JPH0642038Y2 - フレキシブル床下地材 - Google Patents

フレキシブル床下地材

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JPH0642038Y2
JPH0642038Y2 JP15036288U JP15036288U JPH0642038Y2 JP H0642038 Y2 JPH0642038 Y2 JP H0642038Y2 JP 15036288 U JP15036288 U JP 15036288U JP 15036288 U JP15036288 U JP 15036288U JP H0642038 Y2 JPH0642038 Y2 JP H0642038Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はコンクリートスラブ上に床組する場合等に好適
に用いられるフレキシブル床下地材に関する。
従来技術 コンクリートスラブの如き凹凸を有する施工面に用いら
れるフレキシブル床下地材として、考案者が提供した割
誘発目地を設けて目地により画成されたコンクリートブ
ロック毎に割れを積極的に誘発し凹凸を吸収するように
したコンクリート集合ブロックパネル、又は多数の小区
画室を有する可撓性トレイの同各小区画室にコンクリー
トブロックを保有させ各コンクリートブロックが可撓性
トレイを介して屈撓し上記凹凸を吸収するようにしたコ
ンクリートブロック集合パネルが知られている。
考案が解決しようとする問題点 然るに上記割誘発目地を設けたコンクリート集合ブロッ
クパネルは、本来施工時の歩行荷重等で割れを発生させ
ることを目的としたものであるが、工場生産、現場搬
入、積上げ等の過程で衝撃等により施工前に割れを生
じ、折断、割れブロックの分離等を来す問題を有してい
る。
同様に後者においてもトレイの各小室に保有されたコン
クリートブロックが分離し脱落してしまう問題を有して
いる。又施工時(敷設時)にも割れや脱落を招来し作業
に支障を来す欠点を有している。
又前者は合成樹脂ネット等をつなぎとしてコンクリート
内に埋込み、後者は合成樹脂トレイを用い各小室内でコ
ンクリートを成形硬化させるものであるため、高温高圧
処理等の強化処理が不可能(高温処理すると合成樹脂ネ
ットや同トレイが劣化してしまう)で、コンクリートの
脆さ、欠け落ちし易い問題を内包している。
又コンクリートブロック表面からの粉塵の発生が著し
く、割れや欠け落ちによっても粉粒の発生を来し、情報
機器等を設置するオフィス用の床下地材として適性に欠
ける問題を有している。
本考案は上記フレキシブル床下地材における集合ブロッ
クの不容易な割れ、脱落、折断等の問題を有効に解消
し、同時に粉塵の発生も抑制した、加えて熱強化処理も
可能な構造にしたフレキシブル床下地材を提供せんとす
るものである。
作用 上記床下地材をコンクリートスラブ等の施工面に多数敷
詰めることにより、ブロック群個々は表裏可撓性シート
材を連結媒体としつつ施工面の凹凸に順応して可撓性を
生じ、施工面に馴染んだガタのない床下地が形成され
る。又集合ブロック表裏に貼設された可撓性シート材に
よって表裏をバックアップされ割れ誘発目地における事
前の割れ、或はブロックの分離、脱落が有効に防止さ
れ、敷設施工が支障なく行なえる。
又表裏可撓性シート材は各集合ブロックの表裏面を覆
い、粉塵発生を良好に抑止する。又表面側可撓性シート
材の貼着剤又は凹凸によってマット等の仕上床材の引止
めを図る。
又表面側可撓性シート材の非帯電性の付与によって、コ
ンピュータ等に有害な静電気の帯電に対処する。
又表面側可撓性シート材を厚くする等して硬質にするこ
とにより、可撓性を保有させつつ床材を支承する部材と
して機能させ、裏面側可撓性シート材を薄くする等して
軟質にすることにより屈撓性を富加する。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基いて再述する。
前記したように、床下地用基材として、即ち床下地用強
度部材として、第1図に示すような、格子状パターン等
の任意のパターンの割れ誘発目地2によって画成された
集合ブロック1Aを準備する。1は個々のブロックを示
す。
又同基材として第2図に示すように、個々のブロック1
が分離独立せる集合ブロック1Bを準備する。
これら集合ブロック1A,1Bの適材として、高温高圧処理
した軽量コンクリートを代表例とする無機硬化物が用い
られ、これら集合ブロック1A,1Bを基材とし、その表面
と裏面に可撓性シート3,4を接着剤を介し貼設する。該
可撓性シート3,4の適材として、塩化ビニール等の合成
樹脂シートが用いられる。又織布、金属シートの適用が
可能である。上記により集合ブロック1A,1Bはその表裏
面を可撓性シート3,4で覆われ、該集合ブロック1A,1Bを
構成する個々のブロック1は上記可撓性シート3,4の貼
設によって互いに連結され、該可撓性シート3,4を連結
媒体としつつ、同シート3,4を介してブロック単位で屈
撓性を保有するに至る。
実施例として上記表面側の可撓性シート3は比較的厚肉
のものを用いる等して硬質にし、仕上床材の支持面に供
し、裏面側の可撓性シート4は比較的薄肉のものを用い
て軟質にし、主に屈撓機能を富加する。
又実施例として上記表面側可撓性シート3と裏面側可撓
性シート4の双方又は少なくとも一方の外表面には集合
ブロック1A,1Bの各ブロックの配列に対応したパターン
の目地5,6を設け、これをブロック切離しの際の指示線
とする。
