JPH0642414B2 - 導電性磁性流体組成物とその製造方法 - Google Patents
導電性磁性流体組成物とその製造方法Info
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- JPH0642414B2 JPH0642414B2 JP63057830A JP5783088A JPH0642414B2 JP H0642414 B2 JPH0642414 B2 JP H0642414B2 JP 63057830 A JP63057830 A JP 63057830A JP 5783088 A JP5783088 A JP 5783088A JP H0642414 B2 JPH0642414 B2 JP H0642414B2
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/44—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of magnetic liquids, e.g. ferrofluids
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- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯電防止の機能を付与した導電性磁性流体組
成物およびその製造方法に関する。
成物およびその製造方法に関する。
一般に磁性流体はその電気抵抗値が高いので、例えば磁
気デイスク装置等のシール機構に用いた場合、その磁気
デイスク装置等(以下、帯電体という)内に蓄積される
静電気を除去するには、わざわざアース機構を設ける必
要があった。そこで磁性流体そのものに導電性を付与す
ることにより、アース機構を設ける手間をかけずに帯電
を防止できるようにした導電性磁性流体が提案されてい
る(米国特許第4,604,222・特開昭61−27
4737号公報)。これは、一般の磁性流体が、鉱油と
かポリアルファオレフイン油の如き有機溶媒をキャリア
として、そのキャリア内に強磁性体微粒子を安定に分散
させるのに、陰イオン性界面活性剤を用いるのに対し、
例えば構造式 (Xはハロゲン、R1〜R4は炭化水素鎖)で表わされる
第四アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤を用いて
被覆層を形成したものである。あるいはまた、強磁性体
微粒子面に陰イオン性界面活性剤からなる第1の被覆層
を形成し、更にその上に上記第四アンモニウム塩等の陽
イオン性界面活性剤からなる第2の被覆層を形成したも
のである。
気デイスク装置等のシール機構に用いた場合、その磁気
デイスク装置等(以下、帯電体という)内に蓄積される
静電気を除去するには、わざわざアース機構を設ける必
要があった。そこで磁性流体そのものに導電性を付与す
ることにより、アース機構を設ける手間をかけずに帯電
を防止できるようにした導電性磁性流体が提案されてい
る(米国特許第4,604,222・特開昭61−27
4737号公報)。これは、一般の磁性流体が、鉱油と
かポリアルファオレフイン油の如き有機溶媒をキャリア
として、そのキャリア内に強磁性体微粒子を安定に分散
させるのに、陰イオン性界面活性剤を用いるのに対し、
例えば構造式 (Xはハロゲン、R1〜R4は炭化水素鎖)で表わされる
第四アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤を用いて
被覆層を形成したものである。あるいはまた、強磁性体
微粒子面に陰イオン性界面活性剤からなる第1の被覆層
を形成し、更にその上に上記第四アンモニウム塩等の陽
イオン性界面活性剤からなる第2の被覆層を形成したも
のである。
上記の陽イオン性界面活性剤は、カチオン性の陽電荷部
分と、キャリアに対し相溶性または可溶性である長鎖部
分とで構成されている。そして陽電荷部分が強磁性体微
粒子の表面に静電気力により吸着され、長鎖部分をキャ
リア側に向けて粒子面を被覆することにより、磁性粒子
をキャリア中に安定に分散せしめるとともに、磁性流体
自身の電導度を高めるものとされる。したがって、この
導電性磁性流体を例えばディスク駆動装置のシーリング
に用いて、ディスクに蓄積し易い静電気を容易に除去し
帯電防止機能を発揮することが可能である。
分と、キャリアに対し相溶性または可溶性である長鎖部
分とで構成されている。そして陽電荷部分が強磁性体微
粒子の表面に静電気力により吸着され、長鎖部分をキャ
リア側に向けて粒子面を被覆することにより、磁性粒子
をキャリア中に安定に分散せしめるとともに、磁性流体
自身の電導度を高めるものとされる。したがって、この
導電性磁性流体を例えばディスク駆動装置のシーリング
に用いて、ディスクに蓄積し易い静電気を容易に除去し
帯電防止機能を発揮することが可能である。
しかしながら、上記従来の導電性磁性流体にあっては、
次のような問題点があった。
次のような問題点があった。
磁性流体粒子が帯電体である陽イオン界面活性剤で被
覆されているため、帯電体の有する電荷の影響を受け
て、帯電体と共に磁性流体粒子が移動し、その結果、磁
性流体中の粒子濃度分布が不均一になる。従って例えば
磁性流体シールとして用いた場合、磁性流体粒子濃度の
低い部分の飽和磁化量が減少し、ひいてはシール油膜が
破れてシール機能が劣化する。
覆されているため、帯電体の有する電荷の影響を受け
て、帯電体と共に磁性流体粒子が移動し、その結果、磁
性流体中の粒子濃度分布が不均一になる。従って例えば
磁性流体シールとして用いた場合、磁性流体粒子濃度の
低い部分の飽和磁化量が減少し、ひいてはシール油膜が
破れてシール機能が劣化する。
帯電体の電荷を陽イオン界面活性剤で相殺する際、陽
イオン界面活性剤が強磁性体微粒子の表面から脱着し易
く、そのため強磁性体微粒子の良好な分散状態が得られ
なくなり、磁性流体としての寿命が短くなる。
イオン界面活性剤が強磁性体微粒子の表面から脱着し易
く、そのため強磁性体微粒子の良好な分散状態が得られ
なくなり、磁性流体としての寿命が短くなる。
陽イオン界面活性剤が強磁性体微粒子の分散剤と導電
性付与体とを兼ねている。そのため、その添加量は必然
的に強磁性体微粒子の濃度、ひいては飽和磁化量により
規制されてしまい、電導度を自由に調整することは難し
い。
性付与体とを兼ねている。そのため、その添加量は必然
的に強磁性体微粒子の濃度、ひいては飽和磁化量により
規制されてしまい、電導度を自由に調整することは難し
い。
耐熱性が悪い陽イオン界面活性剤を使用しているた
め、高温では界面活性剤が経時的に分解あるいは蒸発し
てしまう。したがって、その界面活性剤を添加して調整
した磁性流体自身の電導度が次第に下がってくる。
め、高温では界面活性剤が経時的に分解あるいは蒸発し
てしまう。したがって、その界面活性剤を添加して調整
した磁性流体自身の電導度が次第に下がってくる。
なお、従来、合成繊維や合成樹脂の帯電防止剤として一
般的に利用されているものとしては、陽イオン性界面活
性剤である第四アンモニウム塩の他、例えば非イオン性
