JPH0641895Y2 - 部品取付け構造 - Google Patents

部品取付け構造

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JPH0641895Y2
JPH0641895Y2 JP731989U JP731989U JPH0641895Y2 JP H0641895 Y2 JPH0641895 Y2 JP H0641895Y2 JP 731989 U JP731989 U JP 731989U JP 731989 U JP731989 U JP 731989U JP H0641895 Y2 JPH0641895 Y2 JP H0641895Y2
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JP
Japan
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fixing bolt
drop
prevention pin
out prevention
fixing
Prior art date
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JP731989U
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JPH0299049U (ja
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光弘 園村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えばバンパを支持するバンパステイ等の
取付部品を、車体強度部材等の固定部材に固定用ボルト
を用いて固定する部品取付け構造、特に、その固定用ボ
ルトの脱落を防止する抜落防止ピンが設けられた構造に
関するものである。
[従来技術] 従来のこの種の部品取付け構造としては、例えば第7図
ないし第11図に示すようなバンパステイの取付け構造が
ある[日産自動車(株)昭和63年10月発行 (NISSANマ
キシマ 整備要領書 D−8頁)参照]。第7図および
第8図中符号1はフロントバンパで、このフロントバン
パ1から後方に一対のバンパステイ2,2が延長されてい
る。そして、このバンパステイ2,2が固定部材としての
一対のフロントサイドメンバ3の前端部3aの閉断面部内
に挿入されてネジ止めされている。
具体的には、このフロントサイドメンバ前端部3aには、
上下面部3b,3cに挿通孔3d,3cが穿設される一方、バンパ
ステイ2にはカラー2aが上下方向に沿って配設されてい
る。そして、それら挿通孔3d,3eおよびカラー2aに下方
から固定用ボルト4が挿通され、この固定用ボルト4に
形成されたネジ部4aがフロントサイドメンバ前端部3aの
上面部3b上に固定されたウエルドナット5に螺合されて
いる(第8図参照)。
さらに、この固定用ボルト4の図中上端部側には、全周
に渡って溝部4bが形成され、この溝部4bにバネ性を有す
る大略U字状の抜落防止ピン6が嵌合されて、固定用ボ
ルト4の抜け落ちが防止されるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のものにあっては、フロ
ントバンパ1取外し時に、誤って抜落ち防止ピン6を外
さずに、固定用ボルト4を緩めた場合には、第10図の
(a)に示す状態から同図の(b)に示すように、この
抜落防止ピン6がウエルドナット5との間に噛込んでし
まい、更に、固定用ボルト4を無理に回転させると、同
図の(c)に示すように、この固定用ボルト4が切断さ
れると共に、ウエルドナット5が破損してしまうという
不具合がある。また、この対策として、第11図のよう
に、溝部4bの上側にテーパ部4cを形成し、ボルト抜きの
ような大きなトルクが発生した時のみ、同図の(a)か
ら(c)に示すような順序で抜落防止ピン6が外れるよ
うにすることもできるが、かかる動作をさせるには、こ
のテーパ部4cの角度のみに依存しているため、テーパ部
4cの角度に微調整が必要で製造が大変であると共に、こ
のテーパ部4cのみでは抜落防止ピン6の確実な脱落は保
証できない、という問題がある。
[課題を解決するための手段] この考案は、かかる従来の課題に着目してなされたもの
で、固定部材の上面部と下面部との間に、取付部品の端
部を挿入して、該端部に、前記固定部材の下方から固定
用ボルトを貫通させて挿入し、該固定用ボルトのネジ部
を前記固定部材の上面部上に固定されたナットに螺合さ
せると共に、該固定用ボルトのネジ部の上側に形成され
た係合部に、前記固定用ボルト抜落防止用の大略U字状
の抜落防止ピンを挟持させて係合させた部品取付け構造
において、前記係合部は、棒状部材の両側部に一対の切
欠部が形成されて構成されると共に、前記抜落防止ピン
は、一方の辺部に、他方の辺部より長く延長された延長
部が形成され、さらに、前記固定用ボルトの回転時に該
