JPH0641826Y2 - グローブボックス - Google Patents

グローブボックス

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JPH0641826Y2
JPH0641826Y2 JP1990059124U JP5912490U JPH0641826Y2 JP H0641826 Y2 JPH0641826 Y2 JP H0641826Y2 JP 1990059124 U JP1990059124 U JP 1990059124U JP 5912490 U JP5912490 U JP 5912490U JP H0641826 Y2 JPH0641826 Y2 JP H0641826Y2
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JP
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glove box
gas
box body
operating
glove
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JP1990059124U
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JPH0419792U (ja
Inventor
公司 高杉
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株式会社高杉製作所
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、操作用手袋が設けられた密閉箱型のグローブ
ボックス本体内で試料の操作等を行うグローブボックス
に関し、更に詳述すると、グローブボックス本体内の圧
力制御を容易にして操作用手袋への手の出し入れを簡単
にしたグローブボックスに関する。
〔従来の技術〕
近年、引火或いは酸化を嫌う諸物質の研究を行う場合、
いわゆるグローブボックス内で試料を操作することが行
われている。このグローブボックスは、観測窓が設けら
れたステンレススチール製等のボックス本体に一対に操
作用手袋を取付けたもので、ボックス本体内に不活性ガ
スを充填した後、上記手袋内に手を挿入して本体内の試
料を操作するものである。
この場合、手の挿入時にはボックス内がやや減圧状態に
なっていないと手袋が開かず、手を挿入するのが極めて
困難となる。また、作業終了後に手袋から手を抜く時に
は、ボックス内がやや加圧状態になっていないと手をぬ
きにくいものである。更に、2人以上が同時に作業でき
るグローブボックスでは、一人が手袋に手を挿入して操
作中、他の物が手袋に手を挿入しようとすると、密閉状
態にあるグローブボックス本体内の圧力が上昇し、手が
入りにくかったり、操作中の者の手袋が縮んで手を外に
押し出すような力が加わるため、手袋操作がやりにくく
なったりする。また、グローブボックス内で熱源を用い
て作業する場合、グローブボックス内の温度上昇により
グローブボックス内の圧力が上昇し、やはり手袋操作が
やりにくくなる。
このため、手の出し入れ時や手袋操作中にグローブボッ
クス内の圧力を上昇させたり減圧させたりするグローブ
ボックスが考案されている。
例えば、グローブボックス本体にガス抜き弁を取り付
け、圧力の上昇したグローブボックス内のガスをガス抜
き弁を操作して外に排出するようにしたグローブボック
スがある。
また、グローブボックス本体内のガスを精製する装置に
おいて、精製ガスの貯留タンクとグローブボックス本体
相互間の圧送によって、グローブボックス本体内にボン
ベからの未精製ガスを導入することなくグローブボック
ス本体内の圧力を調製するガス精製装置も提案されてい
る(特開昭63-278521号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前者のグローブボックスではグローブボックス
内の圧力を大気圧までは減少させることはできるもの
の、それ以下の圧力には減圧できないため、手袋への手
の挿入を容易にすることには限界がある。
一方、後者のガス精製装置を用いたグローブボックス
は、ガス精製を必要としない場合にはガス精製装置の分
だけ装置のコスト高を招く。また、グローブボックス本
体の圧力をグローブボックス本体と貯留タンク相互間の
ガスの圧送により行うので、グローブボックス本体の容
積が大きい場合、貯留タンク内の容積ではグローブボッ
クス本体内の圧力を十分に加圧・減圧できないことがあ
り、このため手の挿入、抜き取りがスムーズにできなか
ったり、時間がかかったりするという不都合が生じる場
合がある。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、簡単かつ迅速
にグローブボックス内を加圧・減圧できるグローブボッ
クスを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本考案は上記目的を達成するため、操作用手袋が
