JPH0641711B2 - 組積壁構築工法 - Google Patents

組積壁構築工法

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JPH0641711B2
JPH0641711B2 JP4574788A JP4574788A JPH0641711B2 JP H0641711 B2 JPH0641711 B2 JP H0641711B2 JP 4574788 A JP4574788 A JP 4574788A JP 4574788 A JP4574788 A JP 4574788A JP H0641711 B2 JPH0641711 B2 JP H0641711B2
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JP
Japan
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block
wall
filler
cavity
concrete
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JP4574788A
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JPH01223262A (ja
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寛 萩原
邦之 戸祭
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空洞部を有するコンクリートブロツク、孔明き
煉瓦の如き壁体ブロツクを組積した壁体の構築工法に係
るものである。
(従来の技術) 上下左右に連通する空洞が形成されたコンクリートブロ
ツクを、目地部を同部に介装された未加硫のゴム製ひも
状パツキングによってシールするとともに、モルタルを
使用することなく、空積みし、前記空洞部に鉄筋を挿入
するとともに、生コンクリートを流し込む壁体の構築工
法が、特開昭62-107135号公報において提案されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の工法はブロツクの組積に際して目地モルタル
が不要であるため作業に熟練を要せず、ブロツクの組積
完了後、目地モルタルの乾燥を待つことなく直ちに生コ
ンクリートを流し込むことができる等の利点があるが、
同生コンクリートはブロツク組積構造体の上部から流し
込まれるので、同生コンクリートが各ブロツクの空洞部
に十分に充填されない惧れがあり、また同生コンクリー
トの組積構造体上部までの持ち上げ作業が必要となり、
更に前記組積構造体の周囲を生コンクリートで汚損する
という問題点がある。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、施工が容易で各ブロツ
クの空洞部に生コンクリートが確実に充填され、構造
上、信頼性の高い組積壁の構築方法を提供する点にあ
る。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するために、本発明に係る組積壁構築
工法は、空洞部を有する壁体ブロツクを、目地部にコン
クリート、モルタル等の充填材の漏出防止シール処理を
施すとともに、ブロツク相互の空洞部が連通するように
一定区画空積みしたのち、下部の壁体ブロツクより前記
各ブロツク内の空洞部に充填材を圧入するように構成さ
れている。
(作用) 本発明によれば空洞部を有する壁体ブロツクを同ブロツ
ク相互間の空洞部が連通するとともに、目地部にコンク
リート、モルタル等の充填材が漏出しないようにシール
処理を施して、目地モルタルを使用することなく空積み
し、かくして前記ブロツクによって一定区画の壁体を組
積したのち、下部の壁体ブロツクより、同ブロツクの空
洞部内にコンクリート、モルタル等の充填材を圧入し、
同充填材を前記各ブロツクの空洞部に亘って圧入、充填
することによってブロツク組積壁体を構築するものであ
る。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(A)は壁体ブロツクで、左右両側面に縦目地空洞部形成
用の凹条溝(1)が設けられ、横鉄筋配筋部における壁体
ブロツクの上下端面には横目地空洞部形成用の凹条溝
(2)が設けられ、更にブロツク本体部には上下の凹条溝
(2)に連通する垂直の空洞部(3)が設けられている。(第
3図及び第4図参照) 而して前記ブロツク(A)をスラブ天端上に上下に隣るブ
ロツク(A)の空洞部(3)が連通するように空積みする。
この際、上下、左右に隣る前記ブロツク(A)(A)の接合面
に係止段部(4)(4)設けて、互いに係合させるか、(第5
図参照)接合面間にパツキン(5)を挟着するか、(第6
図参照)接合面間を接着剤(6)で接着し、(第7図参
照)縦横目地部をシールし、同部からの充填材の漏出を
防止する。
このようにして前記ブロツク(A)を一定区画組積すると
ともに、相隣るブロツク(A)の凹条溝(1)(1)間、凹条溝
(2)(2)間に所定位置毎に縦鉄筋(B)並に横鉄筋(B′)を挿
入し、組積体の下部にある壁体ブロツク(A′)よりコン
クリート、モルタル等の充填材を圧入する。
第8図乃至第12図は前記壁体ブロツク(A′)及び充填材
の圧入部の詳細を示し、同ブロツク(A′)には、同ブロ
