーにおける谷部分の端をくり抜いてのスリップ防止が考えられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.クローラーの湿田性を増す為、クローラーの幅を広げたり、長さを長くし たりすると、価格が高くなるほか、手持ちの従来の装置に装着できないなどの問 題があった。 2.クローラーにおける谷部分の端をくり抜いてのスリップ防止では、接地圧 が高くなる欠点がある。すなわち、接地圧が高くなると圃場がいたみやすくなる 。
【0004】 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本願のものは、クローラー本体2のくぼみ2Cに所定間隔をもって着 脱自在に取付けられた滑止め具3は、滑止め具本体3Aと、滑止め具本体の内方 端に設けられた内方係止部3Bと、滑止め具本体の外方端に設けられた外方挟持 具3Cからなり、滑止め具本体3Aは、断面下向きU字状の円筒半裁断材をもっ てクローラー本体の幅2Dより外方に突出した張出し部分3A1を有するように 構成されているクローラーにおけるスリップ防止装置である。
【0006】 この場合、滑止め具本体は、断面下向きU字状の円筒半裁断材をもってクロー ラー本体の幅より外方に突出した張出し部分を有するように構成されていると共 に、平面略ヘ状のくぼみに対応するよう平面略ヘ状に屈曲することができる。
【0007】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 1は本案のクローラーにおけるスリップ防止装置である。 2は公知のクローラー本体でエンドレス状に構成された帯状体2Aと、この帯 状体の表面に当該クローラーの回転方向とは直交方向をもって断面台形状の突条 2Bを並設することで断面逆台形状のくぼみ2Cが形成されている。 2Dはクローラー本体の幅である。 3はこのクローラー本体2のくぼみ2Cに所定間隔をもって取付けられた滑止 め具である。
【0008】 そこで、この滑止め具3は、滑止め具本体3Aと、滑止め具本体の内方端に設 けられた内方係止部3Bと、滑止め具本体の外方端に設けられた外方挟持具3C からなり、滑止め具本体3Aは、断面下向きU字状の円筒半裁断材をもってクロ ーラー本体の幅2Dより外方に突出した張出し部分3A1を有するように構成さ れ、内方係止部3Bは、クローラー本体2の内方縁に係止するフック状に構成さ れ、外方挟持具3Cは、滑止め具本体3Aにおける張出し部分3A1の下面に添 設されたボルト穴を有する肉厚部3C1と、この肉厚部3C1に対してクローラ ー本体2の外方縁を挟持して肉厚部とボルト3C2で連結される押さえ板3C3 とから構成されている。
【0009】 11は他の実施例の本案のクローラーにおけるスリップ防止装置である。 21は公知のクローラー本体でエンドレス状に構成された帯状体21Aと、こ の帯状体の表面に当該クローラーの回転方向とは斜交方向をもって断面台形状の 突条21Bが千鳥状に連設することで断面逆台形状のくぼみ21Cが平面略ヘ状 に連設されている。 21Dはクローラー本体の幅である。 31はこのクローラー本体21のくぼみ21Cに所定間隔をもって取付けられ た滑止め具である。
【0010】 そこで、この滑止め具31は、滑止め具本体31Aと、滑止め具本体の内方端 に設けられた内方係止部31Bと、滑止め具本体の外方端に設けられた外方挟持 具31Cからなり、滑止め具本体31Aは、断面下向きU字状の円筒半裁断材を もってクローラー本体の幅21Dより外方に突出した張出し部分31A1を有す るように構成されていると共に、平面略ヘ状のくぼみ21Cに対応するよう平面 略ヘ状に屈曲され、内方係止部31Bは、クローラー本体21の内方縁に係止す るフック状に構成され、外方挟持具31Cは、滑止め具本体31Aにおける張出 し部分31A1の下面に添設されたボルト穴を有する肉厚部31C1と、この肉 厚部31C1に対してクローラー本体21の外方縁を挟持して肉厚部とボルト3 1C2で連結される押さえ板31C3とから構成されている。
【0011】 作用は下記の通りである。 張出し部分が、柔らかい土壌に対して抵抗してスリップ防止の作用を営む。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 1.クローラーへの取付け取外しが容易なため、従来のクローラーの湿田性を 極めて容易、かつ確実に向上させることができる。 2.乾田作業でも、湿田作業でも取付けたままで圃場間の移動を支障なくでき る。 3.また、乾田作業中、湿田状態の場所になるとスリップ防止作用を発揮する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】略図的側面図である。
【図2】同上の一部を切り欠いた正面図である。
【図3】A矢視拡大図である。
【図4】取付け状態を説明する分解斜視図である。
【図5】滑止め具の斜視図である。
【図6】他の実施例のものの取付け状態を説明する分解
斜視図である。
【図7】他の実施例の滑止め具の斜視図である。
【符号の説明】
1 クローラーにおけるスリップ防止装置 2 クローラー本体 3 滑止め具 3A 滑止め具本体 3B 内方係止部 3C 外方挟持具 11 クローラーにおけるスリップ防止装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラー本体(2)のくぼみ(2C)
    に所定間隔をもって着脱自在に取付けられた滑止め具
    (3)は、滑止め具本体(3A)と、滑止め具本体の内
    方端に設けられた内方係止部(3B)と、滑止め具本体
    の外方端に設けられた外方挟持具(3C)からなり、滑
    止め具本体(3A)は、断面下向きU字状の円筒半裁断
    材をもってクローラー本体の幅(2D)より外方に突出
    した張出し部分(3A1)を有するように構成されてい
    ることを特徴とするクローラーにおけるスリップ防止装
    置。
  2. 【請求項2】 滑止め具本体は、断面下向きU字状の円
    筒半裁断材をもってクローラー本体の幅より外方に突出
    した張出し部分を有するように構成されていると共に、
    平面略ヘ状のくぼみに対応するよう平面略ヘ状に屈曲さ
    れている請求項1記載のクローラーにおけるスリップ防
    止装置。
JP8634292U 1992-11-19 1992-11-19 クローラーにおけるスリップ防止装置 Pending JPH0642561U (ja)

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JPH0642561U true JPH0642561U (ja) 1994-06-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023172800A (ja) * 2022-05-24 2023-12-06 アートジャパン株式会社 無限軌道車両用滑り止め具及び無限軌道車両

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551663U (ja) * 1978-09-30 1980-04-05
JPS57178331A (en) * 1981-04-27 1982-11-02 Hitachi Ltd Plasma reaction device

Patent Citations (2)

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