JPH0641918U - 板材折曲機の制御装置 - Google Patents

板材折曲機の制御装置

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JPH0641918U
JPH0641918U JP8687092U JP8687092U JPH0641918U JP H0641918 U JPH0641918 U JP H0641918U JP 8687092 U JP8687092 U JP 8687092U JP 8687092 U JP8687092 U JP 8687092U JP H0641918 U JPH0641918 U JP H0641918U
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die
plate material
presser
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height
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Application number
JP8687092U
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Inventor
淳 百北
Original Assignee
村田機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 開き型で板材の送込みが妨げられることな
く、押え型を十分低い高さで待機させて、サイクルタイ
ムの短縮を図る。 【構成】 板材折曲機は、固定の下型10と昇降する押
え型8との間で板材Wを挟み、この上下の型8,10間
から突出した板材部分を昇降する曲げ型で端曲げするも
のである。押え型8の両端には、先に折曲したリップ付
き折曲片がある場合に必要となる開き型18が開閉回動
自在に垂下させてある。制御装置33はNC装置からな
り、板材Wを下型10上へ送り込むときの押え型8の待
機高さを制御する待機高さ制御手段35を設ける。この
制御手段35は、送り込まれる板材Wの辺が短辺Wbか
長辺Waかに応じて、待機高さを変える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、下型および押え型で挟んだ板材を曲げ型で押し曲げる形式の板材 折曲機における制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、板材折曲機において、板材を下型と押え型で挟み、これら上下の型から 板材が突出した部分を曲げ型で押し曲げ加工するものがある。前記板材は、板材 回転装置により中心部を挟み、各辺の加工が終わるごとに90°または180° 回転させ、2辺ないし4辺の折曲げを順次行う。
【0003】 このような板材折曲機として、図5に示すように押え型40の下端の両側に幅 方向に向けて開閉する開き型41を回動自在に垂れ下がらせたものがある。 この開き型41は、同図に示すように対向する2辺に例えば2回にわたって端 曲げして形成したリップ部a付きの板材Wの、残る2辺に端曲げ加工を行うよう な場合に使用される。
【0004】 すなわち、リップ部aが加工されていると、板材Wの全幅に渡る押え型ではリ ップ部aに干渉して下降させることができないので、開き型41が閉じ状態に垂 れ下がった状態で押え型40を下降させ、開き型41が板材Wの上面に接して開 くことにより板材Wの全幅を押え型40と開き型41で押えるようにしている。
【0005】 この開き型41を有する板材折曲機において、最初の1〜2辺の加工を行うと きに、サイクルタイムの短縮のために次のような制御をしている。 すなわち、板材Wを押え型40の下方に送り込むときに、押え型40を図6( A)に示す上昇端から、同図(B)のように途中まで下降させて待機させ、板材 Wが送り込まれた後に、同図(C)のように押え型40を下降端まで下降させて 板材Wを押え込むようにしている。このように制御することにより、板材Wの送 り込み後の押え型40の下降時間が短くなり、サイクルタイムが短縮される。待 機高さHは、板材Wの幅にかかわらず、開き型41の下端41aに板材Wが干渉 しない高さとされる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このように待機高さHを一律に制御しているため、板材Wの短辺から 加工を開始する場合に、まだ無駄時間が生じている。すなわち、図7に示すよう に押え型40の下端41aが下型42に接する位置まで下降させて待機させた場 合、同図(B)のように板材Wを長辺から加工開始するときは、板材Wが開き型 41に干渉して送り込むことができないが、同図(A)のように短辺から加工す るときは、板材Wが両開き型41の間にあって干渉を生じない。そのため、短辺 から加工を開始する場合には、図6(B)の待機高さHでは十分なサイクルタイ ムの向上が図られていないことになる。 また、板材Wの4辺を加工する場合、押え型40の型幅変更の都合から、短辺 から加工を開始するのが通常であり、待機高さの下降不十分による無駄時間が多 く発生している。