界面活性剤であるN,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)脂肪アミン (n,mは1以上の自然数。Rは脂肪族炭化水素鎖) などの三級アミンがある。しかし、これらは、いずれも
耐熱性が低く、高温下で経時的に分解してしまい、それ
に伴って帯電防止機能が低下する傾向がある。
般的に利用されているものとしては、陽イオン性界面活
性剤である第四アンモニウム塩の他、例えば非イオン性
界面活性剤であるN,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)脂肪アミン (n,mは1以上の自然数。Rは脂肪族炭化水素鎖) などの三級アミンがある。しかし、これらは、いずれも
耐熱性が低く、高温下で経時的に分解してしまい、それ
に伴って帯電防止機能が低下する傾向がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、帯電体の電荷の影響を受けて強磁性体微粒
子の分散が不均一になったり、界面活性剤が強磁性体微
粒子表面から脱着したりすることがなく、かつ電導度を
自由に調整でき、更には高温下の使用でも電導度が劣化
しない導電性磁性流体組成物とその製造方法を提供する
ことを目的としている。
ものであり、帯電体の電荷の影響を受けて強磁性体微粒
子の分散が不均一になったり、界面活性剤が強磁性体微
粒子表面から脱着したりすることがなく、かつ電導度を
自由に調整でき、更には高温下の使用でも電導度が劣化
しない導電性磁性流体組成物とその製造方法を提供する
ことを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の導電性磁性流体
組成物は、キャリアとなる低揮発性有機溶媒と、該有機
溶媒と親和性のある親油性基を有する界面活性剤と、該
界面活性剤で表面を被覆して前記低揮発性有機溶媒中に
分散させた強磁性体微粒子と、導電性付与物質としての
三級アミンと有機酸とからなるものである。
組成物は、キャリアとなる低揮発性有機溶媒と、該有機
溶媒と親和性のある親油性基を有する界面活性剤と、該
界面活性剤で表面を被覆して前記低揮発性有機溶媒中に
分散させた強磁性体微粒子と、導電性付与物質としての
三級アミンと有機酸とからなるものである。
上記の有機酸としては、特に脂肪酸が効果的である。
また、その脂肪酸としては、一般式 RCOOH (式中Rは直鎖炭化水素鎖又は少なくとも一つ以上の側
鎖がある炭化水素鎖で、炭素数12以上のもの) で表されるものが好ましい。
鎖がある炭化水素鎖で、炭素数12以上のもの) で表されるものが好ましい。
本発明の導電性磁性流体組成物の製造方法は、低沸点有
機溶媒と、これと親和性のある親油性基を有して強磁性
体微粒子の表面を被覆する界面活性剤とを加えることに
より、該界面活性剤で表面を被覆された強磁性体微粒子
が低沸点有機溶媒中に均一に分散された中間媒体を得る
工程と、該中間媒体中の分散性の悪い微粒子を分離した
後、低揮発性有機溶媒を中間媒体に加えて混合物とする
工程と、該混合物を加熱して低沸点有機溶媒を蒸発分離
せしめて磁性流体を得る工程と、得られた磁性流体に三
級アミンと脂肪酸とからなる混合物を添加する工程とを
包含する製造方法である。
機溶媒と、これと親和性のある親油性基を有して強磁性
体微粒子の表面を被覆する界面活性剤とを加えることに
より、該界面活性剤で表面を被覆された強磁性体微粒子
が低沸点有機溶媒中に均一に分散された中間媒体を得る
工程と、該中間媒体中の分散性の悪い微粒子を分離した
後、低揮発性有機溶媒を中間媒体に加えて混合物とする
工程と、該混合物を加熱して低沸点有機溶媒を蒸発分離
せしめて磁性流体を得る工程と、得られた磁性流体に三
級アミンと脂肪酸とからなる混合物を添加する工程とを
包含する製造方法である。
また、本発明の導電性磁性流体組成物の他の製造方法
は、強磁性体微粒子に対して、低沸点有機溶媒と、これ
と親和性のある親油性基を有する界面活性剤とを加え
て、該界面活性剤を強磁性体微粒子の表面に結合させ、
その後、前記低沸点有機溶媒を除去して前記界面活性剤
で表面を被覆された強磁性体微粒子を得る工程と、該強
磁性体微粒子に低揮発性有機溶媒と、該低揮発性有機溶
媒と三級アミンと脂肪酸とからなる混合物を混ぜ合わせ
る工程と、該混合物中の分散性の悪い微粒子を除去する
工程とを包含する導電性磁性流体組成物の製造方法であ
る。
は、強磁性体微粒子に対して、低沸点有機溶媒と、これ
と親和性のある親油性基を有する界面活性剤とを加え
て、該界面活性剤を強磁性体微粒子の表面に結合させ、
その後、前記低沸点有機溶媒を除去して前記界面活性剤
で表面を被覆された強磁性体微粒子を得る工程と、該強
磁性体微粒子に低揮発性有機溶媒と、該低揮発性有機溶
媒と三級アミンと脂肪酸とからなる混合物を混ぜ合わせ
る工程と、該混合物中の分散性の悪い微粒子を除去する
工程とを包含する導電性磁性流体組成物の製造方法であ
る。
本発明の導電性磁性流体にあっては、親油性基を有する
界面活性剤が、低揮発性有機溶媒からなるキャリア中に
強磁性体微粒子を均一に分散させる。更に、別途に添加
された三級アミンと脂肪酸とからなる混合物が、磁性流
体の電導度を高めて、帯電防止の機能を付与する。
界面活性剤が、低揮発性有機溶媒からなるキャリア中に
強磁性体微粒子を均一に分散させる。更に、別途に添加
された三級アミンと脂肪酸とからなる混合物が、磁性流
体の電導度を高めて、帯電防止の機能を付与する。
その導電性付与剤としての混合物は、従来の帯電防止剤
に比べて耐熱性が高い三級アミンと、それと同等に耐熱
性が高い脂肪酸との混合物であるから、高温下でも経時
的に電導度が低下することはない。
に比べて耐熱性が高い三級アミンと、それと同等に耐熱
性が高い脂肪酸との混合物であるから、高温下でも経時
的に電導度が低下することはない。
その混合物がキャリア中に溶解した状態で、三級アミン
と脂肪酸との酸塩基反応により、以下のようなプロトン
の遷移状態が起こり、それによってキャリア自体に電気
がながれるというメカニズムが予想される。したがっ
て、混合物のなかでもモル比1:1のものが望ましい。
と脂肪酸との酸塩基反応により、以下のようなプロトン
の遷移状態が起こり、それによってキャリア自体に電気
がながれるというメカニズムが予想される。したがっ
て、混合物のなかでもモル比1:1のものが望ましい。
本発明の導電性磁性流体にあっては、導電性付与剤がこ
のようにキャリア自体の導電性を高めているだけであ
る。したがって、従来のように界面活性作用を有する導
電性付与剤を用いて、磁性粒子の分散と導電性付与とを
兼ねさせる場合とは異なり、帯電体の電荷が強磁性体微
粒子の分散に悪影響を及ぼすことはない。
のようにキャリア自体の導電性を高めているだけであ
る。したがって、従来のように界面活性作用を有する導
電性付与剤を用いて、磁性粒子の分散と導電性付与とを
兼ねさせる場合とは異なり、帯電体の電荷が強磁性体微
粒子の分散に悪影響を及ぼすことはない。
また、磁性粒子の濃度に関係なく導電性付与剤の添加量
を調整できるから、導電性磁性流体の電導度を程度制御
することが可能である。
を調整できるから、導電性磁性流体の電導度を程度制御
することが可能である。
以下、本発明の導電性磁性流体組成物とその製造方法を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
