JPH0642237Y2 - 放射線防護用スカートのハンガー装置 - Google Patents
放射線防護用スカートのハンガー装置Info
- Publication number
- JPH0642237Y2 JPH0642237Y2 JP3256189U JP3256189U JPH0642237Y2 JP H0642237 Y2 JPH0642237 Y2 JP H0642237Y2 JP 3256189 U JP3256189 U JP 3256189U JP 3256189 U JP3256189 U JP 3256189U JP H0642237 Y2 JPH0642237 Y2 JP H0642237Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skirt
- hanger device
- radiation protection
- belt
- holding portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、放射線防護用スカート、特にスプリングベル
ト式スカートの出し入れ、保管に好適なハンガー装置に
関する。
ト式スカートの出し入れ、保管に好適なハンガー装置に
関する。
放射線を用いた胃腸等の医療検査、診断の際、検査目的
部位以外、特に生殖腺や骨髄に対する被曝を避けるため
に、含鉛合成樹脂シートからなる放射線防護用のスカー
トを腹部に着用することが広く行なわれている。この放
射線防護用スカートとしては、第3図に示すような略エ
プロン状のスカート部(7)の上端に、略円状C形の装
着用金属製スプリングベルト(8)を取付けたもの(以
下、スプリングベルト式スカートという)や、面ファス
ナー等のついた帯状バンドを取付けたもの(以下、バン
ド式スカートという)等が知られている。そして、これ
らのスカートの保管ないし収容にあたっては、通常、医
療室内の収納箱等に積み重ねて収容するか、あるいは、
前記のスプリングベルト式スカートにあっては、室内壁
面に取付けられた、第4図に示すとおりの鋳物のハンガ
ー(10)に、その曲線状スリット(11)に沿わせてスカ
ート本体を挿入し、前記スリットにベルト部を掛止させ
ることにより、吊り下げて保管していた。
部位以外、特に生殖腺や骨髄に対する被曝を避けるため
に、含鉛合成樹脂シートからなる放射線防護用のスカー
トを腹部に着用することが広く行なわれている。この放
射線防護用スカートとしては、第3図に示すような略エ
プロン状のスカート部(7)の上端に、略円状C形の装
着用金属製スプリングベルト(8)を取付けたもの(以
下、スプリングベルト式スカートという)や、面ファス
ナー等のついた帯状バンドを取付けたもの(以下、バン
ド式スカートという)等が知られている。そして、これ
らのスカートの保管ないし収容にあたっては、通常、医
療室内の収納箱等に積み重ねて収容するか、あるいは、
前記のスプリングベルト式スカートにあっては、室内壁
面に取付けられた、第4図に示すとおりの鋳物のハンガ
ー(10)に、その曲線状スリット(11)に沿わせてスカ
ート本体を挿入し、前記スリットにベルト部を掛止させ
ることにより、吊り下げて保管していた。
しかしながら、頻繁に入れ替わる被検者(患者)に対応
して適切かつ迅速な検査診断を行うためには、夫々の検
査方法等に適した型のスカートを、また被検者の体型に
合ったサイズのものを容易かつ迅速に保管場所から選出
できることが必要である。
して適切かつ迅速な検査診断を行うためには、夫々の検
査方法等に適した型のスカートを、また被検者の体型に
合ったサイズのものを容易かつ迅速に保管場所から選出
できることが必要である。
しかるに、上記従来のような収納箱への保管では、収納
箱内に積み重ねられた状態から適当なスカートを選出す
るのは容易ではなく、時間もかかるし、またスプリング
式スカートにあっては収納箱へ無雑作に保管していると
変形等が生じて防護性能の劣化につながることもある。
箱内に積み重ねられた状態から適当なスカートを選出す
るのは容易ではなく、時間もかかるし、またスプリング
式スカートにあっては収納箱へ無雑作に保管していると
変形等が生じて防護性能の劣化につながることもある。
また、第4図に示した従来のスプリングベルト式スカー
トのハンガー装置にあっては、保管状態としては好まし
いものの、曲線状のスリット部分を介してのスカートの
出し入れは大変面倒であり時間がかかる。更にハンガー
は鋳物なのでそれ自体かなりの重量があり、しかもこれ
に鉛を含む重いスカートを吊り下げると全体重量は著し
く増大するため、強固な取付工事を要し、また壁の材
質、構造によっては壁面に取付けられない場合もある等
の不都合がある。
トのハンガー装置にあっては、保管状態としては好まし
いものの、曲線状のスリット部分を介してのスカートの
出し入れは大変面倒であり時間がかかる。更にハンガー
は鋳物なのでそれ自体かなりの重量があり、しかもこれ
に鉛を含む重いスカートを吊り下げると全体重量は著し
く増大するため、強固な取付工事を要し、また壁の材
質、構造によっては壁面に取付けられない場合もある等
の不都合がある。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みなされた
ものであり、スカートの選出、出し入れ等を容易かつ迅