取付けられた密閉箱型のグローブボックス本体と、該グ
ローブボックス本体とガス導入パイプで連結された加圧
ガスが充填されたガスボンベと、該ガス導入パイプに介
装された導入電磁バルブと、該導入電磁バルブを作動す
る加圧用フットスイッチと、上記グローブボックス本体
とガス排出パイプで連結された減圧ポンプと、該ガス排
出パイプに介装された排出電磁バルブと、該排出電磁バ
ルブを作動する減圧用フットスイッチとを具備し、上記
加圧用フットスイッチで上記導入電磁バルブを作動して
上記ガスボンベから上記ガス導入パイプを通して上記グ
ローブボックス本体内にガスを導入することによりグロ
ーブボックス本体内をわずかに加圧状態として操作用手
袋を圧縮させ、上記減圧用フットスイッチで上記減圧ポ
ンプ及び上記排出電磁バルブを作動して上記グローブボ
ックス本体内のガスを上記ガス排出パイプを通して外部
に排出することにより上記グローブボックス本体内をわ
ずかに減圧状態にして操作用手袋を膨張させるようにし
たものである。
〔作用〕
本考案のグローブボックスは、上述した構成としたこと
により、グローブボックスの操作用手袋に手を挿入する
際、減圧用フットスイッチを足で踏むことにより、減圧
ポンプが作動すると共に排出電磁バルブが開き、グロー
ブボックス内のガスが減圧ポンプに吸引されてガス排出
パイプを通して外部に排出され、迅速にグローブボック
ス本体内が減圧されてグローブボックスの手袋が膨張
し、手の挿入が容易となる。また、手袋から手を抜く
際、加圧用フットスイッチを足で踏むことにより、導入
電磁バルブが開き、ガスボンベからの圧力ガスがガス導
入パイプを通してグローブボックス本体内に導入され、
迅速にグローブボックス本体内が加圧されてグローブボ
ックスの手袋が圧縮され、手の抜き取りが容易に行え
る。更に、グローブボックス内で操作中、グローブボッ
クス内の圧力を変化させたい場合、加圧用フットスイッ
チ又は減圧用フットスイッチを足で踏むことによりグロ
ーブボックス内の圧力を任意に調節することができる。
従って、本グローブボックスによれば、グローブボック
ス内の圧力制御を足でフットスイッチを操作することに
より、簡単且つ迅速に行うことができる。
次に、実施例を示し、本考案を具体的に説明するが、本
考案は下記実施例に制限されるものではない。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例に係るグローブボックスを示
す。なお、本グローブボックスではガス循環精製装置を
具備した例である。
第1図に示すグローブボックス1において、2は操作用
手袋と観測窓(図示せず)が設けられたグローブボック
ス本体、3はガス導入パイプでありグローブボックス本
体2と加圧ガスが充填されたガスボンベ4とを連結し、
このガス導入バイプ3には導入電磁バルブ5が介装さ
れ、この導入電磁バルブ5は加圧用フットスイッチ6で
作動する。また、7はガス排出パイプであり、グローブ
ボックス本体2と真空ポンプ8とを連結し、このガス排
出パイプ7には排出電磁バルブ9が介装され、この排出
電磁バルブ9は減圧用フットスイッチ10で作動する。な
お、11は試験試料を外部からグローブボックス本体2内
に入れるための予備室で、予備室11の外部ハッチ(図示
せず)を開いて試験試料を外部から予備室11内に入れた
後、外部ハッチを閉じ、次いで予備室11内をグローブボ
ックス本体2と同じガスで置換した後、グローブボック
ス本体2と予備室11との隔壁にもうけられた内部ハッチ
(図示せず)を開け、予備室11内の試験試料をグローブ
ボックス本体2内に移すことにより、グローブボックス
本体2のガスに空気を混入させずに試験試料をグローブ
ボックス本体2内に入れるものである。12は循環用ポン
プ、13,14はそれぞれ導入パイプ3に介装された脱水分
塔、冷却塔、15は第1流量計、16は第2流量計、17は予
備室吸引バルブ、18は予備室循環バルブ1、19は予備室
循環バルブ2、20は循環バルブ1、21は循環バルブ2、
22は循環バルブ3、23はバイパスバルブ1、24はバイパ
スバルブ2、25は本体ガス入口バルブ1、26は本体ガス
入口バルブ2、27は予備室ガス入口バルブ、28は予備室
循環入口バルブ、29は本体循環バルブである。なお、30
は真空ポンプ自動リーク用電磁バルブで、真空ポンプ8
と連動して自動的に作動する。
上記グローブボックス1を使って作業する場合、まずグ
ローブボックス本体2と予備室内の空気をガスボンベ4
の不活性ガスで置換する。この際、グローブボックス本
体2と予備室11内を真空にした後、ガスボンベ4から不
活性ガスを導入する。グローブボックス本体2と予備室
11とを真空にする場合、排出電磁バルブ9及びバルブ17
を開け、他のすべてのバルブを閉じた状態で真空ポンプ
8を作動することにより、グローブボックス本体2と予
備室11内の空気を真空ポンプ8から排出してグローブボ
ックス本体2と予備室11内を真空にする。次に、排出電
磁バルブ9及びバルブ17を閉じ、真空ポンプ8を停止し
た後、バルブ25,22,28,29を開け、ガスボンベ4からガ
