JP2006161821A - 抜け止めピン及び2部材の連結部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対向して延在する2本の棒状の脚部と、2本の脚部の基部を互いに連結する棒状の連結腕とを備える平面視略U形状の抜け止めピンであって、連結腕の中央部が、2本の脚部と連結腕の両端部とが含まれる平面に対し面外方向へ屈曲し、互いに対向する2本の腕部を形成しつつ延在している。
【選択図】図4
Description
(1)連結部構造を形成する管材4、5の寸法に応じて、図1(a)〜(c)に例示するように、寸法の異なる抜け止めピン1を用いる必要がある。
(2)管材4、5の連結を解除すべく抜け止めピン1を引き抜く際に、工具を用いる必要がある。
(3)振動などの外力が加わると抜け止めピン1が脱落する可能性がある。脱落の可能性が特に高い下方から上方への挿通は不可なので、抜け止めピンの挿通方向に制限がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、上記諸問題が解決された抜け止めピンと2部材の連結部構造とを提供することを目的とする。
本発明に係る抜け止めピンにおいては、互いに対向する延在する2本の腕部を指で摘んで引き寄せることにより、対向して延在する2本の脚部間の距離を減少させることができる。従って、同一寸法の抜け止めピンを、寸法の異なる複数の連結部構造の構成部品として使用することができる。
前記構成の連結腕中央部の先端部は2部材の連結部から突出するので、2部材の連結を解除すべく抜け止めピンを引き抜く際に、指を掛けるためのつまみとして利用できる。この結果、抜け止めピンを引き抜く際に工具を用いる必要がなくなり、2部材の連結を解除する際の作業性が向上する。
抜け止めピンの脚部に形成された湾曲部又は屈曲部の膨出量を、2部材の連結部に形成される抜け止めピン挿通穴の直径よりも大きな値に設定し、且つ2部材の連結部に抜け止めピンを装着する際に、抜け止めピンの脚部に形成された湾曲部又は屈曲部が抜け止めピン挿通穴を通過する位置まで抜け止めピンの脚部を前記挿通穴に挿入しておけば、前記湾曲部又は屈曲部により、抜け止めピンの脱落が防止される。
本発明においては、上記の抜け止めピンと、抜け止めピンが挿入されて抜け止めされる2部材の連結部と、当該連結部と抜け止めピンの連結腕中央部とに緊密に掛け回された環状弾性体とを備えることを特徴とする2部材の連結部構造を提供する。
抜け止めピンの連結腕中央部をピン係止部に係止させることにより、或いは2部材の連結部と抜け止めピンの連結腕中央部とに環状弾性体を緊密に掛け回すことにより、振動等の外力による抜け止めピンの脱落を防止することができる。抜け止めピンを下方から上方へ挿通した場合でも抜け止めピンの脱落を確実に防止することができるので、抜け止めピンの挿通方向に制限が無い。
2部材の連結部から突出する抜け止めピンの連結腕中央部の先端部と、2部材の連結部に形成された環状弾性体抜け止め用突起との間に、弾性環状体が位置決めされることにより、2部材の連結部からの環状弾性体の脱落が防止される。
連結腕13の中央部が、2本の脚部12と連結腕13の両端部とが含まれる平面に対し面外方向へ略90°屈曲し、互いに対向し平行な2本の腕部13aを形成しつつ延在している。
面外方向へ屈曲して延在する連結腕13の中央部の先端部13bが、更に面外方向へ略90°屈曲しており、先端部13bが含まれる平面が、2本の脚部12と連結腕13の両端部とが含まれる平面と略平行に延在している。
連結腕13の面外方向へ屈曲して延在する中央部が形成する2本の腕部13aは、管材14の外側面に沿って、管材14の長手方向へ延在している。前記中央部の更に面外方向へ屈曲した先端部13bは、管材14の外側面から径方向外方へ向けて起立している。管材14の外側面から径方向外方伸びる突起14cが有する溝部が、2本の腕部13aの一方に係合して、抜け止めピン11を突起14cに係止している。
環状弾性体16は、輪ゴムのような元から環状に形成された部材でも良く、或いは輪を形成するための留め具を有する帯状体、紐状体を用いて形成されたものでも良い。
管材14の、環状弾性体16を間に挟んで抜け止めピン11中央部の先端部13bとは反対側の部位に、環状弾性体抜け止め用の突起14d、14eを形成し、抜け止めピン11中央部の先端部13bと突起14d、14eとの間に弾性環状体16を位置決めすることにより、管材14、15の連結部からの環状弾性体16の脱落を防止することができる。
湾曲部12aの膨出量Aを、管材14に形成した貫通穴14bの直径Bよりも大きな値に設定し、且つ管材14と管材15との連結部に抜け止めピン11を装着する際に、湾曲部12aが貫通穴14bを通過して管材14の内部空間に進入した位置まで抜け止めピン11の脚部12を貫通穴14bに挿入しておけば、湾曲部12aにより、抜け止めピン11の脱落が防止される。
湾曲部12aに代えて屈曲部を形成しても良い。
2、12 脚部
12a 湾曲部
3、13 連結腕
13a 腕部
13b 先端部
4、5、14、15 管材