速にすることができ、保管機能に優れ、更に場所を選ば
ずに設置・使用可能な放射線防護用スカートのハンガー
装置を提供することを目的とするものである。
ものであり、スカートの選出、出し入れ等を容易かつ迅
速にすることができ、保管機能に優れ、更に場所を選ば
ずに設置・使用可能な放射線防護用スカートのハンガー
装置を提供することを目的とするものである。
本考案は次のような技術的手段を講ずることにより、上
記課題を解決したものである。
記課題を解決したものである。
すなわち、本考案は、スカートベルト保持部(1)とそ
の上方に所定間隔を保って形成した押え板(2)とから
なる掛止体(3)を、略鉛直方向に並列した支柱(4)
間に略水平にかつ複数段架設してなる放射線防護用スカ
ートのハンガー装置である。
の上方に所定間隔を保って形成した押え板(2)とから
なる掛止体(3)を、略鉛直方向に並列した支柱(4)
間に略水平にかつ複数段架設してなる放射線防護用スカ
ートのハンガー装置である。
該ハンガー装置においては、支柱(4)部に対のフック
(5,5′)を複数段取付けると、また、支柱(4)を支
持台(6)に固着すると好ましいのは、後述するとおり
である。
(5,5′)を複数段取付けると、また、支柱(4)を支
持台(6)に固着すると好ましいのは、後述するとおり
である。
スカートベルト保持部(1)と押え板(2)とによって
形成された略棚状の空間内に、スプリングベルト式スカ
ートのスプリングベルト部分を挿入して手を離すと、第
2図に示すように、スカートベルト保持部(1)の挿入
側端部(1a)を支点としてスカート部(7)はその自重
で下側に垂れ下ると共に、スプリングベルト(8)の先
端端部(8a)は上側に持ち上がって押え板(2)によっ
て係止されるので、スカート全体はそのまま吊り下げら
れた状態に保持される。
形成された略棚状の空間内に、スプリングベルト式スカ
ートのスプリングベルト部分を挿入して手を離すと、第
2図に示すように、スカートベルト保持部(1)の挿入
側端部(1a)を支点としてスカート部(7)はその自重
で下側に垂れ下ると共に、スプリングベルト(8)の先
端端部(8a)は上側に持ち上がって押え板(2)によっ
て係止されるので、スカート全体はそのまま吊り下げら
れた状態に保持される。
以下、本考案に係るハンガー装置の好適な一実施例を図
面に基いて説明する。
面に基いて説明する。
第1図は、本考案のハンガー装置の一実施例の斜視図で
ある。
ある。
複数段の掛止部3は金属板を用いたスカートベルト保持
部1と押え板2とにより形成されており、それらはスプ
リングベルト式スカートのベルト部分が遊嵌される間隔
を保って略水平に夫々の両端部が金属製支柱4に固着・
架設されている。本実施例のように、スカートベルト保
持部1の前面側端部を押え板2の前面側端部よりやや前
方に出して形成するとベルト部分の出し入れがしやす
い。また、掛止体3全体を、前面部を開口部とする箱状
に形成したり、あるいは、スカートベルト保持部1とし
て板状体を用いずに、棒状体を用いることも可能であ
る。また、スカートベルト保持部1と押え板2との間隔
を調整可能なように支柱4に取着してもよい。
部1と押え板2とにより形成されており、それらはスプ
リングベルト式スカートのベルト部分が遊嵌される間隔
を保って略水平に夫々の両端部が金属製支柱4に固着・
架設されている。本実施例のように、スカートベルト保
持部1の前面側端部を押え板2の前面側端部よりやや前
方に出して形成するとベルト部分の出し入れがしやす
い。また、掛止体3全体を、前面部を開口部とする箱状
に形成したり、あるいは、スカートベルト保持部1とし
て板状体を用いずに、棒状体を用いることも可能であ
る。また、スカートベルト保持部1と押え板2との間隔
を調整可能なように支柱4に取着してもよい。
一方、支柱4には対のフック5,5′が複数段取付けられ
ており、該フックにバンド式スカート等に付いているリ
ング部分を掛止することにより、スプリングベルト式以
外のスカートも吊り下げることができるようになってい
る。また、支柱4は金具を介して床面、壁面に取付けて
もよいが、本実施例のように支持台6に固着してスタン
ド式に構成すれば、取付工事が不要であり、場所を自由
に移動して使用することができるので好ましい。更に、
支持台6にキャスターを取付ければ移動はよりスムース
に行われる。
ており、該フックにバンド式スカート等に付いているリ
ング部分を掛止することにより、スプリングベルト式以
外のスカートも吊り下げることができるようになってい
る。また、支柱4は金具を介して床面、壁面に取付けて
もよいが、本実施例のように支持台6に固着してスタン
ド式に構成すれば、取付工事が不要であり、場所を自由
に移動して使用することができるので好ましい。更に、
支持台6にキャスターを取付ければ移動はよりスムース
に行われる。
本考案に係る放射線防護用スカートのハンガー装置によ
れば、スカート保持部と押え板とからなる掛止体の空間
内に、スプリングベルト式スカートのスプリングベルト
部分を挿入するだけで確実にスカートを掛止、固定する
ことができ、かつ複数段の掛止体に吊り下げられたスカ
ートの中から所望のスカートを容易かつ迅速に選出し、
取出すことができるので、検査診断に伴う作業を極めて
能率よく行うことができる。また、保管状態が良好で、