スを第1流量計15、ガス導入パイプ3、脱水分塔13及び
冷却塔14を通してグローブボックス本体2及び予備室11
内に導入し、これによりグローブボックス本体2と予備
室11内の空気も精製ガスと置換する。なお、ガス精製が
不要であるときは、バルブ25,22,28,29を開ける代わり
にバルブ26,27を開け、ガスボンベ4のガスを直接グロ
ーブボックス本体2と予備室11内へ導入することもでき
る。
また、グローブボックス本体2の操作用手袋へ手を挿入
する際にグローブボックス本体2内を減圧する場合、全
てのバルブを閉じた状態で減圧用フットスイッチ10を足
で踏み、真空ポンプ8を作動させると共に排出電磁バル
ブ9を開ける。これによりグローブボックス本体2内の
ガスを排出パイプ7を通して真空ポンプ8から外部に排
出し、グローブボックス本体2内をわずかに減圧して操
作用手袋を膨らませる。手を操作用手袋に挿入した後、
減圧用フットスイッチ10から足を離して、排出電磁バル
ブ9を閉じると共に真空ポンプ8の作動を停止し、グロ
ーブボックス本体の減圧を停止する。
更に、操作用手袋から手を抜く時にグローブボックス本
体2内を加圧する場合、バルブ22及び29以外の全部のバ
ルブを閉じた状態で加圧用フットスイッチ6を足で踏
み、導入電磁バルブ5を開ける。これによりボンベ4内
の充填ガスを第1流量計15、ガス導入パイプ3、脱水分
塔13、冷却塔14を順次通してグローブボックス本体2内
に導入してグローブボックス本体2をわずかに加圧し、
操作用手袋を縮ませる。手を抜き終わった後、加圧用フ
ットスイッチ6から足を離して導入電磁バルブ5を閉
じ、グローブボックス本体2の加圧を停止する。
また、グローブボックス本体2に複数組の操作用手袋を
取付けた場合など、試料の操作中に必要によりグローブ
ボックス本体2内を減圧又は加圧するときは、上記と同
様にフットスイッチ6,10を操作して減圧・加圧を行う。
また、グローブボックス本体2及び予備室11内のガスを
精製する場合、バルブ17,19,23,25,26,27を閉じると共
にバルブ18,20,21,22,24,28,29を開け、循環ポンプ12を
作動する。これによりグローブボックス本体2と予備室
11内のガスを循環ポンプ12、脱水分塔13、冷却塔14を順
次通して精製し、グローブボックス本体2と予備室11内
に返送する。
なお、上記実施例においてはガス循環精製装置を具備す
るグローブボックスを示したが、ガス循環精製装置を用
いずともよく、またその他の構成についても本考案の要
旨を変更しない範囲で種々変更して差し支えない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るグローブボックス
は、グローブボックス本体内の圧力の加圧・減圧をフッ
トスイッチを足で操作することにより簡易な機構で迅速
にできるもので、操作用手袋への手の挿入,抜き取り,
操作時におけるボックス本体の加圧,減圧を極めて容易
に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るグローブボックスを示
すフローシートである。 1……グローブボックス、2……グローブボックス本
体、3……ガス導入パイプ、4……ボンベ、5……導入
電磁バルブ、6……加圧用フットスイッチ、7……ガス
排出パイプ、8……真空ポンプ、9……排出電磁バル
ブ、10……減圧用フットスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作用手袋が取付けられた密閉箱型のグロ
    ーブボックス本体と、該グローブボックス本体とガス導
    入パイプで連結された加圧ガスが充填されたガスボンベ
    と、該ガス導入パイプに介装された導入電磁バルブと、
    上記導入電磁バルブを作動して上記ガスボンベから上記
    ガス導入パイプを通して上記グローブボックス本体内に
    ガスを導入することによりグローブボックス本体内をわ
    ずかに加圧状態として操作用手袋を圧縮させる加圧用フ
    ットスイッチと、上記グローブボックス本体とガス排出
    パイプで連結された減圧ポンプと、該ガス排出パイプに
    介装された排出電磁バルブと、上記減圧ポンプ及び上記
    排出電磁バルブを作動して上記グローブボックス本体内
    のガスを上記排出パイプを通して外部に排出することに
    より上記グローブボックス本体内をわずかに減圧状態に
    して操作用手袋を膨張させる減圧用フットスイッチとを
    具備することを特徴とするグローブボックス。
JP1990059124U 1990-06-04 1990-06-04 グローブボックス Expired - Lifetime JPH0641826Y2 (ja)

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JPH0419792U JPH0419792U (ja) 1992-02-19
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