本発明の強磁性体微粒子の分散媒となるキャリアとして
は、ケロシン、鉱油をはじめとする種々の炭化水素、合
成油類及びエーテル類またはエステル類或いはシリコン
油等の低揮発性の有機溶媒が、磁性流体の用途に応じて
適宜に用いられる。例えば磁気デイスク用シーリング剤
としての用途があれば、ポリアルフアオレフイン油と
か、アルキルナフタレン油、オクタデシルフェニルエー
テル油等が好適である。
は、ケロシン、鉱油をはじめとする種々の炭化水素、合
成油類及びエーテル類またはエステル類或いはシリコン
油等の低揮発性の有機溶媒が、磁性流体の用途に応じて
適宜に用いられる。例えば磁気デイスク用シーリング剤
としての用途があれば、ポリアルフアオレフイン油と
か、アルキルナフタレン油、オクタデシルフェニルエー
テル油等が好適である。
本発明の強磁性体微粒子としては、周知の湿式法により
得られるマグネタイトコロイドを用い得る。また、水も
しくは有機溶媒中でマグネタイト粉末をボールミルで粉
砕するいわゆる湿式粉砕法で得られるものでもよい。
得られるマグネタイトコロイドを用い得る。また、水も
しくは有機溶媒中でマグネタイト粉末をボールミルで粉
砕するいわゆる湿式粉砕法で得られるものでもよい。
湿式粉砕法を利用する場合、研削液として水以外に例え
ばヘキサン等の有機溶媒を用いるときは、強磁性体粉末
とその粒子表面に単分子層を形成できる量の界面活性剤
を加えたうえでボールミル中で数時間以上粉砕してもよ
い。
ばヘキサン等の有機溶媒を用いるときは、強磁性体粉末
とその粒子表面に単分子層を形成できる量の界面活性剤
を加えたうえでボールミル中で数時間以上粉砕してもよ
い。
また、マグネタイト以外のマンガンフェライト、コバル
トフェライトもしくはこれらと亜鉛、ニッケルとの複合
フェライトやバリウムフェライトなどの強磁性酸化物ま
たは鉄、コバルト、希土類などの強磁性金属を用いるこ
ともできる。
トフェライトもしくはこれらと亜鉛、ニッケルとの複合
フェライトやバリウムフェライトなどの強磁性酸化物ま
たは鉄、コバルト、希土類などの強磁性金属を用いるこ
ともできる。
更にまた、強磁性体微粒子として上記湿式法或いは湿式
粉砕法によるもののほか、乾式法で得たものを用いるこ
ともできる。
粉砕法によるもののほか、乾式法で得たものを用いるこ
ともできる。
本発明の強磁性体微粒子の含有量は、従来一般的に用い
られている体積比で1〜20%の範囲は勿論のこと、必
要に応じて70%程度の極めて高濃度のものであっても
よい。すなわち、本発明によれば、後述するように強磁
性体微粒子が低沸点溶媒中に分散された中間媒体を利用
することで、強磁性体微粒子濃度を70%に達する高濃
度に調整することができる。これにより、磁化量の極め
て高い磁性流体が得られるものである。
られている体積比で1〜20%の範囲は勿論のこと、必
要に応じて70%程度の極めて高濃度のものであっても
よい。すなわち、本発明によれば、後述するように強磁
性体微粒子が低沸点溶媒中に分散された中間媒体を利用
することで、強磁性体微粒子濃度を70%に達する高濃
度に調整することができる。これにより、磁化量の極め
て高い磁性流体が得られるものである。
本発明に用いられる強磁性体微粒子分散剤は、先に述べ
たキャリアとなる低揮発性有機溶媒との親和性が大きい
ものが好ましい。例えばオレイン酸またはその塩、石油
スルホン酸またはその塩、合成スルホン酸またはその塩
等の如く、カルボキシル基、ヒドロキシル基、スルホン
基などの極性基を有する炭化水素化合物である陰イオン
性界面活性剤とか、或いはまたポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル等の如き非イオン性界面活性剤と
か、更にはアルキルジアミノエチルグリシンの如く分子
構造内に陽イオン部分と陰イオン部分とを共にもつ両性
界面活性剤等から適宜に選択して用いられる。
たキャリアとなる低揮発性有機溶媒との親和性が大きい
ものが好ましい。例えばオレイン酸またはその塩、石油
スルホン酸またはその塩、合成スルホン酸またはその塩
等の如く、カルボキシル基、ヒドロキシル基、スルホン
基などの極性基を有する炭化水素化合物である陰イオン
性界面活性剤とか、或いはまたポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル等の如き非イオン性界面活性剤と
か、更にはアルキルジアミノエチルグリシンの如く分子
構造内に陽イオン部分と陰イオン部分とを共にもつ両性
界面活性剤等から適宜に選択して用いられる。
本発明における導電性付与物質である三級アミンと脂肪
酸との組み合わせは、例えばトリ−n−オクチルアミン とイソステアリン酸 とをモル比1:1に混合してなるものである。
酸との組み合わせは、例えばトリ−n−オクチルアミン とイソステアリン酸 とをモル比1:1に混合してなるものである。
三級アミンとしては、上記トリ−n−オクチルアミンの
ように直鎖で3つの鎖長が同じものであってもよいし、
トリ−イソアミルアミン のように、側鎖があって3つの鎖長が同じであってもよ
い。又3つ鎖長のうち2つが同じもの、あるいは3つの
鎖長全てが異なっているものでもよい。
ように直鎖で3つの鎖長が同じものであってもよいし、
トリ−イソアミルアミン のように、側鎖があって3つの鎖長が同じであってもよ
い。又3つ鎖長のうち2つが同じもの、あるいは3つの
鎖長全てが異なっているものでもよい。
更に、N,N−ジエチル−m−トルイジン のように、1つ以上のベンゼン環が含まれていてもよ
い。
い。
いずれにしろ、本発明で使用される三級アミンは親油性
基しか有しないものであり、その点で、先に述べたよう
な親油性基と親水性基の両方を有する界面活性剤として
の従来の三級アミンとは、明白に異なる物質である。そ
して、このような物質を用いることが、すなわち強磁性
体微粒子の分散を阻害することなく電導度を上げ且つ耐
熱性を向上させる要因となり得るのである。
基しか有しないものであり、その点で、先に述べたよう
な親油性基と親水性基の両方を有する界面活性剤として
の従来の三級アミンとは、明白に異なる物質である。そ
して、このような物質を用いることが、すなわち強磁性
体微粒子の分散を阻害することなく電導度を上げ且つ耐
熱性を向上させる要因となり得るのである。
脂肪酸としては、イソステアリン酸のような側鎖がある
長鎖脂肪酸であってもよいし、直鎖状の長鎖脂肪酸であ
ってもよい。しかしその中でも側鎖を持つ脂肪酸の方が
好ましい。
長鎖脂肪酸であってもよいし、直鎖状の長鎖脂肪酸であ
ってもよい。しかしその中でも側鎖を持つ脂肪酸の方が
好ましい。
その理由は、直鎖の場合は、強磁性体微粒子の表面に形
成されている界面活性剤の単分子層の疏水鎖間に、その
分子直径が小さいことから進入し易いと考えられるのに
対して、側鎖がある場合は、その分子直径が大きいこと
から進入し難いためである。
成されている界面活性剤の単分子層の疏水鎖間に、その
分子直径が小さいことから進入し易いと考えられるのに
対して、側鎖がある場合は、その分子直径が大きいこと
から進入し難いためである。
すなわち、直鎖の場合は二相吸着相を形成し易く、粒子
の分散に影響を及ぼす。一方、側鎖がある場合は全てキ