スカートが変形を来すこともない。更に、フックを取付
けることにより種々の型のスカートを一箇所に保管する
こともでき、また、スタンド式に構成することにより、
取付工事が不要となり、場所を選ぶこともなく移動、設
置して使用することができるので利用価値も極めて大き
い。
れば、スカート保持部と押え板とからなる掛止体の空間
内に、スプリングベルト式スカートのスプリングベルト
部分を挿入するだけで確実にスカートを掛止、固定する
ことができ、かつ複数段の掛止体に吊り下げられたスカ
ートの中から所望のスカートを容易かつ迅速に選出し、
取出すことができるので、検査診断に伴う作業を極めて
能率よく行うことができる。また、保管状態が良好で、
スカートが変形を来すこともない。更に、フックを取付
けることにより種々の型のスカートを一箇所に保管する
こともでき、また、スタンド式に構成することにより、
取付工事が不要となり、場所を選ぶこともなく移動、設
置して使用することができるので利用価値も極めて大き
い。
第1図は、本考案に係るハンガー装置の好適な一実施例
を示す斜視図、第2図は、スプリングベルト式スカート
の掛止状態を示す部分側面図、第3図は、スプリングベ
ルト式スカートの一例を示す斜視図、第4図は、従来の
ハンガー装置を示す斜視図である。 1……スカートベルト保持部 2……押え板、3……掛止体 4……支柱、5,5′……フック 6……支持台、7……スカート部 8……スプリングベルト
を示す斜視図、第2図は、スプリングベルト式スカート
の掛止状態を示す部分側面図、第3図は、スプリングベ
ルト式スカートの一例を示す斜視図、第4図は、従来の
ハンガー装置を示す斜視図である。 1……スカートベルト保持部 2……押え板、3……掛止体 4……支柱、5,5′……フック 6……支持台、7……スカート部 8……スプリングベルト
Claims (3)
- 【請求項1】スカートベルト保持部(1)とその上方に
所定間隔を保って形成した押え板(2)とから成る掛止
体(3)を、略鉛直方向に並列した支柱(4)間に略水
平に、かつ複数段架設してなる放射線防護用スカートの
ハンガー装置。 - 【請求項2】支柱(4)部に対のフック(5,5′)を複
数段取付けてなる請求項1記載のハンガー装置。 - 【請求項3】支柱(4)を支持台(6)に固着してなる
請求項1又は2記載のハンガー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256189U JPH0642237Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 放射線防護用スカートのハンガー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256189U JPH0642237Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 放射線防護用スカートのハンガー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124600U JPH02124600U (ja) | 1990-10-15 |
JPH0642237Y2 true JPH0642237Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31535584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3256189U Expired - Lifetime JPH0642237Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 放射線防護用スカートのハンガー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642237Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2706881B1 (en) * | 2011-05-11 | 2018-07-25 | StemRad Ltd. | Radiation protection device and methods thereof |
US10276273B2 (en) | 2015-03-17 | 2019-04-30 | Stemrad Ltd. | Device and method for protection from radiation in space |
EP3438005B1 (en) | 2017-08-02 | 2023-05-31 | StemRad Ltd. | Material configuration enabling flexibility of a structure using rigid components |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP3256189U patent/JPH0642237Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02124600U (ja) | 1990-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |