JPH0642057U - 遠心流動バレル研摩機 - Google Patents

遠心流動バレル研摩機

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JPH0642057U
JPH0642057U JP7793592U JP7793592U JPH0642057U JP H0642057 U JPH0642057 U JP H0642057U JP 7793592 U JP7793592 U JP 7793592U JP 7793592 U JP7793592 U JP 7793592U JP H0642057 U JPH0642057 U JP H0642057U
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JP
Japan
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gap
rubber
lined
fluid supply
polishing
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Pending
Application number
JP7793592U
Other languages
English (en)
Inventor
一敏 西村
勝俊 鵜飼
幹敏 平賀
Original Assignee
新東ブレーター株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7793592U priority Critical patent/JPH0642057U/ja
Publication of JPH0642057U publication Critical patent/JPH0642057U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側壁部に内張りされたゴムライナと皿状底盤
に内張りされたゴムライナとの隙間に詰まった研摩液に
含まれる異物を簡単に排除できる遠心流動バレル研摩機
を提供すること。 【構成】 ゴムライナ7が側壁部6に内張りされた保持
フレーム4内にゴムライナ13が内張りされた皿状底盤
12を相互間に流下研摩液の流出路13となる隙間を残
して水平回転自在に支持させた遠心流動バレル研摩機に
おいて、隙間15を通じて異物排除用流体を吹き上げる
流体供給機構22を付設したもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は研摩槽の底部を構成する皿状底盤を回転させて槽内に装入されたワー クを研摩材、研摩液と共に遠心流動させることにより該ワークの研摩を行う遠心 流動バレル研摩機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴムライナが側壁部に内張りされた保持フレーム内にゴムライナが内張りされ た皿状底盤を相互間に両ゴムライナ間の隙間より流下した研摩液の流出路に相当 する間隔をおいて水平回転自在に支持させた遠心流動バレル研摩機は、実開昭5 8ー136256号公報などにより広く知られているが、この種遠心流動バレル 研摩機においては、前記両ゴムライナ間の隙間より流出路中へ流下した一部の研 摩液が保持フレームの表面に沿って流動し、該保持フレームに形成された排出口 より排管を経て機外へ排出されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、研摩液中には研摩作業時に発生する切り粉や研摩材の破砕片あ るいはメディアとしての砥粒粉末等の異物が混在しており、この異物が前記両ゴ ムライナ間の隙間に詰まって滞留し、この隙間を形成している両ゴムライナの対 向面を傷付けたり摩耗させたりしてゴムライナの交換時期を早めることとなり、 不経済なうえに厄介な交換作業を繰り返さなければならないなどの課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記のような課題を解決しようとする本考案の遠心流動バレル研摩機は、ゴム ライナが側壁部に内張りされた保持フレーム内にゴムライナが内張りされた皿状 底盤を相互間に両ゴムライナ間の隙間より流下した研摩液の流出路となる間隔を おいて水平回転自在に支持させた遠心流動バレル研摩機において、前記隙間を通 じて異物排除用流体を吹き上げる流体供給機構を付設したことを特徴とするもの である。
【0005】
【作用】
このような遠心流動バレル研摩機は、保持フレームの側壁部と皿状底盤とによ り形成される研摩槽内へワークを所定の研摩材等とともに装入して皿状底盤を水 平回転させることにより槽内でワーク研摩が行われ、研摩作業中において両ゴム ライナ間より流出する研摩液の一部は皿状底盤の裏側の流出路を経て機外へ排出 されることとなるが、両ゴムライナ間の隙間を通じて異物排除用流体を吹き上げ る流体供給機構を付設してあるので、研摩液中の切り粉や研摩材の破砕片あるい はメディアとしての砥粒粉末等の異物が前記両ゴムライナ間の隙間に詰まったと きには流体供給機構から供給する流体により直ちに異物を除去することができる 。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 1は一対の基台であって、各基台1上にそれぞれ対応して設けられた軸受2、 2には後記する皿状底盤とともに研摩槽3を構成する保持フレーム4がその両側 に突設した回転軸5、5を介して軸支させてある。保持フレーム4は円形皿形の 中央部分の周縁上に研摩槽3の側面を形成する円筒状の側壁部6が同心的に立設 されたもので、この側壁部6の内側にはゴムライナ7が内張りしてあり、また、 保持フレーム4の中央の軸受部8には縦軸9が軸受10、10により軸支されて いてその下端は保持フレーム4の下部に設置した駆動装置11の出力軸に連結さ れている。さらに、縦軸9の上端には研摩槽3の側壁部6に対して底壁部を構成 する皿状底盤12がその中央部をボルト等により固定保持されている。なお、皿 状底盤12は保持フレーム4の上面との間に研摩液の流出路13に相当する若干 の間隔を残して位置されて駆動装置11により水平回転可能に支持された構成と してある。