ャリア中に存在することとなり、強磁性体微粒子の分散
を阻害することなく電導度を上げることのみに働く傾向
が顕著になる。
の分散に影響を及ぼす。一方、側鎖がある場合は全てキ
ャリア中に存在することとなり、強磁性体微粒子の分散
を阻害することなく電導度を上げることのみに働く傾向
が顕著になる。
本発明の磁性流体組成物を製造するにあたり、強磁性体
微粒子中の分散性の悪い粒子を効率よく除去して安定性
の高い磁性流体を得ようとするならば、或いはまたキャ
リア中に分散させる強磁性体微粒子の濃度を高くして高
磁化能力をもつ磁性流体を得ようとするならば、本出願
人が先に提案した磁性流体の製造方法(特開昭58−1
74495)によると効率的である。
微粒子中の分散性の悪い粒子を効率よく除去して安定性
の高い磁性流体を得ようとするならば、或いはまたキャ
リア中に分散させる強磁性体微粒子の濃度を高くして高
磁化能力をもつ磁性流体を得ようとするならば、本出願
人が先に提案した磁性流体の製造方法(特開昭58−1
74495)によると効率的である。
すなわち、強磁性体微粒子と界面活性剤とを、まずヘキ
サンやベンゼン等の低沸点有機溶媒に加える。これによ
り、表面を界面活性剤で被覆した強磁性体微粒子が低沸
点有機溶媒中に分散された中間媒体を得る。このとき、
湿式法で得られる強磁性体微粒子を用いるのであれば、
強磁性体微粒子の水相懸濁液に所要量の界面活性剤剤を
加えて被覆層を形成し、いったん洗浄し、乾燥して疎水
性強磁性体微粒子を得た後、低沸点有機溶媒を加えて中
間媒体を得てもよい。
サンやベンゼン等の低沸点有機溶媒に加える。これによ
り、表面を界面活性剤で被覆した強磁性体微粒子が低沸
点有機溶媒中に分散された中間媒体を得る。このとき、
湿式法で得られる強磁性体微粒子を用いるのであれば、
強磁性体微粒子の水相懸濁液に所要量の界面活性剤剤を
加えて被覆層を形成し、いったん洗浄し、乾燥して疎水
性強磁性体微粒子を得た後、低沸点有機溶媒を加えて中
間媒体を得てもよい。
次にその中間媒体中の分散性の悪い微粒子を5000〜
8000Gの遠心力で遠心分離して除く。低沸点有機溶
媒からなる中間媒体はその粘度が極めて低いから、遠心
分離は効率良く行うことができる。
8000Gの遠心力で遠心分離して除く。低沸点有機溶
媒からなる中間媒体はその粘度が極めて低いから、遠心
分離は効率良く行うことができる。
その後に、キャリアとしての低揮発性有機溶媒と、三級
アミンと脂肪酸とからなるモル比1:1混合物とを加え
て混合し、その混合物を大気中または減圧中で加熱して
低沸点有機溶媒を蒸発除去するか、或いはまた中間媒体
を加熱して低沸点有機溶媒を蒸発させてから、磁性流体
微粒子に、キャリアと、三級アミンと脂肪酸とからなる
モル比1:1混合物とを加えることで、極めて安定した
導電性磁性流体の溶液とするものである。
アミンと脂肪酸とからなるモル比1:1混合物とを加え
て混合し、その混合物を大気中または減圧中で加熱して
低沸点有機溶媒を蒸発除去するか、或いはまた中間媒体
を加熱して低沸点有機溶媒を蒸発させてから、磁性流体
微粒子に、キャリアと、三級アミンと脂肪酸とからなる
モル比1:1混合物とを加えることで、極めて安定した
導電性磁性流体の溶液とするものである。
またこの場合、得られた磁性流体組成物に、必要に応じ
て、更に中間媒体を加えては加熱することを繰り返すこ
とで、強磁性体微粒子が非常に高濃度でしかも安定に分
散された磁性流体を得ることも可能である。
て、更に中間媒体を加えては加熱することを繰り返すこ
とで、強磁性体微粒子が非常に高濃度でしかも安定に分
散された磁性流体を得ることも可能である。
本発明の磁性流体組成物の製造工程は、上記の中間媒体
を必ずしも経由しなくてもよい。その場合は、強磁性体
微粒子と低沸点有機溶媒と界面活性剤とを混合して粒子
表面を界面活性剤で被覆した後、直ちにその低沸点有機
溶媒を加熱除去し、その後キヤリアである低揮発性の有
機溶媒と、三級アミンと脂肪酸とからなるモル比1:1
混合物とを加えたものを、遠心分離器にかけて分散性の
悪い強磁性体微粒子を除去する。
を必ずしも経由しなくてもよい。その場合は、強磁性体
微粒子と低沸点有機溶媒と界面活性剤とを混合して粒子
表面を界面活性剤で被覆した後、直ちにその低沸点有機
溶媒を加熱除去し、その後キヤリアである低揮発性の有
機溶媒と、三級アミンと脂肪酸とからなるモル比1:1
混合物とを加えたものを、遠心分離器にかけて分散性の
悪い強磁性体微粒子を除去する。
いずれの工程を用いるかは、製品の種類、使用目的、要
求性能等に応じて選択される。
求性能等に応じて選択される。
また、三級アミンと脂肪酸とからなるモル比1:1混合
物は、有機溶媒をキャリアとして生成された磁性流体中
に、最終的に添加してもよい。
物は、有機溶媒をキャリアとして生成された磁性流体中
に、最終的に添加してもよい。
以下に、本発明の導電性磁性流体組成物の実施例を説明
する。
する。
〔実施例1〕 まず、硫酸第1鉄と硫酸第2鉄とをそれぞれ0.3mol
づつ含む水溶液1に、6NのNaOHaqをpH11
以上になるまで加えた後、その溶液を60℃で30分間
熟成して、マグネタイトコロイドのスラリー液を得た。
ついで、室温下で水洗して、このスラリー中の電界質を
除去する。以上は、湿式法によりマグネタイトコロイド
を製造する工程である。
づつ含む水溶液1に、6NのNaOHaqをpH11
以上になるまで加えた後、その溶液を60℃で30分間
熟成して、マグネタイトコロイドのスラリー液を得た。
ついで、室温下で水洗して、このスラリー中の電界質を
除去する。以上は、湿式法によりマグネタイトコロイド
を製造する工程である。
このようにして得たマグネタイトコロイド液に、3Nの
HClaqを加えてそのpHを3に調整した後、これに
界面活性剤として合成スルホン酸ナトリウムを30g添
加し、60℃で30分間撹拌することにより、マグネタ
イト粒子の表面に界面活性剤を吸着させた。その後静置
することにより、液中のマグネタイト粒子は凝集して沈
澱するから、その上澄み液を捨てる。更に水を加えて撹
拌してから静置し、上澄み液を捨てる。この水洗を数回
繰り返して、水溶液中の電界質を除去した後、濾過脱水
し乾燥して、表面が界面活性剤で覆われた粉末状のマグ
ネタイト微粒子とした。
HClaqを加えてそのpHを3に調整した後、これに
界面活性剤として合成スルホン酸ナトリウムを30g添
加し、60℃で30分間撹拌することにより、マグネタ
イト粒子の表面に界面活性剤を吸着させた。その後静置
することにより、液中のマグネタイト粒子は凝集して沈
澱するから、その上澄み液を捨てる。更に水を加えて撹
拌してから静置し、上澄み液を捨てる。この水洗を数回
繰り返して、水溶液中の電界質を除去した後、濾過脱水
し乾燥して、表面が界面活性剤で覆われた粉末状のマグ
ネタイト微粒子とした。
次に、このマグネタイト粉末に、低沸点溶媒としてヘキ
サンを加えて十分に振とうすることにとり、マグネタイ
ト粒子がヘキサン中に分散した中間媒体が得られた。こ
の中間媒体を遠心分離機にかけて、8000Gの遠心力
下で30分間遠心分離し、マグネタイト分散粒子のうち
の比較的大きな分散性の悪い粒子を沈降せしめて除去す
る。次いで、沈降せずに残ったマグネタイト微粒子が分
散しているその上澄み液を、ロータリーエバポレータに
移し、90℃に保って低沸点溶媒成分すなわちヘキサン
を蒸発除去して、親油性のマグネタイト微粒子を得た。
サンを加えて十分に振とうすることにとり、マグネタイ
ト粒子がヘキサン中に分散した中間媒体が得られた。こ
の中間媒体を遠心分離機にかけて、8000Gの遠心力
下で30分間遠心分離し、マグネタイト分散粒子のうち
の比較的大きな分散性の悪い粒子を沈降せしめて除去す
る。次いで、沈降せずに残ったマグネタイト微粒子が分
散しているその上澄み液を、ロータリーエバポレータに
移し、90℃に保って低沸点溶媒成分すなわちヘキサン
を蒸発除去して、親油性のマグネタイト微粒子を得た。
このマグネタイト微粒子を5g採取し、ヘキサン中に再
分散させた後、これにキャリアとなるオクタデシルジフ
ェニルエーテル4gを加えて混合する。この混合液をロ
ータリーエバポレータに移し、90℃に保って低沸点溶
媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去する。その結果、マ
グネタイトはキャリア中に分散する。これを更に遠心分
離機にかけ、8000Gの遠心力下に30分間処理し
た。この操作によって非分散固形物はとり除かれ、極め
て安定な磁性流体が得られた。
分散させた後、これにキャリアとなるオクタデシルジフ
ェニルエーテル4gを加えて混合する。この混合液をロ
ータリーエバポレータに移し、90℃に保って低沸点溶
媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去する。その結果、マ
グネタイトはキャリア中に分散する。これを更に遠心分
離機にかけ、8000Gの遠心力下に30分間処理し
た。この操作によって非分散固形物はとり除かれ、極め
て安定な磁性流体が得られた。
次いで、そのオクタデシルジフェニルエーテルをキャリ
アとする磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とトリ−
n−オクチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添加
した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。この
混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保っ
て、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去する。
その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸とトリ
−n−オクチルアミンとのモル比1:1混合物はキャリ
ア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
アとする磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とトリ−
n−オクチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添加
した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。この
混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保っ
て、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去する。
その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸とトリ
−n−オクチルアミンとのモル比1:1混合物はキャリ
ア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
また、その磁性流体を、内径7mm、外形7.4mm、厚さ0.7
mmの環状磁性流体シールとした時の、内外周面間の電気
抵抗値を測定したところ、2.70MΩであった。これを次
式R=3.85r(Rは体積抵抗値Ωcm、rは上記の電気抵
抗測定値)を用いて体積抵抗値に換算すると、R=10.4
0MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認められた。
mmの環状磁性流体シールとした時の、内外周面間の電気
抵抗値を測定したところ、2.70MΩであった。これを次
式R=3.85r(Rは体積抵抗値Ωcm、rは上記の電気抵
抗測定値)を用いて体積抵抗値に換算すると、R=10.4
0MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認められた。
〔実施例2〕 実施例1と同様にして、オクタデシルジフェニルエーテ
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
次いで、その磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とト
リ−n−ヘキシルアミンのモル比1:1混合物0.9gを
添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。
この混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に
保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−ヘキシルアミンとのモル比1:1混合物はキ
ャリア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
リ−n−ヘキシルアミンのモル比1:1混合物0.9gを
添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。
この混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に
保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−ヘキシルアミンとのモル比1:1混合物はキ
ャリア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
また、上記と同じくその磁性流体の1気抵抗値を測定し
たところ、r=2.40MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは9.24MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認
められた。
たところ、r=2.40MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは9.24MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認
められた。
〔実施例3〕 実施例1と同様にして、オクタデシルジフェニルエーテ
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
