JPH0642353A - 可変吸気装置 - Google Patents
可変吸気装置Info
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- JPH0642353A JPH0642353A JP21465992A JP21465992A JPH0642353A JP H0642353 A JPH0642353 A JP H0642353A JP 21465992 A JP21465992 A JP 21465992A JP 21465992 A JP21465992 A JP 21465992A JP H0642353 A JPH0642353 A JP H0642353A
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- internal combustion
- combustion engine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関に直接または間接に接続される1本
の吸気通路を含む可変吸気装置において、その吸気通路
を容量部を用いて分岐させ、かつ、吸気通路と各容量部
との間に弁を設けて有効吸気長さを可変にすることによ
り、吸気に係る通路全体の長さの短縮化を図る。 【構成】 内燃機関10の各気筒から延びる4本の吸気
管14の先端にサージタンク16を接続し、そこから1
本の吸気ダクト20を延び出させ、その先端に、濾材3
2と容量室34とを有する第1容量部24を設ける。さ
らに、その吸気ダクト20の途中に、各々、濾材50と
2個の容量室54,62と弁60とを有する第2および
第3容量部40,42をそれぞれ接続し、各弁60を適
宜開閉することにより、有効吸気長さを内燃機関10の
回転速度との関係において適正に制御する。
の吸気通路を含む可変吸気装置において、その吸気通路
を容量部を用いて分岐させ、かつ、吸気通路と各容量部
との間に弁を設けて有効吸気長さを可変にすることによ
り、吸気に係る通路全体の長さの短縮化を図る。 【構成】 内燃機関10の各気筒から延びる4本の吸気
管14の先端にサージタンク16を接続し、そこから1
本の吸気ダクト20を延び出させ、その先端に、濾材3
2と容量室34とを有する第1容量部24を設ける。さ
らに、その吸気ダクト20の途中に、各々、濾材50と
2個の容量室54,62と弁60とを有する第2および
第3容量部40,42をそれぞれ接続し、各弁60を適
宜開閉することにより、有効吸気長さを内燃機関10の
回転速度との関係において適正に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に接続されて使
用される可変吸気装置に関するものである。
用される可変吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記可変吸気装置の一従来例が実開昭6
1−99634号公報に記載されている。これは、(a)
複数の気筒を持つ内燃機関の各気筒の燃焼室から互いに
独立して延びる複数本の吸気管と、(b) それら吸気管の
先端にそれらを跨いで接続された1個のサージタンク
と、(c) そのサージタンクから延びる、互いに長さが異
なる2本の吸気ダクトと、(d) それら吸気ダクトの先端
にそれらを跨いで接続された1個の濾材と、(e) 2本の
吸気ダクトのいずれかを択一的に濾材に連通させる1個
の弁とを含む可変吸気装置である。
1−99634号公報に記載されている。これは、(a)
複数の気筒を持つ内燃機関の各気筒の燃焼室から互いに
独立して延びる複数本の吸気管と、(b) それら吸気管の
先端にそれらを跨いで接続された1個のサージタンク
と、(c) そのサージタンクから延びる、互いに長さが異
なる2本の吸気ダクトと、(d) それら吸気ダクトの先端
にそれらを跨いで接続された1個の濾材と、(e) 2本の
吸気ダクトのいずれかを択一的に濾材に連通させる1個
の弁とを含む可変吸気装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置において
弁を内燃機関の回転数との関係において適正に制御すれ
ば、有効吸気長さが内燃機関の回転数との関係において
常に十分に適正となり、内燃機関の回転数全域において
十分な慣性過給効果を得ることができる。
弁を内燃機関の回転数との関係において適正に制御すれ
ば、有効吸気長さが内燃機関の回転数との関係において
常に十分に適正となり、内燃機関の回転数全域において
十分な慣性過給効果を得ることができる。
【0004】しかし、この従来装置には次のような問題
がある。すなわち、この装置は、有効吸気長さが可変で