【0007】 この考案の目的は、開き型で板材の送り込みが妨げられることなく、押え型を 十分に低い高さで待機させることができ、サイクルタイムのより一層の短縮化が 図れる板材折曲機の制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の構成を実施例に対応する図1と共に説明する。この制御装置を適用 する板材折曲機は、板材(W)を互いに挟む位置固定の下型(10)および昇降 する押え型(8)と、挟まれた板材(W)を昇降動作で押し曲げる曲げ型と、前 記押え型(8)の両端に揺動自在に垂下させた開き型(18)と、板材送り装置 とを有するものである。 この構成の板材折曲機において、板材(W)を下型(10)上へ送り込むとき の押え型(8)の待機高さ(H1,H2)を制御する待機高さ制御手段(35) を設ける。この待機高さ制御手段(35)は、送り込まれる板材(W)の辺が短 辺(Wb)か長辺(Wa)かに応じて、短辺(Wb)の場合に長辺(Wa)の場 合よりも押え型(8)の待機高さ(H2)を低くする。
【0009】
【作用】
この構成によると、下型(10)上へ板材(W)の短辺(Wb)側を送り込む ときには、長辺(Wa)側を送り込むときよりも低い待機高さ(H2)で押え型 (8)が待機させられる。短辺(Wb)側の送り込みでは、板材(W)が両側の 開き型(18),(18)の間に治まるため、この待機高さ(H2)でも板材( W)が開き型(18)と干渉しない。その結果、それだけ待機位置から押え型( 8)を下型(10)上まで押し下げる時間を短縮できることとなり、全体のサイ クルタイムが短縮化されることになる。
【0010】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。 この実施例の制御装置33が適用される板材折曲機1は、図3に示すように、 ラム7に取り付けられて昇降シリンダ9により昇降駆動される押え型8と、板材 折曲機1の本体フレームに固定された下型10と、これら上下の型8,10によ り挟まれて位置固定された板材Wの突出部W1を押して折り曲げる曲げ型11と を備えたものである。 曲げ型11はロッカーアーム12の先端に取り付けられ、ロッカーアーム12 は3つのアクチュエータ13〜15に連結されて、上下方向移動と、揺動と、前 後方向の移動とが可能である。押え型8は、後述の型幅変更機構16により型幅 L(図2)の変更が可能である。
【0011】 押え型8の下端部の両側には、図1および図2に示すように支持部材17a, 17bが設けられ、これらの支持部材17a,17bには開き型18がそれぞれ 回動自在に取付けられている。これら各開き型18は、図2に示す下向きの垂れ 下がり角度と押え型8から幅方向に延長する開き角度との間で回動自在である。
【0012】 図3に示すように板材折曲機1の前方に配置された板材送り装置2は、板材W を載置するテーブル3と、このテーブル3上の板材Wの幅方向の位置決めを行う 幅決め機構4と、前後方向の位置決めを行う原点出し機構5(図5)と、板材W を挟持して前後に移動する側面形状C字状のキャリッジ6とを備えている。 キャリッジ6は、ベッド19上にレール(図示せず)を介して前後移動自在に 設置され、送りねじ20およびその駆動用サーボモータ21により前後方向に駆 動される。
【0013】 キャリッジ6の前端には板材Wを所定角度(例えば90°や180°)毎に割 り出し回転させる板材回転装置22が設けてある。板材回転装置22は、テーブ ル3上の板材Wを上下から挟持する一対のパッド23,24と、下パッド24を 回転駆動する割出モータ25とからなる。上パッド23は、キャリッジ6の前端 に設けた縦レール26に沿って昇降自在に昇降ホルダ27に取り付けられており 、シリンダ装置等の昇降装置28で昇降駆動される。
【0014】 図4は板材送り装置2の平面図である。テーブル3は、中央部にキャリッジ6 を通過させるキャリッジ通路29を有し、かつ多数の短冊状板3aで構成されて 、幅決め機構4の位置決め爪4aが短冊状板3a間の隙間から左右移動自在に突 出している。原点出し機構5は、シリンダ装置(図示せず)により突没自在な複 数の原点出しピン5aからなる。
【0015】 図2において、押え型8は多数枚の板状の分割型部材8aを水平軸30に各々 下向き姿勢とはね上げ姿勢とに回転自在となるように取り付けて構成されている 。下向き姿勢の分割型部材8aは折曲げ時の板材押圧に作用する姿勢であり、下 向き姿勢の分割型部材8aの並び幅が型幅Lとなる。分割型部材8aの姿勢変更 は、回動駆動される回動支持部材31の回動によって行われ、回動支持部材31 は、レール32に沿ってサーボモータ等の型幅変更駆動源(図示せず)および送 りねじ(図示せず)により進退駆動される。この送り装置の制御により型幅変更 が行われる。 また、開き型18が枢着されている支持部材17a,17bも、上記水平軸3 0と平行に設けられレール(図示せず)に沿って移動自在とされ、型幅変更に伴 って進退駆動される。
【0016】 図1において、制御装置33は、NC機能部およびプログラマブルコントロー ラ機能部を有するNC装置からなり、所定の加工プログラム34に従って加工動 作の制御を行う。制御装置33の前記プログラマブルコントローラ部に、前記押 え型8の待機高さを制御する待機高さ制御手段35が設けられる。 待機高さ制御手段35は、板材送り装置2によって板材Wを上下の型8,10 間に送り込むときの待機高さを、次のように板材Wの送り込み辺に応じて制御す るものである。すなわち、図1(B)のように板材Wの長辺Wa側を下型10上 に送り込むときには、垂れ下がり姿勢の開き型18が下型10上に浮き上がる待 機高さH1に押え型8を待機させる。図1(A)のように板材Wの短辺Wb側を 送り込むときは、開き型18が下型10に当たる待機高さH2まで押え型8を下 降させて待機させる。板材Wの長辺Wa側が送り込まれるか、短辺Wb側が送り 込まれるかは、加工プログラム34の命令、または板材加工機1の幅決め機構4 に設けられるセンサ類のデータ等から判断される。