延長部が当接する当り面部を、前記固定部材の上面部上
に設けた取付け構造としたことを特徴としている。
[作用] かかる手段によれば、部品取付け状態では、抜落防止ピ
ンが固定用ボルトの係合部に係合されており、振動によ
り、固定用ボルトが多少緩んだ場合には、抜落防止ピン
の延長部が当り面部に当接する。振動等にて固定用ボル
トに作用する小さなトルクでは、その当接により、固定
用ボルトの回転が阻止されて脱落が防止されることとな
る。
一方、誤って抜落防止ピンを外さないで、バンパを取り
外そうとした場合には、固定用ボルトを緩めると、係合
部が回転し、この回転に伴って、抜落防止ピンも一体と
なって回転する。すると、この抜落防止ピンの延長部が
当り面部に当接し、抜落防止ピンの回転が阻止され、更
に、固定用ボルトを回転させると、U字状の抜落防止ピ
ンの両辺部の間が拡開して、この固定用ボルトが下降す
るのに伴って、係合部から抜落防止ピンが脱落する。
このようにすれば、従来と異なり抜落防止ピンが固定用
ボルトが切断されることがなく、又、従来のような微調
整を要するテーパ部を形成する必要が無いため製造も簡
単である。
[実施例] 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第6図は、この考案の一実施例を示す図で
ある。
まず構成を説明すると、第1図中符号11はフロントバン
パで、このフロントバンパ11から後方に一対の取付部品
としてのバンパステイ12,12が延長されている。そし
て、このバンパステイ12,12が固定部材としてのフロン
トサイドメンバ13の前端部13aの閉断面部内に挿入され
てネジ止めされている。
具体的には、このフロントサイドメンバ前端部13aに
は、上下面部13b,13cに挿通孔13d,13eが形成される一
方、この上面部13bの上側には、ウエルドナット14が固
定されると共に、このウエルドナット14の近傍には、後
述する当り面部13fが切起こされて形成されている。
一方、バンパステイ12には、後端部に上下方向に沿って
円筒状のカラー12aが固定されており、このカラー12a
と、前記フロントサイドメンバ13の挿通孔13d,13eと
に、下方から固定用ボルト15が挿通され、この固定用ボ
ルト15のネジ部15eが前記ウエルドナット14に螺合され
るようになっている。
この固定用ボルト15は、ネジ部15aより先端側(図中上
端部側)の両側部に、一対の切欠部15bが形成されて抜
落防止ピン16が係合される係合部15cが形成されてい
る。この切欠部15bは、上側に所定角度のテーパ部15dが
形成されている。
また、抜落防止ピン16は、主に第2図に示すように大略
U字状を呈し、一方の辺部16aが、他方の辺部16bより所
定量、延長されて延長部16cが形成されている。この延
長部16cは、固定用ボルト15を緩め時に抜落防止ピン16
の回転により、第6図の(c)に示すように、前記当り
面部13fに当接するように設定されている。
次に、かかる構成よりなるバンパステイの取付構造の作
用について説明する。
バンパステイ12の取付け状態では、抜落防止ピン16が固
定用ボルト15の係合部15cに係合されており、車両走行
時等の振動により、固定用ボルト15が多少緩んだ場合に
は、抜落防止ピン16の延長部16cが当り面部13fに当接す
る。振動等による緩み時の小さなトルクでは、その当接
により、固定用ボルト15の回転が阻止され、固定用ボル
ト15の脱落が防止されることとなる。
一方、誤って抜落防止ピン16を外さないで、フロントバ
ンパ11を取り外そうとした場合には、固定用ボルト15を
緩めると、係合部15cが回転し、この回転に伴って、抜
落防止ピン16が回転する。すると、第6図の(b)に示
すように、一方の辺部16aは当り面部13fに対して空振り
し、他方の辺部16bの延長部16cは、第6図の(c)に示
すように当り面部13fに当接して、抜落防止ピン16の回
転は阻止される。そして、更に、固定用ボルト15を回転
させると、この抜落防止ピン16の両辺部16a,16bの間が
広がり、この固定用ボルト15が下降するのに伴って、第
6図の(d)に示すように、係合部15cから抜落防止ピ
ン16が脱落する。
このようにすれば、従来と異なり、固定用ボルト15が抜
落防止ピン16の噛込みにより、切断されるようなことが
なく、フロントバンパ11の取り外しを行なうことができ
る。
ところで、固定用ボルト15にテーパ部15dを形成するこ
とにより、抜落防止ピン16の外れは、一層容易に行なう
ことができる。しかし、テーパ部15dは従来と異なり必
ずしも必要ではなく、精度も要求されないため、この実
施例の固定用ボルト15を簡単に製造することができる。
しかも、この考案の係合部15cは従来のように全周に溝
部4bを形成したものと異なり、2箇所に切欠部15bを形
成したものであるため断面積を大きくでき、固定用ボル
ト15の係合部15cの部分の強度を向上させることができ
る。また、この切欠部15bはバイト切削以外の加工法が
取れるため、製造の自由度が増すこととなる。
なお、上記実施例では、この考案をフロントバンパに適
用して説明したが、これに限らず、リヤバンパにも適用
できることは勿論である。また、上記実施例では、当り
面部13fを車体強度部材に一体に形成したが、これに限
らず、別体のものを車体強度部材の上面部上に固定して
も良いことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、固定用ボ
ルトの係合部は、棒状部材の両側部に一対の切欠部が形
成されて構成されると共に、抜落防止ピンは、一方の辺
部に、他方の辺部より長く延長された延長部が形成さ
れ、さらに、固定用ボルトの回転時に延長部が当接する
当り面部を、車体強度部材の上面部上に設けることによ
り、従来より部品点数を増加させることなく、固定用ボ
ルトを緩め時に、抜落防止ピンを自動的に取り外すこと
ができ、固定用ボルトの切断等を防止することができ
る。また、抜落防止ピンが外れる作用をテーパ部のみに
依存していた従来例に対し、この考案は抜落防止ピンの
延長部や当り面部等の作用により、確実に行なうことが
できるため、微調整の必要なテーパ部を形成する必要が
なく、固定用ボルトの製造を簡単に行なうことができ
る。しかも、固定用ボルトの係合部の断面積を拡大させ
ることができるため、この部分の強度を向上させること
ができる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの考案のバンパステイの取付け
構造の一実施例を示す図で、第1図は同構造の要部断面
図、第2図は同構造の要部斜視図、第3図は固定用ボル
トの上部を示す正面図、第4図は第3図の側面図、第5
図は第4図のX部を示す拡大図、第6図は固定用ボルト
を緩める場合の作用を示す平面図、第7図ないし第11図
は従来例を示す図で、第7図はフロントバンパの取付前
の状態を示す分解斜視図、第8図は第1図に相当する断
面図、第9図は固定用ボルトと抜落防止ピンとを示す分
解斜視図、第10図は固定用ボルトが切断される場合の作
用を示す図、第11図は固定用ボルトにテーパ部を形成し
た場合の第10図に相当する図である。 11…フロントバンパ(バンパ) 12…バンパステイ 13…フロントサイドメンバ(固定部材) 13b…上面部 13c…下面部 13f…当り面部 14…ウエルドナット(ナット) 15…固定用ボルト 15a…ネジ部 15b…切欠部 15c…係合部 16…抜落防止ピン 16a…一方の辺部 16b…他方の辺部 16c…延長部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材の上面部と下面部との間に、取付
    部品の端部を挿入して、該端部に、前記固定部材の下方
    から固定用ボルトを貫通させて挿入し、該固定用ボルト
    のネジ部を前記固定部材の上面部上に固定されたナット
    に螺合させると共に、該固定用ボルトのネジ部の上側に
    形成された係合部に、前記固定用ボルト抜落防止用の大
    略U字状の抜落防止ピンを挟持させて係合させた部品取
    付け構造において、 前記係合部は、棒状部材の両側部に一対の切欠部が形成
    されて構成されると共に、前記抜落防止ピンは、一方の
    辺部に、他方の辺部より長く延長された延長部が形成さ
    れ、さらに、前記固定用ボルトの回転時に該延長部が当
    接する当り面部を、前記固定部材の上面部上に設けたこ
    とを特徴とする部品取付け構造。
JP731989U 1989-01-25 1989-01-25 部品取付け構造 Expired - Lifetime JPH0641895Y2 (ja)

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JP731989U JPH0641895Y2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 部品取付け構造

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JPH0299049U JPH0299049U (ja) 1990-08-07
JPH0641895Y2 true JPH0641895Y2 (ja) 1994-11-02

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JP2006161821A (ja) * 2004-11-26 2006-06-22 Danrei:Kk 抜け止めピン及び2部材の連結部構造

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JPH0299049U (ja) 1990-08-07

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