次いで、その磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とト
リ−イソアミルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添
加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。こ
の混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保
って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−イソアミルアミンとのモル比1:1混合物はキャ
リア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
リ−イソアミルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添
加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。こ
の混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保
って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−イソアミルアミンとのモル比1:1混合物はキャ
リア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
また、上記と同じくその磁性流体の電気抵抗値を測定し
たところ、r=3.00MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは11.55MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
たところ、r=3.00MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは11.55MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
〔実施例4〕 実施例1と同様にして、オクタデシルジフェニルエーテ
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
次いで、その磁性流体3.0gに、イソステアリン酸と
N,N−ジエチル−m−トルイジンのモル比1:1混合
物0.9gを添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶
解させる。この混合液をロータリーエバポレータに移
し、90℃に保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサン
を蒸発除去する。その結果、マグネタイト、及びイソス
テアリン酸とN,N−ジエチル−m−トルイジンとのモ
ル比1:1混合物はキャリア中に分散し、極めて安定な
磁性流体が得られた。
N,N−ジエチル−m−トルイジンのモル比1:1混合
物0.9gを添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶
解させる。この混合液をロータリーエバポレータに移
し、90℃に保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサン
を蒸発除去する。その結果、マグネタイト、及びイソス
テアリン酸とN,N−ジエチル−m−トルイジンとのモ
ル比1:1混合物はキャリア中に分散し、極めて安定な
磁性流体が得られた。
また、上記と同じくその磁性流体の電気抵抗値を測定し
たところ、r=9.70MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは37.35MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
たところ、r=9.70MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは37.35MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
〔実施例5〕 実施例1と同様にして、オクタデシルジフェニルエーテ
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
次いで、その磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とト
リ−n−ブチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添
加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。こ
の混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保
って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−ブチルアミンとのモル比1:1混合物はキャ
リア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
リ−n−ブチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添
加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。こ
の混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保
って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−ブチルアミンとのモル比1:1混合物はキャ
リア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
また、上記と同じくその磁性流体の1気抵抗値を測定し
たところ、r=2.50MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは9.63MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認
められた。
たところ、r=2.50MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは9.63MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認
められた。
〔実施例6〕 実施例1と同様にして、オクタデシルジフェニルエーテ
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
次いで、その磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とト
リ−n−ペンチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを
添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。