ない通常の吸気装置に対して吸気ダクトが余分に必要と
なるため、吸気装置全体が大形化し、それに伴って重量
が増加するという問題があるのである。
がある。すなわち、この装置は、有効吸気長さが可変で
ない通常の吸気装置に対して吸気ダクトが余分に必要と
なるため、吸気装置全体が大形化し、それに伴って重量
が増加するという問題があるのである。
【0005】この事情に鑑み、本発明は、可変吸気装置
の小形化を課題としてなされたものである。
の小形化を課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、内燃機関に接続されて使用される可変吸気
装置において、内燃機関に直接または間接に接続された
一本の吸気通路には大気に開口した開放端と連通する開
口が複数設けられ、前記開口のうち少なくとも一つの開
口もしくはその近傍には前記内燃機関の回転数によって
開閉制御される弁が設けられるとともに、前記開放端と
開口との間には濾材が設けられていることを特徴とす
る。
に本発明は、内燃機関に接続されて使用される可変吸気
装置において、内燃機関に直接または間接に接続された
一本の吸気通路には大気に開口した開放端と連通する開
口が複数設けられ、前記開口のうち少なくとも一つの開
口もしくはその近傍には前記内燃機関の回転数によって
開閉制御される弁が設けられるとともに、前記開放端と
開口との間には濾材が設けられていることを特徴とす
る。
【0007】なお、ここにおいて「吸気通路が内燃機関
に直接または間接に接続される」とは、例えば、吸気通
路が内燃機関の気筒数と同数設けられて各吸気通路が直
接各気筒の燃焼室に接続されることや、少なくとも1個
の気筒を持つ内燃機関の各気筒の燃焼室から互い独立し
て延びる複数本の吸気管の先端にそれらを跨いで接続さ
れたサージタンクに接続されることにより、内燃機関の
燃焼室に間接に接続されることを意味する。
に直接または間接に接続される」とは、例えば、吸気通
路が内燃機関の気筒数と同数設けられて各吸気通路が直
接各気筒の燃焼室に接続されることや、少なくとも1個
の気筒を持つ内燃機関の各気筒の燃焼室から互い独立し
て延びる複数本の吸気管の先端にそれらを跨いで接続さ
れたサージタンクに接続されることにより、内燃機関の
燃焼室に間接に接続されることを意味する。
【0008】
【作用】本発明に係る可変吸気装置においては、本来の
吸気通路に別の吸気通路が並列に接続されることによっ
て有効吸気長さが可変とされているのではなく、その本
来の吸気通路から少なくとも1本の通路が分岐させら
れ、かつ、吸気通路と各分岐通路との間に弁が設けられ
ることによって有効吸気長さが可変とされている。各分
岐通路が弁により吸気通路に連通させられる際には、各
分岐通路は吸気通路の一部を利用して1本の吸気通路と
して機能するため、前述の従来装置のように複数の吸気
通路を並列して設ける必要がなく、可変吸気装置全体と
しては小型化する。
吸気通路に別の吸気通路が並列に接続されることによっ
て有効吸気長さが可変とされているのではなく、その本
来の吸気通路から少なくとも1本の通路が分岐させら
れ、かつ、吸気通路と各分岐通路との間に弁が設けられ
ることによって有効吸気長さが可変とされている。各分
岐通路が弁により吸気通路に連通させられる際には、各
分岐通路は吸気通路の一部を利用して1本の吸気通路と
して機能するため、前述の従来装置のように複数の吸気
通路を並列して設ける必要がなく、可変吸気装置全体と
しては小型化する。
【0009】
【発明の効果】このように、本発明によれば、有効吸気
長さを可変にするために複数の吸気通路を並設する必要
がなく、吸気通路の一本化により可変吸気装置の小形化
を図ることができ、また、小形化によりエンジンルーム
内への搭載性も向上する。
長さを可変にするために複数の吸気通路を並設する必要
がなく、吸気通路の一本化により可変吸気装置の小形化
を図ることができ、また、小形化によりエンジンルーム
内への搭載性も向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。なお、各実施例である可変吸気
装置はいずれも、内燃機関に接続された状態で説明す
る。
づいて詳細に説明する。なお、各実施例である可変吸気
装置はいずれも、内燃機関に接続された状態で説明す
る。
【0011】図1に本発明の一実施例が記載されてい
る。図において符号10が車両用の直列4気筒の内燃機
関を示しており、この内燃機関10の燃焼室に本実施例
である可変吸気装置が接続されている。
る。図において符号10が車両用の直列4気筒の内燃機
関を示しており、この内燃機関10の燃焼室に本実施例
である可変吸気装置が接続されている。