【0017】 つぎに、上記構成の動作を説明する。テーブル3上に搬入されて各方向A,B (図4)に位置決めされた板材Wは、中心部がキャリッジ6の板材回転装置22 で挟持され、キャリッジ6の前進によって板材折曲機1の下型10上に送り込ま れる。送り込まれた板材Wは、所定の待機高さで待機している押え型8の下降に より、その押え型8と下型10とで挟まれ、これら上下の型8,10から突出し た部分が曲げ型11によって押し曲げられる。ついで、押え型8が上昇端まで上 昇し、キャリッジ6の後退により板材Wを上下の型8,10から退避させ、板材 Wを板材回転装置22で180°回転させた後に、再度、板材Wを送り込む。こ の送り込み時には、押え型8は上昇端から所定の待機高さまで下降させておく。 このような動作を繰り返して、板材Wの四辺あるいは必要な辺だけの端曲げが行 われる。
【0018】 待機高さにつき説明する。板材Wを長辺Wa側から加工を開始するときは、板 材Wの下型10上への送り込み時において、押え型8を予め上昇端から図1(B )の待機高さH1まで加工させて待機させる。この待機高さH1は、押え型8か ら垂れ下がった開き型18が下型10よりも上方に離れた高さとされる。そのた め、板材Wの長辺Waが送り込まれても、開き型18が板材Wと干渉することが ない。 板材Wの1辺の長辺Waの折曲が完了し、180°回転させた後に他方の長辺 Waを送り込むときも、前記の待機高さH1とされる。この場合、板材Wの引き 出し時に上昇端まで上昇させた押え型10は、例えば板材Wの回転時に待機高さ H1まで下降させる。
【0019】 板材Wを短辺Wb側から加工を開始するときは、板材Wの下型10上への送り 込み時において、押え型8は図1(A)の待機高さH2まで加工させて待機させ る。この待機高さH2は、前記の待機高さH1よりも低く、開き型18が下型1 0に軽く接する高さとされる。板材Wの短辺Wbは、両開き型18,18の先端 間の幅よりも狭いため、このように開き型18が下型10に接していても、開き 型18に干渉することなく上下の型8,10間に送り込むことができる。 板材Wの1辺の短辺Wbの折曲が完了し、180°回転させた後に他方の長辺 Waを送り込むときも、前記の待機高さH1とされる。
【0020】 このように、板材Wの長辺Waの送り込み時と短辺Wbの送り込み時とで待機 高さH1,H2を変え、短辺Wbの送り込み時の待機高さH2を低くするので、 板材Wの開き型18との干渉の問題を生じることなく、押え型8の待機高さをで きるだけ低くして、送り込み後の押え型下降時間を短縮させ、サイクルタイムを 短縮することができる。 なお、板材Wの対向する2辺の折曲が行われた後、残り2辺の折曲を行うとき は、既に折曲された折曲片が両側に立ち上がった状態で板材Wが送り込まれるこ とになるため、その折曲片に干渉しない高さに押え型10を待機させる。
【0021】
【考案の効果】
この考案の板材折曲機の制御装置は、押え型の両端に開き型を垂下させた板材 折曲機において、板材を下型上へ送り込むときの押え型の待機高さを、送り込ま れる辺が短辺か長辺かに応じて、短辺の場合に長辺の場合よりも低くする待機高 さ制御手段を設けたため、開き型との干渉の問題のない短辺側の送り込みでは押 え型を僅かの高さ位置で待機させることができる。そのため、開き型と干渉する ことなく、押え型の待機高さを板材方向に応じてできるだけ低くして、送り込み 後の押え型下降時間を短縮させ、サイクルタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案の一実施例の板材折曲機の制
御装置の板材短辺側送込み時の動作説明図、(B)はそ
の板材長辺側送込み時の動作説明図である。
【図2】同板材折曲機の押え型近傍部を示す正面図であ
る。
【図3】同板材折曲機の板材送り装置を含む破断側面図
である。
【図4】同板材送り装置の平面図である。
【図5】従来の板材折曲機の押え型の正面図である。
【図6】同板材折曲機の動作説明図である。
【図7】同板材折曲機の開き型との干渉を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…板材折曲機、2…板材送り装置、8…押え型、10
…下型、11…曲げ型、18…開き型、35…待機高さ
制御手段、H1,H2…待機高さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を互いに挟む位置固定の下型および
    昇降する押え型と、挟まれた板材を昇降動作で押し曲げ
    る曲げ型と、前記押え型の両端に揺動自在に垂下させた
    開き型と、板材送り装置とを有する板材折曲機におい
    て、板材を前記下型上へ送り込むときの押え型の待機高
    さを、送り込まれる辺が短辺か長辺かに応じ、短辺の場
    合に長辺の場合よりも低くする待機高さ制御手段を設け
    た板材折曲機の制御装置。
JP8687092U 1992-11-24 1992-11-24 板材折曲機の制御装置 Pending JPH0641918U (ja)

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JP8687092U JPH0641918U (ja) 1992-11-24 1992-11-24 板材折曲機の制御装置

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