この混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に
保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−ペンチルアミンとのモル比1:1混合物はキ
ャリア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
リ−n−ペンチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを
添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。
この混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に
保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−ペンチルアミンとのモル比1:1混合物はキ
ャリア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
また、上記と同じくその磁性流体の1気抵抗値を測定し
たところ、r=2.50MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは9.63MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認
められた。
たところ、r=2.50MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは9.63MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が認
められた。
〔実施例7〕 実施例1と同様にして、オクタデシルジフェニルエーテ
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
次いで、その磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とト
リエチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添加した
後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。この混合
液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保って、
低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去する。その
結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸とトリエチ
ルアミンとのモル比1:1混合物はキャリア中に分散
し、極めて安定な磁性流体が得られた。
リエチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを添加した
後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。この混合
液をロータリーエバポレータに移し、90℃に保って、
低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去する。その
結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸とトリエチ
ルアミンとのモル比1:1混合物はキャリア中に分散
し、極めて安定な磁性流体が得られた。
また、上記と同じくその磁性流体の1気抵抗値を測定し
たところ、r=5.80MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは22.33MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
たところ、r=5.80MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは22.33MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
〔実施例8〕 実施例1と同様にして、オクタデシルジフェニルエーテ
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
ルをキャリアとする磁性流体を得た。
次いで、その磁性流体3.0gに、イソステアリン酸とト
リ−n−オクチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを
添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。
この混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に
保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−オクチルアミンとのモル比1:1混合物はキ
ャリア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
リ−n−オクチルアミンのモル比1:1混合物0.9gを
添加した後、更にヘキサンを加えて均一に溶解させる。
この混合液をロータリーエバポレータに移し、90℃に
保って、低沸点溶媒成分すなわちヘキサンを蒸発除去す
る。その結果、マグネタイト、及びイソステアリン酸と
トリ−n−オクチルアミンとのモル比1:1混合物はキ
ャリア中に分散し、極めて安定な磁性流体が得られた。
また、上記と同じくその磁性流体の1気抵抗値を測定し
たところ、r=3.00MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは11.55MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
たところ、r=3.00MΩであり、これから換算した体積
抵抗値Rは11.55MΩcmとなり、十分な帯電防止機能が
認められた。
上記各実施例1〜8に使用した三級アミン及び脂肪酸の
構造と、それらを添加して調製した磁性流体の電気抵抗
値rを表1に示す。
構造と、それらを添加して調製した磁性流体の電気抵抗
値rを表1に示す。
〔発明の効果〕 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下のような効果が得られる。
下のような効果が得られる。
キャリア中への強磁性体微粒子の分散作用は界面活性剤
が受持ち、一方、導電性の付与は界面活性作用のない三
級アミンと有機酸との混合物が受け持つ。そのため、帯
電体から電荷を除去する場合に、従来の導電性付与と分
散作用とを兼用する荷電体を用いたものの如くに、帯電
体の有する電荷の影響を受けて強磁性体微粒子が荷電体
とともに移動するという現象は発生しない。その結果、
強磁性体微粒子の分散を常に均一に保つことができ、高
いシール機能を確保できる。また、界面活性剤が強磁性
体微粒子から脱着せず、磁性流体の寿命が長い。
が受持ち、一方、導電性の付与は界面活性作用のない三