【0012】この可変吸気装置は、内燃機関10の各気
筒の燃焼室から互いに独立して延びる4本の吸気管14
を備えており、それら吸気管14の先端にはそれらを跨
いで1個のサージタンク16が接続されている。このサ
ージタンク16から1本の吸気ダクト20が延びてい
て、その吸気ダクト20内の、サージタンク16との接
続位置にバタフライ式のスロットルバルブ22が配置さ
れている。
筒の燃焼室から互いに独立して延びる4本の吸気管14
を備えており、それら吸気管14の先端にはそれらを跨
いで1個のサージタンク16が接続されている。このサ
ージタンク16から1本の吸気ダクト20が延びてい
て、その吸気ダクト20内の、サージタンク16との接
続位置にバタフライ式のスロットルバルブ22が配置さ
れている。
【0013】吸気ダクト20の先端には第1容量部24
が接続されている。この第1容量部24は、吸気ダクト
20より流路面積が大きい容器状のハウジング30を備
えている。このハウジング30の開放端31は濾材32
で閉塞され、これにより容量室34が形成されている。
ハウジング30の底部に吸気ダクト20の開口36が設
けられ、これにより容量室34が常時吸気ダクト20に
連通させられている。
が接続されている。この第1容量部24は、吸気ダクト
20より流路面積が大きい容器状のハウジング30を備
えている。このハウジング30の開放端31は濾材32
で閉塞され、これにより容量室34が形成されている。
ハウジング30の底部に吸気ダクト20の開口36が設
けられ、これにより容量室34が常時吸気ダクト20に
連通させられている。
【0014】吸気ダクト20の途中の二箇所にそれぞ
れ、第2容量部40と第3容量部42とが接続されてい
る。以下、それら容量部40,42の構成を説明する
が、それらは互いに構成が共通するため、第2容量部4
0のみを代表的に説明する。
れ、第2容量部40と第3容量部42とが接続されてい
る。以下、それら容量部40,42の構成を説明する
が、それらは互いに構成が共通するため、第2容量部4
0のみを代表的に説明する。
【0015】吸気ダクト20の途中に接続された第2容
量部40は、吸気ダクト20の長手方向とは異なった方
向に延び出した筒状のハウジング48を備えている。こ
のハウジング48の内部は隔壁52によって2つの空間
に仕切られ、この2つの空間のうち上流側に位置する空
間は、その一端が隔壁52に開口し、その他端が吸気ダ
クト20に開口する連通管56を介して吸気ダクト20
の内部と連通している。すなわち、連通管56の他端は
吸気ダクト20の管壁に設けられた開口57の部分で吸
気ダクト20と接続している。このハウジング48にお
いて、大気に開口している部分である開放端68の近郷
には濾材50が配設されて、この開放端68を閉塞する
とともに濾材50の下流側表面,隔壁52,ハウジング
48によって囲まれる容量室54が形成されている。
量部40は、吸気ダクト20の長手方向とは異なった方
向に延び出した筒状のハウジング48を備えている。こ
のハウジング48の内部は隔壁52によって2つの空間
に仕切られ、この2つの空間のうち上流側に位置する空
間は、その一端が隔壁52に開口し、その他端が吸気ダ
クト20に開口する連通管56を介して吸気ダクト20
の内部と連通している。すなわち、連通管56の他端は
吸気ダクト20の管壁に設けられた開口57の部分で吸
気ダクト20と接続している。このハウジング48にお
いて、大気に開口している部分である開放端68の近郷
には濾材50が配設されて、この開放端68を閉塞する
とともに濾材50の下流側表面,隔壁52,ハウジング
48によって囲まれる容量室54が形成されている。
【0016】連通管56内にはバタフライ式の弁60が
配置されている。この弁60は、内燃機関の回転数に応
じて吸気ダクト20を容量室54に連通させる状態と容
量室54から遮断する状態とに切り換えるものである。
配置されている。この弁60は、内燃機関の回転数に応
じて吸気ダクト20を容量室54に連通させる状態と容
量室54から遮断する状態とに切り換えるものである。
【0017】隔壁52によって仕切られたハウジング4
8の空間のうち、下流側に位置する空間、すなわち別の
容量室62は、ハウジング48,隔壁52および吸気ダ
クト20の管壁によって取り囲まれた空間であり、吸気
ダクト20の管壁から突出形成されている連通管66に
よって常時吸気ダクト20の内部と連通している。この
容量室62は、その構造上ヘルムホルツ型の消音器とし
て機能する。
8の空間のうち、下流側に位置する空間、すなわち別の
容量室62は、ハウジング48,隔壁52および吸気ダ
クト20の管壁によって取り囲まれた空間であり、吸気