【0007】 また、前記皿状底盤12の上面には前記ゴムライナ7の下端内縁7aとの間に 僅少の隙間15をあけて周縁16aが続くゴムライナ16が内張りしてあり、研 摩作業中に両ゴムライナ7、16間の隙間15より研摩液の一部が漏出して前記 流出路13中へ流下することになる。さらに、保持フレーム4の中央側近くには 適数個の排水口17が開口され、この排水口17に接続された排管18を通じて 流出路13に漏出した研摩液を機外に排出可能としてあり、該排管18の途中に は切換弁19が設けられている。
【0008】 20は隙間15に一端を臨ませて側壁部6およびこれに内張りされたゴムライ ナ7に透設された導孔であって、該ゴムライナ7の下方部内面には該導孔20の 内端を結ぶ環状溝21が形成してあり、また、導孔20の外端は側壁部6に固定 した流体供給管22a に連結されてこれらにより前記隙間15に詰まった異物を該 隙間15を通じて吹き上げられる圧縮空気や研摩液と同成分の液体などの流体に より排除する異物排除用流体を吹き上げるための流体供給機構22を構成してあ る。なお、23は側壁部6の上方に設けられたオーバーフロー管である。
【0009】 このように構成された遠心流動バレル研摩機は、研摩槽3内へワークを研摩材 、水、化学媒体などと共に装入し、駆動装置11により縦軸9を回転させること により皿状底盤12を水平回転させると、研摩槽3内にあるワーク、研摩材その 他の混合物は皿状底盤12と共に回転され、これにより生ずる遠心力によって混 合物がゴムライナ16上をほぼその接線方向に移動され、更に、側壁部6側に達 してそのゴムライナ7の内壁に沿って一定の高さまで上昇し、その後、自然落下 して皿状底盤12の中央側へ戻される螺旋運動をしながら皿状底盤12の回転に つれて進行し、この螺旋運動の繰り返しの間にワークは全面研摩されることは従 来のこの種遠心流動バレル研摩機と同様であるが、この研摩作業中に混合物中の スラッジ状となった研摩液の一部がゴムライナ7、16間の隙間15より流出路 13中へ漏出する間において該隙間15に研摩液に含まれる切り粉や研摩材の破 砕片あるいはメディアとしての砥粒粉末等の異物が詰まったとしても、両ゴムラ イナ7、16間の隙間15を通じて異物排除用流体を吹き上げる流体供給機構2 2を付設してあるので、詰まった異物は流体供給機構22から供給する流体によ り直ちに除去することができる。
【0010】 なお、前記した実施例では流体供給機構22が両ゴムライナ7、16間の隙間 15から側壁部6のゴムライナ7を経て外部に通じる導孔20とこれに接続され る流体供給管22aにより構成してあるが、図3に示すように両ゴムライナ7、 16間の隙間15の下端に先端吹出口24が臨むように保持フレーム4に接続さ れる流体供給管22bにより構成してもよい。
【0011】 しかして、研摩作業が終了したら、図示されない反転駆動装置により回動軸5 を回動させて保持フレーム4を反転させ、研摩槽3を下向きとすることにより内 部の処理済みのワークや研摩材等の混合物は機外へ排出し、選別、洗浄等を経て それぞれ所定の位置へ搬出すればよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案は前記説明から明らかなように、側壁部に内張りされたゴムライナと皿 状底盤に内張りされたゴムライナとの隙間より流下した研摩液に含まれる異物を 該隙間を通じて異物排除用流体を吹き上げる流体供給機構により排除できるので 、異物が前記両ゴムライナ間の隙間に詰まって滞留して両ゴムライナの対向面を 傷付けたり摩耗させたりしてゴムライナの交換時期を早めることがなくなって経 済的なうえに厄介な交換作業を減少できて生産性を高めることができるなど多く の利点がある。 従って、本考案は従来のこの種遠心流動バレル研摩機の問題点を解決したもの として実用的価値極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】本考案の実施例を示す要部の拡大正面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
4 保持フレーム 6 側壁部 7 ゴムライナ 12 皿状底盤 13 流出路 15 隙間 16 ゴムライナ 20 導孔 22 流体供給機構 22a 流体供給管 22b 流体供給管 24 先端吹出口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムライナ(7) が側壁部(6) に内張りさ
    れた保持フレーム(4) 内にゴムライナ(16)が内張りされ
    た皿状底盤(12)を相互間に両ゴムライナ(7) 、(16)間の
    隙間(15)より流下した研摩液の流出路(13)となる間隔を
    おいて水平回転自在に支持させた遠心流動バレル研摩機
    において、前記隙間(15)を通じて異物排除用流体を吹き
    上げる流体供給機構(22)を付設したことを特徴とする遠
    心流動バレル研摩機。
  2. 【請求項2】 流体供給機構(22)が、両ゴムライナ(7)
    、(16)間の隙間(15)から側壁部(6) のゴムライナ(7)
    を経て外部に通じる導孔(20)とこれに接続される流体供
    給管(22a) である請求項1に記載の遠心流動バレル研摩
    機。
  3. 【請求項3】 流体供給機構(22)が、両ゴムライナ(7)
    、(16)間の隙間(15)の下端に先端吹出口(24)が臨むよ
    うに保持フレーム(4) に接続される流体供給管(22b) で
    ある請求項1に記載の遠心流動バレル研摩機。
JP7793592U 1992-11-12 1992-11-12 遠心流動バレル研摩機 Pending JPH0642057U (ja)

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Cited By (1)

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CN109079148A (zh) * 2018-10-12 2018-12-25 安徽包钢稀土永磁合金制造有限责任公司 钕铁硼稀土合金原料加工方法及其装置

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Effective date: 19980703