更に実施例として上記表面側可撓性シート3の外表面に
その上に敷設される床材、例えばマット、クロス類の引
止め手段を設ける。該引止め手段の一例として第5図に
示すように貼着材7を表面側可撓性シート3の外表面に
点状又は線状に設ける。この貼着材7は剥離紙によって
保護しておけば良い。
又上記引止め手段として、表面側可撓性シート3の外表
面に無数の凹凸を設ける例があげられる。
更に情報機器等を設置するオフィスの床材として適性を
富加する手段として、上記少なくとも表面側可撓性シー
ト3に対静電気性能、即ち非帯電性を具有させる。この
具体例として、カーボンを内填した合成樹脂を上記表面
側可撓性シート3の素材とする。その他内填材としてア
ルミフィラー等の金属フィラーを用いることができる。
又これら導電性フィラーを塗布材として表面側可撓性シ
ート3に塗布等しても良い。
更に実施例として第6図に示すように、任意のブロック
1を列状に取り除く等して配線溝8を形成することがで
きる。この場合表面側可撓性シート3は配線溝8の内面
に沿わせ付けしつつ、裏面側可撓性シート3の内表面に
重ね付けする。
而して、床施工に際しては上記の如く構成した床下地材
をコンクリートスラブ9等の施工面に多数敷詰めること
により、ブロック個々が床強度部材として機能する床下
地が形成され、表面側可撓性シート3の上に床材を直接
又は間接的に設置することにより床施工がなされる。
この時施工面に凹凸があると、ブロック1群の個々が可
撓性シート3,4を連結媒体として屈撓性を発揮しガタの
ない床下地を容易に形成する。
考案の効果 以上説明したように、上記集合ブロックから成るフレキ
シブル床下地材は表裏に貼設された可撓性シート材によ
りブロック個々が連結されつつ、施工面の凹凸に順応し
て屈撓し、良好な凹凸吸収効果を発揮し、単に敷詰める
のみでガタのない高強度の床下地を形成できる。
又集合ブロックはその表裏を可撓性シートによって覆わ
れ、保護されているので、従来のコンクリート集合ブロ
ックパネルの如き粉塵の発生を有効に防止し、情報機器
を設置するオフィス等の床下地材として適性である。
又集合ブロックの個々はその表面と裏面が可撓性シート
をバックアップ材として連結されているので、ブロック
個々の事前の割れ、分離、脱落等が有効に防止され、現
場施工も適切に行なえる。又表裏可撓性シート材を貼設
し保護しているので、欠け落ちの問題も改善できる。
又本考案は表面側可撓性シート材に貼着材或は凹凸を設
けることにより、同シート材に敷設されるマット類を確
実に引止めしつつ、床施工が適正に行なえる。
又表面側可撓性シート材を硬質にして床仕上材の支持部
材としての機能を果しながら、裏面側可撓性シート材を
軟質にして床下地材の屈撓性を富加することができる。
又表面側可撓性シート材に非帯電性を具有させることに
より、上記床下地の強度部材としての効用を得ながら有
害な静電気障害を除去する床下地材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は割誘発目地を設
けた集合ブロックにより形成されたフレキシブル床下地
材を表裏可撓性シートの貼設前の状態を以って示す側面
図、第2図は個々のブロックが分離独立せる集合ブロッ
クにより形成されたフレキシブル床下地材を表裏可撓性
シートの貼設前の状態を以って示す側面図、第3図は第
2図における表裏可撓性シート貼設後のフレキシブル床
下地材を一部切欠して示す正面図、第4図は施工状態を
示す同床下地材斜視図、第5図は貼着層を有する同床下
地材平面図、第6図は配線溝を形成した同床下地材正面
図である。 1……ブロック、1A,1B……集合ブロック、2……割れ
誘発目地、3,4……可撓性シート、5,6……目地、7……
粘着剤、8……配線溝、9……コンクリートスラブ。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】割れ誘発目地によって画成された多数の集
    合ブロックの表面と裏面に可撓性シートを貼設したこと
    を特徴とするフレキシブル床下地材。
  2. 【請求項2】分離せる多数の集合ブロックの表面と裏面
    に可撓性シートを貼設したことを特徴とするフレキシブ
    ル床下地材。
  3. 【請求項3】上記表面側の可撓性シートは硬質で裏面側
    の可撓性シートが軟質であることを特徴とする請求項1
    又は2記載のフレキシブル床下地材。
  4. 【請求項4】上記表面側の可撓性シートは外表面に貼着
    性を具有することを特徴とする請求項1又は2記載のフ
    レキシブル床下地材。
  5. 【請求項5】上記表面側の可撓性シートは、その外表面
    に多数の凹凸を有することを特徴とする請求項1又は2
    記載のフレキシブル床下地材。
  6. 【請求項6】上記表面側可撓性シートと裏面側可撓性シ
    ートの少なくとも一方が集合ブロックに対応した目地を
    有することを特徴とする請求項1又は2記載のフレキシ
    ブル床下地材。
  7. 【請求項7】上記表面側可撓性シートが非帯電性を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のフレキシブル
    床下地材。
JP15036288U 1988-11-18 1988-11-18 フレキシブル床下地材 Expired - Fee Related JPH0642038Y2 (ja)

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