ダクト20の管壁から突出形成されている連通管66に
よって常時吸気ダクト20の内部と連通している。この
容量室62は、その構造上ヘルムホルツ型の消音器とし
て機能する。
【0018】以上のように構成された可変吸気装置にお
いては、内燃機関10の回転数が低い領域では、第2容
量部40の弁60も第3容量部42の弁60も閉状態と
され、これにより、吸気ダクト20の実質的な長さが図
1において「L」で表されるものとなる。これに対し
て、内燃機関10の回転数が中程度の領域では、第2容
量部40の弁60が開状態とされる一方、第3容量部4
2の弁60が閉状態とされ、これにより、連通管56の
長さまで含めた吸気ダクト20の実質的な長さが図にお
いて「ma +mb (=M)」で表されるものとされる。
また、内燃機関10の回転数が高い状態では、第2容量
部40の弁60が閉状態とされる一方、第3容量部42
の弁60が開状態とされ、これにより、連通管56の長
さまで含めた吸気ダクト20の実質的な長さが図におい
て「na +nb (=N)」で表されるものとされる。し
たがって、図2にグラフで表されるように、この可変吸
気装置を用いれば、内燃機関10の回転数のほぼ全域に
おいて十分な慣性過給効果が得られて十分に高い体積効
率が実現されることになる。
いては、内燃機関10の回転数が低い領域では、第2容
量部40の弁60も第3容量部42の弁60も閉状態と
され、これにより、吸気ダクト20の実質的な長さが図
1において「L」で表されるものとなる。これに対し
て、内燃機関10の回転数が中程度の領域では、第2容
量部40の弁60が開状態とされる一方、第3容量部4
2の弁60が閉状態とされ、これにより、連通管56の
長さまで含めた吸気ダクト20の実質的な長さが図にお
いて「ma +mb (=M)」で表されるものとされる。
また、内燃機関10の回転数が高い状態では、第2容量
部40の弁60が閉状態とされる一方、第3容量部42
の弁60が開状態とされ、これにより、連通管56の長
さまで含めた吸気ダクト20の実質的な長さが図におい
て「na +nb (=N)」で表されるものとされる。し
たがって、図2にグラフで表されるように、この可変吸
気装置を用いれば、内燃機関10の回転数のほぼ全域に
おいて十分な慣性過給効果が得られて十分に高い体積効
率が実現されることになる。
【0019】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、従来例のように別の吸気ダクトを追加する
ことなく有効吸気長さが可変とされるため、装置全体が
小形化されて装置の車両搭載性が向上するという効果が
得られる。
においては、従来例のように別の吸気ダクトを追加する
ことなく有効吸気長さが可変とされるため、装置全体が
小形化されて装置の車両搭載性が向上するという効果が
得られる。
【0020】さらに、本実施例においては、第2および
第3容量部40,42が容量室54に加えて容量室62
をも有するものとされていて、ヘルフホルツ型消音器で
ある容量室62によって吸気騒音が低減させられるた
め、吸気騒音が効果的に低減させられるという特有の効
果も得られる。
第3容量部40,42が容量室54に加えて容量室62
をも有するものとされていて、ヘルフホルツ型消音器で
ある容量室62によって吸気騒音が低減させられるた
め、吸気騒音が効果的に低減させられるという特有の効
果も得られる。
【0021】なお付言すれば、本実施例においては、バ
タフライ式の弁60により、吸気ダクト20全体を容量
室54に連通させる状態とその容量室54から遮断する
状態とに切り換えられるものとされていたが、このよう
にすることは本発明を実施する上で不可欠なことではな
く、例えば、図3に示すように、例えば揺動式の弁80
により、吸気ダクト20全体を容量室54から遮断する
状態(図において破線で示す状態)と、吸気ダクト20
のうち連通管56よりサージタンク16の側(以下、単
に下流側という)の部分のみを容量室54と連通せし
め、連通管56より第1容量部24の側(以下、単に上
流側という)の部分を容量室54から遮断する状態(図
において実線で示す状態)とに切り換えられるものとす
ることもできる。すなわち、図1に示すように、例え
ば、第2容量部40の弁60のみが開いている状態で第
1および第2容量部24,40の双方から空気が吸入さ
れるようにするのではなく、第2容量部40のみから空
気が吸入されるようにすることもできるのである。
タフライ式の弁60により、吸気ダクト20全体を容量
室54に連通させる状態とその容量室54から遮断する
状態とに切り換えられるものとされていたが、このよう
にすることは本発明を実施する上で不可欠なことではな