級アミンと有機酸との混合物が受け持つ。そのため、帯
電体から電荷を除去する場合に、従来の導電性付与と分
散作用とを兼用する荷電体を用いたものの如くに、帯電
体の有する電荷の影響を受けて強磁性体微粒子が荷電体
とともに移動するという現象は発生しない。その結果、
強磁性体微粒子の分散を常に均一に保つことができ、高
いシール機能を確保できる。また、界面活性剤が強磁性
体微粒子から脱着せず、磁性流体の寿命が長い。
更に、導電性付与物質の添加量が強磁性体微粒子濃度に
規制されないため、電導度を自由に調整できる。
規制されないため、電導度を自由に調整できる。
また導電性付与物質の構成要素である脂肪酸に、側鎖を
有するものを用いることにより、二相吸着相の形成を防
ぎ、強磁性体微粒子の分散を阻害することなく電導度を
あげることができる。
有するものを用いることにより、二相吸着相の形成を防
ぎ、強磁性体微粒子の分散を阻害することなく電導度を
あげることができる。
また上記導電性付与物質を耐熱性の高いもので構成した
ため、高温下で使用しても高い電導度が維持できる。
ため、高温下で使用しても高い電導度が維持できる。
そして、前記導電性磁性流体の製造方法として、前記し
た製造方法を採用することにより、分散性の良い強磁性
体微粒子のみを極めて高濃度で均一にキャリア中に分散
させると共に、安定した電導度を有する導電性磁性流体
を容易に製造することができる。
た製造方法を採用することにより、分散性の良い強磁性
体微粒子のみを極めて高濃度で均一にキャリア中に分散
させると共に、安定した電導度を有する導電性磁性流体
を容易に製造することができる。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 125:10 133:04 129:26) C10N 10:16 40:14
Claims (5)
- 【請求項1】キャリアとなる低揮発性有機溶媒と、該有
機溶媒と親和性のある親油性基を有する界面活性剤と、
該界面活性剤で表面を被覆して前記低揮発性有機溶媒中
に分散させた強磁性体微粒子と、導電性付与物質として
の三級アミンと有機酸とからなることを特徴とする導電
性磁性流体組成物。 - 【請求項2】有機酸は脂肪酸である請求項1記載の導電
性磁性流体組成物。 - 【請求項3】脂肪酸は、一般式 RCOOH (式中Rは直鎖炭化水素鎖又は少なくとも一つ以上の側
鎖がある炭化水素鎖で、炭素数12以上のもの) で示される請求項2記載の導電性磁性流体組成物。 - 【請求項4】強磁性体微粒子に対して、低沸点有機溶媒
と、これと親和性のある親油性基を有して強磁性体微粒
子の表面を被覆する界面活性剤とを加えることにより、
該界面活性剤で表面を被覆された強磁性体微粒子が低沸
点有機溶媒中に均一に分散された中間媒体を得る工程
と、該中間媒体中の分散性の悪い微粒子を分離した後、
低揮発性有機溶媒を中間媒体に加えて混合物とする工程
と、該混合物を加熱して低沸点有機溶媒を蒸発分離せし
めて磁性流体を得る工程と、得られた磁性流体に三級ア
ミンと脂肪酸とからなる混合物を添加する工程とを包含
する導電性磁性流体組成物の製造方法。 - 【請求項5】強磁性体微粒子に対して、低沸点有機溶媒
と、これと親和性のある親油性基を有する界面活性剤と
を加えて、該界面活性剤を強磁性体微粒子の表面に結合
させ、その後、前記低沸点有機溶媒を除去して前記界面
活性剤で表面を被覆された強磁性体微粒子を得る工程
と、該強磁性体微粒子に低揮発性有機溶媒と、該低揮発
性有機溶媒と三級アミンと脂肪酸とからなる混合物を混
ぜ合わせる工程と、該混合物中の分散性の悪い微粒子を
除去する工程とを包含する導電性磁性流体組成物の製造
方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63057830A JPH0642414B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 導電性磁性流体組成物とその製造方法 |
DE3908014A DE3908014A1 (de) | 1988-03-11 | 1989-03-11 | Elektrisch leitendes magnetisches fluid und verfahren zu seiner herstellung |
US07/514,974 US5135672A (en) | 1988-03-11 | 1990-04-26 | Electroconductive magnetic fluid composition and process for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63057830A JPH0642414B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 導電性磁性流体組成物とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01231302A JPH01231302A (ja) | 1989-09-14 |
JPH0642414B2 true JPH0642414B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=13066854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63057830A Expired - Fee Related JPH0642414B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 導電性磁性流体組成物とその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5135672A (ja) |
JP (1) | JPH0642414B2 (ja) |
DE (1) | DE3908014A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3275412B2 (ja) * | 1993-01-20 | 2002-04-15 | 日本精工株式会社 | 磁性流体組成物及び磁性流体シール装置 |
JPH07226316A (ja) * | 1994-02-14 | 1995-08-22 | Toyohisa Fujita | 磁性エレクトロレオロジー流体及びその製造方法 |
US6868167B2 (en) | 2002-04-11 | 2005-03-15 | Ferrotec Corporation | Audio speaker and method for assembling an audio speaker |
EP1821323B1 (en) * | 2006-02-15 | 2012-09-26 | Atomic Energy Council - Institute of Nuclear Energy Research | Preparation method for oil-based magnetic fluid |
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