14b 貫通穴
14c 突起
14d、14e 環状弾性体抜け止め用の突起
16 環状弾性体
Claims (6)
- 対向して延在する2本の棒状の脚部と、2本の脚部の基部を互いに連結する棒状の連結腕とを備える平面視略U形状の抜け止めピンであって、連結腕の中央部が、2本の脚部と連結腕の両端部とが含まれる平面に対し面外方向へ屈曲し、互いに対向する2本の腕部を形成しつつ延在していることを特徴とする抜け止めピン。
- 面外方向へ屈曲して延在する連結腕の中央部の先端部が、更に面外方向へ屈曲しており、当該先端部が含まれる平面が、前記2本の脚部と連結腕の両端部とが含まれる平面と略平行に延在していることを特徴とする請求項1に記載の抜け止めピン。
- 脚部に、当該脚部の延在方向と直交する方向へ膨出する湾曲部または屈曲部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の抜け止めピン。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載の抜け止めピンと、抜け止めピンが挿入されて抜け止めされる2部材の連結部と、連結部に形成され抜け止めピンの連結腕中央部を係止するピン係止部とを備えることを特徴とする2部材の連結部構造。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載の抜け止めピンと、抜け止めピンが挿入されて抜け止めされる2部材の連結部と、当該連結部と抜け止めピンの連結腕中央部とに緊密に掛け回された環状弾性体とを備えることを特徴とする2部材の連結部構造。
- 請求項2に記載の抜け止めピンと、抜け止めピンが挿入されて抜け止めされる2部材の連結部と、当該連結部と抜け止めピンの連結腕中央部とに緊密に掛け回された環状弾性体とを備え、2部材の連結部の、環状弾性体を間に挟んで抜け止めピン中央部の先端部とは反対側の部位に、環状弾性体抜け止め用の突起が形成されていることを特徴とする2部材の連結部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004341548A JP2006161821A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 抜け止めピン及び2部材の連結部構造 |
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JP2004341548A JP2006161821A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 抜け止めピン及び2部材の連結部構造 |
Publications (1)
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JP2006161821A true JP2006161821A (ja) | 2006-06-22 |
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ID=36664076
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JP2004341548A Pending JP2006161821A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 抜け止めピン及び2部材の連結部構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006161821A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019724A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Panasonic Corp | 配管連結部材 |
Citations (4)
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JPH0299049U (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-07 | ||
JPH0645107U (ja) * | 1992-11-30 | 1994-06-14 | 株式会社大井製作所 | スナップピン |
JPH0665611U (ja) * | 1993-02-24 | 1994-09-16 | 正彦 村岡 | スナップピン |
JP2001187615A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Daifuku Co Ltd | 連結ラック |
-
2004
- 2004-11-26 JP JP2004341548A patent/JP2006161821A/ja active Pending
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