く、例えば、図3に示すように、例えば揺動式の弁80
により、吸気ダクト20全体を容量室54から遮断する
状態(図において破線で示す状態)と、吸気ダクト20
のうち連通管56よりサージタンク16の側(以下、単
に下流側という)の部分のみを容量室54と連通せし
め、連通管56より第1容量部24の側(以下、単に上
流側という)の部分を容量室54から遮断する状態(図
において実線で示す状態)とに切り換えられるものとす
ることもできる。すなわち、図1に示すように、例え
ば、第2容量部40の弁60のみが開いている状態で第
1および第2容量部24,40の双方から空気が吸入さ
れるようにするのではなく、第2容量部40のみから空
気が吸入されるようにすることもできるのである。
【0022】さらに付言すれば、本実施例においては、
吸気ダクト20の内部と容量室54とを連通する連通管
56がハウジング48の内部に形成されているが、例え
ば、図4に示すように、連通管94をハウジング48の
外部に設けてもよい。すなわち、ハウジング48とは別
体に設けた連通管94の一端を容量室54に開口させ、
他の一端を吸気ダクト20に開口させて、容量室54と
吸気ダクト20の内部とを連通させるものである。この
ような構造にすることによって、容量室54と容量室6
2とを同軸的かつ直列的に重ねて形成することができ
る。また、この時弁96は、連通管94の内部に配置さ
れ、内燃機関の回転数に応じて容量室54と吸気ダクト
20との間を遮断もしくは連通せしめる。
吸気ダクト20の内部と容量室54とを連通する連通管
56がハウジング48の内部に形成されているが、例え
ば、図4に示すように、連通管94をハウジング48の
外部に設けてもよい。すなわち、ハウジング48とは別
体に設けた連通管94の一端を容量室54に開口させ、
他の一端を吸気ダクト20に開口させて、容量室54と
吸気ダクト20の内部とを連通させるものである。この
ような構造にすることによって、容量室54と容量室6
2とを同軸的かつ直列的に重ねて形成することができ
る。また、この時弁96は、連通管94の内部に配置さ
れ、内燃機関の回転数に応じて容量室54と吸気ダクト
20との間を遮断もしくは連通せしめる。
【0023】別の実施例を図5に基づいて説明する。な
お、本実施例は図1の実施例と共通する部分が多いた
め、異なる部分についてのみ詳細に説明し、共通の部分
については同一の符号を付することによって文章による
説明を省略する。
お、本実施例は図1の実施例と共通する部分が多いた
め、異なる部分についてのみ詳細に説明し、共通の部分
については同一の符号を付することによって文章による
説明を省略する。
【0024】本実施例である可変吸気装置も、先の実施
例と同様に、4本の吸気管14,サージタンク16,吸
気ダクト20,第1〜第3容量部24,100,102
を含むように構成されているが、先の実施例とは異な
り、第2および第3容量部100,102が、前記容量
室62を有しないものとされている。
例と同様に、4本の吸気管14,サージタンク16,吸
気ダクト20,第1〜第3容量部24,100,102
を含むように構成されているが、先の実施例とは異な
り、第2および第3容量部100,102が、前記容量
室62を有しないものとされている。
【0025】第2および第3容量部100,102のそ
れぞれの容量室54は、先の実施例におけるように連通
管56を介して吸気ダクト20に連通させられているの
ではなく、吸気ダクト20の管壁に設けられた開口10
4により直接吸気ダクト20に連通させられている。そ
して、各容量部100,102の開口104内にそれぞ
れバタフライ式の弁106が配置されている。
れぞれの容量室54は、先の実施例におけるように連通
管56を介して吸気ダクト20に連通させられているの
ではなく、吸気ダクト20の管壁に設けられた開口10
4により直接吸気ダクト20に連通させられている。そ
して、各容量部100,102の開口104内にそれぞ
れバタフライ式の弁106が配置されている。
【0026】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、先の実施例と同様に、従来例のように別の
吸気ダクトを追加することなく有効吸気長さが可変とさ
れているため、装置全体が小形化されて装置の車両搭載
性が向上するという効果が得られる。
においては、先の実施例と同様に、従来例のように別の
吸気ダクトを追加することなく有効吸気長さが可変とさ
れているため、装置全体が小形化されて装置の車両搭載
性が向上するという効果が得られる。
【0027】さらに別の実施例を図6に基づいて説明す
る。
る。
【0028】本実施例である可変吸気装置も、先の二実
施例と同様に、4本の吸気管14,サージタンク16,
吸気ダクト20,容量部120を備えているが、この容
量部120の構成が先の二実施例とは異なる。
施例と同様に、4本の吸気管14,サージタンク16,
吸気ダクト20,容量部120を備えているが、この容
量部120の構成が先の二実施例とは異なる。
【0029】具体的には、容量部120は、吸気ダクト
20の上流側先端から下流側にかけて、その管壁に設け
られた断面長円状の筒状ハウジング126によって郭成
される。このハウジング126は、吸気ダクト20の長
手方向に対して垂直な方向に延び出しており、大気と面
している開放端129には、ハウジング126と同じ断
面形状呈する濾材128が設けられ、これにより開放端
129が閉塞されている。このハウジング126の内部
において、濾材128の下流側には隔壁130が設けら
れ、これにより、この隔壁130,ハウジング126,
濾材128で取り囲まれた容量室132が濾材128の
下流側に形成されている。容量室132と吸気ダクト2
0との間には、それらの一端が容量室132に開口し、
その他端が吸気ダクト20の内部に開口する3本の連通
管133,134,136が設けられている。すなわ
ち、連通管133,134,136は吸気ダクト20の
管壁に設けられた開口170,171,172のそれぞ
れにおいて吸気ダクト20と連結している。また、連通
管133は吸気ダクト20の先端に、連通管134はそ
れより下流側の位置に、通管136はさらに下流側の位
置にそれぞれ配置されていて、それぞれ、吸気ダクト2
0と容量室132とを互いに連通させる。ただし、連通
管133は他の連通管134,136より流路面積が大
きくされている。
20の上流側先端から下流側にかけて、その管壁に設け
られた断面長円状の筒状ハウジング126によって郭成
される。このハウジング126は、吸気ダクト20の長
手方向に対して垂直な方向に延び出しており、大気と面
している開放端129には、ハウジング126と同じ断
面形状呈する濾材128が設けられ、これにより開放端
129が閉塞されている。このハウジング126の内部
において、濾材128の下流側には隔壁130が設けら
れ、これにより、この隔壁130,ハウジング126,
濾材128で取り囲まれた容量室132が濾材128の
下流側に形成されている。容量室132と吸気ダクト2
0との間には、それらの一端が容量室132に開口し、
その他端が吸気ダクト20の内部に開口する3本の連通
管133,134,136が設けられている。すなわ
ち、連通管133,134,136は吸気ダクト20の
管壁に設けられた開口170,171,172のそれぞ
れにおいて吸気ダクト20と連結している。また、連通
管133は吸気ダクト20の先端に、連通管134はそ
れより下流側の位置に、通管136はさらに下流側の位
置にそれぞれ配置されていて、それぞれ、吸気ダクト2
0と容量室132とを互いに連通させる。ただし、連通
管133は他の連通管134,136より流路面積が大
きくされている。
【0030】それら連通管133,134,136のう
ち下流側の2個の連通管134,136の内部にはそれ
ぞれ、弁140が配置されている。各弁140は、容量
室132から連通管134もしくは連通管136を通過
して内燃機関の燃焼室まで到達する吸気通路を、それぞ
れ連通状態もしくは遮断状態に切り換えることができ
る。
ち下流側の2個の連通管134,136の内部にはそれ
ぞれ、弁140が配置されている。各弁140は、容量
室132から連通管134もしくは連通管136を通過
して内燃機関の燃焼室まで到達する吸気通路を、それぞ
れ連通状態もしくは遮断状態に切り換えることができ
る。
【0031】また、本実施例においては、ハウジング1
26内の空間のうち隔壁130と吸気ダクト20との間
の部分にはまた、3個の容量室150,152,154
も形成されている。それら容量室150,152,15
4はいずれも、ヘルムホルツ型の消音器として機能する
ようにされていて、各容量室150,152,154は
各連通管160,162,164により常時吸気ダクト
20に連通させられている。
26内の空間のうち隔壁130と吸気ダクト20との間
の部分にはまた、3個の容量室150,152,154
も形成されている。それら容量室150,152,15
4はいずれも、ヘルムホルツ型の消音器として機能する
ようにされていて、各容量室150,152,154は
各連通管160,162,164により常時吸気ダクト
20に連通させられている。
【0032】したがって、本実施例においては、吸気騒
音が各容量室150,152,154によっても低減さ
せられるという効果が得られる。