ツク内の空洞部(3)に連通する充填材圧入口(7)を掩覆す
るシヤツター受金物(8)が取付けられている。図中(9)は
同受金物(8)と前記ブロツク(A′)の充填材圧入口(7)周
縁部との間に介装されたパツキン、(10)は前記受金物
(8)をブロツク(A′)に取付ける緊結金物である。
前記シヤツター受金物(8)は左右両側縁が溝型の案内部
(8a)に形成され、前面中央より充填材圧入ホース取付口
(11)が突設され、充填材圧入ホース(12)が着脱自在に装
着されている。
更に前記シヤツター受金物(8)の両側案内部(8a)間にシ
ヤツター(13)が昇降自在に嵌挿されている。
なお前記シヤツター受金物(8)と充填材圧入ホース取付
口(11)とを個別の部材より構成してねじ(14)で着脱自在
に連結し、圧入ホース取付口(11)を転用するようにして
もよい。(第12図参照) 前記したように、ブロツク(A)を一定区画組積したの
ち、前記ブロツク(A′)のシヤツター(13)を上昇して充
填材圧入口(7)を開放し、充填材圧入ホース(12)よりコ
ンクリートまたはモルタル等の充填材を圧入すると、同
充填材は前記ブロツク(A′)の空洞部(3)から各ブロツク
(A)の空洞部、及び相隣るブロツク(A)間に形成された縦
横目地空洞部に圧入充填される。この充填作業が完了す
ると前記シヤツター(13)を下降し、充填材圧入口(7)を
閉塞して、ブロツク組積壁を構築する。
なお第1B図、第1C図及び第2図において、(14)(15)
(16)は夫々ブロツク組積体と天井(C)及び床(F)、柱、壁
(W)を接合する差筋、(17)はシールである。
なお前記充填材としては、普通コンクリート、モルタル
の他、気泡入りモルタル、気泡入りコンクリートを適宜
選択して使用するものである。
前記充填材は第1図乃至第2図に示す実施例において
は、ブロツク組積壁体の全域に亘って充填されている
が、第13図に示すように、従来のブロツク(A″)と前記
ブロツク(A)とを併用して、組積壁体に部分的に充填す
るようにしてもよい。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、空洞部を有する壁体ブ
ロツクを目地モルタルを使用することなく一定区画空積
みし、目地部は充填材の漏出を防止するシール処理を施
し、下部の壁体ブロツクより各ブロツク内の空洞部に亘
ってコンクリートモルタル等の充填材を圧入するように
したので、前記従来の工法のように、組積体の上部より
空洞部に充填材を流し込む場合と異なり、充填材が組積
壁体全体のブロツク内空洞部は完全に充填され、信頼性
の高いブロツク組積壁体が構築されるのみならず、前記
従来の工法のように、充填材の持上げ作業が不要とな
り、施工が容易になり、また前記充填材を圧入する際、
壁体ブロツクの目地部に充填材の漏出を防止するシール
処理が施されていることと相俟って、組積壁体周囲の汚
損がなくなる。
更に本発明によればブロツクを空積みした後、充填材を
圧入するようにしたので作業員の技量による品質のばら
つきがなくなる。
更に前記ブロツクの組積作業はすべて乾式工法によるた
め、1日のブロツク積上げ高さの制限がなくなり、作業
能率が大幅に向上する。
また前記ブロツクの空洞部をすべて充填材で充填するこ
とが可能で、遮音壁、耐火壁としての性能を向上しうる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図並に第1C図は夫々本発明の方法
によって構築されたブロツク組積壁の正面図及び縦断側
面図並に横断平面図、第2図は第1B図の拡大図、第3
図及び第4図は夫々壁体ブロツクの斜面図並に平面図、
第5図乃至第7図は夫々ブロツク目地部のシール処理の
各実施例を示す縦断側面図、第8図は充填材圧入口を具
えた壁体ブロツクの斜面図、第9図及び第10図並に第11
図は夫々その充填材圧入口部分を示す正面図及び縦断側
面図並に横断平面図、第12図は充填材圧入口部分の他の
実施例を示す横断平面図、第13図は本発明の方法の他の
実施例で構築されたブロツク壁体の縦断側面図である。 (A)……壁体ブロツク (A′)……充填材圧入口を有する壁体ブロツク (1)(2)……凹条溝、(3)……空洞部 (4)……係止段部、(5)……パツキン (6)……接着剤、(7)……充填材圧入口 (8)……シヤツター受金物 (11)……充填材圧入ホース取付口 (12)……充填材圧入ホース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空洞部を有する壁体ブロツクを、目地部に
    コンクリート、モルタル等の充填材の漏出防止シール処
    理を施すとともに、ブロツク相互の空洞部が連通するよ
    うに一定区画空積みしたのち、下部の壁体ブロツクより
    前記各ブロツク内の空洞部に充填材を圧入することを特
    徴とする組積壁構築工法。
JP4574788A 1988-03-01 1988-03-01 組積壁構築工法 Expired - Lifetime JPH0641711B2 (ja)

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JPH01223262A JPH01223262A (ja) 1989-09-06
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