音が各容量室150,152,154によっても低減さ
せられるという効果が得られる。
【0033】さらに、本実施例においては、容量部が1
つであり、容量部を個別に構成する場合に比べて、装置
全体が小形化されて装置の車両搭載性が向上するととも
に、装置全体が軽量化されるという特有の効果も得られ
る。
つであり、容量部を個別に構成する場合に比べて、装置
全体が小形化されて装置の車両搭載性が向上するととも
に、装置全体が軽量化されるという特有の効果も得られ
る。
【0034】以上、本発明のいくつかの実施例を図面に
基づいて詳細に説明したが、これらの他にも特許請求の
範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々
の変形,改良を施した態様で本発明を実施することがで
きる。
基づいて詳細に説明したが、これらの他にも特許請求の
範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々
の変形,改良を施した態様で本発明を実施することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例である可変吸気装置を示す部
分正面断面図である。
分正面断面図である。
【図2】上記可変吸気装置の性能を説明するためのグラ
フである。
フである。
【図3】図1における弁60の別の態様を説明するため
の図である。
の図である。
【図4】図1における第2および第3容量部40,42
の別の態様を説明するための図である。
の別の態様を説明するための図である。
【図5】本発明の別の実施例である可変吸気装置を示す
部分正面断面図である。
部分正面断面図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例である可変吸気装置
を示す部分正面断面図である。
を示す部分正面断面図である。
10 内燃機関 14 吸気管 16 サージタンク 20 吸気ダクト 24,120 第1容量部 31,68,129 開放端 32 濾材 46,57,170,171,172 開口 40,100,122 第2容量部 42,102,124 第3容量部 48,90,126 ハウジング 50,128 濾材 52,130 隔壁 54,132 容量室 60,80,96,106,140 弁 62 容量室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長坂 恵伸 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関に直接または間接に接続された
一本の吸気通路には大気に開口した開放端と連通する開
口が複数設けられ、前記開口のうち少なくとも一つの開
口もしくはその近傍には前記内燃機関の回転数によって
開閉制御される弁が設けられるとともに、前記開放端と
開口との間には濾材が設けられていることを特徴とする
可変吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21465992A JPH0642353A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 可変吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21465992A JPH0642353A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 可変吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642353A true JPH0642353A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16659436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21465992A Pending JPH0642353A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 可変吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642353A (ja) |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP21465992A patent/JPH0642353A/ja active Pending
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